特捜戦隊デカレンジャー

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スーパー戦隊シリーズ
第27作 爆竜戦隊
アバレンジャー
2003年2月
- 2004年2月
第28作 特捜戦隊
デカレンジャー
2004年2月
- 2005年2月
第29作 魔法戦隊
マジレンジャー
2005年2月
- 2006年2月

テンプレート:基礎情報 テレビ番組特捜戦隊デカレンジャー』(とくそうせんたいデカレンジャー)は、2004年平成16年)2月15日から2005年(平成17年)2月6日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第28作目に当たる。

概要

警察をモチーフにして制作された本作品では[1]、時代設定を現代(2004年度)としながらも、人類が既に宇宙に進出し、宇宙人と日常的に交流を持っている“近未来的”社会な架空の世界観を舞台にストーリーが構築されている。またシリーズ構成面では敵組織を設定せず、毎回宇宙警察地球署の刑事たちが異なる事件を捜査していく、「一話完結」の刑事ドラマ的な展開を採用している[2]。前述の通り特定の敵組織が設定されていない代わりとして、本作品では全編を通して、毎回登場する宇宙犯罪者に武器商人であるエージェント・アブレラが犯罪の斡旋や各種兵器のレンタルを行うなど、従来のシリーズ作品とは一線を画した設定がなされている。その関係から、本作品に登場した敵怪人や巨大兵器の総数は優に100を超え、シリーズ中でも最大の規模となった[3]

スーパー戦隊シリーズとして初めてビデオによる編集システムが導入された『百獣戦隊ガオレンジャー』以降[4]、同シリーズにおける巨大ロボットの戦闘シーンはCGにかける比重が増していたが、本作品では「CGに頼り過ぎない」のと「質感重視」の方針から、昔ながらのミニチュアを用いた手法にも力が入れられた[5][1]

玩具売り上げは前作『アバレンジャー』のキャラクター収入・130億円から116億円と低下した一方、主題歌シングルは番組の人気に乗り10万枚を突破するセールスを記録するなど、玩具以外の商品面は成功を収めた。また放送終了後の2006年には第45回日本SF大会において、スーパー戦隊シリーズとしては初めて第37回星雲賞(メディア部門)を受賞している。

あらすじ

恒星間飛行が現実のものとなり、地球人類異星人の交流が日常となっている時代。犯罪もその態様を変えていた。地球人が持たない身体能力や地球文明が及ばない科学技術を用いた犯罪は、もはや地球の警察の処理能力の限界を超えてしまっていた。このような犯罪を取り締まる惑星間組織が、宇宙警察スペシャル・ポリス・デカレンジャー(略称「SPD」)である。

ある日、巨人種異星人によるバスジャックが発生した。犯人はまとめ役でもある「ホージー」こと戸増宝児率いる宇宙警察地球署の刑事たちによって素早く逮捕されたが、処理を終えて戻ってきた刑事たちを地球署署長ドギー・クルーガーが待っていた。彼は先に護送されてきた犯人に対する取り調べで謎の金属を犯人が所持していたことと、鑑定の結果その金属は明白に地球外物質であると分かった旨を伝える。署長はこの犯人が何者かによって運び屋に使われたと推測していた。

早速聞き込みに出たホージーたちは金属の秘密を知る人物を突き止めるが、目の前で何者かに射殺されてしまう。暗殺犯は大量のメカ人間を放って刑事たちの足止めを図るが、突如割り込んだ6輪パトカーのマニピュレーターに捕まってしまう。パトカーから降りた、警察官にあるまじき派手な髪型の男の名は「バン」こと赤座伴番。ドギーの要請で地球署に配属されたばかりの新米刑事だった。

物語・諸設定

詳細については、各リンク先を参照。

アリエナイザーの装備

ここで紹介するものは全てエージェント・アブレラが開発・販売する商品である。

ドロイド

等身大のロボット。デカレンジャーからは「メカ人間」と呼称される。掌サイズの球体になる事ができ、携帯も容易である。 それぞれ顔に名前に由来するものがついている。

アーナロイド
数の多い安価型下級ドロイド。一度に百体近く出現したこともある。武器はアーナナイフとSPシューターと同程度の威力を持つテンプレート:Sfn専用の銃・アーナガン。「ウィーン」としか喋れないが言葉は理解できる模様。人間に変身することが可能。
デザインモチーフは惑星。
バーツロイド
アーナロイドよりも性能が高く、怪重機の操縦までこなす中級ドロイド。武器はX型の剣・バーツブレードと、デカレンジャーのディーショットとほぼ互角の威力を持つテンプレート:Sfn専用銃・バーツショット。2 - 3体程でデカレンジャーのメンバーと互角の戦闘力となるテンプレート:Sfn。また、理解不能ではあるものの言葉を話すことができる[注 1]。アーナロイド同様、人間に変身することが可能。
デザインモチーフは衛星。
イーガロイド
  • 身長:222cm / 体重:213kg
ゲド星人ウニーガをモデルに製作された、高い知能と言語能力を備える最高級ドロイド。量産型ドロイドとしては戦闘力が高く、デカレンジャーのメンバーを個々に相手にする場合は互角以上に戦える。武器は細身のイーガソードと2本の大型のイーガブレードという2種類の剣と専用の銃・イーガマグナム。また、ウニーガの剣技を元にした必殺技クロスバーストを持つ。デカレンジャーの面々(特にジャスミン)からは、栗のイガの形に似ていることから「イガイガ君」と呼ばれる。
デザインモチーフは恒星。

マッスルギア

中盤より登場する戦闘強化服。マッスルブレスのボタンを押すことで装着する。脅威的なパワーと装甲を誇り、さらに光学迷彩で姿を消す機能も備えている。初登場時はデカレンジャー5人が全く歯が立たないほどの性能を発揮した。その後も度々改良を加えられつつ登場。最終決戦では、パワー、スピード、防御、剣術と、特定の分野に特化したハイパーマッスルギアが登場した。

怪重機

有人操縦型巨大マシーン。商品というだけあって同型機が複数出てくることも多く、本作品の巨大ロボット戦を特徴的なものにしている一因ともなっている。パイロットはアリエナイザーであるケースと(この場合、搭乗した相手にそのままジャッジメントが下される)、アブレラの命によるバーツロイド、イーガロイドなどのドロイドの場合とがある。一部の機体にはジャスミンが命名したアダ名が付いている。

他媒体映像作品

キャスト

地球署の刑事たち以外のレギュラー陣で唯一顔出し(俳優自身が出演すること)の地球署エンジニアの白鳥スワン役には、元アイドル歌手であり、女優としても活躍する石野真子が起用された。スワンは、企画段階で設定されていた「小料理屋のママ」と、菅原文太をイメージしたというエンジニアを統合したキャラクターであった[6]。また、デカピンク役の菊地美香は本作品以降、声優としても活動するようになり、デカイエロー役の木下あゆ美も声優として活動している。

毎回のゲスト俳優には、『仮面ライダークウガ』でバラのタトゥの女を演じた七森美江、『仮面ライダーアギト』で木野薫=アナザーアギトを演じた菊池隆則と、過去の特撮からのゲスト出演が多い。また、毎回のゲスト声優も、主力級からバイプレーヤー、ベテラン、ダンディ坂野のようなお笑い芸人(彼は人間態も演じた)など幅広く動員された。さらには『忍者戦隊カクレンジャー』の土田大と『カーレンジャー』の岸祐二ら戦隊ヒーローOBらが出演し、個性豊かな異星人を演じている。怪人役の声優に注目したスーパー戦隊画報第1巻の「怪人達は“声”が命」では、第41話で『名探偵コナン』でもお馴染みの高山みなみがアサシン星人ジンギ役を演じたことが取り上げられている。

地球署々長ドギー・クルーガー役の稲田徹は声を役のイメージに合わせるため、録音前に車中で大声で歌いまくり、わざとかすれた感じの声を作ったともコメントしている。「地獄番犬」などのロゴが入った帽子を特注で作ったほどドギー役にのめりこんでいた稲田は、初メイン回のアフレコの前の日は興奮のあまり眠れず、最終回のアフレコでは号泣してしまったという。

前作では専属のナレーションが存在しなかったが、本作品ではナレーションが復活。ナレーションには古川登志夫を起用。『タイムレンジャー』以来となるオープニング冒頭のナレーションも古川によるものであり、劇中の要所にも挿入されている[注 2]

テンプレート:独自研究範囲

レギュラー・準レギュラー

  • 赤座伴番(バン) / デカレッド(声):載寧龍二
  • 戸増宝児(ホージー) / デカブルー(声):林剛史
  • 江成仙一(セン) / デカグリーン(声):伊藤陽佑
  • 礼紋茉莉花(ジャスミン) / デカイエロー(声):木下あゆ美
  • 胡堂小梅(ウメコ) / デカピンク(声):菊地美香
  • 姶良鉄幹(テツ) / デカブレイク(声):吉田友一
  • 白鳥スワン / デカスワン(声):石野真子

声の出演

主なゲスト

スーツアクター

スタッフ

前作まで5年連続でチーフを務めた日笠淳が『仮面ライダー剣』のプロデューサーに転じたため、前2作でサブを務めていた塚田英明が東映側チーフプロデューサーに新たに就任。また、テレビ朝日側プロデューサーにはそれまで長らくドキュメンタリー畑を歩んできたシュレック・ヘドウィックを起用。ヘドウィックは『太陽戦隊サンバルカン』の大ファンでもある日本育ちのオーストラリア人で、スーパー戦隊シリーズにおいて外国人プロデューサーの起用は初の試みでもあった。またデカレンジャーのメンバーが任務了解時に発する「ロジャー」の発音[20]や、後述の通り全篇通して英単語を重ねたフォーマットであったサブタイトルの最終決定など[21]、本作品では作中で使用される用語を決める際にヘドウィックのアドバイスが入るケースも多々見られた。

メインライターは前作『爆竜戦隊アバレンジャー』に引き続き荒川稔久が担当、サブライターでは戦隊メインライター経験者の武上純希、戦隊は初となる横手美智子が脇を固めている。演出陣ではパイロット監督を渡辺勝也が務めた他、ベテランの辻野正人坂本太郎に加えこれまでなかなかシリーズで監督専任になれなかった竹本昇中澤祥次郎が本作品にて数々のエピソードを多数演出し、本作品以降は名実ともに戦隊シリーズ演出陣の中枢に食い込むことになった。そしてアクション監督にはこれまでメインの竹田道弘に代わり石垣広文が新たに就任。キャラクターデザインには過去にもスーパー戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズに多数携わった経験を持つ森木靖泰が初めてメインで参加、またそれをサポートする形で企画者104所属の松井大も名を連ねている。

チーフ撮影監督には久々に松村文雄が復帰、大沢信吾とともにシリーズの映像面を支えることになった。また『超力戦隊オーレンジャー』終了後は営業に専念していた鈴木武幸が制作統括として復帰している。

音楽

主題歌
オープニングテーマはアニメ作品を中心に活躍するロックデュオ・サイキックラバー、エンディングテーマは『ジャッカー電撃隊』以来の登場となるベテラン・ささきいさおが担当したが、新しい試みとして、第17話以降ヒロインがメインの回では通常とは別のエンディングテーマ(ヒロインの2人を演じる木下と菊地が、男性陣の載寧・林・伊藤をコーラスに従えて歌う)が使用されている。
オープニングテーマ「特捜戦隊デカレンジャー
作詞:吉元由美 / 作曲:宮崎歩 / 編曲:京田誠一 / 歌:サイキックラバー
オープニング映像では、歌のサビの部分で毎回その回のアリエナイザーまたは怪重機が一瞬映るのが特徴的である。
エンディングテーマ
ミッドナイト デカレンジャー
作詞:藤林聖子 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:ささきいさお、森の木児童合唱団
劇中では、エンディング映像に登場するエイリアンのバンド「ロケットシップ・ベイビーズ」が演奏しているという設定。
「girls in trouble! DEKARANGER」
作詞:藤林聖子 / 作曲:ゆうまお / 編曲:西端幸彦 / 歌:ジャスミン&ウメコ with デカレンボーイズ(バン・ホージー・センちゃん)
第17話から第39話まで、ジャスミン、ウメコがメインのエピソード時に使われるエンディング(第21話は除く)。また、劇場版『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』ではデカレンボーイズとテツも一緒に歌った「THE MOVIE VERSION DEKARANGER」を使用。主題歌として使用される前より亀山耕一郎の編曲によるインストゥルメンタル版が本編にて使用されている。
テレビサイズはミニコーナーを挟む関係で、フルサイズにはないギターソロがイントロに追加されている。
非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』において第5話のEDとして赤木信夫(和田正人)とツー将軍(堀川りょう)が本曲をカバーしている。
挿入歌
テンプレート:節stub
「ビルドアップ! デカレンジャーロボ」(第2・4・8・15・20・24・28話)
作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高取ヒデアキ
「デカレンジャーアクション」(第10・14・15話)
作詞・作曲:YOFFY / 編曲:サイキックラバー、大石憲一郎 / 歌:サイキックラバー
第24話ではインストゥルメンタル版が使用された。
「レスリーの青い月」(劇場版)
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:小枝
「SWAT ON デカレンジャー」(第33・42話)
作詞:桑原永江 / 作曲:YOFFY / 編曲:サイキックラバー、大石憲一郎 / 歌:サイキックラバー
第33話ではインストゥルメンタル版と併用して、第47話ではインストゥルメンタル版のみ使用された。
「飛べよデカウイングロボ!」(第34・35話)
作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高取ヒデアキ
「私だけのぬくもり」(第37話)
作詞:荒川稔久 / 作曲:亀山耕一郎 / 編曲:高木洋 / 歌:朝川ひろこ
マイク星人テレサが経営しているバーで、彼女が歌っていた。
「デカマスターNEVER STOP」(第13話)
作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:ささきいさお
第16話ではインストゥルメンタル版が使用された。
「Buddy Murphy〜マーフィーはともだち」
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:堀江美都子
「デカブレイク全開!!」(第22・23・29話)
作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:遠藤正明
第29話ではインストゥルメンタル版と併用された。
手のひらを太陽に
作詞:やなせたかし / 作曲:いずみたく / 歌:胡堂小梅(菊地美香
キャラクターソング
「BANG! BANG!」
作詞:桑原永江 / 作曲:吉川慶 / 編曲:岩崎元是 / 歌:赤座伴番(載寧龍二
Episode.38 サイクリング・ボムにて、バンが自転車をこいでいる際に鼻歌で歌っていた。
Episode.43 メテオ・カタストロフにて、隕石破壊に向かうデカウイングロボ内でバンがアカペラで歌っているが、音程が違うため気付き辛い。
「BLUE is the SKY」
作詞:呉龍彦 / 作曲:SOTARO@ZZ&Aphie / 編曲:Principia Music feat.平川達也 / 歌:戸増宝児(林剛史
Episode.37 ハードボイルド・ライセンスにて、ネクタイを整えるホージーが口ずさんでいた。
「railway to happiness 〜いつも笑っていられるように」
作詞:伊藤陽佑 / 作曲・編曲:渡部チェル / 歌:江成仙一(伊藤陽佑
「hard rain〜止まない雨はない」
作詞:木下あゆ美 / 作曲・編曲:渡部チェル / 歌:礼紋茉莉花(木下あゆ美
「すなお 〜今を信じて」
作詞:菊地美香 / 作曲:杉浦篤 / 編曲:岩崎元是 / 歌:胡堂小梅(菊地美香)
Episode.46 プロポーズ・パニックにて、ウメコとスケコ星人マシューとのデートシーンの際、挿入歌として使われた。
「"TETSU"の意志で!」
作詞・作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:姶良鉄幹(吉田友一
Episode.36 マザー・ユニバースにて、テツが鉄工所を掃除しているシーンで鼻歌で歌っている。
「MOTHER UNIVERSE」
作詞:吉元由美 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:白鳥スワン(石野真子
Episode.36 マザー・ユニバースのラストシーンにて、挿入歌として使われた。
その他(イメージソングなど)
「デカレンジャーたいそう」
作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:載寧龍二とジュニアSP合唱団
「デカレンジャーアクション(アコースティックバージョン)」
作詞・作曲:YOFFY / 編曲:サイキックラバー / 歌:サイキックラバー
「私だけのぬくもり(スキャットバージョン)」
作詞:荒川稔久 / 作曲:亀山耕一郎 / 編曲:高木洋 / スキャット:朝川ひろこ
「私だけのぬくもり(farewell song version)」
作詞:荒川稔久 / 作曲:亀山耕一郎 / 編曲:高木洋 / 歌:朝川ひろこ
「プリマハム デカレンジャー」
作詞:奥田明好 / 作曲:島崎早月 / 歌:大門一也
プリマハム「デカレンジャーソーセージ」CMソング。2004年11月にリリースされた「特捜戦隊デカレンジャー・オリジナルアルバム ファイナル・レポート 特捜サウンドファイル4&5」に収録。
「一月一日」
歌:サイキックラバー、五條真由美
「デカ・プリのクリスマス」
歌:サイキックラバー、五條真由美
「デカレンジャーおうえん歌」
歌:サイキックラバー
以上の3曲は『特捜戦隊デカレンジャー&ふたりはプリキュア 冬休みおたのしみスペシャルCD』に収録。また同CDのドラマパートではバンとホージーがプリキュアの二人と共演している。

放映リスト

サブタイトルの頭には必ず「Episode(話数)」が付けられるほか、フォーマットはいずれも「英単語を二つ重ねて造語にする」という法則の元[21]、「○○・××」というカタカナの表記に統一されている。このフォーマットについて塚田プロデューサーは、単語自体は出来る限り分かりやすいものを選びつつ、一方で組み合わせた際の印象としては雰囲気で意味を掴めるくらいの、ちょっと聞きなれないワードになるよう意識していることを明らかにしている[21]

放送日 サブタイトル 登場アリエナイザー、宇宙の住人 登場怪重機、メカ 脚本 監督
2004年
2月15日
Episode.01
ファイヤーボール・ニューカマー
  • ラブーリ星人バラン・スー
  • ディアマンテ星人ドン・モヤイダ
    人間体、声:菊池隆則
荒川稔久 渡辺勝也
2月22日 Episode.02
ロボ・インパクト
Robo Impact
  • ディアマンテ星人ドン・モヤイダ
  • ファンクラッシャー
2月29日 Episode.03
パーフェクト・ブルー
  • デビルキャプチャー
辻野正人
3月7日 Episode.04
サイバー・ダイブ
  • デビルキャプチャー2
3月14日 Episode. 05
バディ・マーフィー
- 竹本昇
3月21日 Episode.06
グリーン・ミステリー
-
3月28日 Episode.07
サイレント・テレパシー
  • クウォータ星人ダゴネール
    声:高戸靖広
  • 名称不明のアリエナイザー
  • エンバーンズ
渡辺勝也
4月4日 Episode.08
レインボー・ビジョン
4月11日 Episode.09
ステイクアウト・トラブル
  • シノビシャドー
武上純希 坂本太郎
4月18日 Episode.10
トラスト・ミー
4月25日 Episode.11
プライド・スナイパー
  • ビリーザ星人ヴィーノ
- 荒川稔久 中澤祥次郎
5月2日 Episode.12
ベビーシッター・シンドローム
  • デビルキャプチャー3
5月9日 Episode.13
ハイヌーン・ドッグファイト
  • テリブルテーラー
竹本昇
5月16日 Episode.14
プリーズ・ボス
  • デビルキャプチャー4
5月23日 Episode.15
アンドロイド・ガール
  • キャノングラディエーター
武上純希 渡辺勝也
5月30日 Episode.16
ジャイアント・デストロイヤー
  • マシンモンスター・ギーガス
6月6日 Episode.17
ツインカム・エンジェル
  • オズチュウ星人イーアル
    人間体、声:ダンディ坂野
  • パーフェク星人サークルバ
- 荒川稔久
6月13日 Episode.18
サムライ・ゴーウエスト
  • ビグドローワー
坂本太郎
6月27日 Episode.19
フェイク・ブルー
  • ウージョン星人ジンチェ
    声:堀之紀
  • シノビシャドー2
7月4日 Episode.20
ランニング・ヒーロー
  • ゲルマー星人バイズ・ゴア
    声:関智一
  • キャノングラディエーター2
横手美智子 竹本昇
7月11日 Episode.21
マッド・ブラザーズ
  • ゴッドパウンダー
    Episode.21&23のみ
武上純希
7月18日 Episode.22
フルスロットル・エリート
荒川稔久 中澤祥次郎
7月25日 Episode.23
ブレイブ・エモーション
8月1日 Episode.24
キューティー・ネゴシエイター
  • テリブルテーラー2
武上純希 辻野正人
8月8日 Episode.25
ウィットネス・グランマ
  • ハンタージェット
8月15日 Episode.26
クール・パッション
  • アルティメットイビル
横手美智子 坂本太郎
8月22日 Episode.27
ファンキー・プリズナー
- 荒川稔久
8月29日 Episode.28
アリエナイザー・リターンズ
  • パウチ星人ボラペーノ
    声:坂口候一
    • コピーアリエナイザー
  • スペキオン星人ジェニオ
    声:野田圭一
  • ゴッドパウンダー(コピー)
武上純希 竹本昇
9月5日 Episode.29
ミラー・リベンジャー
  • スペキオン星人ジェニオ
  • メガロリア
9月12日 Episode.30
ギャル・ハザード
  • ナイトチェイサー
  • デビルキャプチャー5
荒川稔久 中澤祥次郎
9月19日 Episode.31
プリンセス・トレーニング
  • プコス星人ジャッキル
    声:遠近孝一
  • トカーサ星人
    • イオ・ヨンマールイッチ
      演:菊地美香(ウメコと二役)
    • ゴーチャ
      声:小杉勇二
    • マチカ
      演:河野しずか
  • キャノングラディエーター3
9月26日 Episode.32
ディシプリン・マーチ
  • ハンタージェット2(?)
横手美智子 辻野正人
10月3日 Episode.33
スワットモード・オン
-
10月10日 Episode.34
セレブ・ゲーム
  • ミリオンミサイル
  • アルティメットイビル
  • エンバーンズ
武上純希 鈴村展弘
10月17日 Episode.35
アンソルブド・ケース
  • ナイトチェイサー2
10月24日 Episode.36
マザー・ユニバース
  • ポッペン星人ハイマル
    声:龍田直樹
  • トート星人ブンター
  • デビルキャプチャー6
  • フランケンザウルス
横手美智子 渡辺勝也
10月31日 Episode.37
ハードボイルド・ライセンス
- 荒川稔久
11月7日 Episode.38
サイクリング・ボム
  • キャノングラディエーター4
武上純希 竹本昇
11月14日 Episode.39
レクイエム・ワールド
  • メガロリア2
荒川稔久
11月21日 Episode.40
ゴールドバッヂ・エデュケーション
  • パイロウ星人コラチェク
    声:島田敏
  • リサ・ティーゲル(デカブライト)
    演:七森美江
  • 超LLサイズ・フレイムギア
横手美智子 中澤祥次郎
11月28日 Episode.41
トリック・ルーム
  • アルティメットイビル2
武上純希
12月5日 Episode.42
スカル・トーキング
  • スマスリーナ星人ニカレーダ
    声:柴本浩行
  • ミノロ星人モンテーン博士
    声:清川元夢
  • 宇宙生物ブラウゴール(兄)
- 荒川稔久 坂本太郎
12月12日 Episode.43
メテオ・カタストロフ
  • 宇宙生物ブラウゴール(弟)
-
12月19日 Episode.44
モータル・キャンペーン
  • ビグドローワー2
武上純希 鈴村展弘
12月26日 Episode.45
アクシデンタル・プレゼント
  • アモーレ星人バーチョ
    声:松野太紀
  • バンダレ星人ジーバ
    声:高階俊嗣
- 横手美智子
2005年
1月9日
Episode.46
プロポーズ・パニック
  • ハンタージェット2
荒川稔久 中澤祥次郎
1月16日 Episode.47
ワイルドハート・クールブレイン
- 武上純希
1月23日 Episode.48
ファイヤーボール・サクセション
  • クラーン星人ジェリフィス
    声:塩屋浩三
  • スドラ星人ギレーヌ
    声:沼田祐介
  • ミリオンミサイル
  • アブトレーラー
横手美智子 竹本昇
1月30日 Episode.49
デビルズ・デカベース
  • レイン星人エージェント・アブレラ
  • 最強最悪の傭兵軍団
  • チャンベーナ星人ギン
    声:鉄炮塚葉子
    Episode.49のみ
  • シンノー星人ハクタク
    声:鈴木れい子
    Episode.49のみ
  • レオン星人ギョク・ロウ
    Episode Finalのみ
  • アブトレックス
荒川稔久
2月6日 Episode Final
フォーエバー・デカレンジャー
-

放映ネット局

対象地域 放送局 備考
関東広域圏 テレビ朝日 キーステーション
北海道 北海道テレビ
青森県 青森朝日放送
岩手県 岩手朝日テレビ
宮城県 東日本放送
秋田県 秋田朝日放送
山形県 山形テレビ
福島県 福島放送
新潟県 新潟テレビ21
富山県 北日本放送 日本テレビ系列局
石川県 北陸朝日放送
福井県 福井テレビ フジテレビ系列局
山梨県 山梨放送 日本テレビ系列局
長野県 長野朝日放送
静岡県 静岡朝日テレビ
中京広域圏 名古屋テレビ
近畿広域圏 朝日放送
鳥取県島根県 山陰中央テレビ フジテレビ系列局
広島県 広島ホームテレビ
山口県 山口朝日放送
徳島県 四国放送 日本テレビ系列局
香川県岡山県 瀬戸内海放送
愛媛県 愛媛朝日テレビ
高知県 テレビ高知 TBS系列局
福岡県 九州朝日放送
長崎県 長崎文化放送
熊本県 熊本朝日放送
大分県 大分朝日放送
宮崎県 宮崎放送 TBS系列局
鹿児島県 鹿児島放送
沖縄県 琉球朝日放送

トピックス

テンプレート:雑多な内容の箇条書き

  • 2004年10月24日放送分(第36話)はL字画面で、新潟県中越地震の最新情報を出しながら放送した。直前に放送されていた『かいけつゾロリ』は名古屋テレビが送出元のためテレビ朝日のみL字画面が付加されたが、本番組はテレビ朝日が送出元のため、L字画面を付加した状態で全国送出されている。
  • 特撮ファンでもある劇作家中島かずきは、自身が座付き作家として関わっていた劇団☆新感線の舞台公演のパンフレットでも本作品を面白いと評しており[22]、それがきっかけとなって2005年2月発売の雑誌『HERO VISION』Vol.17(朝日ソノラマ)にて塚田英明プロデューサーとの対談が実現した。対談の中で中島は諸々の事情から映像化には至らなかったものの、本作品のために「宇宙警察内の汚職を盛り込んだ法廷劇」「宇宙マフィアを絡めたエピソード」という2本のシナリオを構想していたことを明かしている。
  • 東京ドームシティアトラクションズのデカレンジャーショーで変身前の役者が出演する回はこれまでにない人気となり、最終日となった2005年3月13日の公演では、通常でも最多で1日6回のところを7回にまで拡大するという異例の措置が取られた。
  • 最終回の番組終了時の提供コールにおいて、デカレッドが次番組『魔法戦隊マジレンジャー』のマジレッドと握手を交わすという“引継ぎ”的なシーンが放送され、以降の作品でもこの”引き継ぎ”は踏襲されている。
  • 2007年発売のムック本『てれびくんデラックス 愛蔵版 30大スーパー戦隊超全集』付録DVDでは、解説役としてドギー・クルーガーが登場。稲田徹の新録音ナレーションにより、歴代戦隊玩具のCMやパワーレンジャーシリーズの解説が行われた。
  • 2013年11月から2014年4月まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて配信が行われた。

映像ソフト化

ビデオ(VHS、セル、レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。DVDは2004年8月6日から2005年7月21日にかけて全12巻が発売され、第10巻までが4話、第11 - 12巻が5話収録となっている。本作品からDVDのリリースは「ゴーオンジャー」まで8月リリース開始、翌年7月終了というスケジュールに移行し、その都合上前作『爆竜戦隊アバレンジャー』のDVDと並行してのリリースとなった。この他、テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオ・DVD全2巻が2004年5月21日から7月21日に発売。

脚注

注釈

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出典

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関連項目

シリーズ内の他作品への登場

各作品における詳細はそれぞれの項目を参照。

轟轟戦隊ボウケンジャー
同作品の第31話にて、番組ラストに挿入されるミニコーナー「30th ANNIVERSARY」にマーフィーK9が登場。
轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊
轟轟戦隊ボウケンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、ゲストとしてテツ/デカブレイクが登場。ボウケンレッドがディーマグナムを使用。
海賊戦隊ゴーカイジャー
関連する映画も含め、複数のキャラクターが同作品にて登場。
TVシリーズ本編:バン・ジャスミン(第5話)、ドギー(第5話および最終話)、パトストライカー(第5話以降)
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦:ウメコ、デカレンジャーロボ、マーフィーK9、ドギー / デカマスター
海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船:エージェント・アブレラ、ドロイド
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z:エージェント・アブレラ

参考文献

外部リンク

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テンプレート:スーパー戦隊シリーズ

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  1. 1.0 1.1 テンプレート:Harvnb
  2. 『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」公式読本』59頁。
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  5. テンプレート:Cite web
  6. 雑誌「東映ヒーローMAX」9号の荒川稔久インタビューより
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 テンプレート:Harvnb
  8. 8.0 8.1 テンプレート:Cite web
  9. 9.0 9.1 テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. 11.0 11.1 仮面ライダーカブト東映公式「Special Guests!」より。
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  14. 14.0 14.1 テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
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  17. テンプレート:Harvnb
  18. 18.0 18.1 テンプレート:Cite book
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  20. テンプレート:Cite web
  21. 21.0 21.1 21.2 テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web


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