中山競馬場
テンプレート:競馬場 中山競馬場(なかやまけいばじょう)は、千葉県船橋市(一部市川市)にある中央競馬を施行する競馬場。施行者ならびに管理者は日本中央競馬会。
目次
概要
中山競馬の起源は1907年(明治40年=開催年)に千葉県東葛飾郡明村大字岩瀬(現在の松戸市大字岩瀬)につくられた松戸競馬倶楽部で、1919年(大正8年)8月10日に陸軍省により敷地の接収を受け、東葛飾郡中山村大字若宮(現:市川市若宮)へ移転した。 1920年(大正9年)には中山競馬倶楽部と名称が改められ、1927年(昭和2年)に少し北東側の東葛飾郡葛飾村大字古作(現:船橋市古作)に馬場が移された。その後、1937年(昭和12年)に日本競馬会(現在の日本中央競馬会)へ統合、中山競馬場として発足し現在へ至る。移転後の初開催は1920年(大正9年)3月12日である。
中山競馬は千葉県における観光事業の1つとなっており、昭和5年には図-1のような観光地図も作られた。
- 「中山」の名称の由来は、移転当初、施設の大部分が千葉県東葛飾郡中山村(後に中山町となり、1934年(昭和9年)11月3日に市川市へ編入)に属していた(残りは葛飾村(1937年(昭和12年)4月1日に船橋市へ編入))ことに由来する(現在地には1927年(昭和2年)10月に建設が決定され、1930年(昭和5年)に開設された)。
1940年に開催される予定であった東京オリンピックでは馬事公苑や東京競馬場とともに馬術競技で使用されることとなっていたが、日中戦争の影響で中止となった。
歴史的には、東京競馬場の東京優駿(日本ダービー)に対抗する競走を設けることが長い間念願であった。周辺の地形が起伏に富んだ地形であり、それを生かして障害コースが設けられ、そこを舞台に中山大障害が開催された。さらに、第2代理事長有馬頼寧によって中山グランプリ(現在の有馬記念)を創設。今では年末の風物詩となっている。
また、年末にはクリスマスのイルミネーションが施されるが、高さ20mのヒマラヤスギを使ったクリスマスツリーは、生きた樹木のクリスマスツリーとしては日本国内で最大級である。他の見所としてはパドック近くに建てられたハイセイコーの像がある。
アメリカのローレルパーク競馬場と提携を結んでおり、ローレル競馬場賞中山牝馬ステークスが施行されている。
沿革
- 1906年(明治39年) 松戸競馬倶楽部が松戸競馬場を開設(開催は翌年の1907年)。
- 1918年(大正テンプレート:07年) 陸軍工兵学校の開校に伴い、船橋移転、中山競馬倶楽部と改正。行徳海岸に競馬場を整備し始める。
- 1923年(大正12年) 関東大震災の大津波で、完成間際の競馬場が壊滅的な打撃を受け、現在の船橋市古作へ移転。
- 1928年(昭和テンプレート:03年) 現在の中山競馬場にて移転後、最初のレースが行われる。
- 1942年(昭和17年) 競馬開催中にドーリットル隊による日本本土初空襲が行われる。
- 1943年(昭和18年) 閣議決定で、競馬開催の一時停止が実施される。
- 1944年(昭和19年) 中山競馬場が閉鎖、陸軍に接収され、敷地は、陸軍軍医学校中山出張所(血清ワクチンの製造工場参考)、立川航空隊(軍需品集積所)、東部第5部隊駐留地、軍管轄の自耕農場などとして活用される。
- 1946年(昭和21年) 陸軍軍医学校中山出張所の血清製造工場が千葉県に貸与され、千葉県血清研究所となったが、進駐軍の農場として接収されたため、移転。
- 1947年(昭和22年) 米軍から返還、中山競馬場として再開する。
- 1954年(昭和29年) 日本中央競馬会中山競馬場となる。
- 1985年(昭和60年) 新スタンド「クリスタルコーナー」が増築される。
- 1990年(平成2年) 現メインスタンド竣工。
- 2011年(平成23年)
- 2014年(平成26年) メインスタンドなどの改修工事を1年間かけて行う予定。そのうち、9月には検量室付近の工事が行われるため、例年の4回中山開催は中止し、新潟競馬場へ振替開催予定するほか、競走馬を身近に感じられる環境を提供するため、パドックと競走トラックコースを結ぶ「馬のハナミチ」を整備、さらにそれに付随したウィナーズサークルや検量室エリアの拡充工事をするため、これまで観客に開放してきた「クリスタルコーナー」のファンエリアについては1月に行われる2014年度第1回中山競馬の開催終了をもって閉鎖し、以後同コーナーの建物は業務エリアとして利用する[5][6]。
ギャラリー
コース概要
主要4場の中では最も直線が短く小回りなコース[7]で、主要4場以外と比較した場合でも、内回りコースの1周距離は札幌競馬場(1640.9m)とほぼ同じ[7]だが、コース全体の高低差が芝コースで5.3mあり、これはJRAの競馬場で最大。ダートコースも全体の高低差が4.5mとなっている[7]。また、ゴール前にも残り180mから70mの地点に高低差2.2メートルの急坂があり、ゴール前の逆転劇につながるケースもしばしば見られる[7]。
芝コース
芝コースは内回りと外回りがあり、内回りはコーナーの半径が小さい小回りコース。外回りは内回りの第2コーナーから分岐し、第3コーナーで再び内回りに合流する。外回りコース全体でみると3コーナー側がやや潰れたおむすび状のコース。
- 1周距離[7]
- Aコース:内回り1667.1m、外回り1839.7m
- Bコース:内回り1686m、外回り1858.5m
- Cコース:内回り1704.8m、外回り1877.3m
- 直線:310m(全コース共通)[7]
- 出走可能頭数(フルゲート)[8]
- 1月1日から3月28日まで
- Aコース
- (内回り)1000m・1400mは10頭、その他は16頭
- (外回り)一律16頭
- Bコース
- (内回り)2500mは14頭、1800m・3200mは15頭、2000m・3600mは16頭(1000m・1400mは設定なし)
- (外回り)2600mは13頭、その他は16頭
- Cコース
- (内回り)2500mは12頭、1800m・3200mは14頭、2000m・3600mは16頭(1000m・1400mは設定なし)
- (外回り)2600mは10頭、その他は16頭
- Aコース
- 上記以外の期間
- Aコース
- (内回り)1000m・1400mは10頭、2000mは18頭、その他は16頭
- (外回り)2200mは18頭、その他は16頭
- Bコース
- (内回り)2500mは14頭、1800m・3200mは15頭、3600mは16頭、2000mは18頭(1000m・1400mは設定なし)
- (外回り)2600mは13頭、2200mは18頭、その他は16頭
- Cコース
- (内回り)2500mは12頭、1800m・3200mは14頭、3600mは16頭、2000mは17頭(1000m・1400mは設定なし)
- (外回り)2600mは10頭、2200mは17頭、その他は16頭
- Aコース
- 1月1日から3月28日まで
- 距離設定[7]
- 内回り:1000m(Aコースのみ設定)、1400m(Aコースのみ設定)、1800m、2000m、2500m、3600m
- 外回り:1200m、1600m、2200m、2600m、4000m
- 外→内:3200m
ダートコース
ダートコースは芝・内回りコースの内側に設けられている。芝・内回りと同様に、コーナーの半径が小さい小回りコース。
- 1周距離:1493m[7]
- 直線:308m[7]
- 出走可能頭数(フルゲート):1700mは12頭、1000mは14頭、その他は16頭[8]
- 距離設定:1000m、1200m、1700m、1800m、2400m、2500m[7]
障害コース
障害コースはダートコースの内側から芝・外回りコースの内側に設けられている。途中でダートコース・芝内回りコースを横切る形態となっており、中央部の襷コースは大竹柵(高さ160cm・幅205cm)と大いけ垣(高さ160cm・幅240cm)を備えた「大障害コース」となっている[7]。大障害コースは年に2回、中山グランドジャンプと中山大障害のときにしか使用されない[7]。また、地形を生かした深い谷を上り下りするバンケットも、特徴のひとつとなっている[7]。
- 1周距離:1456.4m[7]
- 出走可能頭数(フルゲート)
- 距離設定
主な設備
入場門
- 正門
- 中央門(開門時刻前より開いており、スタンドB1階エリアに入場可能)
- 法典門
- 南門
- ※なお有馬記念当日は、多くの競馬ファンが入場し、スタンド席だけでは収容しきれない場合がある時、大障害コースをファンに開放する場合もある。
指定席
すべての席において、別途入場料200円が必要となる。ただし、有馬記念開催日は、はがきによる抽選販売のみとなる。
- 特別指定席ゴンドラ1階席(スタンド5階 510席禁煙 3,300円 JRAカードによるインターネット予約にて発売)
- 特別指定席ゴンドラ2階席(スタンド6階 308席禁煙 3,300円 当日発売)
- A指定席(スタンド3階 1024席禁煙 2,800円 当日発売)
- A指定席(スタンド4階 868席禁煙 2,800円 JRAカードによるインターネット予約にて発売)
- B指定席(スタンド3階 272席禁煙 2,000円 当日発売)
- 2012年第4回開催より。以前のA指定席の一部をリニューアルして設定された。座席にモニターは設置されていない。
- キングシート(スタンド3階 616席禁煙 2,800円 当日発売)
- 2006年第5回開催より。以前のB指定席からリニューアルされた。2012年第4回開催より席数が拡大されている。
- i-Seat(スタンド3階 202席禁煙 2,800円 JRAカードによるインターネット予約にて発売)
- 2007年第4回開催より。クリスタルコーナーのロイヤルボックス席の一部を改装した。2014年1回開催をもって閉鎖された。
- ナッキーボックス(スタンド4階 192席禁煙 1,500円 当日発売)4名1組で発売される。
- 2006年第5回開催より。以前のB指定席からリニューアルされた。
- 車椅子席(クリスタルコーナー内 4席禁煙 2,300円 当日発売)同伴者は、1名まで無料になる。
- シルバー席(スタンド2階<屋外> 274席喫煙 当日先着順)
- シニアサロン(地下1階 150席禁煙 シニアサロンメンバー限定)
- シニアサロン(スタンド3階 112席禁煙/スタンド4階 74席禁煙 シニアサロンメンバー限定 当日先着順)
レディースペア席(スタンド4階 44席<22組>禁煙 当日先着順)は、2008年末にて廃止された。
場内ミニFM
場内ではミニFM放送で各放送局の音声を送信している。周波数は以下のとおり。
- 87.0MHz…グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」
- 87.5MHz…ラジオNIKKEI第1放送
- 88.0MHz…ニッポン放送
- 88.5MHz…ラジオ日本
2001年末まではメディアホールでJRAオリジナルのミニFM放送を行っていた(1992年から2000年末までTurf Sound Station ターフ・サウンドステーション・2001年はGreen WAVE・周波数は87.0MHz)。
その他設備
- コインロッカー(G・3~1階)
- 食堂(4~2階・B1階)
- メディアホール(3~1階)
- ホースレースiスポット(2階)
- ファーストフードプラザ・レストランプラザ・ベンジャミンプラザ・ターフィーショップ・ドラッグコーナー・ATM(B1階)
アクセス
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線船橋法典駅から来場者専用の場内直通地下道(ナッキー・モール)もしくは屋外一般道(木下街道)で正門まで徒歩10~15分。ナッキー・モールの通行可能時間は原則的に午前8時から午後5時30分までのため、指定席購入や開門待ちなどで早朝に現地入りする場合や、レース終了後の場内イベント観賞などで遅い時間に退場する場合は、正門から一般道を利用する必要がある。2005年の第50回有馬記念(ディープインパクトがハーツクライに敗れたレース)では、「船橋法典駅まで120分かかります」という案内がターフビジョンで流れたこともある等、大きなレースの日は改札前で渋滞することもある。
- JR他各線(総武緩行線・武蔵野線・京葉線・東京メトロ東西線・東葉高速線)西船橋駅・京成本線東中山駅(以上は「白井駅」行きまたは「白井車庫」行き)、北総線白井駅・新京成線鎌ヶ谷大仏駅・東武野田線馬込沢駅(以上は「西船橋駅」行き)から路線バス(ちばレインボーバス)で「北方十字路」(正門)または「競馬場南門」で下車。但し距離の関係上、西船橋駅または東中山駅からの利用が推奨される。
- 競馬開催日・場外発売日には東中山駅・西船橋駅から競馬場(南門)直通の臨時バス(京成バス)が運行される。運賃は大人片道210円。また、重賞レース開催時には東中山駅に特急の臨時停車[9]を行なうことがある。競馬開催時は渋滞が必ずといって良いほど発生するために所要時間が大幅にかかる。
- 西船橋駅・船橋法典駅には競馬場行き専用の乗合タクシーが待機している。
- 京成東中山駅・京成西船駅・京成中山駅、JR西船橋駅・下総中山駅からの徒歩も可能(1978年の武蔵野線の西船橋延長開業以前の鉄道での来訪は、こちらが主流だった。特に大レースの開催日にはバスが身動きできず、中山や葛飾(現・京成西船)駅などから徒歩で向かう観客も多かった)。但し、一番近い京成東中山駅でも南門まで徒歩20分程度要し、京成中山駅・下総中山駅・西船橋駅へはそれなりの距離がある(約2キロ、25-30分程度かかる)。このようなことから中央開催の競馬場でも不便な部類に入る。
競馬場周辺にはJRA直営及び民間運営の有料駐車場が多数あるが、駐車場に面した道路の道幅が狭く、競馬開催日に限らず交通渋滞の名所となっている。ひどい場合には、競馬場周辺から国道14号(千葉街道)まで車が埋まりマヒ状態になる場合もあるため、競馬場では「ストップ・マイカー」キャンペーンを通年実施し、公共交通機関、特に電車での来場を推奨している。
主な競走
- 特別競走
- ※有馬記念開催日は混雑緩和のため、1日に開催される競走の数を11(通常12、かつては10レースだった年もあった)に減らしている。
レコードタイム
- †は基準タイム。
- 2014年4月20日終了現在
芝コース(2歳)
距離 | タイム | 競走馬 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1200m | 1:07.8 | サーガノヴェル | 牝 | 54kg | 横山典弘 | 2001年12月16日 |
1400m | 1:23.4 | ヒサノマーヤ | 牝 | 53kg | 増沢末夫 | 1991年11月30日 |
1600m | 1:33.4 | マイネルレコルト | 牡 | 55kg | 後藤浩輝 | 2004年12月12日 |
1800m | 1:46.4 | ミヤジタイガ | 牡 | 54kg | 和田竜二 | 2012年9月8日 |
2000m | 1:59.9 | ナイトレセプション | 牡 | 55kg | D.ボニヤ | 2005年12月3日 |
芝コース(3歳以上)
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1200m | 1:06.7 | ロードカナロア | 牡4 | 57kg | 岩田康誠 | 2012年9月30日 |
1400m | 1:23.2 | リンドユウホウ | 牡3 | 55kg | 増沢末夫 | 1987年4月11日 |
1600m | 1:30.7 | レオアクティブ | 牡3 | 54kg | 横山典弘 | 2012年9月9日 |
1800m | 1:44.9 | サクラプレジデント | 牡4 | 57kg | 武豊 | 2004年2月29日 |
2000m | 1:58.0 | ロゴタイプ | 牡3 | 57kg | M.デムーロ | 2013年4月14日 |
2200m | 2:10.1 | コスモバルク | 牡3 | 56kg | 五十嵐冬樹 | 2004年9月19日 |
2500m | 2:29.5 | ゼンノロブロイ | 牡4 | 57kg | O.ペリエ | 2004年12月26日 |
2600m | 2:40.3 | キクノフラッシュ | 牡4 | 56kg | 田村正光 | 1984年12月2日 |
3200m | 3:19.3 | キリスパート | 牝5 | 54kg | 岡部幸雄 | 1993年4月3日 |
3600m | 3:41.6 | エアダブリン | 牡3 | 57.5kg | 岡部幸雄 | 1994年12月10日 |
ダートコース(2歳)
距離 | タイム | 競走馬 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:59.4 | サニーシェーバー | 牡 | 53kg | 大西直宏 | 1998年9月26日 |
1200m | 1:10.2 | アイアムルビー | 牝 | 54kg | 松岡正海 | 2009年12月6日 |
1800m | 1:52.7 | フラムドパシオン | 牡 | 55kg | 北村宏司 | 2005年12月18日 |
ダートコース(3歳以上)
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:58.4 | ニシノグリーン | 牝3 | 52kg | 森安重勝 | 1978年7月1日 |
1200m | 1:08.7 | ビクトリーテツニー | 牡4 | 56kg | 横山典弘 | 2008年12月14日 |
1700m | 1:43.1 | エルフォルク | 牡4 | 53kg | 飯島和美 | 1976年6月27日 |
1800m | 1:48.5 | キヨヒダカ | 牡5 | 57kg | 郷原洋行 | 1983年1月6日 |
2400m | 2:28.8 | ピーチシャダイ | 牡6 | 56kg | 安田富男 | 1983年1月6日 |
2500m | 2:38.6 | サトノトップガン | 牡3 | 55kg | 内田博幸 | 2009年12月12日 |
障害
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝2710m | 3:02.2† | マイネルタスク | 牡6 | 60kg | 栗原洋一 | 1999年4月4日 |
芝3030m | 3:20.3† | リンデンバウム | 牡7 | 59kg | 横山義行 | 1999年9月19日 |
芝3210m | 3:32.3 | トウカイポリシー | 牡6 | 60kg | 浜野谷憲尚 | 2009年9月27日 |
芝3350m | 3:40.8 | メジロオーモンド | 牡6 | 60kg | 林満明 | 2004年12月4日 |
芝3370m | 3:45.4† | ギルデッドエージ | 牡5 | 60kg | R.ロケット | 2002年11月30日 |
芝3570m | 3:58.9 | ランヘランバ | 牡5 | 60kg | 五十嵐雄祐 | 2010年12月4日 |
芝4100m | 4:37.2 | シンボリモントルー | 牡6 | 59kg | 成田均 | 1991年12月21日 |
芝4250m | 4:47.0 | ブランディス | セン7 | 63.5kg | 大江原隆 | 2004年4月17日 |
芝4260m[10] | 4:51.6† | マイネルネオス | 牡8 | 63.5kg | 柴田大知 | 2011年7月2日 |
ダ2700m | 2:56.8 | パワークリント | 牡5 | 59kg | 大江原隆 | 1996年6月16日 |
ダ2880m | 3:10.2 | マイネルホライズン | 牡6 | 60kg | 柴田未崎 | 2006年4月2日 |
ダ3200m | 3:31.0 | キャニオンストーム | 牡7 | 59kg | 田中剛 | 1997年3月1日 |
ダ3550m | 3:58.1 | ネイティブボーイ | 牡4 | 58kg | 佐藤吉勝 | 1984年1月15日 |
マスコットキャラクター・イメージソング
マスコットキャラクター
1985年11月にナッキーと呼ばれる、ピンク色の蝶ネクタイを身に着けた、白馬をモチーフにしたマスコットキャラクターが制定された。場内の案内看板やゴミ箱などにプリントされている他、船橋法典駅から競馬場を結ぶ専用通路「ナッキー・モール」、4人掛け専用指定席「ナッキーボックス」の名前の由来にもなっている。また、他の競馬場や場外発売所、BS放送のグリーンチャンネルに配信される中継映像では、ナッキーの顔とレース番号を表示して中山競馬場のレースであることを示している(ただし、有馬記念開催週を除く)。なお、1999年と2000年には、このマスコットの名前を冠したナッキージャンプステークスが施行された。
イメージソング
2005年11月に有馬記念50回を記念して、中山競馬場のイメージソングが制定され、開催日の開門時や場内イベントなどで使用されている。
「喝采~この道の先に」作詞・作曲:今井千尋 歌:松本英子
なお、以前は開門時には「キング・オブ・ターフ」(作曲:すぎやまこういち)が使用されていた。
その他
- 昭和の終わりから平成の始めにかけて、武豊やオグリキャップなどの人気による空前の競馬ブームが起こり、1990年12月23日の第35回有馬記念当日には同競馬場最高の入場者177,779名を集めた。これがきっかけになって、主要なGI級競走開催日には入場制限(前売入場券を購入したファンのみが入場できる。若しくは当日券・回数券も発売されるが、前売券購入者を優先入場させる)処置が取られた。2005年の有馬記念では6年ぶりの完全入場制限が行われ、19万枚の前売入場券が全国で発売された。開催当日は一部の例外(指定席当選者など)を除き、この前売入場券を持参しないと入場することが出来なかった(ただし、正門前などで職員を介した余り入場券の売買が行われた)。
- 東京競馬場が2002年に実施した全面改修工事の実施、特に2002年夏から2003年4月にかけて行われたコース全面改修工事実施に伴って、通常の東京競馬開催の期間に当たる2002年10月-11月と、2003年2月の開催を当競馬場で振り替え開催したため、2002年10月から2003年4月までの7ヶ月間に渡って連続開催され、通常、東京で施行されるGI級競走の天皇賞(秋)、ジャパンカップダート、ジャパンカップ、フェブラリーステークスの4競走は、中山競馬場で代替開催された。しかし、異例の長期開催に配慮し9月の中山開催が新潟開催に振り替えられたため、通常中山競馬場で開催されるスプリンターズステークスは新潟競馬場で開催された。これは現在、通常GI級競走が開催される東京競馬場・中山競馬場・京都競馬場・阪神競馬場・中京競馬場以外で行われた唯一のGI級競走となっている。
- 2010年まで毎年8月に本馬場を使って花火大会が開催されていた。但し、建前上は周辺地域住民向けのイベントであり、あまり大きな告知は行われない。2011年は東日本大震災の影響を理由に中止され、2012年以降も予算の都合で廃止が決定された[11]。
- 2004年までは8月第1水曜日の開催が通例となっていたが、2005年から2010年までは8月第1日曜日の場外発売終了後に開催されるようになった。
- 2001年7月まで、中山競馬場では夏期ローカル開催(福島競馬場・新潟競馬場)の場外発売を行わなかった。ただし宝塚記念の開催される週は、当日の福島競馬場の後半6競走と、宝塚記念(前日発売を含む)のみ発売を行っていた。また、競馬場改装などに伴う代替開催のため夏期に東京競馬場の開催が組み込まれた際には、その期間中は通常通り場外発売を行った。
- これは同じ船橋市内にある船橋競馬場や、中山競馬場周辺住民への配慮のためとされていた。
- 2001年7月14日の新潟競馬初日より、通年の場外発売が行われるようになった。
- 例年の3回中山(3月下旬~4月中旬)では、各種のチャリティイベントが行われる。その中心となるのが、皐月賞終了後に行われる「ファンと騎手との集い」であり、チャリティオークションや、事前に抽選で選ばれたファン代表と共にゲームやクイズで盛り上がる。このイベントの収益金は、各種団体に寄付される。なお、2010年4月18日に行われたファンと騎手との集いが第20回(20周年記念)となった。
- 寄付される団体は、かつては中山競馬場周辺の福祉団体が多く、世界の子どもにワクチンを日本委員会へ寄付されたこともある。東日本大震災以降は、震災遺児支援の観点からあしなが育英会に寄付されている。
- 「ファンと騎手との集い」は、このようなイベントで活躍する後藤浩輝騎手等にとって本領発揮の場とも言える。一方で当日は例年福島開催(1回福島)が行われており、ローカルの名手である中舘英二騎手や殆どの若手騎手が福島で騎乗しているため、若手騎手の参加は例年少ない。
- 例年同時間帯に「中山グランドジャンプツアー」として、事前に抽選で選ばれたファンが障害コースを見学するイベントがある。障害を主戦場とする騎手はこちらに参加するため、基本的に「ファンと騎手との集い」には参加しない。
- 2011年は東日本大震災の影響により、通常の3回中山が開催されなかったため行われていない。
- 2009年9月12日(土)の第4回開催より、ハイビジョン対応の2面マルチターフビジョンにて映像提供が行われるようになった[12]。
- 2010年1月11日の第4競走新馬戦で16頭中9頭落馬(9頭の落馬は史上最多)。半数以上が落馬したことになる。
- 2011年〜2012年まで放送されていた『LIVE&REPORT 中央競馬中継』(千葉テレビ放送制作)では、中山開催の有無に関わらず年間を通して、中山競馬場内にスタジオが設けられていた。2010年まで放送されていた『中央競馬ワイド中継』(千葉テレビ放送・テレビ埼玉・テレビ神奈川共同制作)では、中山開催時(千葉テレビ放送制作)のみ中山競馬場から放送されていた。
主な元所属調教師
1978年に美浦トレーニングセンターが開設されるまでは競馬場や白井分場で調教が行われていた。
- 飯塚好次
- 伊藤竹男
- 石毛善衛
- 大久保勝之
- 加藤修甫(白井分場)
- 黒坂洋基
- 小西登
- 佐藤征助
- 柴田欣也(白井分場)
- 鈴木清
- 高松三太
- 田村駿仁
- 中尾銑治
- 成宮明光
- 二本柳一馬(白井分場)
- 野平祐二
- 久恒久夫(白井分場)
- 前田禎
- 松永勇
- 元石孝昭
脚註
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 3月27日(日)までの中山競馬の開催中止について JRAホームページ 2011年3月15日
- ↑ 第3回中山競馬および第1回福島競馬の開催中止について 日本中央競馬会 2011年3月22日
- ↑ このうち、3月26日・3月27日は、3月11日・3月12日開催予定分の代替延期分。4月2日以後の分は中山中止に伴う代替処置としてのものであった
- ↑ 6月18日(土)~7月10日(日)に中山競馬を開催 JRAホームページ 2011年5月10日
- ↑ 中山競馬場スタンド等整備工事について JRAホームページ 2013年2月15日
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 7.00 7.01 7.02 7.03 7.04 7.05 7.06 7.07 7.08 7.09 7.10 7.11 7.12 7.13 7.14 7.15 中山競馬場(コース紹介) - 日本中央競馬会、2014年7月21日閲覧
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 テンプレート:PDFLink - 日本中央競馬会、2014年7月21日閲覧
- ↑ 1991年3月のダイヤ改正までは特急停車駅。
- ↑ 第13回中山グランドジャンプはCコースで行われ、例年の4250mと異なる距離のため、基準タイムとして扱う。
- ↑ 中山競馬場の花火大会廃止 夏の風物詩 船橋市が継続要望へ千葉日報ウェブ 2012年7月6日
- ↑ 中山競馬場に新ターフビジョン!JRAホームページ 2009年3月9日