男鹿高原駅
男鹿高原駅(おじかこうげんえき)は、栃木県日光市横川にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホームは掘割内にある。ホーム内の待合所には「駅ノート」があり、2007年4月時点で2冊目になる。
利用状況
2011年度の乗車人員は327人である[1]。したがって、同年度の1日平均乗車人員は0.89人であり、1人にも満たない。野岩鉄道の駅では最も少ない値である。
近年の年度別乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 乗車人員 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年) | 509 | 1.39 |
2009年(平成21年) | 881 | 2.41 |
2010年(平成22年) | 393 | 1.08 |
2011年(平成23年) | 327 | 0.89 |
駅周辺
国道121号線「お土産センターよこかわ」[2]より西へ約300メートル。周辺に人家等は一切ない。駅前には「男鹿国有林」の看板と細い道路があるのみである。このため俗に言う「秘境駅」の一つに挙げられている。ただし、野岩鉄道の列車は1時間に1本程度運転され、東京の浅草駅からの直通列車もあるため、到達困難な駅ではないものの、会津鉄道によって運行される快速列車[3]のみ当駅を通過するため注意が必要。
駅から出て道路を右に少し進むと野岩鉄道の男鹿高原変電所がある。かつてはその道路向かい側に公衆トイレや駐輪所が設置されていたが、近年撤去されている。さらに進むと男鹿高原駅前広場緊急ヘリポートがある。駅が存在する意味については、冬季の積雪時に前記した変電所の点検で近付く際に、自動車が使えないためとも言われている。
ウェブサイト上や駅ノートにおいて、駅周辺での熊や猿の出没情報が度々寄せられており、実際に日光市や営林署による「熊注意」の看板も存在する。また、保安上、栃木県警のパトカーが駅前まで巡回することがある。2012年度に駅に掲示された野岩鉄道の案内にも「抜き打ちで警察官が巡回を実施」と明記されている。
元々は周辺でリゾート開発が予定されていた地域だったが、計画[4]自体が中止になっている。
歴史
隣の駅
- 野岩鉄道
- テンプレート:Color会津鬼怒川線
脚注
- ↑ 1.0 1.1 栃木県統計年鑑
- ↑ 長らく営業されていないとみられる。
- ↑ 「AIZUマウントエクスプレス」「AIZU尾瀬エクスプレス」など。なお各列車の多くが野岩鉄道内を当駅のみ通過するが、これについて案内がなされないことも多い。
- ↑ 総合保養地域整備法(通称リゾート法)に基づき、1988年10月2日に同意された「日光・那須リゾートライン構想」。野岩鉄道と相互乗り入れを行う福島県側の会津鉄道沿線にも同様の「会津フレッシュリゾート構想」があり、連携する予定であった。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 新新宿駅企画課 あるぷすひろば - 漫画。第15話で1話分を費やして本駅の秘境駅ぶりが紹介されている。