日本海テレビジョン放送

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テンプレート:Infobox テンプレート:日本のテレビ局 日本海テレビジョン放送株式会社(にほんかいテレビジョンほうそう、NIHONKAI TELECASTING CO., LTD.)は、鳥取県および島根県放送対象地域としてテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。

略称はNKTNihonKai Telecasting)。通称は日本海テレビNNNNNS系列。

目次

概要

コールサインJOJX-DTV鳥取1ch)。本社は鳥取県鳥取市に所在し、島根県松江市に島根総局が所在する。

また、読売新聞日本テレビと親密でもある(後述)と同時に、日ノ丸自動車[1]鳥取大丸などと共に構成する佳友倶楽部にも加盟し、日ノ丸グループの一員でもある[2]。なお、同じ鳥取県地方新聞である日本海新聞との資本関係は一切ない(ただし、現在の新日本海新聞社以前に存在していた旧社とは関係があったとされる)。

事業所所在地

本社
〒680-8572 鳥取県鳥取市田園町四丁目360番地
米子支社
〒683-0804 鳥取県米子市米原9丁目1番52号
島根総局[3]
〒690-0049 島根県松江市袖師町2番38号
1Fにはガスト松江南店が入居する。
出雲支社
〒693-0002 島根県出雲市今市町北本町一丁目2番1号 さかやビル4階
浜田支社
〒697-0026 島根県浜田市田町1669番地 河野ビル2階
広島支社
〒730-0035 広島県広島市中区本通7番29号 アイビービル6階
ファイル:Kintetsu-Dojima-Bldg-20090321.jpg
大阪支社が置かれている近鉄堂島ビル
大阪支社
〒530-0002 大阪府大阪市北区堂島二丁目2番2号 近鉄堂島ビル[4]7階
開局当初は関西テレビの関連会社のビルに設置していた。
東京支社
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-3-3 内幸町ダイビル8F
以前は中央区銀座五丁目9番1号 銀座コティビル7階に設置していた。

沿革

  • 1958年3月3日 - 会社設立。
  • 1959年3月3日 - 鳥取県で放送開始。(第1局)
  • 1959年8月1日 - テレビニュースネットワーク、JNNに加入するが同年の12月15日に山陰放送(BSS、当時はラジオ山陰(RSB))がテレビ放送を開始したため脱退。以降は日本テレビ系列となる。
  • 1966年4月1日 - NNN発足と同時に加盟。
  • 1972年4月1日 - NNS発足と同時に加盟。
  • 1972年9月22日 - 鳥取・島根の相互乗り入れにより島根県(第3局)でも放送開始。これにより本局で放送されていたTBS系、フジテレビ系の番組が前者はBSS、後者は山陰中央テレビジョン放送(TSK)に移行する形で姿を消す。
  • 1974年3月 - 社史『日本海テレビのあゆみ 開局15周年記念』を発行(日本海テレビ放送15年史編集委員会 編、199ページ)。
  • 1989年10月1日 - NNN・NNSマストバイ局となり、それまで日本海テレビで放送されていたANN系列の番組の大部分(『ドラえもん』や『暴れん坊将軍』など)がBSSに、一部はTSKに移動する。NKTではこの後2年程、中国ブロックネット『テレライフ・ナウ』、『ハーイあっこです』(朝日放送制作・日本ガス協会加盟社の筆頭提供)、その他一部番組販売扱いのものを除き、テレビ朝日系の番組が基本的に姿を消すことになるが、1991年10月改編で、NNSマストバイ指定から外れた放送枠で再度増加する。
  • 1992年11月27日 - 本社が鳥取市本町3-102の商工会議所内から現在地へ移転。同時に山陰地区の民放局の中では最後に音声多重放送を開始することとなった。ただし、TSKの山陰初の民放音声多重開始からは1年経っていない。
  • 1999年3月 - 社史『日本海テレビのあゆみ 開局40周年記念』を発行(日本海テレビ40周年誌編纂委員会 編、176ページ)。
  • 2006年10月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2007年10月31日 - テレビ24時間放送(日テレNEWS24)スタート。山陰地区民放の中で初の終夜放送。
  • 2012年4月 - 公式Facebookスタート。

ネットワークの移り変わり

  • 1959年3月3日 - 鳥取県でテレビ放送開始。(第1局)ラジオ東京(現在のTBSテレビ)・日本テレビフジテレビ・日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)とネットを組む。この時点での編成はラジオ東京主体であった。
  • 1959年8月1日 - ニュースネットワークJNNに加盟。
  • 1959年12月15日 - ラジオ山陰(現在の山陰放送)が島根県でテレビ放送を開始したことに伴いJNNを脱退。この日から編成を日本テレビ主体とする。
  • 1966年4月1日 - ニュースネットワークNNNに加盟。
  • 1967年6月 - 民間放送教育協会に加盟。
  • 1972年4月1日 - NNSに加盟。
  • 1972年9月22日 - 鳥取・島根相互乗り入れ実施により島根県での放送を開始。(第3局)これによりフジテレビ系列が山陰中央テレビ(島根2局・鳥取3局)に定められたため、フジテレビの番組が姿を消す。また、TBS系列が山陰放送(島根1局・鳥取2局)と定められたためTBSの番組も姿を消す。フジテレビ・TBSの空いた枠には主にNET系の番組が入り、いわば日本テレビとNETとのクロスネット局状態となる。ちなみにワイドショー番組は山陰放送とネットを分け合っていた。このため山陰地方では2つの局で見られていたという現象が起きていた。なお、スポンサーの意向やUHFアンテナの普及度合の関係等の諸事情から、1974年頃まで日本海テレビでのTBS系・フジテレビ系番組の、山陰放送での日本テレビ系番組の時差ネットが続けられた。
  • 1989年10月1日 - 日本テレビ系列マストバイ局になる(ANNを脱退)。これによりテレビ朝日の番組の大部分が山陰放送へ、一部が山陰中央テレビに移行した。ただし、中国ブロック番組(テレライフ・ナウ)や、ごく一部の番組は残り、1991年10月1日から再度増加。

※なお、鳥取県と島根県の越境広域化が実現するまでの過程は山陰放送#テレビ放送開始とエリア拡大の詳述も参照。

ロゴ・マスコットキャラクターについて

テンプレート:節stub 現在使用されているキャラクターは「ぶっピィ」で、豚の「ぶぅ」・鳥の「ピィ」の2人。ぶぅには花粉症の気があり、news every.日本海の天気予報では花粉情報で鼻水を流している(当然ながら飛散量が多いほどぶぅの花粉症は深刻)。

ロゴマークはキャラクターのぶっピィの体の一部や野菜の絵などで造られた社名ロゴが主である。従来の正式ロゴや略称の「NKT」のロゴも使用されているが、主に社屋・送信所・中継局・封筒などで見られる(第2日曜日に放送されている広報番組「あなたとNKT」もエンディングでも使用されている)。正式ロゴはテレビ岩手のと同じようなロゴ(略称・社名ともに)であり水色で表記されることが多い。2013年4月の開局55周年を機にロゴマークをぶぅの鼻を基調とした「日」マークと「本海テレビ」のロゴを合わせたものに変更した。ロゴの上段には「いっちゃんムチュー」というキャッチフレーズが添えられている。

ウォーターマークとチャンネルアイコンもこの「日」マークに「1ch」(2013年4月から2014年3月まで「55th」)の文字が添えられたもので、地上デジタル放送開始時から「NKT」のロゴがウォーターマークやチャンネルアイコンに使われた事はない(略称ロゴをこれらに使わない山陰地方唯一のテレビ局である)。また、ウォーターマークは提供クレジットとCMの表示前に一旦消える。 テンプレート:NNN-character

主なテレビ放送局

ファイル:NNNID.png
日本テレビ系列のリモコンキーID地図
コールサイン:JOJX-DTV、リモコンキーID:1。
※このため、NHK鳥取放送局NHK松江放送局総合テレビはリモコンID3番である。また周辺県(兵庫県山口県岡山県広島県一部)はNHK総合テレビはID1番であり、県外視聴の際は枝番号が付く。
  • 鳥取県
    • 鳥取 38ch 100W 鳥取市矢矯(毛無山、親局)
      • 鳥取県東中部の中継局は鳥取局を基幹局として送信される。
    • 倉吉 38ch 100W 東伯郡湯梨浜町羽衣石(栗尾山)
    • 鉢伏 23ch 0.5W 東伯郡湯梨浜町白石(鉢伏山
  • 島根県
    • 松江 41ch 1kW 松江市島根町加賀(澄水山
      • 島根県及び鳥取県西部の中継局は松江局を基幹局として送信される。
    • 大田 25ch 10W 大田市大田町大田(法蔵寺山)
    • 仁摩 25ch 10W 大田市仁摩町馬路(高山)
    • 江津 28ch 30W 江津市島の星町(島星山)
    • 浜田 31ch 100W 浜田市三隅町室谷(大麻山)
    • 益田 33ch 30W 益田市中垣内町(大道山)

※デジタル放送の鳥取局は鳥取県鳥取市(毛無山)、松江局は島根県松江市(澄水山)に建設された。

アナログ放送概要

2011年7月24日時点

  • 鳥取県
    • 鳥取・倉吉 JOJX-TV 1ch 1kW 東伯郡湯梨浜町白石(鉢伏山)
    • 日野 8ch 100W 日野郡日野町舟場(古峠山)
  • 島根県
    • 松江 30ch 10kW 松江市上本庄町(澄水山)※島根県内の基幹局
    • 木次 61ch 10W 雲南市三刀屋町給下(峯寺弥山)
    • 大東 40ch 10W 雲南市大東町中湯石(畑谷山)
    • 大田 61ch 100W 大田市大田町大田(法蔵寺山)
    • 仁摩 51ch 10W 大田市仁摩町馬路(高山)
    • 江津 40ch 30W 江津市島の星町(島星山)
    • 浜田 54ch 1kW 浜田市三隅町室谷(大麻山)
    • 益田 40ch 30W 益田市中垣内町(大道山)
    • 西ノ島 61ch 100W 隠岐郡西ノ島町美田(焼火山)
    • 西郷 37ch 30W 隠岐郡隠岐の島町飯田(金峯山)

新聞資本とテレビネット

  • 1959年8月、ラジオ東京(現在のTBSテレビ)を中心にJNNが発足し、NKTもこれに加盟したが、これはRSB(現:BSS)との合併話が当時水面下で進んでいたためである。結局合併話は立ち消えとなり、加盟後間もない同年12月にJNNを脱退。代わりに共同テレビジョンニュース社と日本テレビ、日本教育テレビ(NETテレビ、現:テレビ朝日)からニュース番組をネット受けした。1966年4月、日本テレビを中心としたNNNに加盟した。
  • 一方、1969年1月に戦前から読売新聞と関係の深かった島根新聞(現・山陰中央新報)を母体に島根放送が設立され、1970年4月に「テレビしまね」の呼称で開局。当初は、読売グループから日本テレビネットを希望されたが、将来の相互乗り入れが水面下で進んでおり、既に日本テレビ系の番組はNKTが押さえていたため、結局フジテレビ系列に加盟することとなる。相互乗り入れ時に社名を「テレビしまね」から山陰中央テレビジョン放送(略称はTSKのまま)へ変更した。
  • こうして、新聞資本とテレビネットの腸捻転(ねじれ)状態が続いたが、1978年12月、読売と産経が両局の出資分を交換したため、現在NKTは読売・日本テレビと資本的にも親密となり、またTSKはフジサンケイグループに近い存在となった。一方、1975年に日本海新聞旧社が倒産し、その後再発足した新社は、NKTと関係を持たなかった。
  • 1989年春、鳥取県内の大規模団地で共同受信アンテナによる在阪2局(朝日放送読売テレビ)と兵庫エリアU局(サンテレビ)の区域外再放送が計画され、これにBSS・NKT・TSKが抵抗した。
    • この団地は、有線テレビ放送法で「区域外再放送にに関し、地元及び区域外の放送局の同意を得なければならない」とする、接続端子数500以上の施設に該当した。このため、住民側は、相互乗り入れ後もBSSとNKTで『モーニングショー』やテレビ朝日系平日正午枠等一部の番組が同時放送されるなど、相互乗り入れ前の名残が見られた変則的な番組編成を反論として挙げた。
    • この問題は当時の日本海新聞でも扱われた。このことが、NKTがNNN/NNSマストバイ化に動き、同時に変則編成を解消する一因となった。

民間放送教育協会への加盟

  • 民間放送教育協会へは、山陰地区から当局とBSSの2局が加盟している。
    • これは、当局が鳥取県のみを当初のサービスエリアとして開局したことと、それに伴ってBSSが鳥取県米子市に本社があるにもかかわらず、開局当初は島根県のみをサービスエリアとしていたことなどの絡みによるもので、1972年に山陰準広域圏が確立されてからも、この状況が続いている。

主な番組

現在の自社制作番組

日本テレビ系列遅れネット番組

テレビ朝日系列

テレビ東京系列

民教協加盟局共同制作番組

その他の局の番組

再放送番組

過去に放送された番組

自社制作番組

東京支社が過去に制作した番組

※上記2番組は、制作会社THE WORKSの委託制作であった。

テレビ朝日系列

1989年9月までに放送されていた番組

NNN/NNSマストバイ局化で打ち切りとなったり、BSS・TSKへ移行した番組は除く。

ほか

他局に移行・一本化されたテレビ朝日系番組

太字はスポンサードネットで放送されていた番組。
BSSへ移行・一本化された番組
毎日放送の腸捻転解消による移行・一本化
NNN/NNSマストバイ局化による移行・一本化
TSKへ移行された番組
いずれもNNN/NNSマストバイ局化による移行。

NNN/NNSマストバイ局化で打ち切られたテレビ朝日系の番組

NNN/NNSマストバイ局化後も放送されたテレビ朝日系の番組

ほか

テレビ東京系列

ほか

TSK開局まで放送されていたフジテレビ系列の番組

TSKの鳥取県乗り入れ開始まで放送されていたフジテレビ系列の番組

TSK開局前後数ヶ月まで放送されていたフジテレビ系の番組

  • スター千一夜(放送開始初期は他のローカル局と同じく曜日によって放送されていたが、時間枠的に系列の番組が組み込めない等の影響で他のローカル局と同様に放送中止。TSK開局よりも数年前にすでに中止している)
  • 3時のあなた(1970年6月末で打ち切り)

BSSの鳥取県乗り入れ開始まで放送されていたTBS系列の番組

オープニング・クロージング

オープニング・クロージングともに、鳥取県内の風景を撮影したもので、デジタル開始時から使用されている。なお、日テレNEWS24放送時はぶっぴぃの静止画1枚となる。

オープニング
初期のオープニングはベートーヴェン交響曲第1番の第4楽章をBGMに、日本海の荒波→日本海テレビの社旗→鉄塔→パラボラアンテナの順に映し出されるもので、最後にコールサインと局名表示があった。
後にフィルム収録からビデオ収録となり、中継車の映像や当時の局舎の静止画などが追加された。
また、社屋移転後から地上デジタル放送開始前までは、主に日本海テレビ本社内の放送設備が映し出されていた(BGMは以前と同じものだが、音声多重放送開始に伴いステレオ化された)。
クロージング
  • 夕焼けの日本海の風景
2004年頃までは夜の仁風閣の映像だった。
また、2004年頃から地上デジタル放送開始前までは、たくさんの羊が動き回るアニメーションが使用されていた。

2007年10月31日深夜(11月1日未明)以後、定時深夜放送終了後から翌日付の定時早朝放送開始までは日テレNEWS24をフィラーとして放送しているが、NKTの公式サイト、および新聞・雑誌の番組表には記載されておらず、事実上試験電波と同等の扱いになっている。なお電子番組表については日テレNEWS24の放送があることを掲載している(日によっては設備点検上放送休止となる日があり、その場合はカラーバーか停波となる)。

スタジオ

鳥取本社第1スタジオ(HD対応)
スパイス!!など、自社制作の番組放送時に使用。局舎正面ロビーとはアコーディオンカーテン(あるいはシャッター)のみで仕切られているため、番組や公開イベントなどで使用する場合は、出演者はロビーからそのままスタジオに入れたり、一般客が収録の様子を見学することが出来る。
第2スタジオ(HD対応)
報道部と直結しているニューススタジオ。『Newsリアルタイム日本海』や定時・緊急ニュース等で使用。第1スタジオと同じく、ロビーからスタジオの様子を見学できる。

天気カメラ設置場所

鳥取本社、島根総局(松江市)、出雲支社の屋上に設置されている。2014年度からは「SKY VISION」と名づけている。

アナウンサー

男性アナウンサー

女性アナウンサー

  • 山口有貴(やまぐち ゆき) - 2005年入社
  • 殿垣内薫(とのがうち かおる) - 2007年入社
  • 定常菜都子(さだつね なつこ、旧姓:岡崎) - 2008年入社
  • 前田彩野(まえだ あやの) - 2013年入社
    (元NHK松江放送局契約キャスター)

過去に在籍したアナウンサー

男性アナウンサー

  • 松本俊(まつもと しゅん)
  • 朝倉浩之(あさくら ひろゆき、中国国際放送北京放送)日本語部を経て現在は、TOKYO MXで報道記者)
  • 山野本竜規(やまのもと たつのり、退社後琉球放送アナウンサーを経て、現在スピリチャルカウンセラー、フリーアナ)
  • 福田仁志(ふくだ ひとし、のち報道局幹部の役職に就きつつ、番組のナレーションなどを担当。現在は退職)
  • 福谷清志(ふくたに きよし、現在はテレビ大阪アナウンサー)
  • 福浜隆宏(ふくはま たかひろ、2014年に鳥取市長選挙に出馬するために退職)
  • 北川博之(きたがわ ひろゆき、アナウンサーを経て、現在は公務員)

女性アナウンサー

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Navbox テンプレート:民間放送教育協会

テンプレート:Tv-chushikoku
  1. テンプレート:Cite report
  2. テンプレート:Cite web
  3. 1987年から2000年代にかけては松江本社であった。
  4. 同ビルには系列内では日本テレビ放送網宮城テレビ放送の支社も設置されている。