大間々町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大間々町(おおまままち)は、群馬県東部に存在した町である。
目次
概要
町名の「まま」とは、渡良瀬川の河岸段丘によってつくられた崖のことで、町役場前の「まま」には地元の小学生の描いた絵が季節の花々で美しく表現されていて観光スポットとなっている。
かつては、あかがね街道の宿場町として、また、生糸の集散地として栄えた。
平成4年には町制施行100周年を記念して、「おおままのうた作成委員会」により町のイメージソングが作成された。詞は全国から545点もの応募があり、群馬県伊勢崎市在住の長塚いさむの「風のエアメール」が選ばれた。作曲はビリー・コビーンによって行われた。また、日本語版は庄野真代が、英語版はダラ・セダカが歌っている。
町北部の塩原にある貴船神社は京都・貴船神社の分霊を祀ったとされ、例年県内一の20万人もの初詣参拝者が訪れる。
地理
関東平野北端で、渡良瀬川によってつくられた大間々扇状地に位置する。町内には渡良瀬川が流れ、北部には足尾山地へ連なる山々があり、町の70%が緑におおわれた、緑あふれる町である。近隣の市町村とともに、桐生広域圏に属する。
隣接自治体
歴史
沿革
- 1889年4月1日 町村制施行に伴い、山田郡において大間々村と桐原村が合併して大間々町が、浅原村・塩原村・小平村・長尾根村が合併して福岡村が、高津戸村・須永村・山田村・東小倉村・西小倉村が合併して川内村が、南勢多郡において上神梅村・下神梅村・塩沢村・水沼村・宿廻村・八木原村・上田沢村・下田沢村が合併して黒保根村が誕生。
- 1896年4月1日 南勢多郡と東群馬郡が合併して勢多郡となる。
- 1954年10月1日 福岡村、川内村大字高津戸の一部が大間々町に編入。
- 1958年2月1日 大間々町が勢多郡黒保根村大字上神梅・下神梅・塩沢を編入。
- 2006年3月27日 勢多郡東村、新田郡笠懸町と合併しみどり市となる。
行政
- 町長:近藤昭次
都市提携
教育
高等学校
- 群馬県立大間々高等学校 (桐原)
中学校
小学校
交通
道路
- 町内を走る県道