ギャートルズ

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テンプレート:Sidebar with collapsible listsテンプレート:Sidebar with collapsible listsギャートルズ』は、架空原始時代の原始人たちが繰り広げる、おおらかかつ突飛な日常を描いた園山俊二原作のギャグ漫画である。

概要

ファイル:Manga meat.png
ギャートルズに登場するマンモス肉のイメージ

テレビアニメテレビドラマにもなり、その独特のユーモアや世界観で大人気を博した。

この作品により定型化した代表的なギャグやネタに、「大声が文字の形の石になって飛んでいく」「輪切りの肉」「マンモスの群れの突進その結果人間が踏みつぶされてぺらぺらになる)」「鉄コン筋クリート」などがある。

作中で原始時代にもかかわらずなぜか貨幣経済が浸透しており、巨大な石の貨幣を用いている描写が見られるが、もちろんフィクションであり、このように使われる巨大な石の貨幣は歴史上存在しない。ヤップ島にこのような巨大な石の貨幣は実在するものの、人間が持ち運ぶものではなく所有権だけが移るという性質のものである。

単純で印象深いアニメのオープニングや、エンディング『やつらの足音のバラード』(作詞:園山俊二、作曲かまやつひろし)の主題歌も、長く親しまれている。なお、地球の始まりから人類の誕生までをシンプルかつ奥行きある形で描いた『やつらの足音のバラード』は、後に小泉今日子スガシカオ中村あゆみ平井堅らによってカバーされ、その都度オリジナルも注目を浴びている。

主な登場人物は、「ギャートルズ平原(架空の地名)」に暮らすクロマニョン人の少年ゴンと、ゴンの父ちゃんをはじめとする彼の家族、そして相棒であるゴリラのドテチンである。彼らの日々の生活は波瀾万丈でエピソードに富み、個性的な隣人や生き物たちが絡んで騒動を繰り広げる。

ゴンが登場しない青年誌掲載作品においては、性的にきわどい内容ブラックユーモアも含まれる。読み切りで掲載された最初の作品においては、様が酔っぱらいながら作ったのが人間であり、原始時代に戦争略奪強姦が繰り返されているという描写であり、結果、神様が目を離している隙に文明を発達させた人類は滅びてしまった。

  • 英語圏では「Hajime Ningen Gon (GON, THE STONE-AGE BOY)」として紹介されている。

原作

ギャートルズ
1作目、週刊漫画サンデー実業之日本社)で1965年から1975年に渡って連載された。本作にはゴンは登場していない。
はじめ人間ゴン
2作目、学習研究社の学習雑誌に1966年から連載、読者層に合わせて本作より主人公として少年ゴンが登場する。
はじめ人間ギャートルズ
3作目、アニメの放送に合わせて小学館の学年誌に1974年から連載。

はじめ人間ギャートルズ(テレビアニメ)

テンプレート:基礎情報 テレビ番組 1974年10月5日から1976年3月27日にわたりABC東京ムービーの製作で、1975年3月29日までTBS4月5日からはNET(現・テレビ朝日)[注 1]で全77回放送。アニメを制作した東京ムービーの文芸部に所属した山崎敬之によると、東京ムービー社長の藤岡豊と園山俊二が隣家であり、夫人同士の仲が良かったためにアニメ化が実現したとある[1]。2008年1月7日からCS放送アニマックスで放送。

登場人物

ゴン
声 - 丸山裕子
7歳の男の子。石頭だけが取り得の、臆病な性格。ガールフレンドのピー子ちゃんのことが大好き。家族は両親と、弟3人、妹1人(弟達よりは大きく、ゴンよりは下。ピー子ちゃんより小さいと思われる)それに、保護したらしいタヌキが1匹。
はじめ人間というだけあって本当に初期の人類らしく、呼び出しばーさんに先祖を召喚してもらった際は10代足らず前の先祖が類人猿であった。
父ちゃん
声 - 肝付兼太
40歳。猿酒が好物。外国人の言葉が分かる。腕っ節は強く、1人でマンモスを仕留める時もあれば、母ちゃんの援護を受けて死神と互角以上に渡り合う時もあるのに、なぜかイノシシ1頭に負けることもある。美人に弱いが、本心は母ちゃん一筋。
母ちゃん
声 - 花形恵子
しっかり者のゴンの母親。父ちゃんにヤキモチを焼いた事がある。男勝りな一面を持ち、獲物を持って帰らないとものすごく怖い。片方の乳房の出ているヒョウ皮のワンピース風の着物の中に、いつも3人の赤ん坊(ゴンの弟たち)と、なぜかタヌキを1匹背負っている。ゴンが死神に連れ去られそうになった時、戦いを挑んだ父ちゃんを圧倒する死神を一撃でバラバラにして形勢を逆転させた。
ドテチン
声 - 立壁和也
ゴンの相棒の類人猿(ゴリラの記述もある)。顔は怖いが、おとなしく、ゴンに対しては優しい。かなりの馬鹿力の持ち主だが、彼も父ちゃん同様、強さが全く一定していない。メスゴリラのガールフレンドがいる。
他の動物の言葉も解するため、ゴンのために通訳をすることがある。
ピー子ちゃん
声 - 吉田理保子
3歳。ゴンのガールフレンド。顔と髪型は、ゴンの母ちゃんそっくり。結構気が強く、些細なことでゴンに「大嫌い」と言い放ったり、他の男に見惚れてゴンを相手にしなかったりすることも多い。しかし、基本的にはゴンが好きで、「ゴンのためなら何だってする」と言い切ったり、ゴンが危機に陥ると涙を流して心配する。また、ゴンとの会話では「結婚」という言葉まで出て来ることがある。かなりのおませさん。おじいさんと2人暮らし。なぜか、一緒に食事をする、一緒に遠足に行く、一晩泊まるなど、ゴンの一家と行動を共にすることもしばしばで、父ちゃんから「ゴンの将来の花嫁」と言われたり、ゴンの一家にも、すっかり将来の家族として認められているようである。
天邪鬼
声 - 三浦理江
1本ヅノで関西弁の鬼族。52話で初登場。いつも森で一人ぼっちで遊んでいたが、ゴン達と出会い、彼やその両親に優しくされたことで、一人ぼっちでなくなったと大喜び。以降、ゴンと仲良しになり、準レギュラー化。ピー子ちゃんより出番が多いキャラとなる。
ゴンが会話できない竜などの言葉を解する能力を持っている。
天邪鬼族ゆえに、1000年に1つしか年をとらない。両親は、かつて地球から切り離された月に取り残されている。1度、ゴン達と月に行き、両親や他の天邪鬼族とともに、地球に帰ろうとしたが惜しくも失敗。再び離れ離れになり、天邪鬼以外の全員が行方知れずになってしまった。
普段は、普通の人間と反対のことしか言わないため、会話がめんどくさいが、時には普通に話すこともある。また、ひねくれ者のうえ、イタズラ好きで、困ったところがあるが、自分が原因で何かあると、その責任を認めて行動を起こす、潔いところがある。
初めて自分を受け入れてくれた人間であるゴンに対しては、彼が勇気を失った時には、勇気を取り戻させるために最後まで協力したり、アリジゴクに落ちた時は死ぬのは自分1人でいいと言ってゴンとドテチンをかばうなど、友情に厚い一面を見せ、決してゴンを裏切ったり見捨てたりはしない。
死神
声 - 増岡弘
神様の使いで、死んだ者、死にかけた者の魂に死亡許可証を授けて、天国、あるいは地獄に連れて行く。連れて行く者は、人間だけでなく、マンモーやイノシシなど、動物も含まれる。
骨馬に乗り、骨の槍を持っている。ゴン、ドテチン、父ちゃんを連れて行こうとして、それを阻止せんとするゴン一家と交戦したこともある。実力は非常に高く、しかもバラバラになってもすぐ復元できるため、戦って彼に勝てる人間は存在しない。ただし、死神は1人ではなく、死神同士では縄張りや実力差があるらしい。
他の死神に負けて骨馬と縄張りを奪われた際、父ちゃんに泣きついたり、ゴンが勇気を失った時、彼を旅に行かせるため、父ちゃんに頼まれて、サル酒と引き換えに旅人に扮した父ちゃんと決闘して、わざと負ける芝居をするなど、人間臭いことをすることがある。
なぜかリューマチ持ち。また、同じ骨の女房がいる。終盤の話では、息子が1人いることも判明した。
ヒネモグラ
マンモー
その他
声 - 作間功恵比寿まさ子野本礼三滝口順平千々松幸子キートン山田松金よね子鈴木清信加藤治杉山佳寿子高田竜二山下啓介、根本好章、水鳥鉄夫沢りつお永井一郎雨森雅司矢田稔千田光男北川智絵井上真樹夫徳丸完、畠山洋子、藤本譲森功至島田彰北村弘一曽我部和行野沢雅子上田敏也峰恵研、新島慶子、富山敬緒方賢一高坂真琴中谷ゆみ池水通洋飯塚昭三細井重之山本圭子浅井淑子白川澄子田の中勇

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ - 『はじめ人間ギャートルズ』
作詞 - 園山俊二 / 作曲 - かまやつひろし / 編曲 - あかのたちお / 唄 - ザ・ギャートルズ
エンディングテーマ - 『やつらの足音のバラード』
作詞 - 園山俊二 / 作曲 - かまやつひろし / 編曲 - あかのたちお / 唄 - ちのはじめ

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 演出
1 (1974/10/05) ハジメンカリーンの巻 金子裕 吉田茂承
マンモギャーの巻 山崎晴哉 岡部英二
2 (1974/10/12) ピカピカイシンの巻 城山昇 御厨恭輔
キビキビシラーの巻 伊東恒久 坂本竜
3 (1974/10/19) ロングロングアゴンデーの巻 波多正美
ツキビジョンウィーの巻 山崎晴哉 吉田茂承
4 (1974/10/26) ネツンアッチクタバリーンの巻 金子裕 岡部英二
マンモペットカウーンの巻 九十英夫 さきまくら
5 (1974/11/02) マッリーンソワソワンの巻 金子裕 御厨恭輔
イレバーンジジの巻 城山昇 坂本竜
6 (1974/11/09) ギギガップの巻 金子裕 御厨恭輔
ハルカーンドンドンの巻 山崎晴哉 岡部英二
7 (1974/11/16) ニキニキビーンの巻 吉田茂承
ジゴクラクーンの巻 城山昇 坂本竜
8 (1974/11/23) トリカエッコンの巻 波多正美
コモリーンコリゴリの巻 九十英夫 岡部英二
9 (1974/11/30) カカッターンの巻 伊東恒久 吉田茂承
スキスキフラレタンの巻 川石光 さきまくら
10 (1974/12/07) ウシロスガタイイの巻 伊東恒久 御厨恭輔
オーギャーティフルの巻 坂本竜
11 (1974/12/14) ブーメランルーの巻 福富博
サムサムンクションの巻 城山昇 御厨恭輔
12 (1974/12/21) オオカミーンの巻 井上知士 吉田茂承
クタビレモウケーンの巻 九十英夫 波多正美
13 (1974/12/28) バラバランチズの巻 川石光 福富博
バイバイワニーンの巻 井上知士 今沢哲男
14 (1975/01/04) アケボノーの巻 金子裕 御厨恭輔
ポンポコカヌシヤマの巻 井上知士 さきまくら
15 (1975/01/11) ホカホカマンモケーの巻 松岡清治 竹内啓雄
トンデッタコタコンの巻 井上知士 岡部英二
16 (1975/01/18) ネンネコロリーンの巻 城山昇
イシーの巻 金子裕 福富博
17 (1975/01/25) エンヤコラハチンの巻 井上知士 御厨恭輔
オンギャハーンの巻 山崎晴哉
18 (1975/02/01) ハルンイッチバンの巻 岡部英二
ビンボーカミーンの巻 九十英夫 福富博
19 (1975/02/08) キラララドーンの巻 伊東恒久
ハルカゼナーの巻 城山昇 吉田茂承
20 (1975/02/15) ネムネムハルーンの巻 山崎晴哉
ピカーリルンペの巻 金子裕 波多正美
21 (1975/02/22) ネボケーンクマンの巻 山本優 岡崎稔
ウラナナラーンの巻 山崎晴哉 さきまくら
22 (1975/03/01) ピカリロデドーンの巻 金子裕 岡部英二
エンギギカッグーンの巻 川石光 御厨恭輔
23 (1975/03/08) クルクルマワールラー!の巻 松岡清治 さきまくら
マケルモカチーンの巻 井上知士 吉田茂承
24 (1975/03/15) ヘンテコテコムシンの巻 山崎晴哉 岡部英二
モテモテンキザーの巻 伊東恒久 福富博
25 (1975/03/22) ナミジハルバルーンの巻 山本優 御厨恭輔
ラブラブレターンの巻 井上知士 吉田茂承
26 (1975/03/29) スキライダーメ!の巻 伊東恒久 岡部英二
カエルーンテンテンの巻 城山昇 吉田茂承
27 (1975/04/05) マンモスゴーンの巻 金子裕 福富博
イソガシガリーンの巻 御厨恭輔
28 (1975/04/12) ナクナクンゴリラッペの巻 山崎晴哉 吉田茂承
ポンポコムーンの巻 さきまくら
29 (1975/04/19) オボロンヅキブハーの巻 金子裕 岡部英二
イキカエッタドーンの巻 九十英夫 今沢哲男
30 (1975/04/26) タイガーギャーの巻 城山昇 福富博
ウホウホヤッホーの巻 伊東恒久 御厨恭輔
31 (1975/05/03) ピーコピーコピーコロリンの巻 山崎晴哉 吉田茂承
ラララーコイビトの巻 川石光 岡部英二
32 (1975/05/10) アタッターンの巻 城山昇 福富博
シニガミーンダメダメの巻 九十英夫 さきまくら
33 (1975/05/17) ココーンポンポコの巻 松岡清治 吉田茂承
チヤホヤモテモテンの巻 山崎晴哉 御厨恭輔
34 (1975/05/24) オトコハキビシインラーの巻 松岡清治 岡部英二
カビカビカビラの巻 金子裕 岡崎稔
35 (1975/05/31) エレキーンシビラの巻 城山昇 吉田茂承
ハルバルーンケモノミチの巻 井上知士 御厨恭輔
36 (1975/06/07) 星にのった王子さまの巻 松岡清治 福富博
ハラペコファミリーの巻 九十英夫 岡崎稔
37 (1975/06/14) 腹がペコペコペコペコだの巻 城山昇 福富博
とりとりかえっこの巻 岡部英二
38 (1975/06/21) ガマー見ろ!の巻 井上知士
あたまをつかえゴンの巻 荒木芳久 岡崎稔
39 (1975/06/28) ミエミエケシキーンの巻 山崎晴哉 福富博
ドラゴンの玉をうばえの巻 山本優 岡部英二
40 (1975/07/05) だまされたゴンの巻 福富博
いかがなされた旅の人の巻 竹内啓雄 岡部英二
41 (1975/07/12) イテテテムシバーンの巻 高屋敷英夫
ゴンと父ちゃん狩の旅の巻 山崎晴哉 福富博
42 (1975/07/26) すばらしいおじいさんの巻 竹内啓雄 岡崎稔
父ちゃんの過去の巻 伊東恒久 福富博
43 (1975/08/02) 類人猿のガキ大将の巻
山崎晴哉 岡部英二
出た!しょぼくれドラゴンの巻 山本優 福富博
44 (1975/08/09) カッパにねらわれた父ちゃんの巻 山崎晴哉 岡部英二
ジャイアンツ山の大巨人の巻 高屋敷英夫 福富博
45 (1975/08/16) 大当り!星うらないの巻 安藤豊弘 岡部英二
やって来た子連れカミナリの巻 山本優 福富博
46 (1975/08/23) 死ね死ねにっくきガイコツの巻 鶴見和一 岡崎稔
あっ透明マンモス!?の巻 城山昇 岡部英二
47 (1975/08/30) 原始人のテーブルマナーの巻 福富博
追い出された父ちゃんの巻 松岡清治 岡部英二
48 (1975/09/06) はらはらナマズの大地震の巻 伊東恒久
さっそう!風仙人の巻 山本優 岡崎稔
49 (1975/09/13) 対決!!死神とゴンの巻 荒木芳久 福富博
人間と動物は友達なんだの巻 山本優 岡部英二
50 (1975/09/20) なまいきオウムケータくんの巻
福富博
突撃!キバキバ戦車の巻 今沢哲男
51 (1975/09/27) 母ちゃんの原始美容体操の巻 城山昇 岡崎稔
巨人国からの侵入者!?の巻 山本優 岡部英二
52 (1975/10/04) ジャジャーン!天邪鬼登場の巻 城山昇 福富博
生きかえった吸血鬼の巻 金子裕 岡部英二
53 (1975/10/11) ゴンの地底大冒険の巻 山本優 永丘昭典
女ごころとピー子ちゃんの巻 井上知士 福富博
54 (1975/10/18) 森のポンポコ死神の巻 高屋敷英夫 岡部英二
天邪鬼の親さがし月旅行の巻 金子裕 福富博
55 (1975/10/25) 魔法使いマホバばあさんの巻 伊東恒久 岡部英二
大戦争!ゴリラ対類人猿の巻 永丘昭典
56 (1975/11/01) 腹立ちハゲワシの復しゅうの巻 城山昇 岡崎稔
大天狗のプレゼントの巻 山本優 岡部英二
57 (1975/11/08) 雪女につかまったゴンの巻 山崎晴哉
巨人の泣きどころの巻 鶴見和一 福富博
58 (1975/11/15) 生きかえった冷凍恐竜の巻 金子裕 岡崎稔
59 (1975/11/22) ゴンの天国地獄大旅行の巻 城山昇 岡部英二
60 (1975/11/29) 孤独のカタキバオレの巻 荒木芳久 福富博
61 (1975/12/06) 白馬争奪猛レースの巻 伊東恒久 岡部英二
62 (1975/12/13) おく病風を吹き飛ばせ!の巻 松崎行雄 永丘昭典
63 (1975/12/20) 大平原の水が消えたの巻 高屋敷英夫 岡部英二
64 (1975/12/27) ガラガラオロチをさがせ!の巻 安藤豊弘 福富博
65 (1976/01/03) 父ちゃんのおへそが消えた?の巻 今村文人 岡部英二
66 (1976/01/10) 死神にとりつかれたの巻 金子裕 福富博
67 (1976/01/17) バラバーラの大来襲の巻 山崎晴哉 岡部英二
68 (1976/01/24) 母ちゃんに弱いマグマ大王の巻 山本優
69 (1976/01/31) オヨヨ・白魔大王だーっの巻 山崎晴哉 岡崎稔
70 (1976/02/07) さる酒のんでウッホッホ!の巻 松岡清治 福富博
71 (1976/02/14) ご先祖さまが現われたの巻 城山昇 岡部英二
72 (1976/02/21) ゴム風船で天国旅行の巻 伊東恒久 永丘昭典
73 (1976/02/28) 死神の息子が恋をしたの巻 荒木芳久 御厨恭輔
74 (1976/03/06) 父ちゃんがぬけがらになったの巻 山本優 福富博
75 (1976/03/13) モグリドラゴン現わる!の巻 鶴見和一 岡部英二
76 (1976/03/20) 星からの訪問者の巻 竹内啓雄 岡崎稔
77 (1976/03/27) やつらの足音が聞こえた!の巻 福富博

1975年7月19日はプロ野球オールスターゲーム第1戦~阪神甲子園球場(1805-2055)のため休止

放送局

ほか

ネットチェンジの影響

第1話から第26話は関西地域以外はABCが属していたTBS系列で放送していたが、ABCとMBSネットチェンジ1975年3月31日に実施されたため、第27話から最終話までNET(現:テレビ朝日)系列に移行(時間帯は同じ)した。従来のTBS系列はMBS制作の『仮面ライダーストロンガー』が放映されるため、NETの系列局を持たない地域では26話で打ち切られるか時差ネットとなった。

ただし、第27話から最終話が未放送の一部地域(岩手・福井・鹿児島など)では、放映を終了した数年後にまとめて放送されている。

劇場版

1975年3月15日、『東宝チャンピオンまつり』内で第2回Bパート「マンモギャーの巻」のブローアップ版が上映された。

テンプレート:前後番組 テンプレート:前後番組

テンプレート:テレビ朝日系列土曜夜7時台枠のアニメ

はじめ人間ゴン(テレビアニメ)

1996年NHK-BS2衛星アニメ劇場の枠で、『はじめ人間ゴン』としてリメイク版を放送、全39回。本放送では1回に3話放送だが、後にNHK教育で再放送されたときは、10分枠になり1回に1話のみ放送となる。

  • 1990年代に学習研究社の学習雑誌「4年の学習」でリメイクされた『はじめ人間ゴン』(作画:しのだひでお)が原作。
  • 2005年に全話を収録した DVD-BOX が発売された。

キャスト

スタッフ

  • シリーズ構成:浦沢義雄
  • アニメーションキャラクターデザイン:岸義之
  • オープニングアニメーション:古瀬登
  • 美術監督:池田祐二(スタジオワイエス
  • 色彩設計:いわみみか。
  • 音響監督:清水勝則、鈴木祐子
  • 音楽:本間勇輔
  • 音楽プロデューサー:大川正義 (MEDIA.REMORAS.INC)
  • 監督:香川豊
  • アニメーションプロデューサー:朴谷直治(スタジオぴえろ)
  • プロデューサー:布川ゆうじ(スタジオぴえろ)、木村京太郎(読売広告社)、末川研
  • 動画チェック:豊島光子
  • 撮影:池上元秋、白井久男(不定期)
  • ビデオ編集:森田清次
  • 編集オペレーター:井上由起子
  • 音響制作:ザックプロモーション
  • 効果:依田安文(わいわいサウンド)
  • 調整:西澤規夫、冷水かおり
  • スタジオ:整音スタジオ
  • 文芸進行:水越保
  • 製作協力:国際メディア・コーポレーション、丸紅、学習研究社
  • 制作:スタジオぴえろ

主題歌

オープニングテーマ - 『バビブベビンビン』
作詞 - ドリアン助川 / 作曲・編曲 - HIROKI / 唄 - ドリアン助川
エンディングテーマ - 『楽してゴンゴン』
作詞 - 秋元康 / 作曲 - 松浦祥隆 / 編曲 - 古田智隆 / 唄 - ペティブーカ

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 コンテ 演出 作画監督
1 荒野のドテチン 浦沢義雄 香川豊 岩根雅明
とうちゃんはつらい‥‥ 敷島博英
ゲッ!?死神だ!! 室井ふみえ
2 ぴーコのおねがい 小柴純弥 池端隆史 松下佳弘
嵐ピューピュー大洪水 鴫野彰 山田浩之
イノシシはキョーレツ!! 岡田敏靖
3 夢……!?デッカイ恐竜 杉原めぐみ 岩鷹明 山崎たかし 桜井美智代
初めてのおつかい 浦沢義雄 山崎たかし 林一哉
泥棒にはご用心 杉原めぐみ 宮川治雄
4 カラカラ天気のナゾ 阪口和久 鴫野彰 池上和誉 早川淳一
とうちゃんの獲物? 池上和誉 岸義之
真珠採り 鴫野彰 岩根雅明
5 一人前の原始人 浦沢義雄 横山広行 佐久間しげ子
ノコギリザメの使い方 敷島博英
落ちてきた王子様 山田浩之
6 え?ゴンがいっぱい?? 杉原めぐみ 岩崎良明 岩根雅明
ギャー!!大きな人間!! 浦沢義雄 岡田敏靖
あの鳥をつかまえろー!! ドラゴンプロダクション
7 人質になっちゃった 池端隆史 臼田美夫
ナゾのお風呂ぎらい 杉原めぐみ 増谷三郎
勇者トホホホ大迷惑 宮川治雄
8 だまされたー 阪口和久 山崎たかし 早川淳一
コチコチ・マンモス 二宮常雄
笛の音でギャー!! 古瀬登
9 潮干狩りでさあ大変!! 浦沢義雄 岩鷹明 横山広行 山本哲也
ハラペコのお星様 杉原めぐみ 都留稔幸 井坂純子
悪人トリオの家来 阪口和久 横山広行 桜井美智代
10 ひえー、くっついた 杉原めぐみ 岩崎良明 岩崎良明 松下佳弘
無敵のマンモス 阪口和久 岩鷹明 林一哉
ペテン師だあー 浦沢義雄 都留稔幸 岩根雅明
11 馬に乗るぞぉー!! 杉原めぐみ 鴫野彰 池端隆史 岡田敏靖
類人猿がやってきた 阪口和久 横山広行 山本哲也
ひゃー、カミナリ怖い〜 浦沢義雄 池端隆史 増谷三郎
12 み、みず欲しいよお〜 山崎たかし 山崎たかし 山田浩之
渡り鳥の季節 杉原めぐみ 岩鷹明 佐久間しげ子
光る石をさがせ!! 浦沢義雄 都留稔幸 敷島博英
13 宝の地図で大騒動 横山広行 横山広行 山本哲也
キミョーな木の実 阪口和久 池上和誉 宮川治雄
楽しい農業 浦沢義雄 神谷純 臼田美夫
14 光の合図でSOS 岩鷹明 大畑清隆 井坂純子
落ちた・迷った・大冒険 杉原めぐみ 岩崎良明 松下佳弘
ねらわれたドテチン 高田耕一 岩根雅明
15 ゴン、決死の家出 池端隆史 岩崎良明 増谷三郎
この世の終わりが来た!! 岩鷹明 二宮常雄
とうちゃんの変装 阪口和久 神谷純 井上栄作
16 大地のヘソ 山崎たかし 山田浩之
かあちゃん狩りへ行く 杉原めぐみ 高田耕一 池端隆史 林一哉
森のヒーロー・ドテチン 浦沢義雄 都留稔幸 岩崎良明 新田靖成
17 キャンプに行こう!! 岩鷹明 山崎たかし 飯飼一幸
とらわれのぴーコ 杉原めぐみ 神谷純 山本哲也
本当にあった怖い話 山崎たかし 敷島博英
18 おじいちゃんの別荘 都留稔幸 横山広行 宮川治雄
たからを守れ!! 高田耕一 林千博
海の向こうは何だろう? 浦沢義雄 横山広行 増谷三郎
19 ドテチンの初恋 杉原めぐみ 大畑清隆 松下佳弘
とうちゃんの恩返し 阪口和久 大畑清隆 臼田美夫
迷子の子マンモ 浦沢義雄 鴫野彰 早川淳一
20 とうちゃん、ゴメーン 小林孝志 井坂純子
本物はどっちだ? 阪口和久 小林孝志 山本哲也
一番強いのは、だれ!? 杉原めぐみ 山崎たかし 新田靖成
21 べんりな雨雲 鴫野彰 池端隆史 山田浩之
キノコ騒動 阪口和久 高田耕一 岩根雅明
からだがない!? 浦沢義雄 横山広行 井上栄作
22 満月の夜の不思議 杉原めぐみ 鴫野彰 山崎たかし 井坂純子
人魚姫を助けろ!! 浦沢義雄 山崎たかし 林千博
大食らいのヒナ騒動 杉原めぐみ 都留稔幸 香川浩
23 ぴーコのひとめぼれ 浦沢義雄 横山広行 横山広行 松下佳弘
子育ての季節 杉原めぐみ 原征太郎 増谷三郎
早起き大作戦 阪口和久 都留稔幸 敷島博英
24 かあちゃんの願い 浦沢義雄 高田耕一 わだへいさく 山田浩之
お引っ越し 杉原めぐみ 鴫野彰 山本哲也
死神危機一髪!! 浦沢義雄 山崎たかし 岩根雅明
25 貧乏神ひっついた 杉原めぐみ 林一哉 大畑清隆 新田靖成
ぴーコと木の実ひろい 浦沢義雄 都留稔幸 臼田美夫
狩り名人のヘルメット 阪口和久 わだへいさく 林一哉
26 かくれんぼの天才 浦沢義雄 香川豊 池端隆史 林千博
でっかい愛 杉原めぐみ 池端隆史 井坂純子
おつかいはタイヘン わだへいさく 宮川治雄
27 広い大地は誰のモノ? 杉原めぐみ 鴫野彰 山崎たかし 香川浩
汚れた三日月 浦沢義雄 山崎たかし 井上栄作
太陽のかなしみ わだへいさく 松下佳弘
28 かあちゃんが大変だー 杉原めぐみ 大畑清隆 村田雅彦 山本哲也
大イビキで大ゲンカ 浦沢義雄 鴫野彰 岩根雅明
じいちゃんが来た たかやしまさき 増谷三郎
29 冬眠したい 都留稔幸 横山広行 敷島博英
石文字の秘密 阪口和久 横山広行 林一哉
3つのお願い 水越保 わだへいさく 山田浩之
30 冬のサカナ釣り 杉原めぐみ わだへいさく 志村隆行
ぴーコの秘密 阪口和久 織田美浩 香川浩
フネで大洪水!! 池端たかし 新田靖成
31 ぴーコ・わがまま大爆発!! 杉原めぐみ たかやしまさき 織田美浩 林千博
暖かい暮らし わだへいさく 臼田美夫
UFOのかあちゃん 浦沢義雄 横山広行 宮川治雄
32 この川を渡れ!! 杉原めぐみ 池端隆史 案納正美 早川淳一
星の女王 浦沢義雄 都留稔幸 増谷三郎
おしゃべり鳥で大ピンチ 杉原めぐみ 池端隆史 松下佳弘
33 迷い込んだクジラ 浦沢義雄 都留稔幸 村田雅彦 新井豊
お留守番バトル! 杉原めぐみ たかやしまさき 岩根雅明
こおり姫の恋 浦沢義雄 池端たかし 新井豊
34 虫歯パニック!! 杉原めぐみ 都留稔幸 横山広行 香川浩
原始時代の龍宮城 横山広行 井坂純子
えー!?春がこない?? 浦沢義雄 敷島博英
35 「強くなろう」大計画 阪口和久 大畑清隆 わだへいさく 新田靖成
晩ゴハン食べたーい 浦沢義雄 池端隆史 宮川治雄
大変だ!!星がぶつかる わだへいさく 林千博
36 稲妻とうちゃん 阪口和久 たかやしまさき 織田美浩 山本哲也
ドテチンが王様? 杉原めぐみ わだへいさく 増谷三郎
あの世・この世・どんなトコ 都留稔幸 松下佳弘
37 クマの家族 浦沢義雄 たかやしまさき 池端隆史 早川淳一
とうちゃんの狩り道場 阪口和久 池端隆史 案納正美 岩根雅明
狙われたマンモス肉 浦沢義雄 池端隆史 臼田美夫
38 チンの冬眠 都留稔幸 村田雅彦 井坂純子
ぴーコ・一日女神サマ 杉原めぐみ たかやしまさき 山本哲也
目印の法則 阪口和久 わだへいさく 香川浩
39 流れてきたオットセイ 浦沢義雄 横山広行 横山広行 新田靖成
浮いちゃった 杉原めぐみ 都留稔幸 宮川治雄
王者のおたけび 浦沢義雄 池端隆史 林千博

テンプレート:前後番組

テレビドラマ

1993年4月18日にNHK-BS2にて、『バック・トゥ・ザ・ギャートルズ・デイズ』のタイトルで放送。[2]「これは、漫画ギャートルズの子孫の物語を創作したものです。」と但書が付く。

キャスト

スタッフ

  • 脚本:下川博
  • 演出:松岡孝治
  • 制作統括:広田建三
  • 音楽:渡辺俊幸

その他

  • 1980年代、神楽酒造の麦焼酎「ひむかのくろうま」の CM のキャラクターに採用。しばらくの間途絶えていたが、2008年(平成20年)から再登場した。「とっつぁんはえらい!」がキャッチフレーズ。
  • サイサン環境保全基金のガスブランド「GasOne」の CM のキャラクターに採用。
  • 2005年(平成17年)秋、大一商会からパチンコ機化され、「CRギャートルズ」として登場。声優などはリメイク版の「はじめ人間ゴン」に基づいているが、ラウンド中のBGM曲は1作目の「はじめ人間ギャートルズ」であった。
  • 第1期7話「ジゴクラクーン」では、とうちゃんが死んでしまい、天国に上っていくシーンで当時のヒット曲である『帰って来たヨッパライ』(フォーク・クルセダーズ)が流れた。
  • 学習研究社の学習雑誌に連載中「未来人間ゴン」というタイトルのスピンオフ作品が掲載された。
  • 2008年(平成20年)11月、エスケー食品は、作中に登場するマンガ肉を再現した「ギャートルズ肉」を初回限定生産本数1300本で発売したが瞬く間に完売となり、翌年2月の再発売もすぐに完売となった[3][4]。「ギャートルズ肉」は、もちろんマンモスの肉ではなく、牛肉の薄切りを長めの骨に何重にも巻きつけ、下味をつけて加熱した食品である。
  • さらにエスケー食品は、2010年(平成22年)12月、作中に登場する「マンモの輪切り肉」を発売した[5]。これは、豚ばら肉を手作業で何枚も巻き、肉の外周をパセリでまぶして焼きあげたもので、何重にも巻いたバラ肉が樹木の年輪のような断面を、焼きあげたパセリが外周の獣の皮をそれぞれ再現している[6]。輪切り肉の直径は、約17センチメートルである[6]。商品の試作には、肉を合計50キログラム(様々な部位を使って試行錯誤)、パセリを「スーパーで買い占めるほど」費やしたという[6]
  • 2010年(平成22年)、クラシエナイーブCMで初期のオープニング「はじめ人間ギャートルズ」の替え歌を辻希美が歌った。

脚注

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注釈

  1. MBSとのネット交換による腸捻転解消によるネットチェンジによって。なお、山口県では当時TBS・NET系だったテレビ山口(フジテレビ系との3系列クロスネット)ではなく、山口放送(日本テレビ系)で放送された。のち1983年にはテレビ山口でも再放送が行われている。
  2. 月曜18時(2日遅れ)から放送

出典

関連項目

外部リンク

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  1. 山崎敬之『テレビアニメ魂』p.134より
  2. http://www.nhk.or.jp/drama/archives-catalogue/pglist/pglist_1990-94.html
  3. あの独特な形の「ギャートルズ肉」がエスケー食品からついに登場GIGAZINE2008年11月7日付、2012年6月12日閲覧.
  4. アニメの骨付き肉を再現したギャートルズ肉、試食レビューGIGAZINE2009年03月12日付、2012年6月12日閲覧.
  5. ギャートルズ肉から2年、ついに「マンモの輪切り肉」が12月に初回限定1000枚で新発売GIGAZINE2010年11月29日付、2012年6月12日閲覧.
  6. 6.0 6.1 6.2 タカギヒロノ 「-アニメから映画まで、あの名シーンを再現!- 食べてみたい“名作”料理13」 『週刊アスキー』2011年1月4日-11日号、アスキー・メディアワークス、2010年、p.150.