蓮田市
テンプレート:Infobox 蓮田市(はすだし)は、埼玉県中東部にある人口約6万2千人の市である。旧南埼玉郡。東京都特別区部への通勤率は22.9%、さいたま市への通勤率は18.8%(いずれも平成22年国勢調査)。
かつては二点之繞を用い「蓮田市」と表記していたが、2011年の仕事始めに合わせ一般的な“一点之繞”の表記に改めた(後述)[1]。
目次
地理
埼玉県の東央部に位置し、東南部をさいたま市と接する。大宮台地(北足立台地)の一部である市内中央の蓮田台地と東部の白岡(黒浜)台地、その間を流れる元荒川及び西の境を流れる綾瀬川周辺の低地からなる。JR東北本線(宇都宮線)及び東北自動車道が市内を縦断する。高度経済成長期以降にかつて水田・森林等であった元荒川周辺の低地を中心に宅地造成が行われ首都圏のベッドタウンとなっているが、市内北西部や東部には田園や自然が多く残されている。主な工場は蓮田サービスエリア付近に集中している。
市内を国道122号と埼玉県道3号さいたま栗橋線が縦断、市内の関山・閏戸にて交差する。埼玉県道3号さいたま栗橋線と交差する国道122号蓮田岩槻バイパスは、計画決定から38年を経て2006年(平成18年)6月11日に開通した。
- 河川
- 湖沼
歴史
約3万年前から人が住んでいたといわれており、市内には多くの貝塚・住居跡等の遺跡が残されている。また、市内の高台を中心に中世の武士城館跡が残るなど人々の暮らしの跡がみられる。江戸時代においては、市内域はほぼ岩槻藩領であり(時期や場所により一部天領・旗本領等あり)、荒川の付け替えにより元荒川の水量が減少したことや見沼代用水の開通に伴い新田の開発が盛んに行われた。明治時代に入り、鉄道が開通し蓮田駅が開業したことにより、同駅を中心に市街地が形成されていった。
- 1885年(明治18年)7月16日 - 日本鉄道蓮田駅が開業。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 蓮田村・貝塚村・閏戸村が合併し、南埼玉郡綾瀬村となる。
- 1924年(大正13年)10月19日 - 武州鉄道蓮田駅 - 岩槻駅間が開業する。
- 1934年(昭和9年)10月1日 - 綾瀬村が町制施行と同時に名称変更、蓮田町となる。
- 1938年(昭和13年)9月3日 - 武州鉄道が経営難を理由に廃止される。
- 1954年(昭和29年)5月3日 - 南埼玉郡蓮田町・黒浜村・平野村が合併し、蓮田町となる。
- 1956年(昭和31年)1月1日 - 岩槻市の一部(川島及び馬込の一部)を編入する。
- 1972年(昭和47年)10月1日 - 市制施行により、蓮田市となる。
- 2011年(平成23年)1月4日 - 条例改正により、市名が蓮田市(しんにょうの点が二つ)から蓮田市(しんにょうの点が一つ)へと変更された[1][2]テンプレート:出典無効[3]。
現在、蓮田駅周辺の再開発事業を実施中である。2007年(平成19年)3月16日に、蓮田都市計画(蓮田市・南埼玉郡白岡町・南埼玉郡菖蒲町)の都市再開発方針として埼玉県から告示された。
人口
隣接している自治体・行政区
行政
歴代首長
- 中野金作(1954年5月31日 - 1962年5月30日)
- 斎藤倉之進(1962年5月31日 - 1970年5月30日)
- 吉田周治(1970年5月31日 - 1982年5月30日)
- 小山道夫(1982年5月31日 - 1990年5月30日)
- 石川勝夫(1990年5月31日 - 1998年5月30日)
- 樋口曉子(1998年5月31日 - 2006年5月30日)
- 中野和信(2006年5月31日 - 現職)
警察・消防
広域行政
- 田園都市づくり協議会 - 4市2町(久喜市・蓮田市・幸手市・白岡市・南埼玉郡宮代町・北葛飾郡杉戸町)
- 埼玉県東部中央都市連絡協議会 - 3市2町(春日部市・蓮田市・白岡市・南埼玉郡宮代町・北葛飾郡杉戸町)公共施設の相互利用等
その他、隣接するさいたま市、北足立郡伊奈町と図書館の相互利用が可能。
市町村合併
蓮田市は南埼玉郡白岡町・南埼玉郡菖蒲町との合併を目指し、新市名を「彩野市(あやのし)」とする予定であったが、2005年(平成17年)2月2日の住民投票において蓮田市と南埼玉郡菖蒲町で反対が過半数を占めたことにより合併は白紙撤回された。
その後、南埼玉郡白岡町は久喜市・北葛飾郡栗橋町・北葛飾郡鷲宮町・南埼玉郡菖蒲町との合併協議に参加するが、2007年(平成19年)12月6日に離脱した。蓮田市は新合併特例法の期限である2010年(平成22年)3月31日までに、南埼玉郡白岡町との合併を目指すことを決め合併協議会を設置し、2008年(平成20年)9月25日に新市名を「白岡蓮田市」とすることを決め、新市の事務所は当面は蓮田市役所とすることとした。また、同年10月22日に合併期日は2010年(平成22年)3月22日と決定した。しかし、2009年(平成21年)5月に、南埼玉郡白岡町の町民意向調査結果で、合併に反対・慎重の意見が約7割を占めた。そのため、南埼玉郡白岡町が合併協議会から離脱し、事実上の白紙撤回となった。
経済
産品
蓮田市の主な工場
蓮田市の主な商業施設
金融機関
地域
健康
- 平均年齢 46.2歳(男=45.1歳、女=47.2歳)
[1] 町(丁)字別人口調査 平成25年1月1日現在 埼玉県 平成26年3月16日閲覧</ref>
埼玉県63市町村の中で、若い順で44位であり、高齢化率は埼玉県の市の中で、秩父市に次ぎ2番目に高い。
[2] 出前健康相談・健康教育 埼玉県 平成26年3月16日閲覧</ref>
教育
- 幼稚園
- 大山幼稚園
- 黒浜幼稚園
- 白百合幼稚園
- 新宿幼稚園
- 蓮田幼稚園
- 保育所
- 中村家庭保育室
- 蓮田市立貝塚保育園
- 蓮田市立黒浜保育園
- 蓮田市立中央保育園
- 蓮田市立蓮田南保育園
- 蓮田市立東保育園
- 蓮田市立閏戸保育園
- 小学校
- 蓮田市立黒浜北小学校
- 蓮田市立黒浜小学校
- 蓮田市立黒浜西小学校
- 蓮田市立黒浜南小学校
- 蓮田市立蓮田北小学校
- 蓮田市立蓮田中央小学校
- 蓮田市立蓮田南小学校
- 蓮田市立平野小学校
- 中学校
- 蓮田市立黒浜中学校
- 蓮田市立黒浜西中学校
- 蓮田市立蓮田中学校
- 蓮田市立蓮田南中学校
- 蓮田市立平野中学校
- 高等学校
- 専修学校
- 国立病院機構東埼玉病院附属看護学校
- 養護学校
- 埼玉県立蓮田特別支援学校
公共施設
- 駅西口連絡所
- 平野連絡所(農業者トレーニングセンター内)
- 中央公民館
- コミュニティセンター
- 農業者トレーニングセンター
- 勤労青少年ホーム(フレンドリーホーム)
- 蓮田市図書館
- 環境学習館
- 西新宿会館
- 総合市民体育館(パルシー)
- 黒浜公園
- 中道公園
- 農業者運動広場
- 文化財展示館
- 保健センター
- 西口再開発事務所
- 老人福祉センター
- はなみずき作業所
- はすの実作業所
- シルバー人材センター
- ふれあい福祉センター(社会福祉協議会)
電話番号
市外局番は市内全域「048」。市内局番が「6XX」「7XX」「8XX」の地域との通話は、市内通話料金で利用可能(浦和MA)。収容局は蓮田局、埼玉平野局。「7xx」から始まる市内局番は蓮田市と同じNTT東日本岩槻営業所(旧電報電話局)管内に属するさいたま市岩槻区のほか、上尾市、桶川市、北足立郡伊奈町、春日部市で使用されている。
郵政
郵便番号は、市内全域が「349-01xx」である。
- 蓮田郵便局 - 蓮田市全域の集配を担当
- 蓮田駅東口郵便局
- 蓮田西新宿郵便局
- 蓮田閏戸郵便局
- 蓮田黒浜郵便局
- 蓮田椿山郵便局
交通
鉄道路線
バス
タクシー
タクシーの営業区域は県南東部交通圏で、春日部市・草加市・越谷市・久喜市・八潮市などと同じエリアとなっている。
道路
- 高速道路
- 東北道は通るものの、市内にインターチェンジは無いため、東北道利用時は久喜インターチェンジや、岩槻インターチェンジから利用することとなる。2012年2月4日、蓮田SAにスマートインターチェンジが設置されたが、近隣住民からは、交通量の増加による公害などが懸念されている。
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 芥川龍之介自撰自筆の碑
- 西城沼公園
- はすだ市民まつり(8月下旬)
- さくらまつり(4月上旬)
- コスモスまつり
- 江ヶ崎城址 - 元・県指定史跡、現在は石碑のみ
- 閏戸の式三番(埼玉県指定無形民俗文化財)
- 関山貝塚・黒浜貝塚 - それぞれ縄文時代前期の土器型式である関山式及び黒浜式の標式遺跡として知られており、黒浜貝塚は国の史跡に指定されている。
- 蓮田市文化財展示館 - 黒浜式土器・関山式土器等を展示
- 武州鉄道 - 北足立郡神根村石神(現在の川口市石神)の神根駅から蓮田駅まで通っていた鉄道。
- 2007年まで開催されていた行政主体の蓮田シティマラソンが中止され久しかったが、自治体からの補助金を受けない市民団体主催の蓮田マラソンが2012年より開催(例年11月に開催されている)されるようになった。
関係する人物
- 出身人物
- ゆかりのある人物
出典
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1.0 1.1 平成23年総務省告示第1号。同日付官報にて。
- ↑ テンプレート:Cite newsテンプレート:リンク切れ
- ↑ ただし、JR東日本の蓮田駅は、漢字変更にはコストがかかるとして変更されない予定。