霧降高原スキー場
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霧降高原スキー場(きりふりこうげんスキーじょう)とは、栃木県日光市、霧降高原有料道路沿いにかつて存在した市営スキー場である。
コースは4コース、リフトは4本、最長滑走距離は1,000メートル、最大傾斜は36度(小丸山ゲレンデ)であった。ニッコウキスゲの名所キスゲ平などを含んでいた。スキー場廃止後も夏には夏山登山リフトが運行されていたが2010年8月31日に廃止された。
開業は、周辺のスキー場の中でもかなり古い部類であり、全盛期には廃止時のコースの下にもう1本コースが存在した。その旧コースの一部分は後に幼児用のソリゲレンデとして利用されていた。シングルリフト4本のうち、一番下の1本は後には第2駐車場からの移動用に用いられていた。ゲレンデには人工降雪機も設置されていた。
高地にあったため、首都圏近郊のスキー場としては珍しく、パウダースノーの事が多かった。また上級コース・小丸山ゲレンデは山頂付近にあり、周りに風除けがないため雪が定着しづらかったが、本格的な滑りを堪能できた。
売店はコース下に1箇所あった。古き良き時代の公設スキー場というイメージどおりの、流行とは離れていた売店であったが、地元の家族連れなど利用客は相応にいたようであった。