トレミーの48星座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トレミーの48星座(-せいざ)は、2世紀の天文学者・クラウディオス・プトレマイオスが定めた48個の星座のこと。トレミー星座ともよばれる。トレミー(Ptolemy)とはプトレマイオスの英語名である。
プトレマイオス以前は、学者によって微妙に使用する星座が異なっていたが、これ以後はヨーロッパ、アラビアでは統一した星座が使われるようになった。これらの星座は北半球から見えるものばかりであったが、後に近世の天文学者が南天を中心に新しい星座をつけ加え、現在は星座の数は88になっている。
日本に西洋の星座が入ってきたときには、既にほぼ88個がすべて決まった状態で一度に入ってきたため、トレミーの48星座に含まれるかどうかはあまり意識しないことが多い。しかし、これらの星座はヨーロッパ、アラブでは2000年以上に渡って使われてきた伝統のある星座であり、後につけ加わった星座にはない神話が多く伝わるなど、今でも別格の扱いを受けている。
これらの星座のうち、アルゴ座を除く47星座が現存する。
トレミーの48星座の一覧
- 黄道星座(12星座)
- 黄道より北側(21星座)
- 黄道より南側(15星座)