うじきつよし
テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:Infobox Musician うじき つよし(本名:氏木 毅(読みは同じ)、1957年9月18日 - )とは、東京都世田谷区出身のタレント、俳優、ミュージシャン、歌手である。ハートクリーニングカンパニー所属。愛称は姓をもじってJICK。世田谷区立祖師谷小学校から世田谷区立船橋中学校を経て東京都立大学附属高等学校卒業。
目次
来歴
音楽活動
1980年代に活動したロックユニット『子供ばんど』のヴォーカリスト兼ギタリストを務めた。珍妙なバンド名と、頭にアンプを載せて演奏するうじきのスタイルの影響で、色物ととらえられかねないものがあったが、ライブパフォーマンス、演奏力は高い評価を得ていた。1984年にヤマハより「ヤマハ・SG-1000XU」としてシグニチャー・モデルのギターが制作され、1985年5月には限定版として市販された 。
TVアニメ『北斗の拳』第4部(第83話~第109話)主題歌「SILENT SURVIVOR」では自身のバンドでプロデュースし、また後発『北斗の拳2』主題歌「TOUGH BOY」のサウンドプロデュース、編曲にも携わった。
バンドは1988年に活動を休止。2000本ライブを目標とし、それを叶えた直後であり、「もうやり尽くした」という心境だったと言う。
ギタリストとして吉川晃司のツアーに長期に渡って参加。吉川の兄貴分として吉川初期のツアーには欠かせないギタリストとして活躍。2007年12月31日、弟分吉川晃司のカウントダウンライブにギタリストとして参加。なお、このライブには、うじきの他、ホッピー神山、後藤次利、村上ポンタ秀一をはじめとするカリスマ的ミュージシャンが多数参加した。
2011年1月31日子供ばんどの永久凍土解凍(再結成)を発表。2011年4月19日ヤマハ銀座スタジオにて再結成ライブ。
2013年5月5日子供ばんど25年ぶりのアルバム『Can Drive 55』をリリース。
俳優・タレント活動
子供ばんどの活動停止直後、映画監督の五社英雄から呼び出しを受け、簡単なやりとり(「芝居の経験は?→ないです」「大きい声は出る?→そりゃ歌手ですから」)を経て、映画『226』に重要な役として大抜擢されるものの、同役をそつなく好演。以降数多くのテレビドラマ・映画に出演。
また、タレント活動も開始。フジテレビ系のクイズ番組『カルトQ』の司会で脚光を浴び、『たけし・逸見の平成教育委員会』では、生徒役としてセミレギュラー出席。文系・理系を問わず、さまざまな問題にまんべんなく解答する博識を見せた。また、「第一期」卒業生の中では、理科の正解率No.1を誇った。
また、ANN系列で東日本放送製作、東北・新潟地域のみで放映されていた『うじきつよしのワンデイ探検隊』→『うじきつよしのワンダーポケット』に出演(2004年3月28日をもって降板)。
2004年4月4日からは、テレビ朝日・朝日放送共同制作の報道番組『サンデープロジェクト』に、小西克哉、島田紳助に続く3代目のメインキャスターとなる。2006年9月24日降板。
人物
- サッカー通としても知られている。Jリーグ発足から間もない1993年にはテレビ朝日系『Jリーグ A GOGO!!』で司会を担当。それまでは全くサッカーに興味がなかったらしいが、「プロリーグ発足で新たなスタートを切る日本サッカー界に伴って、番組の司会もサッカーをあまりよく知らないタレントが良い」という制作サイドの意向で出演となった。サッカーの魅力を知ってからは、日本はもちろんヨーロッパにも仕事の合間を縫って自費で試合観戦に行くなど、仕事とは関係なく精力的にスタジアム観戦に行っている。最近では、2005年9月からスカイパーフェクTV!の『ヨーロピアンキングス』でUEFAチャンピオンズリーグ番組の司会を担当している。サッカーに出逢ったきっかけについて、「生まれて初めて観戦したサッカーの試合が、1993年4月8日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われたワールドカップアメリカ大会・アジア1次予選の日本対タイ戦で、ゴールを決めた三浦知良のプレーからだ」と、スカイパーフェクTV!の番組内で語っている。
- 仏W杯アジア最終予選B組第6節ウズベキスタン対日本戦では、ホームのウズベキスタンサポーターが試合が白熱してくると、日本のサポーターに果物の種や空き缶、飲みかけのペットボトル等を投げつけるようになった。うじきつよしは、空き缶をぶつけられたが、その後も、ウルトラス・ニッポン代表植田朝日の横で黙々と応援を続けたという[1]。
- 90年代、バラエティ番組に出演するとき、必ずといっていいほど、キャップ、Tシャツ、パーカー、スウェット、シューズに至るまで全身「アディダス」ブランドを身に纏って出演していた。
- 父の武は山口県出身。陸軍士官学校卒業の職業軍人で、元陸軍大尉。帝国陸軍の捜索第2連隊中隊長[2]として東南アジア各地の戦線を転戦。終戦はカンボジアで迎えた。敗戦後は「略奪」「捕虜虐待」の容疑を掛けられ、いわゆる「BC級戦犯」としてベトナムと巣鴨プリズンに収監された経歴をもつ。
- 子供ばんど初期の頃に使用していた野球のヘルメットにミニアンプを乗せた通称「ヘルメットアンプ」は、当時利用していた千葉の小規模なライブハウスでの演奏中に下の階の中華料理屋のオヤジが包丁を持って怒鳴り込んでくる事が多かった為、メンバーが対抗策で「包丁オヤジが来たらコレ(ミニアンプ)を向けたらどうだろう?」と冗談で語っていたところ、当時の所属事務所の社長から「(アンプを)頭に付けたらいいんじゃないの?」と言われ、当初は「そんなのロックじゃねえよ!」と反発していたものの、客ウケが良く、ファンからリクエストが多かった為、数年程使用していた[3]。
主な出演
テレビドラマ
- あいつがトラブル(1990年[4]、フジテレビ) - 猿渡哲 役
- ネオドラマ『恋の宿題』(1992年、テレビ朝日) - 山崎幸雄 役
- 世にも奇妙な物語『城』(1992年、フジテレビ) - 吉沢圭介 役
- 季節はずれの海岸物語 93 冬(1993年1月7日、フジテレビ) -屋台の店主 役
- 泣きたい夜もある(1993年、毎日放送・TBS)
- 銭形平次 第3シリーズ 第15話「ひょうたん供養」(1993年、フジテレビ) - 佐太郎 役
- もしも願いが叶うなら(1994年、TBS) - 井上健 役
- For You(1994年、フジテレビ) - 河合勝 役
- ざけんなヨ!!6「子持ちだって働きたい」(1994年、フジテレビ) - 玉利正和 役
- やさぐれ天使(1994年、名古屋テレビ)
- 父 帰る(1997年、NHK)
- 鬼平犯科帳 第7シリーズ 第14話「逃げた妻」(1997年、フジテレビ / 松竹) - 藤田彦七 役
- サービス(1998年、日本テレビ) - 橋本多助 役
- チェンジ!(1998年、テレビ朝日) - 神崎孝太郎 役
- 連続テレビ小説(NHK)
- 大河ドラマ(NHK)
- 北条時宗(2001年) - 竹崎季長 役
- 武蔵 MUSASHI(2003年) - 赤壁八十馬 役
- 義経(2005年) - 駿河次郎 役
- 土曜ワイド劇場「牟田刑事官事件ファイル30」(2001年9月、テレビ朝日) - 紺野誠 役
- 盲導犬クイールの一生(2003年、NHK) - 多和田悟 役
- ねばる女(2004年、NHK)- 根本元晴 役
- 3年B組金八先生 第7シリーズ(2004年-2005年、TBS) - 丸山栄輔(覚醒剤病者) 役
- 怨み屋本舗 第1話(2006年、テレビ東京) - 味山雄大 役
- 拝み屋横丁顛末記(2006年、テレビ朝日) - 市川文世 役
- 水戸黄門 第37部(2007年、TBS)第8話「嘘泣き父子の二人旅・久保田」 - 英次 役
- 金曜プレステージ・「外科医 鳩村周五郎 闇のカルテⅣ」(2008年3月、フジテレビ) - 大林哲也 役
- 監査法人(2008年、NHK) - 律山悟 役
- 愛讐のロメラ(2008年、東海テレビ) - 加賀見謙治 役
- 青春カムバック!? メタボリック☆ばんど!(2008年、テレビ愛知)
- NHKスペシャル(NHK)
- 最後の戦犯(2008年12月7日) - 陶芸工場作業員 役
- 夏の恋は虹色に輝く 第1話(2010年7月19日、フジテレビ) - 本人役
- 孤独のグルメ 第7話(2012年2月15日、テレビ東京) - ジャズ喫茶マスター 役
- 神様のイタズラ(2013年、BS-TBS)- 大沢誠 役
- SHARK(2014年1月11日 - 日本テレビ)
映画
- 226(1989年) - 中橋基明 役
- 未来の想い出 Last Christmas(1992年) - 町田 役
- 女殺油地獄(1992年) - 小倉屋手代・嘉平 役
- 7月7日、晴れ(1996年) - 城戸英一郎 役
- 八つ墓村(1996年) - 千石巡査 役
- CURE(1997年) - 佐久間真 役
- 愛を乞うひと(1998年) - 和知武則 役
- すずらん 少女萌の物語(2000年) - 横田康雄 役
- どら平太(2000年) - 中井勝之助 役
- かあちゃん(2001年) - 市太 役
- 仮面ライダーアギト PROJECT G4(2001年) - 紗綾香の父 役
- ロボコン(2003年) - 里美の父 役
- 下弦の月〜ラスト・クォーター(2004年) - 望月宏 役
- 透光の樹(2004年)
- ユメ十夜『第二夜』(2007年) - 男 役
オリジナルビデオ
- 右向け左! 自衛隊へ行こう(1994年、主演)
- フルメタル極道(1997年、主演)
バラエティ番組
- タモリのボキャブラ天国(フジテレビ)
- カルトQ(フジテレビ)
- THE夜もヒッパレ(日本テレビ)
- 日立 世界・ふしぎ発見!(TBS)
- たけし・逸見の平成教育委員会(フジテレビ)
- うじきつよしのワンデイ探検隊(東日本放送)
- うじきつよしのワンダーポケット(東日本放送)
- なぜなぜ日本(NHK)
- 電脳☆GQバトラー!!(読売テレビ)
- 平成教育予備校(フジテレビ)
音楽番組
情報番組
- パコ2CH あ・きすとぜねこ → パコパコチャンネル 情・報・発・信・局(1990年4月 - 1992年3月、東海テレビ) - 火曜キャスター。
- Jリーグ A GOGO!!(1993年4月 - 1994年9月、テレビ朝日)
- NEWSアカデミー(BS-i)
- ヨーロピアンキングス(2003年9月 - 、スカイパーフェクTV!)
- サンデープロジェクト(2004年4月 - 2006年9月、テレビ朝日・朝日放送)
- おもいッきりイイ!!テレビ(2007年10月 - 2008年3月、日本テレビ)
- スタジオパークからこんにちは(2010年5月10日、NHK)
- 2010 FIFAワールドカップデイリーニュース(2010年6月12日 - 7月12日、スカチャン)
- MADE IN BS JAPAN アジア♥スキ(2011年10月 - 2012年3月、BSジャパン)
- UEFAチャンピオンズリーグハイライト(2006〜、スカパー)
ドキュメンタリー番組
- 報道発 ドキュメンタリ宣言「僕の父はB級戦犯 うじきつよし戦争を語る父子の旅」(テレビ朝日) - 企画・ナレーションも担当
- スポーツ大陸(NHK) - ナレーション
ラジオ
- オールナイトニッポン(1986年 - 1987年、ニッポン放送)
- オールナイトニッポンアゲイン(2006年11月)
コマーシャル
脚注
外部リンク
テンプレート:サンデープロジェクト司会- ↑ 植田朝日著『熱狂ロード ROAD TO FRANCE』P190
- ↑ http://www.purunus.com/index.php/%E6%B0%8F%E6%9C%A8%E6%AD%A6テンプレート:リンク切れ
- ↑ YOUNG GUITAR ARCHIVES Vol.4 ジャパニーズ・メタル(2005年 シンコーミュージック・エンタテイメント)31~32p
- ↑ 番組の放送開始は1989年12月2日。うじきの出演開始は1990年1月27日放送分から。