日光市
テンプレート:Infobox 日光市(にっこうし)は、関東地方の北部、栃木県の北西部に位置する市。宇都宮市への通勤率は10.4%(平成22年国勢調査)。
目次
概要
古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになり、江戸時代に徳川家康および徳川家光の廟地となって以来、日光東照宮の門前町として参拝客で賑わった。以後「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉で日本中に観光地・景勝地として知られるようになった。
明治時代に入ると、海外でも景勝地として知られていた日光東照宮や中禅寺湖、日光湯元温泉、藤原などを外国人が訪れるようになり、外国人に対応した宿泊・滞在施設が整備され、国際観光都市としての体裁が整えられていった[1][2]。
2006年3月20日に今市市、(旧)日光市、足尾町、藤原町、栗山村が新設合併し、現在の日光市が発足した。市役所本庁は旧今市市役所(今市本町)であり、日光市長は今市市長が務めている。面積は栃木県はおろか、関東地方全体でも最大で、全国の市では岐阜県高山市と静岡県浜松市に次いで全国第3位となる、栃木県全体の約22%を占める広大な面積を有している。「四季の彩りに風薫るひかりの郷」を掲げ、国際観光都市としての振興を図っている。
市内の観光地・景勝地としては、旧日光[3]の日光の社寺や、エリアとしての日光[4]の日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)、中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山などがある。1999年には「日光の社寺」が世界遺産に登録された。
また、建築家(丹下健三、芦原義信、隈研吾、アントニン・レーモンド等)による近・現代建築が多数存在する地域でもある。
地理
栃木県の北西部に位置する。
従来の「日光」市街は、鬼怒川支流の大谷川中流に在る渓谷の左右河岸、標高600メートル前後の平坦地に形成されている。大谷川をさらに遡ると馬返に達し、ここで平坦地は終了する。馬返の西側は峻険地で、いろは坂を境としてその西側に堰止湖である中禅寺湖沿岸部に標高1,200メートル前後の平坦地が存在するほか、やはりかつての堰止湖で現在は戦場ヶ原と呼ばれる湿原である標高1,400メートル前後の平坦地、さらに同じく堰止湖である湯ノ湖沿岸部に標高1,600メートル前後の平坦地が存在する。
気候
年間降水量は1,600 - 2,100mm程度で、うち約2/3は6 - 9月の降水であり、冬季(12 - 2月)の降水量は合計100 - 180mm程度と少ない。湿度は夏季が85 - 90%と非常に蒸すのに対し、冬季は65%程度と乾燥する。気候は、山間部では冬季に最大30 - 70cmの積雪を呈するものの、おおむね夏季に多雨で高湿となり冬季に少雨で乾燥するという、典型的な太平洋側気候を呈している。ただし、冬の寒さは他の関東地方の主要都市よりも数段厳しく、市街地でも最低気温は-10℃以下になることも珍しくなく、最高気温が氷点下の真冬日になることもある。奥日光地区はさらに寒さが厳しく北海道並みとなり、-20℃以下になる日もある。
- 山:日光連山(男体山、女峰山、赤薙山、帝釈山、大真名子山、小真名子山、太郎山、根名草山、温泉ヶ岳、奥白根山)、皇海山、錫ヶ岳、庚申山、鬼怒沼山、帝釈山
- 川:鬼怒川、大谷川、男鹿川、田川、渡良瀬川
- 瀑:華厳の滝、竜頭の滝、湯滝、霧降の滝、裏見滝、寂光滝
- 湖:中禅寺湖、湯ノ湖、五十里湖、八汐湖、川俣湖
- 湿原:戦場ヶ原、小田代原、鬼怒沼
- 温泉:日光湯元温泉、鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、奥鬼怒温泉郷
歴史
江戸時代以前、日光は日光山の門前町、修験道の道場であり山岳信仰の聖地であった。鎌倉時代には日光権現として知られていた。その後、徳川家康が覇権を握ると家康に仕えその深い信頼を得ていた慈眼大師天海が家康の力により日光山貫主となり、家康の死後はその進言により家康の神号が権現となり廟所も日光東照宮となった。日光が参詣客(物見遊山)で賑わうようになったのはこの頃からである。日光参詣のために、日光街道を初め、日光西街道(壬生通り)、日光例幣使街道、日光北街道、会津西街道など、多くの参拝路が整備された。
明治時代に入ると富国強兵の国策のもと、海外からお雇い外国人が渡航するようになり、当時海外にも広く知られていた景勝地日光を訪れる外国人が増えた。イザベラ・バードやフランツ・フェルディナント大公は日光滞在中の出来事を手記として残し、当時の日光の様子を知る貴重な文献として知られている。こうした外国人が日光に快適に滞在・宿泊するため、ホテルなどの施設が整備され、以後、国際観光都市として広く世界に知られるようになった。
- 江戸時代まで
- 782年(延暦元年):勝道上人が四本龍寺(現輪王寺)を建てる。
- 784年(延暦3年):勝道上人が中禅寺湖畔に中禅寺を開く。
- 1617年(元和3年):日光東照宮建立。以来、江戸時代には日光街道の終着地、日光東照宮の門前町となる。
- 明治維新以後
- 1889年(明治22年)4月1日:町制施行により日光町、七里村、清滝村、細尾村、野口村、北和泉村、山久保村、所野村、久次良村が合併し上都賀郡日光町が発足する。
- 1890年(明治23年)8月1日:旧国鉄(現東日本旅客鉄道)日光駅開業。
- 1929年(昭和4年)10月1日:東武日光駅開業。
- 1954年(昭和29年)2月11日:日光町と小来川村が合併して市制を施行し、日光市が発足する。
- 2006年(平成18年)3月20日:今市市、(旧)日光市、足尾町、藤原町、栗山村が新設合併し、現在の日光市が発足する。同時に2代目の市章を制定する。[5]
人口
行政
警察署
消防
- 日光市消防本部
- 今市消防署
- 日光消防署
- 藤原消防署
図書館
- 今市図書館
- 日光図書館
- 藤原図書館
姉妹都市・提携都市
日本国外
- テンプレート:Flagicon パームスプリングス市(アメリカ カリフォルニア州)
- テンプレート:Flagicon ラピッドシティー市(アメリカ サウスダコタ州)
- テンプレート:Flagicon 台南市(台湾)
日本国内
産業
日光市は山が多く降水量もそれなりにあるので多くの水力発電所を有する。 大谷川水系の豊富な水と険しい地形による落差を利用して、水車動力を利用した紡績事業が行われていた。それらの施設は再利用され現在は水力発電が行われている。
旧日光市地域の主な産業は、観光と鉱工業である。 足尾銅山産出の銅を索道を用いて細尾峠を超えて運び込み、水力発電の電力を利用して精錬していた。アルミニウムの精錬事業も行われている。 他には、コンクリートブロックの作成なども行われている。かつては砕石業も行われていた。
中禅寺湖においてヒメマスの養殖が行われており、中禅寺湖ヒメマス(日光ヒメマス)としてブランド化されている[1]。
旧今市市地域の主な産業は木工、食品加工、農業などである。 日光街道沿いの商店街は旧今市市のメインストリートであったが、中心的な商業施設として客足を集めていた長崎屋やいせや(現・ベイシア)が1990年代に相次いで店舗を閉鎖した時期を機に衰退を続け、2000年代後半以降は空き店舗が目立つシャッター通りと化している。
鉱工業
- コンクリートブロック
水力発電所
- 菖蒲ヶ浜水力発電所(東京電力)
- 日光第一発電所(東京電力)
- 日光第二発電所(東京電力)
- 赤沢発電所(東京電力)
- 所野第一発電所(東京電力)
- 所野第二発電所(東京電力)
- 所野第三発電所(東京電力)
- 細尾第一水力発電所 跡(古河機械金属) - 廃止
- 馬道水力発電所(古河日光発電)
- 細尾水力発電所(古河日光発電)
- 今市水力発電所(東京電力) - 今市ダムと栗山ダムを利用した揚水式発電。
食品加工業
日光市に本社を置く主な企業
地域
町名一覧
今市地域
今市地区
- 今市
- 今市本町
- 吉沢
- 下の内
- 瀬川
- 瀬尾
- 千本木
- 中央町
- 土沢
- 並木町
- 平ケ崎
- 室瀬
大沢地区
- 猪倉
- 薄井沢
- 大沢町
- 大室
- 荊沢
- 木和田島
- 根室
- 針貝
- 水無
- 森友
- 山口
小林地区
- 嘉多蔵
- 沓掛
- 小林
- 沢又
- 塩野室町
- 矢野口
豊岡地区
- 大桑町
- 大渡
- 川室
- 倉ケ崎
- 倉ケ崎新田
- 栗原
- 小百
- 佐下部
- 芹沼
- 高柴
- 轟
- 豊田
- 原宿
- 町谷
落合地区
- 板橋
- 岩崎
- 小倉
- 小代
- 手岡
- 長畑
- 文挾町
- 明神
日光地域
日光地区
- 相生町
- 石屋町
- 和泉
- 稲荷町
- 上鉢石町
- 清滝
- 清滝安良沢町
- 清滝桜ケ丘町
- 清滝新細尾町
- 清滝丹勢町
- 清滝中安戸町
- 清滝和の代町
- 久次良町
- 御幸町
- 山内
- 七里
- 下鉢石町
- 匠町
- 丹勢
- 中宮祠
- 東和町
- 所野
- 中鉢石町
- 日光
- 野口
- 花石町
- 萩垣面
- 宝殿
- 細尾町
- 本町
- 松原町
- 安川町
- 山久保
- 湯元
- 若杉町
小来川地区
- 滝ケ原
- 中小来川
- 西小来川
- 東小来川
- 南小来川
- 宮小来川
藤原地域
藤原地区
- 柄倉
- 川治温泉川治
- 川治温泉高原
- 川治温泉滝
- 鬼怒川温泉大原
- 鬼怒川温泉滝
- 小佐越
- 高徳
- 高原
- 藤原
三依地区
- 五十里
- 上三依
- 芹沢
- 独鈷沢
- 中三依
- 横川
足尾地域
- 足尾町赤倉
- 足尾町赤沢
- 足尾町愛宕下
- 足尾町上の平
- 足尾町掛水
- 足尾町上間藤
- 足尾町下間藤
- 足尾町砂畑
- 足尾町通洞
- 足尾町遠下
- 足尾町中才
- 足尾町南橋
- 足尾町深沢
- 足尾町本山
- 足尾町松原
- 足尾町向原
- 足尾町(番地のみ。上記以外の地域。)
栗山地域
- 上栗山
- 川俣
- 黒部
- 土呂部
- 西川
- 野門
- 日蔭
- 日向
- 湯西川
教育
高等学校
- 栃木県立日光明峰高等学校
- 栃木県立足尾高等学校(募集停止。日光明峰高等学校に統合)
- 栃木県立日光高等学校(募集停止。日光明峰高等学校に統合)
- 栃木県立今市高等学校
- 栃木県立今市工業高等学校
中学校
- 日光市立日光中学校
- 日光市立東中学校
- 日光市立今市中学校
- 日光市立大沢中学校
- 日光市立小林中学校
- 日光市立豊岡中学校
- 日光市立東原中学校
- 日光市立落合中学校
- 日光市立藤原中学校
- 日光市立三依中学校
- 日光市立足尾中学校
- 日光市立栗山中学校
小中併設校
- 日光市立中宮祠小中学校
- 日光市立小来川小中学校
- 日光市立川治小中学校
- 日光市立湯西川小中学校
- 日光市立川俣小中学校
小学校
- 日光市立日光小学校
- 日光市立安良沢小学校
- 日光市立清滝小学校
- 日光市立所野小学校
- 日光市立野口小学校
- 日光市立南原小学校
- 日光市立猪倉小学校
- 日光市立今市小学校
- 日光市立今市第二小学校
- 日光市立今市第三小学校
- 日光市立大桑小学校
- 日光市立大沢小学校
- 日光市立大室小学校
- 日光市立落合西小学校
- 日光市立落合東小学校
- 日光市立小林小学校
- 日光市立小百小学校
- 日光市立轟小学校
- 日光市立南原小学校
- 日光市立鬼怒川小学校
- 日光市立下原小学校
- 日光市立三依小学校
- 日光市立足尾小学校
- 日光市立栗山小学校
郵便
郵便番号は以下が該当する。11の集配局が集配を担当する。
- 今市郵便局/日光東郵便局:「321-12xx」
- 文挾郵便局:「321-11xx」
- 小来川郵便局:「321-13xx」
- 日光郵便局:「321-14xx」
- 足尾郵便局:「321-15xx」
- 中禅寺郵便局:「321-16xx」
- 大沢郵便局:「321-23xx」
- 大桑郵便局:「321-24xx」
- 鬼怒川温泉郵便局:「321-25xx」
- 川治郵便局:「321-26xx」「321-28xx」[6]
- 栗山郵便局:「321-27xx」
郵便局
- 今市郵便局/日光東郵便局(07009)
- 日光郵便局(07013)
- 足尾郵便局(07028)
- 文挾郵便局(07036)
- 足尾赤倉郵便局(07059)
- 中禅寺郵便局(07061)
- 大沢郵便局(07066)
- 鬼怒川温泉郵便局(07068)
- 大桑郵便局(07075)
- 三依郵便局(07076)
- 栗山郵便局(07077)
- 日光本町郵便局(07086)
- 小来川郵便局(07090)
- 清滝郵便局(07103)
- 日光駅前郵便局(07137)
- 川治郵便局(07163)
- 湯西川郵便局(07181)
- 今市塩野室郵便局(07199)
- 日光安良沢郵便局(07205)
- 下今市郵便局(07233)
- 今市明神郵便局(07244)
- 下野大沢駅前郵便局(07249)
- 藤原高徳郵便局(07256)
- 藤原滝郵便局(07261)
- 今市大谷向郵便局(07262)
- 今市市役所通郵便局(07309)
- 川俣簡易郵便局(07714)
- 新藤原簡易郵便局(07737)
- 今市清原簡易郵便局(07738)
電話番号
市内全域が今市MAの管轄となり、市外局番は「0288」。収容局は以下の16ビルが該当し、市内局番は以下の通り。
- 今市局:21(0-6000番台),22,30
- 栃木大桑局:21(7000-9000番台),31
- 栃木大沢局:26(0-6000,9000番台)、32(0-2000番台)
- 塩野室局:26(7000-8000番台)、32(5000-7000番台)
- 文挟局:27,34
- 日光局:50,53,54
- 中禅寺局:51,55
- 日光湯元局:62
- 小来川局:63
- 鬼怒川川治局:77
- 川治局:78
- 三依局:79
- 足尾交換局2局:56,93
- 川俣温泉局:96
- 栃木栗山局:97
- 湯西川局:98
交通
鉄道路線
- 東武鉄道、JR東日本、野岩鉄道、わたらせ渓谷鐵道の路線が乗り入れている。
- JR東日本日光線は、日光駅と宇都宮駅の間を結ぶ路線である。1982年まで、東北本線(宇都宮線)上野駅から定期の直通急行列車が運行されており、それ以後も2006年まで新宿駅などから行楽期に臨時列車が多く乗り入れていた。
- 東武日光線は、東武日光駅と東武動物公園駅の間を結ぶ路線である。東京と県内沿線を結ぶ都市間輸送を主体とし、東武動物公園駅から東武伊勢崎線経由で浅草駅を結ぶ特急列車が主体のダイヤ構成となっている。
- 東武鬼怒川線は、新藤原駅と下今市駅の間を結ぶ路線である。東武日光線と同様に、下今市駅より東武日光線・東武伊勢崎線経由で浅草駅を結ぶ特急列車が主体のダイヤ構成となっている。
- 東武鉄道内で駅数12は最多(次点は群馬県太田市の9駅)。
- 新藤原駅より野岩鉄道会津鬼怒川線経由、会津鉄道会津線直通で会津田島駅へ乗り入れている。
- 2006年3月18日より、東武日光線および東武鬼怒川線は栗橋駅にてJR東日本と接続し、特急列車が新宿駅へ乗り入れている。
- わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線は、間藤駅と桐生駅の間を結ぶ路線である。
なお、東武鉄道・JR東日本の浅草・新宿~日光間における優等列車については、「日光」、「けごん」の項目を参照。
主な路線
※ 旧日光市の駅、路線はこの書体で表示。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 日光線:文挟駅 - 下野大沢駅 - 今市駅 - 日光駅
- 東武鉄道
- 日光線:下小代駅 - 明神駅 - 下今市駅 - 上今市駅 - 東武日光駅
- 鬼怒川線:下今市駅 - 大谷向駅 - 大桑駅 - 新高徳駅 - 小佐越駅 - 鬼怒川温泉駅 - 鬼怒川公園駅 - 新藤原駅
- 野岩鉄道
- 会津鬼怒川線:新藤原駅 - 龍王峡駅 - 川治温泉駅 - 川治湯元駅 - 湯西川温泉駅 - 中三依温泉駅 - 上三依塩原温泉口駅 - 男鹿高原駅
- わたらせ渓谷鐵道
- わたらせ渓谷線:原向駅 - 通洞駅 - 足尾駅 - 間藤駅
- 廃止された路線
- 東武日光軌道線(1968年廃止)
- 東武日光鋼索鉄道線(1970年廃止)
- 東武矢板線(1959年廃止)
バス路線
- 関東自動車
- 東武バス日光
- 日光交通
- 藤田合同バス (東武矢板線の転換バス路線)
- しおや交通
- (鬼怒川温泉駅 - 女夫渕)(土日のみ運行)
- 日光市営バス
- (日光駅~清滝~足尾銅山・双愛病院)
- 合併前までは足尾町営バスとして運行されていた路線。国土交通省により、自治体が運営する路線バスは他の自治体に跨がないように指導されていたが、住民の利便性を考慮し特例として日光駅まで運行されていた。合併によってこの制限から解放され、1日2往復設定されていた日光市内の清滝折り返し便が日光駅まで直通できるようになり、日光駅発着便が4往復に増便されることとなった。ただし路線が競合する東武バスとの協議により、旧日光市内での乗降制限は継続されている。
- (市役所~小百)(市役所~下猪倉)(市役所~大渡)(市役所~温泉保養センター)
- 合併前までは今市市営バスとして運行されていた路線。元々は関東自動車の一般路線が運行されていた区間・系統である。
- (今市車庫~行川~小来川森崎)
- (鬼怒川温泉駅~川治温泉駅~青柳~女夫渕)
- 合併前までは、栗山村営バスとして運行されていた路線。元々は東武鉄道バスが運行していた。温泉ブームの影響等の要因が追い風となり、バス車両のサイズは大型車であった。その後しおや交通に運行委託。
- (日光駅~清滝~足尾銅山・双愛病院)
- 那須塩原市営バス
- 関東鉄道(日光・鬼怒川温泉~JR水戸駅)
道路
:旧今市市(旧今市町)の道路元標は通称「相の道」入り口(国道119号・旧国道121号の交点・日野爲商店前の歩道上)。
高速道路・有料道路
一般国道
県道
- 栃木県道14号鹿沼日光線
- 栃木県道15号鹿沼足尾線
- 栃木県道149号小来川文挟石那田線
- 栃木県道150号山久保平ケ崎線
- 栃木県道169号栗山日光線
- 栃木県道194号寂光滝線
- 栃木県道195号裏見滝線
- 栃木県道250号中宮祠足尾線
- 栃木県道277号小来川清滝線
- 栃木県道247号日光今市線
林道
観光
「日光を見ずして結構と言うなかれ」という格言の通り、自然の景勝と歴史的建造物など、古来より変わらぬ歴史的観光資産が散在する。
世界遺産
- (日光山内)
以下の二社一寺が日光の社寺として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
日光市街地
- 近代・現代建築
- 東照宮社務所(丹下健三)設計
- 旧日光ユースホステル(芦原義信)設計
- イタリア大使館別荘記念公園(アントニン・レーモンド)設計
- 中宮祠交番(隈研吾)設計
- 日光石亭(テリー&イーガン設計事務所)設計
- JR日光駅(フランク・ロイド・ライト)設計といわれている。
- 大江戸温泉物語 湯屋日光(ロバート・ヴェンチューリ&スコット・ブラウン)設計
- 鬼怒川金谷ホテル(丹下健三)インテリア設計
- 日光教会(ジェームズ・ガーディナー)設計
奥日光・中禅寺湖付近
- 中禅寺湖
- 男体山
- 華厳の滝(日本の滝百選)
- 明智平
- イタリア大使館別荘記念公園
- 中禅寺(立木観音)
- 二荒山神社中宮祠、二荒山神社奥宮
- いろは坂
- 日光半月山
- 日光菖蒲ヶ浜スキー場
- 旧日光プリンスホテル(第20回BCS賞受賞、佐藤秀三設計)
奥日光・戦場ヶ原地区
奥日光・湯ノ湖地区
霧降地区
- 霧降の滝(日本の滝百選)
- キスゲ平(日光キスゲ群落)
- 霧降高原スキー場
- 六方沢橋
- 霧降隠れ三滝(丁字ヶ滝、玉簾の滝、マックラ滝)
- 日光霧降高原チロリン村
- 日光霧降スケートセンター・日光霧降アイスアリーナ
今市地区
- 歴史民俗資料館
- 大笹牧場
- 日光ワンニャン村
- そばまつり
- 日光街道杉並木まつり
鬼怒川地区
三依地区
栗山地区
足尾地区
特産品
出身有名人
- 井深大(実業家。ソニー創業者)
- 伊藤克信(タレント)
- 小杉放菴(画家)
- 大島里美(脚本家)
- 佐藤祥万(プロ野球選手・横浜DeNAベイスターズ)
- 星善博(詩人。旧今市市。2005年、日本詩人クラブ新人賞受賞)
- 八木沢荘六(プロ野球選手。旧今市市)
- 蔵持不三也(早稲田大学教授、旧今市市)
- 齋藤信治(バレーボール選手、旧今市市)
- 吉澤佑哉(サッカー選手・カマタマーレ讃岐、旧今市市)
- 福田昭夫(衆議院議員、前栃木県知事、旧今市市)
- 福地翼(漫画家)
- 神ちはる(タレント、グラビアアイドル)
- 福田富一(栃木県知事、旧今市市)
- 羽石国臣(競輪選手、ソルトレイクシティオリンピック・スピードスケート代表選手)
- 塚越広大(レーシングドライバー(スーパーフォーミュラ、スーパーGT)、旧今市市)
- 櫻本あゆみ(女子競艇選手)
- 小林靖菜(女子競艇選手)
有名人来訪歴
- アルベルト・アインシュタイン(物理学者)
- ブルーノ・タウト(建築家)
- チャールズ・リンドバーグ(世界で初めてセントルイスからニューヨークを経てパリへ大西洋無着陸飛行を敢行した飛行家)
- フランク・ロイド・ライト(建築家)
日光が舞台の作品
唱歌
1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した『鉄道唱歌』第四集奥州・磐城編は、上野駅から東北本線を経て弘前駅まで行き、常磐線経由で上野に帰るような構成となっているが、その往路にて、宇都宮駅から日光線に入り、日光にわざわざ立ち寄っている。これは、大和田の歴史好きと、日光がこの地域において外せない名所であった事が関係していると見られている。
- 11.いざ乗り替えん日光の 線路これより分かれたり 二十五マイル走りなば 一時半にて着くという
- 12.日光見ずは結構と いうなといいし諺(ことわざ)も おもいしらるる宮の様 花か紅葉か金襴か
- 13.東照宮の壮麗も 三大廟の高大も みるまに一日(ひとひ)日ぐらしの 陽明門は是(これ)かとよ
- 14.滝は華厳の音たかく 百雷谷に吼え叫ぶ 裏見霧降とりどりに 雲よりおつる物すごさ
映画
日光市は、2007年度にフィルムコミッションを設立し、ロケ地の発掘や誘致に力を入れたいとしている。
- エレキの若大将-演奏は中禅寺湖畔の日光レークサイドホテルで、「君といつまでも」を歌うシーンは戦場ヶ原で撮影された。
- 烈愛傷痕-日光中禅寺湖畔でロケが行われた台湾のドラマ。原作は、一条ゆかりの「恋のめまい愛の傷」
ドラマ
脚注
関連項目
- 日本の道州制論議
- 全日本フィギュアスケート選手権大会(第1回開催地)
外部リンク
観光
その他
テンプレート:Navboxテンプレート:Link GA- ↑ イザベラ・バードやフランツ・フェルディナント大公の日光訪問の手記が、当時の日光を詳らかに示している。
- ↑ 日光東照宮の雅楽奏者であった金谷善一郎はイザベラ・バードを自邸(鉢石町)に滞在させ、その後同地に日光金谷ホテルを創設した。イザベラ・バード著『日本紀行』による。
- ↑ 明治初期の日本人にとって「日光」は鉢石町と入町であった。フランツ・フェルディナント著『日本日記』による。
- ↑ 明治初期の日本人にとって広義の「日光」は海抜600メートル以上の火山性山地であった。フランツ・フェルディナント著『日本日記』による。
- ↑ 図典 日本の市町村章 p70
- ↑ 「321-28xx」地域は元・三依郵便局管轄。2006年に三依郵便局の無集配局化に伴って川治郵便局へ移管。