タイム3
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『TIME3 タイム・スリー』は、フジテレビ系列局ほかで放送されたフジテレビ製作のワイドショーである。製作局のフジテレビでは1988年4月4日から1993年9月30日まで放送。
概要
司会を女優が務め、ゲストトークなどで構成され、のんびりした雰囲気が漂っていた前番組『3時のあなた』に対し、本番組は基本的に社会情報や芸能情報だけを取扱い、司会も局アナにするなど、速報性を重視した内容となり、スタジオコメンテーターが「ゲストキャスター」という名目でVTRのナレーションなどを読むコーナーもあった。
出演者
司会
芸能デスク
コメンテーター
ネット状況
ネット局
放送局 | 放送対象地域 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
フジテレビジョン (CX) (基幹・制作局) |
関東広域圏 | フジテレビ系列 | |
北海道文化放送 (UHB) |
北海道 | ||
青森放送 (RAB) |
青森県 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1991年9月30日まで[3] |
岩手放送 (IBC) |
岩手県 | TBS系列 | 現・IBC岩手放送。1991年3月まで[4] |
岩手めんこいテレビ (mit) |
フジテレビ系列 | 1991年4月開局から | |
仙台放送 (OX) |
宮城県 | ||
秋田テレビ (AKT) |
秋田県 | ||
山形テレビ (YTS) |
山形県 | 1993年4月のテレビ朝日系列へのネットチェンジにより放送を終了した[5]。 | |
福島テレビ (FTV) |
福島県 | ||
新潟総合テレビ (NST) |
新潟県 | ||
長野放送 (NBS) |
長野県 | ||
山梨放送 (YBS) |
山梨県 | 日本テレビ系列 | 本番組を最後にネットを離脱。 |
テレビ静岡 (SUT) |
静岡県 | フジテレビ系列 | |
富山テレビ放送 (T34) |
富山県 | 現・BBT | |
石川テレビ放送 (ITC) |
石川県 | ||
福井テレビジョン放送 (FTB) |
福井県 | ||
東海テレビ放送 (THK) |
中京広域圏 | ||
関西テレビ放送 (KTV) |
近畿広域圏 | ||
山陰中央テレビジョン放送 (TSK) |
島根県・鳥取県 | ||
岡山放送 (OHK) |
岡山県・香川県 | ||
テレビ新広島 (TSS) |
広島県 | ||
テレビ山口 (tys) |
山口県 | TBS系列 | |
四国放送 (JRT) |
徳島県 | 日本テレビ系列 | |
愛媛放送 (EBC) |
愛媛県 | フジテレビ系列 | 現・テレビ愛媛 |
高知放送 (RKC) |
高知県 | 日本テレビ系列 | |
テレビ西日本 (TNC) |
福岡県 | フジテレビ系列 | |
サガテレビ (STS) |
佐賀県 | ||
テレビ長崎 (KTN) |
長崎県 | 1990年9月まで日本テレビ系列とのクロスネット局 | |
テレビ熊本 (TKU) |
熊本県 | 1989年9月までテレビ朝日系列とのクロスネット局 | |
テレビ大分 (TOS) |
大分県 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
テレビ宮崎 (UMK) |
宮崎県 | ||
鹿児島テレビ放送 (KTS) |
鹿児島県 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
|
沖縄テレビ放送 (OTV) |
沖縄県 | フジテレビ系列 |
放送時間
番組テーマ曲
- 初代:THE SQUARE(当時、現:T-SQUARE)「DANS SA CHAMBRE」(1988年発表のアルバム『YES,NO.』に収録)
- 提供クレジット時のBGMとしては末期まで一貫して使用された。
- この曲はテレビ東京系『ビジネスマンNEWS』のオープニング直後(本編オープニング)にも使われていた。
- 2代目:岡村孝子「夢をあきらめないで」
- 3代目:原田知世「Tears of Joy」
- 4代目:CHAGE and ASKA「太陽と埃の中で」
- 5代目:チェッカーズ「Present for you」
- 6代目:DOME「女神達に逢える日」
備考・エピソード
- スタート当初はCGのオープニングがついており、同時にテーマ曲(T-SQUARE「Dans Sa Chambre」)も流れていたが、イントロが終わったあたりで、女性の声で叫ぶようなタイトルコールが入っていた。しかし数か月後、放送内容VTRにタイトルテロップが出るオープニングに変更され、タイトルコールも行われなくなった。
- 関東独立UHF放送局で行われた5社ニュースとしての東京新聞ニュース、および三重テレビやFNS系列の中京、北信越地方向けローカル枠で行われた中日新聞ニュースの収録に、この番組のスタジオが使用された。
- 1989年、「一杯のかけそば」が感動話として流行したころ作者の栗良平が出演し、自らの口で「一杯の…」を披露した。
- スポンサーであるライオン・桃屋・ジャノメミシン・全農→大正製薬の生CMを行っていた。
- 中曽根康弘元総理大臣のリクルート事件に絡む証人喚問が行われた1989年5月25日の放送で、ゲストに中曽根派に所属する中尾栄一議員と政治広報センター社長で政治評論家の宮川隆義を番組に呼んだところ、生放送中に2人が怒鳴りあいの口論となった。中尾が宮川を「ごろつき評論家」と罵り、これを許せないとする視聴者から420本のクレームの電話が殺到し、一帯の電話が繋がりにくくなる事態になった[6]。
- この番組が放送終了直前1995年9月15日放送の『タモリのボキャブラ天国』にて番組タイトルに因みNo.551「タイム3→体毛剃りー」というネタを出演者である笠井アナ自身が投稿し、バカパク10・5で大ザブ賞を受賞した。
脚注
テンプレート:平日午後のワイドショー- ↑ 『FNNスピーク』より異動。
- ↑ 『FNNスーパータイム』のスポーツコーナーより異動。
- ↑ 番組開始当時、日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネットでフジテレビ系列のこの番組を番販扱いでネットしていたが、1991年10月1日の青森朝日放送(ABA)開局に伴い、日本テレビ系列のフルネット局(マストバイ局)になった関係で放送を終了した。後番組は日本テレビ制作『キャッチ』の同時ネット放送(「キャッチ」司会の小倉智昭は、ネット開始前に青森放送のインタビューで「タイム3」をネットしていたことに触れ、同学年の須田にまつわるエピソードを語っていた)。但し、1991年9月30日の東奥日報テレビ欄には『終』のマークが付かなかった。
- ↑ 後番組はTBSの『3時にあいましょう』の同時ネット。
- ↑ ただし、ケーブルテレビなどで近隣のフジテレビ系列を受信できた場合は4月以降も視聴できた。
- ↑ 『中日新聞』1989年5月26日。