15世紀

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大航海時代新世界を発見したコロンブス。
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マチュ・ピチュの遺跡。15世紀に建造されたインカ帝国の技術の高さを反映している。
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太陽の石。1476年にアステカ帝国皇帝アシャヤカトルが現メキシコシティの中央広場の位置に奉献したもの。
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サマルカンド近郊のウルグ・ベク天文台。ティムール朝君主ウルグ・ベクは天文学に造詣が深く「ズィージ・スルターニー」のような精緻な天文表も作成させた。
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オルレアンの乙女ジャンヌ・ダルク。劣勢のフランス軍を鼓舞し百年戦争の終結に大きな役割を果たしたが魔女裁判で火刑に処せられた。
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『中世の秋』。歴史家ホイジンガはこの題名でこの時代のブルゴーニュ公国の歴史を描いた。画像はヤン・ファン・エイクの「宰相ロランの聖母」。ロランはこの国の宰相で、背後にはブルゴーニュのオータンの風景が広がる。
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ボッティチェリの「春(プリマヴェーラ)」。メディチ家などの文化支援活動によりフィレンツェルネサンス文化が花開いた。
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明の宣宗宣徳帝の入城を描いた絵画。明はこの時代に「仁宣の治」と呼ばれる安定期を迎えた。
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慈照寺銀閣。室町将軍足利義政は応仁の乱を引き起こすなど政治的才覚に欠けたが、東山山荘に隠棲してわびさびの文化を極めた。

15世紀(じゅうごせいき)とは、西暦1401年から西暦1500年までの100年間を指す。

15世紀の歴史

世界

ヨーロッパでは1453年、オスマン帝国により東ローマ帝国が滅ぼされ、古代から続いてきたローマ帝国は完全に滅亡した(これを以て、「中世の終わり」とする場合がある)。オスマン帝国の勢力が拡大し地中海の交易を支配すると、15世紀中頃から新たな交易ルートの開拓を目指して、ポルトガルスペインを中心に航海ブームが起き、大航海時代に突入した。1492年、クリストファー・コロンブスアメリカ大陸に到達すると大きな転機となり、ヨーロッパ諸国はしのぎを削って新大陸への進出を開始することとなる。

また、イタリアで始まった文化哲学科学芸術などにおけるルネサンスが、アルプス以北の西ヨーロッパ諸国にも波及する(北方ルネサンス)。

石炭がエネルギー源、暖房用として大変重要になった[1]

日本

室町時代の中期にあたる。応仁の乱(1467年)、または明応の政変(1493年)以後は戦国時代に区分される場合もある。戦国時代には室町幕府権力の著しい低下、幕府と守護の体制の崩壊などにより、戦国大名の乱立が起き全国動乱の時代に突入した。この動乱は約1世紀に渡り続くことになる。

できごと

人物

キリスト教世界

フランス・フランドル

イングランド

神聖ローマ帝国

ローマ教皇・イタリア

イベリア半島

東ローマ帝国

東欧

ロシア

イスラム世界

南アジア

東南アジア

東アジア

大越

モンゴル

朝鮮

日本

フィクションのできごと

脚注

  1. サイモン・ウィンチェスター著、野中邦子訳『世界を変えた地図 -ウィリアム・スミスと地質学の誕生-』早川書房 2004年 65ページ

10年紀と各年

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