矢島正明
テンプレート:声優 矢島 正明(やじま まさあき、1932年4月17日[1] - )は、日本の男性声優、ナレーター。フリー。テンプレート:VOICE Notice Hidden
目次
来歴・人物
明治大学文学部演劇学科卒業後、劇団テアトル・エコー入団。ラジオ、テレビドラマ、ドキュメンタリーのナレーション、また『0011ナポレオン・ソロ』のナポレオン・ソロや『スター・トレック』のカーク船長等の吹き替えなどで人気を集める。後に矢島プロを設立しフリーとなる。
専業声優確立以前から活動している者の中では演劇を経験している者が多いが、矢島は俳優や舞台の仕事をしたことがほとんどなく、基本的に声優一本で活躍してきた数少ない人物である。
普段の口調は『鉄腕アトム』のヒゲオヤジそのものに近いと自他共に語る。吹き替えではロバート・ヴォーン、ウィリアム・シャトナーを持ち役とする。
CMやテレビ番組のナレーションも数多く担当しており、1960年代から80年代にかけて、日産自動車のCMナレーション(車種CM、キャッチフレーズ、日産自動車グループ各社CM)を長い期間にわたって務めていた。1970年代のクイズブームにはTBS『ベルトクイズQ&Q』(第1回から最終回まで一貫して出演)、テレビ朝日『クイズタイムショック』シリーズ(1969年のスタートから2012年現在も特番として継続中)の出題を担当。タイムショックの司会者や番組のスタイルは番組改編ごとにいくつか変わっているが、出題者は40年以上一貫して矢島である。クイズ番組独特の一問一答の緊迫感を醸し出す出題スタイルを確立した。大正製薬、スタジオジブリ制作映画のCMナレーションも長い期間にわたって、これらは現在も継続して務めている。
1992年から1998年にかけて発売された『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』のシリーズのテーマを抽象するもっとも重要なゲストキャラクター・草間博士のキャスティングにおいて、声優界で最も強い声を持つ役者は誰だろうと思考された末、(今川泰宏監督がトレッキーであることもあって)選ばれたのが矢島である。それ以降、『鉄人28号』や『バーテンダー』など今川が関わっている作品への出演が多くなった。またこの時共演した同い年の旧友、家弓家正について、収録の際に「何故家弓が悪役ではないのか、いつ裏切るのかと待っていた」と家弓の悪役の多い経歴を踏まえた冗談を飛ばした。
2000年から東京シティオペラ協会の公演において、舞台に立ってナレーションを務めている。
出演作品
テレビドラマ
- 木下恵介アワー・太陽の涙(ナレーション)
- 木下恵介アワー・二人の世界(ナレーション)
- 3人家族(ナレーション)
- 山峡の章(ナレーション)
- 白い牙(ナレーション)
- パパになりたかった犬(ナレーション)
- まごころ(ナレーション)
- やつらは多分宇宙人!(オープニングナレーション)
- 炎の犬(ナレーション)
- 太陽の犬(ナレーション)
- 人はそれをスキャンダルという(ナレーション)
- さすらいの狼(ナレーション)
映画
- 太平洋奇跡の作戦 キスカ(ナレーション)
- 日本海大海戦(ナレーション)
テレビアニメ
1963年
1971年
- さすらいの太陽(ナレーション)
1978年
- 星の王子さま・プチ・プランス(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリのメッセージ)
1994年
- とっても!ラッキーマン(オープニング・ナレーション)
1998年
- TRIGUN(クリフ)
2000年
- ゲートキーパーズ(ナレーション)
2001年
- ナジカ電撃作戦(オープニング・ナレーション)
2004年
- サムライチャンプルー(第22話オープニング・ナレーション)
- 鉄人28号(第4作)(八木勝裕)
- MONSTER(ハルトマン)
2006年
- バーテンダー(東山稔)
2007年
- CLAYMORE(ヴィンセント司祭)
2009年
2010年
- 世紀末オカルト学院(神代純一郎)
2014年
OVA
1989年
- エンゼルコップ(ナレーター)
1992年
1996年
2000年
- 銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮(クリストフ・フォン・ケーフェンヒラー)
劇場アニメ
1998年
- スプリガン(ナレーション)
2007年
- 鉄人28号 白昼の残月(語り)
ゲーム
2014年
- 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇(ゼウス)
吹き替え
洋画
- ウィリアム・シャトナー
- 逃亡者 ゲスト
- 宇宙大作戦(ジェイムズ・T・カーク)
- パトカーアダム30(T・J・フッカー)
- ショウタイム(本人役)テレビ版
- スタートレック(ジェイムズ・T・カーク)
- デンジャラス・ビューティー(スタン・フィールズ)テレビ版
- デンジャラス・ビューティー2(スタン・フィールズ)テレビ版
- シークエスト
- 新刑事コロンボ
- ロバート・ヴォーン
- 0011ナポレオン・ソロ(ナポレオン・ソロ)
- プロテクター電光石火(ハリー・ルール)
- 華麗なるペテン師たち(アルバート・ストローラー)
- 荒野の七人
- 宇宙の7人
- ブリット
- 危険なめぐり逢い
- スーパーマンIII 電子の要塞
- タワーリング・インフェルノ
- ブラス・ターゲット
- ブラックライダー
- べネチタ事件
- レマゲン鉄橋
洋画・海外ドラマ
- 赤ちゃん教育(ケーリー・グラント)
- 黄金の七人(フィリップ・ルロワ)日本テレビ版
- カメレオンマン(ナレーター)ビデオ版
- 吸血鬼ドラキュラ(ジョナサン・ハーカー)
- 36時間(ロッド・テーラー)テレビ朝日版
- 地獄への逆襲(ランドルフ・スコット)
- 十戒(ナレーター)フジテレビ版
- スペース1999 第2シーズン
- 電撃スパイ作戦(ナレーター)
- 逃亡者(ナレーター)
- ネーム・オブ・ザ・ゲーム(ロバート・スタック)
- 博士の異常な愛情(ナレーター)
- 秘密捜査官オハラ(ナレーター)
- ファンタジア(ナレーター)
- ベン・ハー(ナレーター)テレビ朝日版
- よろめき休暇(ケーリー・グラント)DVD版
- 若草物語(レオン・エイムズ)テレビ東京版
- わんぱくフリッパー(父親役)
特撮
- 謎の円盤UFO(ナレーション)
- ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団(ナレーション)
- 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(ナレーション)
人形劇
- ひょっこりひょうたん島(デビソン提督、天使長)
ラジオ
- 『宮本武蔵』(アール・エフ・ラジオ日本 徳川夢声朗読の番組のナビゲーター)
- 『日産ミュージック・ドライブ・イン』(TBSラジオ)
- 『日産パックインミュージック』(TBSラジオ)
- 『矢島正明の歌謡曲3時間』→『矢島正明の土曜の午後は歌謡曲』(文化放送)
- 『ミュージック・スコープ』
CD
- m-flo 『ASTROMANTIC』『ASTROMANTIC CHARM SCHOOL』(Interludeのナレーション)
DVD
- 『懐かしのせんだい・みやぎ映像集 昭和の情景』(仙台放送、せんだいCM特捜隊 ナレーション)
パチンコ
- CRAクイズタイムショック(エース電研、問題出題等)
CM
- 「リポビタンD」「パブロン」「大正漢方胃腸薬」ほか大正製薬各種商品(ナレーション)
- ※いずれも発売当初から現在まで一貫して担当(一部限定CM除く。その場合ほとんどは田子千尋に代わる)。
- 東京電力「でんこのでんき日記」(ナレーション)
- スタジオジブリ制作映画(ナレーション)
- ヤンマー 赤トラ・スーパーフォルテ(ナレーション)
- 日産自動車(車種CM、キャッチフレーズ、日産自動車グループ各社CM、ナレーション)
- 電電公社(ナレーション)
- 東芝(ナレーション)
- ロッテ(ナレーション)
- 全日空(ナレーション)
- 任天堂(ナレーション)
- ネスレ日本(昭和50年代のネスカフェゴールドブレンドなどのナレーション)
- 花王 「花王ヘアケアまつり」キャンペーン等のCMナレーション(1970~80年代)
- 三田工業 DC-513Z(ナレーション)
- 野村證券 株券電子化篇 (ナレーション)
- 呉工業 KURE5-56など(ナレーション)
- 東京ガス 全自動風呂釜など(ナレーション)
- 日清オイリオ 日清ヘルシーリセッタ(ナレーション)
- カメイ(ナレーション)
- 丸菱産業 サンマッサー(ナレーション)
- 南海電鉄グループ(ナレーション)
テレビ番組
- ベルトクイズQ&Q(問題出題)
- チャンスだピンチだ(問題出題) 『ベルトクイズ』の増田貴光が司会をしていた。一貫して顔出ししていた。
- クイズタイムショックシリーズ(問題出題) ただし、山口時代の800回と最終回では顔出しをした。
- 木曜スペシャル・矢追純一UFOシリーズ(ナレーション)
- 矢追純一プロデュースのUFO番組。
- カメラが捉えた決定的瞬間、ザ・ショックス
- 世界・ふしぎ発見!(初代ナレーション)
- 国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉(ナレーション)
- 毎年6月頃放送の山陽放送制作のグルメ特番(ナレーション)
- オレたちひょうきん族(ナレーション)
脚注
外部リンク
- こんにちは。矢島正明です(公式サイト)