国道354号
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国道354号(こくどう354ごう)は、群馬県高崎市から茨城県鉾田市に至る一般国道である。
目次
概要
テンプレート:出典の明記 群馬県佐波郡玉村町付近から茨城県坂東市付近までを利根川とほぼ並走する。群馬県では中毛・西毛地域と東毛地域を連絡する路線として交通量が多いが、市街地を経由したり右左折する箇所が多いこともあり、通勤・帰宅時には混雑する。そのため、バイパスとして高崎市と邑楽郡板倉町を結ぶ東毛広域幹線道路が計画され、整備が進められている。
茨城県でも狭隘区間や一方通行区間(土浦市や行方市など)があり、市街地では通勤・帰宅時には混雑する箇所がある。そのため、バイパスとして境岩井バイパスなど複数のバイパスが計画され、整備が進められている。北浦を渡る鹿行大橋(ろっこうおおはし)の旧橋は擦れ違いに充分な幅員がなく、道路の北側に設けられた3ヶ所の退避所で擦れ違いを行っていた。また、橋の手前の小舟津十字路交差点(茨城県道2号水戸鉾田佐原線交点)からの約100メートルの区間は一方通行となっており、鉾田・鹿行大橋側から土浦方面へ行くには、一度並走する茨城県道2号水戸鉾田佐原線を走行するしかなかったが、2012年4月26日に鹿行大橋架け替えも含めた北浦バイパス(総延長5.600km)が開通した[1]ことにより、この問題は解決された。鹿行大橋に関しては2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で旧橋が崩落し、新橋が開通するまで通行できない状態が続いていた。
北浦バイパス開通前の小舟津十字路 - 大洋村札間はその狭さから、俗に言う『酷道』のひとつに数えられることがあった。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。政令上の終点は茨城県鹿島郡大洋村となっているが、合併に伴い、現在は鉾田市となっている。
- 起点 : 高崎市(君が代橋交差点=国道17号交点、国道18号起点、国道406号終点)
- 終点 : 茨城県鹿島郡大洋村[注釈 2](大洋総合支所入口交差点=国道51号交点)
- 重要な経過地 : 伊勢崎市(堀口町)、群馬県新田郡尾島町[注釈 3]、太田市(富沢)、館林市、古河市、茨城県猿島郡総和町[注釈 4]、同郡境町、岩井市[注釈 5]、水海道市[注釈 6]、つくば市、土浦市、同県行方郡玉造町[注釈 7]
- 路線延長 : 232.2 km(実延長225.7 km、現道172.6 km)[3][注釈 8]
- 群馬県区間 : 97.4 km(実延長94.0 km、現道65.1 km)
- 埼玉県区間 : 7.9 km(実延長7.9 km、現道6.2 km)
- 茨城県区間 : 126.9 km(実延長123.8 km、現道101.2 km)
- 指定区間 : なし[4]
歴史
- 1975年(昭和50年)4月1日
- 一般国道354号(館林市 - 高崎市)として指定施行。当時の起点は富士見町(現 : 赤土町)交差点(=国道122号、群馬県道57号館林藤岡線交点)、終点は現在の起点と同じ。路線延長は53.6 kmであったテンプレート:要出典。
- 1993年(平成5年)4月1日
- 1994年(平成6年)4月1日
路線状況
通称
- サンゴーヨン(全体)
- 高崎市では、右左折を繰り返すたびに駒形線→渋川街道→本町通り→旧中山道→八間道路→伊勢崎街道→長瀞線→例幣使街道と愛称が変わる。
- 東国文化歴史街道(高崎市並榎 - 田町、高崎市綿貫町 - 館林市赤生田町(館林インター前交差点))
- 古河街道(館林市小桑原町 - 古河市、国道昇格以前は現在の群馬県道2号前橋館林線とあわせて「前橋古河線」であったことから)
- 土浦野田線(つくば市および土浦市周辺、旧茨城県道土浦野田線であったことから、筑波研究学園都市内における都市計画街路名が「土浦野田通り」であるため。単に「野田線」とも呼ばれる)
バイパス
群馬県
- 東毛広域幹線道路(高崎市 - 邑楽郡板倉町)
- 高崎駅東口線(高崎市)
- 高崎第二バイパス(高崎市)
- 高崎玉村バイパス : 事業中(高崎市 - 佐波郡玉村町)
- 玉村伊勢崎バイパス : 2008年度新規着手(佐波郡玉村町 - 伊勢崎市)
- 南部幹線(伊勢崎市)
- 境バイパス(伊勢崎市)
- 新田太田バイパス(伊勢崎市 - 太田市)
- 太田バイパス : 事業中(太田市)
- 東毛幹線 : 事業中(太田市 - 邑楽郡大泉町)
- 大泉邑楽バイパス(邑楽郡大泉町 - 邑楽郡邑楽町)
- 館林バイパス(邑楽郡邑楽町 - 館林市)
- 板倉バイパス(館林市 - 邑楽郡板倉町)
埼玉県
- 新三国橋、柏戸陸橋(加須市 - 茨城県古河市)
茨城県
- 境岩井バイパス : 事業中(猿島郡境町 - 坂東市)
- 岩井バイパス : 事業中(坂東市)
- 岩井水海道バイパス(坂東市 - 常総市)
- 水海道有料道路(常総市)
- 水海道バイパス(常総市)
- 谷田部バイパス:事業中(つくば市)
- 土浦バイパス(土浦市)
- 深谷バイパス(かすみがうら市)
- 北浦バイパス(行方市 - 鉾田市)
- 大蔵バイパス : 事業中(鉾田市)
有料道路
重複区間
なお、茨城県土浦市中 - 真鍋 も国道6号との重複区間であったが、同区間を迂回する国道6号土浦バイパスが正式な国道6号現道となり、同区間は国道354号の単独区間となった。
道路施設
道の駅
交通量
2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)
- 佐波郡玉村町下新田467 : 13,531
- 伊勢崎市境下武士389-1 : 14,132
- 太田市岩松町523-3 : 18,697
- 邑楽郡板倉町大字板倉1724 : 4,299
- つくばみらい市箕輪129-1 : 11,880
- つくば市上萱丸188 : 22,294
- 土浦市手野町2154-13 : 13,605
地理
通過する自治体
交差する道路
バイパスの交差する道路については各記事を参照されたい。
- 交差する道路の特記がないものは市町道。
(右の「表示」を押す)
沿線
バイパスの地理については各記事を参照されたい。
- 群馬県西部県民局
- 高崎警察署
- 上越線・信越本線
- 上越新幹線
- 綿貫観音山古墳
- 日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所
- 群馬県立玉村高等学校
- 玉村町役場
- ティーエルロジコム高崎国際物流支店高崎出張所
- 利根川
- まるか食品
- 東京福祉大学伊勢崎キャンパス
- 広瀬川
- 武士橋
- 群馬県立境高等学校
- 太田市尾島庁舎
- 太田市立尾島小学校
- 三菱電機群馬製作所
- 太田市立南中学校
- 三洋電機東京製作所
- 大泉警察署
- 東武小泉線
- 関東短期大学・関東学園大学附属高等学校
- 群馬県立館林高等学校
- 東武伊勢崎線
- 東北自動車道館林インターチェンジ
- 群馬県立板倉高等学校
- 群馬の水郷
- 板倉ゴルフ場
- 谷田川
- 谷の川橋
- 東武日光線
- 渡良瀬川
- 三国橋
- 東北本線(宇都宮線)
- 東北新幹線
- 茨城県立総和高等学校・茨城県立古河中等教育学校
- 慈法寺
- 大利根カントリークラブ
- 鬼怒川
- 豊水橋
- 関東鉄道常総線
- 小貝川
- 大和橋
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス
- 谷田川
- 関東鉄道つくば中央営業所
- 茗渓学園
- 霞ヶ浦国際ゴルフコース
- 茨城県立並木中等教育学校
- 常磐自動車道桜土浦インターチェンジ
- 常総学院中学校・高等学校
- 愛宕神社
- 常福寺
- 桜川
- 土浦橋
- 土浦警察署
- 水戸地方検察庁土浦支部
- 亀城公園
- 水戸地方裁判所土浦支部
- つくば国際大学高等学校
- 関東鉄道土浦営業所
- 湯楽の里土浦店
- 常磐線
- かすみがうら市役所霞ヶ浦庁舎
- かすみがうら市立南中学校
- 霞ヶ浦
- 霞ヶ浦ふれあいランド
- 行方市立玉造中学校
- 行方市立北浦中学校
- 北浦三育中学校
- 行方市役所北浦庁舎
- 北浦
- 鉾田市役所大洋支所
- 鉾田市立大洋中学校
- 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
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関連項目
脚注
注釈
出典
外部リンク
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