スズケン
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テンプレート:Infobox 株式会社スズケン(テンプレート:Lang-en-short)は、愛知県に本社を置き、主として医療用医薬品卸売業を営む会社である。
目次
概要
クラヤ三星堂グループのメディパルホールディングスやアルフレッサ ホールディングスと東邦薬品の共創未来・葦の会グループと並ぶ医薬品卸大手4社の一角を占める。
グループ会社は、岩手県のスズケン岩手、栃木県のナカノ薬品、中国地方のサンキ、四国地方のアスティス、九州地区の翔薬、沖縄県のスズケン沖縄薬品。
クラヤ三星堂の誕生まで約30年間、業界最大手として君臨してきた。現在は売上高業界3位である。
沿革
- 1932年(昭和7年)11月 - 名古屋市東区下堅杉町において鈴木謙三商店として創業[1]。
- 1946年(昭和21年)8月 - 株式会社鈴謙洋行を静岡県浜名郡(現・浜松市)に設立[1]。
- 1947年(昭和22年)11月 - 鈴謙洋行を株式会社鈴木謙三商店に商号変更[1]。
- テンプレート:要出典範囲。
- 1948年(昭和23年)10月 - 名古屋市東区東片端町に本社を移転[1]。
- 1953年(昭和28年)12月 - 株式会社三和化学研究所設立。
- 1954年(昭和29年)3月 - 社章を「マル光」から「鈴マーク」に変更。
- 1958年(昭和33年)3月 - 医薬品の売上高が17位に。
- 1959年(昭和34年)5月 - 東京に進出[1]。「東京支店」を開設[1]。
- 1960年(昭和35年)4月 - 中一薬品を合併。薬粧部門を設置。
- 1962年(昭和37年)5月 - 石川県の小林薬品の営業権を譲受[1]。
- 1964年(昭和39年)10月 - 現社名に商号変更[1]。
- 1965年(昭和40年)3月 - 医薬品・医療機器等の売上高で、業界第一位になる。
- 1969年(昭和44年)8月 - 愛知ミドリ十字(現 スズケンロジコム)の全株式を取得して連結子会社化[1]。
- 1972年(昭和47年)3月 - 沖縄県のオキイエを吸収し、スズケン沖縄を設立。
- 1973年(昭和48年)12月 - 初代社長の鈴木謙三が会長に。2代目社長に鈴木信次が就任。
- 1974年(昭和49年)2月 - シンガポール駐在所を開設。
- 1981年(昭和56年)5月 - 鈴木謙三記念財団法人「医科学応用研究財団」設立。
- 1983年(昭和58年) - 2代目社長の鈴木信次が会長に。3代目社長に専務だった別所芳樹が昇格。
- 1987年(昭和62年)1月 - スズケンVAN「TMS-NET」の構築スタート。
- 1987年(昭和62年)11月 - 新潟県の笹菊薬品と業務提携、翌年3月合併。
- 1988年(昭和63年)6月 - 「JD-NET」が稼動。
- 1989年(平成元年)9月 - 愛知県の赤門薬品を合併。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)4月 - 「SOFT21」設定。
- 1992年(平成4年) - 社章を「鈴のマーク」から「Sのマーク」へ変更。
- 1992年(平成4年)10月 - 栃木県のナカノ薬品と業務提携。
- 1994年(平成6年)1月 - 東京都の加藤薬品及び神奈川県の神弘薬品と合併[1]。
- 1994年(平成6年)8月 - 株式店頭登録[1]。
- 1994年(平成6年)8月 - 江南物流センター設立によりセンター区域内での「DHつとむくん」(受注システム)のお得意様への無料配布を開始。
- 1995年(平成7年)9月 - 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第二部に上場[1]。
- 1996年(平成8年)2月 - 「MSつとむくん」全社で運用開始。
- 1996年(平成8年)3月 - 岩手県の熊谷薬品の全株式を取得[1]。連結子会社としてスズケン岩手を設立[1]。
- 1996年(平成8年)4月 - 関西エリアの卸業者が共同で運営するVAN「Kネット」に加盟。
- 1996年(平成8年)10月 - 大阪府のドーエーメディックスと合併[1]。
- 1997年(平成9年)9月 - 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第一部に上場[1](証券コード9987)。
- 1997年(平成9年)11月 - 愛知県江南市に江南物流センターを開設[1]。
- 1998年(平成10年)4月 - 北海道の秋山愛生舘と合併[1]。札幌証券取引所に上場[1]。
- 1999年(平成11年)7月 - 台湾の「メイウーホワ社」と業務・資本提携[1]。
- 1999年(平成11年)10月 - 栃木県のナカノ薬品を子会社化[1]。
- 1999年(平成11年)12月 - 広島県のサンキと業務提携[1]。
- 2000年(平成12年)2月 - サンキと資本提携。6.81%の株式を取得。
- 2000年(平成12年)2月 - ネットホスピタルと業務・資本提携。
- 2001年(平成13年)7月 - 関東・近畿地方をエリアとするオオモリ薬品と業務提携。
- 2002年(平成14年)10月 - オオモリ薬品を合併[1]。
- 2003年(平成15年)5月 - 愛媛県のアスティスと業務提携。
- 2003年(平成15年)10月 - 岐阜県の安藤薬業公司と合併[1]。
- 2003年(平成15年)10月 - サンキを子会社化[1]。
- 2004年(平成16年)7月 - 子会社の鈴の屋の全株式をジー・コミュニケーションに譲渡。
- 2004年(平成16年)10月 - アスティス及び沖縄薬品を子会社化。沖縄薬品子会社のスズケン沖縄との合併によりスズケン沖縄薬品を設立。
- 2005年(平成17年)3月 - 藤沢薬品と山之内製薬との合併(アステラス製薬設立)により藤沢薬品の物流関連施設を譲受。
- 2005年(平成17年)4月 - スズケンの一般用医薬品を小林製薬の子会社であるコバショウに事業移管。ヘルスケア事業から撤退。
- 2005年(平成17年)10月 - 埼玉県戸田市に「戸田物流センター」を開設[1]。
- 2006年(平成18年)10月 - 株式交換により福岡県の翔薬を完全子会社化[1]。
- 2007年(平成19年)1月 - 九州エリアにおける事業を翔薬へ譲渡。
- 2007年(平成19年)4月 - 3代目社長の別所芳樹が会長に。4代目社長に太田裕史が就任。
- 2007年(平成19年)5月 - 上海市医薬股有限公司と合弁会社の設立契約書に調印。
- 2008年(平成20年)10月 - 日本医療事務センターの子会社であった調剤薬局経営の株式会社ファーコスを連結子会社化[1]。
- 2009年(平成21年)9月1日 - ジャスダック上場の運送会社中央運輸を株式交換により完全子会社化[1]。
- 2009年(平成21年)10月1日 - 保険薬局企画部を新設。
- 2010年(平成22年)2月25日 - 調剤薬局チェーン経営のフロンティアと資本・業務提携を締結。
- 2011年(平成23年)10月17日 - 介護事業を行う子会社、株式会社エスケアメイトを設立。
- 2012年(平成24年)3月1日 - 希少疾病領域の総合支援を行う子会社、株式会社SDネクストを設立。
- 2014年(平成26年)3月10日 - 松阪支店を津支店に統合。
- 2014年(平成26年)10月1日 - 子会社の株式会社コラボクリエイトが同じく子会社の株式会社SDネクストを吸収合併し、株式会社エス・ディ・コラボに商号を変更(予定)。同日、子会社の株式会社スズケンロジコムが同じく子会社の秋山物流サービス株式会社および株式会社コラボワークスを吸収合併し、株式会社エス・ディ・ロジに商号を変更(予定)[2]。
事業所一覧
北海道地区
- 北海道事業部(札幌市東区)、札幌厚別支店、札幌北支店(東区)、札幌白石支店、札幌道央支店(豊平区)、札幌西支店、札幌物流第一センター(北広島市)、北海道システム課(札幌市中央区)、岩見沢支店、滝川支店、函館支店、小樽支店、室蘭支店、苫小牧支店、道北支店(名寄市)、旭川支店、稚内支店、北見支店、帯広支店、帯広支店サポートセンター、釧路支店
東北地区
- 青森県:青森支店、弘前支店、八戸支店
- 山形県:山形支店、庄内支店(酒田市)
- 秋田県:秋田支店、横手支店
- 宮城県:仙台支店、石巻支店、古川支店(大崎市)
- 福島県:福島支店、郡山支店
- 岩手県(スズケン岩手):盛岡本社、宮古支店、水沢支店(奥州市)
関東地区
- 茨城県:水戸支店、土浦支店、日立支店
- 群馬県:群馬支店(前橋市)、太田支店
- 千葉県:千葉支店、船橋支店、松戸支店、柏支店、木更津支店、旭支店、成田支店
- 埼玉県:浦和支店(さいたま市緑区)、大宮支店(さいたま市北区)、さいたま商品センター(さいたま市西区)、加須支店、川越支店、越谷支店、熊谷支店、新座支店、所沢支店
- 東京都:東京支店(千代田区)、東京事務所(中央区)、板橋支店、城西支店(杉並区)、城東支店(江東区)、城南支店(品川区)、城北支店(足立区)、豊島支店、文京支店、葛飾支店、練馬支店、町田支店、福生支店、小平支店、府中支店、八王子支店
- 神奈川県:川崎支店、宮前支店(川崎市)、武蔵小杉支店(川崎市中原区)、横浜支店(横浜市神奈川区)、瀬谷支店(横浜市)、保土ヶ谷支店、緑支店(横浜市)、厚木支店、座間支店、藤沢支店、横須賀支店、鎌倉支店
中部地区
- 新潟県:新潟支店、新発田支店、長岡支店、上越支店、佐渡営業所
- 富山県:富山支店、高岡支店
- 石川県:金沢支店、小松支店、七尾支店
- 福井県:福井支店、敦賀支店
- 山梨県:甲府支店、甲府西支店
- 長野県:北信支店(長野市)、長野支店(塩尻市)、飯田支店、上田支店
- 静岡県:静岡支店、浜松支店、伊東支店、沼津支店(清水町)、富士支店、掛川支店、下田支店、藤枝支店
- 愛知県:名古屋本社、名古屋支店(東区)、中村支店、名東支店、熱田支店、守山支店、豊橋支店、刈谷支店、半田支店、一宮支店、岡崎支店、豊田支店
- 岐阜県:岐阜支店、大垣支店、高山支店、多治見支店、関出張所
- 三重県:三重営業部(津市)、四日市支店、伊勢支店、鈴鹿支店、上野支店(伊賀市)、津支店、桑名支店
関西地区
- 滋賀県:大津支店、彦根支店
- 京都府:京都支店、洛西支店(京都市右京区)、洛南支店、北京都支店(福知山市)
- 奈良県:奈良支店、大和高田支店
- 和歌山県:和歌山支店、和歌山商品センター、新宮支店、田辺支店、紀北支店(紀の川市)
- 大阪府:大阪支店(大阪市中央区)、大阪西支店、住之江支店、東大阪支店、なにわ東支店(東大阪市)、堺支店、千里支店(箕面市)、藤井寺支店、寝屋川支店、岸和田支店
沖縄地区
※なお栃木県はナカノ薬品、中国地方はサンキ、四国地方はアスティス、九州地方は翔薬がそれぞれカバーしている。
関連会社
資本提携しているグループ会社とともにスズケングループ (SUZUKEN GROUP) を形成し、日本において医薬品流通業の中核を担っている。
スズケングループは、2006年(平成18年)10月全国47都道府県すべてに営業拠点を配置し、国内では唯一のナショナルホールセラーとなった。
スズケングループ
- 株式会社スズケン
- 株式会社スズケンロジコム
- 株式会社スズケン沖縄薬品
- 秋山物流サービス株式会社
- 中央運輸株式会社
- 株式会社スズケン岩手
- 日本製薬工業株式会社
- ナカノ薬品株式会社
- 株式会社ライフメディコム
- 株式会社サンキ
- ケンツメディコ株式会社
- 株式会社アスティス
- 株式会社ライフサポート
- 株式会社翔薬
- 株式会社三和化学研究所
- 株式会社広伸
- 両毛医薬品株式会社
- 株式会社ファーコス
- 株式会社HMS
- 株式会社サンキ・クリニカルリンク
- サンキ・ウエルビィ株式会社
- 両毛医薬品株式会社
- 株式会社すずらん薬局
- 株式会社コラボクリエイト
- 株式会社コラボワークス
- 株式会社エスケアメイト
- 株式会社SDネクスト
スズケングループの3つの精神
- 独創性
- 開拓者精神
- 優しさ
主な株主
2013年(平成25年)3月31日現在の主な株主は下記の通り
- 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(住友信託銀行再信託分・塩野義製薬株式会社退職給付信託口) 5.74%
- 塩野義製薬株式会社 3.51%
- 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 3.23%
- 別所 弘子 2.99%
- 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2.93%
CM
1980年代にはテレビCMを流していたことがあるものの、現在はラジオでの提供番組のみ(ラジオNIKKEIで毎週木曜日放送の『DIアワー』)。