天本英世
テンプレート:参照方法 テンプレート:ActorActress 天本 英世(あまもと ひでよ、1926年1月2日 - 2003年3月23日)は、日本の俳優。一時期、「あまもと えいせい」の読みを用いていたこともある。福岡県若松市(現:北九州市若松区)出身。本籍は佐賀県鳥栖市[1]。身長180cm、体重65kg。
目次
来歴
1943年(昭和18年)に旧制若松中学校(現・福岡県立若松高等学校)を卒業し、翌1944年に旧制第七高等学校(現・鹿児島大学)に進学した。1945年に19歳で学徒出陣で兵役に召集されたものの、営内では上官に反抗し、その度に鉄拳制裁を受けた。この経験が自身の反骨志向を育む。
復学した1948年に東京帝国大学(現・東京大学)法学部政治科に入学する。大学では国際政治学を専攻し、当初は外交官を目指していたが、当時の政府の政治姿勢に失望し、文学や演劇に没頭するようになった。その後、東京帝国大学を中退して劇団俳優座に所属する。
1954年に28歳でオペラ『オテロ』において初舞台を踏む。その直後に『女の園』と『二十四の瞳』 で映画に初出演する。当初は『二十四の瞳』では天本の役は明石潮が演じる予定だった。
1958年に東宝と専属契約を結ぶ。以後、アクション映画や特撮映画などで個性的な脇役として活躍し、また人間離れした悪役を数多く演じた。特に岡本喜八が監督を手掛けた作品にはその大半に出演し、岡本は天本の出演場面を「自分の作品としてハンコを押しているようなもの」とまで語っている。
この時期から私生活ではファルーカ(スペイン音楽の一種)とフラメンコを端緒としてスペインに深く傾倒していく。本人のスペイン趣味は1967年に出演した映画『殺人狂時代』にも表れており、天本が演じる溝呂木博士と仲代達矢が演じる桔梗信治との決闘シーンは、互いの左手首を縛って右手のナイフだけで戦うという「イスパニア式決闘」で行われ、BGMには天本がレコードを持ち込んだファルーカが用いられた。また、1968年に公開された映画『クレージーメキシコ大作戦』(東宝 / 渡辺プロ)では山賊の頭領役で出演して、現地人はだしの流暢なスペイン語の台詞を披露している。なお、『殺人狂時代』では、旧制高校仕込みと自称するドイツ語の会話をこなした。
1972年に毎日放送『仮面ライダー』で死神博士を演じ、当時の子供たちに強烈な印象を与えた。1970年代からはテレビドラマに活躍の比重を移し、主に不気味な存在感を放つ悪役として活躍する。
1979年3月から7ヶ月間にわたりスペインを旅行し、その旅行記を1980年に『スペイン巡礼:スペイン全土を廻る』(話の特集)という著書として発表する。1982年には『スペイン巡礼』の追想記および後日譚となる『スペイン回想:『スペイン巡礼』を補遺する』(話の特集)という著書を発表した。俳優としての活動と並行して、フラメンコ・ギターの伴奏や舞踊家によるフラメンコ舞踊を付けた編成で原詩と日本語訳との両方でフェデリコ・ガルシーア・ロルカの詩を朗誦する活動も行っていたほか、旅行社と協力してスペイン方面へのツアーを計画してそれを引率することもあった。また、スペイン民俗音楽に関しては日本で屈指のレコード・コレクションを持つ存在として知られていた。
1984年には日本テレビ『星雲仮面マシンマン』で敵役「プロフェッサーK」を演じる。この役も天本のスペイン趣味が前面に出た役柄で、衣装も天本の自前によるものであり、「Kがスペインで撮った」という設定で劇中に登場する写真も、本人が実際にスペイン旅行中に撮ったものだった。そのスペインに対する熱情のあまり、予定していたスペイン旅行の日程が撮影と重なったことを理由に、番組を途中で一時降板してしまったほどである。
1991年(平成3年)からフジテレビ『たけし・逸見の平成教育委員会』に「東大出身」の回答者としてレギュラー出演し、一般的な知名度を一気に高めた。
2003年3月23日に急性肺炎により故郷の福岡県北九州市若松区にて逝去した。テンプレート:没年齢。地元にあるカトリック教会で葬儀が行われた。2005年10月下旬に遺灰がスペインアンダルシア州のグアダルキビール川源流近くに散撒された。
人物・エピソード
自由主義者・無政府主義者で、現代の日本に生きる人々に対してラディカルな視点から苦言を呈していた。「国家というものが大嫌い」と述べ、スペインへの移住を熱望し、2000年に発表した著書『日本人への遺言(メメント)』(徳間書店)でも「こんな呆け国家で死にたくない。私は、スペインで死にたい。20回も訪ねて歩きまわった大好きなスペインで死にたい」と記していたがそれは叶わなかった。天皇制と昭和天皇の戦争責任を不問にしようとする勢力(菊タブーを守ろうとする風潮、自民党政権、文部省)を批判して「テレビの収録で言及すると、その部分は全てカットされる。こういう事をしている限り日本人はいつまでたっても自立できない」と述べている。また学徒動員を受けたことは、言葉に言い表せないほどのショックを受けたそうで、戦後になっても、戦争を賛美するような内容の映画には、依頼を受けても絶対に出演しないという姿勢を貫いた。長身に対する妬みのために将校に苛められ、軍が嫌いになり、その延長として左翼的になったという。
毎日放送の『あどりぶランド』の「よってたかってインタビュー」のコーナーにゲストで招かれた際には、「国民年金(保険料)など払ったことがない。いくら年を取っても国の世話にだけはなりたくない」、「日の丸の赤い丸を切り抜いてしまえば風通しがもっとよくなるだろう」などと述べている。また、「スペインの街頭で物乞いと間違えられて、お婆さんに施しを受けそうになった」、「年収300万円だったのが、『平成教育委員会』に出てから月収300万円になった」などのエピソードを披露した。
借家が雨漏りして住めなくなって困っていたところ、空き家になっていたクリーニング店の2階を無料で提供され、そこで寝泊りしていた。無料なので遠慮して、昼間で仕事の無いときは公園などで時間を潰していた。この住居には電話も引いていなかったため、仕事の依頼などは近くのあるファミリーレストランに取り次いでもらっていた。その関係もあって天本はそのファミリーレストランに頻繁に来店し、付近の住民にも親しまれていた。
天本とは年齢の離れた親友であったという俳優の二瓶正也は、東宝の美術や衣装の人間らが天本の自宅や衣服の修繕を行っていたと証言している[2]。
普段着にスカルキャップ・ブーツ・マントを愛用し、その姿のままで出演したドラマも多い。岡本喜八とは風貌が似ており、ロケ先で子供たちから「死神博士が二人いる!」とよく言われ、岡本は機嫌が悪かったという。
趣味は野球観戦で[3]、1992年には「読売ジャイアンツが大嫌いだ。今はヤクルトスワローズを応援している」と答えていたテンプレート:要出典。
松本幸四郎が主演を務める舞台『ラ・マンチャの男』は、当初は天本が主演を務める予定であったが、東宝の判断により人気のある松本に変更された[2]。
『星雲仮面マシンマン』出演時に読売新聞のインタビューに答えたコメントの中で、ロケに同行する過保護な子役の母親達を批判し、「もっと子供は普段から自由に遊ばせるべきだ」と主張していて、子供好きな面をのぞかせている。また、「女はめんどくさい」、「今は毎朝、“死”について考えています」などと語っていた。また『マシンマン』については雑誌『季刊 宇宙船』のインタヴューで「子供番組なのにスタッフが子供を大事にしない」と、当時の撮影現場を批判している。
忘れえぬ人を想い続け、生涯独身を貫いた。
天本と死神博士
『仮面ライダー』で演じた死神博士は仮面ライダーシリーズに登場する悪役の中でも屈指の人気を誇る。当初はその存在感が余りにも恐過ぎるとの声があり、途中からは演技を抑えたほどであった。この役で用いた小道具の指揮棒は、本人がエジプトに旅行した際に購入したもので、「こういう役が多いもので」買い求めておいたものだそうである。
晩年の発言の一部から、死神博士の役を嫌っていたかのように誤解されることがあるが、彼が嫌っていたのは、死神博士のことばかり殊更に強調する一部のファンやマスコミであり、死神博士の役そのものを否定したことはない。子供のファンから請われれば喜んで「死神博士」と似顔絵入りでサインしていたことがその証だが、成人後も子供向け特撮番組に熱中するオタクには「世の中にはもっと大切なものがある」と厳しい態度を取っていた。
NHK『まんがで読む古典・雨月物語』に上田秋成役で出演した際、「わしも昔死神博士として、ショッカーという妖怪軍団を率いておった」という台詞を述べたこともあり、晩年には新宿駅の地下街で本人とすれ違ったファンが思わず「あ、死神博士だ」と呟いたところ、本人は「左様」と答えて去っていったというエピソードもある。
2005年に放送された『仮面ライダー THE FIRST』では、『仮面ライダー』で使用された死神博士の映像に丸山詠二が新たに声を当て、デジタル出演という形で登場している。
盟友の岡本喜八は、しばしば天本と容姿が似ているといわれたが、黒ずくめの服を好んだこともあり、撮影現場で子供たちに「死神博士だ!」と取り囲まれたことがあったという。
天本と平成教育委員会
フジテレビ『たけし・逸見の平成教育委員会』の生徒役(解答者)としてレギュラーで出演し、放映開始から1993年3月の「卒業」までほぼ皆勤であった。国語に関してはずば抜けた好成績を修めていた反面、理数系の問題ではほとんど正解できず、算数の問題になると時に問題文を読むことを放棄し、解答する気がないような態度を示すほどに苦手としていた。国語が得意ということで文学部出身と間違われることも多く、法学部出身の経歴を意外がられることもあった。先生役の北野武が遂に「天本君は算数の問題があと1問でも正解したら、海外留学を差し上げます!」と断言。リーチがかかっていた「たけし落とし」を完成させ、世界一周留学の旅を獲得した。
なお、国語の授業中に、"二文字熟語をつくる"というもので"芸文"と回答したが、はじめ正解とされなかった。そこで「"芸文"ってあるんですよ!」と反論し、逸見政孝に辞書を引かせた結果、掲載があったため正解となったことがある。ほかにも、読み方を答える設問で「模る=かたどる」「具に=つぶさに」と正解を出した唯一の回答者でもあり、スタジオを沸かせていた。
番組のオープニングで、勉強小僧が「今日の生徒〜」と出席生徒をテロップ入りで紹介する際、渡嘉敷勝男が「わたしゃもう少し背がほしい」とテロップで紹介された後に、天本が「半分やるから家をくれ」と紹介されたこともあった。他にはうじきつよしが「軽音楽部の部長」と紹介された後、天本が「謎の帰宅部」と紹介されたこともあった。
『平成教育テレビ』でも番組の大部分に出演したが、「先生というのは、『自分は馬鹿です』と言っているようなもの」とつい本音を言ってしまい、北野武や逸見政孝以下共演者を慌てさせている。また、一度「卒業」で番組を降板するも、後に卒業生枠ができて1期生も再び番組出演するようになると、天本も番組に登場して笑顔で点呼に応えていた。
1993年に逸見が没した直後の緊急追悼番組にゲスト出演し、「自分の方が生き残ってしまった」「人間は年老いた者から順番に死んでいくものなのに、逸見さんはあまりにも早過ぎた」と、語気強く無念さを語った。さらに、『平成教育委員会』のプロデューサーを担当していたイーストの越真一が同年に自殺したことも指摘し、「逸見さんは(越から数えると)2人目の犠牲者だ。この業界は狂ってる。あんな番組にケタケタ笑って出たくないですよ!!」と激昂し、その後『平成教育委員会』には二度と出演しなかった。
天本英世をモデルとしたキャラクター
『仮面ライダー』の死神博士役を演じたことから、特撮ファンである漫画家や小説家の作品の中に、親愛と敬意を込めて自作品に天本をモデルとしたと思われるキャラクターが登場している例がある。
- ゆうきまさみ『究極超人あ〜る』の毒島
- 天本本人も自身がモデルとなったこのキャラクターを知っており、後に『たけし・逸見の平成教育委員会』にレギュラー出演していた際は、毒島と同じデザインの衣装に竹箒を持って登場していた。
- ゆうきまさみ『鉄腕バーディー』の県十三
- 笹本祐一『ARIEL』の天本教授
- 福本伸行『アカギ』の市川
- RPGマガジン巻末コミックのアワモト博士(RPG福袋‘93のオムニバスコミック)
- 真船一雄『スーパードクターK』の雨本老人(作中で死神博士そのままのコスチュームも着用)
また、矢作俊彦はシナリオライター時代にFM番組で何度も天本を起用し、小説家としてもデビュー当時から天本をモデルとするキャラクターを作品に登場させてきた。1997年に発表された『あ・じゃ・ぱん』では「降矢木残轍」こと東大名誉教授「溝呂木省吾」という人物を登場させている。天本死去の際には一晩泣き明かし、締め切りを3つ落としたと言われる。
出演作品
テレビドラマ
- 松本清張シリーズ・黒い断層 第17・18回「顔」(1960年)
- 松本清張シリーズ・黒の組曲 第33回「紐」(1962年) - 医師
- 三匹の侍
- 第1シリーズ 第6話「江戸無惨」(1963年)
- 第4シリーズ 第7話「刺客」(1966年)
- 快獣ブースカ 第10話「あの広場を守れ!」(1967年) - 凸凹不動産社員
- 眠狂四郎 第1話「おこよ菩薩」(1967年)
- ウルトラQ 第28話「あけてくれ!」(1967年) - SF作家・友野健二
- マイティジャック (1968年) - 村上譲隊員
- 怪奇大作戦 第15話「24年目の復讐」(1968年) - 水棲人間・木村二等水兵
- 孤独のメス 第2話「兄弟仁義」(1969年) - 殺し屋
- 東京バイパス指令 第41話「殺人海流」(1969年)
- 女殺し屋 花笠お竜 第3話「狂犬の歌がきこえる」(1969年) - 刀傷の男
- ザ・ガードマン
- 第296話「走れ蒸気機関車! 恐怖の逃亡者」(1970年) - 殺し屋
- 第344話「煙突の上で無理心中したヌードの美女」(1971年) - ヒッピーの教祖・サタン
- 水戸黄門
- キイハンター
- 第155話「殺しの標的は鏡の中の俺」(1971年)
- 第164話「わたしは大空の死刑執行人」(1971年) - 国際事件記者・内村
- 第169話「さよなら・美しい眼のない死体」(1971年)
- 第171話「お化け怪獣大戦争」(1971年) - ファースト博士
- 第182話「秘密指令 あの墓を射て!」(1971年) - 執事
- 第187話「ビキニの殺し屋さん今晩おひま?」(1971年) - エドメスト
- 第214話「SOS 殺し屋の女王陛下」(1972年)
- 第261話「魔女と黒猫が踊る夜」(1973年)
- 大江戸捜査網
- 第50話「大暴れ! ろくでなし稼業」(1971年) - 丸目兵庫
- 第115話「隠密同心射たれる!」(1973年)
- 第127話「恐怖の爆破作戦!」(1974年) - 兵法学者・高岡洪庵
- 第145話「無宿者仁義」(1974年) - 同心・村山辰之助
- 第233話「恋に舞う非情の掟」(1976年)
- 第261話「悲しき泥棒稼業」(1976年) - 奥右筆・細川幽学
- 大忠臣蔵 第32話「紅蓮の隅田川密議」(1971年) - 密偵・覚雲
- 徳川おんな絵巻 第48話「鬼火ヶ淵の精」(1971年) - 徳丸
- 帰ってきたウルトラマン 第23話「暗黒怪獣星を吐け!」(1971年) - 天文台所員
- 仮面ライダー 第40〜52話、61話、63話、68話(1972年) - 死神博士
- 気になる嫁さん 第27話「ただ今撮影中!」(1972年) - 監督
- 荒野の素浪人
- 第18話「みな殺し 棚倉城襲撃」(1972年) - 小笠原周防守
- 第51話「叛乱 100挺のライフル銃」(1972年) - 松永石見守
- シークレット部隊 第6話「結婚を盗まれた女たち」(1972年) - 麻薬中毒の男
- 超人バロム・1 第20話「魔人サソリルゲが地上を征服する!!」(1972年) - サソリ道人
- 眠狂四郎 第5話「仇花に露が煌めく」(1972年) - 聾唖の剣客
- プレイガール 第189話「スリラー・愛する妻は二度死ぬ」(1972年)
- 変身忍者 嵐 第40〜47話(1973年) - 大魔王サタン
- 長谷川伸シリーズ 第17話「越後獅子祭り」(1973年) - 浅井朝之助
- 荒野の用心棒 第19話「女囚は残酷に沼に沈んで…」(1973年) - 居合いの隼人
- 仮面ライダーV3 第27話「生き返ったゾル・死神・地獄・ブラック」・第28話「5大幹部の総攻撃!!」(1973年) - 死神博士
- ママはライバル 第40話「ライバルの子はライバル」(1973年)
- 唖侍 鬼一法眼 第1話「唇から歌を奪われた男」(1973年) - 祈祷師
- 水滸伝 第8話「青州の妖精」(1973年) - 白面郎
- 狼・無頼控 第15話「異聞女人の館」(1974年) - ボンノ一族の頭領
- ウルトラマンレオ 第24話「美しいおとめ座の少女」(1974年) - サーリン星人ドドル博士
- バーディー大作戦 第9話「怪談 死を招く超能力の女」(1974年)
- 太陽にほえろ! 第116話「マカロニ・ジーパンそしてテキサス」(1974年) - 斉慶徳(国際指名手配の殺し屋)
- 非情のライセンス
- 第2シリーズ 第1話「兇悪のアリバイ」(1974年) - 安元
- 第2シリーズ 第52話「兇悪の再会」(1975年) - 大和田
- 第2シリーズ 第84話「兇悪の死刑執行人」(1976年) - 関西連合幹部・飯山
- 傷だらけの天使 第24話「渡辺綱に小指の思い出を」(1975年) - 刺青絵師・堀源
- 影同心 第9話「あぶな絵殺し節」(1975年) - 歌川宗春
- けんか安兵衛 第9話「八丁堀辻占」(1975年) - 近江屋
- 鬼平犯科帳(丹波哲郎版) 第12話「凄い奴」(1975年) - 凄い奴
- 遠山の金さん(杉良太郎版) 第11話「真昼の仮面を裁け!」(1975年) - 異人の松五郎(偽クリストファ・ヨンストン)
- 少年探偵団 第11話「地獄のエクソシスト」(1975年) - 鬼崎教授
- 宇宙鉄人キョーダイン (1976年) - 海堂博士
- 子連れ狼 第3部 第1話「狼止メ衆は不死にて候」(1976年) - 賞金稼ぎ・針吹きお熊
- 破れ傘刀舟 悪人狩り 第85話「消えた五千両」(1976年) - 普請奉行・戸沢備前守
- 隠し目付参上 第26話「神が仕掛けた大からくりか」(1976年) - 源斎
- 超神ビビューン 第10話「手が出て襲う? 好運の古鞄」(1976年) - 老人(バッグダード)
- Gメン'75 第84話「三本指の刑事」(1976年)
- コードナンバー108 7人のリブ 第7話「危険なバカンス」(1976年)
- 怪人二十面相 第4話「危うし! 少年探偵団」(1977年)
- 快傑ズバット 第2話「炎の中の渡り鳥」(1977年) - 風流之介
- 小さなスーパーマン ガンバロン (1977年) - ワルワル博士
- 花神 (1977年、NHK大河ドラマ) - 義助
- 大鉄人17 第32話「ほえろイナズマ! 謎の黄金怪獣」(1977年) - 黒田大介
- 土曜ワイド劇場
- 幽霊列車 (1978年)
- 結婚案内ミステリー風 略奪された花嫁! (1987年)
- 三毛猫ホームズの黄昏ホテル 豪華リゾート連続殺人事件! (1998年)
- 西遊記 第4話「妖怪夫婦・金角、銀角」(1978年) - 銀角の母・老奶奶
- 透明ドリちゃん 第23話「超能力おじさんの正体」(1978年) - 死神老人
- 大追跡 第5話「潜入刑事」(1978年)
- 柳生一族の陰謀 第28話「闇に光る眼」(1979年) - 風魔鬼藤太
- 半七捕物帳 第4話「大坂屋花鳥」(1979年) - 磯野小左衛門
- 探偵物語 第24話「ダイヤモンド・パニック」(1980年) - シンジケートの男
- プロハンター 第9話「怪盗vs探偵」(1981年) - 怪盗・谷口銀蔵
- 右門捕物帖 第1話「さわやか右門さっそう登場」(1982年) - 絵師・山田右衛門
- 宇宙刑事ギャバン 第37話「おてんばひょうきん姫の地球冒険旅行」(1982年) - 大司教(アナホリダブラー)
- 特捜最前線 第317話「掌紋300202!」(1983年) - 北丸忠国(殺し屋マルチュウ)
- 金田一耕助の傑作推理 / ミイラの花嫁 (1983年)
- 星雲仮面マシンマン (1984年) - プロフェッサーK
- ザ・ハングマンV 第1話「人妻がパートでハングマン!?」(1986年) - 皇国清栄会々長・兵藤
- 太閤記 (1987年) - 安国寺恵瓊
- 火曜サスペンス劇場 / 殺意の団欒 (1990年10月)
- 刑事貴族 第31話「刑事たちの忙しい夜」(1991年)
- 火曜ミステリー劇場 / 三毛猫ホームズの駈落ち(1991年) - 山波幸造
- 世にも奇妙な物語 / 海亀のスープ (1991年)
- 誰かが彼女を愛してる (1992年)
- 金曜ドラマシアター / 嘘 (1993年)
- 月曜ドラマスペシャル
- 私が愛したウルトラセブン (1993年) - 警備員
- 17才-at seventeen- (1994年) - 吉永博士
- ムーンスパイラル (1996年) - 沢尻透
- 銀狼怪奇ファイル (1996年) - 重田
- P.A. プライベート・アクトレス 第3話「生存率50%の勇気!」(1998年) - 杉浦遊人
- 天国に一番近い男 第9話「中継! 愛の救出大作戦」(1999年) - 黒沢恵介
- 真夜中は別の顔 (2002年) - 奥平則和
- ウルトラマンコスモス 第57話(初回放映時は53話)「雪の扉」(2002年) - 戸間乃老人
- うきは〜少年たちの夏〜 (2002年11月22日) - 山岸
映画
- 女の園(1954年) - 女子大の先生 *ノンクレジット
- 二十四の瞳(1954年) - 大石先生の夫
- 奴が殺人者だ(1958年) - ヤッパの竜
- 暗黒街の顔役(1959年) - 小山
- 日本誕生(1959年)
- 暗黒街の対決(1960年) - 市野
- 電送人間(1960年) - 海南貿易社員
- みな殺しの歌より 拳銃よさらば!(1960年) - 木谷
- 独立愚連隊西へ(1960年) - ゲリラ隊長
- 用心棒(1961年) - 弥八
- 妖星ゴラス(1962年) - キャバレーの客
- 忠臣蔵 花の巻 雪の巻(1962年) - 高野中納言
- 暗黒街の牙(1962年) - 周
- 大盗賊(1963年) - 妖婆
- マタンゴ(1963年) - マタンゴ
- 海底軍艦(1963年) - ムウ帝国長老
- 江分利満氏の優雅な生活(1963年) - 柳原
- ああ爆弾(1964年) - テツ
- 無責任遊侠伝(1964年) - 張の子分
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年) - ジョー真木
- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年) - 老臣
- 侍(1965年) - 萩原又三郎
- 国際秘密警察 鍵の鍵(1965年) - 沼口
- 怪談(1965年) - 式部平内の家来
- 大菩薩峠(1966年) - 神尾主膳
- 奇巌城の冒険(1966年) - 不知火のおばば
- てなもんや東海道(1966年) - 浪人・権太夫
- ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年) - 赤イ竹水上艇船長
- 殺人狂時代(1967年) - 溝呂木省吾博士
- キングコングの逆襲(1967年) - ドクター・フー
- 日本のいちばん長い日(1967年) - 横浜警備隊長・佐々木大尉
- ドリフターズですよ!前進前進また前進(1967年) - 金
- 斬る(1968年) - 島田源太夫
- 肉弾(1968年) - あいつの父
- クレージーメキシコ大作戦(1968年) - メキシコの山賊
- ザ・タイガース 世界はボクらを待っている(1968年) - ヘラクレス
- コント55号 世紀の大弱点(1968年) - 編集長
- 地獄変(1969年) - 家人
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年) - おもちゃコンサルタント・南信平
- 博奕打ち いのち札(1970年) - 金原
- クレージーの殴り込み清水港(1970年) - 座頭吉
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年) - 野田校長
- 仮面ライダー対ショッカー(1972年) - 死神博士
- ルパン三世 念力珍作戦(1974年) - 孤児院に現れる殺し屋
- 告訴せず(1975年) - 神官
- ロボコンの大冒険(1976年) - 妖術師アークマン
- ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー(1978年) - サハラ将軍
- 宇宙からのメッセージ(1978年) - 太公母ダーク
- ブルークリスマス(1978年) - 代議士風の男
- 地獄(1979年) - 茶吉尼天
- ミスター・ミセス・ミス・ロンリー(1980年) - 下村竜一郎
- さらば箱舟(1984年) - 鋳掛屋
- 麻雀放浪記(1984年) - 鉢巻
- グリーン・レクイエム(1985年) - 町田老人
- 紅い眼鏡(1987年) - 月見の銀二
- 快盗ルビイ(1988年)
- 文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年) - 海牛綿大艦
- 浪人街(1990年) - 琵琶法師
- 大誘拐(1991年) - 串田老人
- 必殺!5 黄金の血(1991年) - 地獄組の頭領・赤目
- 病は気から 病院へ行こう2(1992年) - 柏木冬三郎
- 押繪と旅する男(1994年) - 門馬弥三
- 水の中の八月(1995年) - 堺
- エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD-(1996年) - 斎呀一族の長老
- 30 thirty(1997年) - 軽トラックの老人
- ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年) - 金魚売りの男
- 押切 OSHIKIRI (2000年) - 押切灰郎
- ちんちろまい(2000年) - ゴッドコンピューター
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年) - 伊佐山嘉利
- 助太刀屋助六(2001年)
- 龍虎兄弟 BLOOD BROTHERS(2002年) - 漢民街の長老
- 仮面ライダー THE FIRST(2005年) - ショッカー幹部(デジタル出演、アフレコは丸山詠二)
劇場アニメ
- ストリートファイターII MOVIE(1994年) - 師匠(ゴウケン)
ゲーム
- ラプラスの魔(1987年) - 老人
WEBドラマ
- グラウエンの鳥籠 (1999年) - 横溝菊雄 ※世界初のインターネットドラマ 企画:秋元康 制作:アスキー
ラジオドラマ
- 宮崎駿の雑想ノート 第10話「農夫の眼」(1996年)
バラエティ
- たけし・さんまの世界超偉人伝
- たけし・逸見の平成教育委員会 - 生徒(解答者)
- 世界超偉人伝説
CM
著書
- 『スペイン巡礼 : スペイン全土を廻る』(話の特集、1980年) ISBN 482640039X
- 『スペイン回想 : 『スペイン巡礼』を補遺する』(話の特集、1982年) ISBN 4826400594
- 『天本君、吠える! : 元気と勇気が湧いてくる本』(ベストセラーズ、1993年)ISBN 4584008450
- 『日本人への遺書(メメント)』(徳間書店、2000年) ISBN 4198611246
脚注
関連項目
外部リンク
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