水曜ドラマ (日本テレビ)

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水曜ドラマ』(すいようドラマ)は、日本テレビ系列で毎週水曜日22:00 - 23:00(JST)に放送されている連続テレビドラマの放送枠。

枠タイトルは2004年ごろ、「Tears Wednesday」(『光とともに…』、『ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏』)となっていた。

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概要

元々この時間帯では『東芝ファミリーホール特ダネ登場!?』、『水曜ロードショー』などの番組が放送されていたが、1985年10月から22時台にドラマ枠が設置され、それまでドラマ枠であった直前の21時台はバラエティ枠に移行した。なお1988年10月から1991年9月までは、21時台にまたがった2時間ドラマ枠『水曜グランドロマン』が設けられていた[1]

同枠設置初期(1980年代後半、1990年代)の平均視聴率は10%前後と落ち込んでいたが、2006年頃より『14才の母』、『ハケンの品格』と2期連続での高視聴率を記録し、特に後者は『続・星の金貨』以来、2000年代に入ってからは初めての平均視聴率20%超えを達成、最終回の視聴率も26%を記録するなど好成績を残した(ビデオリサーチ関東地区調べ)。また、その後は『斉藤さん』、『キイナ〜不可能犯罪捜査官〜』、『アイシテル〜海容〜』、『曲げられない女』、『Mother』、『黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-』、『ブルドクター』など30代・40代の女優が主演する作品がヒットを飛ばした。2011年10月期の『家政婦のミタ』は平均20%を超える高視聴率を記録し、最終回では連続ドラマ全体としては約11年ぶりとなる40%以上の高視聴率を記録し、こちらも好成績を残した。

2010年4月期の『Mother』より2013年7月期の「Woman」まで、提供クレジットは、基本的に筆頭スポンサーのKao[2]は企業フルカラー表示を採用した[3]

この他のいわゆる「ご覧のスポンサー」扱いの企業のうち、固定スポンサーが7-8社程度あるほか、現在放映中のドラマに出演する主たる俳優・タレントがコマーシャル出演契約を結んでいるスポンサー1-2社程度がそのドラマの期間限定で協賛する(出演者枠スポンサー)[4]

2013年10月から、この番組と『NEWS ZERO』の間のステーションブレイクが廃止[5]されたことに伴い、ネットセールススポンサー枠が短縮されたため、花王を含め全協賛スポンサーが「ご覧のスポンサー」扱いの30秒提供に縮小された。

2014年1月期の『明日、ママがいない』では第1回の放送では協賛8社の提供クレジットが表示されたが、番組内容の問題上、第2回では全協賛スポンサーの提供表示が中止(PT化)されたうえ、一部はCMの提供そのものも中止され、その協賛社のCMはACジャパンの公共広告に変更された[6]

放送時間の変遷

  • 第1期開始 - 1986年3月…22:00 - 22:54
  • 1986年4月 - 1988年3月…22:00 - 22:51(後続ミニ番組『NNNスポーツニュース』の枠拡大に伴い、3分縮小)
  • 1988年4月 - 第1期終了…22:00 - 22:52(後続ミニ番組が『プロ野球ミニ情報』に変更されたことに伴い、1分拡大)
  • 第2期開始 - 1993年9月…22:00 - 22:52
  • 1993年10月 - 1994年3月…22:00 - 22:54(後続ミニ番組『スポーツアイランド』の枠縮小に伴い、2分拡大)
  • 1994年4月 - 9月…22:00 - 22:55(後続番組『NNNきょうの出来事』のフライングスタート導入に伴い、1分拡大)
  • 1994年10月 - 2013年9月…22:00 - 22:54(後続番組『NNNきょうの出来事』の枠拡大に伴い、1分縮小)
  • 2013年10月 - …22:00 - 23:00(後続番組『NEWS ZERO』のフライングスタート廃止に伴い、6分拡大[7]

平均視聴率10傑

(2011年12月現在)

1位 家政婦のミタ 2011年 25.2%
2位 続・星の金貨 1996年 22.2%
3位 ハケンの品格 2007年 20.2%
4位 恋も2度目なら 1995年 18.9%
4位 恋のバカンス 1997年 18.9%
6位 14才の母 2006年 18.7%
7位 ごくせん 2002年 17.4%
8位 同窓会 1993年 17.0%
9位 グッドラック 1996年 16.9%
10位 夜逃げ屋本舗 1999年 16.8%

最高視聴率10傑

(2011年12月現在)

1位 家政婦のミタ(最終回) 2011年 40.0%
2位 続・星の金貨(最終回) 1996年 26.4%
3位 ハケンの品格(最終回) 2007年 26.0%
4位 星の金貨(最終回) 1995年 23.8%
5位 ごくせん(最終回) 2002年 23.5%
6位 恋も2度目なら(最終回) 1995年 23.2%
7位 14才の母(最終回) 2006年 22.4%
8位 平成夫婦茶碗(初回) 2000年 22.2%
9位 恋のバカンス(最終回) 1997年 22.0%
10位 夜逃げ屋本舗(初回) 1999年 21.3%

作品リスト

1980年代

1985年

1986年

1987年

1988年

(1988年10月から1991年9月は21時枠と統合し単発枠「水曜グランドロマン」を放送し、連続物は3年間中断)

1990年代

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年代

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年代

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

ネット局

『水曜ドラマ』ネット局
放送対象地域 放送局 系列 放送曜日・放送時間
関東広域圏 日本テレビ(NTV)
『水曜ドラマ』制作局
日本テレビ系列 水曜日 22:00 - 23:00
北海道 札幌テレビ(STV)
青森県 青森放送(RAB)
岩手県 テレビ岩手(TVI)
宮城県 ミヤギテレビ(MMT)
秋田県 秋田放送(ABS)
山形県 山形放送(YBC)
福島県 福島中央テレビ(FCT)
山梨県 山梨放送(YBS)
新潟県 テレビ新潟(TeNY)
長野県 テレビ信州(TSB)
静岡県 静岡第一テレビ(SDT)
富山県 北日本放送(KNB)
石川県 テレビ金沢(KTK)
福井県 福井放送(FBC) 日本テレビ系列/テレビ朝日系列
中京広域圏 中京テレビ(CTV) 日本テレビ系列
近畿広域圏 読売テレビ(ytv)
鳥取県
島根県
日本海テレビ(NKT)
広島県 広島テレビ(HTV)
山口県 山口放送(KRY)
徳島県 四国放送(JRT)
香川県
岡山県
西日本放送(RNC)
愛媛県 南海放送(RNB)
高知県 高知放送(RKC)
福岡県 福岡放送(FBS)
長崎県 長崎国際テレビ(NIB)
熊本県 くまもと県民テレビ(KKT)
大分県 テレビ大分(TOS) 日本テレビ系列/フジテレビ系列
鹿児島県 鹿児島読売テレビ(KYT) 日本テレビ系列

過去に放送していた局

  • 石川テレビ(フジテレビ系列) - 1988年9月までの作品に限り、テレビ金沢開局まで午後の再放送枠に集中放送を行っていた。
  • 鹿児島テレビ(1994年3月まではフジ系・日テレ系とのクロスネット局、現在はフジテレビ系列) - 鹿児島讀賣テレビ開局まで放送。

補足

  • 山形放送は1993年3月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局だった関係で水曜22時台はテレビ朝日系番組の遅れネット枠だったが、同年4月に山形テレビのフジテレビ系からテレビ朝日系へのネットチェンジに伴うNNSマストバイ局化と同時に、当枠の同時ネットを開始した。
  • テレビ大分は大分朝日放送テレビ朝日系)開局に伴うプライムタイム編成の見直しにより、1993年10月から同時ネットを開始している。
  • 宮崎県ではテレビ宮崎のドラマパークで不定期に放送している。
  • 日本テレビ系列のない沖縄県では、琉球放送(TBS系列)で『anego』から不定期に放送している。また、『終わらない夏』までと『ごくせん』第1シリーズは沖縄テレビ(フジテレビ系列)で遅れネットの経験がある。
  • これ以外に、アメリカ合衆国カナダプエルトリコなどで放送を行っているテレビジャパンNHK国際放送)を通じ、『ごくせん』、『光とともに…』、『anego』、『プリマダム』、『ハケンの品格』、『バンビ〜ノ!』、『ホタルノヒカリ』、『働きマン』が放送された。
  • 関東地方の見逃し再放送は2013年7月期の『Woman』まで、翌週水曜の15:55 - 16:53に行われたが、どの作品でも開始から数回分で打ち切りとなり、初回など本放送時に枠拡大の場合は短縮版を放送する。例外的に『Woman』初回については、本放送があった週の土曜朝4:21 - 5:30にも(短縮されずに)放送された。

関連項目

脚注

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テンプレート:前後番組 テンプレート:日テレ系水曜ドラマ (1991年以降)

テンプレート:日本テレビのテレビドラマ
  1. グランドロマンの時代には解説放送があったが、それ終了とともに解説放送は廃止されステレオ放送になる。これは火曜日の火曜サスペンス劇場DRAMA COMPLEX(一部除く)→火曜ドラマゴールド(同左)から火曜ドラマに移行したときも同様のケースだった
  2. 2005年度-2009年度は子会社の「NIVEA」名義(但し「14才の母」のみ花王提供)だった。原則として60秒提供であるが、クレジットの月マークは90秒のものでキャッチコピー読みはない。但し、「ご覧のスポンサー」名義で協賛する企業の一部は先述のとおり期間限定でCMを提供する協賛企業があり、まれに空いたスポンサー枠の埋め合わせで90秒(キャッチコピー読みあり 2011年秋季の10-12月は3ヶ月を通して90秒だった)とすることもある。
  3. ただ、『ホタルノヒカリ2』の後半のみ通常の表示となった。
  4. 一例 「ホタルノヒカリ2」(2010年夏季)=綾瀬はるかが「みらいサポート」のイメージモデルを務める日本生命保険、「黄金の豚」(2010年秋季)=篠原涼子が「ブラビア」のイメージタレントを務めているソニー、「美咲ナンバーワン!!」(2011年冬季)=香里奈がイメージモデルを務めるニッセンなど。
    他に菅野美穂が絡む作品では元から提供、かつ菅野が契約している花王の他、朝日生命保険などが期間限定のスポンサーとなったことがあったが、「働きマン」、「キイナ」などでは花王・ニベアのクレジットが省略された事もあった。また同じく花王(ソフィーナオーブなど出演)と契約している相武が出演する「リバウンド」では放送開始直前の3月に発生した東日本大震災の影響で、4月一杯はCMこそ放送されているがクレジットは自粛した。5月よりクレジット再開。2012年4-6月の「クレオパトラな女たち」は本編での提供・CMは作品性質上自粛したが、番組前後においてのカウキャッチャーヒッチハイク(各30秒)でのCMは行ったため実質筆頭協賛であった。
  5. 実質的には23:00から30秒間、カウキャッチャーのスポンサーが入る。
  6. スポーツニッポン2014年1月22日付け(23日閲覧)
  7. 日テレ“6分”で3冠奪回へ!「ZERO」遅らせバラエティー拡充スポニチアネックス 2013年8月30日閲覧。