大谷育江

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テンプレート:声優 大谷 育江(おおたに いくえ、1965年[1]8月18日 - )は、日本声優女優マウスプロモーション所属。

東京都出身。身長150cm、体重38kg。血液型B型。愛称は育ちゃん。

代表作に『ポケットモンスター』シリーズ(ピカチュウ)、『名探偵コナン』(円谷光彦)、『ONE PIECE』(トニートニー・チョッパー)、『スマイルプリキュア!』(キャンディ)、『うちの三姉妹』(長女 フー)などがある[2]テンプレート:VOICE Notice Hidden

来歴・人物

長所は好奇心旺盛なところ。短所はテレビのながら見ができない。趣味はハーブの香りのお風呂。読書。特技は英語の発音。日本舞踊。好きな色はピンク

1986年に東京アナウンス・アカデミー声優科卒業、江崎プロダクション付属養成所入所し、2年後にマウスプロモーション(旧江崎プロダクション)所属。

2012年:第六回声優アワード「キッズファミリー賞」を受賞[3]

主に少年・少女の役を演じるが、一つの作品で複数のキャラクターを演じることも多く、同じ性別のキャラクターも演じ分ける。演技の幅が広いと言われることの多い声優の1人であり、声域をあまり変えずに様々な役をこなしている。また、ピカチュウの声は世界共通であるため、海外でも声が知られており、「大谷育江」という名前は知らなかったとしても、「ピカチュウの声の人」と言えば通じることが多い。

幽☆遊☆白書』、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』、双子役で競演した『金色のガッシュベル!!』と、高乃麗と兄弟・兄妹役で出演する事が多い(また高乃は『ポケットモンスター』でピカチュウの進化形ライチュウ役を担当)。

人の名前を覚えるのが苦手。

『ポケットモンスター』のピカチュウ、『金色のガッシュベル!!』のガッシュ、『東京アンダーグラウンド』のシエルと「雷を使うキャラ」の声を担当することがよくある。

エピソード

小学校・中学校と、「身長が伸びるのではないか」という考えからバレー部に入っていた。小学生のころはペコちゃんと呼ばれていた(悠久FInalConcertより)。初めてのデートの場所は東京タワーであると語っている。また、インタビューでファーストキスの味について質問された際、「味なんてあるの?」と回答している。外見が年齢に比べて若々しく山寺宏一は「『超音戦士ボーグマン』で彼女を見てまだ10代かと思った」という。

サエキトモはアフレコ現場で面識のなかった大谷をベテランと知らず、彼女の演技を「自分、めっちゃウマいな。いけてんな!」と誉めたところ、大谷は大変喜んだ。その後で芸歴を知ってサエキが恐る恐る謝りに言ったところ、全く怒っていなかったという。

愛着のある作品として次女、ステファニー役を演じた海外ドラマ『フルハウス』を挙げている。内容の素晴らしさに加え、姉役の坂本千夏を始め、優れた共演者に囲まれ「関わることが出来て奇跡的。幸運だった」と語っている。収録前のリハーサルでは観客の一人としてステファニーやタナー家の繰り広げる騒動を楽しんでいて、シリアスなエピソードでは感極まるあまり、本番中でも号泣してしまうことも少なくなかったという。

機動戦艦ナデシコ』のドラマCDのキメ台詞対決で「ピカチュウ」と発言した。『金色のガッシュベル!!』のアフレコ現場で、アフレコ前にこおろぎさとみとお弁当に入っているたくあんの数を競っていた。

名探偵コナン』の円谷光彦は、作者である青山剛昌によれば「本来はもう少し嫌な性格の奴にするつもりだったけど、担当した大谷さんの声が可愛かったから変えた」とのことである。また、灰原哀に想いを寄せ始めたのも大谷の提案によるもの。

ONE PIECE』のトニートニー・チョッパーは、作者である尾田栄一郎に「反則もの」の声と称され同キャラの作者の中でのイメージを変えた。

初めてのオーディションは『がんばれ!キッカーズ』だったが、最初にスタジオに入ったのは『めぞん一刻』。これはディレクターがマイクワークがわからないと大変とゲストに呼んだから。また、セールスの電話など、子供の振りをして断るのが得意。だが、一度だけうっかり新聞の勧誘を断る際にもしてしまったことがある。

役者が連れてきた赤ちゃんが泣いていたのをブース内にいた人たちは「大谷さん泣き練習してるんだ」と思った事がある。一方『渋谷でチュッ!』に出演した際、公開収録日の直前に「ポケモンショック」が発生したため、収録内では一切ピカチュウについて触れないようディレクターから指示された。観覧客が持っていたピカチュウのぬいぐるみも一時的に回収された。

『ポケットモンスター』では当初、ピカチュウがストーリーと共に成長し、いずれは言葉を発する設定だったが、第1話の収録時に「ピカチュウ」の5文字で喜怒哀楽の表現ができたことから、プロデューサーが急遽方針を変更したという。なお、台本には「ピカチュウ」の5文字すら書かれておらず、基本的にアドリブである[4]

休業

2006年1月より、体調不良のため一時全レギュラー番組(●はドラマCD)を降板していた。代役は以下の通り(注・正式にアナウンスされたもののみ記載)。

休業作品および代役を務めた声優

復帰後

上記作品のうち、『名探偵コナン』の円谷光彦役は2006年5月15日のスタジオ収録にて現場復帰。その後、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のピカチュウ役は2006年5月18日に、『ONE PIECE』のトニートニー・チョッパー役は2006年5月21日に、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』は2008年中盤から復帰した(その他の番組に関しては復帰した時期は不明)。

主演作であった『金色のガッシュベル!!』は復帰することなく最終回を迎えてしまった。(ONE PIECE映画宣伝番組内で登場したガッシュは大谷が演じた)。復帰後も仕事量を抑えるためか、2006年10月からアニメ化が決定していた『少年陰陽師』もそのまま降板した。

テイルズ オブ シリーズ関連

大谷の「テイルズ オブ シリーズ」初出演となる『テイルズ オブ ジ アビス』において、原作であるゲームでは声を担当したが、ドラマCDシリーズのイオン/シンク役は釘宮理恵が代役を務めた(収録が休業期間中であった3月に行われたため)。また後にリリースされたシリーズのファンディスクである『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』にはイオン/シンクは登場せず、2008年から2009年にかけて放送されたアニメ版『アビス』のイオン/シンクの声は小林由美子が担当している。事実上大谷は当作品を降板となっており、シリーズに登場する重要キャラクターの声を担当した声優としては珍しく、ゲームのみの出演となっている。

出演作品

太字は主役・メインキャラクター

テレビアニメ

出演時期不明

1986年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

OVA

1990年

1991年

1993年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2002年

2003年

2004年

  • インタールード(三枝睦月)
  • おジャ魔女どれみナ・イ・ショハナちゃん、マジョモンロー)
  • ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ(国分寺こよりまじかるメイドこより、マヤ)
  • ポケットモンスター ピカチュウのなつまつり(ピカチュウ

2005年

  • 星界の戦旗III(セールナイ)
  • ポケットモンスター ピカチュウのおばけカーニバル(ピカチュウ
  • 名探偵コナン 標的は小五郎!! 少年探偵団マル秘調査(円谷光彦、売店店員)

2006年

  • ポケットモンスター ピカチュウのわんぱくアイランド(ピカチュウ

2007年

  • ポケットモンスター ピカチュウたんけんクラブ(ピカチュウ
  • 名探偵コナン 阿笠からの挑戦状! 阿笠vsコナン&少年探偵団(円谷光彦

2008年

2009年

  • ポケットモンスター ピカチュウのキラキラだいそうさく!(ピカチュウ
  • 名探偵コナン 10年後の異邦人(円谷光彦
  • 名探偵コナン MAGIC FILE3 新一と蘭・麻雀牌と七夕の思い出(円谷光彦

2010年

  • ポケットモンスター ピカチュウのふしぎなふしぎな大冒険(ピカチュウ
  • 名探偵コナン KID in TRAP ISLAND(円谷光彦
  • 名探偵コナン MAGIC FILE4 大阪お好み焼きオデッセイ(円谷光彦

2011年

  • ポケットモンスター ピカチュウのサマー・ブリッジ・ストーリー(ピカチュウ
  • 名探偵コナン ロンドンからの秘指令(円谷光彦、円谷朝美)
  • 名探偵コナン MAGIC FILE2011 新潟〜東京 おみやげ狂騒曲(円谷光彦

2012年

  • 名探偵コナン えくすかりばあの奇跡(円谷光彦

2013年

劇場アニメ

1988年

1992年

1993年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

Webアニメ

2003年

2006年

2014年

ゲーム

1995年

1996年

  • エーベルージュ(ノイシュ・アマルフィ、コー・ダインハート)
  • ガーディアンヒーローズニコレ・ニール、エドワード・M・コニャック)
  • ときめき麻雀パラダイスSpecial〜恋のテンパイビート〜(涼暮水無)
  • ヒロインドリーム(大羽音夢)

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

  • ガイストクラッシャー ゴッド(マイク・マーキュリー〈マイクマ〉[19]
  • コープスパーティー BLOOD DRIVE(篠崎サチコ、篠崎ヨシヱ[20]
  • NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション(猿飛木ノ葉丸[21]
  • 名探偵コナン ファントム狂詩曲(円谷光彦[22]

吹き替え

映画・海外ドラマ

アニメ

テレビドラマ

バラエティなど

など

ラジオ

ラジオドラマ

CM

ドラマCD

音楽CD

  • 名探偵コナン キャラクター・ソング集 帝丹小学校に全員集合!!
    • 帝丹小学校校歌 / キャンプの歌 / 僕らの夢さ仮面ヤイバー / ナゾが僕らを呼んでいる'06 / 僕らの夢さ仮面ヤイバー(少年探偵団ショート・ヴァージョン)

その他

作品

アルバム

  • ヴィエント(1999年11月26日)
  • ミレニアム・シリーズ タイムカプセルVol.6 〜これもA(R)I?〜(2000年10月25日)

キャラクターソング

  • 天空のエスカフローネ THE VISION OF ESCAFLOWNE「天空のエスカフローネ オリジナルドラマアルバム ジェチアの想い」(1996年12月18日)
    • 挿入歌「猫のキモチ」曲・編曲:菅野よう子 / 歌:大谷育江
  • おジャ魔女どれみシリーズ(ハナちゃん)
    • キャラクター・ミニアルバムSpecial 巻機山 花(2002年4月24日)
      • 「わたしはおジャ魔女ハナちゃん!!」作詞:井上望、作・編曲:金井江右
      • 「だいすきな絵本とママのうた」作詞:井上望、作曲:濱田理恵、編曲:中畑丈治
      • 「だもんね! ハナちゃん」作詞:もりちよこ、作曲:濱田理恵、編曲:中畑丈治
    • FRIENDS MAHO堂ソロVocalアルバム(2003年1月22日)
      • 「サンキューマミーズ」作詞:大森祥子、作曲・曲:金井江右、合いの手コーラス:MAHO堂
    • 他、MAHO堂メンバーとしての曲は当該項目を参照。
    • おジャ魔女どれみ♯ MAHO堂CDコレクションその2 すくりーんテーマ&しーくれっと すと〜り〜(2000年8月3日)
    • おジャ魔女ドッカ〜ン!CDくらぶ その3 歌とおはなし!おジャ魔女ミュージカルコレクション ドッカ〜ン!(2002年7月24日)
    • おジャ魔女ドッカ〜ン!CDくらぶ その7 おジャ魔女ドッカ〜ン!ドラマシアター(2002年12月21日)
  • ONE PIECEシリーズ(トニートニー・チョッパー)※一部では少年時代のサンジが歌う曲も収録されている。
  • 名探偵コナンシリーズ(円谷光彦)全部

脚注

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:マウスプロモーション

  1. テンプレート:Cite journal
  2. Yahoo!人物名鑑によるプロフィールより 2010年8月24日閲覧
  3. テンプレート:Cite web
  4. 2011年11月12日放送「お願いランキングGOLD 2時間スペシャル」(テレビ朝日系列)での出演者による。
  5. 本編終盤の47話・48話(最終回)のみ。
  6. 日テレNAVIめ〜る(日テレ公式メールマガジン)2012年2月28日号より。
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web


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