陸上自衛隊の装備品一覧
陸上自衛隊の装備品一覧(りくじょうじえいたいのそうびひんいちらん、テンプレート:Lang-en-short)は、陸上自衛隊が現在保有、あるいは過去に保有していた装備品の一覧である。
なお、当項目においては試作のみに終わった装備も含めて記述している。
目次
概要
朝鮮戦争の発生とそれに伴う駐留米軍の出動により警察予備隊が創設されると、火器・車両を始めとした各種装備が必要となった。
当時の日本には敗戦より武装解除された日本軍の装備および設備が大量に残存していたが、兵舎や演習場といった建築物、土地の他は旧軍の装備が引き継いで使用されることはなく、被服から車両・航空機に至るまでほぼ全てが米軍よりの供与、購入によって導入され、警察予備隊は米軍式装備の軍事組織として新たに発足した。以後、保安隊を経て陸上自衛隊となった後も、装備体系は米軍に準じたものとなっている。
創設初期から1960年代前半まではアメリカからの供与が装備のほとんどを占めていたが、1960年代後半より徐々に国産化が進められた。現在では航空機を除き、装備のほとんどが国産化されている。また、海外の製品をライセンス生産する場合もある。
装備の名称について
名称は採定年度か採定改訂年度の下二桁から採られるが(例えば90式戦車は制式化された1990年度の下2桁が名称になっている)、部隊使用承認で運用される軽装甲機動車のように、名称に年式が含まれないものもある。航空機およびライセンス生産を含む海外製の装備品についても、○○式という名称は通常付与されない。制式化がなされるまでの開発時には英字2-3文字の略号が付与され、これら英字略号は制式名称が決定したあとも当該装備を指す隊内通称として用いられていることがある。
装備品のうち、火砲や火器類・装甲車といった民間にも馴染みのある車両などの装備の一部に関して1999年-2000年にかけてインターネットで愛称の公募が行われ、公式ウェブサイトへの掲載、駐屯地祭での装備品展示説明などの広報活動に使用されている(だが、公募愛称が浸透しているとは言い難い)。2002年以降に導入された装備品に関しては愛称の公募は行われていない。また、装備品には、近年公募された愛称のほか、古くから自衛隊員が独自に使用する通称がある[1][2][3][4]。
また、一部の装備の名称は官公庁における常用漢字の制限により、平仮名で表記されており、制式名称としての正規の表現が平仮名混じりであるものが存在する(榴弾砲→りゅう弾砲、擲弾→てき弾 など)が、装備展示などの説明では必ずしも常用漢字のみを用いて記述はされていない。また、「拳銃」においては、時期により「けん銃」であったり「拳銃」であったりしている(現在は「拳銃」表記に統一されている)。
装備の塗色について
車輌や航空機などの装備は長らく米軍に倣ったオリーブドラブで塗装されており、車両番号や所属部隊略号も米軍に倣った白地のものが描かれていたが、1970年代には迷彩の研究も進められ、戦闘服(自衛隊用語では作業服)には迷彩服が採用されている。車両に対する迷彩塗装も教導団所属の車両を中心に実際に塗装されてのテストが行われた。1980年代後半からは車両の塗色は土色と緑色の二色迷彩が標準となり、ヘリコプターには黒を加えた三色塗り分けの迷彩模様が施され、記号は黒色文字で描かれるようになっている。
被服、車両を始めとした装備への迷彩塗装は現在も継続した研究とテストが進められている。
備考
輸送車両は当初、ガソリン車が主流のアメリカ軍供与装備にあわせて国産車もガソリンエンジンを搭載していたが、1956年(昭和31年)にディーゼル車への移行を決定し、1960年代末までに順次ディーゼルエンジン搭載車に更新されていった。また、1973年には大型・中型・小型各型に国産の新型トラック(73式トラック)が採用され、それまで様々な形式が存在したトラック類の車種統合が進んだ。
装備運用する車両に関しては、ライトスイッチと呼ばれる扇形のスイッチを操作することによりライトの点灯状況を平時・灯火管制時などに合わせ、4種類に切り替えることが可能[5]。
小火器
拳銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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9mm拳銃 | ※拳銃、P220、9ミリ | 120px | スイス、SIG社の開発したSIG SAUER P220をライセンス生産したもの 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の一つ 1982年制式採用 一旦は調達を終了したが2010年度予算から調達再開 | |
H&K USP | 120px | 特殊作戦群が装備していると見られる けん銃本体の他にサプレッサーと光学照準器が装備されている[6] | ||
特殊拳銃 | 123(公表調達数) | 機種不明であるが19年度随意契約にザウエル&ゾーン社製であることが記載されている[7] 17年度40丁、19年度83丁が調達されており、18年度も調達されているが調達要求番号がないため、陸上自衛隊向けなのかは不明 | ||
11.4mm大口径拳銃 | 機種、配備部隊は不明だが公告により調達が公表されている[8] | |||
新拳銃 | 機種不明だがスミス&ウェッソン社製の模様[9] |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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11.4mm拳銃 | ※ガバメント、コルト | 120px | (供与) | 警察予備隊創設時にアメリカより供与されたもの M1911A1だけでなくM1911も使用 1980年代に入り順次退役 現在も予備兵器として一部が保管されている |
9.65mm拳銃 | ※回転式、リボルバー | 120px | (供与) | 警察予備隊創設時にアメリカより供与されたもの 主に警務隊で使用 1980年代に入り順次退役 |
短機関銃・機関拳銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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11.4mm短機関銃M3/M3A1 | ※グリースガン | 120px | (供与) | 主に機甲科の搭乗員自衛火器として使用 折曲銃床式89式5.56mm小銃に更新が進められているが半世紀を経てなおも現役 |
9mm機関けん銃 | M9(略称)、エムナイン ※サブマシンガン、SMG |
120px | 266 | 1999年制式採用 9mm拳銃の更新用装備として開発 陸上自衛隊向けの生産・配備は完了済 |
4.6mm短機関銃(B) | 120px | ヘッケラー&コッホ社製との記載があることから同社のMP7と思われる[9][10] 一般部隊における配備は確認されていない |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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11.4mm短機関銃 M1A1 | ※トンプソン、トムソン | 120px | (供与) | 警察予備隊発足時にアメリカより供与 陸上自衛隊では1970年代に入り順次退役が進んだが、海上自衛隊ではその後も使用されていた模様 |
小銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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64式7.62mm小銃 | ※ロクヨン | 120px | 214,500[11] | 戦後初の国産自動小銃 後継の89式小銃に更新されたが予備装備として現在でも現役 陸海空自衛隊の他、海上保安庁や警視庁などで使用された |
89式5.56mm小銃 | バディー ※ハチキュウ |
120px 120px |
133,706 (平成26年度現在) |
現在の主力小銃 固定銃床式の他に折曲銃床式(画像下)もあり 左方切換レバー(左右両用セレクタレバー)、89式小銃用照準補助具(光学式照準器(ダットサイト)などの追加改修装備も順次採用・導入が進められている 陸上自衛隊の他、海上自衛隊の一部部隊、海上保安庁や警視庁・警察庁でも使用されている |
M4カービン | 120px | (有償援助) | 2007年と2008年にQDSS-NT4サプレッサーやM203A2とともに対外有償軍事援助(FMS)で導入 特殊作戦群が使用しているものと思われる[12] | |
特殊小銃 | 120px | ヘッケラー&コッホ社製との記載[13]から同社のH&K HK416と思われる 特殊小銃(B)という記載も見られるため口径の異なる複数の型式を調達している可能性も考えられる 参考画像はH&K HK416 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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7.62mm小銃M1903A3 | ※スプリングフィールド | 120px | (供与) | 警察予備隊創設時に少数が供与 訓練用装備として使われた他、狙撃銃としてA4型を使用 1960年代に入り順次退役 |
九九式短小銃(改) | ※九九式改、九九式30-06 | 120px | (※旧日本軍装備の再利用) | 警察予備隊創設時に旧日本軍の小銃から.30-06スプリングフィールド弾対応に改造されたもの 戦争末期製造の粗悪品を改造したものが多く、事故・故障が多発し、1961年に実射禁止となる[14] 発砲を行わない教練用装備としては1970年代初頭まで用いられていた |
M1騎銃 | ※M1カービン、カービン銃 | 120px | (供与) | 自衛隊の前身である警察予備隊創設時の主力小銃 陸上自衛隊では後方部隊、教育部隊用として長らく使われた 主要装備としては1960年代まで使用され、教育装備としては1990年代に入り順次退役 一部は現在も予備兵器として保管されている |
7.62mm小銃M1 | ※ガーランド | 120px 120px |
(供与) | 陸上自衛隊発足時の主力小銃 1960年代に入り、64式小銃に更新され順次退役 少数が儀仗用として現在でも使用中 |
機関銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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62式7.62mm機関銃 | ※ロクニー、言うこと機関銃、無い方がマシンガン | 120px | 戦後初の国産機関銃 普通科部隊の装備する「軽機関銃」としてはMINIMIによる代換が進められている | |
5.56mm機関銃 MINIMI | ※ミニミ | 120px | ベルギーのFN社が開発した分隊支援火器をライセンス生産したもの 62式機関銃の代換として車載用も含めた汎用機関銃として用いられている 1993年より調達開始 | |
74式車載7.62mm機関銃 | ※備砲、連装機銃 | 120px | (画像下段、上段は5.56mm機関銃 MINIMI) 陸上自衛隊車両の主要車載機関銃の一つ 62式機関銃を車載用に改良し、構造を強化したもの 海上自衛隊でもヘリコプター搭載機銃として使用中 | |
12.7mm重機関銃M2 | ※キャリバー50、重機 | 120px 120px |
陸上自衛隊車両の主要車載機関銃の一つであり、UH-60Jなどのヘリコプターにも搭載される 自衛隊創設時から現在に至るも新規調達が続いている長寿装備 近年調達されているものは銃身交換を容易にしたQCB(Quick Change Barrel)仕様(画像下) | |
車載機載機関銃 | 機種不明[15] 軽装甲機動車や高機動車搭載用の試験を行っていることが調達情報で確認できる |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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M1917機関銃 | ※水冷式 | 120px | (供与) | 警察予備隊より継続して装備 陸上自衛隊創設時の装備の一つ[16] 供与時においても既に旧式化しており、1950年代後半より順次退役 |
M1919A4機関銃 | ※A4 | 120px | 陸上自衛隊創設時の装備の一つ 1960年代に入り順次退役が進められたが、装甲車両の車載機銃としては1980年代後半まで使用された[17] | |
M1919A6軽機関銃 | ※A6 | 120px | (供与) | M1919A4に二脚と銃床を装着して軽機関銃としたもの 62式機関銃に更新される形で1960年代中期より順次退役 |
M1918A2ブローニング自動小銃 | ※BAR | 120px | (供与) | アメリカより供与 62式機関銃に更新され、1960年代に入り退役(ただし、現在も少数が予備火器として保管されている) 陸自教範「基本教練」には現在も執銃法が載っている |
狙撃銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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64式7.62mm狙撃銃 | 120px | 64式小銃に64式用狙撃眼鏡を装着した狙撃銃仕様 | ||
対人狙撃銃 | ※M24 | 120px | 1,292(平成26年度現在) | アメリカ、レミントン社のM24 SWS(Sniper Weapon System)を導入したもの 2002年度より米陸軍省から対外有償軍事援助により導入 |
対物狙撃銃 | 120px | (画像はバレットM82A1) バレット社製と記載されているが具体的な機種は不明[18] |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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M1903A4狙撃銃 | 120px | (供与) | 7.62mm小銃M1903A3にM84狙撃眼鏡を装着した狙撃銃仕様 1960年代に入り順次退役 |
散弾銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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散弾銃 | 120px | (画像はM870MCS) ウィルソン・コンバット社製のレミントンM870のカスタムモデルとみられるが正確な機種は不明[18] |
信号銃
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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21.5mm信号けん銃 (53式信号拳銃) |
※53式 | 120px | 中折れ単発式 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の一つ | |
55式信号けん銃 | ※55式 | 口径40mmの中折れ単発式 航空機搭載用 陸海空3自衛隊で共通して採用されている装備の一つ |
銃剣
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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64式銃剣 | ※新ゴボウ剣[19] | 120px 120px |
(画像下のものはレプリカ品) 64式小銃用 同時代の他国の自動小銃用銃剣に比べ刃渡りが長いのが特徴 | |
89式多用途銃剣 | ※多用途銃剣、マルチ銃剣 | 120px120px | (画像下のものはレプリカ品) 89式小銃用 銃剣としての他、金属ノコギリ、鞘と組み合わせてワイヤーカッタとするなど多用途に用いることのできる複合型銃剣 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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三十年式銃剣 | ※ゴボウ剣 | 120px | ※旧日本軍装備の再利用 | 九九式短小銃(改)用 旧日本軍の装備していたものを再使用したもの 九九式の使用中止に伴い用途廃止 教練用としては九九式と共にその後もしばらく使用された |
M1905銃剣 | ※長銃剣、儀礼用銃剣(M1905)、ガーランド銃剣 | 120px | (供与) | 7.62mm小銃M1903及び7.62mm小銃M1用 刀身の長いM1905の他短縮型のM1905E1を使用 儀仗用に少数が現在でもM1小銃と共に装備されている |
M1銃剣 | ※短銃剣、ガーランド用銃剣(短) | 120px | (供与) | (画像中段上[20]) 7.62mm小銃M1用 7.62mm小銃M1の退役に伴い用途廃止 少数が儀仗用として7.62mm小銃M1とともに現在でも使用されている |
M4銃剣 | ※カービン銃剣、短銃剣 | (供与) | M1騎銃用 M3ファイティングナイフに着剣装置を装備して銃剣としたもの M1騎銃の退役に伴い用途廃止 |
てき弾発射機[21]
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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96式40mm自動てき弾銃 | 120px 120px |
全自動連続射撃が可能な擲弾発射機 96式装輪装甲車に搭載される他、三脚架に架載して単体でも運用可能 23年度富士総合火力演習ではダットサイトを装着しているのが確認されている | ||
M203A2 | 120px | 小銃の銃把部下方に装着して用いる手動単発式擲弾発射器 89式小銃の採用に併せて導入が検討されたが評価試験の結果不採用 2007年から2008年にかけてM4カービン用として対外有償軍事援助(FMS)により限定的に導入 M4カービンと併せて特殊作戦群が使用しているものと思われる |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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試製66mmてき弾銃 | 120px | 2+2 (試作のみ) |
昭和40年代半ばより89mmロケット発射筒の後継として開発が進められた対戦車兵器 昭和56年度まで実用試験が続けられたが要求性能に達せずとして開発計画中止 |
手りゅう弾・てき弾[21]
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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MK2破片手りゅう弾 | ※パイナップル、松笠、松ぼっくり | 80px | 供与品の他にライセンス取得による国産品も存在する 実弾の他、訓練弾及び模擬弾が存在 | |
M26破片手りゅう弾 | ※卵型 | 80px | 少数が供与された他ライセンス取得により国産化 実弾の他、訓練弾及び模擬弾が存在 | |
MK3A2攻撃手りゅう弾 | 120px | |||
MK1照明りゅう弾 | 80px | |||
発煙手りゅう弾 | ||||
焼夷手りゅう弾 | ||||
催涙球2型 | いわゆる"催涙ガス弾"[22] | |||
閃光発音筒 | 俗に言う「スタングレネード」 豊和工業製[23] | |||
06式小銃てき弾 | 80px | 89式小銃または64式小銃の銃口に装着して発射する小銃用てき弾 空砲を用いずとも発射できる弾丸トラップ式分離飛翔方式の小銃用てき弾 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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M31対戦車小銃てき弾 | 80px 120px |
64式小銃の導入に併せて導入 現在は予備及び訓練用装備として保有されている |
光学照準器
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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62式用照準眼鏡 | 62式7.62mm機関銃用照準眼鏡(スコープ) | |||
64式用照準眼鏡 | 64式狙撃銃用照準眼鏡、倍率は2.2倍 アメリカのM84テレスコープの国産コピー | |||
5.56mm機関銃MINIMI用直接照準眼鏡 | 120px | MINIMI用の低倍率照準眼鏡 | ||
Mark4 M3 | 対人狙撃銃とともに対外有償軍事援助で調達 米国リューポルド社製 | |||
89式小銃用照準補助具 | 120px | 16,841 | 89式小銃用照準補助具(ダットサイト) 調達は辰野、東芝電波プロダクツ | |
MD-33 | 120px | タスコジャパン(現サイトロンジャパン)製 イラク派遣の際に採用され、イラク派遣仕様の89式小銃に取り付けられた[24] | ||
ACOG 4×32LED | 2013年国際陸軍射撃大会で使用が確認された[25] | |||
小型リフレックスサイト | H&K USPにサプレッサーと共に装着されていた[26] 機種不明 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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M84狙撃眼鏡 | (供与) | 米軍よりの供与品 7.62mm小銃M1905及び7.62mm小銃M1用 M1905A4狙撃銃に狙撃眼鏡として装備 |
その他
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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携帯放射器 | ※火炎放射器、焼却器 | 36 (平成20年度よりの調達数) |
M2火炎放射器を改良し国産化したもの 平成20年度(2008年度)予算から調達再開 なお、自衛隊での装備分類は戦闘用の装備ではなく「施設科機材」である | |
圧搾空気銃 | 120px | FNハースタル製[18] 同社の非致死性兵器FN 303と思われる |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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M2火炎放射器 | ※焼却器、焼却装置 | 120px | (供与) | 米軍よりの供与品 |
60式12.7mmスポットライフル | ※スポットライフル、測距銃、標定銃 | 60式106mm無反動砲の照準に用いる アメリカのM8 スポットライフルのコピー生産品 戦後初の国産銃器 |
火砲・ロケット
無反動砲・ロケット発射筒
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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84mm無反動砲 | ※84RR、ハチヨン、カール君 | 120px | スウェーデン、FFV社のカールグスタフM2を導入したもの 普通科以外には施設や戦車・後方支援部隊なども保有 1979年導入開始、1984年よりライセンスを取得し国産化 | |
84mm無反動砲(B) | 120px | スウェーデン、FFV社のカールグスタフM3を導入したもの M2の軽量化改良型 平成25年度以降に84RRの後継として普通科部隊などに対装甲用途に限定しない多目的装備として配備予定 | ||
110mm個人携帯対戦車弾 | ※パンツァーファウスト、空飛ぶ日産マーチ、LAM(ラム)[27] | 120px | ドイツ、ダイナマイト·ノーベル社製のパンツァーファウスト3を導入したもの 主に普通科部隊小銃小隊が保有 なお、書類上は「装備」ではなく「弾薬」の扱いである |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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57mm無反動砲 M18 | ※57RR、57無反動 | 120px | 警察予備隊時代に供与されたものを継続して使用 1951年供与開始、1989年退役 | |
75mm無反動砲 M20 | ※75RR、75無反動 | 120px | 警察予備隊時代に供与されたものを継続して使用 1951年供与開始、1994年退役 | |
ロケット発射筒 M9 | ※バズーカ | 120px | アメリカのM9バズーカを供与されたもの 警察予備隊時代に供与され1960年代前半頃まで使用 退役済 | |
89mmロケット発射筒 M20改4型 | ※スーパーバズーカ、ロケラン[28] | 120px | アメリカのM20A1B1 スーパー・バズーカを導入したもの 84RRに更新され退役 1951年導入開始 | |
60式106mm無反動砲 | ※106RR、106無反動 | 120px | アメリカのM40 106mm無反動砲を採用しライセンス生産したもの 2014年退役 |
迫撃砲
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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81mm迫撃砲 L16 | ハンマー ※81迫、81モーター |
120px | イギリスのL16 81mm 迫撃砲をライセンス所得により国産化したもの 1990年代初頭より導入開始 | |
120mm迫撃砲 RT | ヘヴィハンマー ※120モーター、120重迫 |
120px | 429 | フランスのトムソン-ブラーント社製MO-120-RT-61 120mm迫撃砲をライセンス取得により国産化したもの 1992年より導入 榴弾砲を装備しない第1空挺団においては最大の火砲である |
M6Cコマンドゥ・モーター | 105px | 1名で運搬・射撃の可能な携行型小型無反動砲 ヒルテンベルガー・ディフェンス・システムズ(Hirtenberger Defence Systems)製[18] |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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60mm迫撃砲M2 | ※60迫 | 120px | 米軍からの供与品 威力・射程共に不十分だったが81mm迫撃砲の不足を補うため1970年代頃まで使用 1951年供与開始、退役済 | |
81mm迫撃砲M1 | ※81迫 | 120px | 米軍からの供与品 1990年代初頭まで使用 1951年供与開始、退役済 | |
64式81mm迫撃砲 | ※64式迫撃砲、81迫 | 120px | アメリカのM29 81mm 迫撃砲を元に国産化したもの 1990年代に入り81mm迫撃砲 L16に更新され、退役 | |
107mm迫撃砲M2 | ※重迫 初期にはインチ表示で「4.2インチ迫撃砲」と呼称 |
120px | アメリカのM2 107mm迫撃砲を導入したもの 1992年より120mm迫撃砲 RTに更新が進められた 2010年退役 | |
68式155mm迫撃砲 | 3 | 61式特殊運搬車に合わせて主に山岳戦用に開発 制式化されるも試作砲3門のみ 武器学校に現存 |
りゅう弾砲[29]
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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155mmりゅう弾砲FH70 | サンダーストーン ※エフエッチナナマル、エフエッチ、新15榴(シンジュウゴリュウ) |
120px | 492 保有数 310 |
1983年より導入開始 中砲けん引車とセットで運用されている 補助動力装置を搭載しているため短距離ならば自走が可能 後継装備として「火力戦闘車」の名称で装輪式自走砲の開発が計画されている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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75mmりゅう弾砲M1A1 | ※パックハウザー、ナナジュウゴリュウ(75榴) | 120px | 153(供与) | 1952年導入、1981年退役 空挺型のM8砲架を導入 大口径砲を補完する軽量火砲として導入されたが射程・威力が低いため予備装備という位置づけとなった |
試製57式105mm軽りゅう弾砲 | 外部リンク 二次試作砲 |
2 | 61式特殊運搬車に合わせて主に山岳戦用に開発 試作砲2門のみ 愛知県幸田町にある幸田町郷土資料館に二次試作砲が現存 | |
105mmりゅう弾砲M2A1 | 58式105mmりゅう弾砲 ※ジュウリュウ(10榴) |
120px | 378(供与) +22(国産) |
1952年供与開始、1998年退役 退役後も礼砲用に北方・東北方・東方などの各補給処にて少数が保管されている |
155mmりゅう弾砲M1 | 58式155mmりゅう弾砲 ※ジュウゴリュウ(15榴) |
120px | 220(供与) +17(国産) |
1952年供与開始、1998年退役 |
155mm加農砲M2 | ※ロングトム、ジュウゴカノン(15加)、ジュウゴガン(15ガン/15Gun) | 120px | 32(供与) | 1952年導入、1996年退役 |
203mmりゅう弾砲M2 | ※ニジュウリュウ(20榴) | 120px | 70(供与) | 1954年導入、1994年退役 |
高射砲
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
12.7mm高射機関砲M55 | ※四連装 | 120px | 12.7mm重機関銃M2を4連装銃架に載せたもの 退役済だが予備装備として現在でも保管 | |
40mm高射機関砲M1 | ※40AAG、ボフォース | 120px | 傑作高射機関砲として名高いスウェーデンのボフォース社製40mm機関砲をアメリカでライセンス生産したもの 1951年より供与され方面隊直轄の高射特科群で使用 1982年退役 | |
75mm高射砲M51 | ※75AG、75高(ナナゴコウシャ) | 120px | レーダー射撃管制装置、自動装填装置を備えた高度な対空速射砲 1958年より供与開始、1987年退役 | |
90mm高射砲M1 | ※90AG、90高(キュウマルコウシャ) | 120px 120px |
北部方面隊の高射特科を中心に配備された M1のほかに改良型のM2(画像下)も使用 1956年より供与開始、1974年退役 | |
35mm2連装高射機関砲 L-90 | ※L-90、35AAG、エリコン | 120px | スイス、エリコン社製 GDF-001 35mm連装機関砲システムを共同開発により改良し導入、ライセンス取得により国産化 1969年導入開始、2009年退役 |
ロケット弾
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M31 ロケット弾 | ※M31、GPSロケット | M26の代換として導入 GPSにより誘導される単弾頭型自己誘導ロケット弾 2009年より導入開始 | ||
ハイドラ70 | ※70ロケット、ロケット弾 | 120px | AH-1SおよびAH-64D搭載用 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
68式30型ロケットりゅう弾[30] | ※R-30、30センチロケット、30ロケット | 67式30型ロケット弾発射機より発射される 1992年退役 | ||
75式130mmロケットりゅう弾[30] | ※130ミリロケット、13ロケット | 75式130mm自走多連装ロケット弾発射機より発射される 2003年退役 | ||
M26 多弾頭ロケット弾 | ※M26、MLRSロケット弾 | 120px | 約1,200基[31](有償援助) | MLRSより発射されるロケット弾 訓練弾のM28も導入 対外有償軍事援助(FMS)により導入 クラスター弾に関する国際的合意に従った日本政府の決定により、2009年度以降順次廃棄処分 |
誘導弾
対空誘導弾
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
地対空誘導弾 改良ホーク | ※ホーク、ホークIII、中距離誘導弾など | 120px | 約200基 | 1964年より原型のMIM-23Aを導入(後に「基本ホーク」と改称) 1977年より「改良ホーク」、「改善I型」(1982年)「改善II型」(1987年)と発展改良され1991年より「改善III型」に改修 |
03式中距離地対空誘導弾 | SAM-4 ※中SAM |
120px 120px |
14個中隊分(2013年) 32個中隊分(調達予定総数) |
ホークの後継として開発・導入された新型対空誘導弾システム 対空戦闘指揮装置、幹線無線伝送装置、幹線無線中継装置及び射撃管制装置、捜索兼射撃用レーダー装置車、発射装置車、運搬・装てん装置車及びレーダー信号処理兼電源車で構成される |
03式中距離地対空誘導弾(改) | ※新中SAM改、03式改/改03式 | 03式中距離地対空誘導弾の能力向上型として2010年度より開発中 計画では2016年(平成28年)度の開発完了を目指している | ||
81式短距離地対空誘導弾 | ショートアロー ※SAM-1、短SAM/短SAM改 |
120px 120px |
63 (陸上自衛隊調達分) |
戦後初の国産地対空誘導弾 フェーズドアレイレーダー、及び射撃管制装置を搭載した射撃管制車と誘導弾の4連装発射装置を搭載した発射装置車、及び目視照準具にて構成される 1995年より能力向上型の「81式短距離地対空誘導弾(C)」(部隊通称:短SAM改)を導入 航空自衛隊及び海上自衛隊でも使用されている[32] |
93式近距離地対空誘導弾 | クローズドアロー ※SAM-3、近SAM |
120px | 113 | 91式携帯地対空誘導弾の多連装発射装置及び観測・誘導装置を高機動車に搭載したもの 35mm2連装高射機関砲 L-90の後継として開発 |
11式短距離地対空誘導弾 | ※短SAM(改II)(開発時呼称) | 5(既調達数) | 81式短距離地対空誘導弾の後継として開発 平成23年より調達開始 航空自衛隊では一部仕様の違うものを「基地防空用地対空誘導弾」として制式化 | |
91式携帯地対空誘導弾 | ハンドアロー ※ピーサム、携SAM、SAM-2 |
120px | スティンガーの後継として1983年より開発 93式近距離地対空誘導弾及び観測ヘリコプターOH-1の搭載誘導弾に転用されている | |
91式携帯地対空誘導弾(改) | ※SAM-2B | 77 (2013年度) |
91式携帯地対空誘導弾の改良型 2007年度より調達開始 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
MIM-3 ナイキ・アジャックス | ※ナイキ、長距離誘導弾 | 120px | 24基 うち、12基分は無償供与 |
1962年より導入 1964年より全基を航空自衛隊に移管 |
携帯地対空誘導弾 | スティンガー ※携SAM、FIM-92 |
120px 120px |
対外有償軍事援助(FMS)により導入 1981年導入開始、2009年退役(AH-64D搭載用は現役) 海上自衛隊や航空自衛隊でも導入された |
対戦車誘導弾
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
79式対舟艇対戦車誘導弾 | ※ATM-2、HMAT、重MAT | 120px 120px 120px |
戦後2代目に開発された大型の対戦車誘導弾 装甲目標の他近接信管を用いて舟艇への攻撃も可能 発射機、照準器、送信器他で構成され、発射機には1型及び2型、車載型がある。車載型は89式装甲戦闘車の搭載武装として使用されている(画像下) | |
87式対戦車誘導弾 | タンクバスター ※ATM-3、MMAT、中MAT |
120px | 発射機とレーザー照射機より構成される 64式対戦車誘導弾の後継として開発 平成18年度(2006年)をもって調達終了 | |
01式軽対戦車誘導弾 | ラット ※ATM-5、LMAT、軽MAT、01ATM、01(まるひと) |
120px 120px |
1,073 (2010年度) |
赤外線画像誘導方式を用いた“撃ち放し式”の誘導弾 小銃小隊の対戦車任務用として当初は84mm無反動砲の後継装備とされていたが、84mm無反動砲(B)の導入決定により、別系統の装備となったと見做される |
96式多目的誘導弾システム | 96マルチ ※MPMS、ATM-4 |
120px 120px |
37セット (最終調達年度までの調達数) |
野砲のように曲射弾道を描いて飛翔する長射程の大型誘導弾 1システムは発射機及び地上誘導装置、射撃指揮装置、情報処理装置、装填機、観測機材で構成される |
中距離多目的誘導弾 | ※ちゅうた、XATM-6、新中MAT(開発時名称) | 120px 120px |
57 (2013年度) |
87式対戦車誘導弾の後継として開発され、後に79式対舟艇対戦車誘導弾と87式対戦車誘導弾を統合する装備として開発計画を整備 普通科連隊直轄の対戦車中隊及びナンバー中隊対戦車小隊を更新予定 平成21年度(2009年)より調達開始 |
TOW | ※BGM-71 | 120px 120px |
約700 | 1982年よりAH-1Sと共に導入 AH-1Sの主対戦車兵装 |
ヘルファイア | ※AGM-114 | 120px 120px |
約80 | 2001年、AH-64Dと共に採用 AH-64Dの主対戦車兵装 海上自衛隊でもSH-60Kに搭載する対艦兵装として使用中 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
64式対戦車誘導弾 | ※MAT、ATM-1 | 120px | 戦後初の国産対戦車誘導弾 2009年末退役済 |
地対艦誘導弾
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
88式地対艦誘導弾 | シーバスター ※88SSM、SSM-1 |
120px 120px |
100セット | システム全体は発射機、装填機、捜索・標定レーダー装置、レーダー中継装置、射撃管制装置、発射統制装置で構成される 誘導弾本体は80式空対艦誘導弾の派生型である |
12式地対艦誘導弾 | 120px | 発射機車両6両+誘導弾72基 (2013年度までの調達数) |
88式地対艦誘導弾の後継として「88式地対艦誘導弾(改)」の名称で開発が進められていたもの 発射機車両は03式中距離地対空誘導弾と共通の車体を使用している |
地雷[33]及び指向性散弾
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
対人障害システム | システム構成要素の「障害」には2種類あり、障害I型は80式対人地雷[34]を、障害II型は指向性散弾を遠隔操作運用できるようにしたもの | |||
指向性散弾 | ※クレイモア | スウェーデン製のFFV 013のライセンス生産品 | ||
92式対戦車地雷 | ||||
87式ヘリコプター散布対戦車地雷 | ||||
94式水際地雷 | 120px | 「地雷」の名称だが事実上は機雷に属する装備 I型は沈底式、II型は係維式 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M6A2対戦車地雷 | 退役済[35] | |||
63式対戦車地雷 | 退役済[35] | |||
72式対戦車地雷 | 120px | 退役済 画像のものは演習用のもの[36] | ||
87式ヘリコプター散布対人地雷 | 2003年退役[37] | |||
M3対人地雷 | 退役済 | |||
63式対人地雷 | 退役済[35] | |||
67式対人地雷 | 退役済[36] | |||
80式対人地雷 | 2003年退役[37][36] |
地雷関連装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
94式水際地雷敷設装置 | 120px 120px |
70式自走浮橋と同様の構造の水陸両用車に水際地雷(機雷の一種)の敷設装置を搭載したもの | ||
83式地雷敷設装置 | 120px | 車両によって牽引されて用いられる埋設式地雷敷設装備 | ||
87式地雷散布装置 | 120px | UH-1ヘリコプターの機体側面に装着して使用される空中散布式地雷敷設装備 | ||
70式地雷原爆破装置 | ※70(ナナマル)投射など | ロケット弾を用いて爆索を展伸し、地雷原を爆破処理する装置 ロケット弾、発射器、爆索で構成される | ||
92式地雷原処理車 | マインスィーパー ※MCV |
120px 120px |
73式けん引車の車台を流用した車体に地雷原処理用ロケット弾発射機を搭載した車両 | |
92式地雷原処理ローラ | ※マインローラー | 120px 120px |
装軌車両の車体前面に装着して地雷原開削を行うための装備 90式戦車及び74式戦車、89式装甲戦闘車に装着されたものが確認されている | |
M1破壊筒 | ※バンガロー、破壊筒 他 | 120px | 円柱状の外筒に爆薬を充填した障害物爆破器材 | |
89式地雷原探知機セット | 80px | 金属探知機の一種 音波により地中の埋設物を捜索する装置 | ||
地雷探知機画像型 | 120px | 電波と磁気を用いて地中の埋設物を捜索する装置 視覚的に埋設物を確認することが可能 |
装甲車両
戦車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
74式戦車 | ナナヨン[38] ※74TK |
120px 120px |
873 保有数 280 |
装備の完全国産化を目指し開発された戦後二代目の国産戦車 順次退役が始まっており、これまでに多くの車輌が退役した ドーザープレート装備型などの他、パッシブ式赤外線暗視装置の装備他の近代化改修を施した「74式戦車(G)(74式戦車改)」(画像下)が制式化されているが、改修が施されたものは試作1両+生産4両の計5両に留まる |
90式戦車 | キュウマル[38] ※90TK |
120px | 341 | 戦後三代目の国産戦車 北部方面隊に重点配備されている |
10式戦車 | ヒトマル[38] ※10TK |
120px | 66 保有数 39 |
陸上自衛隊の最新鋭戦車 C4I搭載 平成23年度より順次部隊配備 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M24軽戦車 | チャーフィー | 120px | 375(供与) | 陸上自衛隊の前身である警察予備隊/保安隊より継続装備 1952年導入、1974年退役 導入当初の呼称は「M24特車」 |
M4A3E8中戦車 | シャーマン ※M4、エムヨン |
120px | 232(供与) | 1954年導入、1972年退役 導入当初の呼称は「M4特車」 |
M41軽戦車 | ウォーカー・ブルドッグ | 120px | 147(有償供与) | 1961年導入、1983年退役 導入当初の呼称は「M41特車」 |
61式戦車 | ※61TK、ロクイチ | 120px | 560 | 戦後初の国産戦車 2000年度全車退役[39] |
装甲車
装軌装甲車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
73式装甲車 | ※73APC、APC | 120px | 338 | 60式装甲車に次いで開発された装甲兵員輸送車 シャーシは多くの派生車両に流用されている |
89式装甲戦闘車 | ライトタイガー ※89FV、FV |
120px | 69 | 陸上自衛隊の装備する唯一の歩兵戦闘車 北部方面隊と富士教導団にのみ配備 |
AAV7 | 120px | 4 52(調達予定数) |
平成25年度予算で4両[40]、2014年度からの中期防で52両を導入予定[41] 平成26年度予算で指揮車型と回収車型も導入される予定 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
60式装甲車 | ※ロクマル、60APC | 120px | 428 | 戦後初の国産装甲車 2006年退役 |
化学防護車 | 化学防護車(装軌) ※化学防護車(旧)、60式化防車 |
3 | 60式装甲車を改装して所定の装備を搭載したもの 1968年より装備が開始されたが試験的採用に留まる |
装輪装甲車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
82式指揮通信車 | コマンダー ※CCV、シキツウ |
120px | 231 | 戦後初の国産装輪装甲車 普通科・機甲科・特科他で本部指揮車として使用 富士教導団隷下部隊より96式装輪装甲車による更新が開始されている |
87式偵察警戒車 | ブラックアイ ※RCV |
120px | 110 | 82式指揮通信車の派生型 発煙弾発射機の異なる前期型と後期型が存在する 前期型は順次後期型に改修 |
96式装輪装甲車 | クーガー ※WAPC |
120px 120px 120px |
357 | 96式40mm自動てき弾銃を装備した「A型」(画像上)と、12.7mm重機関銃M2を装備した「B型」(画像中)の二種類が存在 派生型に海外派遣仕様として装甲を追加したII型(画像下)がある |
軽装甲機動車 | ライトアーマー ※LAV(ラブ)、ケイキ |
120px | 1,673 | 2001年度より調達開始 海外派遣仕様を始め、異なる複数の仕様がある 航空自衛隊でも警備車両として導入され、現在、戦後最も生産された国産装甲車両となっている |
輸送防護車 | 120px | 4(調達予定数) | 25年度補正予算で調達された装輪装甲車 調達情報にはタレス・オーストラリア社製のブッシュマスターであることが記載されている[42] 納入先は宇都宮駐屯地であり、中央即応連隊に配備されるとみられる[43] | |
化学防護車 | ※CRV、化防車 | 120px | 約30 | 82式指揮通信車の派生型 1987年制式採用 装備と細部が改修されたB型も存在する |
NBC偵察車 | ※NBC RV[44] | 120px | 14 約50(調達予定総数) |
化学防護車及び生物偵察車の後継装備 1両でNBC(核/生物/化学兵器)兵器汚染状況に対応可能 2010年度より装備開始 |
機動戦闘車 | ※MCV[44] | 120px | 4(試作車両) 99(調達予定数)[41] |
いわゆる「装輪戦車」として有事の際に迅速な展開能力を持つ戦闘車両として開発 2015年度に開発完了予定 |
近接戦闘車 | 「将来装輪戦闘車両」研究に基づいて策定された「将来の装輪戦闘車両」構想により計画されている車両 87式偵察警戒車の後継たる「偵察型」及び89式装甲戦闘車の後継たる「人員輸送型」が計画されている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M3A1装甲車 | ※ハーフトラック、APC | 120px | 36(警察予備隊供与分) | 警察予備隊/保安隊より継続装備 主に戦車部隊や特科部隊の本部車両として使用 1950年導入、1981年退役 |
M8装甲車 | 120px | 8(警察予備隊供与分) | 警察予備隊/保安隊より継続装備 大量導入が予定されたが特車(戦車)の本格導入により少数供与に終わる 1950年導入、1967年退役 | |
M20装甲車 | 120px | 4(警察予備隊供与分) | 警察予備隊/保安隊より継続装備 M8装甲車と併せて大量導入が予定されたが少数供与に終わる 1950年導入、1967年退役 |
自走砲
自走無反動砲
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
60式自走106mm無反動砲 | ※106SP、自走無反動、連装106mm 他 | 120px | 253 | 初期量産型のA型、改良型のB型、エンジンを変更したC型の3種が存在する 2008年退役 |
自走迫撃砲
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
96式自走120mm迫撃砲 | ゴッドハンマー ※120MSP、自走RT |
120px | 24 | 73式けん引車などと共通の車体に120mm迫撃砲を搭載したもの |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
60式自走81mm迫撃砲 | ※81MSP | 120px | 18 | 60式装甲車に81mm迫撃砲を搭載したもの 2008年退役 (画像は試作車のもの) |
60式自走107mm迫撃砲 | ※107MSP、60式自走4.2インチ迫撃砲 | 120px | 18 | 60式装甲車に107mm迫撃砲を搭載したもの 2008年退役 |
自走りゅう弾砲[29]
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
75式自走155mmりゅう弾砲 | 75HSP ※SP、自走15りゅう 他 |
120px | 201 | 74式自走105mmりゅう弾砲と並行して開発・配備された 長砲身化改装の計画もあったが新自走砲の開発が決定され、99式自走155mmりゅう弾砲への更新が進められる 2015年までに全車退役予定 |
203mm自走りゅう弾砲 | サンダーボルト ※20りゅう、203SP |
120px | 91 | 1984年配備開始 ライセンス取得による国産だが砲身のみは米国からの有償供与 |
99式自走155mmりゅう弾砲 | ロングノーズ 99HSP ※新SP、新15りゅう 他 |
120px | 99[45] | 75式自走155mmりゅう弾砲の後継として開発された長砲身・長射程の自走砲 射撃や装填の自動化が進みデータリンク装置を始めとした高度な砲兵システムに対応している |
火力戦闘車 | FH70の後継として開発が計画されている装輪式自走砲 高度ネットワーク化された砲兵システム下での運用を前提とし、重装輪回収車と共通の車体に99式自走155mmりゅう弾砲と共通の砲を搭載した車両となる予定 開発作業は平成30年度(2018年度)まで継続される予定となっている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
試製56式105mm自走砲 | SY(試作通称) | 1[46] | M24軽戦車に58式105mmりゅう弾砲を搭載した戦後初の国産自走砲 要求性能を達成できず試作のみで計画中止 | |
M44A1 155mm自走りゅう弾砲 | 120px | 10(供与) | M41軽戦車の発展型の車体に155mm榴弾砲を搭載 1965年導入、1980年代に入り75式自走155mmりゅう弾砲により代換され順次退役、1986年全車用途廃止 | |
M52A1 105mm自走りゅう弾砲 | 120px | 30(供与) | M41軽戦車の発展型の車体に限定旋回式砲塔に105mm榴弾砲を搭載 1966年導入、1977年より75式自走155mmりゅう弾砲により代換され順次退役、1984年全車用途廃止 | |
74式自走105mmりゅう弾砲 | ※105SP、自走10りゅう 他 | 120px | 22 | 75式自走155mmりゅう弾砲と並行して開発・配備された小型自走砲 西側各国において105mm口径榴弾砲の存在価値が低下した事で少数の生産に留まる 1999年退役 |
自走ロケット弾発射機
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRS | マルス ※新多連装、MLRS |
120px | 99 | システム全体は発射機、弾薬車、指揮装置で構成される 1992年より導入 M31ロケット弾の運用を可能にするための改修が進められている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
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67式30型ロケット弾発射機 | ※R-30、67RL | 4tトラックに68式30型ロケットりゅう弾の2連装発射機を搭載したもの 発射機及び装填機で構成される 1992年退役 | ||
75式130mm自走多連装ロケット弾発射機 | ※75MSSR、MSSR、多連装 | 120px | 66 | MLRSの導入に伴い部隊改変や装備改変[47]により退役が進み、2003年頃第2特科連隊第5大隊の改編[48]に伴い全車退役 |
自走高射機関砲
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
87式自走高射機関砲 | スカイシューター ※87AW、ガンタンク、ハエ叩き 他 |
120px | 52 | 74式戦車の発展型の車体に35mm連装機関砲とレーダーを装備した砲塔を搭載した戦後初の国産自走高射機関砲 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M15A1対空自走砲 | ※AAG、37AASP | 120px | 98(供与) | M3A1装甲車に37mm機関砲と12.7mm重機関銃装備の高射砲塔を搭載したもの 保安隊より継続装備 1952年導入、1990年退役 |
M16対空自走砲 | ※AAG、自走4連装 | 120px | 168(供与) | M3A1装甲車にM45 12.7mm四連装機関銃座を搭載したもの 保安隊より継続装備 1952年導入、1974年退役 退役済だが銃座部分のみが予備装備として現在でも保管されている |
M19A1自走高射機関砲 | ※40AAG、連装、対空チャーフィー | 120px | 35(供与) | M24軽戦車の車体に40mm連装高射機関砲を搭載したもの 1953年導入、1979年退役 |
M42自走高射機関砲 | ※40AASP、40AAG | 120px | 22(供与) | M41軽戦車の車体に40mm連装高射機関砲を搭載したもの 1960年導入 1994年退役 |
けん引車・弾薬車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
中砲けん引車 | 120px | 野戦特科でFH70のけん引に使用 ベースは7tトラック | ||
87式砲側弾薬車 | ※ASV | 120px | 55以上 | 203mm自走りゅう弾砲に随伴して弾薬と乗員を輸送し、継続的に弾薬を供給するための車両 |
99式弾薬給弾車 | ※ASV、FAASV | 120px | 17 | 99式自走155mmりゅう弾砲に随伴して継続的に弾薬を供給するための車両 自動給弾装置により弾薬の高速補給が可能 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
18tけん引車 M4 | 120px | 特科で155mm加農砲M2および203mmりゅう弾砲M2、高射特科で90mm高射砲M1の牽引に使用 1953年導入、1970年代に入り順次退役 | ||
13tけん引車 M5 | 120px | 特科で155mmりゅう弾砲M1の牽引に使用 後には155mm加農砲M2の牽引にも用いられた 改良型のM5A1も運用 1953年導入、1970年代に入り順次退役 | ||
25tけん引車 M8 | 120px | 高射特科で75mm高射砲M51の牽引に使用 M51の退役が進むと特科で重砲牽引にも使われた 1953年導入、1978年退役 | ||
73式けん引車 | 120px | 73 | M4/M5/M8の後継として開発された国産の装軌式装甲牽引車 退役済 一部の車両は退役後に 87式砲側弾薬車の試作車に改修されている (画像は改造された試作車) |
戦車回収車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
78式戦車回収車 | ※78TR | 120px | 約50 | 74式戦車の回収車型 |
90式戦車回収車 | リカバリー ※90TR |
120px | 約30 | 90式戦車の回収車型 |
11式装軌車回収車 | ※CVR | 120px | 1 (2013年) |
10式戦車の回収車型 2013年開発完了 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M32 戦車回収車 | ※TR、回収シャーマン、シャーマンレッカ | 120px | 80(供与) | M4中戦車の回収車型 1954年導入、1980年退役 |
70式戦車回収車 | ※SR、70TR | 4 | 61式戦車の回収車型 退役済 |
その他
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M36駆逐戦車 | 120px | 2(供与) | 国産戦車開発の参考として少数が供与 用途廃止により退役 退役後は武器学校にて保存展示 | |
M47中戦車 | 120px | 1(供与) | M24、M4に次ぐ主力戦車として採用が打診されたが導入されず、戦車国産化の参考用に少数が供与される 用途廃止により処分[49] | |
M37 105mm自走榴弾砲 | 120px | 1(供与) | 試製56式105mm自走砲の参考として供与 退役済[49] | |
M39装甲車 | 120px | 主に研究用として少数が供与 退役済 | ||
M59装甲車 | 120px | 1(供与) | 60式装甲車開発の研究用に少数が供与 用途廃止により処分[49] | |
LVT(A)-5装軌式水陸両用車 | 120px | 1(供与) | (画像はLVT(A)-4) LVT水陸両用装甲車のうち75mm自走砲型のLVT(A)-5を水陸両用機構の参考として供与 用途廃止により退役 退役後は武器学校にて保存展示 |
輸送車輌
トラック
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
1/2tトラック(旧) | 73式小型トラック ※ジープ、小トラ |
120px | 三菱 J24ジープベースの小型汎用輸送車両 1997年のメーカーの生産終了により以降は調達車両は(新)に切り替えられる | |
1/2tトラック(現行型) | (新)73式小型トラック ※パジェロ、小トラ |
120px | 1996年より導入された三菱・パジェロベースの新型 製造は民生用と同じくパジェロ製造。 | |
高機動車 | 疾風(はやて) ※HMV、高機(コウキ) |
120px | 1993年より導入、トヨタ(製造は日野)製。 派生型として重迫牽引車や各種装備の搭載車両、更に民生用としてメガクルーザーが生産され、航空・海上自衛隊及び幾つかの官公庁が導入している | |
1 1/2tトラック | 73式中型トラック ※1トン半、キャリア、中トラ、ヤオトラ |
120px 120px |
(画像下が(新)) トヨタと日野の共同開発(製造は日野、納入はトヨタ) 派生型:1 1/2t救急車(※通称「アンビ[50]」)など 3/4tトラックの更新として導入 現在は高機動車と共通のシャーシを使用した(新)に生産が切り替えられている[51] | |
3 1/2tトラック | 73式大型トラック(旧型) ※3トン半、カーゴ、大トラ |
120px | いすゞ製。 派生型:除染車、軽レッカ、3 1/2tダンプ車、3 1/2t水タンク車など 調達時期によって初期/改良型に分かれておりエンジン・変速装置などの仕様と外観の一部が異なる | |
3 1/2tトラック(現行型) | 73式大型トラック(新型) ※3トン半、カーゴ、大トラ |
120px | いすゞ製。 1999年より導入されている車両はキャビンの形状とエンジン及び変速機が異なる新型車両に切り替えられている 変速装置は6速AT(一般部隊用)と5速MT(一般部隊及び教習用)を採用 調達時期によってエンジン・変速装置などの仕様が異なる 旧型同様数多くの派生型あり | |
7tトラック | 74式特大型トラック ※特大 |
120px | 三菱ふそう製(≒スーパーグレート)。
派生型:重レッカ、特大型ダンプ、中砲けん引車など | |
10tトラック(PLS付) | ※特殊トラック | 規格化貨物の輸送/積載装置を装備した4軸大型トラック パレット化された大型貨物や弾薬の輸送に用いられる 重装輪回収車の派生型の一つ 平成24年度予算から調達開始予定 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
ジープ (1/4トントラック) |
※ジープ、ウイリス[52] | 120px | アメリカ・ウィリス社のウイリスMBおよびフォードGPWを供与されたもの 1950年供与開始、1980年全車用途廃止 | |
1/4tトラック | ※ジープ、三菱ジープ、小トラ、1/4トン | 120px | アメリカ・ウィリス社のノックダウン/ライセンス生産品である三菱CJ3A/Bの自衛隊(警察予備隊/保安隊)向け生産型J4 1968年-1972年までは右ハンドル・ディーゼル車のJ54Aを調達 1953年調達開始、1980年全車用途廃止 | |
ダッジWC 3/4tトラック (3/4トントラック) |
※ダッジ(ダッヂ)、ウェポンキャリア | 120px | (画像はWC51) 警察予備隊発足時の供与品 自衛隊発足後も長らく使われた 1950年供与開始、1970年代後期に全車用途廃止 | |
3/4tトラック | ※ウェポンキャリア、キャリア | 120px | ダッジWCの更新のため導入 トヨタFQ10/HQ15と日産Q4W70シリーズの二種類があった 主にトヨタ製が本州以南、日産製が北海道の部隊に配備 1950年導入開始、1979年/1987年(HQ15)全車用途廃止 | |
GMC 2.5tトラック (2トン半トラック) |
※GMC、2トン半、ボンネット、長鼻など | 120px | 警察予備隊発足時の供与品 自衛隊発足後も長らく使われた 1950年供与開始、1978年全車用途廃止 | |
2トン半トラック | ※2トン半、ボンネット、長鼻など 特に広く使われたいすゞTWD21型(6×6)は非公式に56式と呼称 |
120px | (画像は航空自衛隊のもの) 供与のGMCトラックの更新として導入されたいすゞTW・TXシリーズの自衛隊(警察予備隊/保安隊)向け生産型 初期にはトヨタBM型や日産180型も使用された 1951年導入開始、1988年全車用途廃止 | |
4tトラック | 外部リンク 日野ZC10 (民間型) |
日野自動車製ZCシリーズを採用 他に三菱自動車製W11シリーズなども使用 派生型:4tレッカ、4tダンプ、67式30型ロケット弾発射機など 1951年導入開始、1972年調達終了 | ||
5tトラック | 120px | 初期に米軍からM543などが少数供与された 退役済 | ||
6tトラック | 外部リンク 三菱W121 |
三菱自動車製W12シリーズ、次いでW121シリーズを採用 派生型:大型レッカ、導板橋トラックなど 74式特大型トラックに更新され退役 | ||
10tトラック(旧) | 外部リンク TZ10(民間型) |
初期に民生デイゼル工業製のTZ10ダンプトラック とTN93コンクリートミキサー車を限定採用 1950年代-1960年代初期にかけて運用 退役済 | ||
泥濘地作業車 | ※SA | 1 | 日本陸軍の開発した「湿地車」を参考に開発された、浮嚢付履帯を装備する水陸両用車両 試作のみ | |
試製56式特殊運搬車 | SZ-1/RZ-1 | 外部リンク RZ-1 |
1 | 山間部もしくは空挺団での迫撃砲及び75mmりゅう弾砲M1A1の牽引用に開発された小型貨物車 装輪式のRZ-1と装軌式のSZ-1が試作され、比較試験の結果装輪型のRZ-1が採用されるも量産されず |
61式特殊運搬車 | RZ-2 | 4 | オープントップ、オープンキャビンの2軸4輪貨物輸送車両 試製56式特殊運搬車のうち装輪式の二次試作車RZ-2が制式化されたもの 運用試験の結果能力不足と判断され、量産中止 |
けん引車輌・トレーラー
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
軽レッカ | 普通科連隊(整備班)や後方支援連隊の整備大隊などに配備され、整備などに使用される ベース車は73式大型トラック | |||
重レッカ | 120px | 特科・機甲科部隊や後方支援連隊などに配備され、戦闘車両の整備などに使用される ベース車は74式特大型トラック | ||
中型セミトレーラ | ※重機運搬車、トレーラー、中型トレーラ | 120px 120px |
最大積載量20tのけん引式2軸8輪トレーラ 荷台部を低床型とした「中型セミトレーラ 1型」と荷台部を中低床型とした「中型セミトレーラ 2型」が存在する。 | |
73式特大型セミトレーラ | ※戦車運搬車、大型トレーラ | 120px | 最大積載量40tの3軸12輪トレーラ 74式戦車や99式自走155mmりゅう弾砲を運搬可能 | |
特大型運搬車 | ※戦車運搬車(大)、特大トレーラ | 120px | 最大積載量50tの4軸16輪トレーラ 90式戦車を砲塔と車体が一体のまま運搬可 90式戦車が配備される方面隊の方面輸送隊にのみ配備 | |
重装輪回収車 | ※HWR | 120px | 96式装輪装甲車を始めとする装輪装甲車を支援するための大型レッカー車 平成14年(2002年)制式化 車体は03式中距離地対空誘導弾の発射装置車などのベース車両に用いられている | |
1/4tトレーラ | ※小トレーラ | 120px | 73式小型トラックなどで牽引される1軸2輪の被けん引型運搬車 | |
1tトレーラ | ※中トレーラ | 120px | 73式中型トラック・73式大型トラックなどでけん引される1軸2輪の被牽引型運搬車 機構の異なる高機動車専用型が存在する | |
1t水タンクトレーラ | タンクトレーラ ※水タンク |
120px | 73式中型トラック・73式大型トラックなどでけん引される1軸2輪の水タンク車 | |
2t弾薬トレーラ | 120px | |||
2.5tトレーラ | ポールタイプトレーラ ※大トレーラ |
120px | 73式大型トラック・74式特大型トラックでけん引される1軸2輪の被牽引型運搬車 | |
M1A1運搬車 | ※重迫用リヤカー | 107mm迫撃砲M2搬送用の1軸2輪の人力運搬車 駐屯地内備品として使用されているリヤカーとは違い正式な装備品 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M26 装甲運搬車 | 120px 120px |
約20(供与) | 3軸10輪の牽引車兼装輪式回収車であるM25と最大積載量40tの2軸8輪トレーラーであるM15により構成される 非装甲車体のM26A1(画像下)も使用 1954年よりM4A3E8中戦車と共に米軍より供与 73式特大型セミトレーラに更新される形で1970年代初頭より順次退役 |
雪上車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
78式雪上車 | ※大雪 | 120px | 52(平成15-17年調達分) | 1996年より改良型の「78式雪上車(B)型」の配備が開始されている |
10式雪上車 | 120px | 78式雪上車の後継として導入 | ||
軽雪上車 | ※軽雪、スノーモービル | 120px | 民生品に所定の改装を施したもの |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M29 | 120px | 1+8 | アメリカ、スチュードベーカー社製の多用途装軌車両 雪上車として導入されたが、国産雪上車整備の方針により少数使用に終わる 1960年代に入り順次退役 | |
60式3t雪上車 | 64+409 | 先行量産型の制式名称は「58式3t雪上車」 1980年代に退役 | ||
61式大型雪上車 | 91 | 60式3t雪上車の拡大改良型 1980年代に退役 |
二輪車
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
偵察用オートバイ | ※オート、ホンダ(XLR250)、カワサキ(KLX250) | 120px 120px |
偵察・連絡に用いられるオフロード型のオートバイ XLR250R(画像上)からKLX250(画像下)へ更新中 | |
警務隊用オートバイ | ※白バイ、警バイ | 120px | 警務隊において交通統制業務や車両の誘導・先導に用いられる VFR400、CB400SF(画像左)、XJR400R(画像右)などが採用されている |
舟艇
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
渡河ボート | ※半型舟、全型舟、半ボート、全ボート、単舟、長舟など | 120px | FRP製のカッター型短艇 2艘1セットで装備され、2艘を連結してナロウ型のボートとしても使用可能 軽門橋の浮体としても使用される | |
偵察ボート(2人乗) | ※ラフト、ゴムボート | 120px | インフレータブル式の小型ゴムボート | |
偵察ボート(5人乗) | ※ラフト、ゴムボート(大) | 120px | インフレータブル式の中型ゴムボート | |
水中用スクータ | 水中よりの偵察、潜入任務に用いられる |
鉄道車両[53]
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
9600形蒸気機関車 9677 | ※蒸気機関車、SL、キューロク | 120px | 1 | 1959年国鉄より譲渡 1966年退役、1970年解体 |
0-4-0(B)蒸気機関車 | ※タンク機、ゼロヨン | 1 | 1956年三菱重工業より譲渡 1966年退役、1993年廃棄処分 現在は民間施設で保存 | |
軽車両 | ※軌道ジープ | 1 | 米軍供与の1/4トントラック(ジープ)を軌道・道路両用車に改造したもの 1960年導入、1966年の部隊解隊以後は通常の乗用車として別部隊にて使用 | |
一〇〇式鉄道牽引車 | ※一〇〇式、牽引車 | 1 | 日本陸軍の開発した軌道・道路両用の牽引車 1960年国鉄より譲渡、1966年退役 朝霞駐屯地内にて保存展示 | |
ワム3500形有蓋貨車 ワム5014 | ※ワム | 1 | 1960年導入、1966年退役 | |
十五トン積無蓋貨車 | ※トラ | 1960年より順次導入、1966年退役 | ||
九七式軽貨車 | 120px | 1960年西武鉄道より譲渡 1966年退役 輸送学校にて保存展示、1993年以後所在不明 | ||
軌道用モーターカー | ※モーターカー | 鉄道会社で保線作業に使用される小型動力付き車両と同様のもの 1960年導入、1966年退役 輸送学校で保存展示、1993年以後所在不明 | ||
二人用足踏み式線路巡回車 | ※巡回車、足漕ぎ | 鉄道会社で使用される軌道自転車と同じもの 1960年導入、1966年退役 輸送学校にて保存展示、1993年以後所在不明 |
施設科装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
75式ドーザ | ビッグブル ※装甲ドーザ、ドーザ |
120px | 装甲キャビンを持つ中型ブルドーザー | |
施設作業車 | 120px | 前線での土木作業を行うための車両 1999年配備開始 | ||
坑道掘削装置 | ※ドリル、ジェットモグラ | 120px | 坑道を構築するために地面を掘削するための機材 1991年配備開始 | |
道路障害作業車 | ※ドリル、アースオーガー | 120px | 1985年より導入開始 | |
小型ショベルドーザ | ※バックホー、ユンボ | 120px | 民生品に所定の改装を施したもの | |
小型ドーザ | ※小ドーザ、ショベル付ドーザ | 120px | 民生品に所定の改装を施したもの | |
中型ドーザ | ※中ドーザ | 120px | 民生品に所定の改装を施したもの | |
大型ドーザ | ※大ドーザ | 民生品に所定の改装を施したもの | ||
グレーダ | 120px | 民生品がほぼそのまま使われている | ||
掩体掘削機 | ※パワーショベル、ユンボ、バックホー | 120px | アームの先端のアタッチメントの交換により多種多様の掘削作業が可能な装軌式土木作業機械 一般的に言うところの「油圧ショベル」 | |
資材運搬車 | 120px | 履帯式の軽貨物運搬車 大型の車両が運用できない山間部などで各種輸送任務に用いられる 市販のゴムクローラーキャリアダンプと同型のもの | ||
バケットローダ | ※バケット | 120px | 民生品に所定の改装を施したもの | |
トラッククレーン | 120px | 民生品がほぼそのまま使われている | ||
タイヤローラ | ※ロードローラー | 120px | 民生品がほぼそのまま使われている | |
自走式破砕機 | ※破砕機、粉砕機 | 120px | 瓦礫などを細かく砕いて処理するための機材 民生品がほぼそのまま使われている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
67式装甲作業車 | 1 | 量産が中止されたため試作のみ 試作車はM4A3E8戦車を改造して製作された 退役済 |
架橋装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
81式自走架柱橋 | アトラス ※VTLB |
120px | 半自動で架橋作業が可能な野戦架橋機材 1両につき橋長10m、42tまで通過可能な橋柱式橋梁を架設できる | |
07式機動支援橋 | ※07MSB、MSB | 120px | 架設車、ビーム及びビーム運搬車、橋節及び橋節運搬車と支持装置他の付属装備により構成され、橋長60m、通過可能重量60tまでの架橋が可能 81式自走架柱橋の後継装備 平成22年度より部隊配備開始 | |
70式自走浮橋 | ※自走浮橋、70浮橋、ポンツーン | 1両もしくは数両を結合して渡船として使用する他、連結して長大な浮橋とすることができる水陸両用車両 1部隊10両で構成され、10両連結時には最大91m、通過可能重量38tの浮橋を架設可能 | ||
92式浮橋 | ※92浮橋 | 120px 120px |
(画像は橋間橋節及び動力ボートとその運搬車) 橋間橋節、橋端橋節、動力ボート、道路マット、道路マット敷設装置とそれらの運搬車から構成される 1セットあたり最大104m、積載/通過可能重量50tの浮橋を架設可能 | |
軽徒橋 | 120px | 浮体の上に導板を載せて連結することにより構築する渡河機材 橋節1ユニットは360cm×50cm、1セットは36橋節で構成され最大約130mの人員渡河用浮橋を架設可能 人員渡河用の装備だがオートバイの通過も可能 | ||
軽門橋 | 渡河ボートの上に積載する形で使用する渡河機材 使用する渡河ボート及び導板の数により各種重量の軽車両を運搬可能 | |||
パネル橋 | ユニット化された橋脚、橋桁及び導板を組み合わせて構築される野戦橋機材 1セットあたり12.5m×3m[54]、50tまでの車両が通行可能な橋梁を架設できる | |||
パネル橋MGB | ※MGB | 120px | パネル橋の後継として導入されたユニット式野戦橋機材 1セットあたり最大42m×4m、60tまでの車両が通行可能な橋梁を架設できる イギリス アイリアム・フェアリー社製 |
戦車橋
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
91式戦車橋 | タンクブリッジ | 120px | 22 | 74式戦車の発展型の車体にカンチレバー式の架橋を搭載したもの 90式戦車の通過が可能 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
67式戦車橋 | 1+3 | 61式戦車の車体にシザース式の架橋を搭載したもの 最大通過可能重量40t 1990年代初頭より順次退役 |
航空機
回転翼航空機(ヘリコプター)
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
AH-1S | コブラ | 120px | 90 保有数 73 |
1978年より導入 2012年3月時点の保有数は73機 |
AH-64D | アパッチ・ロングボウ ※アパッチ |
120px | 11 13(調達予定数) |
2002年より導入開始 2008年度にて調達価格高騰のため調達中止 2011年度にて調達再開 |
UH-1B/H/J | ※ヒューイ | ファイル:JGSDF UH-1B.JPG 120px |
UH-1B(90) UH-1H(133) UH-1J(130) 保有数 145 |
UH-1Bを1973年より、UH-1Jを1993年より導入 UH-1Bは退役済 2012年3月時点の保有数は145機 |
UH-60JA | ブラックホーク | 120px | 39(2013年度) | 1997年より導入 UH-1の後継とされる予定であったが、全面的更新機とはならない予定 対戦車ヘリコプター並の武装が可能だが、現状では機銃以外の武装は装備されていない |
CH-47J/JA | チヌーク ※C、CH |
120px 120px |
CH-47J(34) CH-47JA(27) 保有数 55 |
KV-107IIの後継として1986年より川崎重工業によるライセンス生産機をJ型として導入、1995年度よりは改良型のJA型を導入 J型は初期の機体から退役中、J、JA型を合わせた2012年3月時点の保有数は55機 |
OH-6D/J | カイユース | 120px 120px |
OH-6J(117) OH-6D(193) 保有数 90 |
1969年より導入 1979年より生産/調達機はOH-6Dに切り替え OH-6Jは退役済 2012年3月時点の保有数は90機 |
OH-1 | ニンジャ | 120px | 4+34 | 2001年より導入、平成22年度をもって調達終了 2012年より当機をベースにした「新多用途ヘリコプター」の開発が計画されたが談合疑惑により2013年に計画中止 |
AS-332L | ※シュペルピューマ、VIP | 120px | 3 | 1986年要人輸送専用機として導入 2006年度よりEC-225LPに交代して順次退役 |
EC-225LP | ※EC225、LP、新VIP | 120px | 3+1[55] | AS332Lの改良型 2005年よりAS332Lの更新機として導入 |
TH-480B | ※エンストロム | 120px | 2(既調達数)/30(調達予定総数) | 2009年度よりOH-6Dの後継たる新練習ヘリコプターとして導入 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
H-19C | はつかり | 120px | 31 | 陸上自衛隊初の汎用輸送ヘリコプター アメリカ、シコルスキー社のS-55(H-19)をライセンス生産したもの 1954年導入、1976年退役 |
V-44A | ほうおう | 120px | 2 | アメリカ、パイアセッキ社のH-21C双翅式ヘリコプターを研究用に導入 1959年導入、1965年退役 |
KV-107/II-4 | しらさぎ ※バートル |
120px | KV-107II-4(41) KV-107IIA-4(18) KV-107IIA-4A(1) |
アメリカ、ボーイング・バートル社のV-107双発双翅ヘリコプターを川崎重工業がライセンス生産した機体 V-44Aの運用結果を受け大型長距離輸送ヘリコプターとして導入 輸送型の他1機がKV-107IIA-4Aの名称でVIP輸送機として製造されAS-332Lに交替するまで用いられた 1965年導入、1997年全機退役 |
H-13E/F/G/H/KH | ひばり | 120px | H-13E(6)H-13H(75) H-13KH(19) |
練習ヘリコプターとして導入されたが、連絡・観測機としても運用された 1954年保安隊に採用、1958年より川崎重工業によるライセンス生産機であるH-13H及びH-13KHを導入 1982年退役 |
TH-55J | ※トンボ、オニヤンマ | 120px | 38 | 初等練習ヘリコプターとして導入されたが連絡・観測機としても運用可能 1972年導入、1995年退役 |
固定翼航空機
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
LR-1 | ※ミツビシ | 120px | 20 | 三菱MU-2の陸上自衛隊向け型 1967年より導入 2015年全機用途廃止予定 |
LR-2 | ハヤブサ | 120px | 7(2012年3月末現在) | 旧ビーチクラフト社キングエア350の陸上自衛隊向け改装型 LR-1の後継として1999年より導入 |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
L-16 | ※エアロンカ、ロンカ | 120px | 20(供与) | 1952年米軍より保安隊に供与 1953年 L-5の供与により返還 |
L-5 | ※スチンソン | 120px | 35(供与) | 1953年米軍より保安隊に供与 1957年全機退役 |
L-21 | ※パイパー | 120px | 62(供与) | 1953年米軍より保安隊に供与 1965年退役 18機を日本赤十字社に払い下げ |
T-34A | メンター ※はつかぜ(航空自衛隊および陸上自衛隊の一部にて) |
120px | 10(供与) | 1953年米軍より保安隊に供与 航空自衛隊に移管された後に9機が再度移管 1978年退役 |
L-19 | そよかぜ | 120px | L-19A(107)(供与) +L-19E-1(14)+L-19E-2(8) |
1954年米軍よりL-19Aを供与 1957年よりL-19Eを富士重工によりライセンス生産し導入 1986年全機退役 |
KAL-1 | 120px | 1 | 1954年導入 1964年退役 | |
KAL-2 | 120px | 1 | KAL-1の発展型 1964年、航空自衛隊より1機を移管受領するも同年中に退役 | |
LM-1/-2 | はるかぜ | 120px | 27(有償供与) | T-34メンターを基にした国産機だが米軍の対外有償軍事援助(FMS)により供与の扱いで装備 1956年導入 1983年退役 |
TL-1 | ※こまどり(海上自衛隊での愛称、陸自でも一部で呼称) | 120px | 2 | LM-1/-2 の発展型 1981年導入 1990年海上自衛隊に移管 |
無人装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
RMAX Type II G | ヤマハ発動機が開発した民生用無人ヘリコプターを導入 イラク派遣で使用 | |||
遠隔操縦観測システム | FFOS ※無人機システム |
120px | 無線操縦式の無人ヘリコプターを主体とした観測・情報収集システム 無人機、統制装置、追随装置、簡易追随装置、発射装置、機体点検装置、機体運搬装置の各装置で構成される 2001年より調達開始 2006年度をもって調達は改良型のFFRSに移行 | |
無人偵察機システム | FFRS ※新無人機システム |
120px | 遠隔操縦観測システムの改良型 2007年より調達開始 23年度3次補正予算で原子力災害に対応した改良型が調達されている | |
無人偵察機 CHUKAR-R | ※チャカR | BQM-74無人標的機に偵察装備を搭載し無人偵察機に転用したもの | ||
小型模型標的機 RCMAT | ※RCMAT、ラジコン | 射撃訓練用の小型ラジコン飛行機 | ||
低速標的機 RCAT | ※RCAT | 射撃訓練用の大型ラジコン飛行機 | ||
高速標的機 CHUKAR-III | ※チャカ3 | 120px | 射撃訓練用の無人標的曳航機 | |
JUXS-S1 | ※UAV(近距離用) | 120px | 全翼式の小型UAV RQ-11 レイヴン等と同様の小型無人機 | |
フジ・インバックB2 | 外部リンク | フジ・インバック社製のB-II型無人航空機を導入したもの 単発・双胴方式の中型UAV 23年度3次補正予算で調達 | ||
スキャンイーグル | 120px | 全翼式の中型無人UAV 23年度3次補正予算で調達 | ||
パックボット | 120px | 遠隔操作される多目的ロボット 23年度3次補正予算で調達 |
通信器材、電子器材
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
移動加入基地局装置 | ||||
移動加入端末装置 | ||||
電子交換装置 | 120px | |||
携帯電話機 | ||||
無線搬送装置 | JMRC-C**/R** | 120px | 部隊司令部間の音声及び画像の通信を行うための装備 使用する部隊の規模・通信距離により1号/2号/3号が存在する (画像は1号装置JMRC-C17/R17) | |
69式携帯無線機 | ||||
85式携帯無線機 JPRC-F10/F11 | 80px | |||
携帯無線機1号 JPRC-F70 | 120px | |||
車両無線機 | ||||
地上無線機 | ||||
機上無線機 | ||||
交換機 | ||||
衛星単一通信携帯局装置 JPRC-C1 | TASCOM-X、タスコム | 120px | ||
衛星単一通信可搬局装置 JMRC-C4 | 120px | |||
70式野外電話機 JTA-T1 | ||||
85式地上レーダー装置 JTPS-P11 | 120px | |||
地上レーダ装置1号改 JTPS-P23 | ||||
地上レーダ装置2号 JPPS-P10 | 1982年より配備開始 | |||
地上レーダ装置2号改 JPPS-P24 | ||||
76式対砲レーダ装置 JMPQ-P7 | 120px | レーダトレーラ及び対砲レーダ用装軌車および電源車により構成される | ||
対砲レーダ装置 JTPS-P16 | 120px | 76式と違いシステム一式を74式特大型トラックに搭載して単独で構成される 1990年代初頭より導入開始 | ||
72式対迫レーダ装置 JAN/MPQ-N1 | ||||
対迫レーダ装置 JMPQ-P13 | 120px | 72式対迫レーダ装置の後継装備 1986年より配備開始 | ||
71式対空レーダ装置 JTPS-P5 | ||||
対空レーダ装置 JTPS-P14 | 120px 120px |
地上接地(画像上)の他73式大型トラックに積載(画像下)しても運用される 1988年より導入 | ||
対空レーダ装置1号 JTPS-P25 | ||||
79式対空レーダ装置 JTPS-P9 | ||||
低空レーダ装置 JTPS-P18 | 120px | |||
着陸誘導装置 JTPN-P20 | ||||
航法援助装置 JMRM-A2 | ||||
野戦情報探知装置 JGSQ-S2 | ||||
80式気象測定装置 JMMQ-M2 | 120px | 野戦特科部隊の射撃に必要な気象状態を観測する為の装備 | ||
気象測定装置 JMMQ-M5 | 120px | 80式気象測定装置の後継装備 | ||
航空気象装置 JMMQ-M7 | ||||
野戦特科射撃指揮装置 JGSQ-W3 | ※FADAC(ファダック) | 大隊指揮用装置、中隊指揮用装置、砲班装置、観測機関装置で構成される 1992年より配備開始 | ||
75式自走地上風測定装置 | ※75WS | 12 | 75式130mm自走多連装ロケット発射機(MSSR)の射撃諸元を導くために風向と風速を測定するための装置を73式装甲車の車体に搭載したもの 2003年、75式MSSRの退役に伴い退役 | |
多連装ロケットシステム指揮装置 | 多連装ロケットシステムの射撃指揮統制を行うための装置 大隊指揮装置、中隊指揮装置、小隊指揮装置、各指揮装置データ伝送装置の各種がある 1992年より導入 | |||
対空戦闘指揮装置 | 高射特科部隊の指揮統制を行うための装置 JAN/TSQ-51CとJAN/TSQ-51-Eの2種類が存在 |
暗視装置
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
暗視装置 JGVS-V1 | ||||
暗視装置 JGVS-V2 | ||||
微光暗視眼鏡 JGVS-V3 | ※V3(ブイスリー) | 120px | ||
84式暗視装置 JGVS-V4 | ||||
暗視装置 JGVS-V5 | ||||
個人暗視眼鏡 JAVN-V6 | 120px | |||
近距離暗視装置 JGVS-V7 | ||||
個人用暗視装置 JGVS-V8 | ※V8(ブイエイト) | 120px 120px |
||
近距離監視装置 JGVS-V9 | ||||
75式照準用微光暗視装置II型 (B) | ※微光暗視眼鏡 | |||
近距離照準用暗視装置 |
情報システム
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
野戦特科情報処理システム | ※FADS(ファドス) | |||
師団対空情報処理システム | ※DADS(ダドス) | |||
師団通信システム | Division Integrated Communications System:DICS(ディクス) | |||
方面隊電子交換システム | Army Electric Switch System:AESS | |||
基幹連隊指揮統制システム | Regiment Command Control System:ReCs(レックス) |
個人被服・装具
作業服[56]
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
迷彩服2型 | 作業服,迷彩 ※迷彩作業服 |
120px 120px |
1992年より支給開始 細部の仕様が異なる「戦闘服(一般用/空挺用/装甲用/航空用)」「防暑服4型」(画像下)等のバリエーションがある 海上自衛隊、航空自衛隊でも使用されている | |
迷彩服3型 | 戦闘服,一般用 作業服,迷彩 |
70px | 2007年頃より支給開始 迷彩服2型の一部改良品 海上自衛隊、航空自衛隊でも使用 | |
戦闘服市街地用 | 特殊作戦群が使用している迷彩服 | |||
砂漠用迷彩服 | 80px | 防暑服4型の砂漠迷彩版 | ||
タイベックⅢ型 | 80px | タイベック素材を用いた防護衣 2011年に発生した福島第一原子力発電所事故での出動において使用されている |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
65式作業服 | ※作業服 | 80px | 第一線部隊からは退役済 予備自衛官及び予備自衛官補は現在も使用 | |
迷彩服1型 | 作業服,迷彩 ※旧迷彩 旧型迷彩服 |
80px | 1970年代より調達・支給開始 機甲部隊、空挺団向け等に仕様の異なるバリエーションがある 退役済であるが、PX品や処分されずに各部隊で残された官品の一部は創立記念展示・訓練等における対抗部隊役の隊員が着用しており、完全に姿を消したわけではない |
鉄帽
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
66式鉄帽 | ※テッパチ | 120px | 第一線部隊からは姿を消しつつある。陸幕・方面直轄の後方職種や装備実験隊等の部隊、及び予備自衛官等では現役 外帽と中帽(1形)で構成されている | |
88式鉄帽 | ※テッパチ | 120px | 鉄帽という名称だが鉄製ではない | |
中帽,2形 | ※ライナー | 120px | 軽作業や災害派遣で使用されるヘルメット 合成樹脂製で防弾能力は無い |
退役
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
M1ヘルメット | ※テッパチ | 120px | 警察予備隊/保安隊創設時にアメリカから供与されたもの 退役済 |
防弾衣
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
戦闘防弾チョッキ | ※ボディアーマー | 120px | 1992年より導入 | |
防弾チョッキ2型 | ※ボディアーマー2型 他 | 80px | セラミックプレートの挿入で小銃弾阻止可能 現在は細部を改良した「防弾チョッキ2型(改)」が調達されている | |
防弾チョッキ3型 | 2012年度より調達開始 |
長靴
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
半長靴 | 半長靴として一般隊員に支給されているフック式編み上げブーツ 戦闘装着セットに当初導入されたものは戦闘長靴の名称で、紐は足首から上部はフックへの編み上げ式であったが後に鳩目へ通すタイプへ変更された(この時にズボン裾のはみ出し防止のために履き口にゴム製のヒダも縫い付けられたものになった) 現在は予備自衛官等にて使用される 派生型として空挺用、航空用が存在する 牛革製で新品のうちは堅い | |||
半長靴2型 | 80px | 2000年頃より調達されているブーツ 戦闘装着セットとして支給されるものは「戦闘靴」と名称が変わる 派生型として空挺用、航空用が存在する。 | ||
半長靴3型 | 半長靴2型の改良型、シュータンがメッシュに変更され通気性が改善されている 戦闘装着セットとして支給されるものは「戦闘靴2型」と名称が変わる 派生型として空挺用・航空用・装甲用・防暑靴3型(黒色)・防暑靴4型(タンカラー)が存在する | |||
戦車靴 | 装甲車両乗員用の茶革の靴 靴紐を省略し、車両事故で足を挟まれた際にすぐ脱ぐことが出来る設計になっている 2013年の駒門駐屯地祭で新型のマジックテープ式が公開された |
その他
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
戦闘装着セット | 120px | 1980年台後半から現在までに採用された戦闘服、鉄帽、防弾チョッキなどの総称 | ||
隠密行動用戦闘装着セット | 80px | 狙撃手等が着用する装具 いわゆる“ギリースーツ” |
需品装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
野外炊具1号 | ※炊事車、キッチントレーラ、フィールドキッチン | 120px 120px |
野外において調理・炊事作業を行うための装備 最初に装備された1号、性能と使い勝手を向上させた1号(改)(画像下)、更に性能他を改善した1号(22改)がある 平成22年度予算(平成23年3月以降納入分)よりは1号(22改)が調達されている | |
野外炊具2号 | ※炊事機 | 120px | 小部隊用の移動用調理器具 野外炊具1号のかまど部分を可搬式にした2号(改)も存在する (画像は2号(改) | |
冷凍冷蔵車 | ||||
野戦釜 | 野外炊具の導入以前に用いられていた大人数用調理釜 正式な書類上は退役しているものの、使い勝手の良さから保有していた部隊では現在も使用 | |||
糧食用線量率計3形 | ||||
野外入浴セット | ※野外風呂、**の湯[57] | 120px 120px |
野外で軽易入浴を提供するための装備 ボイラ及び発電機を搭載したトレーラと浴場設置機材により構成される 温水による除染・洗浄が必要な際にも使用される 1985年の日本航空123便墜落事故に際して現地急増されたことをきっかけに制式化 現在は能力向上型の2型が装備されている | |
野外洗濯セット | 120px | 野外において被服の洗濯を行うための装備 洗濯機、脱水機、給水ポンプ、発電機を搭載したトレーラ、及び乾燥機を搭載した牽引車(大型トラック)により構成される 機材の能力を向上させて全機材をトレーラに搭載した 野外洗濯セット2型に更新されつつある (画像は2型) | ||
宿営用天幕 | ※シュクテン(宿天)、寒天(※寒冷地天幕の通称) | 120px | 6名を収容できる野営に用いるテント 冬季積雪時用の白色のカバー(天幕覆い)の他、白色の外幕と黒色の内幕の二重構造の「寒冷地用天幕」もある それまで使用されていた各種天幕に代わり1987年より調達開始(寒冷地用は現在は新規調達されていない) | |
病院天幕 | ※ビョウテン | 野外治療所(野戦病院)を開設する際に用いる大型テント 1セットあたり10床を収容可能 1994年より調達開始 | ||
業務用天幕 | ※ギョウテン | 120px | 各種の目的に用いる大型テント 小型車両等を収容できる1型、最大14名を収容できる2型、支柱がなく連結して用いることのできる一般用の3種がある (画像は2型) | |
2人用個人携帯天幕 | 120px | 公式装備としては退役済だが新隊員教育用に一部は保管、教材として活用 | ||
浄水セット(逆浸透型) | ※浄水装置 | 120px | 逆浸透膜を用いた処理装置により上水処理されていない河川水等から清水を製造できる浄水装置 現在は海水の真水化が可能な「2型」の調達が進んでいる | |
野外手術システム | 120px | 10セット | 野外で外科手術を行うための装備 手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車の4つの車両で1セットが構成される | |
人命救助システム | 120px | 災害派遣に際し救護・救難を行うための機材をコンテナに結集させたもの コンテナは救護所として用いることができる | ||
3トン半燃料タンク車 | 3トン半燃料タンク車(一般用) ※燃タン/ネンタン、タンクローリ |
120px | 73式大型トラックに容量5,000リットルの燃料タンクを搭載した車両 車両への燃料補給に用いられる (画像は73式大型トラック(新)がベースの車両) | |
3トン半航空用燃料タンク車 | 3トン半燃料タンク車(航空用) ※燃タン/ネンタン、タンクローリ、給油車] |
120px 120px |
73式大型トラックに最大積載量3,900リットルの航空用燃料タンク及び給油装置を搭載した車両 駐屯地及び野外発着場で航空機への燃料補給に用いられる (画像下は73式大型トラック(新)がベースの車両) | |
10000リットル燃料タンク車 | 燃料タンク車(10000リットル 航空用) ※燃タン大/大ネンタン、大型タンクローリ |
120px | 74式特大型トラックに容量10,000リットルの航空用燃料タンク及び給油装置を搭載した車両 駐屯地での航空機への燃料補給に用いられる | |
3 1/2t水タンク車 | 3トン半水タンク車 ※水タン/ミズタン、水タンクローリ |
120px 120px |
73式大型トラックに容量5000リットルの水タンクを搭載した車両 給水車としての他に散水装置を装着して散水車として用いることも可能 (画像下は73式大型トラック(新)がベースの車両) | |
野外支援車 | ※トイレカー | 120px | 演習などの大規模野外行動時に衛生状態を保つための移動洗面所設備 |
空挺・ヘリボーン用装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
60式空挺傘 | 120px | |||
空挺傘696M1 | 120px | おもに第一空挺団で使用されている。 | ||
自由降下傘 | 120px | おもに第一空挺団で使用されている。 | ||
高高度空中投下装置 | ||||
重物量投下器材 | ||||
スリングネット | ||||
スリングベルト | ||||
ラペリング器材 | ||||
ファストロープ器材 | 120px | |||
エクストラクションロープ |
化学装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
生物偵察車 | 80px | 生物兵器や病原性細菌・ウィルスにより汚染された地域を偵察するための車両 | ||
防護マスク4型 | ※ガスマスク | |||
化学防護衣4形 | ||||
戦闘用防護衣 | 個人用防護装備に更新が進められている | |||
個人用防護装備 | 120px | |||
空気マスク | ||||
火災防護衣 | ||||
部隊用防護装置 | ||||
ガス検知器2型 | ||||
CR警報機 | ||||
化学剤検知器 | AP2C(エーピーツーシー) | ガス検知器2型の後継装備 | ||
化学剤監視装置 | 120px | センサー部は高機動車に搭載されている | ||
部隊用線量計 | ||||
線量計3形 | ||||
中隊用線量率計3形 | ||||
携帯線量計セット | ||||
除染車 | 120px | |||
除染装置 | 94式除染装置 | 120px | ||
携帯除染器2型 | ||||
液体散布車 | 120px | 油脂火災等の重大火災の消火に用いられる特殊化学消防車 中央特殊武器防護隊にのみ配備 | ||
粉末散布車 | 120px | 重大化学火災の消火に用いられる粉末化学消防車 中央特殊武器防護隊にのみ配備 | ||
発煙機2型 | ||||
発煙機3型 | 120px | 発煙機2型の後継装備 | ||
携帯気象計 |
駐屯地内装備
名称 | 愛称(※は部隊内通称) | 画像 | 調達数 | 注釈 |
---|---|---|---|---|
業務車1号 | 業務1号 ※バン、ワゴン |
120px | 隊員の公務や日常業務に使用される一般乗用車 [58] | |
業務車1号 (現行塗装型) |
業務1号 ※黒バン、黒ワゴン |
120px | 隊員の公務や日常業務に使用される一般乗用車 [58] 2006年度以降の納入車は、それまでの特注のOD色仕様から市販車と同じ黒色塗装の仕様に切り替えられている | |
業務車2号 | 業務2号 ※白バン、地連バン 等 |
120px | 自衛隊地方協力本部で使用される一般乗用車 [58] | |
業務車3号 | 業務3号 ※セダン、公用車、隊長車 等 |
120px | 司令及び部隊長たる将官もしくは佐官の乗車する公用車 [59] | |
業務車4号 | ※ギョーヨン、ワゴン車 等 | 公務や日常業務に使用される一般乗用車 市販のワンボックスカーが使用されている | ||
庁用車 | 120px | 将官クラスの公務や日常業務に使用される一般乗用車 [59] | ||
乗用車 | ※観閲車、高級車、オープンカー 等 | 業務車3号の発展型 将官等高級幹部の公務や日常業務に使用される他、オープンカータイプのものは観閲式で使用される | ||
人員輸送車1号 | ※輸送バス、バス | 120px | 平時の人員輸送に用いられる大型バス [60] | |
人員輸送車2号 | ※マイクロバス | 120px | 平時の人員輸送に用いられるマイクロバス 主に地方協力本部が使用 [60] | |
業務トラック | 120px | 平時の輸送任務に用いられるトラック[61] 制式装備の“○○式トラック”とは異なり戦闘状況下には通常用いられない | ||
消防車 | 120px | 一般の消防車にほぼ同じ 散水車としても使用される ポンプ車型の他に化学車型もあり | ||
救難消防車 | 120px | 航空機事故に対応するための化学消防車 | ||
救急車 | ※アンビ | 120px | 平時に駐屯地内で使用される救急車 病院間の搬送等にも用いられる | |
胃集団検診車 | 120px | 胃がんその他の検診に用いられる移動検診車 | ||
リヤカー | ※人力 | 120px | 多用途に使用される1軸2輪の無動力荷物運搬車 民生品を購入したものの他、隊内自作品も多い 材質や形式は様々 107mm迫撃砲用のものは「M1A1運搬車」として制式装備品となっている |
脚注
参考文献・資料/参照元
- 『自衛隊装備年鑑』朝雲新聞社出版局 各年号
- J-Wings別冊『J-Ground「陸上自衛隊装備ファイル」』イカロス出版 各年度版
- 『グランドパワー '00/7月号別冊 陸上自衛隊 車輌・装備ファイル』(テンプレート:ASIN)デルタ出版 2000年
- 『自衛隊歴代最強兵器BEST200』(ISBN 978-4415095059)成美堂出版 2000年
- 『戦後日本の戦車開発史―特車から90式戦車へ』(ISBN 978-4906124497/ISBN 978-4769824725) 林磐雄:著 かや書房/光人社 2002/2005年
- 『グランドパワー 2003年11月号別冊 陸上自衛隊の装備車輌 Vol.1』ガリレオ出版 2003年
- 『自衛隊航空機全集 陸海空自衛隊、歴代装備機のすべて』(ISBN 978-4871497718)松崎豊一:著 イカロス出版 2005年
- 『自衛隊装備名鑑1954~2006』(ISBN 978-4775805978)コーエー出版局 2007年
- 『PANZER臨時増刊 陸自車両50年史』アルゴノート社 2008年
- 『本当にあった陸自鉄道部隊-知られざる第101建設隊の活躍』(ISBN 978-4769825746) 伊藤東作:著 光人社 2008年
- 『MAMOR Vol. 26 2009年4月号「オモテからウラまでわかる エンサイクロペディア自衛隊用語辞典」』(テンプレート:ASIN) 扶桑社 2009年
- 『Strike And Tactical (ストライク・アンド・タクティカルマガジン) 2009年9月号別冊 戦後の日本戦車』(テンプレート:ASIN)SATマガジン出版 2009年
*以下は文献ではないが参照元として記す
- 陸上自衛隊 朝霞駐屯地 陸上自衛隊広報センター:屋内及び屋外展示
- 〃 土浦駐屯地 武器学校:火砲館及び装備品展示場
- 〃 下志津駐屯地 高射学校:広報資料館及び屋外展示
- 〃 富士駐屯地 富士学校:資料館及び屋外展示
- 〃 姫路駐屯地:資料館及び屋外展示
- 〃 善通寺駐屯地:資料館及び屋外展示
関連項目
外部リンク
テンプレート:陸上自衛隊2- ↑ 北部方面隊のあゆみ 2003年発刊 - 一部火器の愛称が記載されている
- ↑ 通称に関しては広報資料館展示物や、自衛隊が監修協力を行った映画守ってあげたい!・戦国自衛隊等にも登場する。「パンツァー」誌2010年7月号の誘導弾関係の特集、「Soyou」各号の隊員投稿コーナー、「ここが変だよ、自衛隊」等に記述あり
- ↑ 部内で使用される部内用広報ビデオにも隊員間の通称が用いられている
- ↑ 扶桑社刊『MAMOR』Vol. 26
- ↑ 1-4番の切り替えがあり、それぞれの番号でライト機器類の点灯が変化する。エンジンを止める場合は「off」にしなければバッテリー上がりの原因に繋がる。1は前照灯無灯状態(ブレーキ等は点灯)、2は前照灯点灯、3は灯火制限時における後方の管制灯のみ点灯(前面は無灯で後部のブレーキ管制灯のみ点灯)、4は前部の管制灯含む全ての管制灯が使用可能で夜間走行時に使用する
- ↑ 元力士、水戸泉政人のブログ「水戸泉メモリー」の2004年12月16日の記事に写真[1]が掲載されている
- ↑ 随意契約に係る情報の公表(物品役務等)
- ↑ 公告 第 輸調-343号 平成24年9月14日
- ↑ 9.0 9.1 平成23年度装備品等(火器車両関連)に係る各種契約希望募集要項
- ↑ 公告 第 輸調-350号平成 24年9月14日
- ↑ 陸上隊自衛隊調達分。生産総数は約230,000丁
- ↑ [2][3][4]
- ↑ 補給統制本部公示第132号 平成23年1月28日
- ↑ 1961年に500挺を検査した結果、実用に耐えずと判断され、すべての九九式に射撃禁止措置が執られる
- ↑ 平成24年度装備品等(火器車両関係)に係る各種契約希望募集要項
- ↑ 初めて全面的に撮影協力した映画『ゴジラ』(1954年)作中ではゴジラと最初に交戦した装備として登場した
- ↑ 61式戦車の備砲(主砲同軸機銃)としては2000年まで現役で運用されていた
- ↑ 18.0 18.1 18.2 18.3 平成21年度装備品等(火器車両関係)に係る各種契約希望募集要項
- ↑ なお、新ゴボウ剣の通称は九九式を使用していた世代に限られ、現在はほとんど知られていない
- ↑ 画像上段がM1小銃用M1905銃剣、画像最下段がM1騎銃用M4銃剣
- ↑ 21.0 21.1 手榴弾の“榴”、擲弾の“擲”がいずれも平仮名なのは、常用漢字の制限によるものである
- ↑ 催涙剤を正規軍に対して使用することは国際条約で禁じられている(ジュネーヴ議定書及び化学兵器禁止条約の項を参照)ため、国内治安維持任務及び対化学戦訓練用の装備である
- ↑ [5]
- ↑ 「エリートフォーセス 陸上自衛隊編[Part2]」p50
- ↑ この大会は軍制式採用品以外の装備は使用不可であるため、制式採用されたと思われる
- ↑ 元力士、水戸泉政人のブログ「水戸泉メモリー」の2004年12月16日の記事に写真[6]が掲載されている
- ↑ Light-weight Anti-tank Munition の略
- ↑ ロケットランチャーの略
- ↑ 29.0 29.1 榴弾砲の“榴”が平仮名なのは常用漢字の制限による
- ↑ 30.0 30.1 ロケット榴弾の"榴"が平仮名なのは常用漢字の制限による
- ↑ M270自走発射機の調達数より推測
- ↑ 短SAM改は陸上自衛隊のみ。海上自衛隊では2006年に退役
- ↑ 日本は1999年に「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」の発効により「対人地雷」に属する装備は保有できない事となった為、2003年をもって全ての「対人地雷」を廃棄し、装備より除外している(模擬弾のみ継続装備)
- ↑ I型は手動により起爆させるため「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」の範囲対象外
- ↑ 35.0 35.1 35.2 教練用の模擬弾が現在でも少数使用中
- ↑ 36.0 36.1 36.2 教練用及び除去訓練用の模擬弾は現在でも使用中
- ↑ 37.0 37.1 「対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」の批准により廃棄
- ↑ 38.0 38.1 38.2 愛称化される以前に部隊内通称としても使用
- ↑ http://www.mod.go.jp/j/yosan/2002/sankou.pdf
- ↑ 当該年度分は参考品としての購入であり、購入後に本格導入の可否を検討する予定我が国の防衛と予算 平成25年度概算要求の概要 5p 平成24年9月
- ↑ 41.0 41.1 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013121700296
- ↑ 補給統制本部公示第9号 平成26年度装備品等(火器車両関連)に係る各種契約希望募集要項[7]
- ↑ 公告 第輸調一 785号[8]
- ↑ 44.0 44.1 防衛省技術研究本部のパンフレットより[9]
- ↑ 2001年に米国での演習に参加するための輸送中、貨物船の沈没事故で2両を喪失している
- ↑ M24軽戦車からの改造によって製作された試作車は1両のみであるが、変速機等の異なる1次試作と2次試作のバリエーションがある
- ↑ 75式自走155mm榴弾砲に改変されている
- ↑ 具体的には全般支援大隊としてロケット型ミサイルによる支援大隊から自走15溜大隊を用いた全般支援大隊への改編
- ↑ 49.0 49.1 49.2 スクラップとして払い下げられたものが現在も日本国内に残存している 引用エラー: 無効な
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タグ; name "tk-0"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 英語で「救急車」を意味する"アンビュランス(Ambulance)"の略
- ↑ ただし、他のトラック類と異なり、旧型と新型の外観上の差異は車輪の形状程度である
- ↑ フォードGPWであっても区別されず"ウイリス"と呼ばれていた
- ↑ 鉄道車両は第1施設群隷下の第101建設隊のみで使用され、同隊の解散とともに全て用途廃止となった
- ↑ 通常は2セットを1単位とし25m×3mの2連式仮設橋として運用される
- ↑ 東日本大震災の津波により1機を損失し、平成23年度3次補正予算にて喪失分の1機を所得_3次補正予算成立 C130再生機など購入 災害対処能力向上へ 朝雲新聞 2011年12月1日号
- ↑ 自衛隊の公式な用語では「戦闘服」は「作業服」と呼称されていた
- ↑ **には装備部隊の駐屯地所在地名や設置場所の地名が入れられる
- ↑ 58.0 58.1 58.2 市販のライトバンもしくはステーションワゴンが使用されている
- ↑ 59.0 59.1 市販のセダンが使用されている。
- ↑ 60.0 60.1 一般旅客用の車両が使われている。
- ↑ 市販のトラックがほぼそのまま使われている