国道122号
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国道122号(こくどう122ごう)は、栃木県日光市から群馬県桐生市、埼玉県中央地域を経由して東京都豊島区に至る一般国道である。
目次
概要
起点の神橋交差点から南下すると日足トンネルをくぐり、谷沿いの区間がしばらく続く。この区間は渡良瀬川・わたらせ渓谷鐵道と並行しているほか、途中には草木ダムが存在している。 みどり市大間々地区の市街地付近で関東平野に入り、桐生市広沢町4丁目から太田市只上まで国道50号との重複区間を経て、邑楽郡邑楽町と館林市との市町境から埼玉県羽生市付近までは東武伊勢崎線と並行して南下する。群馬県と埼玉県を結ぶ昭和橋の工事が行われており、旧橋の東側に片側一車線の新たな橋を新設(現在供用中で、将来上り線用となる)、旧橋側は2011年2月現在、下り線用橋梁工事が行われている。これが完成すれば4車線となる予定であり、群馬県側では国道354号から館林市周辺を迂回し此処へ接続する完成4車線の明和館林バイパスの計画もあり、既に太田市内で開通している太田バイパス(東今泉道路)から国道354号に至る八重笠道路とを、途中国道354号と重複させ、事実上当国道のバイパス道路として整備する予定。
埼玉県加須市から白岡市にかけて、片側2車線のバイパス(騎西菖蒲バイパス)が建設され、2008年(平成20年)6月7日に開通した。一方、蓮田市内のバイパス(蓮田岩槻バイパス)建設は、JR宇都宮線との立体交差工事に時間を要し、旧道の踏切付近を始め、歩道がなく、狭い片側1車線で渋滞や、歩行者および自転車等との接触事故が多発し、地域環境悪化の要因となっていたが、2006年(平成18年)6月11日に全通した。前述の騎西菖蒲バイパスおよび蓮田岩槻バイパスの旧道の国道指定は、一部変更若しくは解除がされ、それぞれ市道や県道に格下げされている。そのほか栃木県の一部、群馬県太田市、羽生市から加須市までも4車線化されている。
さいたま市岩槻区から川口JCT(首都高速川口線、東北自動車道および東京外環自動車道)まで、東北自動車道の側道として片側2車線のバイパス(岩槻鳩ヶ谷バイパス)が建設された。ただし当バイパスの旧道は現在でも国道指定が解除されておらず、特に岩槻区内において住宅街や市街地を一部歩道のない狭い片側1車線で通っており、途中東武野田線の踏切がある等、歩行者や自転車との接触事故に注意を要する、所謂都市型酷道である。さいたま市岩槻区から埼玉県と東京都の境で荒川をまたぐ新荒川大橋までは岩槻街道と呼ばれる。
新荒川大橋からは北本通り(きたほんどおり)と呼ばれ、北区の王子駅前交差点で北東側から明治通りが合流し、終点の西巣鴨交差点まで明治通りとなる。途中飛鳥山交差点から終点までの一部は首都高速道路中央環状線との2層構造となっている。終点の西巣鴨交差点では国道17号(中山道・白山通り)と交差し、明治通り(東京都道305号芝新宿王子線)は直進していく。
道路交通情報では、終点である東京方面を上りと表現している[1]。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:日光市(神橋交差点=国道119号・国道120号起点)
- 終点:東京都豊島区(西巣鴨交差点=国道17号・東京都道305号芝新宿王子線交点)
- 重要な経過地:栃木県上都賀郡足尾町[注釈 2]、群馬県山田郡大間々町[注釈 3]、桐生市、太田市(龍舞)、館林市、羽生市、加須市、埼玉県南埼玉郡菖蒲町[注釈 4]、蓮田市、岩槻市[注釈 5]、浦和市[注釈 6]、川口市、鳩ケ谷市[注釈 7]、東京都北区(王子一丁目)
- 路線延長:172.4 km(実延長151.5 km、現道142.9 km)[3][注釈 8]
- 栃木県区間:28.9 km(実延長22.9 km、現道21.4 km)
- 群馬県区間:76.5 km(実延長・現道61.6 km)
- 埼玉県区間:41.2 km(実延長41.2 km、現道39.9 km)
- さいたま市区間:19.4 km(実延長19.4 km、現道13.7 km)
- 東京都区間:6.5 km
- 指定区間:国道50号と重複する区間[4]
歴史
現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として初回指定された1953年(昭和28年)では、前橋水戸線として指定されていた[5]。1963年(昭和38年)に一級国道50号への昇格[6]に伴って欠番となり、同日新たに指定された日光東京線に採番された。
銅街道
江戸時代の後期に発見された足尾銅山で採掘された銅を、利根川水系まで運ぶために開通した街道である。群馬県みどり市大間々地区から栃木県日光市足尾地区にかけては渡良瀬川に沿う形で道が開かれ、所々に銅倉が設置された。現道が開通してからは、本来の街道は使われなくなり荒廃してしまった。そのため、現道を銅街道とした。
国道を銅街道にした後も、平成に入るまでは道路事情が悪く、特にわたらせ渓谷鐵道と立体交差する部分では、大型車同士のすれ違いが困難であった。現在は、新しく立体交差化され拡張されている。降雨量が160mmを超すと通行止めになり、平行するわたらせ渓谷鐵道も運転見合わせになり、街道沿いの地区が孤立することもある。
年表
路線状況
バイパス
- 足尾バイパス
- 太田バイパス(東今泉道路)
- 八重笠道路
- 明和館林バイパス
- 羽生バイパス
- 騎西菖蒲バイパス
- 蓮田岩槻バイパス
- 岩槻鳩ケ谷バイパス(さいたま市岩槻区~川口市)※蓮田岩槻バイパスと一本で結ばれている為、実質これの延長と思われる。
通称
群馬県みどり市から栃木県日光市までの区間では銅(あかがね)街道、または銅山街道といった愛称がある。埼玉県さいたま市から川口市の区間では岩槻街道という名称がある。群馬県の一部では羽生街道とも呼ばれる。また、正式な愛称ではないが、全線を通して俗に「ワンツーツー」(122の意)と呼ばれることもある。
重複区間
- 国道120号(栃木県日光市神橋交差点 - 細尾大橋交差点)
- 国道50号(群馬県桐生市広沢町四丁目交差点 - 太田市只上交差点)
- 国道354号(群馬県館林市赤土町交差点 - 小桑原交差点)
- 国道125号バイパス(埼玉県羽生市須影交差点 - 下川崎交差点)
- 東京都道455号本郷赤羽線(東京都北区音無橋交差点 - 飛鳥山交差点)
道路施設
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
- 栃木県
- 群馬県
- 国道353号(みどり市・大間々六丁目交差点)
- 国道50号(桐生市・広沢町四丁目交差点、太田市・只上交差点)
- 北関東自動車道太田桐生IC(太田市)
- 国道407号(太田市・安良岡北交差点)
- 国道354号(館林市・赤土町交差点)
- 国道354号東毛広域道路(館林市・小桑原交差点)
- 埼玉県
- 国道125号(加須市・志多見交差点)
- 国道125号行田バイパス(羽生市・須影交差点)
- 国道125号加須羽生バイパス(羽生市・下川崎交差点)
- 首都圏中央連絡自動車道白岡菖蒲IC
- 国道16号(さいたま市岩槻区・加倉南交差点)
- 東北自動車道浦和IC(さいたま市緑区)
- 国道463号越谷浦和バイパス(さいたま市緑区)
- 国道463号(さいたま市緑区・大門交差点)
- 国道298号(川口市・西新井宿交差点)
- 東京都
- 東京都道311号環状八号線(環八通り、北区・赤羽交差点)
- 東京都道318号環状七号線(環七通り、北区・神谷陸橋交差点)
- 東京都道307号王子金町江戸川線(明治通り、北区・王子駅前交差点)
- 国道17号・東京都道305号芝新宿王子線(明治通り、豊島区・西巣鴨交差点)
主な峠
- 細尾峠(標高1,192m):栃木県日光市
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 国土交通省関東地方整備局
- 高崎河川国道事務所:群馬県桐生市 - 太田市の指定区間を管理
- 栃木県
- 日光土木事務所:日光市の区間を管理
- 群馬県
- 埼玉県
- 行田県土整備事務所:羽生市 - 加須市の区間を管理
- 杉戸県土整備事務所:久喜市 - 蓮田市の区間を管理
- さいたま県土整備事務所:川口市の区間を管理
- さいたま市
- 東京都
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- ↑ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
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