タツノコプロ
テンプレート:Infobox 株式会社タツノコプロ(テンプレート:Lang-en-short)は、アニメーションの企画・制作および版権管理を主な事業内容とする日本の企業。日本動画協会正会員。
漫画等の原作をもとにしないオリジナルアニメを得意とし、そのため作品にかかわる権利の9割以上を自社単独で保有している。1962年10月、「株式会社竜の子プロダクション」(たつのこプロダクション)として設立。2013年2月、通称として使用してきた「タツノコプロ」に商号変更。1970年代を中心に、多くの人気作品を世に出した。コーポレート・キャラクターはタツノオトシゴである。
目次
沿革
- 1962年(昭和37年)
- 1964年(昭和39年)
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
- 2月 - 鳥海永行が入社、当時は文芸部がなかったため演出部に所属。
- 1967年(昭和42年)
- 4月 - カラー作品第1号『マッハGoGoGo』が放送開始。以後、吉田竜夫が原作を務めた作品と『いなかっぺ大将』などの他の原作者による作品を並行しながらアニメ制作を続ける。主に『科学忍者隊ガッチャマン』などのSFアクションヒーロー物を制作する一方、スラップスティックギャグや家庭向け作品を多く制作する。
- 1973年(昭和48年)
- タツノコランドを設立。同社はタツノコプロのキャラクターをプラモデル化、販売は今井科学が行なった。タツノコランドはテレビアニメ『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』のスポンサーにもなった。
- 1975年(昭和50年)
- タイムボカンシリーズ開始。
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)
- アニメーター養成機関、タツノコアニメ技術研究所を設立。
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)
- 9月 - 『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』を最後に、タツノコプロ制作による新作アニメのフジテレビ系列での放送が長らく途絶える事になる[4]。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)
- 吉田健二社長が退任し、タツノコプロを退社。九里一平が第3代社長に就任。健二前社長は退任後、独自のプロダクション「遊エンターテインメント」を設立。同社でテレビアニメ『横山光輝 三国志』の制作に関わる。
- 12月、竜の子制作分室が独立して有限会社アイジータツノコ(現: プロダクション・アイジー)が設立される。設立にあたり、タツノコプロは資本金の20%にあたる100万円を出資[5]。この資本関係は1993年(平成5年)に一旦、解消しているが[6]、2010年(平成22年)には逆にプロダクション・アイジーがタツノコプロの株式を11.2%取得して資本関係が復活している。
- 『赤い光弾ジリオン』が日本アニメ大賞の「ファン大賞」(作品賞・男性キャラクター賞・女性キャラクター賞の3賞)を独占。
- 1990年(平成2年)
- 杉井興治率いるタツノコアニメ技術研究所が、アニメーション21結成に参加して独立。
- 9月 - アニメフレンドを解散。
- 『ロビンフッドの大冒険』の放映がNHK衛星第2テレビで開始、タツノコアニメが初めてNHKで放映される。
1990年代以降は、社外に去っていた笹川ひろし、多田喜久子らかつてのスタッフを呼び戻し、旧作のリメイクを中心に作品発表を続けた。
- 1995年(平成7年)
- 吉田健二前社長がタツノコプロに復帰、初代会長に就任。
- 2000年(平成12年)
- タイムボカンシリーズ17年ぶりの新作、『怪盗きらめきマン』がテレビ東京系で放映される。
- 2004年(平成16年)
- 映像作家の紀里谷和明が『新造人間キャシャーン』を自ら監督を務めて実写映画化(『CASSHERN』)。ただし、タツノコプロは原作者としてクレジットされただけで、制作には一切関与していない。
- 3月、東京工科大学との共同プロジェクトにより制作した『Sky Kids BOOBY』が東京国際アニメフェア一般公募部門で優秀作品賞を受賞する。
- 2005年(平成17年)
- 3月31日 - 吉田竜夫初代社長が「東京国際アニメフェア2005 第1回特別功労賞『日本のアニメを作った20人』」を受賞。竜夫の長女・すずか(イラストレーター・デザイナーとしてタツノコプロで活動)が代理で受け取る。
- 5月 - 創立40周年記念作品『鴉 -KARAS-』制作。
- 6月末 - 大手玩具メーカータカラ(現: タカラトミー)が吉田家から株式の88%を取得、タカラ傘下に。
- 7月1日 - 吉田健二会長と九里一平社長が退任。吉田洋子、吉田富子ら一族の役員も全員退任し、吉田家がタツノコプロの経営から離れる。成嶋弘毅専務が第4代社長に就任。
- 7月 - 『Sky Kids BOOBY』が関西国際空港関空展望ホール(スカイビュー)のスカイミュージアム内スカイキッズルームにて関空オリジナル映像として上映される。
- 10月2日 - 九里一平前社長が「第10回アニメーション神戸」特別賞を受賞。
- 2006年(平成18年)
- 3月25日 - 『鴉 -KARAS-』が「東京国際アニメフェア2006 第5回東京国際アニメアワード」オリジナルビデオ部門優秀作品賞を受賞。
- 4月 - 『アクビガール』の放映がtvkなどのUHF局で開始。『怪盗きらめきマン』以来6年ぶりに通常の地上波テレビ放送で放映されたタツノコアニメ(単発のスペシャル番組は除く)となる。
- 2007年(平成19年)
- 『科学忍者隊ガッチャマン』『ヤッターマン』の実写映画化が発表される。
- 10月 - 『ヤッターマン』が30年ぶりにリメイクされることが決定。
- 2008年(平成20年)
- 1月14日 - 日本テレビ系(ytvの制作枠)で『ヤッターマン(2作目)』が放映開始。
- 5月9日 - 『マッハGoGoGo』が『スピード・レーサー』として実写映画化されて公開。監督はマトリックス三部作を手がけたウォシャウスキー兄弟。日本公開は同年7月5日。
- 5月23日 - カプコンとのクロスオーバー作品『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』が製作発表される。
- 12月 - 『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』稼働開始・発売。
- 2009年(平成21年)
- 3月7日 - 実写映画版『ヤッターマン』公開。
- 6月2日 - 『タツノコ VS. CAPCOM』の海外版『TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS』がE3において各媒体社よりベストファイティングゲーム賞を受賞。
- 8月22日 - アニメ映画版『ヤッターマン』公開。
- 11月 - 実写映画版『ヤッターマン』の第2作品目の企画がスタートする。
- 2010年(平成22年)
- 6月2日 - プロダクション・アイジーが発行済み株式11.2%を取得することを発表[7]。
- 6月11日 - 成嶋弘毅社長が退任。タカラトミー副社長・佐藤慶太が第5代社長に就任(兼務)。
- 7月31日 - アニメ映画『昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』公開。
- 2011年(平成23年)
- 4月 - 『C』がフジテレビ系列で放送開始され、約26年ぶりとなる同系列での新作作品となる。また、テレビ東京系列で『SKET DANCE』・『プリティーリズム・オーロラドリーム』が放送開始され、3作品がほぼ同時期に開始された。
- 11月19日 - 創立50年の1年前を迎えたのを期に2013年11月19日までを“50周年期間”とし、様々な記念事業を行うことを発表。
- 2012年(平成24年)
- 4月1日 - 佐藤慶太社長が退任、田中修一郎が第6代社長に就任[8]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
特色
キャラクター造形
タツノコプロのアニメ企画作りはまずキャラクター作りから始まっており、タツノコプロから産まれたキャラクターは根強い人気を誇る。1992年(平成4年)にバンダイが発売した『宇宙の騎士テッカマンブレード』のプラモデルが通商産業省(現:経済産業省)のグッドデザイン賞を受賞したり、2003年(平成15年)にタカラが発売したタツノコプロの歴代ヒーローをモデル化した「ミクロマン2003」が発売直後に売り切れたりしている。
元来吉田竜夫の作品は『忍者部隊月光』など、劇画タッチのアクション物として知られており、アニメーションにもその作風が発揮されていた。吉田竜夫、九里一平、天野嘉孝らの描いたアメリカンコミックを思わせるカラフルでスタイリッシュ・肉感的なキャラクターは作品の海外輸出を強く意識した結果だと言われている。1960年代の代表作である『マッハGoGoGo』はアメリカに輸出され "Speed Racer" の題で人気を博し、一部のアメリカ人がアメリカ製のアニメーションだと信じていたとの逸話も残すほどだった。アクションものとともにタツノコプロの2本柱となった笹川ひろし監督によるギャグもの『ハクション大魔王』「タイムボカンシリーズ」も根強い人気でキャラクター商品に人気があるが、こちらもアクションものと同様にデザインはバタくさく、美術設定などは日本を感じさせない無国籍風の作りとなっている。
1990年代の苦境は1970年代の人気作品を続々とリメイクする企画によって作品をリリースして凌いだ。タツノコオリジナルキャラクターにはアニメをはじめとする各種映像関連業界やコンテンツ業界の内外にもファンが多く、1973年(昭和48年)に製作された『新造人間キャシャーン』が、30年を時を経て2004年(平成16年)に『CASSHERN』の題で実写映画化され、上述の通り『科学忍者隊ガッチャマン』『ヤッターマン』も日活で実写映画化が計画され[14]、『ヤッターマン』は2009年(平成21年)3月7日に公開された。さらにアメリカでも、2005年(平成17年)に映画会社ワーナーブラザーズによって『マッハGoGoGo』が『スピード・レーサー』の名で実写映画化される動きが伝えられ、2008年(平成20年)7月5日に日本で公開が始まった。
映像
『科学忍者隊ガッチャマン』では、特にハイクオリティな映像にこだわり、CGが無い時代に、セル画は1万枚を超えたこともあった。これには吉田の難しいキャラクターを描ける、宮本貞雄、須田正己、二宮常雄、湖川友謙といったアニメーターの力もあった。
映像の表現については、セルアニメーションにこだわらない貪欲さを見せ、実写映像を撮影あるいは、フィルムを購入して、アニメに挿入するなどした。東洋現像所(現・IMAGICA)に導入されたばかりの映像効果スキャニメイトをいち早くアニメに導入したのはタツノコプロである[15]。これは初期のCGとも評されるもので、アナログ処理による画像を変形させる効果が、『タイムボカン』シリーズのタイムトラベルシーン、1975年(昭和50年)製作の『宇宙の騎士テッカマン』のオープニング演出など、いくつかのタツノコプロ作品で使われた。
シンジケーション
テレビアニメ進出当初からフジテレビとは関係が深く、土曜日の18時30分から19時の時間帯と日曜日の18時から18時30分の時間帯は一時期タツノコアニメが独占していた。しかし1983年(昭和58年)頃から日曜18時枠の廃枠や『イタダキマン』の不振をきっかけに関係はゆるやかながら縮小していき、1985年(昭和60年)の『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』を最後に以来四半世紀にわたりフジテレビでのアニメ制作は途絶えたままであったが、2011年(平成23年)4月から約26年ぶりとなるフジテレビ系列での新作アニメとなる『C』が放送された。
広告代理店の読売広告社(読広)の初のテレビ作品がタツノコプロの『宇宙エース』であり、以後も読広と組むことが多かった。初期には読広がタツノコプロの音響制作をし、読広の社員が予告のナレーション台本も担当[16]。多くのタイトルが読広の電波担当役員の松山貴之によって名付けられ、松山は読広退社後の1995年(平成7年)12月から1996年(平成8年)11月までタツノコプロの会長に迎えられる間柄でもあった[17]。
社内体制
タツノコプロには企画から撮影まで社内のみで完結する一貫した制作体制が整っていた[18]。かつては東映動画や虫プロダクション(旧社)も同様の体制を保持していたが[19]、これらが合理化や倒産により外注化を拡大したり消滅したあとも、タツノコプロは長くこの体制を維持した。テンプレート:要出典範囲
外注プロダクションでは作画のタマ・プロダクションが貢献した[20]。後に韓国ルートを開拓し、子会社のアニメフレンドを設立した[21]。
近年テンプレート:いつは制作本数の減少に伴い、他社と同様に、正社員を減らして作品ごとに契約スタッフを採用する形にし、スタジオ経営のスリム化を図っている。
- キャラクター室
- 吉田竜夫社長が直轄していた独立性の高い部署。天野嘉孝、高田明美、下元明子が在籍。
- 企画文芸部
- 日活出身の脚本家、鳥海尽三が虫プロを経て移籍してきたのを契機に設立。鳥海尽三を部長に、小山高男、柳川茂らが所属した。
- 美術部
- 中村光毅が部長。美術デザイン、世界設定のみならず、メカニックデザインも行なった。大河原邦男、多田喜久子らが所属。
- 演出部
- 部長は笹川ひろし。原征太郎、鳥海永行、布川ゆうじ、押井守、真下耕一、うえだひでひと、西久保利彦らが活躍。タツノコプロでは演出が動画チェックも行なった[22]。
- 出版部・版権部
- 版権管理の他、タツノコアニメのコミカライズや絵本、版権イラストを担当。天馬正人や内山まもるが在籍。
- CM部
- コマーシャルやPR映画などを制作。後に葦プロダクションを設立する佐藤俊彦、加藤博らが在籍した。
主な作品
テレビアニメ
1960年代
- 宇宙エース(1965年-1966年)
- マッハGoGoGo(第1作、1967年-1968年)
- おらぁグズラだど(第1作、1967年-1968年)
- ドカチン(1968年-1969年)
- 紅三四郎(1969年)
- ハクション大魔王(1969年-1970年)
1970年代
- 昆虫物語 みなしごハッチ(第1作、1970年-1971年)
- いなかっぺ大将(1970年-1972年)
- カバトット(1971年-1972年)
- アニメンタリー 決断(25話までを制作、1971年)
- 樫の木モック(1972年)
- 科学忍者隊ガッチャマン(1972年-1974年)
- かいけつタマゴン(1972年-1973年)
- けろっこデメタン(1973年)
- 新造人間キャシャーン(1973年-1974年)
- 昆虫物語 新みなしごハッチ(1974年)
- 破裏拳ポリマー(1974年-1975年)
- てんとう虫の歌(1974年-1976年)
- 宇宙の騎士テッカマン(1975年)
- タイムボカン(1975年-1976年)
- ゴワッパー5 ゴーダム(1976年)
- ポールのミラクル大作戦(1976年-1977年)
- ヤッターマン(1977年-1979年)
- とびだせ!マシーン飛竜(東映と共同制作、1977年)
- 一発貫太くん(1977年-1978年)
- 風船少女テンプルちゃん(1977年-1978年)
- 科学忍者隊ガッチャマンII(1978年-1979年)
- ゼンダマン(1979年-1980年)
- 闘士ゴーディアン(1979年-1981年)
- 科学忍者隊ガッチャマンF(1979年-1980年)
1980年代
- 森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット(1980年)
- タイムパトロール隊オタスケマン(1980年-1981年)
- とんでも戦士ムテキング(1980年-1981年)
- 海底大戦争 愛の20000マイル(1981年)
- ヤットデタマン(1981年-1982年)
- ダッシュ勝平(1981年-1982年)
- ゴールドライタン(1981年-1982年)
- アニメ親子劇場(1981年-1982年)
- 逆転イッパツマン(1982年-1983年)
- タイム教室 トンデラハウスの大冒険(1982年-1983年)
- 超時空要塞マクロス(原作:スタジオぬえ・原作協力:アートランド、1982年-1983年)
- イタダキマン(1983年)
- パソコントラベル探偵団(1983年)
- 機甲創世記モスピーダ(1983年)
- 未来警察ウラシマン(1983年)
- OKAWARI-BOY スターザンS(1984年)
- 超時空騎団サザンクロス(1984年)
- よろしくメカドック(1984年-1985年)
- 炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ(1985年)
- 昭和アホ草紙あかぬけ一番!(1985年-1986年)
- 光の伝説(1986年)
- あんみつ姫(アニメ)(企画協力、1986年-1987年)
- ドテラマン(1986年-1987年)
- 赤い光弾ジリオン(1987年)
- おらぁグズラだど(リメイク版、1987年-1988年)
- 天空戦記シュラト(1989年-1990年)
- 昆虫物語 みなしごハッチ(リメイク版、1989年-1990年)
1990年代
- キャッ党忍伝てやんでえ(1990年-1991年)
- ロビンフッドの大冒険(第1期:1990年-1991年/第2期:1992年)
- 宇宙の騎士テッカマンブレード(1992年-1993年)
- 無責任艦長タイラー(TVAのみ、1993年)
- 白雪姫の伝説(1994年-1995年)
- 新世紀エヴァンゲリオン(ガイナックスと共同制作、1995年-1996年)
- ドッカン!ロボ天どん(1995年-1996年)
- シンデレラ物語(1996年)
- マッハGoGoGo(リメイク版、1997年)
- セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん(制作元請:マジックバス、撮影協力、1998年)
- ジェネレイターガウル(1998年)
- 時空転抄ナスカ (制作元請:GENCO・RADIX、制作協力、1998年)
- 世紀末伝説ワンダフルタツノコランド 円盤星人UBO (1999年)[23]
- アークザラッド (制作元請:ビィートレイン、各話制作協力、1999年)
2000年代
- タイムボカン2000 怪盗きらめきマン (2000年)
- The Soul Taker 〜魂狩〜 (2001年)
- よばれてとびでて!アクビちゃん (2001年-2002年)
- THE ビッグオー second season (制作元請:サンライズ、各話制作協力、2003年)
- フルメタル・パニック? ふもっふ (制作元請:京都アニメーション、各話制作協力、2003年)
- 絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク (制作元請:ボンズ、各話制作協力、2004年)
- ビューティフル ジョー (制作元請:グループ・タック、各話制作協力、2004年)
- アクビガール (企画のみ参加、実制作はスタジオロン、2006年)
- モノノ怪 (制作元請:東映アニメーション、各話制作協力、2007年)
- ヤッターマン(第2作)(2008年-2009年)
- キャシャーン Sins (企画・製作および各話制作協力のみの参加、実制作はマッドハウス、2008年-2009年)
- メタルファイト ベイブレード (制作協力:SynergySP、2009年)
- 空中ブランコ (制作元請:東映アニメーション、各話制作協力、2009年)
- テガミバチ (制作元請:ぴえろ、各話制作協力、2009年\2010年)
2010年代
- テガミバチ REVERSE (制作元請:ぴえろ、各話制作協力、2010年-2011年)
- SKET DANCE (2011年-2012年)
- プリティーリズム・オーロラドリーム(2011年-2012年)
- C (2011年)
- プリティーリズム・ディアマイフューチャー(DONGWOO ANIMATIONと共同制作、2012年-2013年)
- みなみけ ただいま (制作元請:feel.、各話制作協力、2013年)
- D.C.III 〜ダ・カーポIII〜 (制作元請:風見学園公式動画部、各話制作協力、2013年)
- プリティーリズム・レインボーライブ(DONGWOO ANIMATIONと共同制作、2013年)
- 波打際のむろみさん(2013年)
- ガッチャマン クラウズ(2013年)
- 夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜(2013年)
- Wake Up, Girls!(Ordetと共同制作、2014年)
- PSYCHO-PASS サイコパス新編集版(新編集版アニメーション制作、2014年)
- ピンポン THE ANIMATION(2014年)
- プリパラ(DONGWOO ANIMATIONと共同制作、2014年)
OVA
1980年代
- 天空戦記シュラト 天空界メモリアルズ(1989年-1990年)
1990年代
- 天空戦記シュラト 創世への暗闘(1991年)
- 新造人間キャシャーン(OVA版)(1993年)
- 科学忍者隊ガッチャマン(OVA版)(1994年)
- タイムボカン王道復古(1993年-1994年)
- 宇宙の騎士テッカマンブレードII(1994年-1995年)
- 新・破裏拳ポリマー(1996年-1997年)
- サクラ大戦 轟華絢爛(制作元請:ラディクスエースエンタテインメント、各話制作協力、1999年-2000年)
2000年代
- ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて(2話まで京都アニメーションと共同制作、2002年-2004年)
- ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ(2004年-2005年)
- 鴉 -KARAS-(2005年)
2010年代
- 怪物王女(2010年-2011年)
- 夜桜四重奏 〜ホシノウミ〜(パープルカウスタジオジャパンと共同制作、2010年-2011年)
- 君のいる町(2012年)
- 一発必中!! デバンダー(2012年)
- 参乗合体 トランスフォーマーGo!(2013年-)
劇場アニメ
1970年代
- 科学忍者隊ガッチャマン(映画版)(1978年)
- 怪盗ルパン813の謎(1979年)
1980年代
- 地球物語 テレパス2500(1984年)
2000年代
- クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃(制作元請:シンエイ動画、原画、2005年)
- 劇場版ツバサ・クロニクル 鳥かごの国の姫君(制作元請:Production I.G、原画、2005年)
- ゲド戦記(制作元請:スタジオジブリ、作画協力、2006年)
- 崖の上のポニョ(制作元請:スタジオジブリ、作画協力、2008年)
- ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!(2009年8月22日公開)
- 昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜(2010年7月31日公開)
- 借りぐらしのアリエッティ(制作元請:スタジオジブリ、作画協力、2010年)
- かぐや姫の物語(制作元請:スタジオジブリ、作画協力、2013年)
- 劇場版 プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン(2014年3月8日公開)
実写映画
- ヤッターマン(2009年3月7日公開)※原作担当。実制作には非関与
ゲーム
- ときめきメモリアル 〜forever with you〜(OPアニメ、1995年)
- タツノコファイト(2000年)
- 半熟英雄対3D (デモアニメーション、2003年)
- ToHeart2 (オープニングアニメーション、2004年)
- Fate/stay night (OPアニメ、2004年)
- テイルズ オブ リバース(アニメーション制作協力、2004年)
- 半熟英雄4 7人の半熟英雄 (デモアニメーション、2005年)
- Fate/stay night[Realta Nua] (OPアニメ、2007年)
その他
- こちら葛飾区亀有公園前派出所(「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」用アニメ、1985年)
- Sky Kids BOOBY(東京工科大学との共同制作、2004年)
- 撮りッたがり決死隊 トッターマンDS(企画協力、2006年-2007年)
- 銀魂 白夜叉降誕(動画協力、ジャンプフェスタ2008・スペシャルアニメ、2008年)
- 本巣モレ美さん(ショッピングセンターモレラ岐阜イメージキャラクター)
他社主導作品の共同制作
タツノコプロは『超時空要塞マクロス』、『無責任艦長タイラー』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『電脳コイル』などの制作にも携わった。しかし、これらの作品は外部企画による作品であり、あくまでも協力的立場での参加しただけで自社単独で権利を保有していないため、自社ウェブサイト上の作品リストには掲載されていない。また、『メタルファイト ベイブレード』のようにタツノコプロが実制作に携わっていても、自社ウェブサイト上の作品リストには掲載されていない作品がある。
出身者
- 天野嘉孝(現: 天野喜孝)(イラストレーター)
- 池端俊策(脚本家) - 大学卒業後、半年のみ勤務。
- 大河原邦男(メカニックデザイナー)
- 布川ゆうじ(アニメ制作者)
- 小山高男(現: 小山高生)(脚本家)
- 鳥海尽三(脚本家)
- 柳川茂(脚本家)
- 酒井あきよし(脚本家)
- 下元明子(現: 河井ノア)(絵本作家)
- 高田明美(キャラクターデザイナー、イラストレーター)
- 押井守(アニメ演出家、映画監督)
- 笹川ひろし(アニメ演出家)
- 鳥海永行(アニメ演出家)
- 西久保利彦(西久保瑞穂)(アニメ演出家)
- 真下耕一(アニメ演出家)
- うえだひでひと(アニメ演出家)
- 中村光毅(アニメ美術、メカニックデザイナー)
- 天馬正人( たつみ勝丸)(漫画家)
- 秋本治(漫画家)
- 内山まもる(漫画家)
- あや秀夫(漫画家)
- 一丸正信(漫画家)
- 森藤よしひろ(漫画家)
- しいはしいく(絵本作家)
- UPLIFT(伊平崇耶)(作詞家、プロデューサー、構成作家)
- 南家こうじ(アニメーション作家)
- 落合茂一(アニメプロデューサー)
- あかほりさとる - 厳密には出身ではないが、『天空戦記シュラト』でぶらざあのっぽから出向し、文芸担当の契約社員として在籍[24]。
タツノコプロOBが独立して設立した会社
- きのプロダクション(木下としお)
- 葦プロダクション(現:プロダクション リード、佐藤俊彦、加藤博)
- アクタス(加藤博)
- ぴえろ(布川ゆうじ、鳥海永行、案納正美)
- アートミック(鈴木敏充)
- グリーン・ボックス(佐藤光雄)
- Production I.G(石川光久)
- J.C.STAFF(宮田知行)
- RADIX(植田もとき)
- ビィートレイン(真下耕一、堀川憲司)
- ピーエーワークス(堀川憲司)
- ティー・エヌ・ケー(加藤長輝)
- A-Line(橋本和典)
- ぶらざあのっぽ(小山高生)
- アニメーション21(笹川ひろし、杉井興治、栃平吉和、原征太郎)[25]
- デザインオフィス・メカマン(中村光毅、大河原邦男)
- スタジオユニコーン(栃平吉和)[25]
- スタジオ旗艦(現:ぴえろプラス、栃平吉和)
- 鳥プロ(鳥海尽三、酒井あきよし、陶山智)
- 鳳工房(鳥海尽三)
- 龍プロダクション(永井昌嗣)
- アーツプロ(本田保則)
- マリックス(向井稔)
- プロダクション・アイ(新井寅雄)
- スタジオ・イースター(東潤一)
- スタジオ・タージ(土屋透治)
関連文献
- 岩切徹「漫画家九里一平 アニメ界のモックは何処へ」『AERA』2005年10月17日号、朝日新聞社
- 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、ISBN 4-8470-1358-1
- 但馬オサム『世界の子供たちに夢を ~タツノコプロ創始者 天才・吉田竜夫の軌跡~』メディアックス、2013年
- 原口正宏・赤星政尚・長尾けんじ『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、ISBN 4-06-330179-6
脚注
関連項目
- アニメフレンド
- アニメ制作会社一覧
- バンプレスト - タツノコの主要株主であるタカラトミーと競合関係にあるバンダイナムコホールディングス系列だが、タツノコ関係のパチンコ・パチスロ台はバンプレストが関与しているものがほとんどである。
- BOOMERANG - カートゥーン ネットワークの放送枠。ハンナバーベラと手塚アニメだけだったが、途中でタツノコのアニメが加わった。
- 別府市 - タツノコ風呂をはじめとしたタツノコキャラとのタイアップ事業「わくわく別府」を展開している[1]。
外部リンク
テンプレート:タイムボカンシリーズ テンプレート:科学忍者隊ガッチャマン テンプレート:新造人間キャシャーン テンプレート:マグネロボシリーズ テンプレート:ハクション大魔王
テンプレート:日本テレビ放送網- ↑ 『季刊ファントーシュ』7号、1977年、p.11。吉田竜夫インタビュー。
- ↑ 津堅信之『テレビアニメ夜明け前 知られざる関西圏アニメーション興亡し』ナカニシヤ出版、2012年、p.156
- ↑ 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、pp.222-223
- ↑ その後も再放送やバラエティ番組のスペシャルでタツノコプロ作品の映像が扱われることはある。1986年(昭和61年)から1987年(昭和62年)にかけてフジテレビで放送された『あんみつ姫』はスタジオぴえろ制作でありタツノコ作品ではないが、タツノコプロの企画協力作品である。また、『ひらけ!ポンキッキ』のキャラクター・ガチャピンと『科学忍者隊ガッチャマン』とのコラボ企画『科学忍者隊ガッチャピン』もある。
- ↑ 梶山寿子『雑草魂 石川光久 アニメビジネスを買えた男』日経BP社、2006年、p.101
- ↑ 小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 第六十九回 石川光久」『アニメージュ』徳間書店、2004年1月号
- ↑ 株式会社竜の子プロダクションの株式取得に関するお知らせ IG Port ニュースリリース、2010年6月5日閲覧。
- ↑ タツノコプロ 新社長に田中修一郎氏 タカラトミー発表 アニメ!アニメ!ビズ 2012年2月27日
- ↑ 2013.2.13 当社株主の異動に関するお知らせ 竜の子プロダクション公式サイト内 2013年2月13日
- ↑ 第七回声優アワード受賞者一覧 2013年3月1日閲覧。
- ↑ 竜の子プロダクション、商号変更で株式会社タツノコプロに アニメ!アニメ!ビズ 2013年3月18日
- ↑ 株式会社タツノコプロの子会社化,日本テレビ放送網,2014年1月29日
- ↑ 子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ,タカラトミー,2014年1月29日
- ↑ 日活、タツノコプロの人気アニメーション 『ヤッターマン』と『科学忍者隊ガッチャマン』の実写映画化決定 日活株式会社 ニュースリリース 2007年4月10日付 2011年11月11日閲覧。
- ↑ 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』ワニブックス、2000年、pp.135-136
- ↑ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、pp.200-202。木村実、大野実インタビュー
- ↑ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、pp.196-197。松山貫之インタビュー
- ↑ Web現代「ガンダム者」取材班『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年、p.194。大河原邦男インタビュー。
- ↑ 豊田有恒『日本SFアニメ創世記 虫プロ、そしてTBS漫画ルーム』、TBSブリタニカ、2000年、p.104
- ↑ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.5
- ↑ 原口正宏「押井守検証インタビュー」『前略、押井守様。』野田真外編著、フットワーク出版、1998年、pp.248-250
- ↑ 原口正宏「押井守検証インタビュー」『前略、押井守様。』野田真外編著、フットワーク出版、1998年、p.292
- ↑ TBSの年末長時間番組「超える!テレビ」の1コーナー。
- ↑ オトナアニメ編集部編『あかほりさとる全書 “外道”が歩んだメディアミックスの25年』洋泉社、2012年、p.45
- ↑ 25.0 25.1 データ原口「STUDIO アニメーション21」『アニメージュ』1991年12月号、p.109