矢島晶子

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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:声優 矢島 晶子(やじま あきこ、1967年5月4日 - )は、日本女性声優新潟県柏崎市出身。淑徳短期大学卒業。身長153cm。血液型はB型。フリー日本芸術専門学校特別講師。

代表作は『クレヨンしんちゃん』(野原しんのすけ)、『新機動戦記ガンダムW』(リリーナ・ドーリアン)、『犬夜叉』(琥珀)、『スターウォーズ エピソードI』(アナキン・スカイウォーカー)など。テンプレート:VOICE Notice Hidden

人物・経歴

小学校5年生から短大まで演劇部に所属。進学の度に演劇の勉強をしたいと熱望していたが、父親に反対され卒業後は和菓子店の接客販売員として就職。仕事と並行して父親に内緒で、演劇養成所の夜間コースにしばらく通っていたが本格的に勉強したいと退職し、昼間のコースを受けるも試験に落ちてしまい途方に暮れていたが、講師の1人から実験的な稽古場をやるからと誘われ稽古場代を払い勉強を続けた。その後、長島雄一(現・チョー)の娘役として舞台に立ち、長島を観に来ていたぷろだくしょんバオバブマネージャー(当時)兼声優のたてかべ和也にスカウトされ、『アイドル伝説えり子』の主人公・田村えり子役で声優デビュー(但し、えり子役が決まった後マイクワークに慣れる為、飛び入りで機内版の『ロジャー・ラビット』で端役を3役ほど声をあてた)。

クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役で知られる他、洋画吹き替えでは、『ホーム・アローン』シリーズのケビン、『スターウォーズ エピソードI』のアナキン・スカイウォーカー、『シックス・センス』のコールなど、子役の吹き替えを担当することが多い。保育士免許を所持している。しかし子供自体はあまり得意ではなく、映画の吹き替えなどで子役と共演するのは苦手だという[1]

2010年4月をもってぷろだくしょんバオバブを退所し、現在はフリーで活動。翌年11月10日放送の『お願い!ランキング』「雄二のぶっちゃけ部屋」のコーナーで「独身・バツ2」であることを明かした。[2]

エピソード

アイドル伝説えり子』の田村えり子役は、当時の業界には無かった珍しい声質だという事で受かった。声の芝居には不慣れだったが、えり子の母親役の滝沢久美子からブレスや立ち位置などアドバイスを受け、一年間えり子の声を演じきった。子供の頃から芝居が大好きで舞台女優を目指しており、中学時代に『ガラスの仮面』を読んで北島マヤの演劇への情熱に強く共感し、憧れた。ただし、2005年に放送されたアニメ版ではライバルの姫川亜弓役を担当した。

普段生活していて楽しかった事などを記憶しておいて、それを役作りに生かしているとインタビューで語っている。また、昔から子供の反応などをみるのが好きで、子供役の時などにその経験が生かされている。昼にボーっと外を見ながら、ビールを飲むのが好き。通販で酒を買うこともある。

アフレコ中に腹の音がノイズになり、進行を止めてしまうことがよくある。声優、ナレーターである矢島正明と同姓のため、声優業界では姓で呼ばれることは少ない。愛称も名前に由来する。『新機動戦記ガンダムW』のヒロイン・リリーナ・ドーリアンの声を演じた際、当初は彼女のキャラクターを理解することが出来ず、スタジオに行くのが憂鬱になるほど演じることに苦労したらしい。

野原しんのすけに関するエピソード

野原しんのすけの演技と声は、1992年のアニメ開始当初は独特の抑揚が無く、発声自体もかなり高音であった。1993年頃を境に徐々に現在の声に変わっていった。現在のような演技に変化した理由は、原作の作風の変化を受けてアニメも徐々に演技が変化していったからである[3]。しんのすけの特徴的な「アハアハアハアハ」という笑い方は、矢島晶子の弟の子供の頃の笑い方(自分で面白いことを思いつき、姉である矢島に伝えようとするが、それを言っている最中に自分で吹き出してしまうらしい)を参考にして演じた。

夫婦喧嘩をするとテンションが上がって、声がしんのすけになってしまい、夫がその声で笑ってしまうので喧嘩にならなくなると、ゲスト出演した文化放送ラジオ番組で話していた。上記のように、しんのすけの声と矢島の普段の声は異なっており、下記のように顔出し出演で喋った際にも確認することができる。

テレビ朝日系列で2007年9月下旬に放送された『大胆MAP』スペシャルの「アニメキャラの素顔大公開」という特集で、野原しんのすけが第3位に選出されたということから顔出し交渉されるも「子供のイメージを壊すのでは?」と当初は拒否反応を示す。しかし、調査員役のタカアンドトシが自らのコントを披露するなど粘りを見せ、その熱意に負ける形で矢島本人が素顔を公開するに至った。そして、テレビ画面一杯に映し出された矢島の顔のアップの後、野原しんのすけの声で「おら、野原しんのすけ。3位だって? どうも、ありがと〜、うれし〜ぞぉ〜!」と感謝の気持ちを本職で表現し、照れ臭そうな表情も見せた。また、日本テレビで放送された『投稿!特ホウ王国』でも「衝撃!隣のお姉さんはクレヨンしんちゃんだった」という触れ込みのコーナーで顔出しの出演をしたことがある。

以前は親戚や友人の結婚式などで、しんのすけの演技を披露することがあったが、参列している子供からは(映像がないため)「にせもの」「似てない」と言われたり泣かれたりとさんざんな反応だったため、やらないことに決めたという[4]

フジテレビ系列で2010年10月3日に放送された『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』にナウシカのものまねで一般参加した。だが、野原しんのすけの声とはイメージが異なっていたため、紹介をされた後にしんのすけでしゃべり出すとスタジオ中を驚かせた。のちに矢島はインターネットラジオ番組「さよなら絶望放送」にゲスト出演した際に、「番組を見ていていたずら心に応募したが2回目でつながってしまい、きちんとオーディションを受けたがのちに素性がばれてオーディション関係なしで出演することになってしまった。舞台裏で栗田貫一にも「本当に応募したの?」と言われ、微妙な顔をされた」と語っている。

2012年2月5日、TBS系クイズ☆タレント名鑑』の第47回で放送された「モノマネされるまで帰れません!バスツアー」に出演。見事2組目で「しんちゃん」のモノマネをされ、帰宅することができた。

2012年6月6日には、日本テレビ系の「1番ソングSHOW」に出演。「オラはにんきもの」を歌唱した。

出演作品

太字はメインキャラクター

テレビアニメ

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

劇場アニメ

1990年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

OVA

1989年

1990年

1991年

1993年

1994年

1995年

1996年

  • 銀河お嬢様伝説ユナ〜深闇のフェアリィ〜(香坂エリカ)
  • 同級生2(舞島可憐)

1997年

1998年

2000年

2001年

2002年

2008年

2009年

  • 懺・さよなら絶望先生 番外地(新井智恵、糸色倫)

ゲーム

1991年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

吹き替え

不明

映画

1988年

1991年

1992年

  • タイムマシーンにお願い(カレン)
  • ホーム・アローン2(フラー・マカリスター〈キーラン・カルキン〉)※ソフト版

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

  • 小さな恋のものがたり(デイブ
  • チャーリーはスーパーカー(フェリックス
  • ジャングルの少女タイナ(タイナ
  • ジャングルの少女 タイナ2 みんなで守る森(タイナ
  • バットマン・ビギンズ(ブルース〈少年時代〉)※テレビ版
  • ブラッド・ワーク(レイモンド)]]※テレビ版
  • hotel(イレーネ

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

テレビドラマ

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2005年

2006年

2007年

2009年

2010年

2011年

映画

2006年

ドラマCD

CD(キャラクターソング・その他)

のはらしんのすけ名義

ラジオ

CMナレーション

のはらしんのすけ関連

そのほかのCM

その他

脚注

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  1. 2011年11月10日放送『お願い!ランキング』
  2. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「onegai_ranking」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  3. 対談集『山寺宏一のだから声優やめられない!』より。
  4. 『アニメーション監督 原恵一』晶文社、2005年、p.154 - 155(原恵一との対談)
  5. この回では、野原しんのすけの物真似をする少年も演じている。また、ダイモーン・チャガマー役のならはしみき野原みさえと同じ役割の母親の声を演じている。
  6. BSフジ等で放映。製作:宮城県、アニメーション制作:旭プロダクション田代島を舞台にした、およそ5分の短編。キャストは矢島と藤田昌代の2名のみで、セリフはなく鳴き声のみで感情を表現している。DVD化されているが、宮城県内の図書館などでの貸出や館内視聴のみとなっている。
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. 週刊少年ジャンプ 2014年37・38合併号』397頁。
  16. テンプレート:Cite web