赤穂市
テンプレート:Infobox 赤穂市(あこうし)は、兵庫県の南西部、岡山県との県境に位置する市。瀬戸内海国立公園の一部を成す。西播磨県民局の管轄。旧赤穂郡。
目次
概要
のちに忠臣蔵として語り伝えられることとなる元禄赤穂事件ゆかりの地である。 毎年12月14日には赤穂市最大の催しとして赤穂義士祭が行われている。 古くから塩田(入浜式塩田・揚浜式塩田・流下式塩田)が栄え、生産されている塩は「赤穂の塩」として全国に流通している。 清流千種川(名水百選)の豊富な水系に恵まれた赤穂市は、市としては水道料金が西日本一安く(口径20mmで20m3の月額が934円。全国では山梨県笛吹市に次ぎ2位。※平成25年度調べ。)、市内の随所にその遺構が残る赤穂上水(1616年築造)は、神田上水(東京都)福山上水(広島県)と並んで日本三大上水道のひとつに数えられる。家島へ送られる海底送水管(延長約14km)は、日本国内最長、最大規模である。
地理
播磨灘に注ぐ千種川の河口に広がる平野地に赤穂城を中心とした城下町の名残が残る市街地と、古い港町の町並み(都市景観100選)が美しく、牡蠣の養殖が盛んな坂越、瀬戸内海国立公園で赤穂温泉のある御崎などで知られる。
気候
瀬戸内海沿岸に位置する赤穂市は、日本の気候区分でいう瀬戸内海式気候に属し、1年間通して晴天の日が多いため、古くから塩田が栄えた。 12月~2月までの平均気温は5.1℃(平成24年度)であり、積雪もほとんどない。
隣接している自治体
歴史
赤穂市域の全部または一部はかつて、吉備国に属した。吉備国は弥生時代・古墳時代に筑紫・出雲・ヤマト・毛野などと並んで日本列島を代表する政権として繁栄し、ヤマトと連合して列島の統一・治世に貢献したが、吉備の興隆に脅威を感じたヤマトに勢力を削減され、備前・備中・備後・美作に分割され、さらに赤穂市域は播磨国へと移されることになったという。これ以後、経済・文化の面で結びつきの強い旧吉備地域の政治的な統一は現在に至るまで達成されていない。
- 1951年(昭和26年)9月1日 - 赤穂郡赤穂町、坂越町、高雄村が合併し、市制施行。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 赤穂郡有年村を編入。
- 1963年(昭和38年)9月1日 - 岡山県和気郡日生町のうち、福浦(寺山を除く)を編入。
- 赤穂郡上郡町との間で合併協議を行っていたが、2007年(平成19年)9月に行われた住民投票で合併反対票が賛成票を大きく上回った。これを受けて、上郡町との合併は断念された。
行政
立法
市議会
- 定数:18名
- 任期:2013年(平成25年)4月9日~2017年(平成29年)4月8日
- 議長:永安弘(新風)
- 副議長:前川弘文(公明党)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
赤諒会 | 4 | ◎有田光一、藤友俊男、土遠孝昌、重松英二 |
新風 | 4 | ◎瓢敏雄、山田昌弘、永安弘、奥藤隆裕 |
政翔会 | 3 | ◎田端智孝、家入時治、竹内友江 |
日本共産党赤穂市会議員団 | 2 | ◎川本孝明、小林篤二 |
経政会 | 2 | ◎藤本敏弘、釣昭彦 |
公明党 | 2 | ◎木下守、前川弘文 |
無会派 | 1 | 小路克洋 |
2014年3月20日現在。
兵庫県議会(赤穂市及び赤穂郡選挙区)
- 定数:1名
- 任期:2011年(平成23年)6月11日~2015年(平成27年)6月10日
氏名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
長岡壯壽 | 自由民主党 | 3 |
2014年3月24日の県議会本会議で、「赤穂市及び赤穂郡選挙区」は佐用郡選挙区と統合されることが決まった。定数は合わせて1名[1]。
経済
特産品
産業
- 産業人口
赤穂市の労働力人口のうち、産業就業者数の割合は第1次産業2.7%、第2次産業35.7%、第3次産業61.6%。(2008年調べ)
主な産業事業所
- アース製薬(研究所・坂越工場・赤穂工場)
- 赤穂あらなみ塩
- 赤穂化成(本社・赤穂工場)
- 赤穂ソルト開発
- 関西電力(赤穂発電所)・(南赤穂変電所)
- 栗田工業(赤穂事業所)
- 黒崎播磨(赤穂工場)
- 品川リフラクトリーズ(赤穂工場)
- 住友大阪セメント(赤穂工場)
- タテホ化学工業(本社)
- 千葉東陶(赤穂工場)
- 日本海水(赤穂工場)
- 日本梱包運輸倉庫(赤穂営業所)
- 三菱電機(系統変電システム製作所)
- 桃井製網(本社・工場)
- ユニチカ(坂越事業所)
- 吉野工業所(赤穂工場)
- 阪本薬品工業(赤穂工場)
- 和光純薬工業(播磨工場)
- DSLジャパン(赤穂工場)※ 元々は塩野義製薬の工業系試薬品工場として設立されたが、塩野義製薬が2003年(平成15年)にドイツ・デグサ社と合弁で企業を設立したことにより、傘下のDSL社へ移管されることになった。
- VAT(本社・赤穂工場)
漁業
- 坂越漁港
- 福浦漁港
金融機関
- みなと銀行(赤穂支店)
- 中国銀行(赤穂支店)
- トマト銀行(赤穂支店)
- 播州信用金庫(赤穂支店)
- 日生信用金庫(赤穂支店・塩屋出張所)
- 姫路信用金庫(赤穂支店)
- 兵庫信用金庫(赤穂支店・尾崎出張所)
- 淡陽信用組合(赤穂支店)
姉妹都市・提携都市
- テンプレート:Flagicon 笠間市(茨城県) - 1980年(昭和55年)11月7日姉妹都市提携
- テンプレート:Flagicon 山鹿市(熊本県) - 2002年(平成14年)2月3日姉妹都市提携
- テンプレート:Flagicon ロッキングハム市(オーストラリア連邦西オーストラリア州) - 1997年(平成9年)4月姉妹都市提携
その他
- 東備西播定住自立圏形成推進協議会 2009年(平成21年)協定締結。参加3自治体。
- 義士親善友好都市交流会議(通称:忠臣蔵サミット)1989年(平成元年)創設。加盟33自治体。- 赤穂市の呼びかけで、全国の「赤穂義士ゆかりの地」となる自治体が、親善と友好を深めながら情報を交換、地域の活性化と発展向上のために相互協力していくことを目的に創設。毎年、開催される忠臣蔵サミットは加盟自治体のひとつが開催地となっている。
「第26回忠臣蔵サミット」 : 平成26年11月14日~15日。 会場:岡山県津山市グリーンヒルズ津山リージョンセンター 他。
- (加盟自治体)北海道滝川市、北海道砂川市、岩手県一関市、山形県米沢市、茨城県笠間市、茨城県桜川市、栃木県大田原市、群馬県安中市、群馬県藤岡市、東京都千代田区、東京都中央区、東京都港区、東京都新宿区、東京都墨田区、東京都豊島区、新潟県新発田市、長野県諏訪市、愛知県南知多町、愛知県西尾市、滋賀県大津市、滋賀県野州市、兵庫県明石市、兵庫県相生市、兵庫県豊岡市、兵庫県赤穂市、兵庫県加西市、兵庫県加東市、兵庫県篠山市、岡山県高梁市、岡山県津山市、広島県三次市、長崎県平戸市、熊本県山鹿市。
- 義士親善友好都市間における災害応急対策活動の相互応援協定 参加23自治体 - 忠臣蔵サミット加盟自治体のうち23の自治体が、災害時における相互応援協定を結んでいる。
- (加盟自治体)北海道砂川市、岩手県一関市、茨城県笠間市、茨城県桜川市、栃木県大田原市、群馬県藤岡市、東京都千代田区、東京都港区、東京都新宿区、東京都墨田区、新潟県新発田市、長野県諏訪市、愛知県西尾市、滋賀県大津市、滋賀県野洲市、兵庫県相生市、兵庫県豊岡市、兵庫県赤穂市、兵庫県加西市、兵庫県篠山市、兵庫県加東市、広島県三次市、熊本県山鹿市。
地域
人口
2010年(平成22年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.43%減の50,533人であり、増減率は県下41市町村中19位、49行政区域中27位。 テンプレート:人口統計
教育
幼稚園 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
赤穂市立 赤穂幼稚園 | 赤穂市立 赤穂小学校 | 赤穂市立 赤穂中学校 |
赤穂市立 城西幼稚園 | 赤穂市立 城西小学校 | |
赤穂市立 塩屋幼稚園 | 赤穂市立 塩屋小学校 | 赤穂市立 赤穂西中学校 |
赤穂市立 赤穂西幼稚園 | 赤穂市立 赤穂西小学校 | |
赤穂市立 尾崎幼稚園 | 赤穂市立 尾崎小学校 | 赤穂市立 赤穂東中学校 |
赤穂市立 御崎幼稚園 | 赤穂市立 御崎小学校 | |
赤穂市立 坂越幼稚園 | 赤穂市立 坂越小学校 | 赤穂市立 坂越中学校 |
赤穂市立 高雄幼稚園 | 赤穂市立 高雄小学校 | |
赤穂市立 有年幼稚園 | 赤穂市立 有年小学校 | 赤穂市立 有年中学校 |
赤穂市立 原幼稚園 | 赤穂市立 原小学校 |
高等学校 |
---|
兵庫県立 赤穂高等学校 |
特別支援学校 |
---|
兵庫県立 赤穂特別支援学校 |
大学・専門学校 |
---|
関西福祉大学 |
西はりま医療専門学校 |
マスメディア
放送局名 | デジタル放送 | アナログ放送 (2011年(平成23年)7月24日終了時点) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リモコンキーID | チャンネル | 空中線電力 | ERP | チャンネル | 空中線電力 | ERP | |||
映像 | 音声 | 映像 | 音声 | ||||||
NHK 神戸総合 |
1 | 22 | 1W | 4.9W | 50 | 10W | 2.5W | 32W | 10W |
NHK 大阪教育 |
2 | 13 | 52 | ||||||
SUN サンテレビジョン |
3 | 26 | 4.2W | 56 | 8.1W | ||||
MBS 毎日放送 |
4 | 16 | 54 | ||||||
ABC 朝日放送 |
6 | 15 | 58 | ||||||
KTV 関西テレビ放送 |
8 | 17 | 60 | ||||||
ytv 讀賣テレビ放送 |
10 | 14 | 62 |
- UHFアンテナを高山向け(垂直)とは別に岡山県向け(水平)にもう1本設置することによって、テレビせとうち(TSC、アナログ23ch・デジタル18ch)が視聴可能なので、基本的には5大キー局すべてが視聴可能(但し、放送区域外なので、殆どの世帯でパラスタックアンテナが必要)。
- アンテナの向きによっては岡山・香川の山陽放送(RSK、アナログ11ch・デジタル21ch)、岡山放送(OHK、アナログ35ch・デジタル27ch)、西日本放送(RNC、アナログ9ch・デジタル20ch)、瀬戸内海放送(KSB、アナログ25ch・デジタル30ch)が映る場合もある。
- 坂越地区では市内とは別の地区の共同アンテナを立てている。地区で共同アンテナ使用料を出資し、赤穂中継局や生駒送信所、摩耶山送信所経由でテレビ大阪(TVO)や在阪広域民放、SUN、NHKを見ることが出来るが、映りが良くない家もある。デフォルトでTVOを見るときは、5ch、NHK神戸総合を見るときは1ch、NHK大阪教育は3ch、SUNは12chという家もある。
- 有年地区では、相生市の相生若狭野中継局からの電波を受信している。
- ラジオは、地元局であるCRKラジオ関西よりMBSラジオとABCラジオの方が電波の入りが良い。夜になると場所によっては、関東の文化放送やニッポン放送、九州のKBC九州朝日放送やRKK熊本放送などが入る。
交通
JR線では、新快速電車の終日直通運転により、京阪神から乗換することなく播州赤穂駅へ直結(大阪駅から約90分、三ノ宮駅から約70分)、車の場合、吹田ICから約90分、神戸JCTから約70分で山陽自動車道赤穂ICへアクセスする。
鉄道
その他、山陽新幹線が相生駅 - 岡山駅間で当市を通過している。
なお赤穂線の開業以前、有年駅 - 播州赤穂駅(国鉄 - JRの駅とは別位置)に赤穂鉄道という私鉄線も存在した。
バス
- 路線バス
- ウエスト神姫 - 市全域、及び隣接する市・郡部との連絡。
- 陣たくん号(旧くらちゃん号) - 市内の観光名所めぐりができる期間限定周遊バス。平成26年4月より、名称を赤穂市のマスコットキャラクター名に変更し、新たに「陣たくん号」として運行される。陣たくん号運行詳細HP[1]
- ゆらのすけ - 誰もが利用できる地域の乗り物として市内5つのルートを運行するコミュニティ型の市内循環バス。祝日も運行(日曜日と12月29日~1月3日は運休)。ゆらのすけ運行詳細HP[2]
- ていじゅうろう - 2014年3月から本格運行が開始された、東備西播定住自立圏内の圏域バス。東備西播定住自立圏形成推進協議会(兵庫県赤穂市・上郡町、備前市)からの受託運行。上郡ルート(上郡駅~イオン赤穂店~赤穂市民病院)の月曜日から土曜日を(株)ウエスト神姫が運行。備前ルート(吉永病院~三石駅~赤穂市民病院~イオン赤穂店)は、 火、木、土曜日を日生運輸(株)備前バスが、月、水、金曜日を(株)ウエスト神姫が運行している。ていじゅうろう運行詳細HP[3]
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
赤穂観光情報センター[4] - JR播州赤穂駅構内2階にある社団法人赤穂観光協会の運営する観光案内所。市内及び近隣地域の観光案内の他、宿泊やレンタサイクルなどの情報を提供する。土産物や義士グッズなどを販売するコーナーもある。
加里屋・上仮屋(中心市街地)エリア
- 赤穂城跡(国の史跡、日本100名城、日本の歴史公園100選)
- 本丸庭園・二之丸庭園(国の名勝)
- 赤穂大石神社
- 義士宝物殿
- 赤穂義士木像館
- 大石邸長屋門
- 大石邸庭園
- 花岳寺 - 新西国三十三箇所観音霊場第31番
- 義士宝物館
- 義士木像堂
- 赤穂藩主3代(浅野家・永井家・森家)、大石家、赤穂義士墓所
- 鳴らずの鐘
- 大石名残の松
- 御成道 - 花岳寺門前から赤穂城までの南北の道。道沿いの古い町屋は赤穂市市街地景観重要建築物に指定。
- 萬福寺 - 播磨六坊の一つ。多くの義士の遺墨が残る赤穂義士ゆかりの寺。
- 永応寺 - 播磨六坊の一つ。赤穂城下に建立された最古の寺院。赤穂藩主浅野家、赤穂義士ゆかりの寺。
- 息継ぎ井戸
- からくり時計「義士あんどん」
- お城通り - 赤穂駅と赤穂城跡を結ぶメインストリート。城下町風への修景が進められている。
- 赤穂情報物産館 - 塩味饅頭や赤穂塩など、約150種類の地元の土産物、義士関連グッズなどを集めて販売する、赤穂観光アンテナショップ。
- 赤穂市立歴史博物館
- 赤穂市立民俗資料館(旧大蔵省赤穂塩務局庁舎)
- 赤穂緞通加里屋工房
- 赤穂玩具博物館
塩屋(高山)・天和エリア
- 塩屋荒神社
- 赤穂ピクニック公園
- 高山観光牧場
- 塩屋山みかん園
- 恋ヶ浜
尾崎エリア
- 赤穂八幡宮 - 大石良雄や赤穂浪士関係の文化財を数多く所蔵。秋季例祭での獅子舞は兵庫県無形民俗文化財。
- おせど(大石良雄仮寓地跡)
- 普門寺 - 木造千手観音坐像(十一面千手千眼観世音菩薩坐像)は、国の重要文化財。
- 丸山県民サンビーチ
- たでのはな美術館 - 近代版画専門美術館
御崎エリア
- 赤穂御崎 (瀬戸内海国立公園、日本の夕陽百選、恋人の聖地)
- 赤穂市立野外活動センター
- 桃井ミュージアム-赤穂雲火焼展示館-
- 兵庫県立赤穂海浜公園[6]
- 赤穂市立田淵記念館(赤穂市立美術工芸館 田淵記念館)
- 唐船サンビーチ
坂越エリア
- 生島樹林 (国の天然記念物、瀬戸内海国立公園)
- 秦河勝の墓
- 宝珠山 - 宝珠山~茶臼山登山道(ウォーキングコース)/宝珠山八十八箇所霊場
- 小倉御前(小倉宮)の墓・石碑
- 辰巳柳太郎生誕の地碑
- 坂越まち並み館
- 旧坂越浦会所 - 観海楼
- 奥藤酒造郷土館
- とうろん台
- 木戸門跡
- 黒崎墓所-他所三昧(兵庫県指定史跡)
- みかんのへた山古墳
- 海の駅しおさい市場
有年エリア
- 有年原・田中遺跡公園
- 赤穂市立有年考古館[7]
- 東有年・沖田遺跡公園
- 赤穂ふれあいの森
祭事・催事
- 赤穂カキ祭り(1月下旬 - 2月上旬)2014年度赤穂かき祭り詳細[8]
- 市民の夕べ-播州赤穂花火大会-(8月第1土曜日)
- ル・ポン国際音楽祭(10月)ル・ポン国際音楽祭2014 赤穂・姫路公式HP[9]
- 坂越の船祭り(毎年10月の第2日曜日) - 瀬戸内三大船祭りの一つ。国の重要無形民俗文化財
- 赤穂八幡宮神行式(10月)兵庫県指定重要無形民俗文化財
- 赤穂でぇしょん祭り(11月第1日曜日)[10]
- 赤穂義士祭(12月14日) 忠臣蔵ウイーク[2] 光の天守閣
赤穂観光大使
赤穂出身者中心に赤穂市にゆかりのある各界の著名人、全国45名に委嘱。(平成26年7月現在) 赤穂市建設経済部産業観光課HP参照[11]
出身有名人
- 浅野長矩(赤穂藩第3代藩主。江戸城・松の廊下にて吉良義央に刃傷。即日切腹。)
- 大石良雄(赤穂藩筆頭家老1500石。赤穂四十七士のリーダー。)
- 服部武雄(新撰組、のち御陵衛士。)
- 長安周得(本名は義信。幕末から明治にかけて活躍した絵師。土佐派の画人佐野龍雲に絵を学ぶ。文政十年(1827)に朝廷より法橋位に叙せられた。)
- 北條文信(明治から大正にかけて活躍した絵師。法橋位に叙せられた。)
- 長安雅山(赤穂町生まれの画人。長安義信(周得)は祖父。橋本雅邦の門弟。赤穂義士の研究成果を絵画に反映。)
- 松崎伊織(大日本帝国海軍中将、艦政本部大阪監督長。)
- 平田内蔵吉(日本の医学者、民間療法家。 弟の平田晋策は戦争小説家。長男の平田穂生はシナリオライター。孫の平田オリザは劇作家。)
- 平尾孤城(大正~昭和期の赤穂義士研究家。赤穂市と吉良町の交流に尽力。赤穂城大手門・大手隅櫓の復元、義士木像の建立を果たす。ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズのボーカル、平尾志信の祖父にあたる。)
- 中村義夫(尾崎生まれの洋画家。渡仏し、フランス絵画を学ぶ。帰国後は志賀直哉らと交流。奈良市にアトリエを構える。)
- 河原侃二(赤穂町生まれの俳優・詩人・写真家。萩原朔太郎、北原白秋、室生犀星、などが参加した詩誌『侏儒』(こびと)を創刊、17歳にして同誌の編集人となる。)
- 辰巳柳太郎(坂越生まれの俳優。島田正吾と共に新国劇を支え、緒形拳などを育てた。)
- 坂本武(坂越生まれの映画俳優。無声映画の時代から小津安二郎や木下恵介などの映画に多数出演。初期の小津作品(喜八物)で好演。)
- 藤本達夫(ローマオリンピック競泳男子4×200m自由形リレー銀メダリスト。)
- 西山松之助(東京教育大学名誉教授 家元制度研究家。)
- 廣山堯道(文学博士。日本塩業史研究の第一人者。赤穂の博物館や民俗学研究の礎を築いた。)
- 三浦寛二(芸能プロダクション社長。歌手尾崎紀世彦のマネージャー時には「また逢う日まで」が日本レコード大賞を受賞(1971年)。カノックスでは、創業者の久世光彦らと共に、TBS系のドラマを中心に数々の名作をプロデュースした。代表作「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 (テレビドラマ)」。)
- 土佐信道(吉本興業所属の中小企業/電機メーカーを模した芸術ユニット、明和電機の「代表取締役社長」かつ「正社員」。正道は兄。)
- 土佐正道(明和電機のメンバーで、元「代表取締役社長」、現「会長」。信道の兄。)
- 大西厚樹(ファッションデザイナー。BIGI GROUPのブランド「アツキ オオニシ(ATSUKI ONISHI)」メンズブランド「ルパート(RUPERT)」を創設。)
- 秋田泰治(赤穂市在住の作詞家 石本美由起、宮川哲夫、星野哲郎らと同じ高橋掬太郎門下。)
- 鍋島壽夫(「四十七人の刺客」「最後の忠臣蔵」などの映画プロデューサー。)
- 友道康夫(G1優勝馬の調教師)
- 後藤仁(日本画家・絵本画家。神戸移情閣等の金唐革紙の制作。)[3]
- 長安蘭銑(書家)
ゆかりの有名人
- 秦河勝(大和朝廷で活躍した秦氏出身の豪族。聖徳太子の側近。晩年、千種川流域を開拓し坂越にて没。)
- 山鹿素行(兵方学者・儒学者。江戸幕府により、朱子学を批判して赤穂藩に流罪とされた。浅野家では山鹿流軍学を教授、赤穂城の築城にも助言した。)
- 吉良義央(幕府高家旗本。「忠臣蔵」の敵役。)
- 森長直(備中西江原藩の第2代藩主。後に赤穂藩の初代藩主となり、塩田開発に積極的に取り組む。)
- 赤松滄洲(江戸時代中期の儒学者。実父、養父共に、播磨の豪族赤松氏出身のため赤松を名乗る。赤穂藩の儒臣となり、家老にまでなった。)
- 大鳥圭介(江戸末期の陸軍奉行。のち明治政府で駐清公使。)
- 仙珪和尚(花岳寺21代(明治4年~大正元年)住職。桜魂社を組織して大石邸址ほかの用地を買収 大石神社の創設に奔走)
- 藤本東一良(洋画家。日本芸術院会員。伊豆下田生まれ。両親が赤穂で廻船業を営む。)
- 新倉美子(戦後、ジャズ歌手・女優として活躍。赤穂出身の俳優辰巳柳太郎の長女。)
- 吉岡秀隆(日本の俳優。母親の出身地が赤穂。)
- 樫本大進(ヴァイオリン奏者。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター。母親が赤穂出身で、幼少期に赤穂市立赤穂小学校に体験入学。ル・ポン国際音楽祭の音楽監督。)
- AKR47(歴史バラエティ番組『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』で紹介される、赤穂四十七士をモチーフとした男性アイドルユニット。)
- パク・ジュニョン(韓国・釜山出身の歌手。赤穂観光大使。)12ch(JUNY CHANNEL)カジャカジャ赤穂![12]
- ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズ(メンバー5人中3人が赤穂出身者(ギター&ボーカル・平尾志信、ギター・田中健介、ベース・原想)で構成される音楽バンド。日本生命保険が2014年の夏から秋にかけて展開する新キャンペーン「メイク・ハピニング」のテーマ曲「幸せの近道」を歌う。)
赤穂が関連した主な映画・ドラマ
※以下、忠臣蔵関連の作品は、出演者のうち主役と大石内蔵助役のみ抜粋。
- 『実録 赤穂浪士 天の巻・地の巻』(1928年)活弁時代の名優総出演。マキノ省三の大作。
- 『赤穂浪士 天の巻・地の巻』(1956年) 東映創立5周年記念作品。 内蔵助-市川右太衛門
- 『赤穂浪士 (映画)』(1961年) 東映時代劇の黄金期のオールスターが出演した豪華版。「赤穂浪士(天の巻・地の巻)」のリメイク。東映創立十周年記念作品。 内蔵助-片岡千恵蔵
- 『赤穂浪士 (NHK大河ドラマ)』(1964年)NHK大河ドラマ・第2作。 内蔵助-長谷川一夫
- 『縁結び旅行』(1970年)松竹映画「旅行」シリーズ第5作。国鉄播州赤穂駅が舞台。 出演/フランキー堺 金井克子 倍賞千恵子 ミヤコ蝶々 伴淳三郎他。
- 『元禄太平記』)(1975年)NHK大河ドラマ・第13作。 柳沢吉保-石坂浩二 内蔵助-江守徹
- 『赤穂城断絶』(1978年)東映。 内蔵助-萬屋錦之介
- 『赤穂浪士』(1979年)テレビ朝日開局20周年記念番組。 内蔵助-萬屋錦之介
- 『峠の群像』(1982年)NHK大河ドラマ・第20作。 内蔵助-緒形拳
- 『忠臣蔵 四十七人の刺客』(1994年)東宝。日本映画誕生100周年記念作品。市川崑監督。 内蔵助-高倉健。
- 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(1994年)松竹誕生100周年記念作品。深作欣二監督。民谷伊右衛門-佐藤浩市 内蔵助-津川雅彦。
- 『赤穂浪士』(1999年)テレビ東京『12時間超ワイドドラマ』(現在の『新春ワイド時代劇』)。全六部。 内蔵助-松方弘樹
- 『元禄繚乱』(1999年)NHK大河ドラマ・第38作。 内蔵助-十八代目中村勘三郎※当時は中村勘九郎
- 『忠臣蔵1/47』(2001年)フジテレビ時代劇ドラマ。堀部安兵衛-木村拓哉 内蔵助-佐藤浩市
- 『忠臣蔵〜決断の時』(2003年) テレビ東京新春ワイド時代劇。テレビ東京と松竹制作。全4部。内蔵助-中村吉右衛門
- 『忠臣蔵』(2004年)テレビ朝日開局45周年記念企画。 内蔵助-松平健
- 『最後の忠臣蔵』(2004年11月5日~2004年12月10日)NHK金曜時代劇。 寺坂吉右衛門-上川隆也 瀬尾孫左衛門-香川照之(九代目市川中車) 内蔵助-北大路欣也
- 『忠臣蔵 瑤泉院の陰謀』(2007年)テレビ東京新春ワイド時代劇。 内蔵助-北大路欣也
- 『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』(2010年) テレビ朝日ドラマスペシャル。 内蔵助-田村正和
- 『最後の忠臣蔵 (映画)』ワーナー・ブラザース(2010年12月公開) 寺坂吉右衛門-佐藤浩市 瀬尾孫左衛門-役所広司 内蔵助-片岡仁左衛門(特別出演)
- 『忠臣蔵〜その義その愛〜』(2012年)テレビ東京新春ワイド時代劇。堀部安兵衛-内野聖陽 内蔵助-舘ひろし
- 『47RONIN』ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和(2013年12月公開) 主人公・カイ-キアヌ・リーブス 内蔵助-真田広之
赤穂市内でロケが行われた映画・ドラマ・CM
- 映画
- 『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009年公開)
- 『超高速!参勤交代』(2014年公開)
- ドラマ
- 『元禄繚乱』(NHK大河ドラマ。1999年)
- 『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』(テレビ朝日ドラマスペシャル。2010年)
- 『とんび』(NHKドラマスペシャル。2012年)
- 『ほしにねがうこと』<前・後編>(NMB48 8th Single「カモネギックス」CD特典ドラマ。2013年)
- 『LEADERS リーダーズ』(TBSドラマ特別企画。2014年)
- コマーシャル
- JR西日本『DISCOVER WEST‐新幹線で行く DISCOVER WESTの旅‐』 「こころの、西へ。」編 「海の道」編 他。
- サントリーオールフリー『ドライブでオールフリー』松平健篇(2014年)
ご当地ヒーロー・キャラクター
- 陣たくん
- くらちゃん
- 赤穂義士ライダー47
その他
市外局番は、総務省電気通信番号指定の番号区画432-2に該当し、0791(20 - 29・40 - 59)となっている。
- 0791(20 - 29・40 - 59)エリア
郵便番号は、以下の通りとなっている。
- 赤穂郵便局:678-02xx、678-01xx、678-11xx
電気は、福浦が中国電力、その他が関西電力となっている。これは、かつて福浦が岡山県だったためである(備前福河駅などにその名残が見られる)。
備考
赤穂御崎は、近畿圏内のライダーのツーリングスポットとして有名である。ただし、兵庫県道32号坂越御崎加里屋線は、一部区間が土・日・祝日のみ二輪車通行禁止になっているので注意が必要である。
坂越・尾崎間に「尾崎トンネル」がある。これがあることにより、今まで国道250号線を通る(車で15分)、山際の細い道を通る、御崎を通るしか選択肢がなかったが、トンネルを使えば尾崎まで車で5分で行けるようになった。
脚注
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 忠臣蔵ウイークオフィシャルサイト
- ↑ 後藤仁公式ホームページ「後藤 仁(GOTO JIN)のアトリエ」後藤仁公式ブログ「後藤 仁(GOTO JIN)の制作・旅日誌」