安田記念

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日本競馬の父、安田伊左衛門
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第58回安田記念(2008年6月8日 ウオッカ優勝)

安田記念(やすだきねん)とは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場1600メートルで施行する中央競馬重賞GI競走である。農林水産大臣賞が正賞となっているため、正式名称は農林水産省賞典安田記念と表記される。競走名は日本中央競馬会初代理事長・安田伊左衛門の功績を称えることから付けられている。

正賞は農林水産大臣賞・日本馬主協会連合会会長賞[1]

概要

1951年競馬法の制定や東京優駿大競走(日本ダービー)の創設など日本競馬の発展に尽力した日本中央競馬会初代理事長・安田伊左衛門の功績を称え4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走安田賞として創設、第1回は東京競馬場の芝1600mで施行された。1951年当時としては古馬の重賞は全て2000m以上で開催されており、古馬が出走可能なマイルの重賞はこの安田賞が初となる。個人名を冠した重賞競走も日本初であった。

1958年、安田が5月18日に死去したため名称を現在の安田記念に変更。1960年からは施行距離を芝1800mに変更したが1962年には芝1600mに戻した。1967年は東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝外回り1600mで施行、1972年は流行性の馬インフルエンザの影響により1ヶ月遅れの7月23日に施行した。

1984年からはグレード制施行に伴い最高位のGIに格付けされ、方式にもいくつかの変更が加えられた。施行時期を優駿牝馬(オークス)の前週に移設(これに伴い出走資格も5歳(現4歳)以上に変更)、負担重量を定量に変更、更に混合競走に指定され外国産馬の出走が可能になった。これにより春のマイル最強馬決定戦として位置付けられ、同年に新設された秋のマイルチャンピオンシップとマイル最高峰の双璧を成す競走として施行される事になる。

1993年からは国際競走に指定され外国調教馬が出走可能になり、更に1995年からは指定競走に指定、地方所属馬が出走可能になった。1996年からは施行時期を東京優駿(日本ダービー)の翌週に移設されたことにより再び出走資格を4歳(現3歳)以上に変更。2004年からは国際セリ名簿基準作成委員会により国際グレードのGIに格付け、2005年からは香港ジョッキークラブとの提携でアジアマイルチャレンジを構成した(2011年を最後に休止)。

創設当初はそれほど重要視された重賞競走ではなく、ハンデキャップ競走として施行されていた。実際、1983年までの日本競馬界は長距離重賞最優遇の時代であり、血統の都合などから長距離適性がない短中距離馬にとってはあまりにも不遇の時代であった。1600m以下の重賞は番組形態も整理されておらず、重賞がポツポツと年間カレンダーに点在する状況だった。また1983年の当競走の優勝賞金は3200万円であり、古馬1600m以下の重賞では最高金額ではあるものの他の長距離重賞に比べれば安めに設定されていた[注 1]。この事からも当時の短中距離馬の冷遇ぶりは伺える。それでも春季の締め、東京競馬春開催最終日のメインレースとして行われる当競走は当時の一線級の短中距離馬が揃う名物レースであり、当時としては八大競走以外の数少ない全国発売レースの1つであった。

この状況も1984年のグレード制施行により大きく変わる。短距離路線の番組形態が整理されるとともに、当競走についてはGIに格付けされたことに伴い、優勝賞金を5000万円に大幅増額。名実ともに日本の春のマイル最強馬決定戦となる。その後、国際レース化され2004年には国際グレードのGIに格付け、2005年からはアジアマイルチャレンジを構成したため香港マイルドバイデューティーフリーと並ぶアジアのマイル最強馬決定戦として定着。日本で最も歴史と伝統があり、最も格の高いマイル重賞として世界的にも知られる事になる。国内のマイラーのみならず中長距離馬にとっても栄誉の一戦であり宝塚記念と共に春の最強馬を占うレースとして君臨する事になった。現在では、「春の東京GI5連戦」のラストを飾るレースである。

秋の天皇賞秋華賞エリザベス女王杯ジャパンカップが直近にあるマイルチャンピオンシップと違い春季は中距離のGIレースが無く6月下旬開催の宝塚記念梅雨時である事を嫌い、中長距離馬であっても特に重馬場を苦手とする馬は安田記念を春の最大目標とする陣営が多くなってきている。故に短中長距離の一線級の豪華メンバーが一堂に集う事が多い。そのためJRAのGIレースの中でも大きい注目を集めるレースの1つである。売上規模も有馬記念、日本ダービー、天皇賞、ジャパンカップ、皐月賞に次ぐ規模であり例年160億円前後を売り上げる。また、アジアマイルチャレンジの最終戦となった事により(現在は休止)世界的にも注目されるレースとなり、香港UAEなど海外から有力馬が多く遠征している。外国調教馬ではハートレイク(1995年、UAE調教馬)、フェアリーキングプローン(2000年)、ブリッシュラック(2006年、ともに香港調教馬)が本競走に優勝した。

直線の長い東京コースで行われるマイルGIということもありスピードだけでなく相応のスタミナも要求される。歴代の優勝馬にもギャロップダイナオグリキャップウオッカなど中長距離の重賞の優勝経験を持つ馬が多い。秋の同じ距離で行われるマイルチャンピオンシップとは対照的に1番人気がかなり不振であることも特徴的で、1992年以降馬番連勝複式馬券で万馬券が10回飛び出すなどかなり波乱の様相が出ている。

上述の通り、1984年にGI格付けされて以降は施行時期の変更に伴い3歳馬の出走が不可となっていたが、再度施行時期が移設された1996年に再び出走可能になった。同じ競馬場・距離で行われるNHKマイルカップから中3週で斤量が同競走よりも3kg軽い(NHKマイルカップは牡馬57kg、牝馬2kg減)という有利な条件ではあるものの、東京優駿を最大目標にする陣営が多いことから当競走への出走自体が少なく、2011年リアルインパクトは59年ぶりの3歳馬の優勝(GI格付け以降では初V)であった。

現在の優勝レイの配色は、赤色地に金色文字となっている。

出走資格

現在

2014年以降の出走馬選定方法は以下のとおり。出走枠は18頭まで。

  • 原則サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬及び本競走に出走登録した外国調教馬(9頭まで)。
  • JRA所属競走馬は、以下の順で出走馬を決定する(地方馬で2歳馬競走を除くGI競走1着に入った馬も含む)。
    • レーティング順位の上位5頭に対しては優先出走が認められる(牡馬・セン馬は110ポンド、牝馬は106ポンド以上であることが条件)。
    • その他の競走馬は「通算の収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI(JpnI)競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる。
  • 地方競馬所属馬は以下の競走のいずれかで所定の成績をあげると本競走に出走できる。
4歳以上
競走名 格付 施行競馬場 施行距離 必要な地方馬の着順 備考
高松宮記念 テンプレート:Color テンプレート:Flagicon中京競馬場 芝1200m 1・2着
マイラーズカップ テンプレート:Color テンプレート:Flagicon京都競馬場 芝・外1600m 本競走のステップ競走指定
中央・地方の所属を問わずに、1着で優先出走権を付与(2014年から)
※谷川岳Sは除く。
谷川岳ステークス オープン 新潟競馬場 芝・外1600m 1着
京王杯スプリングカップ テンプレート:Color テンプレート:Flagicon東京競馬場 芝1400m 1・2着
ヴィクトリアマイル テンプレート:Color テンプレート:Flagicon東京競馬場 芝1600m 牝馬限定
3歳
競走名 格付 施行競馬場 施行距離 必要な地方馬の着順 備考
ニュージーランドトロフィー テンプレート:Color テンプレート:Flagicon中山競馬場 芝・外1600m 1・2着 本競走のステップ競走指定
橘ステークス オープン 京都競馬場 芝・外1400m 1着
NHKマイルカップ テンプレート:Color テンプレート:Flagicon東京競馬場 芝1600m 1・2着

この方式になってからは優先出走順位をめぐって以下の状況が出ている。

  • 2012年に出走したペルーサは収得賞金順で19番目であり、本来は除外の対象となっていたのだがレーティング値が登録馬中トップの120(前年の天皇賞3着)と評価され、優先的に出走が可能となった。一方、この影響でショウナンマイティが直近の重賞競走(大阪杯)を勝っていながら優先順位が19番目となり、本競走除外の憂き目に遭った(同週の鳴尾記念に変更)。
  • そのショウナンマイティは翌2013年にも登録したが、収得賞金順が20番目でありまたも除外の可能性があった。しかし、発表されたレーティングが登録馬中3番目の119(前年の宝塚記念3着)と評価されたことでこの年は優先出走が認められた[2]上に2着となった。

以前

2011年出走資格は以下のとおり[3]

  • 基本はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬及び本競走に出走登録した外国調教馬(9頭まで)。
  • 地方所属馬は当年のマイラーズカップ京王杯スプリングカップニュージーランドトロフィー高松宮記念NHKマイルカップヴィクトリアマイル、海外で実施されたアジアマイルチャレンジのいずれかの競走で1着・2着の入賞馬及び谷川岳ステークス(2011年まで)・葵ステークス2009年まで)・橘ステークス(2010年から)の1着馬は出走権(優先出走権ではない)で出走できる。
  • JRA所属馬は出走登録馬のレーティング順位の上位5頭に優先出走権が与えられる(ただし同年に実施されたアジアマイルチャレンジ対象競走で2着以内に入着したJRA所属馬は上記よりも最優先で出走できる)。
  • 残りは通算の収得賞金と前年の安田記念開催節から6月1日までの収得賞金算入額の合計が多い順で出走権が与えられる。

負担重量

  • 定量で3歳は54kg、4歳以上は58kg、牝馬は2kg減である[1]
    • 第1~33回はハンデキャップ。第34~45回は57kg・牝馬2kg減・南半球産4歳馬1kg減だった。

賞金

2014年の1着賞金は1億円で、以下2着4000万円、3着2500万円、4着1500万円、5着1000万円[1]

歴史

歴代優勝馬

国際競走となった1993年以降は優勝馬の国旗を表記する。

回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主テンプレート:要出典
第1回 1951年[[7月1日|7月テンプレート:01日]] イツセイ 牡3 1:38 0/5 保田隆芳 尾形藤吉 岩崎利明
第2回 1952年[[7月6日|7月テンプレート:06日]] スウヰイスー 牝3 1:39 0/5 保田隆芳 松山吉三郎 高峰三枝子
第3回 1953年6月14日 スウヰイスー 牝4 1:38 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 鈴木健之
第4回 1954年[[6月6日|6月テンプレート:06日]] フソウ 牡5 1:41 2/5 高橋英夫 鈴木信太郎 中村正行
第5回 1955年6月12日 クリチカラ 牡5 1:38 4/5 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二
第6回 1956年6月10日 ヨシフサ 牡4 1:38 2/5 渡辺正人 中村広 岡田吉信
第7回 1957年[[6月9日|6月テンプレート:09日]] ヘキラク 牡4 1:38 4/5 蛯名武五郎 藤本冨良 浅井礼三
第8回 1958年[[6月1日|6月テンプレート:01日]] ラプソデー 牡4 1:37 2/5 坂本栄三郎 小西喜蔵 椎野浅五郎
第9回 1959年[[6月7日|6月テンプレート:07日]] ヒシマサル 牡4 1:37 3/5 小野定夫 矢野幸夫 阿部雅信
第10回 1960年[[6月5日|6月テンプレート:05日]] オンワードベル 牡4 1:50.2 高橋英夫 二本柳俊夫 樫山純三
第11回 1961年6月11日 ホマレボシ 牡5 1:49.7 八木沢勝美 稗田敏男 川口文子
第12回 1962年6月10日 トウコン 牡4 1:38.3 山岡忞 矢野幸夫 塩飽望
第13回 1963年[[6月2日|6月テンプレート:02日]] ヤマノオー 牡4 1:36.6 森安弘明 内藤潔 山口米吉
第14回 1964年6月テンプレート:07日 シモフサホマレ 牡5 1:37.2 油木宣夫 矢野幸夫 遠田光子
第15回 1965年6月テンプレート:06日 パナソニツク 牝5 1:37.6 嶋田功 稲葉幸夫 那須野牧場
第16回 1966年6月テンプレート:05日 ヒシマサヒデ 牡4 1:39.5 小野定夫 稗田敏男 阿部雅信
第17回 1967年5月21日 ブツシヤン 牡5 1:36.3 大和田稔 二本柳俊夫 河野魁
第18回 1968年6月30日 シエスキイ 牡5 1:36.7 郷原洋行 大久保房松 小林庄平
第19回 1969年6月テンプレート:01日 ハードウエイ 牝4 1:35.9 加賀武見 柄崎義信 鈴木健司
第20回 1970年5月31日 メジロアサマ 牡4 1:35.9 矢野一博 保田隆芳 北野豊吉
第21回 1971年6月20日 ハーバーゲイム 牝4 1:36.8 野平祐二 野平省三 小川乕三
第22回 1972年7月23日 ラファール 牝4 1:38.4 中島啓之 奥平真治 高木美典
第23回 1973年6月10日 ハクホオショウ 牡4 1:35.7 伊藤正徳 尾形藤吉 西博
第24回 1974年6月テンプレート:09日 キョウエイグリーン 牝5 1:35.7 東信二 境勝太郎 松岡正雄
第25回 1975年[[6月8日|6月テンプレート:08日]] サクライワイ 牝4 1:36.6 小島太 高木良三 (株)さくらコマース
第26回 1976年6月13日 ニシキエース 牡5 1:36.6 森安重勝 森安弘昭 小林清
第27回 1977年6月12日 スカッシュソロン 牝4 1:35.1 横田吉光 古賀嘉蔵 飯田正
第28回 1978年6月11日 ニッポーキング 牡5 1:35.1 郷原洋行 久保田金造 山石祐一
第29回 1979年6月10日 ロイヤルシンザン 牡4 1:35.7 的場均 大久保房松 鄭恩植
第30回 1980年6月テンプレート:08日 ブルーアレツ 牡5 1:36.0 嶋田功 見上恒芳 佐野済
第31回 1981年6月テンプレート:07日 タケデン 牡6 1:36.7 増沢末夫 元石孝昭 武市伝一
第32回 1982年6月13日 スイートネイティブ 牝5 1:35.0 岡部幸雄 野平祐二 和田共弘
第33回 1983年6月12日 キヨヒダカ 牡5 1:35.8 増沢末夫 森安弘昭 清峯隆
第34回 1984年5月13日 ハッピープログレス 牡6 1:37.8 田原成貴 山本正司 藤田晋
第35回 1985年5月12日 ニホンピロウイナー 牡5 1:35.1 河内洋 服部正利 小林百太郎
第36回 1986年5月11日 ギャロップダイナ 牡6 1:35.5 柴崎勇 矢野進 (有)社台レースホース
第37回 1987年5月17日 フレッシュボイス 牡4 1:35.7 柴田政人 境直行 円城和男
第38回 1988年5月15日 ニッポーテイオー 牡5 1:34.2 郷原洋行 久保田金造 山石祐一
第39回 1989年5月14日 バンブーメモリー 牡4 1:34.3 岡部幸雄 武邦彦 竹田辰一
第40回 1990年5月13日 オグリキャップ 牡5 1:32.4 武豊 瀬戸口勉 近藤俊典
第41回 1991年5月12日 ダイイチルビー 牝4 1:33.8 河内洋 伊藤雄二 辻本春雄
第42回 1992年5月17日 ヤマニンゼファー 牡4 1:33.8 田中勝春 栗田博憲 土井肇
第43回 1993年5月16日 テンプレート:Flagiconヤマニンゼファー 牡5 1:33.5 柴田善臣 栗田博憲 土井肇
第44回 1994年5月15日 テンプレート:Flagiconノースフライト 牝4 1:33.2 角田晃一 加藤敬二 (有)大北牧場
第45回 1995年5月14日 テンプレート:Flagiconハートレイク 牡4 1:33.2 武豊 S.スルール ゴドルフィン
第46回 1996年6月テンプレート:09日 テンプレート:Flagiconトロットサンダー 牡7 1:33.1 横山典弘 相川勝敏 藤本照男
第47回 1997年6月テンプレート:08日 テンプレート:Flagiconタイキブリザード 牡6 1:33.8 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)大樹ファーム
第48回 1998年6月14日 テンプレート:Flagiconタイキシャトル 牡4 1:37.5 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)大樹ファーム
第49回 1999年6月13日 テンプレート:Flagiconエアジハード 牡4 1:33.3 蛯名正義 伊藤正徳 (株)ラッキーフィールド
第50回 2000年[[6月4日|6月テンプレート:04日]] テンプレート:Flagiconフェアリーキングプローン 騸5 1:33.9 R.フラッド I.アラン 劉錫康
第51回 2001年[[6月3日|6月テンプレート:03日]] テンプレート:Flagiconブラックホーク 牡7 1:33.0 横山典弘 国枝栄 金子真人
第52回 2002年6月テンプレート:02日 テンプレート:Flagiconアドマイヤコジーン 牡6 1:33.3 後藤浩輝 橋田満 近藤利一
第53回 2003年6月テンプレート:08日 テンプレート:Flagiconアグネスデジタル 牡6 1:32.1 四位洋文 白井寿昭 渡辺孝男
第54回 2004年6月テンプレート:06日 テンプレート:Flagiconツルマルボーイ 牡6 1:32.6 安藤勝己 橋口弘次郎 鶴田任男
第55回 2005年6月テンプレート:05日 テンプレート:Flagiconアサクサデンエン 牡6 1:32.3 藤田伸二 河野通文 田原源一郎
第56回 2006年6月テンプレート:04日 テンプレート:Flagiconブリッシュラック 騸7 1:32.6 B.プレブル A.クルーズ W.ウォン
第57回 2007年6月テンプレート:03日 テンプレート:Flagiconダイワメジャー 牡6 1:32.3 安藤勝己 上原博之 大城敬三
第58回 2008年6月テンプレート:08日 テンプレート:Flagiconウオッカ 牝4 1:32.7 岩田康誠 角居勝彦 谷水雄三
第59回 2009年6月テンプレート:07日 テンプレート:Flagiconウオッカ 牝5 1:33.5 武豊 角居勝彦 谷水雄三
第60回 2010年6月テンプレート:06日 テンプレート:Flagiconショウワモダン 牡6 1:31.7 後藤浩輝 杉浦宏昭 山岸桂市
第61回 2011年6月テンプレート:05日 テンプレート:Flagiconリアルインパクト 牡3 1:32.0 戸崎圭太 堀宣行 (有)キャロットファーム
第62回 2012年6月テンプレート:03日 テンプレート:Flagiconストロングリターン 牡6 1:31.3 福永祐一 堀宣行 吉田照哉
第63回 2013年6月テンプレート:02日 テンプレート:Flagiconロードカナロア 牡5 1:31.5 岩田康誠 安田隆行 (株)ロードホースクラブ
第64回 2014年6月テンプレート:08日 テンプレート:Flagiconジャスタウェイ 牡5 1:36.8 柴田善臣 須貝尚介 大和屋暁

安田記念の記録

  • レースレコード - 1:31.3(第62回優勝馬ストロングリターン)
  • 2着との最大着差 - 6馬身(第15回優勝馬パナソニツク・第28回優勝馬ニッポーキング)
  • 最多優勝騎手 - 岡部幸雄 4回(第32、39、47、48回)
  • 最多連続優勝騎手 - 保田隆芳 3連覇(第1~3回)
  • 最多勝調教師 - 尾形藤吉 4勝(第1、3、5、23回)
  • 1番人気馬の単勝最高支持率 - 59.6%(第49回グラスワンダー)
  • 1番人気馬の単勝最低支持率 - 12.05%(第62回サダムパテック、1番人気馬の単勝支持率としてはグレード制が導入された1984年以降最も低い)[4]

父仔制覇

過去に3組の父仔制覇の例がある。

父馬名 優勝回 仔馬名 優勝回
1組目 ヒシマサル 第9回 ヒシマサヒデ 第16回
2組目 ニホンピロウイナー 第35回 ヤマニンゼファー 第42・43回
3組目 エアジハード 第49回 ショウワモダン 第60回

本競走と高松宮記念との関係

高松宮記念が春のスプリントGI競走として施行されるようになった1996年以後、両競走を続けて制した例は1回ある。

優勝馬名 優勝回
1組目 ロードカナロア 63回

本競走との短距離GI連覇

1984年から春の短距離最強馬決定戦として施行され、優勝馬10頭が日本内外で短距離GIで優勝を果たしている。

回数 馬名 性齢 優勝競走
第35回 ニホンピロウイナー 牡5 第2回マイルチャンピオンシップ
第39回 バンブーメモリー 牡4 第24回スプリンターズステークス
第40回 オグリキャップ 牡5 第6回マイルチャンピオンシップ
第41回 ダイイチルビー 牝4 第25回スプリンターズステークス
第44回 ノースフライト 牝4 第11回マイルチャンピオンシップ
第48回 タイキシャトル 牡4 第77回ジャック・ル・マロワ賞
第15回マイルチャンピオンシップ
第49回 エアジハード 牡4 第16回マイルチャンピオンシップ
第50回 フェアリーキングプローン 騸5 第47回香港スチュワーズカップ
第2回ボーヒニアスプリントトロフィー
第22回チェアマンズスプリントプライズ
第57回 ダイワメジャー 牡6 第23回マイルチャンピオンシップ
第24回マイルチャンピオンシップ
第63回 ロードカナロア 牡5 第43回高松宮記念
第47回スプリンターズステークス
第15回香港スプリント

脚注・出典

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注釈

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出典

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各回競走結果の出典

  • 『日本の競馬 総合ハンドブック2013』 58頁 発行:一般社団法人中央競馬振興会(1984年~2012年、馬主名義除く)

関連項目

外部リンク

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  3. 【安田記念(GI)】特別登録日本馬のレーティング順位 - JRA公式サイト 2011年5月29日閲覧
  4. テンプレート:Cite web


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