ジョーズ

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テンプレート:Infobox Filmジョーズ』(Jaws)は、スティーヴン・スピルバーグ監督による1975年アメリカ映画。原作は1974年に出版されたピーター・ベンチリーによる同題の小説(日本では早川書房から1975年に刊行)。

平和なビーチを襲う巨大人食い鮫(ホオジロザメ)の恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品である。スリラー映画ホラー映画パニック映画など様々なジャンル分けがなされる。スティーヴン・スピルバーグの名前を全世界に浸透させた一作である。スピルバーグの作品では珍しく、子どもが死ぬ描写(鮫に喰われ、海へ引きずり込まれる。その際、子どもは抵抗する)がある。

第48回アカデミー賞作曲賞音響賞編集賞を受賞した。

制作

監督は当時28歳だったスティーブン・スピルバーグが抜擢された。当初、原作者であるピーター・ベンチリーが映画の脚本も書いたが、スピルバーグは「面白くない」と却下した。自身が新たに書き直すもプロデューサーからの好評が得られず、スピルバーグは友人である脚本家カール・ゴットリーブに依頼した。クイントが巡洋艦インディアナポリスの元乗組員だったという経緯も、この際追加されたものである。しかし、脚本は未完のまま撮影が始まり、ロケ先のホテルでその日の撮影後に監督と脚本家、そして出演者を交えて翌日の撮影分を考えることもあった。結果、原作の大筋をなぞりつつも、原作における専門的な部分(詳しい鮫の生態など)を極力抑えた娯楽作品に徹しており、「映画らしい派手な決着」「ブロディ署長に加えてフーパーも生き残る」などの変更が行われている[1]。そのため、完成版を観たベンチリーは激怒し「こんなものがヒットするわけがない。スピルバーグは一生B級監督だ」と罵り、逆にスピルバーグから「元が面白くないからこうした」との反論を受けた。ベンチリーは、舞台となった海水浴場から人食いザメ出現のニュースを伝えるレポーター役で出演している。

マシュー・レオネッティ製作の機械仕掛けの鮫は、スタッフ間で「ブルース」(由来はスピルバーグの知人である弁護士の名前から)と呼ばれていたが、ほとんどテストができないままクランクインされたため、当初は故障が多く[2]、撮影は予定をオーバーしてしまう。また、リアリズムを目指したロケ(ロケ地として採用された島はマーサズ・ヴィニヤード)での撮影は、フレームに少しでも余計なものが入ると即NGになるため、これもスケジュールを大きく狂わせる原因となった。撮影制作費も1000万ドルを突破し、企画当初に計上された額の3倍にも膨れ上がったため、一時は撮影中止さえ検討された。撮影終了したスピルバーグは、マッカーサーの名言(『私は帰ってくる』)をもじって「二度と戻らん!」と宣言したという。

あらすじ

アメリカ東海岸に位置する海辺の田舎町アミティの浜辺に、若い女の遺体が打ち上げられた。町の警察署長ブロディは死因を「鮫による襲撃」と断定、ビーチを遊泳禁止にしようとするが、夏の観光で成り立つ町の有力者はこれを拒否する。対応の遅れから、少年が第2の犠牲者となる。

少年の両親が鮫に賞金をかけたことで事態は公となり、アメリカ中から賞金目当ての人々が押し寄せたアミティは大騒動となった。その対応に追われる一方で、ブロディは鮫の専門家である海洋学者フーパーを呼び寄せ、協力を求める。フーパーは最初の遺体を検視し、非常に大型の鮫による仕業と見抜く。

そのころ、イタチザメが捕らえられた。町中が事件は解決したと喜ぶ中、フーパーはイタチザメの口のサイズが遺体に残る噛み跡より小さいことから、別の鮫である可能性を指摘する。念のために鮫の消化器官の内容物の確認を提案するが、市長は反対した。納得できないブロディとフーパーはその夜、秘密裏に鮫の腹を裂いたが、人が食べられた痕跡は確認できなかった。フーパーの所有する調査船で鮫の探索に出た2人は、アミティの漁師の船が漂流しているのを発見する。調査のため海に潜ったフーパーは、船底に刺さっていた大きなホオジロザメの歯を見つけるが、漂う漁師の遺体に驚いた拍子に紛失する。

翌朝、2人は市長に「犯人は巨大なホオジロザメであり、すぐに海を閉鎖する必要がある」と申し出るが、利益を優先したい市長は、証拠となる鮫の歯がないことを理由にこれを拒否し、海開きを実施する。その結果、観光客を鮫が襲うという最悪の事態が発生する。

そこでブロディは、地元の漁師クイントを雇い、鮫退治を提案する。ブロディ、フーパー、クイントの3人は、鮫退治のため大海原へ乗り出す。しかし、現れたホオジロザメのサイズは、彼らの予想をはるかに上回るものであった。ブロディ達と巨大ザメとの激闘が始まる。

スタッフ

登場人物

マーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)(Martin Brody)
赴任間もない地元の警察署長。原作では41歳。海水浴場における人食いザメの危機を再三アミティ市に申し入れるが、事なかれ主義的な市長から拒絶される。鮫被害が甚大になると、市長から鮫退治の許可を受け、鮫退治に乗り出す。
子供の頃に溺れた経験がトラウマとなっており、水が大の苦手である。船の上でも、鮫を前に他の2人が機敏に動いている横でおろおろしていたり、鮫の強大さから真っ先に対決を諦めて救難信号を試みるなどの描写が多い。
原作・映画共に、クライマックスで、沈み行くオルカ号の上で孤立する。映画では、なおも突撃してくる鮫に空気ボンベを噛ませ、クイントの銃で狙撃して破裂させて鮫を倒す。
原作では映画ほど勇猛な活躍はせず、鮫に船を沈められ、殺されそうになる直前に鮫が力尽き、助かる。
サム・クイント(ロバート・ショウ)(Sam Quint)
地元の漁師。荒くれ者の男で鮫狩りの達人。懸賞金目当てに鮫退治に乗り出す。若い頃、太平洋戦争中に巡洋艦インディアナポリスに乗り組んでいた経験があり、同艦が終戦直前に日本海軍の潜水艦の魚雷攻撃で沈没した際に鮫の恐ろしさを知ったらしい。昔気質な男で、経験豊富だが他人の忠言に耳を貸さない強情さが目立つ。
原作では鮫との戦いの最中にロープが絡まり、海中に引きずり込まれて溺死するが、映画では船に乗り上げてきた鮫に噛み付かれ、血を吐きながら派手に喰い殺されるという最期を迎える。
映画冒頭には、クイントが映画『白鯨』を観て嘲笑する、という場面が本来用意されていたが、カットされた。原作におけるクイントの最期は、『白鯨』に登場するエイハブ船長と似たものである。
マット・フーパー(リチャード・ドレイファス)(Matt Hooper)
若い海洋学者。最初に捕らえられた鮫が問題の鮫と違うことを見抜く。ブロディやクイントとともに鮫退治に乗り出す。優男な学者で、基本的には学術的知識をベースに行動し、軟弱な男としてクイントには馬鹿にされるが、実行力があり、大胆な選択もする。
原作・映画共に、物語終盤にオルカ号がエンジントラブルを起こして立ち往生した後、銛で直接毒を注入するために、特製の檻に入って海中で鮫と対決するが、鮫に檻を破壊される。原作ではそのまま喰い殺されてしまうが、映画では辛くも脱出し、海底に姿を隠すことで奇跡の生還を遂げるように変更された。
エレン・ブロディ(ロレイン・ゲイリー)(Ellen Brody)
ブロディの妻。映画では、ヘタレ気味の夫を案じる良き妻……と言った印象。原作ではフーパーの兄の元ガールフレンドであり、そのフーパーにアバンチュールを求めて、夫の目を盗んだ不倫関係になる。原作では36歳。ただし美人で外見は30歳くらいにしか見えない。
ベン・メドウズ(カール・ゴットリーブ
ボーン(マーレイ・ハミルトン)(Vaughn)
アミティ市長。市の経済は夏の海水浴客によって支えられているため、鮫の危険を軽視して海開きを強行しようとする。
中盤まではブロディやフーパーの忠告を無視し続けるが、海開き当日に青年が鮫に食い殺されたのをきっかけに、クイントを雇うというブロディの案に同意する。また、この海開きの際には彼の息子も浜にいたと語っており、単なる悪役としては描かれていない。
続編『ジョーズ2』では、本作でのブロディの奔走を知っているためか、彼を擁護する姿勢の強い人間として描かれ、過剰に警戒するあまり発砲騒ぎを起こしたブロディをいぶかしみながらも、その解雇決議にただ1人反対する。
ヘンドリックス(ジェフリー・クレーマー
クリシー・ワトキンス(スーザン・バックリニー
キャシディ(ジョナサン・フィレイ
マイケル・ブロディ(クリス・レベロ
ショーン・ブロディ(ジェイ・メロ
入り江のボートの男(テッド・グロスマン
TVレポーター(ピーター・ベンチリー

ホオジロザメ(ブルース)
アミティを恐怖のどん底に陥れる巨大鮫。体長約8m/体重約3tとされ、現実には確認されていないレベルの巨大な個体。原作によると雄である(普通、ホオジロザメは雄より雌が大きい)。
「はぐれ者」となって1匹でアミティ沿岸にたどり着き、数多くの人間を殺害する。
性質は非常に獰猛。漁船の底を突き破り、桟橋につながれた餌を桟橋ごと沖へ引きずり、オルカ号をも引きずりまわし沈没させるなど、力も強い。体力も無尽蔵で、浮力の強い樽を3つ繋がれた状態でも潜水し、経験豊富なクイントを驚かせている。
映画では、口に噛まされた空気ボンベを射撃されもろともに炸裂し、海の底へと沈んでいった。
原作では映画ほど現実離れしていない。樽を打ち込まれてからはすぐに弱り、オルカ号を沈めたものの、海に浮いているブロディに襲いかかる直前で力尽きる。
船を攻撃したり、漁船に乗り上げてくるなど、実際のホオジロザメの生態とはかけ離れた描写が多い。
イタチザメ
鮫の存在が明らかとなった直後、賞金稼ぎのハンターにより仕留められた鮫。ホオジロザメに比べて幾分小柄。
実際のイタチザメは最も危険で獰猛な鮫の一つであり、「ヒレのついたゴミ箱」と呼ばれるほど何でも貪欲に飲み込む。本作の鮫は、消化器官検査の結果、人を食べてはおらず、ルイジアナ州のナンバープレートなどが発見されたため、元々はメキシコ湾にいた個体がたまたま流れ着いただけと判明した。

キャスト

役名 俳優 日本語吹き替え
日本テレビ TBS テレビ東京 DVDBD
マーティン・ブロディ ロイ・シャイダー 滝田裕介 津嘉山正種 羽佐間道夫 谷口節
クイント ロバート・ショウ 北村和夫 内海賢二 瑳川哲朗 内海賢二
マット・フーパー リチャード・ドレイファス 樋浦勉 古川登志夫 堀内賢雄
エレン・ブロディ ロレイン・ゲイリー 寺田路恵 弥永和子 高島雅羅 佐藤しのぶ
ベン・メドウズ カール・ゴットリーブ 加藤正之 有本欽隆 塩屋浩三 石住昭彦
ボーン市長 マーレイ・ハミルトン 細井重之 吉水慶 坂部文昭 佐々木梅治
ヘンドリックス ジェフリー・クレーマー 円谷文彦 星野充昭
クリシー・ワトキンス スーザン・バックリーニ 井上喜久子
キャシディ ジョナサン・フィレイ 高宮俊介
マイケル・ブロディ クリス・レベロ 池田真 喜田あゆ美
ショーン・ブロディ ジェイ・メロ 中村友和 大谷育江
入り江のボートの男 テッド・グロスマン 坂東尚樹
TVレポーター ピーター・ベンチリー
翻訳 飯嶋永昭 木原たけし 小寺陽子 伊原奈津子
演出 中野寛次 福永莞爾 小林守夫
調整 金谷和美 阿部直子
効果 PAG リレーション
担当 河村常平
春田由佳
配給 ムービーテレビジョン
プロデューサー 上田正人 久保一郎
渡邉一仁
寺原洋平
制作 東北新社 東北新社
TBS
東北新社
初回放送 1981年9月30日
水曜ロードショー
1991年7月24日
水曜ロードショー
2004年5月13日
木曜洋画劇場
再放送 1984年4月8日
日曜洋画劇場
1989年11月3日
金曜ロードショー
1998年8月14日
金曜ロードショー
2003年7月27日
日曜洋画劇場
2007年7月5日
『木曜洋画劇場』
2009年5月19日
午後のロードショー
  • DVD版:2005年8月26日発売 DVD「JAWS 30thアニバーサリー・スペシャルエディション」(BDにも収録)
吹替版の演出は高橋剛による[3]

影響

jawsは本来、英語で「顎」を意味する単語であるが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになった。同様の例にリドリー・スコット監督の『エイリアン』がある。

直接の続編に『ジョーズ2』がある。物語や登場人物は受け継がれているものの、監督はヤノット・シュワルツに交替している。正統的な続編は4作目まで製作されたが、スタッフや設定も一新されており、3作目以降の人気は低い。また、ジョーズの大ヒットを受け(当時パニック映画がブームとなっていたという下地はあったものの)この映画公開以後、動物が人々を襲うという内容の動物パニック映画が乱造された。鮫を題材した映画に限っても当時だけで20本を超えるほどであり、『ジョーズ』の続編ではないのにもかかわらず「ジョーズ」を冠した映画も幾つか存在する。公開直後には、4代目桂米丸によって新作落語の題材にもされた。以降も鮫を題材したパニック映画は無数に存在するが、いずれもB級映画としての評価に留まっており、より本作の評価を高めるものとなった[4]

ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲はあまりにも有名で、今日でもテレビやラジオなどで鮫の登場場面の他、何かが迫ってくるなど緊迫感が高まる場面に使用されている。『シャーク・テイル』冒頭で使用された際は、フランキー(ホオジロザメ)が「俺たちのテーマ」と述べている。

メディア展開

ジョーズ(トミー
1983年頃発売の3D立体グラフィックゲームシリーズの携帯ゲーム作品。
アトラクション「JAWS」(「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」)
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で稼働中のライド型アトラクション。米国の「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」で稼働中のオリジナルアトラクションを移植したもので、時間軸としては第1作の数年後と考えられる。鮫の恐怖も忘れ去られ平和になったアミティで、ゲストたちはクルーズの途中に「あの鮫」に遭遇してしまい、ボートで逃げまわるという内容。高圧電線をくわえているなどイメージ的には映画『ジョーズ2』に近い演出となっている。* アミティ・シックス:関時男
CRぱちんこJAWS(京楽産業.
2006年8月にリリースされた、映画『ジョーズ』の正式ライセンスによるパチンコ台。劇中のリチャード・ドレイファス扮するフーパーにそっくりな人物などが登場し、ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も使用されている。京楽が過去にリリースした爆裂機「CRぱちんこウルトラセブン」に似た構成となっており、大当たり確率は低いが当選後の連チャン確率が高く、賭博性は高めの機種である。ただし製作会社の京楽は本作の直後に発売する「CRぱちんこ華王・美空ひばり」に注力するため、本作は6万台で早々と生産を打ち切っている。

元になった実話

テンプレート:See also ディスカバリーチャンネルの『実話!映画「ジョーズ」』では、1916年夏にニュージャージー州で起きた、ホオジロザメが海岸や川で泳いでいた人を襲撃した事件を元に、ピーター・ベンチリーが小説を書いたとしている。

1916年7月1日、ニュージャージー州リゾート地の海岸で、遊泳中の男性が鮫に襲われて死亡した。しかし、当時の海洋生物学者の間では鮫が人を襲うものとの認識はなく、人を襲う可能性があるホオジロザメは、北半球の冷たい海には住めないと考えられていたので、鮫ではなく他の生物が原因ではないかと学者たちは主張した。

それから5日後の7月6日。40マイル(約64km)離れた海岸で、今度はホテルの従業員が泳いでいた所を鮫に襲われた。ライフガードがすぐに助けだしたが、その従業員は両足を喰いちぎられていて、まもなく死亡した。この事件では足を失った犠牲者を多くの人が目撃し、新聞が大々的に報じたことから、海水浴客が訪れなくなり、現地の観光産業は大きな打撃を受けることになった。

2人目の犠牲者が出てから6日後の7月12日。今度は海でなく淡水の川に鮫が現れて人を襲った。2回目の襲撃現場から30マイル(約48km)北にある、ラリタン湾にそそぐマタワン川の河口から16マイル(約26km)遡った上流の桟橋で、近所の少年たちが泳いで遊んでいた。突然、1人の少年が水中に沈み、水面は渦を巻き血で赤く染まっていった。残りの少年たちは陸に上がり、「鮫に襲われた」と大人たちに助けを求めた。現場に駆けつけた中から数人の青年が水に入り少年を捜索したが、水が濁って見つからない。いったん上がろうとしたが、1人の青年が最後にもう一度確認しようと深く潜ると、川底で鮫が少年をくわえているのを発見した。青年は勇敢にも鮫に殴りかかり、少年を離させることに成功したが、今度は自身が鮫に襲われ、足を噛まれた。襲われた青年を桟橋から他の大人が救出したが、傷が深く出血が酷かった。車では揺れて危険だからと、鉄道で50km離れた病院に運んだが、治療の甲斐なく死亡した。4人目が襲われた直後、近くで騒ぎを知らず泳いでいた少年にも鮫は襲いかかり、1人の足に大怪我をさせている。少年は一時足の切断は免れないと思われたが、奇跡的に回復している。最初に襲われた少年の遺体は後日発見された。

2人の死者と1人の重傷者を出したマタワンの住人たちは怒りと復讐心に沸き立ち、鮫に懸賞金をかけ、連日ダイナマイトを川に投げ込むなどして鮫を捜索したが、見つかることはなかった。

マタワンの襲撃から2日後の7月14日。海上で漁をしていた剥製業者の船の網に、2.5mほどのホオジロザメがかかった。殺して持ち帰り、剥製業者が鮫の胃を裂くと、中から人間の骨と思われるものが出てきた。このことから、このホオジロザメが一連の襲撃事件の犯人であるとされ、騒動は終結することになった。この鮫が1匹で4人を死亡させ、1人に重傷を負わせたのかどうか不明であるが、捕獲以降、人間が襲われることはなくなったのである。ただし、マタワン川で3人を襲った鮫は、淡水域でも生息できるオオメジロザメではないかという意見もある。オオメジロザメも人を襲う種で、ホオジロザメ、イタチザメに並ぶ最も危険な鮫とされる。

参考文献

テンプレート:Reflist

続編

外部リンク

テンプレート:スティーヴン・スピルバーグ監督作品 テンプレート:ジョーズ

テンプレート:Link GA

  1. ストーリーに関してスピルバーグは1956年の映画『白鯨』を意識し、鮫に対する怨恨を秘めたクイント役も鯨に足を食いちぎられたエイハブ船長のイメージに基づき、初期段階ではスターリング・ヘイドンを候補に挙げていた。
  2. この故障は鮫の模型が海水を吸って重くなり、地上での造形・組み立て時とバランスが変わるため発生したものであった。ほぼ同じ原因のトラブルが、本作から18年後、『ジュラシック・パーク』のTレックス襲撃シーン撮影で、やはりスピルバーグを悩ませることになる。
  3. テレビ東京での放送後、担当プロデューサーは本作のファンで吹替演出を熱望していた高橋から「なぜ自分にやらせない?自分が演出すべきだったんだ!」と激しい抗議に遭ったという。既成吹替の収録もDVDでは珍しくないが、待望の新規製作となった。ふきカエル大作戦!!サイト内「ふきかえレビュー・2013年2月のおすすめ」による。
  4. 「午前十時の映画祭 何度見てもすごい映画50本」 キネマ旬報社