世界名作劇場
世界名作劇場(せかいめいさくげきじょう)は、主に日本アニメーション(以下、日アニ社)が制作して『カルピスこども名作劇場』や『ハウス食品・世界名作劇場』といった名称で放送されているテレビアニメシリーズである。
世界名作アニメ、世界名作アニメ劇場とも呼ばれる[1]。
最広義には、1969年の『ムーミン』以後の作品を指す(日アニ社の公式では1975年の『フランダースの犬』以後)。
目次
概要
2024年現在、これまで約26作(数え方によって異なる)が製作・放送され、最も有名な日本のテレビアニメブランドの一つとして知られている[2]。
すべての作品はフジテレビ系列[3]で毎週日曜日の夜19時30分より本放送されているため、かつてはフジテレビを代表するアニメ番組と認識されていた時期もある。
どの作品以後を『世界名作劇場』シリーズに含めるのかは、諸説ある[4]。
- 「原作が日本国外の文学作品」(『七つの海のティコ』のみ例外)という基準で、1969年の『ムーミン』以後の作品を指す。
- 「日常を舞台にした作品」(厳密には例外もあるが)という基準で、1974年の『アルプスの少女ハイジ』以後の作品を指す。
- 「日本アニメーションの制作」という基準で、1975年の『フランダースの犬』以後の作品を指す。
なお、『世界名作劇場』という名前がついたのは1979年放送の『赤毛のアン』からであり、それまでは『カルピスこども劇場』や『カルピスファミリー劇場』という名前がついていた。『赤毛のアン』以降は提供がカルピスの一社だけで無くなったためシリーズ名を何度か変更している[5]が、本項では日アニ社が公式にシリーズの総称としており一般的にも認知されている『世界名作劇場』を項目名とした。
作風
基本的には世界中で古くから親しまれてきた小説・童話などを選び、ファミリー向けアニメとするための脚色を加えてアニメ化している。主な視聴者である子供たちからの共感が得やすいという理由から、原則として主人公が子供の原作が選ばれている。主人公の年齢が改変されることもある。少女が主人公の作品が多いのも特徴で、原作と異って少女が主人公になるように改変されたり、原作に登場しない少女が主人公になっているケースもある。題名には主人公の名前が使われることが多く、原題+主人公の名前という題名も少なくない。ほとんどの作品において動物が主人公のペットとして登場しており、その多くが原作には存在しないペットである(このことに関してはマーチャンダイジングの項を参照のこと)。
初期
放送時期の初期である1970年代から人気番組で、日曜日宵の幼い子供のいる家庭の定番番組であった。
1997年3月に『家なき子レミ』の放送終了をもって『フランダースの犬』から続いた世界名作劇場の地上波シリーズは全23作、22年3か月の歴史に幕を閉じた。後番組は同じく日アニ製作のテレビアニメ『中華一番!』で、その後もアニメ数作品が放送されたが、最終的にフジ日曜19時半と19時台のアニメ枠は消滅してしまった。
2007年から2009年までの復活作
BSフジでの放送
2002年、日アニ社は『少女コゼット(邦題)』の制作を発表した[6]。この報道後数年間の沈黙の後、世界名作劇場として10年ぶりの新作となる第24作『レ・ミゼラブル 少女コゼット』[7]、第25作『ポルフィの長い旅』、第26作『こんにちは アン 〜Before Green Gables』の計3作が、2007年から2009年までにBSフジで放送された。
地上波での放送
地上波では現時点で『こんにちは アン』のみ、各地方局でも放送開始された(詳しくは同アニメの放送局を参照)。新作が『家なき子レミ』以来、約12年ぶりに地上波での放送となった。
再放送
初期 - 中断前
まずは本放送を行うフジテレビとその系列局が始めた。名作劇場の人気が全盛だった時期には、系列局において初期 - 中期の作品の再放送が一社提供で行われた例も多い。
本放送中断時期以後
約10年間新作が作られなくなった時期からフジテレビ以外の民放系列局・NHKのBS2ほか様々なメディアで再放送されるようになった。
- 再放送を最も多く実施しているのはNHK・BS2(詳細はBS名作アニメ劇場の項を参照)。1990年前後から増え始め、「衛星アニメ劇場」の看板作品となっていた時期もある。
- CS放送局のファミリー劇場やキッズステーション、フジテレビTWOで頻繁に再放送されている。(「GLC24時間英会話チャンネル」では英語吹き替え版が放送されている)
- 地上波局では独立局のテレ玉・とちぎテレビ・チバテレビにおいて頻繁に再放送されている。その他の局ではテレビ北海道(おはようまんが枠)とサガテレビで頻繁に再放送されている。
- 日アニ社作品(『フランダースの犬』〜『家なき子レミ』)が地上波などで再放送の時は、OP・EDにクレジットされる「制作 フジテレビ 日本アニメーション」の部分が、「制作 日本アニメーション」に差し替える事が多い。その差し替え方は、『フランダースの犬』から『七つの海のティコ』までは、画像はそのままにCG加工で差し替える方式だが、『ロミオの青い空』から『家なき子レミ』までは、提供用の描き下ろし映像の部分に制作名のテロップを合成する方式だった(なお『ティコ』は2種類有るが、前者の物に統一している)。
- タイトル冒頭の『世界名作劇場』等の部分にスポンサー名が含まれている一社提供時代の作品は、再放送では、冒頭をカットして番組タイトルから放送している。また、『若草物語 ナンとジョー先生』の様に、冒頭のスポンサー名部分から主題歌のイントロが始まっていたために、再放送用素材では再加工を要した例もある。
日本アニメーション関係会社のJanime.comの配給により、2004年からインターネットテレビのGyaO!(旧:Yahoo!動画)で世界名作劇場全作品(日本アニメーション一部作品も含む)の全話が有料動画配信されている。また、YouTubeの公式チャンネル「日本アニメーションチャンネル」上で、各作品(『こんにちは アン 〜Before Green Gables』を除く)の第一話が無料視聴できる。
DVDビデオソフト
本シリーズの初DVDビデオ化作品は松竹映画版の「THE DOG OF FLANDERS(劇場版 フランダースの犬)」であり、1998年に東芝デジタルフロンティアコンテンツ事業部から発売された(2007年以降、バンダイビジュアルが再発売している)。
テレビアニメの『フランダースの犬』〜『家なき子レミ』については全作品全話をバンダイビジュアルが順送りでセルDVD(DVDビデオ)化し、1999年から2002年11月にかけてほぼ毎月のペースで発売された(各巻4-6話収録で3980円)。2001年頃発売タイトルからレーベルがBANDAIからEMOTIONへ変更された。2009年4月に初期作品を1890円の廉価版として再発売したり、一部作品で描き下ろしジャケットイラストによる廉価版DVD-BOXを新たに発売している。
『コゼット』以降の再開後3作品は、初回放送月から約6-8ヶ月遅れで同じくEMOTIONからリリースされたが、『こんにちは アン』のみ当初から1890円の価格で発売された。
世界名作劇場 完結版
- 1975年から1997年に放送された地上波の旧作
BSフジ開局記念の一環で2000年12月から2001年8月にかけ、23作品について45分の前後編2部構成の総集編とした「世界名作劇場 完結版」が、番組としてBSフジと日本アニメーションの制作により放送された。新たに収録したナレーション解説が追加されており、冒頭部の概要説明は藤田淑子、本編中は登場キャラクターを演じた実際の声優もしくはその声質に近い声優(母をたずねて三千里での高乃麗など)が担当している。
本放送終了、後順次バンダイビジュアルからDVDソフト化(描き下ろしのカラーイラストをジャケットに使用)されている他、CS放送局のキッズステーション(番組名は改題)、アニマックス、カートゥーン ネットワーク(ポップコーンスペシャル内)でも再放送された。2006年末には『レ・ミゼラブル 少女コゼット』放送決定記念企画として、BIGLOBEで23作品が期間限定で動画配信された。
また、完全版の構成を基に、2001年から2003年にかけて23作品がぎょうせいの「絵本アニメ 世界名作劇場」というアニメ絵本で出版されており、DVDのジャケットイラストを表紙として使用している。
- 2007年から2009年にBSフジで放送された復活作
2011年にOVAとして先の23作と同じスタイルで日本アニメーション単独で制作され、同年7月22日に単巻のDVDソフトと、先の23作を合わせた「―完結編」DVD-BOXがバンダイビジュアルから発売されている。
テレビ放送では現時点で「ポルフィ」の完結版を除く2作品が各CS放送局で放送された。
- 「コゼット」の完結版 - 2011年8月にアニマックスでテレビ初放送され、2013年7月からはカートゥーン ネットワークでも放送された。
- 「こんにちは アン」の完結版 - 2013年10月にカートゥーン ネットワークでテレビ初放送された。
マーチャンダイジング
前述のように名作劇場には小動物が多いが、原作に存在しなくてもアニメオリジナルで登場させることが多い。これは小動物を商品化したものが売れるからである。嚆矢は『母をたずねて三千里』のアメデオである。日本アニメーションの松土隆二は「うちもやっぱりマーチャン必要で、制作費の補填をしたい」と述べている[8]。
松土によると『トム・ソーヤの冒険』ではミシシッピ川にいるワニを出そうとしたが没になったそうである。『私のあしながおじさん』と『トラップ一家物語』では会社から小動物を出すよう指示を受けたが、既に会社を辞めるつもりだった松土は拒否したそうである[8]。
輸出
テンプレート:出典の明記世界名作劇場が始まった頃は虫プロの倒産、東映動画の累積赤字などアニメ業界の景気が悪かった。このため各社は制作費回収のため、作品を海外に輸出することを前提として制作していた。名作劇場も同様に海外市場を睨んで制作され[8]、韓国・台湾・中国・フィリピンなどの東・東南アジアやヨーロッパ諸国・中東など世界各地で放送された。特に東南アジア地域では『名犬ラッシー』を除く全作品が放送されている。一方、アメリカ合衆国では『トム・ソーヤーの冒険』『ふしぎな島のフローネ』と『若草物語』の数話分しか紹介されておらず、イギリスでは『ピーターパンの冒険』しか放送されていない。
『ペリーヌ物語』はフランスの建物、街並み他の風景がフランス人から見ても明らかに現実とかけ離れていたため、フランスでは放送されなかった。また、『フランダースの犬』は舞台であるベルギーでは放送されなかった。
パチンコ化
2008年、銀座から「CRフランダースの犬と世界名作劇場」が発売された。表題にもある「フランダースの犬」の他、「母をたずねて三千里」・「ふしぎな島のフローネ」が演出のベースとなっている。
ただしパチンコのイメージとかけ離れた本作がパチンコ化されたことに対し、かなりの批判も見られた。
シリーズ一覧
カルピスまんが劇場
- 1969年 どろろと百鬼丸
- ※『世界名作劇場』の該当作品ではないが、『カルピスまんが劇場』の冠が付いていた。
- ※以上、3作品は瑞鷹エンタープライズ及び虫プロダクション及び東京ムービーの作品であるため、日本アニメーションの公式では『世界名作劇場』には含まれていない。
- 1973年 山ねずみロッキーチャック
- 1974年 アルプスの少女ハイジ
- ※以上、2作品はズイヨー映像時代の作品であるため、日本アニメーションの公式では『世界名作劇場』には含まれていない。
- 1975年 フランダースの犬
- 第1話-第26話までは「カルピスまんが劇場」として放送されていた。
カルピスこども劇場
これ以降の作品は、日本アニメーションの公式で『世界名作劇場』と呼ばれている。
カルピスファミリー劇場
- 1978年 ペリーヌ物語
世界名作劇場
以後、従来の一社提供から複数各社提供が中心となる。
- 1979年 赤毛のアン
- 1980年 トム・ソーヤーの冒険
- 1981年 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
- 1982年 南の虹のルーシー
- 1983年 アルプス物語 わたしのアンネット
- 1984年 牧場の少女カトリ
ハウス食品世界名作劇場
ここからしばらくはハウス食品の一社提供。
- 1985年 小公女セーラ
- 1986年 愛少女ポリアンナ物語
- 1987年 愛の若草物語
- 1988年 小公子セディ
- 1989年 ピーターパンの冒険
- 1990年 私のあしながおじさん
- 1991年 トラップ一家物語
- 1992年 大草原の小さな天使 ブッシュベイビー
- 1993年 若草物語 ナンとジョー先生(1987年に放送された、『愛の若草物語』の続編)
- 1994年 七つの海のティコ(1994年3月20日放送の9話まで)
世界名作劇場
ハウス食品とNTTなどの複数社提供になる。
ハウス食品世界名作劇場(BSフジ)
10年ぶりのシリーズ再開。放送局はフジテレビ系列・BSデジタル放送局のBSフジに移った。チャンネルは異なるが、放送時間は過去のシリーズ同様日曜19時30分、放送期間も過去と同じ1月から12月までの放送スタイルである。ハイビジョン制作。
- 2007年 レ・ミゼラブル 少女コゼット
- 2008年 ポルフィの長い旅(1年1作品最後の作品)
世界名作劇場(BSフジ)
2008年12月で一度中断した後、2009年4月からスタートした。
放送局
『フランダースの犬』から『家なき子レミ』まで
対象対象地域 | 放送局 | 当時の系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
『愛の若草物語』まで放送 |
青森テレビ | TBS系列 | 『小公子セディ』を遅れネット | |
岩手県 | 岩手放送 | 現:IBC岩手放送 | |
岩手めんこいテレビ | フジテレビ系列 | 1991年4月開局から放送 | |
宮城県 | 仙台放送 | ||
秋田県 | 秋田テレビ | 1987年3月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
山形県 | 山形テレビ | 『大草原の小さな天使 ブッシュベイビー』まで放送 1993年4月からテレビ朝日系列 | |
さくらんぼテレビ | 『若草物語 ナンとジョー先生』以降を1997年4月開局後に放送 | ||
福島県 | 福島テレビ | 1983年3月までTBS系列とクロスネット 1983年10月から同時ネット | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 1981年3月まで日本テレビ系列と、 1983年9月までテレビ朝日系列とクロスネット 1981年4月から同時ネット | |
富山県 | 富山テレビ | ||
石川県 | 石川テレビ | ||
福井県 | 福井テレビ | ||
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | |
長野県 | 長野放送 | フジテレビ系列 | |
静岡県 | テレビ静岡 | ||
中京広域圏 | 東海テレビ | ||
近畿広域圏 | 関西テレビ | ||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | ||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | 1979年3月までは岡山県のみで放送 1979年3月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
広島県 | 広島テレビ | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
1975年9月まで放送 |
テレビ新広島 | フジテレビ系列 | 1975年10月開局から放送 | |
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 | 一部作品のみ放送 |
徳島県 | 四国放送 | ||
香川県 | 西日本放送 | 1979年3月まで放送 | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | |
高知県 | 高知放送 | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | テレビ西日本 | フジテレビ系列 | |
佐賀県 | サガテレビ | ||
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | 1975年春まで放送 |
テレビ長崎 | フジテレビ系列 | 1990年9月まで日本テレビ系列とクロスネット 1990年10月から同時ネット | |
熊本県 | テレビくまもと | 1982年3月まで日本テレビ系列と、 1989年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
大分県 | 大分放送 | TBS系列 | |
テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
1993年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 | 1982年9月までテレビ朝日系列と、 1994年3月まで日本テレビ系列とクロスネット 1994年4月から同時ネット |
沖縄県 | 沖縄テレビ |
視聴率
以下は地上波フジテレビで、1975年1月から1997年3月まで放送された23作品を記述する。裏番組にクイズ面白ゼミナールや象印クイズ ヒントでピントがあったものの、視聴率は健闘していた。
# | 作品名 | 平均 視聴率 |
---|---|---|
1 | フランダースの犬 | 22.5% |
2 | あらいぐまラスカル | 21.6% |
3 | 母をたずねて三千里 | 21.3% |
4 | 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ | 18.8% |
5 | 愛少女ポリアンナ物語 | 17.5% |
6 | ペリーヌ物語 | 16.9% |
7 | 小公女セーラ | 16.3% |
8 | 赤毛のアン | 16.2% |
9 | 私のあしながおじさん | 16.2% |
10 | トム・ソーヤの冒険 | 15.5% |
11 | 若草物語 ナンとジョー先生 | 15.0% |
12 | 愛の若草物語 | 14.9% |
13 | トラップ一家物語 | 14.8% |
14 | 南の虹のルーシー | 14.7% |
15 | ピーターパンの冒険 | 13.9% |
16 | 大草原の小さな天使 ブッシュベイビー | 13.5% |
17 | アルプス物語 わたしのアンネット | 13.1% |
18 | 七つの海のティコ | 13.0% |
19 | 小公子セディ | 12.3% |
20 | 牧場の少女カトリ | 11.9% |
21 | ロミオの青い空 | 10.4% |
22 | 名犬ラッシー | テンプレート:08.9% |
23 | 家なき子レミ | テンプレート:08.5% |
備考・補足
- 原則として作品は1月に始まり同年12月に終わるが、『名犬ラッシー』は1月から同年8月、『家なき子レミ』は9月から翌年3月終了、『こんにちはアン』は4月から同年12月終了という変則的な作品もある。
- 放送枠・放送局が違う『愛の学校クオレ物語』(毎日放送製作・TBS系列にて放送)は名作劇場ではないが、カルピス劇場に分類されている。ただし、当時TBS系列・フジテレビ系列のクロスネット局だった福島テレビでは両方とも放送されている。
- 世界名作劇場シリーズの主人公の中でも、ファミリーネームが設定されていないのは、『ロミオと青い空』のロミオと『レ・ミゼラブル 少女コゼット』のコゼットのみである。
- 2010年、食品メーカー・クラフトフーヅの粉チーズ商品「クラフト パルメザンチーズ」の宣伝用に、世界名作劇場シリーズとのコラボレーション企画『幸せパスタストーリー』が展開中。オリジナルキャラクター・“ パルメザンチーズの妖精・パルメ ”が名作劇場の代表的な七作品(フランダースの犬・あらいぐまラスカル・母をたずねて三千里・赤毛のアン・トムソーヤーの冒険・小公女セーラ・七つの海のティコ)世界を廻るという新作ミニアニメがGyaO!限定で配信されている。本放送版とは若干、声優に変更がある。パルメ、ナナミ:日高里菜トム・ソーヤ:山田栄子
脚注
参考文献
- 『名作アニメもうひとつの物語 ムーミン、ラスカルほか全24作品の素顔』世界名作親子の会著 ワニブックス ISBN 978-4-8470-1195-5 (4-8470-1195-3)
- 松本正司 『20世紀テレビ読本 世界名作劇場大全』 同文書院、1999年。ISBN 978-4-8103-7581-7 (4-8103-7581-1)
- 世界名作劇場シリーズ メモリアルブック
- アメリカ&ワールド編 ISBN 978-4775306802
- ヨーロッパ編 ISBN 978-4775308141
外部リンク
テンプレート:世界名作劇場- ↑ 1999年に『名作アニメ主題歌ベスト20』(『フランダースの犬』から『ロミオの青い空』までの主題歌を収録)、2004年に『フジテレビ 世界名作アニメ主題歌ベスト』(『ムーミン』から『ロミオの青い空』までの主題歌を収録)というコンピレーション・アルバムが発売されている。
- ↑ 音楽面でも渡辺岳夫などの著名な作曲家が多数参加しており、主題歌群も家族向けのアニメソングコンサートなどでしばしば歌われている。
- ↑ フジテレビ系列局のない県を中心に、他系列局で時差ネットしていた局もある。また、主に九州地区のフジテレビ系列局では、クロスネット等の関係により、時差ネットしていた局もある(一例としてテレビ長崎では1977年3月までは土曜19:00、1977年4月から1990年9月までは日曜18:00から放送。その他、テレビ大分・テレビ宮崎・鹿児島テレビの各局も時差ネット。上記の4局は日本テレビの番組(すばらしい世界旅行など)を同時ネットしていた)。また、1987年9月までは一応のフジテレビ系列局だったテレビ山口は、TBS系列優先のクロスネット局であり、 スポンサーセールスや放送枠等の都合からスポンサードネットの対象から外れ、番組購入も実施出来ず(余談ながらJNN排他協定が遠因となりFNSを脱退・TBS系列への一本化を余儀なくされた)、一部作品が、競合局の山口放送(日本テレビ系列局。一時期テレビ朝日系列とのクロスネット局だった時期あり)で番組販売扱いで放送されたことがあった。山形県では山形テレビが同時ネットで放送していたが、1980年4月に山形放送が日本テレビ系とテレビ朝日系とのクロスネット局に変更されたのに伴い当該枠はテレビ朝日系同時ネット枠に変更されたために山形テレビが日本テレビ系の番組を同時ネットすることにより遅れネットとなってしまった。
- ↑ WEBアニメスタイル 特別企画 第1回「世界名作劇場って何本あるの?」、WEBアニメスタイル、2005年11月14日。
- ↑ その後ハウス食品工業が単独スポンサーとなって「ハウス世界名作劇場」と称した時期もあった。後にBSフジで新作を放送される際、冒頭にも「ハウス食品世界名作劇場」と冠された映像が付いている。
- ↑ 中国・中国中央電視台とテレビ向け番組の共同制作として提携、日本経済新聞 2002年11月23日 「中国では2003年秋の放送は決定しており、日本でも主要なテレビ局に売り込む」と発表された。
- ↑ 報道ではフジテレビと中国中央電視台の共同製作とされているが、日本での放送ではそのことについて特に言及されていない。当初予定されていた2003年の中国での放送は実現せず、2007年にようやく放送された作品では制作に中国中央電視台がクレジットされていなかった。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 世界名作劇場大全