赤穂城断絶
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テンプレート:Infobox Film 『赤穂城断絶』 (あこうじょうだんぜつ、The Fall of Ako Castle or Swords of Vengeance ) は、1978年の日本映画。カラー・ワイド・シネマスコープ、160分。製作配給 : 東映、監督 : 深作欣二。同年1月21日に公開され、大ヒットした映画『柳生一族の陰謀』に続いて[1][2][3]、忠臣蔵をテーマに製作されたオールスターキャスト出演の映画である。昭和53年度文化庁芸術祭賞参加作品。
解説
企画段階で深作欣二は吉良上野介の視点からの忠臣蔵を描きたく、配役は萬屋錦之介を吉良、金子信雄を大石内蔵助にしていたが、萬屋が従来の忠臣蔵を要望したため入れ換え、本来のオーソッドックスな作品となった[4]。それでも何か変化のあるものにしたかった深作は、主君の無念を晴らす赤穂浪士と吉良家の対立による仇討ちと描写されてきた物語に、本作では討ち入り時の不破数右衛門 (千葉真一) と小林平八郎 (渡瀬恒彦) の一騎打ちで劇を盛り上げ、赤穂浪士が公儀へ反逆したと認識する幕府、単なる美談調の展開にせず討ち入りから脱落してゆく浪士や死にゆく者など、全編をドキュメンタリータッチに演出した[4][5][6]。しかし萬屋の意向を汲み取り仕上げられた本作は、深作にとって窮屈さと不本意なものであった[4][7][8]。渡瀬は本作でキネマ旬報賞助演男優賞と第21回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞した。深作は16年後の1994年にも異色の忠臣蔵映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』を監督している。
スタッフ
配役
主要キャスト
- 萬屋錦之介 : 大石内蔵助
- 千葉真一 : 不破数右衛門
- 松方弘樹 : 多門伝八郎
- 西郷輝彦 : 浅野内匠頭
- 渡瀬恒彦 : 小林平八郎
- 近藤正臣 : 橋本平左衛門
- 原田美枝子 : 橋本はつ
- 丹波哲郎 : 柳沢吉保
- 芦田伸介 : 色部図書
- 三田佳子 : 瑤泉院
- 岡田茉莉子 : りく
- 三船敏郎 : 土屋主税
その他のキャスト
ノンクレジット
脚注
関連項目
外部リンク
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