全国高校野球選手権大会中継
テンプレート:複数の問題 テンプレート:Notice 全国高校野球選手権大会中継(ぜんこくこうこうやきゅうせんしゅけんたいかいちゅうけい)は、朝日放送(ABC)の制作で放送される「全国高等学校野球選手権大会」の中継番組タイトルである。正式には頭に「第○○回」が付く。いわゆる夏の甲子園の中継である。
目次
概要
番組は、地上波テレビ、AMラジオ、BSデジタルの3つのメディアによる同時中継、およびCSデジタルによる録画放送により実施されている。
地上波テレビとAMラジオでの中継は、朝日放送開局当初から放送されており、半世紀にわたり続けられている伝統的な番組である。スタートしたのはラジオが1952年の第34回大会、テレビが1957年の第39回大会から。
試合終了後の通路での勝利インタビューは、ABCでは選手に対して行っている。勝利監督へのインタビューはNHKが行っているが、準決勝終了後のみ両局とも選手・監督それぞれにインタビューを行う。決勝終了後は監督と選手数名が、グラウンド上のお立ち台に上ってインタビューを受け、その音声は場内にも流される。
テレビは開局当時・「大阪テレビ放送(OTV。MBSの前身、新日本放送および毎日新聞社との合弁)」。そのため春のセンバツも当初はOTVから放映され、実質独占中継であった。
テレビ中継
ABCテレビがJNN系であった1974年までは、当時キー局だったラジオ東京テレビ→東京放送→TBSテレビ、中部日本放送(現:CBCテレビ)(CBC、放送初年より)、山陽放送(RSK、1958年から)を始めとするJNN各局や、JNN未ネット地域では開局まもない民放テレビ地区第1局でもネットされていたが、1975年に現在のキー局であるNETテレビへ移った事により、ANN系へ移行(腸捻転解消参照)。それ以降、ANN系の平成新局が開局された地域は、その局へネットチェンジされて現在に至る。
TBSテレビ、中部日本放送、山陽放送の3局は当初完全中継を実施していた。
東京地区ではNETテレビ、東京12チャンネルが開局から数年間放送した事があった。これらの局は開会式と決勝戦のみ放送が多い。
2001年以降NNN系列局に関しては、クロス局の福井放送(ANNにも加盟しているが番組供給部門については対象外)、県内に1局しかない徳島県の四国放送を除き、地区第2局へ移行している(山梨放送→テレビ山梨、北日本放送→富山テレビ放送、高知放送→テレビ高知)。
衛星放送においては、1988年に初めてハイビジョンでの生中継(試験放送)を実施し、2000年まで続く。2001年から、前年に開局したBSデジタル放送のBS朝日が全試合を試合終了まで生中継している。CS放送ではスカイ・Aが「サテライトABC(ch.O<チャネル・オー>)」として開局した1990年より実施。毎年夕方から全試合録画中継しているが、1995年の第77回から2000年の第82回まで、ハイビジョン試験放送の映像を利用して生中継を実施していたこともある。
現況
近畿広域圏のABCでは、OTV当時の1957年がスポンサーのつかない時間に放送できなかったものの、翌年以降は全試合をほぼ完全中継放送している。他のANN系列局では、主に地元代表校の試合を中継する。決勝戦はANN系列24局に加え、福井放送(NNN/ANN系列)、山陰放送、宮崎放送、テレビ高知、テレビ山梨(以上4局JNN系列)、富山テレビ放送(FNN系列)を加えた地上波全国30局ネットで放送[1]、さらにBS朝日でも全国放送される。但し、決勝戦が平日に当たった場合、他系列の地方局では編成の関係からネットの見送りや放送時間の短縮を行うこともある。2006年は決勝戦が引き分け再試合になり、再試合も全国ネットされた(同様の事例である1969年は一部の局のみが再試合を中継)。
なお、全国ネットの定時番組枠の確保等の観点から、1-3回戦についてはほぼ完全中継が可能な土曜日[注 1]を除き11時台後半-14時前後までは一旦中断するが、1985年以降この時間帯はサンテレビジョン・京都放送(KBS京都)・びわ湖放送・奈良テレビ放送・テレビ和歌山にリレー中継をしている。(1990年代初め頃までは平日午前8:30-9:30にも同様のリレー放送をしたことがあった)。
2003年以降は、ABCや前述のリレー中継局で1日に複数の試合を中継する場合に、中継の時間帯によって試合と試合の合間に7分間の「インターバルゾーン」を設定。直前に終了した試合のダイジェストや「思い出甲子園」(過去の大会で目覚ましい活躍を見せた野球選手・OB1名へのインタビュー)を放送するほか、ABCの女性アナウンサーが、同局の特設スタジオ(以下「甲子園スタジオ」と略記)[注 2]から直後の試合の見どころや出場校を紹介する(BS朝日は当該時間帯にニュース・天気予報(気象情報)を放送)。放送日によっては、開会式・第1試合の放送開始前に「インターバルゾーン」を設定したり、『熱闘甲子園』のキャスターや高校野球に縁の深いゲストを迎えたりすることもある(開会式・開幕試合間のインターバルゾーンはBS朝日でも同時放送される)。
なお、試合中は地上波についてはイニング間のCMタイム(1回30秒)も中継映像をそのまま流しながら、番組協賛スポンサーの当番組限定オリジナルCMを放送している。湯浅電池協賛の時代はロールテロップだけであったが、住友グループが協賛するようになってからは画面下3分の1ワイプに各企業の字幕CMとアニメーション(1990年代は実写の着ぐるみ)、1995年に住友グループが撤退し複数スポンサー協賛になってからも一部の企業が通常のCMをワイプで挿入する場合もあるが、殆どがオリジナルの画面下のスペース活用のワイプCMである。CM後はそのCMを提供した協賛スポンサーの字幕を表示する(BS・CSは中継を中断して通常のCMを放送。BSは地上波同様CM後、そのCMを提供した協賛スポンサーを表示する[注 3])
記念大会で西宮との2球場開催になった1958年・1963年は、甲子園メイン、西宮サブでの二元中継を行った。NHKは甲子園のみ全国中継し、西宮はローカル中継だった。
通常番組への対応
中継放送によって、期間中の通常番組は休止か放送日時の振替が行われる。
- 「おはよう朝日です」は開始当初は7:15開始であり、加えて高校野球が1日4試合行われる場合は、7:45から中継を開始する関係で30分しか放送時間がないため、大会期間中は生放送をやめて事前に収録したスポーツ特集やゲストの歌手による歌コーナー(当該項参照)などを行っていた。また9時以後の1日3試合開催である場合や、雨天で全試合中止・あるいは試合開始遅延となった場合には7:45-8:30まで「夏休みこども映画大会」で放送されるアニメの再放送に充てたりした。1996年度以後は6時台に放送時間が繰り上げられたため、高校野球期間中でも生放送が行われるが、2011年以後は試合開始が8時からの4試合日(2011年は2・3試合開催日、2012年は3試合開催日も同文)は5分短縮で行われている。
- 一方午後のワイド番組については、14時台の時代はABCからの裏送りでネット局に生放送か録画放送を行っていたが、16時台以後に移った1994年以後は16・17時台のパートを休止し、ANN全国ニュースとローカルニュースを放送する18時台のみ通常通り放送しているが、一部の出演者はこの期間夏休みをとる。
- 全国ネット番組のスポンサードセールスの関係で、平日と日曜の昼休みの全国ネット番組は通常通り行う。
- ただし全国ネットセールスのものでも大会期間中の「情報満載ライブショー モーニングバード!」[注 4]、「報道ステーション SUNDAY」、および準々決勝と準決勝に当たる日の「ワイド!スクランブル」は休止(代替なし)、日曜日と準々決勝・準決勝に当たる日の一部のネットセールス番組[注 5]は大会終了後(「サンデープレゼント」については翌日未明[注 6])に時差放送[注 7]を行う。ただし、当初準々決勝以後の日程が組まれて休止扱いとなった番組であっても、雨天順延などによる日程変更が生じた場合は、休止を返上して通常編成、およびABC中断時の県域局とのリレーが行われる場合もある。
- 2014年度は「ワイド!スクランブル・第1部」の開始時刻が繰り上げられ、「徹子の部屋」「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」も放送時間枠が変更となったが、高校野球期間前半の8月11日-15日については、「徹子の部屋」を12:44まで、さらに「ワイド!スクランブル・第2部」を13:45までそれぞれ拡大放送(第1部はローカルセールス枠部分の前半1時間分を休止して11:30飛び乗り。ただし雨天中止時は通常に同じ)し、「おしゃべりクッキング」も平常とは異なる13:45-14:00に繰り下げ、拡大放送するなどの編成を組んでおり、この時期は前年度までと同じパターンで放送される[2]。後半の8月18日から8月21日(準々決勝開催日前日)までは、通常スケジュールとなるため、午後の部の中継は13:25からとなる。これに付随して、2014年度からの近畿広域圏の独立局でのリレー中継の開始時間も変更される(平日がこれまでより20分早い11:15開始、終了は前半が14:15まで、後半は13:30まで。日曜は11:40-14:00のまま)[3]
- なお、「ワイド!スクランブル・第1部」は一部時間帯がローカルセールス枠となっているため、ローカルセールス枠は試合開催の有無に関係なく放送休止となる。2014年度の場合、試合がテレビ朝日における「ワイド!スクランブル・第1部」開始時刻10:30の時点で雨天中止、ないしは開始時間延期となった場合はこれを通常通りフルネットで放送する予定。
- 土曜日朝に行われるABC制作の生ワイドショー(2014年現在「朝だ!生です旅サラダ」)についてもネットセールスとなっているが、高校野球が4試合開催される日(2011年と2012年は3試合日<2011年は2試合日も含む>である場合は同文)については雨天中止にならない限り放送休止(代替なし)となり、ネット局向けの裏送り出しとなる。ただし3試合以下(2011・12年以外)である場合は通常通り放送することもある。
- また深夜の「熱闘甲子園」の放送がある時は、23:10(土曜・日曜は23:15)以後の番組は原則30分ずつのスライドで放送されるが、雨天で全試合中止となった場合は定時編成となる。
夏季五輪編成との関係
テンプレート:独自研究 テンプレート:出典の明記 1984年(第61回)はロサンゼルスオリンピックが8月12日まで行われ、一部時差の関係上中継できなかった試合があった(この当時は上記独立県域局とのリレーがなかった。衛星放送もNHKのみで民放はなかったため、実質熱闘甲子園の映像資料用の実況だけであった)。
2008年(第90回)は8月2日から開幕したが、この年は8月8日から北京オリンピックが開催された影響で、一部の開催日でABCテレビ向けの中継ができず、上記独立U局とBS・CS用の事実上裏送りとなった日があった。
2012年(第94回)は8月10日に、ロンドンオリンピック女子サッカー決勝を、テレビ朝日が全国ネット(録画放送)で8:00から放送。ABCテレビでは放送終了後の9:55から高校野球中継を始めたため、第1試合(8:00開始)の大半を放送できなかった(試合終了後に甲子園スタジオから当該試合全体のダイジェストを放送)。BS朝日では試合開始から生中継を実施した。
地上デジタル放送開始後
テンプレート:出典の明記 2004年以降は、地上デジタル放送でもハイビジョン放送となった。当初はABCとテレビ朝日・メ〜テレの3局(ABCは全試合、テレビ朝日・メ〜テレは決勝戦のみ)で実施されたが、2007年に決勝戦は全てのネット局で実施されている。独立局リレー中継は、2006年のサンテレビを皮切りに、2010年までに全ての放送局がハイビジョン化している。
また、ハイビジョン放送開始と同時に連動データ放送・5.1chサラウンドステレオ放送もスタートしている(連動データ放送は独立局リレー中継では実施されない)。2009年からはリアルタイム字幕放送を実施している[注 8]。
地上波によるアナログ放送は2009年まで画角4:3、2010年は16:9レターボックスで放送。このため2010年以降はカウント等の表示テロップを16:9画面に合わせるように位置が変更された。この年をもって岩手・宮城・福島県を除いて、アナログ放送での中継は終了[注 9]となり、デジタルに統合された。
開会式中継
テンプレート:出典の明記 開会式については、以下のような対応を取る(同時刻に中継に入っているABCを除く)。
- 平日に行われる場合、原則として30分程度の独立番組(年によっては開幕試合も放送)として放送していた。1972年(昭和47年)以降は朝ワイドの『モーニングジャンボ奥さま8時半です』(ここまでJNN系)→『モーニングショー』→『スーパーモーニング』内で入場行進の模様を中心に放送していたが、2007年以降は行われていない。2001年以降山梨・富山・高知地区は決勝戦中継と異なる放送局にネットされることになるからと思われる。
- 6年ぶりに平日開幕となった2012年(8月8日、水曜日)は『モーニングバード!』の放送を全ネット局が8時59分で打ち切り、ANNフルネット局と福井放送が31分間の独立番組として開会式の中継を行った(ABCは放送開始が8:00のため「モーニングバード」のネット受けは行われなかった)
- 2014年(8月11日、月曜日)も同様に31分間の独立番組として開会式の中継を行った(当初、8月9日に開幕する予定だったが台風の影響で2日間延期された)。
- 土曜日の場合、1975年(昭和50年)以降は『おはようワイド・土曜の朝に』→『朝だ!生です旅サラダ』内で、入場行進のみをネットしていたが、2004年・2005年・2008年以降は『旅サラダ』の放送時間を短縮し、独立番組として九州朝日放送を除くANN系列フルネット23局と福井放送の計24局ネットで開会式が全国放送されている。KBCは1997年(平成9年)から毎年8月第1土曜日にローカルの長時間特番『真夏のエコスペシャル・水と緑の物語』の放送を行っており、開会式と日程が重なれば同番組が最優先となるためネットできない(2012年は8月18日に放送)。KBC以外にも岩手朝日テレビは2008年が特番『8!tabe-TV・夏』 放送のため非ネットだった。テンプレート:Main
- 日曜日の場合、2006年は『題名のない音楽会』を休止し、KBCを含むANN系列フルネット24局向けに独立番組として開会式を放送。以前は1時間程度の独立番組(1993年)や開幕試合とのセットで放送したこともある。そのため朝日放送制作日曜朝8時30分枠のアニメが1週削られていたことがあった。なお、日曜朝8時30分枠がかつてテレビ朝日制作枠だったときは後日時差送出の対応をとったこともある。
中継態勢
2012年の第94回大会中継からは、「甲子園球場の現在の情報」と「試合に臨むチーム・監督・選手の深い情報」を中継画面へ積極的に取り込む演出を採用。データスタジアムから提供される詳細なデータと最新の技術を駆使しながら、以下の工夫を凝らしている。
- 気象条件・風向・風速の表示
- 往々にして試合の行方を左右する甲子園球場名物の浜風の動きを見せる目的で、日本のテレビ放送による野球中継では初めて、球場全体の風の動きを観測する機器をセンターカメラに設置。三塁側の内野スタンドから撮影中の球場全景映像に、センターカメラで観測できた数地点の風向・風速データをCG合成で挿入したうえで、各試合の開始前に「風速スコープ」というタイトルで放送する(2012年のみ)。なお、甲子園球場では、その風速柱などを見ることができないようになっていた。
- 各試合の開始前にグラウンドレベルで観測された気温・湿度を、データとして表示。また、以上のデータに風向・風速データを加えたグラウンド概略図を、ワイプ形式で試合中に随時挿入する。
- 超ハイスピードカメラによる準々決勝・決勝戦の撮影(高校野球中継では初の導入、2013年からは全試合で使用)
- 「エキストラスーパー」の挿入
- 朝日新聞・高野連からの協力による全代表校の地方大会全スコア調査で得られたデータを、データスタジアムで独自に分析。試合中の対戦シーンに応じて、以下のデータの中継画面の左下に「エキストラスーパー」として挿入する。なお、従来の中継で使われてきたデータ(地方大会や本大会における個人成績・チーム戦績、試合中の投手・打撃成績、ベンチ入り選手の氏名・背番号など)も、引き続き中継の随所で表示する。
- 打撃データ:ランナー状況別打率、送りバント成功時の得点確率、得点期待値、打者の全安打数、打球のゴロ/フライ比率(いずれもチーム単位で表示)
- 投手データ:投手の全投球数、奪三振数、ストライク率、被安打率、被長打率
- 走塁データ:走者の盗塁数、盗塁成功率、カウント別の盗塁成功率
- 守備データ:捕手の盗塁阻止率
- 大会に出場した全選手を対象にしたランキング(打率、長打率、得点圏打率、奪三振数、奪三振率など)
- 試合中のシーン・試合結果に関連した大会記録
- 朝日新聞・高野連からの協力による全代表校の地方大会全スコア調査で得られたデータを、データスタジアムで独自に分析。試合中の対戦シーンに応じて、以下のデータの中継画面の左下に「エキストラスーパー」として挿入する。なお、従来の中継で使われてきたデータ(地方大会や本大会における個人成績・チーム戦績、試合中の投手・打撃成績、ベンチ入り選手の氏名・背番号など)も、引き続き中継の随所で表示する。
2013年の第95回大会中継では、上記の「エキストラスーパー」を踏襲しつつ、字幕スーパーの背景を白色ベースから黒色ベースに一新。得点・本塁打のシーンで挿入する字幕や、選手紹介の字幕を従来の様式から細く変える一方で、試合開始前には両チームの監督によるその試合に向けたコメントを字幕で表示する。また、中継で表示する投手データに、中継試合における球種の比率(球種ごとに横棒のグラフで表示)や球数(登板開始から終了までの合計)を追加。投手と打者の対戦中には、スコア・ボールカウント・塁上の状況・投手の球数(または球種・球速)を画面の右下に表示させるとともに、「投手:投手名×打者名:打順」か「第○日第○試合」という様式の字幕を画面の左上へ交互に挿入するようになった。さらに、試合の展開を左右しそうな対戦シーンでは、該当する投手と打者の映像を2分割(または4分割)で表示することもある。
- 試合中継用の映像は1994年までは10時まで時刻出しを左上に出していたため、主に右中間寄りにカメラをセットしていた。このためプロ野球中継とは異なり、スコアは右上、ボールカウンターは左下と通常とは逆のテロップポジショニングで放送がなされていた。1995年からはプロ野球と同じく左中間寄りにカメラを配置し、スコアカウントもプロ野球と同じ形式となった。なお「熱闘甲子園」では番組開始当初から現在に至るまで右中間寄りのカメラをメインに、随時中継で使われた映像、さらにハイライト用の独自のカメラも使って編集している(「熱闘甲子園」で使われる映像を中継に使う場合<特にホームランカメラ>もある)。
燃えろ!ねったまアルプス
テンプレート:雑多な内容の箇条書き 毎試合5回裏終了時、1塁側と3塁側のアルプススタンドから「燃えろ!ねったまアルプス」(2008年までは「SUNSUNリポート」)が行われ、テンプレート:要出典範囲
- 最近のリポーター(☆は当時の新人アナウンサー。所属局は当時)
- 2005年:高野純一☆、高橋大作☆(ABC)、中村昭治☆、久保田直子☆、矢島悠子☆(EX)
- 2006年:高野純一、高橋大作、田中花子、乾麻梨子☆(ABC)、中村昭治、加藤泰平☆、島本真衣☆(EX)
- 2007年:高野純一、竹野康治郎☆、乾麻梨子、堀友理子☆(ABC)、大西洋平☆、野上慎平☆、小川彩佳☆(EX)
- 2008年:竹野康治郎、北村真平☆、桂紗綾☆、高橋大作、乾麻梨子(ABC)、竹内由恵☆、本間智恵☆、八木麻紗子☆(EX)
- 2009年:横山太一☆、八塚彩美☆、北村真平、高橋大作、乾麻梨子(ABC)、板倉朋希☆、三上大樹☆(EX)
- 2010年:角野友紀☆、塚本麻里衣☆、横山太一、桂紗綾、北村真平、高橋大作(ABC)、菅原知弘☆、寺川俊平☆、森葉子☆(EX)
- 2011年:角野友紀、塚本麻里衣、横山太一、古川昌希☆、平岩康佑☆(ABC)、斎藤康貴☆、青山愛☆、寺川俊平(EX)
- 2012年:北村真平、古川昌希、平岩康佑、斎藤真美☆(ABC)、久冨慶子☆、宇佐美佑果☆(EX)
- 2013年:角野友紀、平岩康佑、斎藤真美、北條瑛祐☆、大野聡美☆(ABC)、林美沙希☆、弘中綾香☆(EX)
- ※うち2008年~2010年の高橋と乾は、他のABC勢3名のスケジュールに応じての登場のようで、出番は少なかった。
- ※川添・ヒロドは、同年度の『速報!甲子園への道』でABC側のキャスターを担当。
- 系列局のリポーター(☆は当時の新人アナウンサー。所属局は当時)
- 2009年:棚原勝也(QAB)、依田英将☆(HTB)、橋口侑佳(KAB)、坂本洋子(KFB)、鈴木理加☆(KKB)
- 2010年:坂本佳子(ABA)、冨田和☆(yab)、菊地友弘(HTB)、山田幸美(HOME)、猪俣理恵(KFB)、鈴木理加(KKB)、恩田琴江(HAB)
- 2011年:安藤桂子(KFB)、森直美(SATV)、山田幸美(HOME)、金沢歩☆(NBN)、濱田隼平☆(yab)、上野雅美(HAB)
- 2012年:村田智啓(SATV)、山田幸美(HOME)、坂口愛美☆(eat)、嶋田健吾、濱田隼平(yab)、上坂嵩☆(NBN)
- 2013年:田中麻耶☆(NBN)、室岡里美(HTB)、坂口愛美(eat)、山田幸美(HOME)、出原大樹☆(SATV)、佐藤優(YTS)
- 2014年:田中麻耶(NBN)、森直美(SATV)、楢崎瑞(yab)、大重麻衣☆(HOME)、吉田一平☆(abn)、福田太郎☆(HTB)、飯田麻菜美(KFB)、吉井万結(eat)、加田晶子(ABA)
また、最近はEX・ABC新人アナウンサーに加えて、入社2-3年目のABCアナウンサーも担当することがある。テンプレート:要出典範囲
- 2004年度のテレビ朝日新人アナウンサーだった堂真理子は『ミュージックステーション』を担当していたため、その年の大会期間中、常時関西滞在が出来なかった(ある週の金曜は午前中はSUNSUNリポート、夜は『Mステ』の仕事をこなした)。
- 2009年度は、EX側の新人4名のうち女性2名が入社後すぐ帯番組(宇賀なつみ『報道ステーション』・加藤真輝子『やじうまプラス』)へレギュラー出演となったため、当該アナウンサーは中継に参加できず、EX側からのリポーターに人員不足が生じた。
- 2013年度には、EXの竹内由恵・森葉子と共に『速報!甲子園への道』のキャスターを務めた角野・斎藤が「甲子園スタジオ」担当との兼任扱い、この年からスポーツアナウンサーとしての活動を開始した平岩が選手インタビュー・ラジオ中継実況担当との兼務扱いで出演することもあった。
- 2014年度には、EXへ入社したアナウンサー(男女各1名)のうち、山本雪乃を同年度の『熱闘甲子園』キャスターに抜擢。山本を同番組の取材・進行に専念させる関係で、EXからは同期の草薙をリポーターとして派遣する。
2006年度の「SUNSUNリポート」は、基本的に上記7名で担当。テンプレート:要出典範囲、島本については競泳パンパシフィック選手権中継の担当と重なることから、大会前半(2回戦まで)のみを担当し、後半(3回戦 - 準決勝)は、入社2年目の中村が2年連続で担当することになった(加藤は全日程に渡って担当)。しかし中村も、決勝当日及びその翌日の再試合は、東京都国分寺市の早稲田実業学校からの中継リポーターを担当したため、両日の「SUNSUNリポート」は、ABC側(駒大苫小牧担当)が高野・乾のコンビだったのに対し、テレビ朝日側(早稲田実業担当)は加藤の単独担当になった。その他、本来実況班である田野和彦が担当したこともあるほか、当時既に『おはよう朝日です』でキャスターを務めていた喜多ゆかりも1度だけ担当した。
ふるさと応援実況
1995年から、一部のANN系列各局と群馬テレビ(GTV)、岐阜放送(GBS)などが地元の代表校の試合(準決勝まで)を対象とした「ふるさと応援実況」を行う。「ふるさと応援実況」のゲスト解説者と実況アナウンサーは、各局から派遣されている。
しかし、BS朝日で全国での視聴が可能になったことと、各局スタッフの諸事情や放送枠の関係もあることから、広島ホームテレビ(HOME)が2007年まで応援実況を実施した後、2008年は再びABCからのネット受けとなり、2009年以降は放送自体を取りやめた。このほか、2008年まで応援実況を行った局も2009年は全局がABCからのネット受けとなり、このうち福島放送(KFB)・鹿児島放送(KKB)が2010年に応援実況を一度再開したものの、2011年以降はABCのネット受けに戻った。長野朝日放送(abn)、瀬戸内海放送(KSB)、長崎文化放送(NCC)、琉球朝日放送(QAB)では2010年以降ABCからのネット受けを継続、このうちNCCは2011年以降、abn、KSBは2012年以降、KFB、KKBは2013年以降、QABは2014年の放送を取りやめる。
2012年以降は愛媛朝日テレビ(EAT)のみ実施している。なおANN系列でもクロスネット局の福井放送は以前からABCの実況をそのまま放送しており、テレビ宮崎は中継を行っていない。
中継の映像は関西ローカルとBS朝日のものと異なり、応援実況用のカメラがバックネット裏の放送席付近と一塁側内野席にあり、その映像も織り交ぜて放送される(一部カメラ映像はABC版と共用。「SUNSUNリポート」の部分は差し替え)。
番組開始時点で一つ前の試合が続いている場合は、その試合で展開されている応援実況をネットするか、ABCの実況(アナウンサーによる飛び乗りの挨拶がある)もしくは試合が始まるまでスタジオに待機しているアナウンサーが予選や前回の戦いぶりを振り返る局もある。但し実況をネットした場合、CMゾーンは別カメラ映像に差し替えられ、その間は地方局向けに実況を続行するか、独自にCMを挿入する。
テレビ朝日での事例
テレビ朝日では、1980年頃まで関東地方の代表校の試合を中心に午後のローカル枠で放送した他、テレビ神奈川(tvk)と提携してABCに準じてリレー中継を実施した事もあった。その後は準決勝も一部中継(関東勢の登場の有無は問わず。14,15時台=放送時間延長なし、但し1990年代前半までは延長をしていた)していたが、2005年を最後に取り止めている(2004年もアテネオリンピック中継により放送無し)。
また、1980年代前半頃にはANNニュースライナー内で1~2分程度の生中継を実施したこともあった。その名残で2008年までは昼のANNニュースは途中経過も詳細に伝えていた。夕方のニュース番組では、大会期間中全国放送枠の18時前後にABCのスタジオから結果を伝えていた[注 10]が、その時も生中継を行う事があった。また、決勝戦が行われた日は優勝校の宿舎から中継が入り、インタビューを行っていた。
衛星放送の場合
1988年に初めてハイビジョンでの生中継(試験放送)を実施[注 11]し、1992年[注 12]から2000年まではハイビジョン試験放送で中継をしていた。実況は独自のもので(地上波テレビ・ラジオ放送とは別の人物が担当)、解説者は開会式と準々決勝以降に登場した。試験放送のためCMを放送出来ず、イニングチェンジ中はスコアーボードと「Hi-Vision ABC」のロゴが映し出されていた。ハイビジョン試験放送開始当初は一日の放送が高校野球中継しか編成されず、中継が終わると試験放送自体も放送終了していた。中継が早終了すると環境映像のフィラーを流していた。
BSデジタル放送では、BS朝日が本放送開始(2000年12月1日)の翌年・2001年から全試合を試合終了まで生中継している(2001年は独自編成で一部カメラを地上波中継と共用。2002年から地上波と同時放送[注 13][注 14])。CS放送はスカイ・Aスポーツプラスが「サテライトABC(ch.O<チャネル・オー>)」として開局した1990年より、毎年夕方から(現在は18:00、プロ野球・Jリーグ中継のある日はそれの終了後から)翌日の朝[注 15]にかけて、当日に行われた地上波の中継を全試合ノーカットで録画中継している[注 16]。これにより、それまでは事実上「熱闘甲子園」や記録映像のためだけの実況となっていた18時台以降の箇所の実況中継も、BS・CSを通じて視聴できるようになった。
なお、スカイ・Aは1995年の第77回から2000年の第82回まで、ハイビジョン試験放送の映像を利用して生中継で放送されており、生中継後に再放送となる録画中継があるため、1日中高校野球のみという編成になっていた時代もある[注 17]。なお、2001年の第83回以降の衛星での生中継は、先述のBS朝日に引き継がれた。また、NHK衛星第2テレビジョンでも1997年の第79回以前は並列放送を、それ以降は開会式と決勝、沖縄県代表校が出場する時間帯のみ行われていたが[注 18]、2010年の第92回を最後に、デジタル統一化に伴うチャンネル再編で並列放送が廃止になった。NHKの地上波では平日の8時開始の試合では頭の15分を中継しない(連続テレビ小説とEテレの定時番組を優先させるため)ため、BS朝日での放送が唯一の完全中継となる。
またスカイ・Aでは地方大会について、2012年まで決勝戦全試合(一部裏送り、自主製作あり[注 19])をノーカット放送(原則として数日後に録画中継)する企画が大会直前に行われていた[注 20]が、地方大会の放送が大幅に縮小される傾向から、全部の地方大会を網羅しきれなくなったため2013年からはノーカット中継は廃止したが、その代わりとして大会直前に全地方大会決勝のダイジェストを紹介する生放送の特番、「速報!甲子園への道」の一挙放送などで代替している[注 21]。
衛星放送では長年冠スポンサーがなかったが、2012年の第94回よりスポーツ用品メーカーのアンダーアーマーが他社との複数社提供ながらつくことになった。
放送メディア以外での映像配信
中継の映像は、甲子園球場内の喫煙所等に設けられたモニターでも流されるほか、2000年以前からABCのウェブサイトでもネット配信(ライブストリーミング配信、2013年からピッチャーやバッターの表情を映すマルチアングルカメラが加わる、2012年までは5秒毎にテレビ映像の静止映像を更新する形の配信も含む)が行われている。同サイトではダイジェスト動画やインタビュー動画も見ることが出来る。また、2007年まではNTT西日本のフレッツユーザー向けコンテンツサイト「フレッツ・スクウェア」上でもテレビ映像の動画配信が行われていた。尚、ネット配信版は、権利上の関係からか、実況、解説以外の球場音声はテレビ中継のものと比べボリュームが極端に小さくなっており2013年までは校歌斉唱部分も無音になっていた(2012年まで各試合の校歌斉唱部分の前で配信が終了、現在は選手インタビューまで配信)。球場内放送版とネット配信版についてはCMがないため、地上波放送中のCMゾーンではワイプCMの背景のみが流され、地上波放送がない間のCMゾーンではフィラー的なカメラ映像(球場全景、夕暮れをバックにした照明塔、イニングが終わった後の選手の様子など)が流れている。
ラジオ中継
ABCラジオでは1952年に決勝戦を生中継して以来、1962年からは1回戦から完全生中継している。当初ABCでは定時番組を優先したため、放送しきれない分は京都放送(当時KHK、現在のKBS京都)やラジオ関西をはじめとする地方局へネットされ、実質完全生中継を実現していた。また決勝戦は全国ネットされていた。1963年は西宮との二元中継(状況にあわせて逐次切り替え。NHKは原則甲子園を全国中継、西宮はローカル中継。一部二元中継した日もあり。)を実施。この場合もABCで放送しきれない分を地方局へ裏送りした。1965年のJRN/NRN発足後は、両ネットワークに配信する形をとっている。この場合も二重制作は行わずABC向けの実況放送がそのまま両ネットワークに配信されている。その為、沖縄県地方では2005年頃までと2010年の決勝でJRN系列の琉球放送(RBC)とNRN系列のラジオ沖縄(ROK)の2つの中波ラジオ局で、同じ内容の実況がサイマル放送で中継されていた(ただしコマーシャルは別内容。2010年の準決勝はRBCのみの放送、現在は沖縄代表が準決勝以降に進出しない限り中継しない)。
関東地区では1963年よりニッポン放送が、1970年よりTBSラジオがネット受けを行い、これらの局は一時期両局で午後の番組を全て休止して中継放送を行っていた(この場合もサイマル放送)。1977年以降はTBSラジオのみ放送する事となるが、年々減少し、1999年以降放送は行われていない(春も放送していたが、プロ野球の開幕戦を優先することが多かった)。現在は茨城放送と栃木放送が1回戦から地元校の試合を放送している。また、神奈川県の学校が決勝に進出した場合はRFラジオ日本にネットされる。
しかし、かねてからテレビ同様、NHKで放送されているなどの理由から、地元校が準決勝あるいは決勝まで進まない限り、ネットしない局が増えつつある(準決勝は2012年、決勝戦は2011年以降ネットされていない)。
駒大苫小牧が2004・2005年に連続優勝したが、地元局の北海道放送(HBC)では、いずれも決勝のみ中継した。また引き分け再試合の末準優勝した2006年は、決勝第1戦を中継したが、翌日の再試合は放送しなかった。
放送はテレビ中継と同様、ゲストに高校野球関連のOB若しくはOGを迎え、実況は朝日放送のアナウンサーが担当する。また2008年までは、1塁側と3塁側のアルプススタンドからの「アルプスリポート」があった。関西を拠点に活躍する女性タレントがリポーターとして、試合開始前・5回終了時・試合終了直後のリポートを担当していた。2009年度以降はアルプスリポートは設定されていない。
- 2006年のアルプスリポーターは、篠原小織・清水理恵子・寺井真樹子・永尾光湖・南波糸江・真木ひろか・松浦美代・宮崎留実の8名が担当した。
- 2007年のアルプスリポーターは、熊本麻美・清水理恵子・田口万莉・武村陽子・谷山友望・永尾光湖・南波糸江・真木ひろかの8名が担当した。
- 2008年のアルプスリポーターは、岩井万実・小林亜里紗・清水理恵子・田口万莉・永尾光湖・野島信乃・藤井郁子・真木ひろかの8名が担当した。
18:00以降も試合が続く場合の対応
全国高校野球選手権大会中継期間中、ABCラジオでは開会式から大会全試合、そして閉会式までと完全中継を行う(試合の幕間に随時スポットニュース・交通情報・天気予報を挿入)。但し、2009年からは試合の途中であっても17:50までで終了する(ただし、地方局が地元代表校の試合をネットする時は、17:50以降も裏送りで実況を続ける場合がある)。中継終了後の試合の経過・結果はABCフレッシュアップベースボール枠内(定時でのナイターが通常ない月曜はMonday! SPORTS - JAM枠内)で伝える。テンプレート:Main
なお、大会中継期間中はプロ野球ナイターの制作・中継スタッフまで動員するため、京セラドーム大阪[注 22]開催の阪神主催試合でのみABCでの番組制作を行い、本来はABCのスタッフが乗り込んで放送する関東・中部・広島地区の対阪神戦中継はこの時期に行われる分は、対戦相手の地元局であるTBSラジオ(火~木、2009年までは土・日も)・ニッポン放送(月・金)・文化放送(2010年以降の土・日)(以上、対巨人戦・対ヤクルト戦・対横浜戦。対ヤクルト戦は放送権の関係でニッポン放送が全曜日の中継担当だが土・日は文化放送の場合あり)・CBCラジオ(火~木、2009年までは土・日も)・東海ラジオ(月・金・土・日、2009年までは月・金のみ)(以上、対中日戦)・RCC中国放送(水・木曜は裏送り)(対広島戦、倉敷、松山の広島主催分含め)が制作した番組をそのまま放送し、阪神サイドリポーターのアナウンサーのみ、または阪神リポーターとABC専属解説者1名(現地局解説者と2人解説の場合)の現地派遣になる。テンプレート:Main
- ※ちなみに1983 - 1988年の大会期間中に福岡・平和台野球場で阪神主催ゲームが行われたときには(いずれも土・日開催)RKBラジオ制作で放送された。(KBCラジオでも放送。MBSは自社制作、テレビはサンテレビが中継)
- ※2007年8月21~23日については、準決勝以降で人員に余裕が出来たためか、自社制作を実施したが、21日の阪神ベンチのリポーターはニッポン放送のアナウンサーが担当した。その結果JRNの速報チャイムが使われつつ、ニッポン放送のアナウンサーが登場するという変則的な中継となった。
- ※しかし、2009年は阪神戦ビジターの試合でも通常期と同じようにABCアナウンサーの派遣が行われている。ただ、ビジターゲームに関しては、リポーターがいない場合や、2日ないし3日連続で実況する場合がある(リポーターは、現地のアナウンサーの派遣を受けない)。例として、8月14日-8月16日の巨人対阪神戦は、解説はABC解説者、実況は岩本計介アナ一人のみの派遣だった。そのため、14日のニッポン放送製作・NRN全国ネットの阪神側リポーターは、ニッポン放送のアナウンサーが担当したが、ABCのリポーターと兼務しなかった。15日・16日はデーゲームだったが、高校野球が中止の場合は、放送予定だった(このときの実況予定も岩本アナ)。
- ※また、日曜にデーゲーム(特に東京ドームでの巨人戦ならびにナゴヤドームでの中日戦[注 23][注 24])が実施される場合、MBSラジオでは競馬中継が放送されるためラジオ中継が放送されないというケースもある(ラジオ大阪は阪神戦はもとよりプロ野球中継から撤退している。テレビ放送はMBSやytv、KTVで実施のためまったく放送されないことはない)。テンプレート:Main
雨天予備のオリックス主催試合(ただし1980年代より阪神戦中止の場合は在阪パリーグの試合が関西地区で開催されようともNRN、JRNラインの巨人戦などの全国カードを優先することが大半。2006年からは春先からこの措置をとり、日、月曜はプロ野球中継そのものが無くなる。)で対戦相手の地元局が制作しない場合(主に対西武・ロッテ戦)以外は、HBCラジオ(火~木)・STVラジオ(月・金)(以上、対日本ハム戦、土・日は2009年まではHBCだったが2010年以降の対応未定)、TBC東北放送(対楽天戦)、RKB(火~木、2009年までは土・日も)・KBC(月・金・土・日、2009年までは月・金のみ)(以上、対ソフトバンク戦)が自社制作する場合があり、ABC専属解説者1名のみ派遣となる場合がある。なお、2009年のオリックス対ソフトバンクの試合(8月14日-8月16日)は、解説者とオリックス側のベンチレポーターはABCが用意したが、実況は14日のみKBC、ほかはRKBから派遣したアナウンサーが出演した。このうち15日の試合は阪神戦がデーゲームであったためABCラジオでも放送され事実上共同制作であった。テンプレート:Main
レギュラー番組の対応
中継の時間帯にレギュラーで放送している生ワイド番組については、大会期間中の休止を見越したうえで、(一部のアナウンサーを除く)レギュラー出演者に夏季休暇を与えている。また、最初の試合開始の時間にまたぐ番組(『おはようパーソナリティ道上洋三です』や土曜早朝の生ワイド番組など)では、放送時間を短縮する。ただし、準々決勝と準決勝の間に「休養日」(1日)を設けるようになった2013年の第95回大会以降は、「休養日」にレギュラー番組を放送する。
雨天中止・ノーゲームの場合の対応
中継予定の試合が雨天などで中止(またはノーゲーム)になった場合には、以下のいずれかのパターンで対応する[注 25]。
- (1):当該時間帯の生ワイド番組を担当するパーソナリティ(またはアシスタント)が、レギュラー編成と同じく生放送でワイド番組を進行。このパターンでは、放送時間を短縮したり、特別企画を放送したりすることが多い。
- (2):当該時間帯の生ワイド番組を担当するパーソナリティ(またはアシスタント)の出演で、事前に収録した番組(レギュラー番組の特別版)を放送。ただし実際には、放送されないまま「お蔵入り」になった番組[注 26]が多かったため、2011年以降の対応ではこのパターンを避ける傾向にある。
- (3):(1)(2)以外の人物がパーソナリティを務める生放送の特別番組を放送。2012年の第94回大会以降は、大会の中継に出演しないABCのアナウンサーや、関西を中心に活動する女性タレントが1人で進行する生放送番組『サマースペシャル』を雨天中止・ノーゲーム時の予備番組に設定している[注 27]。2014年の第96回大会では、8月9日に予定していた開会式および第1日の全試合を平成26年台風第11号接近の影響で2日間順延したため、9日・10日の中継枠を急遽『サマースペシャル』と阪神対広島デーゲーム中継(京セラドーム大阪)に差し替えた。
- (4):(1)(2)以外の人物がパーソナリティを務める事前収録の特別番組を放送。
地方大会
各年のテレビ中継ソング
各試合のオープニング曲
1977年放送のABCのドキュメンタリー「あゝ甲子園」の主題歌「君よ八月に熱くなれ」が好評だったため、本大会でも第63回(1981年)より堤大二郎の歌唱バージョンで採用。同時にバージョンを変えて『熱闘甲子園』『速報!甲子園への道』と共用。
- 第76回(1994年):「Dream Forever」/TUBE(アルバム「浪漫の夏」に収録) ※前年までの「君よ八月に熱くなれ」と交互に使用
- 第77回(1995年) - 第79回(1997年):「交差点」/安藤秀樹
- 第80回(1998年) - 第81回(1999年):「太陽は知っている」/渡辺美里
- 第82回(2000年):「パーフェクトワールド」/藤木直人
- 第83回(2001年):「太陽は僕らを照らしてた」/19
- 第84回(2002年):「願いの詩」/コブクロ
第85回以降は「ABC高校野球テーマ」として『熱闘甲子園』『速報!甲子園への道』と共用し、テレビ中継の提供クレジットでも「栄冠は君に輝く」に代わって使用(BS朝日のオープニング提供クレジットでは2004年まで「栄冠は君に輝く」が使われていた)。
- 第85回(2003年):「SUMMER BOY」/藤井フミヤ
- 第86回(2004年):「glory colors 〜風のトビラ〜」/ZONE
第87回以降はラジオも含めた「ABC高校野球統一テーマ曲」となり、第89回からはラジオ中継の提供クレジットでも「栄冠は君に輝く」に代わって使用。また同呼称時代はオフィスオーガスタ所属アーティストが多く起用された(第89回除く)。
- 第87回(2005年):「奇跡」/スガシカオ
- 第88回(2006年):「スフィアの羽根」/スキマスイッチ
- 第89回(2007年):「両方 For You」/ウルフルズ
- 第90回(2008年):「夏はこれからだ!」/福耳
- 第91回(2009年):「Halation」/秦基博
第92回以降は、「ABC夏の高校野球応援ソング」となった。曲は今まで通り使われる。
- 第92回(2010年):「あとひとつ」/FUNKY MONKEY BABYS
- 第93回(2011年):「ずっとここから」/川上ジュリア(JURIAN BEAT CRISIS)
- 第94回(2012年):「pride」/GReeeeN
- 第95回(2013年):「ダイヤモンド」/コブクロ
- 第96回(2014年):「オモイダマ」/関ジャニ∞
なお、第90回記念大会の決勝戦開始前の事前情報内で、西浦達雄の歌による「栄冠は君に輝く」が流れた。
これらのオープニング曲はABC制作の夏の大阪予選中継でも使われる。
地方の系列局ではそのまま使用する場合と、独自のテーマ曲と併用して使用される場合がある。
スカイ・A Sports+の録画中継ではオープニング曲は放送されず、オリジナルのタイトル画の後(第90回はABC、BS朝日と同じものを使用)、両校選手がホームベース前に整列するシーンからの放送となる(ただし第88回の決勝(本割)は地上波の全国ネット生中継開始が12:55で、曲中に両校選手の整列があったためか、特例で「スフィアの羽根」が放送された。CM入りの際にも流れるが、2008年までの地元校応援実況では無音となっていた。2010年からは応援実況でも流されるようになった)。
2009年の「Halation」は、開会式中継の裏送りエンディングや、広島ホームテレビ『北斗晶の鬼嫁運動記者倶楽部 勝ちグセ。』8月15日放送分のエンディングでも使われた。
各試合のエンディングテーマ曲
1981年から1986年までは「君よ八月に熱くなれ」のトランペット・ソロバージョンを流していたが、1987年より関西在住のシンガーソングライターである西浦達雄の曲がオンエアされており、西浦の歌声を「夏の風物詩」と評する視聴者も多く、現在まで高い人気を誇っている(1994年には前述の「Dream Forever」も、西浦の曲と使い分けてEDに使用されたが、定着しなかった)。
以下は、エンディングテーマに採用された西浦の楽曲。第90回以降の決勝戦中継では、西浦の歌による「君よ八月に熱くなれ」が使用されている。
- 第69回(1987年) - 第71回(1989年):「手の中の青春」
- 第72回(1990年) - 第76回(1994年):「瞬間」(とき)
- 第77回(1995年) - 第79回(1997年):「風の色」
- 第80回(1998年) - 第81回(1999年):「迷わずに」
- 第82回(2000年):「オレたちの純情」(同年の『速報!甲子園への道』のテーマとしても使用)
- 第83回(2001年) - 第85回(2003年):「そうだろう…」
- 第86回(2004年) - 第88回(2006年):「願いの向こうに…」
- 第89回(2007年) - 第90回(2008年):「やさしさにかわるまで…」
- 第91回(2009年) - 第92回(2010年):「はじまりの瞬間…」
- 第93回(2011年):「瞬間」(とき)
- 第94回(2012年):「大空のしずく」
- 第95回(2013年) - 第96回(2014年):「その瞬間(とき)…思いを胸に」
ちなみに西浦は、第96回大会直前の2014年7月18日に、同大会限りでエンディングテーマ用の楽曲提供を終了することを公表した[4]。第97回大会以降のエンディング曲の扱いについては未定。
夏季休暇(旧盆)最終日(8月16日、但しこの日が金曜日の場合は8月18日、土曜日の場合は8月17日、日曜日の場合は8月16日)の最終試合中継のエンディングを見ていわゆるサザエさん症候群になる視聴者もいると言われている。
ねったまくん
番組内で使用されるイメージキャラクターで、デザインはABCのマスコットキャラクター・キュキュと同じく寄藤文平。「ねったま」は「熱球」に由来する。2005年から使用されている。左投げ・左打ちである。 名前は社員募集され、ABCアナウンサーの武田和歌子と、別の社員が偶然同じ名前「ねったま」を出しそれが採用された。
デザイン
硬球の頭に赤いつばの白の野球帽を被り、赤のストッキングとアンダーシャツ、白のユニフォームを着用。口のところが縫い目に相当する。左から投げるボールは赤い炎をあげて燃えるまさしく「熱球」。高野連のロゴを意識したのか、赤・白のツートンカラーである。2014年(第96回大会)には応援ソングを歌うアーティストの関ジャニ∞とコラボの限定色、いつものねったまくんに加え、ねったまブルー、ねったまグリーン、ねったまイエロー、ねったまパープル、ねったまオレンジ、ねったまブラックが登場。
仕様用途
- 放送での使用
- テンプレート:要出典の大会中継では、イニング間のCM枠明けの提供テロップと同時に「ねったまじゃんけん」が挿入される[注 28]。また、2007年から効果音が入っている。なお、たまにじゃんけんが成立しない場合もある(手品用の帽子からハトを出す、第90回記念大会の時はくす玉から「祝90回」の垂れ幕が出てくる、ねったまくんの大群が出てくるなど)。
- 甲子園スタジオから放送のインターバルゾーンでは、不定期で「ねったまくん」の着ぐるみが登場している。
- 放送以外での使用
ナビゲーター・実況・解説
ナビゲーター
- 開会式のテレビ中継、テレビ中継の合間に甲子園球場内の特設スタジオ(後述)から放送する「インターバルゾーン」、ABCが制作に関与する高校野球関連のテレビ・ラジオ番組(『速報!甲子園への道』『熱闘甲子園』など)に出演。スポットCM「高校野球はABC」にイメージキャラクターとして登場したり、『熱闘甲子園』のスタジオから前枠番組『報道ステーション』(テレビ朝日制作)のスポーツコーナーに出演したりすることもある。
高校野球をPRする。
- 小泉孝太郎(2008年 熱闘高校野球ナビゲーター)
- 栗山英樹(2009年-2011年 熱闘高校野球ナビゲーター、テレビ朝日・TBSラジオ プロ野球解説者兼、現:北海道日本ハムファイターズ監督)
- 川上ジュリア(2011年 熱闘高校野球女子マネジャー 当時高校生(シンガーソングライター)であるため、同世代の視点から高校野球を盛り上げる)
- 工藤公康(2012年 熱闘高校野球ナビゲーター、テレビ朝日・文化放送プロ野球解説者兼)
男性実況・インタビュー担当アナウンサー
2014年の第96回大会時点で担当するアナウンサーを中心に記載。
朝日放送(ABC)アナウンサー(テレビおよびラジオ実況担当)
- 楠淳生(1984年 - )
- 中邨雄二(1987年 - )
- 小縣裕介(1995年 - 、※2010・2011年にはABCテレビでローカル報道・情報番組『NEWSゆう+』のメインキャスターを務めていたため担当せず)
- 清水次郎(1995年 - 、※中継開始時の「甲子園で野球がしたい!(決勝では、甲子園で優勝がしたい!)」という口上が代名詞)
- 枝松順一(1998年 - )
- 岩本計介(2000年 - 、※2012年にはロンドンオリンピック取材に派遣されたため担当せず)
- 山下剛(2003年 - 、※2008年には北京オリンピック取材に派遣されたため担当せず)
- 高野純一(2007年 - )
- 平岩康佑(2013年 - 、※2013年にラジオで実況デビュー、2014年からテレビの実況も担当)
テレビ朝日(EX)アナウンサー(テレビのみ実況担当)
九州朝日放送(KBC)アナウンサー(テレビおよびラジオ実況担当)
- 近藤鉄太郎(2014年 - )
備考
ABCが大会期間中のみ甲子園球場の敷地内に「中継本部」を設ける関係で、中継を担当するアナウンサーやスタッフは、大会の開幕直前から大会期間中にかけて球場付近のホテル(以前は旅館)へ合宿形式で宿泊。担当アナウンサーが大会関連以外の番組(ABC本社スタジオからの生放送番組など)や関西圏の他球場からのプロ野球中継(後述)へ出演する場合にも、出演終了後に宿泊先へ戻って、翌日以降の試合の中継・取材に備える。
『熱闘甲子園』でキャスターやナレーターを担当するアナウンサーは、テレビ・ラジオとも中継で実況せず、取材や同番組向けのナレーションに専念する。
決勝戦は長年にわたり植草貞夫が実況を担当したが、昭和から平成に変わった1989年以降、決勝戦は中堅アナウンサーに後継を譲っており、当初は武周雄、その後は伊藤史隆、清水次郎と受け継がれた。2009年のみ小縣裕介が担当した。
中継のスケジュールによっては、1名のアナウンサーが、同じ日にテレビとラジオで別々の試合の実況を掛け持ちすることがある。また、ABCの実況担当アナウンサーがABCラジオで土曜早朝の生ワイド番組のメインパーソナリティを務めている場合でも、本番終了後に午後開催の試合を実況することがある(2009年 - 2011年の伊藤=『ようこそ!伊藤史隆です』、2012年以降の中邨=『サクサク土曜日 中邨雄二です』が該当)。
ABCのアナウンサーは、大会期間中にプロ野球中継(主にABCが京セラドームからテレビ・ラジオを通じて関西ローカル向けに放送する阪神タイガースのナイトゲーム中継)の実況・ベンチリポーターも交互に担当するため、ハードスケジュールを強いられる。2005年以降は、系列局からのアナウンサー派遣や高校野球以外のスポーツ中継の制作・放送体制の変化などを背景に、ABCアナウンサーへの負担が軽減されつつある。 テンプレート:Main
- 2006年8月6日の第88回大会第1日でオープニングゲームをテレビで実況した伊藤史隆は、同試合の中継終了後に、阪神甲子園球場から愛媛県の松山坊っちゃんスタジアムへ移動。同スタジアムで開催された阪神×広島ナイトゲームのサンテレビ向け中継で、ベンチリポートとインタビュアーを担当した。
- ABCでは、2005年から2011年まで、関連会社のスカイ・Aで東北楽天ゴールデンイーグルスのホームゲームを中継。2007年までは、ABCのアナウンサーが実況を担当していたため、大会期間中の中継でもABCからアナウンサーを交互に派遣していた。しかし、2008年以降は、大会期間中の中継の実況をフリーアナウンサーが担う体制に移行。楽天戦の中継権が他局へ移った2012年以降は、ABCのアナウンサーによる同球団ホームゲームの実況は大幅に減少している。なお、2010年からABCがスカパー!向けに制作するガンバ大阪ホームゲーム中継でも、大会期間中には同様の実況体制で対応している。
2005年からは、テレビ朝日から中山貴雄(2013年8月以降はテレビ朝日アスクゼネラルマネジャー)を派遣されたことをきっかけに、同局のスポーツアナウンサーもテレビ中継のみ実況・インタビュアーを担当する。中山は、夏季オリンピックテレビ中継の実況要員としてジャパンコンソーシアムへ派遣された2008年を除いて、2011年まで実況陣に加わっていた。中山と岩本がロンドンオリンピックの実況・取材を担当した2012年からは、ABCと同じテレビ・ラジオ兼営局のKBCからスポーツアナウンサー(2013年まで沖繁義、2014年は近藤鉄太郎)を本大会に派遣。テレビ朝日からの派遣アナウンサーと異なり、ラジオ中継でも実況を担当する。
テレビ中継では、ABC、テレビ朝日、KBCとも、実況アナウンサーの所属局を局名ロゴで表記。テレビ朝日では、2013年まで一般の文字と同じ書体で「テレビ朝日」と表記していたが、2014年から「/tv asahi」という局名ロゴを採用している(アルプスリポーターを務めるアナウンサーには2013年以前から「/tv asahi」ロゴで表記)。KBCでも、2013年まで「九州朝日放送」(同年までのテレビ朝日実況アナとは異なり局名ロゴ)と表記していたが、2014年から「KBC」という英字局名ロゴに変更している。
ラジオ中継では、実況アナウンサーの所属局の呼称を「ABC」「KBC 九州朝日放送」に統一。ただし、ABC以外のラジオ局にも同時ネットで放送する場合には、実況アナウンサーが「(この放送は)ABCラジオの制作で、(ネット局の略称と局名)でお聴きの皆さんにもお届けしています」という表現を随時用いている。
女性実況アナウンサー
1995年度の第77回大会で、関根友実(当時朝日放送アナウンサー。現在はフリー)が大会史上初めて女性のテレビ実況中継アナウンスを担当した。その後1998年に赤江珠緒(当時朝日放送アナウンサー。現在はフリー)がラジオ実況を担当した。
かつて、「関根、赤江に続く」として3人目の女性実況中継アナウンスの有力候補とされていたのが武田和歌子(2003・2004両年に「高校野球LoveLove委員長」等を務めている)だったが、関根・赤江両人のアナウンスが話題性十分も実況そのものの評価が分かれたこともあって、今のところ3人目の女性実況中継が行われる気配はない。武田は現時点では試合の実況はしていないものの[注 29]、2005年の開会式を実況した。
参考までに、NHKでは有働由美子、藤井彩子の2人が実況中継アナウンスを担当したことがある(ラジオのみ)。余談だが、藤井、小野文恵など数人の女性アナウンサーは、地方局時代に地区予選の実況を経験している。そのほか、HTBなどふるさと応援を実況する各局にも女性実況アナウンサーが出ている。
解説者
テレビ・ラジオ中継とも、地方大会で敗退した有力校の監督経験者や、高校野球関連のOB・OGなどを解説者として迎える。解説者については高校野球解説者一覧を参照。NHKの中継では登場しない年がある(2013年はABCと重複しない範囲で数名出演)現役の監督も、例年数名起用している。原則として1試合につき1名を登場させているが、決勝戦のみ2名が出演。また、実況アナウンサーと同じく、1名の解説者が同じ日にテレビ・ラジオ中継の解説を掛け持ちすることもある。
放送上は、上記の解説者を「ゲスト」と総称。実況アナウンサーが解説者を紹介する場合には、「お話は~」「○○さんのお話で~」「お客様は~」という表現を多用する。ちなみに、ABCのスポーツアナウンサーは、プロ野球などのスポーツ中継でも上記の表現を使うことがある。
甲子園スタジオキャスター
いずれも出演時点でABCの女性アナウンサー(◎は2014年の第96回大会時点での現役アナウンサー)。『速報!甲子園への道』や当中継の「SUNSUNリポート」→「燃えろ!ねったまアルプス」でリポートを経験したアナウンサーが、代々担当している。
- 武田和歌子◎(2003 - 2005年)
- 羽谷直子(2006・2007年)
- 堀友理子(2008 - 2010年)
- 桂紗綾◎(2008・2009年)
- 乾麻梨子◎(2010年)
- 塚本麻里衣◎(2010・2011年)
- 八塚彩美◎(2010年 - 2012年)
- 角野友紀◎(2010年 - )
- 斎藤真美◎(2013年 - )
放送日や放送時間によっては、「熱血!高校野球ナビゲーター」、直前のテレビ中継で「燃えろ!ねったまアルプス」のリポートを担当したアナウンサー、ABCの野球解説者などを迎えて進行することがある。
放送席
プロ野球(阪神タイガース主催試合)と同様にバックネット裏に中継席が設けられているが、プロ野球と若干違う点がある。
- プロ野球では特にセットを設えていないが(周囲の観客が映りこまないように「スーパーベースボール」のタイトルロゴが書かれたブラインドが設置されている[注 30])、高校野球の場合は大会公式ポスターが放送席の後方や側面に数枚貼り付けられている。現在はその年度の大会スローガンが大きく書かれたパネルも設置してある。
- 高校野球中継では長らくスタンドマイクロフォン(テーブルマイクロフォン)を使用してきたが、2010年からはプロ野球中継と同じインカム(ヘッドセットマイク)を使用している。
その他
- テレビ中継において、ABCテレビとBS朝日では試合終了が中継予定終了時刻より早く終了した場合、一部独立放送局では中継終了から定時番組までのつなぎに、フィラー番組として短編映画「全国高校野球選手権大会の記録」を放送している。なお、このフィラー番組は(1本15分)基本的に各開催日ごとのダイジェスト映像を収録しており、前年度の大会記録を放送しているが、大会後半(準々決勝以後)に関しては、当該年度前半戦の記録を放送する場合もある。また、BS朝日の場合はフィラー番組のほか、テレビ朝日のスタジオからニュース・天気予報(気象情報)を放送することもある。
- 1968年の第50回記念大会開催に際し、「ABCスポーツショー」という番組で記録映画の大会史が2本(戦前編・戦後編)放送され、その後増補版として第50回-第54回の模様を収録した「熱球・この半世紀」(1972年)という作品が追加された。また1978年には更に第60回大会を記念した「60回目の夏 逆転の甲子園」と銘打った作品も製作・放送された。以上は2011年スカイ・Aでシリーズ「特集・夏の甲子園~熱闘の系譜~」と題して再放送されている。
- ABC動画倶楽部(有料会員制)では、夏の甲子園・あの名勝負を再びと題して、インターネットから過去の大会からの名勝負をセレクトした動画配信を行っている。
- これらはABC動画倶楽部開設前にも2008年の第90回記念大会期間中に有料配信されていた。
- 2009年9月11日に実施された朝日放送番組審議会において、実況中継でNHKとの同時放送になっている点に関して疑問視する意見が出ている[5]。
- 2012年度の第94回大会よりBS朝日ではアンダーアーマーが冠スポンサーとして協賛し、「アンダーアーマースポーツスペシャル」として放送されている[6]。(かつての地上波のメインスポンサーだった湯浅電池グループ(1961年、1962年)、住友グループ(1963年 - 1994年)とは違い、1社提供ではない)
関連DVD作品
- 「夏の甲子園・不滅の名勝負」(全10巻 企画・制作=朝日新聞社・朝日放送)2003年の第85回記念大会の開催を記念して制作した。前年2002年第84回大会までの数々の名勝負を時代別に収録。VHS版もあり
- 「夏の甲子園03〜07・不滅の名勝負」上述作品の事実上の続編として2008年90回記念大会時に製作。2003年・第85回記念大会から2007年・第89回大会までの名勝負の数々を振り返る
- 「夏の甲子園08~12・不滅の名勝負」2013年の95回記念大会時に製作した続編の第2弾。2008年・第90回記念大会から2012年・第94回大会までを収録
- 「06夏の甲子園~早稲田実業初優勝」2006年の第88回大会、早稲田実業優勝までの記録をABCの中継映像でつづる
- 「熱闘甲子園」 2007年から毎年制作。同番組で放送された全試合のダイジェスト、企画コーナーを全て収録した各年度2枚組みDVD
- 「熱闘甲子園最強伝説」 2009年より発売。1981年(第63回)の第1回放送からの過去の名勝負を年代別に収録。
- VOL1「やまびこ打線から最強コンビへ」 池田高校、PL学園など、強豪チーム黄金時代だった1981年-1985年の大会を取り上げた
- VOL2「奇跡のバックホームから平成の怪物へ」 1996年の松山商業高等学校を優勝に導いた「奇跡のバックホーム」や1998年の横浜高等学校・松坂大輔投手の好投などに注目した作品
- VOL3「『北の王者』誕生、そして『ハンカチ世代』へ」 東北高等学校・ダルビッシュ有、駒澤大学附属苫小牧高等学校・田中将大を初めとした北海道・東北地方勢の活躍、更に2006年の決勝戦・駒大苫小牧対早稲田大学(田中vs斎藤佑樹)の再試合の死闘などを描いた作品
- VOL4「『平成のスラッガー』その原点、そして台頭する新勢力~」 松井秀喜(星陵高等学校)が一躍人気を集め「高校球界のゴジラ」と呼ばれるようになった世代を中心に1989年から1992年の試合映像を紹介した作品。松井の5連続敬遠四球についても触れている
- VOL5「-史上最強メンバーの全国制覇-」全国屈指の強豪校といわれる天理高校の初優勝(1986年)、PL学園の春夏連覇(1987年)、広島商業の15年ぶりの優勝(1988年)の3大会に焦点を当てて、強豪校の戦いぶりを振り返る。
- 「夏の甲子園20○○(西暦)」 2012年の第94回大会から、全試合をABCテレビ製作の中継映像・音源をそのままにそれぞれ1試合ずつの完全ノーカット版で収録したDVDソフト。試合の公式映像だけでなく、出場校の都道府県予選からの勝ち上がりをまとめたダイジェストや、開会式の入場行進の模様も収録される。1試合ごとの単品発売のほか、48試合(予定)の完全パッケージセットもある(なお勝利校校歌演奏は著作権管理の関係で未収録)また2014年の大会前から、2006-10年の大会の決勝戦と2011年大会全試合、および2014年石川大会全試合(いずれもノーカット版。石川大会のものは北陸朝日放送製作の映像だが、実況は入らない)も新発売されている。(基本的に、その年度の大会に出場した生徒全員が卒業した段階で「アーカイブ版」として発売され、1枚当たりの定価も通常版より高くなる)
脚注
出典
関連項目
- 植草貞夫
- 相武紗季(2002年高校野球PR女子高生=番組のキャンペーンガールに出演したことをきっかけに、女優デビュー)
- 東通(中継制作協力)
- スーパーベースボール 虎バン主義
- サンテレビボックス席(大会期間中、ABC制作のプロ野球中継に技術協力を行う場合がある)
- ABCフレッシュアップベースボール(ラジオナイター)
- 野球実況アナウンサー一覧
- 関連番組
外部リンク
テンプレート:高校野球- ↑ 2013年の決勝戦は、試合開始が正午(午後0時)開始となった関係でANN系列24局とBS朝日の計25局で放送されたが、他系列では編成の関係上ネットされなかった。2014年の決勝戦は、系列外ではテレビ山梨、山陰放送、宮崎放送で放送。
- ↑ 大会休止に伴う休止・以降番組
- ↑ 大会日程・放送スケジュール
- ↑ 西浦達雄より、皆様にお知らせです。西浦達雄OFFICIAL WEB SITE2014年7月18日付「TOPICS」
- ↑ 第558回番組審議会(ABC朝日放送)(2009.09.11)
- ↑ BS朝日 - 第94回全国高校野球選手権大会
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