大間々駅
テンプレート:駅情報 大間々駅(おおままえき)は、群馬県みどり市大間々町大間々にあるわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅である。
駅構造
相対式2面2線のホームと、トロッコ列車「わたらせ渓谷号」の専用0番線ホーム1線(頭端式)を有する地上駅。わたらせ渓谷鐵道の中心駅であり、同路線の運行機能を管理するCTCが設置されている。
下り足尾方面の列車はすべて1番線から発車する。上り桐生方面の列車に関しては2番線から発車するのが基本だが、当駅始発で1番線から発車する列車がある。
構内には本社と車両基地があり、当駅発着の列車と夜間の留置運用が設定されている。トロッコ列車乗車専用ホームにはディーゼル機関車機回し用のポイントがある。
当駅では車両の連結・解放が行われる。日中1両を基本とする列車についても、次の日が平日の場合の朝の通勤・通学ラッシュ時に備えて夕方の時間帯に2両編成となる。運行中に行う作業は1両から2両への増結、2両から1両への切り離しとなる。3両への増結は、本線上ではあまり行わない。解放は3両編成の場合でも本線上で2両に減らすこともある。なお、連結・解放の際、安全確保のため一旦エンジンを止めてから作業を行い、完了したときに再度エンジンを入れる。切り離した車両は車庫へ戻すか、桐生行きの折り返しで使用する。休日には9時44分発桐生行き列車に1両増結する作業が見られることがある。混雑する下り列車に対応するために、あらかじめ上りで到着した時点に行われる。
わたらせ渓谷鐵道の社員配置駅は当駅と相老駅のみである。7時50分から17時50分まで(土曜・休日・行楽シーズンは変更あり)は社員が配置され、改札業務を行う。自動券売機は始発から終発まで稼動している。出札窓口では東日本旅客鉄道(JR東日本)両毛線内・東武伊勢崎線への連絡乗車券や企画乗車券を取り扱うほか、駅前有料駐車場利用券を扱っている。窓口が閉まっている場合の駐車場利用券販売場所は、駅前にあるコンビニエンスストア「ローソン」である。
利用状況
大型バス(貸切バス)の駐車が可能な駅であるため、観光シーズンは始発の桐生駅よりも当駅から乗車する乗客が多い。当駅を始発とするトロッコ列車「わたらせ渓谷号」の運行日や、紅葉シーズンの時期になると9時から11時台の下り列車に乗車する観光客が多く、乗り場が朝の通勤ラッシュ並みに混雑することもある。利用客のほか、本社や車両基地・保線施設などもあるため、鉄道関係者の利用も多い。朝はJR両毛線に接続するための当駅始発の区間列車が運行されている。
朝や夕方は高校生のほか、大間々中学校に通う上神梅地区の中学生が当駅から下り方面の隣接駅・上神梅駅まで利用する。
駅周辺
- みどり市役所大間々庁舎(旧・大間々町役場)
- 群馬県立大間々高等学校
- みどり市立大間々中学校
- みどり市立大間々図書館
- 大間々博物館(コノドント館)
- 大間々郵便局
- 東武桐生線・上毛電気鉄道赤城駅
- 赤城駅との距離は約1km離れており、桐生線との連絡では相老駅があるため、わてつ・東武いずれの案内もされていない。
- 国道122号
- ローソン 大間々駅前店
- 駅前有料駐車場(1日500円)
- ながめ余興場
- ながめ公園
- 高津戸峡
- はねたき橋
歴史
開業当時は大間々町停車場と称した。足尾鉄道の開業に先立ち、大間々町南方の阿左美村字岩宿に両毛鉄道の大間々駅が設置されていたためである。大間々駅が所在地名である岩宿駅に改められた後、大間々町駅は現在の名称である大間々駅に改称された。
- 1911年(明治44年)4月15日 - 足尾鉄道の大間々町駅として開業。
- 1912年(大正元年)12月1日 - 大間々駅に改称。
- 1918年(大正7年)6月1日 - 国有化され、国有鉄道足尾線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1989年(平成元年)3月29日 - JR足尾線の第三セクター鉄道化により、わたらせ渓谷鐵道の駅となる。
隣の駅
- わたらせ渓谷鐵道
- トロッコ列車停車駅
- テンプレート:Colorわたらせ渓谷線
関連項目
外部リンク
- 大間々駅 - わたらせ渓谷鐵道