岩手めんこいテレビ

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テンプレート:Infobox テンプレート:日本のテレビ局 株式会社岩手めんこいテレビ(いわてめんこいテレビ、Iwate Menkoi Television Co., Ltd.)は、岩手県放送対象地域としてテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。 略称はmitmenkoi iwate television[1])。

現在の本社は盛岡市にある。コールサインはJOYH-DTV。FNNFNS)系列。県内民放では3番目に開局した。資本的にはフジ・メディア・ホールディングス持分法適用会社である。[2] また産経新聞社を筆頭に、読売新聞社朝日新聞社日本経済新聞社も大株主として名を連ねている[3]

概要

ファイル:Menkoi Art Museum.JPG
かつて水沢市(現・奥州市)に置かれていた旧本社。
現在はめんこい美術館となっている。

バブル期に郵政省(現・総務省)が推進した民放TV全国四波化方針の波に乗った形で、岩手県第3の民放局として1991年4月開局。

開局にはキー局であるフジテレビの他に、地元県紙の岩手日報と、同じ岩手県の先発局でありフジテレビとの関わりが深いIBC岩手放送が関わっていた。

フジテレビ系列の開局は、1975年10月1日のテレビ新広島以来15年半ぶり。1989年11月頃に放送された「FNNスーパータイム」の中でも、15年半ぶりのフジテレビ系列局開局について触れられていた。[4]

開局当初、本社は県南の水沢市(現・奥州市水沢区)に設置され、県庁所在地の盛岡市には、開発前の本宮地区に「業務センター(演奏所)」が置かれた。当時の本宮地区は田園地帯であったため、「田んぼの中のテレビ局」であった。水沢本社・放送センターには「県内随一の広さ」を誇るスタジオが設けられていたが、実際には全くといっていいほど使用されず、あらゆる点で利便性の高い盛岡業務センターが本社・放送センター機能を担うこととなる。[5]

本社が水沢市(当時)に置かれた理由は、当地を地盤とする小沢一郎との間に「小沢が(系列新聞の)産経新聞の拡販に協力し、見返りにフジサンケイグループが水沢市に系列テレビ局を開設する」というバーターがあった[6]。しかしフジサンケイ側にとり、このバーター取引は思ったほど機能せず、ほどなくして登記上も盛岡本社となり、フジテレビが所有していた旧本社社屋は1999年に水沢市に無償譲渡され、めんこい美術館として使用されることとなった。

2007年4月12日にはコミュニティFM局の奥州エフエム放送が、既存の放送設備を利用、建物の一部を本社兼スタジオとして開局した(ケーブルテレビ局の水沢テレビも社屋移転を打診したことがあるが、こちらは実現しなかった)。

沿革・ネットワークの移り変わり

主なチャンネル

送信所・中継局のほとんどは1996年10月1日に開局した岩手朝日テレビと共同使用されている[8]。IAT同様、平成新局だったため、アナログ送信所・中継局は先発2局(IBC岩手放送テレビ岩手)より少なかったが、デジタル送信所・中継局は後に総務省や地元自治体の支援を得て開局したデジタル新局があり、県内を100%カバーすることになった。

デジタル放送

ファイル:FNNID.png
フジテレビ系列のリモコンキーID地図
ファイル:Shiwaniiyama MIT IAT TVstation.jpg
紫波新山にある親局送信所
  • 親局 - 盛岡(紫波新山) 20ch コールサイン:JOYH-DTV 出力1kW
  • 中継局(主要な局のみ記載)
    • 二戸 50ch 100W
    • 一関 29ch 25W
    • 谷地山 34ch 2W
    • 遠野 19ch 20W
    • 大槌新山 47ch 2W
    • 室根 29ch 3W
    • 釜石 16ch 30W
    • 宮古 16ch 20W
    • 大船渡 16ch 10W
    • 久慈 46ch 3W
    • 西根松尾 34ch 2W
    • 大槌 16ch 1W
    • 野田 46ch 1W
    • 岩泉 20ch 10W
    • 陸前高田 45ch 3W
    • 雫石 40ch 3W
    • 新里 20ch 1W
    • 普代田野畑 16ch 3W
    • 岩手沼宮内 34ch 2W
    • 湯田 42ch 2W
    • 山田 16ch 3W
    • 陸中大野 34ch 1W
    • 種市本町 34ch 2W

その他

アナログ放送

2012年3月31日停波(2011年7月24日停波の予定だったが延期)

  • 親局 - 盛岡 33ch JOYH-TV 10kW
  • 中継局
    • 二戸 29ch 1kW
    • 一関 25ch 100W
    • 釜石 60ch 1kW
    • 宮古 42ch 100W
    • 大船渡 40ch 100W
    • 遠野 42ch 100W

スタジオ

ニューススタジオ(30坪・HD) - mitニュースmitスーパーニュースなど
水沢本社(当時)にしかテレビスタジオ(80坪)を作らなかったため、業務センターだった盛岡本社には現在もこのスタジオしかない。原則として、同局の全番組がこのスタジオで放送もしくは収録されている。かつてはアトリウム(エントランスホール)などスタジオでない空間が番組に使われることが多かったが、現在はまれにしか用いられない(「はちきゅん」年末スペシャルなど)。

支社網

  • 業務センター(奥州市)
旧水沢市の旧本社と盛岡市の旧業務センターの名称を交換したもの。制作機能はない。
  • 北上支局
  • 営業局配下 - 仙台支社、八戸支社、東京支社、関西支社(大阪市
  • 報道局配下 - 八戸支局(兼支社)、宮古支局、大船渡支局

情報カメラ設置場所

  • 盛岡1 - NTT東日本岩手支店鉄塔(岩手朝日テレビと同じ場所であるが、カメラは専用である) HD
  • 盛岡2 - 本社鉄塔 HD
  • 花巻 - 花巻空港ターミナルビル屋上 SD ※番組で使われることは無い。
  • 宮古 - 詳細不明 HD

オープニング・クロージング

アナログ放送のみオープニング前・クロージング後に「地上アナログ放送終了告知画面」(30秒、ナレーション付き)を放送している(アナウンスは千葉絢子)。告知画面の形式は一般的なブルーバックで、文字がやや小さめ。デジタル放送ではデジタル放送推進協会によるアナログ放送終了CMに差し替えているが、イメージキャラクターの不祥事により、2009年4月23日からしばらくの間、ACのCMに差し替えていた。

コールサイン・局名フリップ

オープニング本編前とクロージング本編後(クロージングについて、それ以前はクロージング本編前に流れていた)にはコールサインと局名を提示したテロップパターンを流している。開局当初は親局の概要を流した後、中継局の概要の概要を流していた。その後は局名とコールサインを流した後、「岩手めんこいテレビ」の立体文字に移るものに変わり、親局と中継局の概要がなくなった(これまでは主音声と副音声とアナウンス読みが異なっていた)。それ以降は音声多重放送(-TAM)のコールサイン部分のみが外され、コールサインとテロップパターンの1枚画に変わり、音声多重ではなくなった。現在のテロップパターンは2006年5月のマスター更新時に変更されたものが使われている。現行のアナウンスは高橋裕二。現在、アナウンスの声では「JOYH-(D)TV(2回繰り返し)、こちらは、岩手めんこいテレビです。本日も岩手めんこいテレビの番組をお楽しみ下さい。(本日の放送はこれで終了いたします。明日も岩手めんこいテレビの番組をお楽しみ下さい。)」と告げている。 テンプレート:節stub

本編

  • 初代(1991年4月1日<それ以前の試験放送時代を含む> - 2006年9月30日)
    • 局舎と遊園地をイメージした、当時では最新技術のCGアニメだった。オープニングはミット君とそのガールフレンド?が遊園地で楽しく遊ぶ。クロージングは無人の遊園地。テーマ曲は「心のmit」インストゥルメンタル(オープニングとクロージングではバージョンが違う)。
  • 2代目(2006年10月1日 - )
    • 地上デジタル放送開始を機に、15年半使用したCGを一新。ハイビジョン映像のフルCG。同局の局舎やスタジオをイメージしたシーンなどが登場する。ミット君とそのガールフレンドが引き続き主役で、テーマ曲も同じ。オープニングは朝のイメージ、クロージングは夜のイメージとなっており構成が異なる。同局アナウンサーの千葉絢子による、放送を開始もしくは終了する旨のアナウンスがある(初代にあったコールサインと局名読みの箇所は外された)。いずれも、アナログ放送でも16:9サイズで放送される。

編成の特徴

  • 開局以来、現在に至るまでキー局(フジテレビ)寄りの傾向が強い。テレビ東京系列からの番組購入は多くない。
  • 自社制作番組としては、土曜の生番組(現在は「はちきゅん」)が伝統的に続いている他、「山・海・漬」も長寿番組となっている。インフォマーシャルを中心としたミニ番組も比較的多い。またIBCと並び岩手競馬関連番組へのこだわりも強く、番組を制作し続けていたが、岩手競馬の財務悪化もあり現在は撤退している。
  • 音楽番組制作も得意とし、一時は全国の放送局に向け配信していた。

主なテレビ番組

自社制作番組

  • mitスーパーニュース(月曜 - 金曜 16:50 - 18:55、土曜・日曜 17:30 - 18:00)
    • その日一日のトピックスや、身近な話題を中心に構成し、硬い特集は少ない。
  • mitニュース(全日 20:54 - 21:00。土・日はFNN NEWS Pick Upのタイトルのみ差し替え)
  • 山・海・漬(土曜 18:30 - 19:00、再放送:金曜 25:05 - 26:05)
    • 県内外の観光スポットやグルメ情報など、知的好奇心をくすぐる内容で支持を集め、同局の番組では(ミニ番組を除くと)もっとも長寿。初期はスタジオで内容の説明など軽いトークをするMCがあったが、現在はオールロケ。
  • BEATNIKS(月曜 25:10 - 25:40、再放送:火曜・水曜 25:10 - 25:40、日曜 25:30 - 26:00)
    • 音楽番組PVを中心に構成、アーティストからの告知VTRも挿入される。
  • はちきゅん (土曜 9:55 - 11:15)
    • 特売情報、旅企画などで構成される生放送情報番組。
  • 岩手県オープンゴルフトーナメント
  • めんこいテレビ批評 (不定期土曜 4:00 - 4:15)
  • めいどーる劇場TV(土曜 25:35 - 26:05)
    • 司会・飛石連休。完全外部制作で、めんこいテレビは制作に関与していない。

再放送枠

ミニ番組(約5分)

  • とく得レーダー(木曜 11:20 - 11:25)
    • とく得ウィークエンド(金曜 11:20 - 11:25)
    • 開局時から続くインフォマーシャル番組。新製品情報などのスポンサー告知。
  • 楽しさ上乗せ!めんこいテレビ(火曜 21:54 - 22:00ほか)
    • これからの番組の紹介。
  • 乗っちゃ王国(月曜 21:54 - 22:00)
  • いわて!わんこ広報室(水曜 21:54 - 22:00、再放送:日曜 17:25 - 17:30)
    • 番組制作はテレビ岩手が担当しているが、番組WEBサイトのみ独自に作成。
  • キタキタ(木曜 21:54 - 22:00)
  • 八幡平探訪(土曜 17:25 - 17:30)
  • GOOD LUCK STORY(日曜 21:54 - 22:00)
  • 告白女子(日曜 24:25 - 24:30、再放送:木曜 25:10 - 25:15)
  • めんこい朝いち天気(月曜 - 金曜 4:15 - 4:25、土曜 4:35 - 4:45、日曜 4:20 - 4:30)
  • めんこい夜の天気(月曜 - 水曜 25:40 - 25:50、木曜 26:10 - 26:20)

系列局の不定期・遅れネット番組

過去の番組

自社制作

  • mitスーパータイム(月曜 - 金曜 18:00 - 19:00など)
    • 金曜日には、JR東日本のタイアップコーナー「ウィークエンドTYO」を立ち上げ、県内では初めて報道番組にもパブリシティを持ち込んだ。
  • mitザ・ヒューマン(月曜 - 金曜 17:50 - 19:00)
  • おはようmitインフォ(月曜 - 金曜 6:25 - 6:30)
  • VE
    • サウンドクリップ紹介番組。冒頭とエンディングに外国人MCのトークが挿入される。
  • ハロー!いわて(岩手県提供)
  • 土曜は見っと!(1994年 - 2000年3月)
    • 同局がはじめて取り組んだ情報番組。現在まで続く「パブリシティ(タイアップ)路線」の嚆矢となった。
  • ピンクのしっぽ(2000年4月 - 2003年3月)
    • 「土曜は見っと!」から路線変更し、主に女性層にアピールする内容となった。
  • 空飛ぶ三輪車(2003年4月 - 2006年9月)
    • 主にパブリシティ情報(企業の宣伝)で構成される生番組。
  • あなろぐ an@log(2006年10月 - 2011年3月)
    • 「空飛ぶ三輪車」の内容をほぼ継承しつつ、情報番組の色を強める。
  • ピーピングトムのおまたせしました
  • 本宮字松幅(金曜 25:05 - →24:55 - 、1998年4月 - 1999年3月)
    • 同局初の深夜での1時間以上の生番組として放送された。
  • 耳Tab
  • びゅう旅ぽっぽ
  • 坂口2254
  • テレラヂ(12月31日、2002年から2005年年末まで放送)
    • ラヂオもりおかと同時放送の生番組。視聴者からのFAXや年末年始のイベント情報、パブリ情報など。2006年からは「あなろぐ an@log大晦日スペシャル」に引き継がれた。
  • ガチャダラポンTV約30分!
    • 2007年1月から3月まで火曜深夜に放送された、ガチャダラポンTVの30分バージョン。
  • ビバビバパラダイス
    • お笑いコンビ飛石連休らが進行するバラエティ番組。制作・著作は読売岩手広告社。編集は太田映像事務所。2008年9月に終了。
  • もっと頂戴!(土曜 25:35 - 26:05)
  • アニキーッ!(木曜 24:45 - 25:15)→帰ってきたアニキーッ!(毎月第4木曜 24:45 - 25:40)
    • 働くことをテーマに若者と県内で活躍する「アニキ」が討論をする番組。司会はふじポンと黒沼亮介。2007年2月 - 3月は30分番組だったが、同年4月から月1回、1時間の放送にリニューアルし、同年9月に終了。レギュラー放送終了後は、アニキに達増拓也岩手県知事を迎えたスペシャル版が年一回程度放送されている。
  • MUSIC JAPAN
  • music holic
  • Break Point!
    • 最新のチャートを紹介する音楽番組。「テラモバイル」と共同制作。2007年3月まで放送していたmusic holic(旧・MUSIC JAPAN)をリニューアル。岩手県外でも放送されていたが、フジ系以外の放送局で放送されているところが多かった。2009年3月に終了。
  • 釣りクラ(日曜 6:45 - 7:00)
    • 釣り番組。当初は金曜22:52 - 23:00だったが、時間を拡大。東日本大震災のため、事実上終了。
  • みんなのイワテケイバ(岩手競馬の重賞レースが行われる場合のみ不定期で放送)
    • 競馬中継番組。司会:坂口奈央、解説:松尾康司、実況:蘇武直人(フリー)。タイトルは「mit100万人の競馬」「スーパーイワテ競馬」「勝ちそーTV LIVE」と変遷。視聴者から1着馬予想の応募を電話で受け付けるプレゼント企画「テレフォンダービー」がある。
  • 人プロムナード(毎月1回 不定期放送)
  • mitスーパードキュメント(不定期放送)

ミニ番組

  • ELEPHANT MEMORY(月曜 19:54 - 20:00)
    • ローカルタレントふじポンの出世作。みちのくコカ・コーラ提供。視聴者の投稿をもとに、司会のふじポンのダジャレを織り込んだシュールなミニ番組。2007年3月25日終了。
  • ecole et ecole(月曜 21:54 - 22:00)
  • イケ!めんTV(月曜 21:54 - 22:00)
  • 行ってみる?もっと行ってみる
    • ホンダの車を紹介するプロモーション番組(秋田テレビと共同制作)
    • 「もっと行ってみる」の前身番組。「行ってみる?」時代は青森テレビ・秋田テレビと共同制作だったが、「もっと行ってみる」になってからは秋田テレビのみとなった。「行ってみる?」は2008年12月に、「もっと行ってみる」は2010年12月23日に終了。
  • 湯けむりパラダイス
  • 木6:55(木曜 18:55 - 19:00)
    • 湯けむりパラダイスの後継番組。2009年3月に終了。
  • Mパレット
    • 木6:55の後継番組。
  • Awa!
    • 北上アメリカンワールドの最新情報を紹介する5分番組。2010年3月に終了し、現在放送中のGood Trend! American Worldに引き継がれる。
  • いわて希望大作戦
    • 岩手県の県政についての情報。テレビ岩手でも同タイトル・同内容のものを放送していた。
  • いわて希望のちから(日曜 17:25 - 17:30)
  • 勝ちそーTV(土曜 22:54 - 23:00、日曜 17:25 - 17:30)
  • 予想バトルDE勝ちそー
    • 岩手競馬の重賞レースをバラエティ番組風に展望する情報番組。司会:ふじポン、解説:松尾康司(ドクトル松尾)ほか。めんこいエンタープライズ制作。現在はテレビ岩手で放送。
  • GO!GO!!GRULLA
  • 三陸に仕事を!
  • Mセレクション
  • びゅうエクスプレス(- 2012年12月27日)
    • JR東日本盛岡支社提供。「あなろぐ」内でもほぼ同一の内容をワンコーナーとして放送。
  • いわてWeb放送局ガチャダラポンTV(- 2012年12月21日)
    • 県内各所を進行役が巡りリポートするバラエティ仕立ての情報番組。ドリームラボ社が制作し、ネット配信も同社が行っている。
  • 希望一直線
  • 旅する気分(月曜 21:54 - 22:00)

過去に放送された系列局などの遅れネット番組

他系列ネット番組

現在放送中の番組

テレビ東京系列

その他

  • トゥルルさまぁ〜ず(火曜 24:40 - 25:10)
  • 秋山莉奈のゆめぐり旅じかん!!(日曜 6:45 - 7:00)
  • 小島よしおのペコペコグルメ(不定期放送)
  • 角盈男が行く!ご当地ラ-メン紀行(不定期放送)
  • ラブリーグルメ!(不定期放送)

過去の番組

テレビ東京系

その他

開局時に先発2局から移行した番組

★の番組はIBC岩手放送からの移行、☆はテレビ岩手からの移行。●は開局直前の1991年3月まで当該局で放送されていた。

他多数

地上デジタル放送

  • 2006年6月6日から試験電波の発射を開始した。最初は試験映像を流していたが、同年7月1日にサイマル放送を開始した。
  • 一部の番組はハイビジョンで作成し、ハイビジョン制作の再放送(ドラマは一部)・他系列番組・遅れネット番組は本放送開始後からハイビジョンで放送しているが、自社制作の生放送番組のハイビジョン制作開始は県内民放局では最も遅く、2008年4月1日からである(同時に天気情報送出システムと中継車もHD対応に更新)。
  • その代わり、取材映像は本社で取材・編集しているため、盛岡周辺以外の素材もほぼハイビジョン対応している(他社は、基本的に盛岡周辺以外は支社・支局が取材し、本社に映像を送信しているため)。
  • 県内民放局では唯一、ローカル番組・番販番組などの冒頭でのハイビジョン制作マークの表示を実施していなかった。
  • 2008年7月28日からCM時を除き、画面右上に「mit」のウォーターマークの表示を開始した。

アナウンサー

※カッコは入社年度

男性

女性

なお、開局以降数年間は、アナウンサーとは別に女性リポーター「mitお天気リポーター」が数名おり、天気予報のほか、番組リポーターとしても出演していた。

異動したアナウンサー

過去に在籍したアナウンサー

出演タレント

過去

キャラクターなど

開局当初より局キャラクターとしてピンク色の馬、ミット君を採用。ミット君は岩手県水沢市(現奥州市水沢区・開局当時の本社所在地)生まれのである。

局のイメージソング「心のmit」も作られ、開局からしばらく使用された。インストゥルメンタルは開局以降数年間天気予報のBGMとして使用していたほか、現在も放送開始・放送終了時のBGMに使われている。 テンプレート:FNN-character

青森県での状況

アナログ放送

二戸市にある二戸中継局がよく受信されていた。 同中継局は青森県境から約5km、標高852mの折爪岳にあり、送信出力は映像1kW(親局の1/10)であった。 電波の指向性はなかったため、青森県南部の広域で受信でき、100km以上も離れた下北半島のむつ市付近まで届いていた。

デジタル放送

二戸中継局は、従前と同じ場所にある。 出力は100W(親局の1/10)。 階上岳の八戸中継局から送信する在青各局は物理チャンネルとして14 - 24の偶数chを、二戸中継局から送信するめんこいテレビ以外の在岩各局は15 - 23の奇数chを使用している。 周波数の配置により二戸局と八戸局との電波は干渉して電界強度の弱い方が抑圧され、つまり弱い電波がつぶされて受信できなくなるが、めんこいテレビのみ他局の影響を受けにくい50chを使用しているため、広域で受信できる。

新聞テレビ欄の扱い

八戸市の地域紙デーリー東北はもとより、青森市に本社を置き、青森県内全域で購読されている東奥日報であっても、ラテ欄には、青森県内のテレビ局と並び同局の番組表が掲載されている。

全国紙(朝日新聞毎日新聞読売新聞)の青森県版のテレビ欄も、地元民放3局の横に同局の番組表がフルサイズで掲載されている。

報道・営業

青森におけるFNNの系列局としてフジテレビ支局)が位置づけられているが、実際の報道取材は、同局がその一部を担当する場合がある。

営業機能を有する八戸支社が設置されていることからも、青森県の南部や上北、むつ地方でめんこいテレビが広く視聴され、ビジネスとしても成立していることを示している。そのため、「岩手県及び青森県南部(三八上北)地方」が事実上のサービスエリアとなっている。

ファイル:Takeda-sports-jyuurokunichimachi-building.jpg
かつて岩手めんこいテレビ・八戸支社が入居していたタケダスポーツ十六日町ビル(2007年5月撮影)

めんこいテレビの緊急地震速報は、岩手県内の他、三八上北地方に警報が出された場合にも表示される。

区域外再放送

次の青森県のケーブルテレビ区域外再放送をしている。

関連会社

関連事業

JAMIT
JAとの合弁によるハウジング事業。JA盛岡市(現:JAいわて中央)との「JAMITもりおか」、JAいわて南との「JAMITいちのせき」があったが、盛岡は契約満了により2004年終了。
住宅展示場
IBC岩手放送と岩手めんこいテレビの2社で住宅展示場を展開しており、両局でこの展示場の内容を紹介する番組やCMが放送されている。[13]
  • 盛岡・緑が丘ヒルズ「住まい博」(盛岡市)
  • 杜の住宅公園「みらいえ」(盛岡市)
  • サザンタウンやはば(矢巾町

ラッピング車両

備考

  • 開局当初からローカルセールス枠での番組スポンサーに扶桑社ペヤングソースやきそばが付くことが多かった。
  • 社内で使われている外線保留音は『サザエさん』オープニングのインストゥルメンタルバージョンである。
  • 天気予報は元々気象庁のデータを使用していたが、2008年4月からウェザーニューズのデータを使用している。また、天気予報の自動音声も2008年3月以前は千葉絢子が読み上げを担当していたが、同年4月以降は別の人物の音声が使用されている。
  • 社屋のエントランスホール(アトリウム)や駐車場では、アクセス性の良さからイベントが行われることが多い(自動車展示販売会など)。

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による番組編成

テンプレート:節stub テンプレート:Main 地震発生時はドラマの再放送だった。速報テロップを出した後、めんこいテレビのスタジオから伝え、フジテレビ発の報道特番に移行した。報道特番中に一部時間帯で自局からの放送を挿入。14日以降も、フジテレビ発の報道特番を放送し途中に自局の放送を随時挿入した。FNNの報道特番が落ち着いたころからめんこいテレビ独自制作の報道特番も放送開始。ゴールデンタイムに長時間の報道特番を入れたり、午後のほか、深夜も終夜放送で安否情報を放送するなどした。また、16日からは独自のL字型画面を挿入。東日本大震災関連ニュースを放送するために3月14日から25日まで『めざにゅ〜』と『めざましテレビ』を、また同日から5月27日まで『FNNスーパーニュース』をフルネットしていた。

自社制作情報番組『あなろぐ an@log』は当初より3月終了予定であったが震災により最終回は放送されず、そのまま『はちきゅん』に移行している。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. ミット」と読ませるために綴りを入れ替えている。ロゴ小文字を使用。
  2. 2.0 2.1 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 第71期定時株主総会招集ご通知2012年6月1日
  3. 『日本民間放送年鑑2008』参照
  4. ニュース素材映像は予備免許が交付された様子が全国ニュースとして流れた。
  5. 水沢スタジオには副調整室(サブ)の機材はなく、使用する場合は中継車が必要(中継車をサブにする)だった。
  6. 中川一徳著・「メディアの支配者」に詳しく書かれている
  7. 在盛民放局で唯一北上市に支社支局が無かった。
  8. mit開局当初から、現在のIATにあたる4番目の民放テレビ局が開局することが決定していたため。IAT開局前は設備はmit単独で使用していた。
  9. マルチ編成は3チャンネルまで確保可能であるが、同局は現在2チャンネルしか使用していない。また現在、マルチ編成は実施していない。
  10. テレビ中継・ラジオ中継・テレビ成績ダイジェスト 日本中央競馬会 2013年4月5日閲覧。
  11. 2013年3月まではNHKマイルカップを除くGIレース開催日のみ放送。
  12. 2014年退社予定。
  13. 2010年5月15日には、IBCではじゃじゃじゃTV、めんこいテレビではあなろぐ an@logで一部のパーソナリティを交換して放送を行い、午後から放送された特別番組「じゃじゃろぐ@緑が丘ヒルズ」では2局同時生放送を行った。

外部リンク

テンプレート:Navbox テンプレート:Tv-tohoku