歴史映画
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テンプレート:Pathnav 歴史映画(れきしえいが)とは、人類の歴史上の人物、事件などを描いた映画の1ジャンルである。史実を描いてなくても歴史的背景をテーマに持つものを含める場合もある。
同じく歴史的事実を描いた西部劇や時代劇、戦争映画、伝記映画なども含める事も出来るが、映画のジャンルとしては区別される事が多い。
目次
歴史映画の一覧
東アジア史
日本史
近代以前
- 「卑弥呼」(卑弥呼が主人公)
- 「天平の甍」(高僧を招くという命を受けた遣唐使留学生普照・栄叡らと鑑真との出会いを描く)
- 「妖僧」(道鏡が主人公)
- 「アテルイ」(大和朝廷に抵抗したアテルイを描く)
- 「空海」(真言宗の開祖弘法大師空海を描いた伝記映画。遣唐使、最澄との友情と確執、薬子の変などを描く)
- 「源氏物語 千年の謎」(源氏物語の作者紫式部と藤原道長を描く)
- 「新・平家物語」(平清盛の若き日を描く)
- 「地獄門」(出家前の文覚が主人公。前半で平治の乱も描かれる)
- 「虎の尾を踏む男達」(源義経一行の奥州への逃避行を描いた「安宅」と「勧進帳」の映画化)
- 「親鸞 白い道」(浄土真宗の開祖親鸞を描いた伝記映画)
- 「禅 ZEN」(曹洞宗の開祖道元を描いた伝記映画)
- 「日蓮と蒙古大襲来」(日蓮と北条時宗を中心にモンゴル襲来を描く)
- 「一遍上人」(時宗開祖の一遍を描く)
- 「悪党」(高師直が主人公)
- 「鉄砲伝来記」(種子島への鉄砲伝来が題材)
- 「徳川家康」(徳川家康の誕生から、人質として育てられ、桶狭間の戦いを経て、織田方につくまでを描く)
- 「風林火山」(武田信玄の軍師とされる山本勘助を主人公に川中島の戦いを描く)
- 「天と地と」(上杉謙信を主人公に川中島の戦いを描く)
- 「影武者」(武田信玄の影武者を主人公に、信玄の上洛から長篠の戦いまでを描く)
- 「火天の城」(宮大工岡部又右衛門が周囲の人物と共に安土城建設するまでを描く)
- 「反逆児」(徳川家康の嫡男として生まれながら若くして悲劇的な死を遂げた松平信康の生涯を描く)
- 「忍びの者」(石川五右衛門が伊賀の忍びだったという設定の映画)
- 「のぼうの城」(忍城水攻めを描く)
- 「独眼竜政宗」(伊達政宗を主人公に描く)
- 「利休」(千利休が主人公)
- 「宮本武蔵」(宮本武蔵の生涯を描いた吉川英治の小説の映画化)
- 「女帝 春日局」(春日局が主人公)
- 「天地明察」(囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海の生涯を描く同名小説の映画化)
- 「四十七人の刺客」(元禄赤穂事件を描く)
- 「郡上一揆」(郡上一揆を描く)
- 「おろしや国酔夢譚」(カムチャツカに漂流した大黒屋光太夫一行が、サンクトペテルブルクでエカチェリーナ2世に謁見し帰国するまでを描く)
- 「写楽」(謎の絵師東洲斎写楽の正体を独自の解釈で描く)
- 「桜田門外ノ変」(桜田門外の変を描く)
- 「長州ファイブ」(長州五傑のヨーロッパ渡航前後を描く)
- 「幕末」(坂本龍馬を主人公に幕末の群像を描く)
- 「ええじゃないか」(ええじゃないかを描く)
- 「赤毛」(赤報隊を描く)
- 「壬生義士伝」(新撰組隊士・吉村貫一郎の生涯を描く)
- 「花の白虎隊」(会津戦争末期の滝沢口の戦いを描く)
近代以降
- 「草の乱」(秩父事件を描く)
- 「襤褸の旗」(足尾鉱毒事件に立ち向かった田中正造を描く)
- 「明治天皇と日露大戦争」(ロシアの圧迫から日露戦争に至る日本を描く)
- 「あゝ野麦峠」(明治中期~昭和初期の女工哀史を描く)
- 「未完の対局」(大正時代から日中戦争、戦後にかけてを舞台に、日中棋士の交流を描く)
- 「戦争と人間」三部作(ある新興財閥を通して張作霖爆殺事件からノモンハン事件までを描く)
- 「226」(二・二六事件を描く)
- 「スパイ・ゾルゲ」(第二次世界大戦前夜、平和を望むゾルゲのスパイ活動を描く)
- 「激動の昭和史 軍閥」(太平洋戦争前夜から日本の敗戦までを描く)
- 「硫黄島からの手紙」(太平洋戦争中の硫黄島の戦いを描く)
- 「三たびの海峡」(太平洋戦争中に強制連行されたある朝鮮人の戦中・戦後を描く)
- 「太陽」(太平洋戦争末期の昭和天皇の苦悩を表現)
- 「日本のいちばん長い日」(太平洋戦争最末期に起きた宮城事件を描く)
- 「終戦のエンペラー」(フェラーズ准将による昭和天皇の戦争責任の検証を描く)
- 「プライド・運命の瞬間」(東條英機を主人公に極東国際軍事裁判を描く)
- 「小説吉田学校」(吉田茂を主人公に、戦後保守政界の権力闘争史を描く)
- 「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」(下山事件を描く)
- 「松川事件」(松川事件を描く)
- 「帝銀事件 死刑囚」(帝銀事件を描く)
- 「金環蝕」(池田内閣から佐藤内閣にかけての政局裏面史を描く。ただしほぼ全員仮名)
- 「初恋」(真犯人は女子高生だったという設定で三億円事件を描いた映画)
- 「光の雨」(1972年に起きた連合赤軍による同志リンチ事件を"映画内映画"として描く)
- 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(1972年の連合赤軍によるあさま山荘事件を描く)
- 「KT」(金大中事件を描く)
朝鮮・韓国史
- 「MUSA -武士-」(高麗末期、明への使節団が行方不明となった史実をヒントに描いた映画)
- 「於宇同」(李氏朝鮮の女性於宇同の生涯を描く)
- 「ファン・ジニ」(黄真伊の生涯を描く)
- 「王になった男」(光海君の影武者が主人公)
- 「美人図」(李氏朝鮮時代の画家・申潤福を男装した女性であったという設定で描く)
- 「酔画仙」(張承業の生涯を描く)
- 「安重根と伊藤博文」(伊藤博文を暗殺した安重根を描く)
- 「道〜白磁の人〜」(日本領下朝鮮で植林事業を行い、朝鮮の陶磁器と木工を研究紹介した浅川巧の生涯を描く)
- 「太白山脈」(独立から朝鮮戦争までを描く)
- 「シルミド」(実尾島事件を描く)
- 「ユゴ 大統領有故」(朴正煕暗殺事件を描く)
- 「光州5・18」(光州事件を描く)
中国史・モンゴル史
- 「運命の子」(春秋時代の晋の趙武の復讐譚「趙氏孤児」の映画化)
- 「孔子の教え」(孔子が主人公)
- 「墨攻」(戦国時代を舞台に墨家の戦いを描く)
- 「始皇帝暗殺」(荊軻による秦王政暗殺未遂事件を描く)
- 「項羽と劉邦/その愛と興亡」(項羽と劉邦の戦いを描く)
- 「レッドクリフ」二部作(三国志の赤壁の戦いを描く)
- 「ムーラン」(伝承上の南北朝時代の女性木蘭が主人公)
- 「楊貴妃」(楊貴妃が主人公)
- 「敦煌」(西夏が勃興し甘粛を征服した時代の敦煌を舞台とする)
- 「モンゴル」(チンギス・ハーンの生涯を描く)
- 「マンドハイ」(北元を再興したマンドハイの生涯を描く)
- 「国姓爺合戦」(明再興を目指した鄭成功の活躍を描く)
- 「阿片戦争」(阿片戦争を描く)
- 「西太后」二部作(西太后が主人公)
- 「北京の55日」(北清事変を描く)
- 「1911」(辛亥革命を描く)
- 「孫文」(革命家・孫文の生涯を描く)
- 「セデック・バレ」二部作(日本植民地下の台湾で起こった霧社事件を描く)
- 「ロアン・リンユィ 阮玲玉」(1935年に自殺した映画女優阮玲玉の生涯を描く)
- 「宋家の三姉妹」(現代中国史における重要人物宋靄齢・宋慶齢・宋美齢の三姉妹を描く)
- 「ラストエンペラー」(清朝最後の皇帝で満州国皇帝にも擁立された溥儀の生涯)
- 「チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道」(日中戦争で60人の中国人孤児を連れて戦火を逃れたイギリス人ジョージ・ホッグを描く)
- 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(ダライ・ラマ14世とオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーの交流)
- 「戦場のレクイエム」(国共内戦を描く)
- 「さらば、わが愛/覇王別姫」(北洋軍閥時代から、日中戦争、国共内戦、文化大革命へと続く時代を背景に、3人の男女の愛憎を描く)
- 「活きる」(国共内戦から大躍進政策、文化大革命までを描く)
東南アジア史
- 「キング・ナレスワン」五部作(16~17世紀タイのアユタヤ朝の王ナレースワンの生涯を描く)
- 「王様と私」(19世紀タイのラーマ4世と宮廷教師となったイギリス人女性アンナ・レオノーウェンズのエピソードをモデルとした話)
- 「ホセ・リサール」(19世紀フィリピンの独立運動家ホセ・リサールの生涯を描く)
- 「チュッ・ニャ・ディン」(19世紀インドネシアで独立のためのアチェ戦争を指導した女性チュッ・ニャ・ディンの半生を描く)
- 「少年義勇兵」(太平洋戦争が始まるころのタイ軍の少年義勇兵を描く)
- 「ムルデカ17805」(インドネシア独立戦争に参加した旧日本兵の話)
- 「コウノトリの歌」(ベトナム戦争に従軍した人々の証言を交え、ドキュメンタリーとドラマを結合して描いた映画)
- 「キリング・フィールド」(クメール・ルージュによるカンボジア大虐殺を描く)
南アジア史
- 「釈迦」(釈迦の生涯を描く)
- 「チェスをする人」(1856年、イギリス東インド会社によってインド北部のアウド王国が植民地化される時代が舞台)
- 「ガンジー」(マハトマ・ガンディーの生涯を描く)
- 「マザー・テレサ」(マザー・テレサの生涯を描く)
- 「女盗賊プーラン」(盗賊から政治家になったプーラン・デーヴィーの生涯を描く)
西アジア・北アフリカ史
- 「エジプト人」(紀元前1370年頃のエジプト第17王朝が舞台)
- 「太陽の王子 ファラオ」(紀元前11世紀の古代エジプトが舞台)
- 「クレオパトラ」(クレオパトラ7世が主人公。1963年版)
- 「ザ・メッセージ」(イスラム教の開祖ムハンマドとその教えに従う戦士たちの戦いを描く)
- 「キングダム・オブ・ヘブン」(十字軍とサラディンとの戦い)
- 「テンプレート:仮リンク」(1883年のスーダンのムスリムマフディーの乱を描く)
- 「アラビアのロレンス」(英国陸軍将校トマス・エドワード・ロレンスを主人公として、オスマン帝国からのアラブ独立闘争を描く)
- 「砂漠のライオン」(リビアを植民地としたファシスト・イタリアに抵抗したオマー・ムクターを描く)
- 「アルジェの戦い」(アルジェリア戦争をアルジェリア民族解放戦線と入植者との対立を通して描く)
聖書関係
- 「天地創造」(創世記、1章「天地創造」から22章「イサクの生け贄」までを描く)
- 「ソドムとゴモラ」(ソドムとゴモラの滅亡の物語)
- 「十戒」(モーセの十戒を映画化)
- 「サムソンとデリラ」(サムソンとデリラの物語)
- 「ダビデとゴライアス」(ダビデとゴリアテの物語)
- 「ソロモンとシバの女王」(旧約聖書に登場するシバの女王と古代イスラエルソロモン王の物語)
- 「マリア」(イエス・キリスト降誕を描く)
- 「奇跡の丘」(無神論者パゾリーニ監督によるイエス受難劇)
- 「偉大な生涯の物語」(シネラマによるイエス受難劇)
- 「ジーザス・クライスト・スーパースター」(イエスの最後の7日間を描いたロックミュージカルの映画化)
- 「最後の誘惑」(イエスを一人の悩める人間として描く)
- 「パッション」(イエスの受難と磔刑を描く)
中・南アフリカ史
- 「ズール戦争」(1879年のズールー戦争を描く)
- 「ルムンバの叫び」(1961年に暗殺されたコンゴの大統領パトリス・ルムンバを描く)
- 「ラストキング・オブ・スコットランド」(1970年代のウガンダの独裁者イディ・アミンを描く)
- 「遠い夜明け」(1977年にアパルトヘイト下の南アフリカで殺害された黒人解放活動家スティーブ・ビコを描く)
ヨーロッパ史
古代ギリシャ・マケドニア史
- 「トロイ」(神話要素を削除したトロイア戦争伝説の映画化)
- 「300 〈スリーハンドレッド〉」(ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた映画)
- 「アレキサンダー」(アレクサンドロス3世が主人公)
古代ローマ史
- 「スパルタカス」(スパルタクスの反乱を描く)
- 「ジュリアス・シーザー」(カエサル暗殺を描いたシェイクスピア戯曲の映画化。1950年版、1953年版、1970年版がある)
- 「アントニーとクレオパトラ」(アントニウスとクレオパトラを描いたシェイクスピア戯曲の映画化)
- 「ベン・ハー」(イエス・キリスト生誕の時代。1907年版、1925年版、1959年版、2003年版がある)
- 「聖衣」(イエス・キリストを処刑した人物の良心の呵責を描く)
- 「クォ・ヴァディス」(1951年版。皇帝ネロの時代)
- 「グラディエーター」(皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスの時代)
イギリス・アイルランド史
- 「キング・アーサー」(アーサー王伝説をもとにした映画)
- 「ブレイブハート」(スコットランドのウィリアム・ウォレスが主人公)
- 「ヘンリー五世」(ヘンリー5世を主人公としたシェイクスピア戯曲の映画化)
- 「わが命つきるとも」(ヘンリー8世とトマス・モアをもとにした戯曲の映画化)
- 「ブーリン家の姉妹」(ヘンリー8世とアン・ブーリン&メアリー・ブーリン姉妹)
- 「エリザベス」(エリザベス1世が主人公)
- 「メアリー・オブ・スコットランド」(スコットランド女王メアリーが主人公)
- 「無敵艦隊」(16世紀後半、イギリスとスペインの戦い)
- 「恋におちたシェイクスピア」(シェイクスピアを主人公にした創作ドラマ)
- 「クロムウェル」(オリヴァー・クロムウェルとピューリタン革命)
- 「リバティーン」(17世紀、チャールズ2世の寵臣ロチェスター卿)
- 「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」(ロバート・ロイ・マグレガーが主人公)
- 「ある公爵夫人の生涯」(18世紀後半、デヴォンシャー公爵夫人)
- 「英国万歳!」(18世紀後半、イギリス国王ジョージ3世)
- 「ジェイン・オースティン 秘められた恋」(19世紀前半、小説家ジェーン・オースティン)
- 「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」(19世紀前半、詩人ジョン・キーツ)
- 「アメイジング・グレイス」(19世紀前半、奴隷貿易廃止の政治家ウィリアム・ウィルバーフォース)
- 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」(19世紀前半、イギリス女王ヴィクトリアの結婚)
- 「カヴァルケード」(ボーア戦争から第一次世界大戦後まで)
- 「麦の穂をゆらす風」(20世紀、アイルランド独立戦争)
- 「マイケル・コリンズ」(アイルランド独立戦争の指導者マイケル・コリンズ)
- 「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」(アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスとその妻ノーラの愛と葛藤)
- 「めぐりあう時間たち」(1925-1941年、作家ヴァージニア・ウルフ)
- 「英国王のスピーチ」(1930年代、イギリス国王ジョージ6世)
- 「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」(1950年代、リヴァプールでのジョン・レノンの若い日々)
- 「ブラッディ・サンデー」(1972年に北アイルランドのデリーで起きたイギリス軍による市民虐殺事件「血の日曜日事件」を描く)
- 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(マーガレット・サッチャー首相の、1982年のフォークランド紛争に至るまでの17日間を回想を挟みながら描く伝記映画)
フランス史
- 「善良なる王ダゴベール」(フランク王国メロヴィング朝の実在した王、ダゴベルト1世をモデルにした映画)
- 「裁かるるジャンヌ」(ジャンヌ・ダルクの異端審問裁判の様子とその後の火刑までを描いた映画)
- 「ノストラダムス」(16世紀の予言者、ノストラダムスの生涯を描く)
- 「クレーヴの奥方」(マダム・ド・ラファイエットの書いた同名の16世紀アンリ2世の時代を舞台にした恋愛小説『クレーヴの奥方』の映画化)
- 「王妃マルゴ」(16世紀末のサン・バルテルミの虐殺と、実在の王妃マルゴを描く)
- 「三銃士」(ルイ13世の時代を描くアレクサンドル・デュマ・ペールの小説の映画化)
- 「仮面の男」(ルイ14世が主人公)
- 「宮廷料理人ヴァテール」(17世紀の料理人フランソワ・ヴァテール)
- 「王は踊る」(17世紀の作曲家ジャン=バティスト・リュリの生涯)
- 「モリエール 恋こそ喜劇」(17世紀の劇作家モリエールの生涯)
- 「女優マルキーズ」(17世紀の女優マルキーズ・デュ・パルクの生涯)
- 「ボーマルシェ フィガロの誕生」(18世紀の劇作家カロン・ド・ボーマルシェの生涯)
- 「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」(フランスを旅するモーツァルトの姉ナンネルの悲恋)
- 「ジェヴォーダンの獣」(18世紀、実在したジェヴォーダンの獣を基にしたミステリーフィクション)
- 「ベルサイユのばら」(同名の池田理代子の劇画を原作とするフランス革命を舞台にした創作ドラマ)
- 「マリー・アントワネット」(マリー・アントワネットの生涯)
- 「ダントン」(フランス革命の中心的人物であるジョルジュ・ダントンとマクシミリアン・ロベスピエールの対立と2人のその後の運命を描く)
- 「グレースと公爵」(断頭台で処刑されるオルレアン公とグレース・エリオットの悲劇)
- 「クイルズ」(18世紀の作家サド侯爵の晩年)
- 「ナポレオン」(ナポレオン・ボナパルトが主人公)
- 「ワーテルロー」(ワーテルローの戦いを描く)
- 「レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・ユーゴー原作の同名大河小説を元にした映画。ナポレオン没落後のフランス社会の背景が描かれている)
- 「赤と黒」(スタンダールの同名小説の映画化。王政復古のフランスでナポレオンを崇拝し、栄達を目指す青年を描く)
- 「年下のひと」(作家ジョルジュ・サンドと詩人アルフレッド・ド・ミュッセの愛と葛藤)
- 「ショパン 愛と哀しみの旋律」(作家ジョルジュ・サンドとフレデリック・ショパンの愛と葛藤)
- 「アデルの恋の物語」(ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの狂気にいたる愛)
- 「ゾラの生涯」(エミール・ゾラの生涯)
- 「カミーユ・クローデル」(彫刻家オーギュスト・ロダンとカミーユ・クローデルの狂気にいたる愛)
- 「ぜんぶ、フィデルのせい」(1970年代の欧米日で反体制運動が高まった時代背景を元に、革新的な両親と保守的な子供の対比を描くフィクション)
ドイツ・オーストリア史
- 「最後の谷」(三十年戦争中のドイツが舞台)
- 「アマデウス」(モーツァルトの死の謎を、その才能に嫉妬したサリエリの回想というかたちで描く創作劇の映画化)
- 「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」(モーツァルトのオペラ台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテ)
- 「ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜」(若き日のゲーテ)
- 「会議は踊る」(1814年のウィーン会議を舞台にしたロシア皇帝アレクサンドル1世の悲恋)
- 「敬愛なるベートーヴェン」(難聴に苦しみながらも交響曲第9番を仕上げるベートーヴェン)
- 「ブラザーズ・グリム」(19世紀初頭のフランス占領下のドイツが舞台でグリム兄弟が主人公)
- 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(作曲家ロベルト・シューマンとその夫人クララ・シューマンの愛と葛藤を描く)
- 「ルートヴィヒ」(バイエルン王ルートヴィヒ2世の生涯)
- 「うたかたの恋」(オーストリア帝国ルドルフ皇太子の心中事件(マイヤーリング事件))
- 「ルー・サロメ 善悪の彼岸」(ニーチェと交流のあった女性哲学者ルー・サロメ)
- 「クリムト」(世紀末ウィーンの画家クリムト)
- 「マーラー 君に捧げるアダージョ」(作曲家グスタフ・マーラーとその夫人アルマ・マーラーの愛と葛藤を描く)
- 「ローザ・ルクセンブルク」(20世紀初めの革命運動家ローザ・ルクセンブルクを描く)
- 「青い棘」(1927年にベルリンで起きた「シュテークリッツ校の悲劇」)
- 「ジュリア」(リリアン・ヘルマンの回顧録の映画化。第二次世界大戦前夜、ドイツで反ナチ運動を行う親友ジュリアとの友情を描く)
- 「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(第二次大戦中の非暴力的な反ナチ運動「白いバラ」のゾフィー・ショルを描く)
- 「ヒトラー 〜最期の12日間〜」(1945年4月のベルリン市街戦を背景に、アドルフ・ヒトラーの総統地下壕における最期の日々を描く)
- 「さよなら、アドルフ」(ドイツの敗戦により、ナチス高官の父母を失った少女を主人公に「ヒトラーの子どもたち」の戦後を描く)
- 「ニュールンベルグ裁判」(ニュルンベルク国際軍事裁判のうち、ナチ政権下エルンスト・ヤニングら4人の法律家が関わった2つの裁判を描く)
- 「トンネル」(1961年にできたベルリンの壁の下にトンネルを掘り、東ドイツから西ドイツに多くの人を脱出させた実話の映画化)
- 「ハンナ・アーレント」(アイヒマン裁判を傍聴したハンナ・アーレントが『イェルサレムのアイヒマン』を出版する前後の話)
- 「グッバイ、レーニン!」 (東西ドイツ統合後に庶民の身に起こった悲喜劇を家族像と共に描く)
北欧史
- 「ヴァイキング・サーガ」(舞台は古代アイスランド。ノルウェーから移住してきたヴァイキングの子孫達の物語)
- 「クリスチナ女王」(17世紀、三十年戦争で戦死した父王グスタフ・アドルフの跡を受けてスウェーデン女王となったクリスチナとスペイン大使アントニオの恋を描く)
- 「ナチスが最も恐れた男」(ナチス・ドイツ占領下のノルウェーでレジスタンス運動を行ったマックス・マヌスを描く)
イタリア史(古代ローマ史は除く)
- 「ブラザー・サン シスター・ムーン」(アッシジのフランチェスコの若き日を描く)
- 「華麗なる激情」(ミケランジェロが主人公)
- 「カラヴァッジオ」(16~17世紀の画家カラヴァッジオの生涯を描く)
- 「山猫」(19世紀リソルジメントのころの貴族の没落を描く)
- 「夏の嵐」(1866年の第三次イタリア独立戦争が背景)
- 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」(ムッソリーニの子供を産んだイーダ・ダルセルの生涯を描く)
- 「1900年」(20世紀初頭~第二次世界大戦の終結までのイタリア社会を描く)
- 「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(1969年のフォンターナ広場爆破事件を描く)
スペイン史
- 「エル・シド」(レコンキスタとエル・シドの生涯を描く)
- 「炎のアンダルシア」(12世紀の哲学者イブン・ルシュドを描く)
- 「アラトリステ」(1568年-1648年の八十年戦争と、1618年-1648年の三十年戦争におけるロクロワの戦いを描く)
- 「宮廷画家ゴヤは見た」(画家フランシスコ・デ・ゴヤの目を通して異端審問を描く)
- 「蝶の舌」(1936年-1939年のスペイン内戦を描く)
- 「サルバドールの朝」(1970年代スペインの反体制活動家サルバドール・プッチ・アンティックを描く)
東欧史
- 「略奪の大地」(17世紀後半、オスマン帝国支配下のブルガリアにおける宗教弾圧が題材)
- 「ブリキの太鼓」(第一次世界大戦~第二次世界大戦の時代。舞台となっているダンツィヒは現ポーランド領グダニスク)
- 「カティンの森」(第二次世界大戦時のポーランドで起こったカティンの森事件を描く)
- 「結末」(第二次世界大戦時のポーランドで起こったイェドバブネ事件などユダヤ人虐殺事件を描く)
ギリシャ史(古代ギリシャ史は除く)
- 「旅芸人の記録」 (第二次世界大戦~ギリシャ内戦までのギリシャを描く)
- 「Z」(1963年に軍事政権下で起きた自由主義者グリゴリス・ランブラキス暗殺事件をモデルとした映画)
ロシア史
- 「アレクサンドル・ネフスキー」(13世紀のアレクサンドル・ネフスキーによるチュド湖上の戦いを描く)
- 「イワン雷帝」(15世紀のツァーリであるイヴァン4世を描く)
- 「アンドレイ・ルブリョフ」(15世紀の聖像画家アンドレイ・ルブリョフの生涯を描く)
- 「戦争と平和」(ナポレオン戦争期のロシアを描く。1956年のアメリカ映画と1965-67年のソ連映画がある)
- 「戦艦ポチョムキン」(1905年に起こされた戦艦ポチョムキンの反乱を元に製作)
- 「ニコライとアレクサンドラ」(ロマノフ王朝の悲劇を映画化)
- 「太陽に灼かれて」(スターリンによる大粛清の時代が舞台)
その他
アングロ・アメリカ史
各国独立以前
アメリカ合衆国史
- 「パトリオット」(アメリカ独立戦争を描く)
- 「アラモ」(アラモの戦いを描く)
- 「アミスタッド」(アミスタッド号事件を描く)
- 「それでも夜は明ける」(1841年にワシントンD.C.で誘拐され、奴隷として売られた自由黒人を描く)
- 「グローリー」(南北戦争中に北軍で結成された初の黒人連隊を舞台に、指導者である白人大佐と黒人志願兵の交流を描く)
- 「リンカーン」(エイブラハム・リンカーンが暗殺されるまでの最期の4ヶ月を描く)
- 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(南北戦争期、ダコタ砦の白人兵とネイティブ・アメリカンとの交流を描く)
- 「ジェロニモ」(ネイティブ・アメリカンの軍事抵抗運動の指導者ジェロニモを描く)
- 「グッドモーニング・バビロン!」(グリフィス監督の映画「イントレランス」(1916年)の作成を描く)
- 「レッズ」(ロシア革命のルポ「世界を揺るがした10日間」を著した米国人ジャーナリストジョン・リードの生涯を描く)
- 「死刑台のメロディ」(1920年に起こった冤罪事件「サッコ・バンゼッティ事件」を描く)
- 「アンタッチャブル」(禁酒法時代、アル・カポネ)
- 「愛と哀しみの旅路」(第二次世界大戦中に日系人がマンザナール収容所に入れられた史実を描く)
- 「父親たちの星条旗」(硫黄島の星条旗の被写体となった兵士たちのその後などを描く)
- 「グッドナイト&グッドラック」(マッカーシズムに立ち向かったニュースキャスターのエドワード・R・マローとCBSの番組スタッフを描く)
- 「13デイズ」(キューバ危機を描く)
- 「カポーティ」(1959年に起きた殺人事件をもとに作家カポーティが「冷血」を書き上げるまでを描く)
- 「JFK」(ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を描く)
- 「ミシシッピー・バーニング」(1964年にミシシッピー州で公民権運動家が行方不明になった事件から、当時のアメリカ南部における黒人差別の実態を描く)
- 「マルコムX」(黒人解放運動指導者マルコムXの生涯を描く)
- 「パンサー」(黒人解放の政治組織ブラックパンサー党の結成を描く)
- 「ウッドストックがやってくる!」(1969年のウッドストック・フェスティバル)
- 「ドアーズ」(ドアーズのボーカルジム・モリソンの生涯を描く)
- 「アポロ13」(アポロ13号の事故を描く)
- 「ニクソン」(リチャード・ニクソン大統領の半生を描く)
ラテン・アメリカ史
各国独立以前
- 「1492 コロンブス」(15世紀末~16世紀のクリストファー・コロンブスの航海とその後の植民地経営を描く)
- 「アポカリプト」(マヤ文明の人身供犠)
- 「ミッション」(18世紀中葉のパラナ川上流域が舞台)
各国独立後
- 「ウォーカー」(19世紀にニカラグアの独裁者となった米国人ウィリアム・ウォーカーの生涯を描く)
- 「革命児サパタ」(メキシコ革命の指導者の1人エミリアーノ・サパタの生涯を描く)
- 「戦うパンチョ・ビラ」(メキシコ革命の指導者の1人パンチョ・ビリャが主人公)
- 「エビータ」(アルゼンチンの大統領夫人エバ・ペロンの生涯を描く)
- 「汚れた心」(第二次世界大戦終結後に日系ブラジル人の間で起きた「勝ち組、負け組の抗争」を描く)
- 「モーターサイクル・ダイアリーズ」(アルゼンチン出身の革命家チェ・ゲバラの若き日の南米放浪を描く)
- 「チェ」二部作(チェ・ゲバラがフィデル・カストロとともにキューバ革命を成し遂げるまでと、ボリビアでの革命運動で死ぬまでを描く)
- 「戒厳令」(ウルグアイのモンテビデオでの都市ゲリラトゥパマロスによる「死の部隊」の工作員の誘拐と処刑を描く)
- 「ミッシング」(1973年のチリ・クーデターを描く)
- 「オフィシャル・ストーリー」(軍事政権下の1970年代アルゼンチンの人権問題を描く)
- 「サルバドル/遥かなる日々」(エルサルバドル内戦を描く)
- 「地下の民」(ボリビア現代史を生きた男の生涯を描く)
オセアニア史
- 「裸足の1500マイル」(オーストラリアで白人への同化政策が採られた「盗まれた世代」のアボリジニの悲劇を描く)
- 「オーストラリア」(第二次世界大戦前夜のオーストラリアが舞台)
- 「シン・レッド・ライン」(ソロモン諸島ガダルカナルでの日米戦(ガダルカナル島の戦い)を描く)