交通情報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
交通情報(こうつうじょうほう)
- これらの道路管理者や事業者が発信する内容のほか、天皇及び皇族の公務(高速道路の一時区間閉鎖)、外国要人の訪日(羽田空港 - 東京都心の首都高速道路や北海道洞爺湖サミット時の新千歳空港 - 洞爺湖周辺の道央自動車道など)や、マラソン、祭り、花火大会、パレードなどの大型イベント、稀にはバスジャックなどの犯罪に関する、主に警備や安全確保を目的とする警察発信の規制情報も加わる。
- 媒体には電波による路側放送と道路交通情報通信システム(VICS)、文字や路線図による道路上の電光掲示板、道の駅やサービスエリア・パーキングエリアでのディスプレイによるものがある。最後のものは簡単な操作で、利用者が表示区間や内容を選択できるものも多い。
- 情報源は上記と同じであるが、主にラジオやテレビで放送される道路に関する情報番組。ドライバー以外の視聴者をも対象としているため、放送局(NHK首都圏センター、NHK大阪放送局やTOKYO FMなど)や時間帯によっては、道路情報に加えて鉄道や航空機(フライトインフォメーション)、フェリーの運行情報(運休・遅延の有無等)を放送することもある。テレビの交通情報の速報テロップではNHK、一部の民放局ではロールスーパーで流しているところがある。また、地上波テレビ放送のデジタル化に伴い、データ放送での常時利用も可能になった。
- この他、鉄道・高速バス・航空機・フェリーについては、運行情報の他、指定席の予約状況を放送する例も存在する(鉄道については新幹線や在来線特急列車など)。
- 大体の局では、AMでは「(道路)交通情報」と表現し番組表表記もニュースや天気予報と同様の“黒四角に白抜きで「交」の一文字”、FMでは「TRAFFIC INFORMATION (REPORT)」などと表現されて放送され番組表には記述さえされないことが多い。
- また、放送範囲が広域にまたがる場合、アナウンサーのつなぎを挟んでのリレー放送をする。
放送形態
テンプレート:Main 各局で、「日本道路交通情報センター」(JARTIC)からの情報を届ける。基本的にはJARTICの職員が情報を届けるが、首都圏などでは放送時間のブッキングもあるので、その場合はアナウンサーが読むケースがある(TOKYO FM、J-WAVEなど)。また関東地方では、局(TBSやRF、FM yokohamaなど)によっては警視庁新橋庁舎の「警視庁交通管制センター」や県警察本部にキャスターを派遣して伝えたり、首都高速の担当者に繋いで首都高専門の情報を届けることもある。首都圏のラジオ局や複数県を放送エリアにもつ局では、リレー放送を行なう。
NHKラジオ第1放送では、帰省シーズンと重なるゴールデンウィーク、お盆、年末年始の期間中と、土曜日・日曜日・祝日には、特に東京・九段本部から全国の高速道路交通情報をほぼ終日体制で随時挿入する。特に年末年始については、九段本部の中継だけでなく、全国主要基幹都市にあるセンターともつないだ「全国高速道路交通情報リレー」の形式をとる場合もある。
関連項目
- 日本道路交通情報センター(JARTIC)
- 西日本高速道路サービス・ホールディングス - NEXCO西・中・東及び本四高速の交通情報を「iHghway」という名称で携帯電話向けに無料提供。
- 道路交通情報通信システム(VICS)
- 公共交通情報サービス
- モビリティ・マネジメント
- 路側放送
- 交通規制
- 交通放送(韓国の放送)