黒保根村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒保根村(くろほねむら)は、群馬県勢多郡に属していた村。人口約2,700人で、2005年6月13日に桐生市に編入合併され、その116年の歴史に幕を下ろした。村域は「桐生市黒保根町」となった。
目次
地理
村内のほとんどが森林地帯であり、自然に富み、村内の各場所で湧き水が湧き出ている。代表的な村内の山は、上毛三山の赤城山がある。その他に、荒神(こうじん)山と栗生(くりう)山がある。また、村の中心部を渡良瀬川が流れ、村内の川の多くが流れ込んでいる。
行政
村議会は無所属議員が大多数であるが、日本共産党の議員が1名在籍していた。
経済
産業
産業は専ら農業・林業であった。しかし村の財政への影響力は皆無であった。昭和30年代ごろまでは養蚕業が盛んで明治期には群馬県初の民間経営の製糸所である水沼製糸所が建てられた。各地には桑畑が広がり、家々からは機織りの音が聞こえた程だった。現在は畑の数は激減し製糸所も廃止になり、所々に荒れ果てた桑畑が散見される。国道122号沿いには道の駅があり、そこにあるコンビニエンスストアは売上高トップクラスを誇り北関東一の売上だった時期もある。
歴史
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、南勢多郡黒保根村として発足。
- 1896年4月1日 - 郡合併に伴い、勢多郡に属する。
- 1958年2月1日 - 大字上神梅・下神梅・塩沢が大間々町に編入。
- 2005年6月13日 - 桐生市に編入し消滅。
著名な出身者
寺社
神社
寺院
交通
道路
鉄道
バス
- 村内巡回バス
- {上田沢~本宿線・村内環状線}(沼田屋タクシー)