ケフェウス座
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ケフェウス座(Cepheus)は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。
主な天体
恒星
- α星:アルデラミンは、ケフェウス座で最も明るい恒星で、唯一の2等星[1]。
- β星:アルフィルクは、ケフェウス座β型変光星の代表星。
- γ星:エライ
- δ星:最初に発見されたケフェウス座δ型変光星。
- μ星:エラキスまたは、ガーネット・スターとも呼ばれる美しい赤色超巨星[2]。
西暦4100年頃、この星座のγ星が北極星になる。また、西暦6000年にはβ星、西暦7500年にはα星が北極星となる。
星団・星雲・銀河
神話
テンプレート:See also ケーペウスはギリシア神話のエチオピア王で、カッシオペイア(カシオペヤ座)の夫、アンドロメダー(アンドロメダ座)の父[3][4]。ただし、ここで言う「エチオピア」は現代とは異なり、地中海の南東岸、現在のイスラエルからヨルダン、エジプト付近全体のことを指す[3]。
妻のカッシオペイアの高言が祟って、娘のアンドロメダーを生贄に出す羽目になるが、ペルセウスに助けられたとされる[3][4]。
呼称と方言
日本では、セフェウス座と呼んだ時代がある。