中村英一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Otheruseslist テンプレート:BLP unsourced 中村 英一(なかむら えいいち、1947年3月2日 - )は、日本男性アニメーターキャラクターデザイナー東京都出身。元シンエイ動画所属。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)会員。

略歴

1966年にAプロダクション(現:シンエイ動画)のアニメーター募集に応募して第一期生として入社。

当時は、百数十名の応募に対して、合格は4人という狭き門だった。同期には須田正己など(但し須田は研修を受けたのみ)。楠部大吉郎など東映動画出身のベテランアニメーターから技術を吸収して、多数のアニメで原画を担当した。

その後、1976年9月にAプロダクションがシンエイ動画に改組された際も、多くのスタッフが独立した中で、中村はシンエイ動画に留まって、2007年まではシンエイ動画の作画部長を務めた。シンエイ動画を代表するスタッフの一人であり、現在シンエイ動画に所属するアニメーターの渡辺歩大塚正実らに多大な影響を与えた人物。また、原恵一が『ドラえもん』で各話演出を担当していた頃、彼の演出に難色を示した作画スタッフが原と対立した事があり、その時に両者の仲裁をした事もあった。

テレビアニメドラえもん』ではパイロット版「勉強べやのつりぼり」のキャラクターデザイン・作画監督として参加し、それから2005年のリニューアルまで同作品のキャラクターデザイン・総作画監督を務めていた。リニューアル後も引き続き各話の作画監督を担当していたものの、富永貞義とほぼ同時期(2007年上半期)に降板した(富永は2008年4月に渡辺歩と共同でキャラクターデザインとして再登板している)。その後はシンエイ動画を定年退職し、アニメーターから一線を退いた。

主な参加作品

テレビアニメ

劇場映画

関連項目