GTO (漫画)
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『GTO』(ジーティーオー)は、藤沢とおるによる日本の漫画。講談社『週刊少年マガジン』において、1997年2号から2002年9号まで掲載されたのち、2009年28号より『GTO SHONAN 14DAYS』(ジーティーオー・ショウナン・フォーティーンデイズ)として復活し、2011年42号まで連載された。また、2012年30号から44号まで番外編『GT-R』(ジーティー・アール)が連載された。『週刊ヤングマガジン』2014年20号から『GTO パラダイス・ロスト』連載開始
本項では小説版と、1999年から2000年にかけて放送されたテレビアニメ版についても記述する。
- 1998年のテレビドラマ版についてはGTO (1998年のテレビドラマ) を、2012年のテレビドラマとその続編となる台湾・日本共同制作ドラマ『GTO TAIWAN』についてはGTO (2012年のテレビドラマ)を参照。
目次
概要
東京都武蔵野市・吉祥寺を舞台に、学校法人・東京吉祥学苑の教師に着任した元湘南の走り屋である鬼塚英吉が、学園全体に巣食う数々の問題を型破りな方法で解決し、活躍する姿を描いた学園漫画。現代の社会問題や教育問題を多く取り扱っているのが特徴。教師の実態や本音、少年少女の心のうちなどが描かれ、学校というシステムの病巣に鋭く迫っている。一方で無茶苦茶なギャグや時事ネタ、オタク向け(『新世紀エヴァンゲリオン』や『機動戦士ガンダム』)のネタも多く、絵の丁寧さとギャグシーンとのギャップもある。
作品タイトルの「GTO」はGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字を取ったもの。
不良時代の鬼塚を描いた『湘南純愛組!』の続編だが、特に物語が連続している部分は回想シーンなどで補強されており、前作を知らない読者にも読みやすくするための配慮がなされている。
1998年、第22回講談社漫画賞少年部門受賞。同年にテレビドラマ化・小説化、翌年にアニメ化・映画化された。さらに2012年には、1998年版テレビドラマのリメイクとして、再度テレビドラマ化された。
あらすじ
本編
かつて最強の不良「鬼爆」として湘南に君臨した鬼塚英吉は、辻堂高校を中退後、優羅志亜大学に替え玉試験で入学した。彼は持ち前の体力と度胸、純粋な一途さと若干の不純な動機で、教師を目指した。
無茶苦茶だが、目先の理屈よりも「ものの道理」を通そうとする鬼塚の行為に東京吉祥学苑理事長の桜井良子が目を付け、ある事情を隠して採用する。学園内に蔓延する不正義や生徒内に淀むイジメの問題、そして何より体面や体裁に振り回され、臭いものに蓋をして見て見ぬ振りをしてしまう大人たち、それを信じられなくなって屈折してしまった子どもたち。この学園には様々な問題が山積していたのである。
桜井は、鬼塚が問題に真っ向からぶつかり、豪快な力技で解決してくれることに一縷の望みを託したのであった。
「SHONAN 14DAYS」編
あるテレビ番組に出演していた鬼塚は、そこでネタとして出した話題(神崎麗美を生き埋めにしかけたこと)が問題となり、騒ぎが収まるまで実家のある湘南に雲隠れすることにした。そこで出会った、冬月あずさの友人・白鳥あやめから自身が働いている養護施設「ホワイトスワン」の問題解決を依頼され、わけありの子供達と共同生活を送ることになる。
本編の時代設定は1990年代後半から2000年初期だが、当時は(本編でも)存在していなかったもの[1]が登場している。また、2000年前半(後半)以降の時事ネタ(『14才の母』や『DEATH NOTE』など)も扱っている。前述のように実名で様々なネタが使用されているが、『涼宮ハルヒの憂鬱』だけは名前が一部変更され、実名で使用されずパロディにされている。
「GT-R」編
テンプレート:節スタブ 弾間龍二が主人公を務めている。ちなみに『GT-R』とは「GREAT TRANSPORTER RYUJI」の略である。
「パラダイス・ロスト」編
テンプレート:節スタブ 鬼塚が刑務所に収監されているシーンから物語は始まる。生徒を誘拐し監禁したという彼は収監された理由を語りだす。高等学校の芸能クラスの副担任となった鬼塚の活躍を描く。
登場人物
主要人物
- 鬼塚 英吉(おにづか えいきち)
- 声 - 高木渉
- 本作の主人公。型破りな元不良の教師で、担当は社会科。童貞。
- 東京吉祥学苑の面接を受けて無残な採用試験となるも、桜井理事長に可能性を見出され、採用される。学園内最悪と言われる3年4組の担任(のちに副担任に降格)となり、生徒と対立して嫌がらせを受けるが、彼らが抱えている苦悩や学苑全体を巻き込むトラブルと向き合っていくうちに、信頼と人望を得ていく。最終話で、学園を去りアメリカの高校で教師を務める。
- 冬月 あずさ(ふゆつき あずさ)
- 声 - 折笠富美子/今井麻美(ラジオドラマ-Beeマンガ版本)
- 本作のヒロインで、22歳の独身。新潟県出身。早稲田大学第一文学部卒で、吉祥学苑の国語教師。
- 鬼塚とは、内山田の痴漢行為から助けてもらったことで知り合い、学苑に同期で採用された。胸が小さいことを少し気にしている。身持ちが固く、真面目で処女である。また、機械音痴で、車の運転も下手である。暴走すると鬼塚ですら制御不能であり、鬼塚が全国模試に挑戦した時などは教育マシンと化した。推理マニアの妹・まこと(女子高生)がいる。先輩教師の勅使川原優に好意を寄せられており、彼の暴走に巻き込まれて監禁されたこともあった。
- 着任当初は可愛らしい容姿と快活な性格で、男子生徒には大いに人気を博すも、女子生徒からは嫌われる傾向にあり、特に天使部隊の常盤たちからは悪質な嫌がらせを受け、自らの思い描く教育の理想と現実の違いに苦しんだこともあったが、1人の人間(または教師)として成長していく。生徒・教師という壁を作らずに、常に1人の人間として接する鬼塚を尊敬し、教師の理想像を見いだす。同時に、普段は同じ職場の親しい同僚として接しているも、本人も気づかないうちに恋愛感情を抱く。
- 着任当初は3年2組の担任だったが、新人事によって3年4組担任となる。
東京吉祥学苑中等部・3年4組生徒
表面的には真面目な生徒が揃っている。だが、結託して教師を脱落させるための「担任イジメ」を行って担任を徹底的に排斥し、次々に廃人や自殺(未遂)に陥れるという奸智に長けた、凶悪極まりないクラス。元2年4組ということから、略して「モトヨン」と一部の教員から呼ばれ、恐れられている。しかし、鬼塚によってその各々が徐々に更生していく。
- 村井 國男(むらい くにお)
- 声 - 関智一
- 担任イジメにおけるクラスの参謀の1人で、後に鬼塚の最大の理解者の1人となる少年。
- 中学生にして、金髪で色黒のヤンキー。直情的で一本気。当初は鬼塚を陥れようとするが、逆に失敗して墓穴を掘り、自身が危うくなったところで鬼塚に助けられる。その後も幾度となく衝突するが、文句を言いながらも何だかんだで世話になり、のちにクラス内で最も鬼塚を信頼して手助けをするようになる。また、その過程で本人も義憤と優しさを併せ持つ好漢に成長する。出自による事情で母子家庭であり、極度のマザコンである。若く美人な母に気があるらしい鬼塚を警戒していた。直接の描写はないが、喫煙者であり、鬼塚にライターを貸したりタバコを与える描写がある。こっくりさんによる「クラスで一番足の裏の臭い男であり、インキンにかかっている」という言いがかりを付けられたこともあった。
- 前年度の東学模試において全国で下から100番の成績をとるほどの勉強嫌いで、高等部の内部進学が危ない状況であり、そのことから「サル」呼ばわりされている(ただし、アニメでは全国で167位に入っている)。学苑のスーパーアイドル・深田に想いを寄せているが、鯨川に対してもまんざらでもないようである。しかし、それとは裏腹にサメ顔女・鱶田に好意を持たれる破目となり、本人は困惑している。
- 菊池 善人(きくち よしと)
- 声 - 緑川光
- 担任イジメにおけるクラスのリーダー格(参謀役)の1人で、のちに鬼塚の協力者となる人物。
- メガネをかけた少年で、IQ180の天才児兼空手の有段者。常に冷静沈着で異性に人気があるものの、本人はあまり興味を示していない。天才肌で誰とも打ち解けたがらないという共通点からか、麗美と多少の交流がある。イジメられっ子の昇の理解者でもあり、当初は昇に関して見向きしなかったものの、彼が杏子らへの報復として鬼塚が行った脅迫行為が問題になった時、ともに鬼塚のクビを止めるための工作を行った。
- パソコンの扱いが得意で、合成写真作りやクラッキング技術にも詳しい。趣味でチャットをしており、HNはキクジロー。また、学力に関しては大学入試のセンター試験を受験するほどの腕前に加え、語学にも優れている(北京語、タイ語、少々だがフランス語を理解しているなど)[2]。
- 直接助けられた昇を除けば、エロ本を元にした合成写真の作成を頼まれた[3]ことをきっかけに鬼塚の本質に気づき、「鬼塚がこの学校で何をやらかしてくれるのか見たいだけ」という名目で最も早く協力することになる。村井のように表にこそ出さないが、鬼塚を信頼しており、嫌がらせを仕掛ける生徒を陰で牽制している。
- 東学模試では鬼塚に学年1位を取らせるため、自らの学力で援護したり、移動教室の必要資金を手早く集める方法を即座に見つけ出したりと、多大な力を発揮。年相応のことを行っていないところがあり、昇が捨て身で録音した杏子らの会話と自分がカラオケボックスで録音した音声を合わせたテープを校内放送で流した後、勝ち誇ったように喫煙したり、鬼塚と麗美の元に駆けつけようと、村井らとともに内山田のクレスタを盗んで無免許運転(クレスタは海中に没した)するなど、大胆な行動を働いている。常盤の暴走を得意の空手で渡り合いながら説得して阻止しているが、鬼塚の悪ノリで常盤とキスさせられている。
- アニメ版では、原作よりもややクールで真面目。喫煙や無免許運転(教頭のクレスタを持ち出した際)の描写もない。
- 神崎 麗美(かんざき うるみ)
- 声 - 三石琴乃
- 金髪にオッドアイを持つ15歳の少女。雅や朋子とは幼なじみ。IQは200を超え、文部省認定の特別待遇児である。
- 証拠を一切残さずに授業を妨害する「授業テロ」を行い、過去に何人もの教師を恐怖のどん底に追い詰めた。小学生時代の担任や母親のせいで人間不信になり、登場するまで不登校だった。普段は冷淡で尊大な態度により、周囲を遠ざけている。その反面、授業テロをしなくなった後も甘えに似たワガママで鬼塚を振り回したり嫉妬心を露わにするなど、幼稚な一面も見せる。怒ると鉛筆を折る癖がある。鬼塚の仕掛けた「特別課外授業」で「教師という存在」に対する自分の考えを改め、以降は村井や菊池とともに高い知能を駆使して鬼塚に助力する。また、母の会社が倒産したことを機に、不仲だった母と和解して事業の手伝いをしている。
- 実は精子バンクを利用して造られた試験管ベビーで、天才的な頭脳や容姿はそのためであり、この事実は自身の秘密としている。小学校時代、担任だった藤森(ふじもり)からクラス全員の前でその秘密を暴露[4]されてから、教師の無知を徹底的に嫌悪するようになった。
- 鬼塚と接していく中で、その中にある真直ぐな性格と優しさに好意を抱く。鬼塚と打ち解けてからは彼に対して大胆な言動を取ることもあり、駆け落ちを提案したこともある。二度も自殺未遂を起こしており、その一つの要因は渋谷達の襲撃で起きた鬼塚の死(正確には植物状態)によるもの。
- 『SHONAN 14DAYS』では未成年にも関わらず、「子作り」を要望してきた。後日、鬼塚の所在を知って菊池とともに湘南を訪れ、「ホワイトスワン」に関わる。
- 吉川 昇(よしかわ のぼる)
- 声 - 岡野浩介
- ひ弱なイジメられっ子の少年。3年4組の生徒で最初に鬼塚と打ち解け、クラス内での鬼塚の最大の理解者の1人となる。手先が器用で、ゲームやアニメのオタクであると同時に、射的も得意(そのため、「縁日のゴルゴ13」と呼ばれていた)。思春期であるにも関わらず、陰毛は生えていないうえに包茎(アニメ版での鬼塚の発言)。背は低いが、足のサイズは26センチもある。
- 友達ができず、気弱な性格が災いして男女ともに酷いイジメを受け、自殺未遂まで起こす。しかし、初めての友達となった鬼塚との出会いと手助けを通じて、物語中盤から終盤にかけて大きな成長を遂げた。その頼もしさと優しさは、陰惨なイジメを執拗に繰り返していた杏子を更生させ、遅まきの恋心を抱かせた。物語後半は宮森や渋谷と行動をともにしており、渋谷が暴走した時も最後まで友達として心配していた。
- 初期は目も小さめに書かれたモブキャラクター的な外見だったが、次第に美少年に変化していった。杏子との恋愛話の時点では、初期と比べると性格も合わせてほとんど別人である。
- 藤吉 晃二(ふじよし こうじ)
- 声 - 諏訪部順一
- 村井の悪友で、黒髪のロン毛が特徴。将棋部所属。5人兄弟の次男で、弟や妹の世話に汲々としている。
- 「鬼塚はいじめるより一緒に遊んでいるほうが楽しいから」という理由で、教師イジメを辞めた。雅に惚れており、クラスで孤立化しても親密に接し続けた。家が貧乏であるため、欲に負けて集金使い込み事件を起こすが、責任を感じて自らのアルバイトを行うなど、行動力もある。
- アニメでのEDクレジットおよび原作初登場時では、「藤吉コージ」となっている。
- 草野 忠明(くさの ただあき)
- 声 - 柳知樹
- 村井の悪友。母親が極端な肥満体型(通称「白ブタ」)であることが唯一悩みの種らしく、母親の話題が出るたびに傷ついている。また、鬼塚にしばしば「スカ野」もしくは「スカトロ」呼ばわりされている。なかなか素直になり切れないが、気が良く明朗な性格である。
- 転校生の常盤に一目惚れして、何かにつけて彼女を「天使」と表現して見とれている。
- 作中によく登場するが、登場人物の生徒の中で彼に纏わるエピソードは常盤登場後のくだり以外はほとんどない。
- 相沢 雅(あいざわ みやび)
- 声 - 野田順子
- 本編の最大のキーパーソンとなる人物で、元2年4組・現3年4組が、担任イジメ(担任ハズシ)を始めたきっかけの秘密を握っている少女。父親は銀行の重役と、裕福な家庭を持つ。
- 性格は明るく友達は多かったが、それは表面的な演技に等しく、心の奥底では人間的ではない家庭(主に父親)を憎悪していたり、気に入らないクラスメイトを潰すために周囲を扇動して攻撃させたりしている、3年4組を率いる黒幕。親友の冴子と智佳子と行動をともにすることが多い。
- かつての担任・扇からのレイプ事件が原因で、大人に対する復讐を考えていた。しかし、それは扇に恋愛感情を抱いていた雅が、自分に婚約者を紹介した彼を困らせるために出した大胆な狂言であった。家庭問題の解決後は、元の素直な性格へと戻っていった。中盤で髪を青く染め、終盤近くで金髪、最後は元の黒髪になっている。その後、自身が起こしたケジメをつけるために校舎の屋上に向かい、飛び降り自殺を図ろうとしたが、途中で藤吉をはじめ、鬼塚やクラスメイトたち、最後に拓海が駆けつけ「ケジメは皆でつける」と説得され、考えを改め生きて贖罪することを決意。しかし、自殺を助長する言動をとった渋谷を止めようとした鬼塚の事故で屋上から落ち、鬼塚は助けようとするも絶体絶命の状態に陥ったところで内山田の捨て身の行動により一命を取り留め、入院先の病院にて心配してきたクラスメイト達の心情を理解して本当の意味で改心する。
- アニメ版では冷徹さとドライな部分が強調されており、復讐の動機もかつての教師の裏切り[5]によってアニメ版キャラクターの横山美月が自殺したこととなっている。最終回では、自分の代わりに罪を被って逮捕された鬼塚に謝罪した。修学旅行の直後にストーリーが終了するため、髪を染めたりしておらず終始黒髪のままである。
- 野村 朋子(のむら ともこ)
- 声 - 川澄綾子
- 1985年9月25日生まれ。血液型はO型。T157 B87 W59 H85と、中学生にしてFカップという並外れたスタイルの持ち主。実家はラーメン屋「ミンメイ」。姉と弟がいる。
- 愛称は「トロ子」で、愛称の由来は非常にトロいことから。感受性が強く友達思いで、優しい心を持つ純粋な性格。100m走に1分かかったり、スクランブルエッグをホットケーキみたいなものにするほど料理が下手だったり、偏差値1桁という成績を取ったりと、天然ボケでドジっ娘。何でも真面目に悩んでしまう優柔不断な性質もあり、それが判断の遅さに拍車をかけている模様。鬼塚を「しぇんしぇ〜」と呼ぶことが多い。
- 引っ込み思案な性格を変えるため、鬼塚により芸能オーディションに参加させられる。最初は緊張で自分の名前もろくに言えないほどだったが、普段砂場でしていた人形遊びで知らず知らずのうちに磨かれていた演技力・表現力(アニメ版では雅へ送ったメッセージ)を評価され、特別審査員賞を受賞して芸能界入りを果たす。芸能プロダクション・ピンクエレファントに所属し、当初はマイナーな仕事がほとんどだったが、敏腕マネージャー・宗方(アニメでは鬼塚)によって全国区に売り出されることになる。将来の夢は「日本一のアイドルになること」と「先生のお嫁さん」。トップアイドルになったら、鬼塚に告白しようと思っている。
- 作中外伝的な「GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)」では、主役を務めた。
- 上原 杏子(うえはら あんこ)
- 声 - 岡村明美
- 有名な教育評論家で学園のPTA会長でもある母親に持つ少女。昔気質の不良(スケバン)のような性格をしており[6]、気に食わない者は徹底的に攻撃するが、信頼した相手は決して裏切らない。雅とは対照的な性格だが、アニメでは雅とつるんでいる場面がある。
- 麻由子や尚子と結託し、2年4組時代から昇に対して残酷なイジメを行っていた。鬼塚の赴任後、「担任と仲良くしてはならない」というクラスの決まりを破った昇を全裸にして写真を撮影したことで鬼塚にリベンジされ、麻由子や尚子ととも尻に落書きされて写真を撮影された[7]。その後、一度はイジメをやめるが、鬼塚が林間学校の旅費を使い込んだ際、ゲームソフトを売って作った金と親が貯めてくれた金を鬼塚に渡そうとした昇に腹を立て、沖縄の修学旅行での最中に再びイジメを行う。だが、昇とともに遭難し、命を助けられたことから恋心を抱くようになり、のちに鬼塚らが仕組んだドッキリを機に敵役を演じていた鬼塚・草野・藤吉の3人(アニメでは村井も加えた4人)の前で、昇に対する秘めた想いを告白する。他人の彼氏と比べると変わっている自分の趣味に悩みながらも、精神的なたくましさのある昇に強く惹かれ、彼の良き恋人になって更生。
- 幼少時、兄・雄一(ゆういち)から虐待同然のイジメを受けた過去を持つ。
- 浅野 麻由子(あさの まゆこ)
- 声 - 浅井清己
- 杏子や尚子と行動をともにすることが多い。容姿はショートカットでボーイッシュ、意外に巨乳(尚子との会話より)。目立った活躍は少ない。
- 基本的に杏子と手を組む悪友であるが、沖縄の修学旅行では問題や事故が発生する度に杏子に責任を擦り付ける言動が見られた。沖縄において、原作では麗美とともに鬼塚の宝探しの巻き添えになってしまうが、アニメ版では巻き添えにならない。
- 泉 尚子(いずみ なおこ)
- 声 - 川澄綾子
- 杏子や麻由子と行動をともにしている。容姿は横分けのロングヘア。朋子ほどではないが、かなりの天然キャラであると思われる。
- 飯島 冴子(いいじま さえこ)
- 声 - 本田貴子
- 雅の取り巻きの1人。鬼塚の初就任時は、菊池らとともに担任外しの主要メンバーとして描かれていた。
- 雅への友情は厚く、クラスメートと仲良くしたい気持ちを持ちながらも、孤独な雅とともにいることを選んだ。しかし、修学旅行での写真を雅に見られ、一方的に裏切り者呼ばわりされてしまう。
- 白井 知佳子(しらい ちかこ)
- 声 - 小林恵美
- 雅の取り巻きの1人。大人しい性格で、眼鏡をかけている。芸能オーディションでの一件以来、雅や飯島と一緒に行動することが多い。自らもオーディションに応募したが写真審査落になった。
- 和久井 繭(わくい まゆ)
- 桜井理事長の孫息子で、モデルのような美少年。姿を現すまでは不登校だった(物語終盤近くの回想によれば、扇の事件当時は登校していた模様)。アゲハという恋人がいる。
- 飄々とした態度を取っているが、家庭問題などで重度のトラウマを持っており、大量の精神安定剤を服用している。周囲を徹底的に見下し、「大人」を忌み嫌っており、学園では理事長の孫という立場を使って好き勝手に振舞い、騒動を起こしていた。他にも様々な策を練り、教師を憎む人間達を呼び集めて教師達を吊るし上げにし、追い込もうとする、鬼塚との「腕相撲勝負」によって次々と猛者達が打ち倒された挙句、常に自分だけは安全圏にいようとする姿勢が災いして、今度は自身が呼び集めたメンバー達から責任を追及されることになってしまい、鬼塚と自分の格の違い(体を張る者と影で扇動する者の差)を思い知らされる結果となった。事件後は考えを改め、鬼塚を認めて菊池らと和解した。以後はよく菊池と行動し、手助けをさせている場面がある(菊池の格闘の師匠を務めることもある)。
- 途中で芸能界デビューする。最終話で薬害ドラマの主演が決まり、その会見で自分の持病を暴露するような描写があった。また、父の不正を世間に公表した。
- 石田 拓海(いしだ たくみ)
- 元2年4組の生徒。色黒で喫煙者。当時の担任・扇を「雅が扇にレイプされた」と聞いて早とちりして暴行したことで退学(表向きは転校)となって沖縄の施設に送られる。これが担任イジメの発端となった。
- その後は、ネット上で「砂クジラ」というハンドルネームで菊地(キクジロー)に接触し、秘密裏に学苑内の様子を探っていた。実は、扇から雅の事件の真相を聞かされて真実(狂言)を知っていたが、雅が嘘つき呼ばわりされないよう、皆には黙っていた。雅が自殺をしようとしていた時は沖縄から駆け付け、クラスメートとともにもう一度やり直すことを約束し、のちに復学する。
- 菊地同様にコンピューターの技術に優れており、板垣の依頼で大門が関わった情報を入れたCDドライブの作成や、最終話では和久井の父の不正の証拠をハッキングして入手した。
- 宮森 勇気(みやもり ゆうき)
- ひきこもりの少年で、極道一家の息子。中性的な顔立ちが特徴で、長髪を結んでいる。過激派だが、根は心優しい性格の持ち主。
- 優しかった母親を亡くして以来、友情の軽薄さに痛感して心を閉ざし、トカレフで武装して長らく自室にひきこもり(立て篭もり)だった。だが、鬼塚と昇の説得を受け、再び外に出て登校するようになる。
- ひきこもり以前に、学校の教師達から厄介者扱いされていたようである。昇とは時刻表友達になってから充実した日々を送っている。昇と渋谷の3人で遊びにいったときの描写によれば、喫煙者である模様。
- 渋谷 翔(しぶや しょう)
- 後半から登場する転入生。不良に万引きを強要されたところで鬼塚と出会い、助けられる。
- 大人しい性格をした少年で、転校まもなくイジメられていたところを昇と宮森に助けられて親友となる。しかし、その正体は大門の直属である「天使部隊」のリーダーで、本性は残忍。精神状態が不安定になると錯乱しやすく、嘔吐したり爪を噛む描写が多い。
- 前の学校では同級生や担任の教師によるイジメを受け、さらには実母から性的虐待を受け続け、四面楚歌の生き地獄に耐えかねた末に殺傷事件を引き起こし、自身も自殺未遂を起こした。これが原因で、重度のトラウマと激しい被害妄想を抱える。その後、当時カウンセラーを務めていた大門に出会い、「母」として精神的に依存。テコンドーを叩き込まれ、天使部隊のメンバーの中でも最も凶悪な人格の持ち主となってしまった。
- 物語終盤で雅を自殺に追い込む情報を流し、その際に調子に乗って周囲の目も気にせず、自殺を助長する発言をしたことで本性が露呈される。学校経営者としての不手際を責められた大門の怒りに触れ、突き離されたことで次第に狂気に取りつかれる。自身が起こした問題の責任を天使部隊のメンバーに押し付けて理不尽な暴力を振るい重傷を負わせた上、天使部隊以外の不良仲間とともに鬼塚を襲撃して植物状態にさせるが、これが原因で大門から完全に見放されて暴走し、学苑に放火するという凶行に及ぶ。しかし、責任を感じた大門や鬼塚、同じ境遇を持つ昇などに救われ、最終話では鬼塚らの根回しによって保護観察処分を受けた。
- 常盤 愛(ときわ あい)
- 渋谷と同時期に転校してきた女子生徒。ツインテールが印象的なロリ系美少女で可愛いものが好きだが、天使部隊の一員という裏の顔を持つ。主に柿沼や井崎と行動をともにする。
- 付き合った男に騙されて輪姦された経験があり、激しい男性不信に陥っている。渋谷には劣るもののテコンドーに長けており、校外内で次々と男性に対してのテコンドーを使った暴力事件を起こし[8]、正体に気づき始めた菊池やあずさにも容赦ない暴力を振るった。ただし、対象の殆どは、格闘技に精通せず喧嘩慣れしていない者や、女性相手に無闇に暴力を振るえない者ばかりであり、喧嘩慣れしている正真正銘の不良相手には全く太刀打ち出来ない状態であった。
- しかし、いつまでも悪事が続けられる訳が無く、なりふり構わず暴力行為を続けた結果、被害者達を連れた鬼塚に暴露された挙句、自らが壊滅させた問題児達が不良グループを引き連れた事で逆襲を受ける羽目になり、身の危険に陥るが、鬼塚の教育指導と菊池との対決によって歪んだ信念を捨て、天使部隊から離脱した(その際、鬼塚の悪ノリで菊池とキスしている)。
- 終盤は鬼塚と菊池に協力するようになるが、徐々に情緒不安定に陥っていく渋谷のことも心配していた模様。柿沼や井崎とともに再び天使部隊に赴いて渋谷への説得を試みるが、逆に渋谷の怒りを買って返り討ちにされ、仲間達とともに重傷を負ってしまう。事件後は容態が回復していたようで、最終話では鬼塚の影響からか、教育実習生のバストサイズを手で判定した。
- 柿沼美穂(かきぬま みほ)、井崎慶子(いざき けいこ)
- 天使部隊のメンバーで、常盤の親友。
- 常盤とともに暴力事件を起こしていたが、追放処分に追いやった問題児グループが不良グループを引き連れて来る形で逆襲を受ける事になり、かなりの怪我を負う。その後は常盤についていく形で天使部隊から離脱し、鬼塚への協力を行うようになる。のちに再び天使部隊に赴いて説得を試みるが、仲間達とともに重傷を負った。
- 引田 留々香(ひきた るるか)
- 呪いや白魔術が好きなロマンチスト少女。
- 白魔術でかけた恋愛成就の相手が手違いで鬼塚になってしまい、友人の円(まどか)や美子(みこ)と協力し、黒魔術の力で中和しようとした。3人で鬼塚の陰毛を採取して黒魔術の力がかかった(作中で語られている)怪しげなクッキーで鬼塚を殺害しようとしたが、不運にも好きな相手が食べそうになったため、自分が食べることで処理してしまい、あまりの悲しさにえもいわれぬ顔でむせび泣いた挙句、失神した。
- かなりの被害妄想を持っており、その後も懲りずに鬼塚を呪い殺そうと目論んでいる。
- 原作では麗美の次という早い段階で登場したが、アニメには未登場。
- 浅倉 恵(あさくら めぐみ)
- 声 - 白鳥由里
- 転校生の少女。過去に転入してきた時にうまくクラスに馴染めず、落ち込んでいたところを内山田教頭に励まされ、内山田に敬愛を抱く。内山田のような先生になることが夢。
- ガンダム三兄弟
- ガンダムオタクの少年三人組。白井 木馬(しらい もくば、声:古谷徹)、時田 晴男(ときた はるお、声:関智一)、三島 軍人(みしま ぐんじ、声:緑川光)の通称。
- 修学旅行では、麗美と部屋や肝試しの班などが一緒になった(ちなみに部屋番号は「0080」号室)。ガンダムをよく知らない麗美にガンダムについて語りまくった。。セイラ・マスの髪型が似ている麗美のことを「セイラさん」と呼んでいることなどから、彼女に気がある模様。好きな作品は『0080ポケットの中の戦争』[9]。
- 文化祭での出し物を決めるが、話し合いの際に発言がすべて無視されていることから、クラスメートからは軽く扱われていることが窺える。
- 声を演じた声優陣は全員、ガンダムシリーズの主人公の声を担当している。
- 横山 美月(よこやま みづき)
- 声 - 村井かずさ
- アニメ版オリジナルキャラクター。雅の親友。
- かつて、3年4組の担任だった斎藤に好意を寄せており、恋人関係になっていった。しかし、そのことがマスコミに露見してしまい、当時彼女に目をかけていた教育委員会の策略と斎藤の裏切り、そして自らが彼の子を身籠っていたことが発覚し、転校後に自殺してしまう(これがアニメ版における担任イジメの発端)。
- ポジション的には、原作の石田の少女版に当たる。原作・アニメともに劇中で雅が「元2年4組にはもう1人の仲間がいた」と言うが、アニメ版では彼女のこと。
東京吉祥学苑の教師
教頭
- 内山田 ひろし(うちやまだ ひろし)
- 声 - チョー
- 学苑に3人いる教頭の1人。団塊の世代にあたる51歳で、1946年に栃木県鹿沼市で生まれた。A型。愛車はクレスタ(X100系)(なお、後述の2人の教頭の愛車とともに揃ってマークII3兄弟である)。
- 些細なことまで口うるさく、油症で歯周病である。ハゲ頭であるため、頼んでもいないのにカツラメーカーから毎日ダイレクトメールを送られている。また、思考速度が早く、背景が彼の思考で埋め尽くされてしまうほど(原作)。ただし、私的な恨みも含まれる。
- 学苑内の問題や家庭内の不和により多くの持病を抱えており、便秘や血尿が出るほどストレスを溜め込んでいる。学生時代、ワンダーフォーゲル部の部長を務めたことが最大の誇りで、不幸続きで幸の薄い人生の支え。自身のクレスタを鬼塚により5回も破壊されて保険がきかなくなっており、保険会社の若手に怒鳴られて土下座したことがある[10]。
- 鬼塚の天敵ながらも、いつも一方的に振り回されストレスを貯め込んでいる。鬼塚のことを「エボラウイルス」「スペースデブリ」「学苑のガン」「クラミジア」「Q熱リケッチア」「ダイオキシン」「ウジ虫」などと罵ったり、夜な夜な人目を忍んで神社に丑の刻参りをしている。
- 学生時代は「神童」と呼ばれ、戦時中に陸軍学校で最期まで生徒のために尽くした父を尊敬しており、その遺志を継ぐべく、東京教育大学(現:筑波大学。警察にゴリラの着ぐるみを着て確保されたときのせりふによれば、学生運動にも参加していた模様)を卒業して教職に就く。新人時代は理想の教育者になることを目標として努力していたが、様々な経緯もあって自己保身しか考えない大人になり、騒動で自分が自己保身にばかり走っていたことに気づかされ、少しずつ鬼塚を認めるようになる。しかし、鬼塚が自分の娘に手を出そうとしたことを知ったため、すべてにおいて認めているわけではない。鬼塚を自分の奢りで飲みに誘ったり上司らしい一面もある。
- 家庭での居場所はない状態である。妻との肉体関係はすでに5年以上なく、妻は十数年間もの間、近所の肉屋・肉の星野(にくのほしの)と不倫関係にある。娘からは飼い犬以下の扱いを受け煙たがれている。家庭の事情と鬼塚のストレスで、電車内で悪質な痴漢行為を行っていたが、一度、私服警官に痴漢をしているところを目撃されて逮捕されそうになり、さらにその現場を鬼塚に目撃されてしまい、自らが進めていた進退会議を中止したことがある。また、風俗店が好きで好みの女性がいる店の割引チケットを、女性の写真の切り抜きとともに常持している他、鞄の中身は岩波文庫のカバーで隠した官能小説や育毛剤が常時入っている。
- 生徒のことを第一に考え、終盤で保険屋に土下座までしてやっと下りた保険金で買ったクレスタと自分の身体を犠牲にし、屋上から落下した雅と鬼塚を救う。アニメ版の最終回では、圧力で真実を揉み消しを謀る教育委員会に対し、「教師のあり方」を熱弁。
- 『SHONAN 14DAYS』では、湘南に逃亡した鬼塚を連れ戻そうと追うが、途中でヤンキーの抗争に巻き込まれたり、福水とともにぼったくりバーで金を巻き上げられるなど、散々な目に遭う。なお、愛車がクレスタからS20#型(2008年登場)のトヨタ・クラウン ロイヤルサルーンに変わったが、鬼塚によってボンネットに涼宮ハルヒのパロディキャラをペイントされ痛車にされたり、後述の通り全損させるなど、やはり散々な目に遭う。やっと鬼塚を見つけるが、その時の事情から教師として同情し、学苑に連れ帰った後で飲みに誘い、教師について語った。その直後に鬼塚がまた事件を起こしたことを知り、急いで湘南に向かうが、暴走行為もいとわず車を走らせたために海に飛び出してしまい、愛車を自らの手で大破させてしまった。
- 小原(おばら)
- 吉祥学苑の第二教頭。3教頭の中では唯一ハゲてない人物。愛車はマークII。
- 池田(いけだ)
- 吉祥学苑の第三教頭。眼鏡をかけており、3教頭の中では唯一太っている。愛車はチェイサー。
理事・校長
- 桜井 良子(さくらい りょうこ)
- 声 - 岡本嘉子
- 学園理事長。温厚な性格で、理想主義。孫の繭には甘くなる。
- 数々の問題を抱える学苑の未来を変える可能性を鬼塚に感じ、非常勤として問題クラスの3年4組を託す。これは後に繭が抱えている家庭問題を解決できる可能性も含まれていたことを鬼塚に話した。各界への影響力が強く、大物政治家との繋がりを持つ。学園内の施政者として「毒を持って毒を制す」との発言もあり、善意の目的のためなら時に残酷だが、適切な判断を下す。趣味の一環として、学園内の売店でパンを売っている。プロレスや特撮のファンであるためか、鬼塚を「カール・ゴッチ」や「ナショナルキッド[11]」などに見立てている。
- 小説版では、鬼塚を北海道の私立中学校に短期赴任させた張本人(名前のみの登場だが)。
- 板垣(いたがき)
- 声 - 御友公喜
- 桜井理事長の秘書。鬼塚を教師として採用し、採用後も何かと目をかける理事長に苦言を呈している。一時期は大門の秘書にも就いていたが、実際は反理事長派の動向を掴ませるため、桜井理事長の差し金として潜伏していた。反理事長派の面々にとどめを刺すため、菊池や石田を使って学校内のコンピューターシステムを混乱に陥れる作戦を打つ。
- 丸山 一八(まるやま いっぱち)
- 校長。眼鏡をかけている。
- ハゲ頭だが、やや頭頂部が尖っていることから始業式で鬼塚に「ザビエル」というあだ名をつけられ、次第に生徒や内山田(の心情)からもザビエル呼ばわりされる。何か問題が起こると動揺して何も行動を起こせなくなる他、仮病による病院への逃げ込みを行ったりするなど、校長としては頼りない面がある。また、常習的に風俗通いも行っている。終盤に教育委員会のクーデターグループの陰謀によって島流し同然の形で、姉妹校の北海道のムカチャッパ学園へ左遷された。その後もムカチャッパで泣きながらも元気に過ごしている状態が何度か描かれており、最終話で再び校長として学苑に戻る。
- アニメ版やドラマ版には登場せず、ストーリー中の彼の役割は内山田が兼任している。
- 大門 美鈴(だいもん みすず)
- 34歳。丸山に代わり、校長を務める巨乳美女。愛車はフェラーリ・テスタロッサ。桜井理事長の理想主義的な教育方針を疎み、理事会が送り込んだキャリアウーマン。生徒のプライバシーを管理することで学苑を統制しようとするなど、冷徹な策略家の面を持つ。
- 中学時代は公立から入学した優等生だったが、父親が放火で逮捕されており、それらが原因で同級生の嫉妬によるイジメを受け、さらに当時信頼していた担任・桜井が裏切ったと思い込み、自殺しようと学校に火を放った過去を持つ。このトラウマが元で、「人間は所詮悪である」と考えている。
- 当初は順調に陰謀は進んでいったと思われたが、鬼塚の活躍で計画は思うように進まず、渋谷の暴走や桜井の逆襲を受けたことで計画は破綻する。最後は奇跡とも言うべき復活を見せた上に放火された学園の中で助けてくれた鬼塚のことを認め、のちに桜井理事長のアシスタントとして更生する。
教員
- 山王丸 浩司(さんのうまる こうじ)
- 声 - 掛川裕彦(第3・4話のみ辻つとむ)
- 社会地理教師。31歳。眼鏡をかけた優男で、鬼塚にも普通に接する数少ない教師。趣味は手芸とフラワーアート[12]。
- 一応は鬼塚の人柄にかなりの理解を持っていると言える人物で、彼とも良き友人となっている。鬼塚が着用していたチョーカーは彼が贈ったもの。
- 小茶谷 宏(こちゃたに ひろし)
- 声 - 千葉一伸
- 理科教師。38歳。目が大きく小柄な体格なので、「チワワ」と呼ばれる。
- 独身で128回もお見合いをしているが、すべて失敗に終わっている。麗美による授業テロで頭を焦がされるなど、散々な目に遭う。
- 勅使河原 優(てしがわら すぐる)
- 声 - 古谷徹
- 数学教師。24歳。東京大学卒。本人いわく星座はへびつかい座。AB型。太田秀美の専属の家庭教師のバイトをしている。
- 幼少時代から高級官僚を目指してエリート教育を受けるが、国家公務員試験に不合格となった[13]ため、教師となる。端正な風貌とは裏腹に病的にプライドが高く、時折稚拙な思考や言動も見られた。また、あずさに対してストーカー行為を行っていた。父と兄はともに大蔵省(現・財務省)勤務のエリートであり、本来は真面目で優しい性格だが、他愛のない父親を始め、優秀な兄と常に比較されてきたことが心に影を落とす。
- 学校内で行われる全国統一模擬試験は毎回生徒とともに受けており、毎回1番で、鬼塚を辞めさせる材料に利用しようとした。しかし、学園一の秀才である3年4組の菊池はおろか、500点満点を取った鬼塚[14]にも負けて3位になってしまったことを、授業中に女子生徒(伊藤)からバカにされたことに腹を立て、体罰を加えた上に怪我までさせてしまったため、停職処分を受けてしまう。
- 少年時代は、昆虫学者になりたいという純粋な夢を持つごく普通の少年だった。エリート至上主義である父親から、テストで優秀な成績を収めても100点満点ではないという理由で卑下され続け、学校では極めて優等生であったためにいじめられた過去があり、その鬱憤の反動でいじめっ子に報復の傷害事件を起こしてしまったことがある(その直後、父から家系の名誉に泥を塗ったとして平手打ちを食らった)。幾度となく鬼塚に振り回され、徐々に精神状態は悪化の一途を辿り、情緒不安定に陥っていく。
- 最後は自らが起こしたあずさへの拉致監禁行動がバレたことで発狂し、偶然自分を見つけた警官を殴って拳銃と制服を奪い、街中で数々の破壊行為に及んだ上、鬼塚に向けて発砲し重傷を負わせる。さらには学校篭城事件を起こすも、侵入して来た鬼塚に敗れて、事件を知って駆け付けた兄からの言葉に真実を知り、背負っていた荷物(勅使河原としてのプライドや学歴)をすべて降ろすことで落ち着きを取り戻した際、屋上から飛び降りて自ら命を絶とうとするも鬼塚に助けられ、その際の鬼塚からの説得を受けて彼と和解した後、警察に出頭した。そして教師も辞めて学苑も解雇され、刑に服した。なお、今でも父親を尊敬している。終盤の服役中には鬼塚の身の危険を悟ったのか、心配する様子が描かれた。
- アニメでは修学旅行直後にストーリーが終了することもあってか、あずさの拉致監禁は行わず、情緒不安定による引きこもり程度で済んだ。
- 袋田 はじめ(ふくろだ はじめ)
- 声 - 中多和宏
- 体育教師。32歳。日暮里体育大学(モデル校は日本体育大学)卒。自称「日体大(日暮里体育大学)の筋肉番付一位」。通称「ホクロ田」で、通称の元でもある大きなホクロが特徴。ワキガで常時汗臭く、「肉体を鍛えること」を無上の悦びとしている。好きな歌は「YOUMG MAN」である。
- 体育の授業中に女子生徒に対し、痴漢行為などのセクハラを行うことが密かな趣味である。元ヤンキーである鬼塚に強い対抗意識を持ち、幾度となく勝負を挑むが、まともに勝負する気のない鬼塚にはいいようにからかわれて、情熱が空回り。生徒指導や困難な事態に直面してパニックを起こすと、必ず腕立て伏せを行う。問題行動を起こした生徒に罰として腕立て伏せを行わせ、一緒になって自分もやっていたこともある。大学時代には男子400m走で都大会優勝の記録を持つ[15]。
- 鬼塚との50mの水泳対決では潜水で勝負に臨んだ鬼塚に敗れ[16]、彼がドーピングしたと思い込み、袋田自身もドーピングを行ったが完敗[17]。その次も陸上競技や腕立て伏せで挑むも先述同様の有様であった。
- その後、雅に利用された朋子が(鬼塚を誘い出すための卑猥な内容の)手紙を間違えて袋田のロッカーに入れ、それが原因で袋田は視聴覚室で雅に囮役に利用された朋子を、全裸になって襲いかける。雅たちに現場の録音テープを突きつけられるが、握力で握りつぶした。この光景を見た鬼塚らに「明らかに袋田に非がある」と指摘された際、逆ギレ同然に鬼塚に暴行を加えようとするが、鬼塚はその直前に検便の入ったダンボール箱を盾にしたため、中身が飛び散って大惨事となった。
- アニメ版では授業中のセクハラや鬼塚との水泳対決などを除けば、それほどバカさ加減は目立っていない。そのため、雅が朋子を利用して鬼塚をハメる事件は「女生徒のブルマ盗難事件」に変更され、「水泳対決に破れた袋田は名誉挽回としてブルマ泥棒の犯人を捜すが、事件騒動前に朋子が鬼塚のと間違えて袋田のロッカーに女生徒のブルマが入った袋を入れてしまい、袋田が犯人の濡れ衣を着せられる羽目になった[18]」という内容になっている。
- 森高 尚子(もりたか なおこ)
- 養護教諭。26歳。容姿端麗で、「ナオコちゃん」と呼ばれて親しまれている。常時セクシーで派手な服装をしている。
- 鬼塚の理解者でもあるが、彼の型破りな行動には頭を痛めている。ややミーハーでありながらも、かなりの才色兼備で鬼塚に対しても冷静に中立的に観察している。修学旅行前には、あずさに対して「水着は女の戦闘服」という発言をしたほど、性的にはオープンである。
- アニメ版には、彼女に代わって『湘南純愛組!』に登場した女教師・嘉手納南風(かでな なお、声:松谷彼哉)が登場する。ただし、設定こそ同作を踏襲するものの、鬼塚や龍二とは面識がないことになっている。
- 桜井 ただし(さくらい ただし) / 桜田ただし(さくらだ ただし)〈アニメ〉
- 声 - 鈴木勝美
- 英語教師。42歳。学年主任であり、次期教頭候補。理事長と同姓だが、血縁関係では無い(そのためアニメでは苗字が「桜田」になっている)。
- 会話の中に不自然な英語を使うのが特徴。麗美に自分の英語をバカにされてから英会話教室に通っており、生徒からは「駅前留学」とあだ名をつけられている。趣味は写真とクラシック鑑賞[12]で紳士ぶっているが、盗撮(アニメでは女装)が裏の趣味で、変態行為を雅に見られて利用されたことがある。
- 少年(中学)時代、教室で我慢できずに排便をしてしまい、鼻の穴が大きいという理由で、「ウンコマン」「コンセント」というあだ名を付けられるなど、酷いイジメを受けた過去があり(このストレスにより、男子便所で過ごしていたある日に偶然に起こった出来事が、現在の盗撮趣味の引き金となった)、今でもトラウマになっているが、大学時代では馬鹿にされていた部分を逆に自身のネタにして、周囲のムードメーカーになっていたようである。
- 愛車は198万円の中古のメルセデス・ベンツ190E。妻子持ちで、家庭面では恵まれていた。
東京吉祥学苑の生徒達
- 伊藤(いとう)
- 吉祥学苑中等部3年5組の生徒。全国模試で鬼塚と菊池に負けて情緒不安定だった勅使河原をバカにした発言をしたため、平手で50回以上殴られ鼓膜が破れてしまったらしい。この件で勅使河原は謹慎処分を受けた。
- 深田 葵(ふかだ あおい)
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒。評判が良い学苑のアイドル。部活動にも熱心に取り組んでいる様子で、あまり女に興味がない菊地でさえ「あいつは特別」と認めている。桜井ただしに盗撮されかけたことがあった。
- アニメ版では登場せず、彼女に該当するキャラクターとして藤田茜(ふじたあかね、声 - 田中理恵)が登場しているが、深田とはキャラの性格や行動が違うものとなっている。
- 鱶田 久美子(ふかだ くみこ)
- 声 - 中山真奈美
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒で、村井のことが好きな少女。笑うとまるでサメが口を開けているように見える。あだ名は「フカちゃん」。苗字がアルファベットで書かれていたせいで、村井はラブレターの主を深田葵と勘違いして、映画館でのデートに行ったことで知り合う(しかも上映していた映画は「ジョーズ」)。
- アニメ版では特に村井と絡むような描写は無い。
- 鯨川 冬美(くじらかわ ふゆみ)
- 声 - 本田貴子
- 吉祥学苑中等部3年2組の生徒。身長が181cmと男性も抜かすほどの大きさが、性格はとても優しい。あだ名は「クジ」。名門校からスカウトが来るほど体格・運動神経に恵まれているだが、本人はスポーツにそれほど特別な興味はないらしく、漫研に所属している。イジメられていたところを村井に助けてもらったことがきっかけで、村井のことが好きになった。身長のことをコンプレックスに感じているらしく、村井の前では身長を低く見せようとする描写がある。
- アゲハ
- 高等部の女子生徒で、繭の恋人である爆乳の美少女。胸にアゲハチョウの刺青がある。繭の頼みで鬼塚らを罠に誘い込む役割をした、相当な演技派。「腕相撲勝負」の時点では鬼塚を認めていた。現在、繭が芸能界デビューした後も傍にいる。
元・東京吉祥学苑の関係者
- 海老沢(えびさわ)
- 声 - 不明
- 鬼塚が吉祥学苑の教員面接の際、3人連れで殴り込み(お礼参り)にきた元吉祥学苑高等部の不良生徒。喫煙やシンナー、暴力事件などで退学になったらしいが、以前に内山田たちに邪魔者扱いされていたらしい。退学にした内山田に報復すべく学園に乗り込み、消火器でガラスを割ったりするなどの危害を加えていた。しかし、鬼塚に止められるはずが、そこで内山田が暴言を吐いたため、それにキレた鬼塚は内山田にジャーマンスープレックスを喰らわす。この光景を見た海老沢たちは、鬼塚に迷惑をかけたと思い鬼塚に謝罪した(鬼塚は「気にするな」と言っていた)。
- 華原 かすみ(かはら かすみ)
- 鬼塚が赴任する直前、2年4組の担任だった女性教師。例に漏れず担任イジメの犠牲になり、その手酷い手口によって精神を完全に破壊されて教職を追われた揚句、重度の過食症に陥り、親族によりカルト系新興宗教「大練馬銀河教」に預けられた(ホーリーネームは「シリウス」)。鬼塚が手にしていた過去の写真は非常に美人であったが、実際に鬼塚が面会で目にしたその姿は見る影もないほどに激太りしており、教団施設の一室に引き籠っていた。さらにその部屋の壁や天井、教師時代の出席簿には相沢や村井たち「モトヨン生徒」への深い恨みと憎しみ、そして強烈な殺意が殴り書きされていた。
- アニメ版では本人はまったく姿を見せず、自宅に引きこもった際の写真のみの登場[19]。
- 扇(おうぎ)
- 吉祥学苑にかつて勤めていた男性教師で、元2年4組の担任。
- クラス内ではとても評判の良い教師であり、男女問わず慕われていた。自宅に雅を招いたことがきっかけで彼女から本気で好意を寄せられるようになるが、自身には既に婚約者がおり、雅に婚約者を紹介したことでショックを受けた彼女に、レイプ事件の犯人として仕立てあげられてしまい、それに激怒した石田から頭をバットで殴られて退職に追いやられる(この事件が原因で、婚約者にも逃げられてしまった)。
- 終盤に鬼塚の元を訪れて事件の真実を話すと同時に、雅を傷つけてしまったことを悔いていることを打ち明けるが、無責任ともいえる言動で鬼塚の逆鱗に触れてしまい、200発ほど殴られて病院送りとなった。
- 斎藤 昇(さいとう のぼる)
- 声 - 伊藤健太郎
- アニメ版オリジナルキャラクター。アニメ版における2年4組の担任いじめの発端となった人物。
- 自身の生徒で雅の親友でもあった美月と恋人関係にあり、その関係がマスコミに露見してしまうが、生徒達には「何があっても戦っていく」と宣言しており、生徒達もその言葉を信用していた。だが、教育委員会に圧力をかけられてやむを得ず公の場で美月との関係を否定してしまい、教育委員長・五十嵐功一の推薦を受けて別の学校に転勤していった。このため、結果的に美月は自殺してしまい、生徒からは裏切ったと思われていたが、斎藤自身は美月のことを本気で愛しており、決して裏切っていたわけではなかった。
- 別の学校で教師を続けていると知った雅によって、美月が自殺してしまったことを知らされ、彼女に刺されそうになるも、自責の念から自ら刃物で腹部を刺して自殺を図った。その後、最終的には意識を取り戻した様子。
鬼塚の関係人物
- 弾間 龍二(だんま りゅうじ)
- 声 - 千葉一伸
- 前作『湘南純愛組!』で鬼塚と「鬼爆コンビ」を組んだ親友で、一緒に飲みに行ったり殴りあったりする仲。1976年3月30日生まれ。血液型はA型。恋人の渚との関係は前回から続いていて良好。バイクショップの雇われ店長。前作と違い、メガネをかけている。
- 常識のある苦労人で、相変わらず無茶な鬼塚の尻拭いをさせられたりもしているが、殴り合って水に流すなど男気溢れる性格をしている。一方で、冴島とは彼がトカレフを乱射したり数々の違法行為に手を染めているだけでなく、鬼塚に犯罪の片棒を担がせようとまでしているためか、非常に仲が悪く、鬼塚の代理で感謝状授与に出席した時には、冴島と乱闘を起こしている。
- 終盤では、給料のために点数稼ぎに走る鬼塚の姿を見て一度は彼を見限ったが、鬼塚が生死の境を彷徨っていた時には最初は必死に耐えていたものの、心停止になってしまったことで泣きながら彼を叩き起こそうとした。
- スピンアウトである「GT-R」編では主人公を務める。
- 冴島 俊行(さえじま としゆき)
- 声 - 矢尾一樹
- 『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の悪友。高校時代は湘南で「鎌倉の狂犬」の異名をとっていたが、警察官(階級は巡査)になっている。凶暴なヤクザ顔が特徴。
- 押収品の持ち出しと横流しのほか、マルチ商法や偽ブランド品・麻薬・拳銃・保護動物の密輸、密入国の手引きなど、数多くの違法行為を行っている。しかし、時として鬼塚のために手助けをすることがある。一方、龍二とは不仲な模様で、勅使河原の一件でトカレフを乱射したことを追及され喧嘩になった。
- スピンアウト作品『井の頭ガーゴイル』では主人公を務める。その作品によると、井の頭公園前派出所に勤務している。
- 長瀬 渚(ながせ なぎさ)
- 声 - 荒木香恵
- 『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の友人で、龍二の恋人。龍二との関係は現在も良好で、現在は過去の経験から大学で心理学を専攻し、セラピストを目指している。
- 鬼塚の暴走には呆れながらも、どこか楽しんでもいる。鬼塚が危篤状態になった時も、病室に駆けつけている。
- 藤崎 志乃美(ふじさき しのみ)
- 『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の女友達。
- 『GTO』本編並びに『GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)』では、メイクアップアーティストとして芸能界デビューした朋子や和久井の楽屋でのシーンに登場するが、鬼塚と直接絡む場面はない。
- 『SHONAN 14DAYS』で、養護施設「ホワイトスワン」の職員として鬼塚と高校以来の再会を果たす。#登場人物:「SHONAN 14DAYS」編の節も参照のこと。
- 塚井 強(つかい つよし)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の悪友。
- 冴島によると、現在は陸上自衛隊に志願入隊して、高校時代から付き合っていた伊藤唯とできちゃった結婚しているとのこと。高校時代に比べ、体型が別人のようにスリムになっている。
- 美姫が誘拐された際には鬼塚に協力し、かつての不良仲間をかき集めた。
- 津元 克幸(つもと かつゆき)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の後輩。
- 当時から鬼塚や龍二のことを尊敬していたものの、行き過ぎた行動に出たりして、何度も彼らに迷惑をかけまくっていた。現在も「現役」で不良を続けているが、前作の最後に引き起こした騒動を反省したのか、以前よりかはかなり落ち着いている。
- 塚井同様、美姫が誘拐された際には鬼塚に協力し、かつての不良仲間をかき集めた。
- 阿久津 淳也(あくつ じゅんや)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の1人。
- 湘南最大の暴走族である暴走天使(ミッドナイト・エンジェル)の2代目総長で、鬼塚より年上ながら現在も「現役」で続けている。
- 誘拐犯の暴挙の数々が気に入らないという理由から、鬼塚に協力。深夜の国道134号線で少女を捜索している鬼塚と合流し、情報を提供。
- 神堂寺 郁也(じんどうじ ふみや)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼爆の宿敵の1人。
- かつて、鬼爆コンビが辻堂高校に転校した後、極東高校に転入して頭に付いた。現在は芸能プロダクションの社長しており、美姫が誘拐された際には、携帯電話を通じて鬼塚に情報を提供。
- ジョーイ
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の1人。かつては、「BLUE ROSE」と呼ばれる不良グループのメンバーであった。現在は酒場を経営している模様。
- 美姫が誘拐された際、鬼塚に携帯電話を通じて、誘拐事件に関係していると思われる少女売春の情報を提供。
- 柏屋 ジュンジ(かしわや じゅんじ)
- 『SHONAN 14DAYS』に登場した、『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の宿敵の1人。かつては、「BLUE ROSE」と呼ばれる不良グループのリーダーであった。現在は横浜○○会の若頭を務めている。
- ジョーイ同様、美姫が誘拐された際に携帯電話を通して鬼塚に情報を提供。
- 真樹 京介(まさき きょうすけ)
- 『湘南純愛組!』の頃より登場し、かつて湘南最大の暴走族である暴走天使(ミッドナイト・エンジェル)の初代総長を務め、鬼塚や龍二にとって尊敬の対象であった人物。事故によって、現在は故人になっている。かつて所有していたマトイと紅蓮のZIIは鬼塚に受け継いでいるが、マトイは鬼塚自身の手で処分されている。
- 生死の境を彷徨う鬼塚に死が訪れようとした時、幻影となって現れ、すでに生きることを諦めかけていた彼を叱咤激励。「ガキどもを引っ張って日本一の教師を目指せ」と言い、消え去っていった。
内山田家
- 内山田 良子
- 内山田ひろしの妻。夫を邪見に扱っており、肉体関係もすでに5年以上なく、彼女自身は十数年間もの間、近所の肉屋・肉の星野(にくのほしの)と不倫関係。鬼塚の事はいたく気に入っており、優しく振る舞う。
- 内山田 好子
- 内山田ひろしの娘。母親同様、父親には冷たく、父の入浴後は必ずお湯は取り替えている。父親の誕生日にネクタイをプレゼントする等、少なからずも優しさを見せる。後に鬼塚に一目惚れしてしまう。
- えいきち
- 内山田家の飼い犬。目付きは悪く、前髪と名前が鬼塚とそっくり[20]。良子や好子になつくのに対してひろしには噛みつき、威嚇をしてくる。
その他の人物
- 水樹ななこ(みずき ななこ)
- 声 - 宮村優子
- 鬼塚や大沢の実習先である「東京都立武蔵野吉祥寺東高校」(アニメ版では「東京都立武蔵野北高等学校」)の生徒。
- 両親が金持ちで裕福だが、家では互いに別々の生活をしており、家庭内別居状態であった。
- 以前からクラスメイトの不良と組んで実習生イジメをやっており、自ら美人局となって鬼塚を脅迫する。しかし、鬼塚が不良たちを拷問で手なずけたのを見て信頼を寄せるようになり、さらに帰宅を拒否して鬼塚の家に泊まり込むようになる。鬼塚によって家庭内別居問題を解決してもらって以降、鬼塚と友達となるが、教育実習期間の終了によって鬼塚は高校を去ることとなる。
- 鬼塚を「しぇんしぇい」と呼んでいる。
- 大沢 秀郎(おおさわ ヒデロー)
- 声 - 三木眞一郎
- 鬼塚の教育実習先の同僚で、今年で3度目の教生。
- 自称「教生マニア」で、実習先の女子生徒を片っ端から手を出しており、最終的には女生徒に手を出したことが発覚したため、毎回実習中止になっている。手を出した女子高生の数は多く、一昨年は13人、去年は20人、さらに今年(現在)は15人。鬼塚に「女生徒を縛れ」とそそのかしたこともあった。
- 教頭
- 鬼塚や大沢の実習先である「東京都立武蔵野吉祥寺東高校」の教頭。鬼塚が当校の不良を更生させたことから、鬼塚を高く買っており、是非働いてもらいたいとまでヘッドハンティングをしているが、鬼塚が教員採用試験を受けなかったことから叶わなかった。
- 村井 樹里亜(むらい じゅりあ)
- 声 - 緒方恵美
- 村井の母親で、容姿端麗な27歳。常にノーブラで生活しており、喫煙者でもある。
- 中学時代(14歳)に國男を授かるが、当時の男に逃げられてしまい、それ以降は女手ひとつで國男を育て上げている。工事現場に勤務しており、そこでショベルカーなどを操縦している。
- 鬼塚と浮気程度ではないが、何かと交流がある上に彼女自身は鬼塚のことを信頼しているため、國男はそのことを日々心配している。
- アニメでは彼女に関する話がアニメオリジナルエピソードとして多数用意されているため、原作よりも比較的出番が多い。
- 冬月 まこと(ふゆつき まこと)
- あずさの妹で、高校3年生。あずさよりも頭脳明晰で、探偵になるのが夢。
- 勅使河原があずさの失踪に関与していると、いち早く見破った。セーラー服で登場するが、それは本人いわく「情報収集を円滑化するため」とのこと。
- 柔道初段の実力者であり、初登場時は電車で中年男に痴漢行為をされかけたが、あっさりと返り討ちにしている。
- 勅使川原 武流(てしがわら たける)
- 勅使川原の兄。少年時代から優秀な頭脳と発達した運動神経を持ち、さらに絶対音感も備わっている。落ち着いた性格で人望もある。
- かつては大蔵官僚として働いていたが、内部の不正によって地位を追われてクビになっていた。現在は中卒の社長が営んでいる会社に勤めているが、勅使川原にはその事実を隠していた。
- 本当は少年時代からの優の苦しみを誰よりも理解していたが、「弟が自分よりも劣っている原因に妻(母)がある」という理由だけで、DVを行う父から母を守るために、勅使川原を助けることまではできず、現在もそのことで勅使河原に強い負い目を感じている。
- 勅使河原が、精神的に限界を迎えて吉祥学苑で学校篭城事件を起こしてしまったことをニュースで知って駆けつけ、自分と父に起こっていた真実を伝える。
- 五十嵐 功一(いがらし こういち)
- 声 - 玄田哲章
- アニメ版オリジナルキャラクター。東京都教育委員会代表。
- 斎藤と美月の交際によって起こったスキャンダルで自分の面子と権威が傷つくのを恐れ、2人の仲を引きはがし、さらにそれが原因で起こった美月の自殺も揉み消した。斎藤を意識不明の重体にさせたとして、雅を警察に出頭させようとしたが、鬼塚から逆に自分たちの所業をマスコミに暴露されることとなった。
- 武蔵野HENTAI倶楽部(むさしのヘンタイくらぶ)
- 雅の卑怯かつ身勝手な行動に業を煮やした神崎が復讐のために呼びつけた集団。医者、弁護士、議員で構成されている。ゴレンジャーふうのアイマスクとスリッパをはいている以外は全裸であった。「モモレンジャーさん」や「みどレンジャーさん」を自分達の呼称に使用している。神崎は彼らに雅達の処女を売ることで旅行代を稼がせようとしたが、鬼塚が駆けつけて全員成敗された。
- アニメ版では規制の都合上、スーツと仮面を着用した身代金目的の誘拐犯三名(声- 茶風林、中嶋聡彦、千葉一伸)に変更された。
- 三多魔連(さんたまれん)
- 鬼塚を慕っている暴走族。鬼塚がいた病院を押しかけ、鬼塚を心配していた。
- 太田秀美(おおたひでみ)
- 声 -半場友恵
- 勅使河原を家庭教師として雇っている。母の太田千鶴は『母と子の教育被害を考える会』の会長、父の太田透は都議会議員。勅使河原が父と母の権力を利用しようとしていたことを見抜いており、密告しない代わりとして彼に自分の足をなめることを要求させていた。鬼塚のことも奴隷にしようとしたが失敗している。後に鬼塚の全国模試当日に父に圧力をかけようとしたヤクザの集団に誘拐されるが、鬼塚に救出される[21]。救出された後は鬼塚に感謝して両親に事件の真相を話した(アニメでは事件後に鬼塚の部屋に訪れている)。この事を聞いた両親は鬼塚に対する誤解を解き、訴えを取り下げ、「彼こそ教師の鑑です」と桜井に謝罪した。
GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)
GTO本編に挿入される形で単行本11巻から12巻に掲載された、外伝的な位置づけの作品。野村朋子の芸能界での活躍を描く。全7話だが、一部が本編にもリンクしている。アニメ版では本編の一部としてアレンジされており(いくつかのエピソードは踏襲するも、基本的にオリジナルのストーリー)、鬼塚達も話に絡む。
- 沖ノ島 一路(おきのしま いちろ)
- 声 - 岡野浩介
- 野村朋子のマネージャー。かなり一途な性格で、周りが見えなくなってしまうこともある。愛車は初代ミニ。朋子に純愛の片思いにも似た好意を抱いており、またの演技の才能に感銘を受け朋子をスカウトした本人である。宗方の登場によって、セカンドマネージャーに降格される。その後は繭のセカンドマネージャーにもなるが、苦労が絶えない日々を送っている。学生時代には、明治大学のアイドル研究部に所属していた。本編にも登場し、鬼塚にたかられたりしている。
- アニメ版最終話では鬼塚の「最後の頼み」を聞き入れ、マスコミを先導して教育委員会の糾弾に一役買った。
- 宗方(むなかた)
- 突如現れ、朋子のマネージャーになった男。見た目はヤクザ風だが、業界では凄腕と評判。しかし、彼が手がけたアイドルは売れる子も多いが消える子も多く、黒い噂が絶えないことから、沖ノ島は恐々とさせられている。持ち前の頭脳と数々の戦略で朋子を有名にしていく。のちに本編にも登場し、繭のマネージャーにもなる。
- アニメ版には登場せず、彼の役割の一部を鬼塚が務める。
- キバヤシ、ナワヤ、タナカ、イケダ、トマル
- 声 - 平田広明(キバヤシ)、千葉一伸(ナワヤ)
- アニメ版第27、28話に登場。『マガジン』同誌に連載されていた『MMR マガジンミステリー調査班』からのゲスト出演。日本各地の地方局のCMに出演していた野村朋子について調べ、鬼塚、沖ノ島らと対面し、朋子にMGPC(マガジングラビアプリンセスコンテスト)の参加に勧誘した。
- 星野 めぐみ(ほしの めぐみ)
- 声 - 川上とも子
- アニメ版で登場したMGPC(マガジングラビアプリンセスコンテスト)参加者の一人。紹介式で朋子によって恥をかかされたことを恨み、自身が所属するワーニングプロダクションの力で不正行為(朋子宛の葉書を自分のものにしたり水着を盗ませたりファンに住所をばらしたりなど)を行いプリンセスの座に就き、朋子のコンテスト順位を最下位に追いやるも、その結果にファンは納得せず授賞式の最中に大半が帰ってしまう。その後八百長が発覚し失脚した。
「SHONAN 14DAYS」編
ホワイトスワン職員
- 白鳥 あやめ(しらとり あやめ)
- 『SHONAN 14DAYS』のヒロインで、児童養護施設「ホワイトスワン」の職員。あずさとは親友であり、初対面ながらも鬼塚のことを彼女から聞かされ、よく知っていた(携帯電話にあずさから送られた、菊池が作成した鬼塚のSMやホモの合成写真が入っている)。湘南に来て行く当てのない鬼塚をホワイトスワンに招き、そこで破天荒ながらも子どもたちの心を開いていく鬼塚に惹かれていく。性格は優しく、母性本能も強い。剣道の有段者でもあり、美姫を脅した莉子と神子の実家に殴りこんだこともある。
- 藤崎 志乃美(ふじさき しのみ)
- 『湘南純愛組!』の頃からの鬼塚の女友達。「ホワイトスワン」の職員とメイクアップアーティストを兼業している。姉御肌で気っ風の良い性格。鬼塚に風呂場を覗かれるという最悪の状況で、再会を果たす。高校時代の終盤に鬼塚が突然姿をくらまして以来、長らく音信不通だったこともあって険悪になるが、気持ちをぶつけ合って和解した。高校時代から鬼塚に対して一途な恋愛感情を抱いているが、デリカシーに欠ける鬼塚の言動からすぐにケンカになり、素直に自分の想いを打ち明けられずにいる。自分同様に鬼塚に好意を寄せる麗美との初対面時は嫉妬心を抱いたものの、似た者同士として意気投合。
- 福水 洋之助(ふくみず ひろのすけ)
- 「ホワイトスワン」「スマイルダック」「ハミングバード」などのグループホームを運営する、社会福祉法人「バードランド」の園長。46歳の独身。趣味はスケールモデル作りで、中学時代より零戦が好き。あやめに思いを寄せており、素行の悪そうな鬼塚から彼女の貞操を守ろうと奮闘するが、傍から見ると彼のほうがセクハラ行為を働いている。園長になったのはプラモ作りへの時間が十分に取れることが理由だが、子供好きでもあり、保護している子どもたちのことは気にかけている。
「ホワイトスワン」の子供たち
- 葛城 美姫(かつらぎ みき)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。神奈川県警の上層部に勤める父親を持ち、護身のために警察官を一気に呼び寄せるGPS機能付き携帯電話を持ち歩いている。また、逆に不良や暴力団とも多くの繋がりがある(これは下記のオイディプス倶楽部のコネによるもの)。大人を嫌い、わざと騒ぎを起こしては多くの警官を呼び寄せており、彼女の身勝手な行動に関しては警察本部から問題視されている。よって、他の子どもたちと比べると、父親がいる点では普通の家庭を持つ。上記の行動に走るのも父親に構って欲しいあまりのことである。鬼塚を目の仇にし、彼を施設から追い出そうと様々な手段をとるるが、盗撮マニアの集団に拉致されて鬼塚や父により助けられたことを機に、周囲に心を開くようになる。
- 母親は1年前に事故で亡くなり、父親は家に帰れない日が多いため、心配との理由でWSに預けられた。父親は娘に愛情を持っていたものの、それを理解しておらず、その想いがオイディプス倶楽部に関与することに繋がるが、改心したことで逆に標的にされかけるも、あやめと鬼塚の行動で事なきを得る。
- 菅原 桜子(すがわら さくらこ)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。母・綾とともに暴力的な父親から激しい暴力を受けており、父の児童虐待(および児童性的虐待)によるトラウマが原因で、構ってほしい時にすぐにリストカットしてしまう癖を持つ。天然ボケな性格で子どもっぽく、やや舌ったらずな口調で話す。鬼塚と親しくしたところを見た美姫によって父親を呼ばれて危うく連行されかけたが、鬼塚に守られる(この一件で鬼塚は子どもたちと親しくなった)。のちに牧田の政策で再び父に引き取られそうになるが、麗美の作戦によって父が逮捕されたため、事なきを得た。
- 水原 遼一(みずはら りょういち)
- 「ホワイトスワン」に入所している少年。親戚の家を転々とした後、ホワイトスワンに預けられた。ゲーム好き。自分の領域(テリトリー)に入られることを嫌い、馴れ馴れしい鬼塚を疎ましく思っていたが、ゲームで対戦したことを機に親しくなった。境遇を馬鹿にしたクラスメートが人力飛行機コンテスト『親子で鳥になれ!』に出場しており、見返してやるために鬼塚とともに出場し、そして優勝した。当初、姓が川原(かわはら)となっている。
- 大垣 郁子(おおがき いくこ)
- 「ホワイトスワン」に入所している少女。幼少期から母親への虐待を受けていた。母親につけられたタバコや熱湯による火傷の跡が多数あり、夏でも長袖でしか過ごさない。当初は美姫同様、鬼塚を良く思っていなかったが、徐々にエスカレートしていく美姫の行動を見て鬼塚に彼女の過去を話した。自分の家庭環境のため、普通の親のいる美姫を羨ましく思い、同時に幸せになって欲しいと思っている。帰省対策の一環で母親が施設に現れたことで当初は自室で怯えていたが、優しく抱きしめたことで母親とともに生きることを決意し、隠していた傷を露出させた。帰宅後、傷を露出させたことで激怒した母親に熱湯をかけられて重体に陥り、鬼塚に助けを求める。騒動後、鬼塚たちによって市長から優秀な医者を紹介してもらい、傷の跡もなくなり、半袖やスカートなどの肌を露出した服も着れるようになった。
- 堂島 誠也(どうじま せいや)
- 「ホワイトスワン」に入所している少年。母親の恋人に暴力を受けており、その男と同じ刺青を背中に彫られている。母親は暴力に耐えられずに彼を置いて姿を消したが、のちに恋人と和解。『オイディプス倶楽部』のメンバーで、復讐しようと拳銃を持ち出すが、鬼塚に止められる。しかし、再び莉子・神子に唆されて今度は男を追い詰めるも、その場で母親が自分より恋人をかばったこと、自分を施設に捨てようとしたことを知って絶望し、拳銃を奪われて撃たれそうになるも、鬼塚によって救われる。その後は鬼塚の行動力とあやめの愛情で再びホワイトスワンに戻った(母親とその恋人は莉子・神子によって制裁された)。
- 里見 圭一(さとみ けいいち)
- 「ホワイトスワン」に入所している少年。野球部所属。父親はボクサー(やられ役)だったが、自分を支えてくれた母が亡くなった後、普通に働き出すが目を患ってしまう。そのため、姉の未央とともに自ら望んでホワイトスワンに入所した。自分達を養おうとした父のため、中学卒業後は就職希望。色々と問題の多いホワイトスワンのメンバーでは、普通であると自覚している。桑江遥という彼女がいるが、施設育ちや父の昔の職業といった境遇を理由に、彼女の親から交際を反対される。鬼塚に助けを求めて一芝居打とうとするも、鬼塚はミスしてその場に来ることができず、自ら自分の意思を伝えて和解。
- 里見 未央(さとみ みお)
- 圭一の姉。高校卒業後は介護の仕事に就くため、勉強している。しっかりした性格で、よく桜子の面倒も見ている。
その他の人物(SHONAN 14DAYS)
- 桑江 遥(くわえ はるか)
- 圭一と交際していることを母親に知られて飛び降り自殺を図ろうとするが、鬼塚に間一髪で助けられる。
- 牧田 ジロー(まきた ジロー)
- 市長。カツラであるが、周囲には隠している。不正を繰り返し、それで得た金で豪遊するなど私腹を肥やしている。自分の地位のために強引な帰宅政策を実施し、結果的に郁子の事件を引き起こしてしまう。責任逃れのため身代わりを立ててまで揉み消しを図るも、裏切った秘書から不正の証拠を入手した鬼塚と自ら墓穴を掘る形(警察に助けを求めたが、それにより自分が視察という名目で豪遊していたことがばれかけてしまう)で追い詰められ、不正を公表しない事を条件に、カツラを外し郁子への謝罪をマスコミの前でさせられ市長を辞職した。
- 郁子の母親
- 雑誌編集者。母子家庭の世間体を気にしており、「躾(しつけ)」として郁子に虐待させていた。当の本人は虐待の自覚がなく、今でも施設に娘の郁子を返してもらうよう懇願している。牧田の帰省政策として郁子を連れ戻そうとホワイトスワンに現れる。帰宅後に傷を露出させた事に激怒し郁子に熱湯をかけ、彼女を重体にさせる。その後警察に取り押さえられた。苛立つと爪を噛む癖を持っている。
BLACK DIAMOND(SHONAN 14DAYS 番外編)
- 榊 莉子(さかきりこ)
- 榊 神子(さかきみこ)
- 「SHONAN 14DAYS」の番外編・「BLACK DIAMOND」にも登場する、「スマイルダック」に入所していた双子の姉妹。髪を左分けにしているのが姉の莉子、右分けにしているにが妹の神子。実母が不倫相手である姉妹の父を繋ぎとめるためだけの道具として産んだが、相手にされなかったために何度も捨てられた。後に実母は覚せい剤中毒の末首吊り自殺し、姉妹は母親の親戚に預けられたが、そこでも蔑ろにされたため家への放火を行う。施設入所後は面会に来た実父を包丁で刺し、魍魎一家の組長を里親にして好き勝手やっていた。
- 妹の神子のほうが問題を良く起こし、事件の主犯になることも多い。それに対し、姉の莉子は神子の行動がやりすぎだと感じた場合は事前に根回しし、暴走を止めることもあり、これは姉としての責任感や妹を守るために行っていることだが、神子からは「自分だけいい子と思われたいから」と思われている。自分たちと同じ境遇の仲間を集めて『オイディプス倶楽部』と呼ばれるチームを結成し、大人への復讐を行っていた。しかし、鬼塚との交流を経て改心し、実父[22]との関係にも決着を付け施設に戻った。のちに更生し、高校の風紀委員を務めている。9巻収録の短編『BLACK DIAMOND』では主人公を務め、生徒たちに害を与える不良などに対して制裁を行っている。
- 如月(きさらぎ)
- 「SHONAN 14DAYS」の番外編・「BLACK DIAMOND」のみ登場する準主役的存在で、莉子・神子が通う高校の生徒会長。県警の本部長の息子であり、心配性の常識人。姉妹の過激なやり方に批判しているが、彼女らのサポート役を務めている。
- 魍魎一家(もうりょういっか)
- ヤクザ。組長はロリコンであり、莉子・神子の里親になったのもそれが理由である(ただし、姉妹の行動について否定的な妻には頭が上がらない)。組員は姉妹には好意的に接しており、2人が組を離れて更生した後も、頼みを聞いて制裁の手伝いを行っている。組長の妻は姉妹を冷遇してはいたものの、「親」としてそれなりに気遣っており、2人が組を離れる際には、未練から引き止めようとした夫を制裁して心良く送り出した。
「GT-R」編
「パラダイス・ロスト」編
用語
ここでは、重要視される語句のみ記述する。
- 学校法人「東京吉祥学苑」(とうきょうきっしょうがくえん)
- 鬼塚の勤務する学苑。幼等部「たんたんたぬきの幼稚園」・初等部・中等部・高等部・大学を擁する巨大一貫校のマンモス校。作中では「名門」と呼ばれる。提携姉妹校に学校法人「ムカチャッパ学園」(鬼塚曰く「ムツゴロウ王国」)があり、その所在地は北海道ムカチャッパ共和国にある(2巻参照)。なお、吉祥女子中学校・高等学校という学校が実在している関係で、アニメ版では「聖林学苑」、ドラマ版(98年)では「武蔵野聖林学苑」、2012リメイク版では「明修学苑」となっている。
- 天使部隊(てんしぶたい)
- 校長となった大門美鈴が学園を表と裏から掌握するために極秘裏に校内に送り込んだ学生部隊。リーダー格だった渋谷翔と常盤愛を含み構成員は10人以上で、いくつかの小グループに分かれて行動する。全員が中学生となっているが、実年齢はバラバラで通常ならば高校生の年齢である者もいる。イジメ・レイプ・家庭問題といった悲惨な過去を持つ少年少女の集まりであり、自殺未遂をした者達でもある。
- カウンセラー時代の大門によって、強力な戦闘部隊として育てあげられており、校内にある学園運営の障害を取り除くという目的のもと、自身らの活動は正義だと信じて疑わないが、暴力事件を起こしたり悪評を流すなど、手段を選ばない危うさを持つ。しかしそれらは、不良グループによるお礼参り(学園への報復)、誹謗中傷による度重なる自殺騒動、誘拐及び内閣を標的としたテロ騒動といった大問題事件を次々と誘発させており、結果的に天使部隊の活動は問題児を排除するどころか、学園そのものを潰しかねない傍迷惑な行為に等しかった。
- 後に常盤は(美穂と慶子共々)鬼塚に寝返る。最後はリーダーの渋谷の暴走により壊滅的被害を受けた。
- 理事会のクーデターグループ(仮称)
- 桜井理事長の口から出てきた不穏分子で、教育の理想を推進する桜井を追放して学園支配と利権を追求することが目当て。丸山校長を転勤させ、大門校長を送り込んだ黒幕的存在でもある。しかし立場を追われた桜井の腹心である板垣と復学した拓海の策略で、存在とこれまでの所業を文部省調査課に暴露され、全員が失脚した模様。
- 白鳥児童養護施設(しらとりじどうようごしせつ)
- 湘南にある、家庭問題により事実上の孤児となった児童(少年少女)を保護する施設。通称ホワイトスワン。
- オイディプス倶楽部
- 「SHONAN 14DAYS」編に登場。親や大人から酷い扱いを受けた子供達が集まり、復讐を行うチーム。リーダーは榊 莉子&神子(主に神子)で、ホワイトスワンのメンバーの内、美姫と誠也も一時所属していた。当初は小グループだったが、後に拳銃を扱ったりとエスカレートしていった。チーム内には裕福な家庭の子もおり、榊姉妹の養父が暴力団の組長である事から様々な人脈へのコネもある。リーダーである莉子と神子の二人が改心した為、最終的には解散されたと思われる。
- チーム名の由来は親を殺した償いに自分の目を潰したオイディプス王から。ただし、チームの子供達に罪悪感や罪を償おうとする意思は殆ど見られない(最終的に心から償おうとしたのは莉子と神子のみ)。
書誌情報
単行本
GTO
- 1997年5月16日刊行 ISBN 4-06-312411-8
- 1997年7月17日刊行 ISBN 4-06-312436-3
- 1997年9月17日刊行 ISBN 4-06-312455-X
- 1997年11月17日刊行 ISBN 4-06-312481-9
- 1998年1月16日刊行 ISBN 4-06-312503-3
- 1998年4月17日刊行 ISBN 4-06-312538-6
- 1998年6月17日刊行 ISBN 4-06-312559-9
- 1998年8月17日刊行 ISBN 4-06-312583-1
- 1998年11月17日刊行 ISBN 4-06-312619-6
- 1999年3月17日刊行 ISBN 4-06-312665-X
- 1999年6月17日刊行 ISBN 4-06-312688-9
- 1999年8月17日刊行 ISBN 4-06-312727-3
- 1999年11月17日刊行 ISBN 4-06-312773-7
- 2000年1月17日刊行 ISBN 4-06-312791-5
- 2000年4月14日刊行 ISBN 4-06-312824-5
- 2000年7月17日刊行 ISBN 4-06-312848-2
- 2000年9月14日刊行 ISBN 4-06-312882-2
- 2000年12月15日刊行 ISBN 4-06-312914-4
- 2001年3月16日刊行 ISBN 4-06-312947-0
- 2001年6月15日刊行 ISBN 4-06-312980-2
- 2001年8月10日刊行 ISBN 4-06-313006-1
- 2001年11月16日刊行 ISBN 4-06-313041-X
- 2002年3月15日刊行 ISBN 4-06-313073-8
- 2002年4月17日刊行 ISBN 4-06-313097-5
- 2002年4月17日刊行 ISBN 4-06-313098-3
GTO SHONAN 14DAYS
- 2009年10月16日刊行 ISBN 978-4-06-384201-2
- 2009年12月17日刊行 ISBN 978-4-06-384229-6
- 2010年03月17日刊行 ISBN 978-4-06-384271-5
- 2010年07月16日刊行 ISBN 978-4-06-384336-1
- 2010年10月15日刊行 ISBN 978-4-06-384385-9
- 2011年02月17日刊行 ISBN 978-4-06-384450-4
- 2011年09月16日刊行 ISBN 978-4-06-384553-2
- 2011年10月17日刊行 ISBN 978-4-06-384570-9
- 2011年11月17日刊行 ISBN 978-4-06-384584-6
小説版
- 相沢春吉 著、藤沢とおる 原作『GTO Live in 北海道』上、下(講談社Magazine Novels、1998年) 上 ISBN 4-06-324331-1、下 ISBN 4-06-324332-X
- ひょんなことから、北海道の北文館学園に臨時教師として、夏休みまでの2週間赴任することになった鬼塚の活躍を描く。小説版オリジナルキャラクターとして市川 楽(いちかわ らく)、桂木 綾乃(かつらぎ あやの、旧姓:小暮)が登場。市川は「Live in 北海道」における語り手で、葛城は同作におけるキーパーソンである。1999年には、この小説版を原案とした実写映画も制作された。
その他
- 『GTO公式ガイドブック B・A・D action 200 テンプレート:Small』(講談社KCデラックス、1998年) ISBN 4-06-333951-3
- 『GTO公式ガイドブック B・A・D action 200 (2) テンプレート:Small』(講談社KCデラックス、1999年) ISBN 4-06-334029-5
- 『アニメ版 GTOキャラクター完全ガイド』(講談社KCデラックス、1999年) ISBN 4-06-334089-9
実写化作品
1998年7月7日から反町隆史主演で関西テレビ制作・フジテレビ系列にてドラマ化。翌年の1999年12月18日に東映系で映画化・公開された。一旦シリーズは終了した。その後、2012年7月3日から9月11日までおよび2014年7月から、EXILEのダンサーAKIRA主演で関西テレビ制作・フジテレビ系列にてリメイクされている。
- テレビドラマ
- 『GTO』(1998年7月7日 - 9月22日)
- 『GTOドラマスペシャル』(1999年6月29日)
- 『GTO(リメイク版第1シリーズ)』(2012年7月3日 - 9月11日)
- 『GTO 秋も大暴れスペシャル』(2012年10月2日)
- 『GTO 正月スペシャル! 冬休みも熱血授業だ』(2013年1月2日)
- 『GTO完結編 〜さらば鬼塚! 卒業スペシャル〜』(2013年4月2日)
- 『GTO(リメイク版第2シリーズ)』(2014年7月開始予定)
- 映画
- 『GTO』(1999年12月18日)
アニメ版
1999年6月30日から2000年9月まで、フジテレビ系列で放送された。全43話+特別編。当初は水曜19時30分から20時00分の放送だったが、1999年10月からは日曜19時30分から19時58分に枠移動(とともに2分短縮)した。原作12巻から13巻の「修学旅行編」までに相当する内容であり、その後、独自のエピソードによる最終回を迎えた。学校の名前がドラマ版と同じ「聖林学苑」になるなど、設定が異なる部分もある。ゴールデンタイムということもあり、原作の過激な表現がソフトになっていることが多い。日曜に枠移動後、特番の頻発で放送回数が大幅に減った。
セルアニメ末期の作品であり、本編は基本的にセル画で制作されているが、部分的にデジタル制作されている箇所が存在する。オープニング映像はすべてデジタル制作となっている。
本放送時、本編のパロディネタと関連して別番組のBGMが使用されることがあり、一例として『北斗の拳』、『機動戦士ガンダム』のBGMや、第24話で猿に扮した内山田が警察に確保される際に流れた中島みゆきの「世情」などがあるが、後に発売されたVHS・DVDでは別の音楽に差し替えられている。第10話で朋子が歌っていた「ドナドナ」も同様である。なお、実在の人物の名前の発言はピー音で規制されていたこともあった。
2008年、ロシア連邦通信監理委員会が同国のアニメ専門チャンネル・2X2で放送されている本作の内容に対して性表現および暴力表現、犯罪の扇動に繋がる描写が多数含まれているとして問題視する意見を表明したことが明らかになった[23]。
スタッフ
- 原作 - 藤沢とおる(講談社「少年マガジンKC」刊)
- 企画 - 清水賢治、白川隆三、布川郁司
- 監督 - 阿部記之
- シリーズ構成 - 十川誠志
- キャラクターデザイン - 宇佐美皓一
- サブキャラクターデザイン - 北山真理
- 美術監督 - 池田祐二
- 色彩設計 - 上谷秀夫
- 撮影監督 - 宮川晴年
- 編集 - 植松淳一
- 音楽 - 本間勇輔
- 音楽監督 - 児玉隆
- 録音演出 - 阿部記之、清水勝則
- 音響効果 - 倉橋静男
- 音楽プロデューサー - 高良仁久、藤本昌俊
- プロデューサー - 瀧山麻土香→中村百合子→鈴木吉弘、勝股英夫、萩野賢
- 製作 - フジテレビ、SPEビジュアルワークス、スタジオぴえろ
ゲストキャラ・声の出演
- 水樹ななこ - 宮村優子
- 水樹ななこの父 - 梁田清之
- 水樹ななこの母 - 田中敦子
- 高浜 - 小林恵美
- 桃井 - 寺田はるひ
- トラック運転手 - 渡部猛
- 受験者 - 藤沢とおる
- 内山田良子 - 津田真澄
- 内山田好子 - 豊後敦子
- 上原杏子の母 - 谷育子
- 上岡 - 伊藤健太郎
- 宮崎 - 浅井清己
- 野村朋子の父 - 石井康嗣
- 大橋素子 - 氷上恭子
- 太田秀美 - 半場友恵
- 太田千鶴 - 島本須美
- 太田透 - 石波義人
- 太垣 - 青山穣
- 藤森先生 - 渡辺美佐
- ヒデオ - 石川英郎
- 木崎瞳 - 長沢美樹
- 木崎オーナー - 石塚運昇
- 相良先生 - 服部幸子
- 白澤監督 - 郷里大輔
- 嘉手納高志 - 菊池正美
主題歌
放送第42話・第45話は総集編であり、放送ストーリー数は全43話(Lesson1 - Lesson43)となる。
歌詞字幕はエンディングのみあり(3期エンディング以降はない)。なお、Kirariはテレビドラマ版に水樹ナナコ役で出演。
オープニングテーマ
- 「Driver's High」(第1話 - 第16話)
- 歌 - L'Arc〜en〜Ciel(Ki/oon Records)
- 「ヒトリノ夜」(第17話 - 第45話)
- 歌 - ポルノグラフィティ(SME RECORDS)
エンディングテーマ
- 「Last Piece」(第1話 - 第16話)
- 歌 - Kirari(マーキュリー・ミュージックエンタテインメント)
- 「しずく」(第17話 - 第33話)
- 歌 - 奥田美和子(Sony Records)
- 「CHERISHED MEMORIES」(第34話 - 第43話、第45話)
- 歌 - THE HONG KONG KNIFE(KING RECORDS)
- 「Driver's High」(第44回〈最終話〉)
- 歌 - L'Arc〜en〜Ciel
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
Lesson1 | 鬼塚英吉22歳! 元不良 伝説の教育実習が今はじまる!! |
十川誠志 | 阿部記之 | 阿部記之 羽生尚靖 |
大西雅也 中森良治 |
Lesson2 | 天敵・内山田教頭登場!! 大逆転!?の最終面接 | 菅良幸 | 村山靖 | 桶澤尚 | 青野厚司 |
Lesson3 | 教師の仕事は命がけ?! 深夜の屋上ダイビング | 西園悟 | 伊達勇登 | 河村明夫 | |
Lesson4 | 攻撃開始! 今、あばかれる鬼塚の怪しい日常?! |
十川誠志 | 榎本明広 | 山内富夫 | ふかざわまなぶ |
Lesson5 | 悪魔のリベンジ!! 目には目を、お尻にはお尻を | 菅良幸 | 影山楙倫 | 小高義規 | 岩井優器 |
Lesson6 | 失業確定? 抗議殺到、あいつをクビにしろ!! | 石堂宏之 | 横瀬淳一 | ||
Lesson7 | 最も危険な家庭訪問! 母ちゃんに手を出すな | 西園悟 | 榎本明広 | 青野厚司 | |
Lesson8 | 村井死す!? 決死のベイブリッジ・バンジー! | 伊達勇登 | 大西雅也 | ||
Lesson9 | うなる筋肉! 激闘! 鬼塚VS熱血体育教師! | 山口亮太 | 影山楙倫 | 羽生尚靖 | 河村明夫 |
Lesson10 | 私ぬぎます! 朋子14歳・体当たりの初体験! | 十川誠志 | うえだひでひと | 加藤洋人 | 番由紀子 |
Lesson11 | ゆれるFカップ! ビッグな胸とアイドル伝説! | 東野はじめ | 香川豊 | 中森良治 | |
Lesson12 | 鬼塚追放! 闇の策略! | 山口亮太 | 影山楙倫 | 小高義規 | 岩井優器 |
Lesson13 | 鬼塚またまた失業確定?! | 羽生尚靖 | 青野厚司 | ||
Lesson14 | 地獄? 夢の二人暮らし | 菅良幸 | 水野和則 | ふかざわまなぶ | |
Lesson15 | 死闘! 血染めの解答用紙! | 影山楙倫 | 石堂宏之 | 宍戸久美子 | |
Lesson16 | 鬼塚マジギレ!! 強敵出現!! | 西園悟 | 伊達勇登 | 畠山茂樹 | 大西雅也 |
Lesson17 | 悪い夢! 逃亡者・鬼塚! | 榎本明広 | 河村明夫 | ||
Lesson18 | 再会・恩師よ…… | 羽生尚靖 | 中森良治 | ||
Lesson19 | 鬼塚、命がけの課外授業 | うえだひでひと | 加藤洋人 | 番由紀子 | |
Lesson20 | Fからのラブレター | 菅良幸 | 影山楙倫 | 小高義規 | 岩井優器 |
Lesson21 | 教師失格? 消えた冬月 | 十川誠志 | 水野和則 | 畠山茂樹 | 河村明夫 |
Lesson22 | 鬼塚爆死?! 炎の大脱出!! | 水野和則 | 大西雅也 | ||
Lesson23 | 鬼塚死す!? 最後の七日間 | 山口亮太 | 榎本明広 | ふかざわまなぶ | |
Lesson24 | 父焦る! 家の娘に限って!! | 影山楙倫 | 畠山茂樹 | 宍戸久美子 | |
Lesson25 | お色気先生に鬼塚クラッ | 菅良幸 | 羽生尚靖 | 中森良治 | |
Lesson26 | 湘南の鬼VSハコスカの女王 | 影山楙倫 | 小高義規 | 岩井優器 | |
Lesson27 | トロ子の芸能界虎の穴 | 西園悟 | 久志秀彰 | 河村明夫 | |
Lesson28 | 発表! 21世紀新アイドル | うえだひでひと | 加藤洋人 | 番由紀子 | |
Lesson29 | セーラー服と112万円 | 菅良幸 | 都留稔幸 | 石堂宏之 | ふかざわまなぶ |
Lesson30 | 罪と罰! 横領犯・鬼塚?! | 山口亮太 | 畠山茂樹 | 細山正樹 | |
Lesson31 | 目指せ!! 憧れの沖縄行路 | 十川誠志 | 影山楙倫 | 小高義規 | 敷島博英 |
Lesson32 | 嗚呼ベンツ丸つぶれ | 榎本明広 | 中森良治 | ||
Lesson33 | さらば鬼塚・22才の別れ | 水野和則 | 大西雅也 | ||
Lesson34 | 監獄に一番近い警官 | 山口亮太 | 阿部記之 | 香川豊 | 番由紀子 |
Lesson35 | 花嫁は14歳!! の息子あり | 菅良幸 | 羽生尚靖 | 桜井木ノ実 | |
Lesson36 | 冬月変身! 燃えろ夏女! | 十川誠志 | 東野はじめ | 中川聡 | しまだひであき |
Lesson37 | 嵐の予感! 沖縄でGo! | 菅良幸 | 松浦錠平 | 小高義規 | 岩井優器 |
Lesson38 | 突撃! 宝探しでGo! | 榎本明広 | 河村明夫 | ||
Lesson39 | 二人の冒険!! 秘密の洞窟 | 十川誠志 | 畠山茂樹 | 中森良治 | |
Lesson40 | ハート直撃!! 沖縄純愛組 | 山口亮太 | うえだひでひと | 羽生尚靖 | 河村明夫 |
Lesson41 | 青春少女!! 初めての告白 | 水野和則 | 大西雅也 | ||
Lesson42 | ラストバトル! 蘇る傷跡 | 十川誠志 | 阿部紀之 | 畠山茂樹 | 中森良治 |
Lesson43 | 挫! 愚零徒出夜露死苦! | 阿部記之 | 宇佐美皓一 |
ゲーム版
- ソーシャルゲーム
- 2012年 アイティアおよびティーワイリミテッドによるソーシャルゲーム『GTO』がMobageにてサービス提供された。当初はフィーチャーフォンのみであったが、じきにスマートフォンでも対応している。GREEでも開始され、こちらもフィーチャーフォンとスマートフォンにリリースされている。
- 2013年 gumiおよびGREEによるソーシャルゲーム『GTO×湘南純愛組!-フルスロットル-』がGREEにてサービス提供された。フィーチャーフォンとスマートフォンにリリースされている。
パチスロ台
脚注
外部リンク
テンプレート:GTO テンプレート:講談社漫画賞少年部門 テンプレート:阿部記之監督作品
テンプレート:Asboxテンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 野口英世が印刷された1000円札、PSP、プレイステーション3、Xbox 360、『モンスターハンター』、『バイオハザード5』、S20#型トヨタ・クラウン ロイヤルサルーンなどの自動車など。
- ↑ 単行本8巻 第62話『恩師への贈り物』より。
- ↑ この時、エロ本を鬼塚から渡されている。
- ↑ 藤森自身はそのことを悔いている。
- ↑ 正確には違うが、生徒たちにはそう受け止められた。
- ↑ 原作第3巻では、麻由子や尚子とともにカラオケボックスでタバコを吸っている描写が見られる。
- ↑ アニメ版では規制の都合上、パンツに落書き。
- ↑ 自分は男性に襲われた、正当防衛の被害者を装っていた。
- ↑ 本人いわく「クリスとバーニィの一騎打ちをアルが止めようとするシーンが印象に残る」「特にバーニィがザクII改で突っ込むシーンなんか哀愁って言うか」とのこと。
- ↑ アニメでは破壊に至るまでの経緯が異なり、鬼塚と村井らが和解する話で鬼塚の無茶苦茶な運転で廃車になった車が、アニメでは不良達が教頭から盗んだクレスタ。
- ↑ 作中では演じていたのが宇津井健であるように書かれているが、実際は巽秀太郎である。宇津井が演じたスーパージャイアンツと取り違えたと思われる。
- ↑ 12.0 12.1 3巻 第16話『先生いじめ』より
- ↑ 実は勅使川原家を嫌う官僚による差し金であった。
- ↑ 菊池が2人分の解答用紙を作り、鬼塚の解答用紙をすり替えたが、桜井の根回しで満点となった。
- ↑ 4巻 第30話『トロトロ朋子』より。
- ↑ 鬼塚が50mを泳いでいたと確認できる描写はないが、女子生徒いわく「鬼塚は潜水で泳いでいた」とのことで、村井は「マジでホクロ田に勝つなんて」と鬼塚を称賛していた。また、村井らによる賭け事で袋田に賭けた生徒は「まさか鬼塚が勝つとは」と落胆していた。アニメでは、ただ水面に浮いていた描写があり、袋田はそれに気づいていない。
- ↑ 原作ではアナボリックステロイド、アニメでは生卵と栄養ドリンクが入り交ざったジョッキを飲み、鬼塚に対抗するが最終的に嘔吐した。
- ↑ その際、袋田は証拠隠滅のために自分のロッカーを両腕で締めつぶした。
- ↑ 彼女の過去と現在の写真を見比べた鬼塚は、「こんな美人に酷い仕打ちをするのは許せない」と呟いている。
- ↑ ひろしは「ディカプリオ」と名付けたつもりだが、それには反応しなかった為、好子に「えいきち」と名付けられた。
- ↑ この際、仕留め損なったヤクザの一人から逆襲を受け、腹部に拳銃の弾を3発も受けてしまう重傷を負った。
- ↑ 浮気がバレたことと、2人の存在により、離婚して元妻の子供ともまともに顔を合わせられなくなり、当時の面影が感じられないほどの荒れた生活を送っており、2人を逆恨みしていた。
- ↑ アニメ「GTO」にロシアの検閲がクレーム(バラエティ・ジャパン、2008年12月9日)