南果歩

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テンプレート:ActorActress 南 果歩(みなみ かほ[1]1964年1月20日[1] - )は、日本女優

兵庫県尼崎市出身[1]ホリエージェンシー所属。

来歴

尼崎市立尼崎高等学校を経て桐朋学園大学短期大学部を卒業[2]

短大在学中の1984年に映画『伽耶子のために』のヒロイン役オーディションに応募、2000人の中から選ばれ、主役で芸能界デビュー[2]

1985年にはTBSポーラテレビ小説五度半さん』のヒロイン役でテレビドラマに進出する[3]。さらに1986年9月には坂東玉三郎演出の『ロミオとジュリエット』のジュリエット役で初舞台を踏み、以後、映画、テレビ、舞台と女優業を中心に活躍する。特に1989年には『夢見通りの人々』等の映画での助演に対して助演女優賞が贈られている。

1995年に、ミュージシャン・作家の辻仁成と結婚、1男をもうけたが、2000年3月に離婚[1]

2003年1月にテレビ東京2時間ドラマ『異端の夏』で共演した俳優の渡辺謙2005年12月3日に再婚[4]

2007年1月11日放送のNHK総合のトーク番組『スタジオパークからこんにちは』内で母親が韓国人であることを公表した。また2007年4月24日付の『中央日報』日本語版サイトで、夫の渡辺謙が「妻の故郷が釜山(プサン)なので、韓国と縁が深い。妻の母親が韓国人だ」 と述べている。

2012年12月24日放送のNHK総合のドキュメンタリー番組『ファミリーヒストリー』では一族が取り上げられた。母方の祖父は韓国慶尚北道出身で両班の家系、さらにさかのぼるとの役人であったという。祖父は剣道具職人であったが、貧困から1937年に和歌山市に移住、1940年家族を呼び寄せ、職人として成功する。その後京都市に転居、敗戦後のGHQによる柔剣道禁止令により失職、尼崎市在日町に転居、祖父は生活のため独り大阪市で古物商を営み1981年死去、故郷に埋葬される。両親は、日本人で建設業を営んでいた父親の借金により離婚している。離婚後、母親は喫茶店を経営して子どもたちを養った。

所属事務所の変遷は現代制作舎、ユマニテなどを経て、2009年4月よりエス・エス・エム(2011年4月より同社の吸収合併に伴い、よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に所属後、2012年12月1日付でホリエージェンシーへ移籍。

主な出演作品

映画

テレビ

ラジオ

  • 南果歩 Fの時間(1995年 - 1996年、TOKYO-FM

ラジオドラマ

CM

舞台

書籍

  • 南果歩 すてきにセーター(1994年8月、雄鶏社) ISBN 978-4277112437
  • 眠るまえに、お話ふたつ(2000年11月、講談社) ISBN 978-4062104005
  • 瞬間幸福 (2010年5月、文化出版局) ISBN 978-4579304295

写真集

受賞歴

脚注

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外部リンク

テンプレート:ホリエージェンシー テンプレート:ブルーリボン賞助演女優賞

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 テンプレート:Cite web
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
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