未来警察ウラシマン
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer 『未来警察ウラシマン』(みらいけいさつウラシマン)は、1983年1月9日から同年12月24日にわたりフジテレビ系列で全50話が放送されたタツノコプロ製作のSFアニメ。第12話までは毎週日曜日午後6時00分 - 6時30分、第13話(1983年4月)以降は毎週土曜日午後6時30分 - 7時00分の放送。
目次
概要
当初、タツノコプロの本流であるメカアクション路線の未来警察ものとして企画[1]。タイムスリップ、タイムパラドックスなどのSF設定と目が小さく頭身の高いリアル系のキャラクターデザインがされていたが、前番組がギャグの『ダッシュ勝平』だったこともあり低年齢層を意識してコミカルな作風で作られ、主人公やサブキャラクターの表情が大きく崩れる演出などもある。中盤以降は主人公の秘密をめぐって本来のハードな展開がなされるなど、バラエティ豊かなストーリーが展開した。また登場人物も敵味方に関わらずサブキャラクターまで丁寧に描かれた。
当初の企画のハード路線に合わせたキャラクターデザインは、アニメ映画『幻魔大戦』にアニメーターとして参加したなかむらたかしによるもの。大友克洋の画風の影響を受けているなかむらにとって、これが初のキャラクターデザイン作品である。チーフディレクターの真下耕一とともになかむらの『黄金戦士ゴールドライタン』での仕事は注目を浴びており、『ゴールドライタン』で経験を積んだ若手スタッフにより本作は制作されている。
ドイツでは『Rock'n Cop』というタイトルで1995年に放送された。
2012年にはTOKYO MXで、「設立50周年記念 見たい番組はあなたが決める!タツノコプロ名作アニメ総選挙」と称した「(再)放送」の要望を主旨として実施された人気投票にて、ノミネートされた10作品中最多票を獲得するという根強い人気を見せた。これを受け2012年11月9日よりTOKYO MXにて再放送された。また、関連性は不明だが、2か月後の2013年1月10日からはサンテレビでも再放送された[注 1]。
最終回「サヨナラ2050年」では、スタッフロールに、制作に関わった全関係者の名が記されると共に、“そしてこの番組を観て下さった、あなたです!”の意味を込めて最後に「……and You!」の一語が添えられている。
あらすじ
西暦2050年の大都会ネオトキオに、1983年から突如「ウラシマ・エフェクト」によりタイムスリップしてきた少年。タイムスリップ前の記憶を失った少年は、「ウラシマ・リュウ」という名を与えられ機動メカ分署「マグナポリス38」の刑事となる。分署長の権藤警部達3人と共に、ネオトキオで暗躍する犯罪組織ネクライムと戦う。
ウラシマン
タイトルの「ウラシマン」は後述のウラシマ・エフェクトから命名されている。毎回のオープニングナレーションでは、過去から未来に転移することをウラシマ・エフェクトと定義しており、現実のウラシマ効果とは異なっている。ウラシマ・エフェクトによって超能力を身につけた人間を、2050年ではウラシマンと呼んでいた。そのため第1話の時点で主人公は記憶喪失であり名前が一切登場しなかったにもかかわらず、当初からネクライム側は「ウラシマン」の名で呼んでいた。なお「ウラシマ・リュウ」の名は次回予告が初出であり、エンディングのテロップには第1話時点から「リュウ」の名が使われている。
上述のように、作中において「ウラシマン」と呼ばれるのは日本昔話の「浦島太郎」がその直接の由来ではない。ただし、以下のように作中ではいくつか浦島太郎を連想させる描写も存在する。
- 「ウラシマ・リュウ」の名は未来世界を龍宮城に喩えた権藤の提案により第2話で名付けられたもの。
- 主人公リュウのジャケットの左腕には亀のマークがデザインされている。
- フューラーの宇宙要塞シーケイドも亀がモチーフになっている。
- 漫画版に至っては最終回で浦島太郎と同様な結末を迎えており、リュウは自ら玉手箱を開けたように喩えている。
登場人物
マグナポリス側
- ウラシマ・リュウ
- 声 - 小林通孝
- 本作の主人公。本名不明。年齢設定は16歳。下の名前はアキラという説も。1983年から2050年にタイムスリップしたウラシマンだが、自分の意志で超能力を使う事は出来なかった。ウラシマンであるがゆえに、後々の超能力発動への対策も兼ねてマグナポリス預かりとなり、なし崩しに機動刑事となる。明朗快活で人懐こい性格の正義漢だが、記憶を失っているために自分の存在に悩むこともあった。銃は撃つ、自動車はかっ飛ばすという破天荒な行動力の持ち主。ラスト近くでウラシマンとしての力に目覚め、コスモ時空間で1983年の直前まで戻るが、フューラーと一緒に戻る事を拒んで2050年に戻ってきた。
- クロード(蔵人)・水沢
- 声 - 神谷明
- 機動刑事。「スーパーウェイの稲妻クロード」と自称する美男子。金髪碧眼でスタイル抜群、しかも秀才。女性の扱いにも慣れており、スマートな立ち居振る舞いをするややナルシストであるが、仕事においては冷静で的確な判断で事件に取り組んでいる。敵の持つ銃だけを狙い撃って手から弾いたり、スティンガー・キャットによる近距離射撃を全てかわすなど、射撃能力や運動能力は非常に高い。当初は交通課で、エリート風を吹かせてリュウと対立するが、次第に砕けたギャグキャラになっていった。一度だけ「うる星やつら」の面堂終太郎の声で「わーん、こわいよ。せまいよ。」と叫ぶことがあった。星座は射手座。
- ソフィア・ニーナ・ローズ
- 声 - 横沢啓子
- 機動メカ分署マグナポリス38の紅一点。当初は刑事ではなく見習いシスター(修道女)だったが、権藤警部にスカウトされて最初は秘書として採用、その後機動刑事になった。弱いながらも予知能力を持っており、リュウに何らかの影響を与えることを期待されていた。本編制作当時(1983年頃)に流行っていたぶりっ子言葉を多用する。星座は双子座。
- 権藤 透(ごんどう とおる)
- 声 - 大平透
- 機動メカ分署マグナポリス38の創設者であり、署長を兼ねる警部(警察署長は本来、警視が務める)。禿頭、肥満体のオヤジだが、熱意と先見の明はある。数々の専用装備を持つ機動メカ分署は“予算の食い過ぎ”と批判されていたので、リュウやソフィアなどの素性の怪しい人物を雇わざるを得なかったらしい。「おやっさん」とリュウ達に慕われている。メモルという名の娘がいたが、ネクライムにより幼少時に亡くしている。くわえタバコがトレードマーク。
- ミャー
- 声 - 勝生真沙子
- リュウとともにタイムスリップしてきた猫。ウラシマ・エフェクトによる超能力があると推測され、ネクライムに拉致されたこともある。タイムスリップ前は若き日のフューラーの飼い猫であったが、タイムスリップ後はリュウの飼い猫となる。
ネクライム側
- アドルフ・フォン・ルードヴィッヒ
- 声 - 塩沢兼人
- 27歳。ネオトキオを影で牛耳る犯罪組織ネクライム極東支部(通称、クリスタル・ナイツ・ネクライム)の幹部。才覚と野心にあふれ、フューラーを一度は冷凍カプセルに入れ宇宙に追放し、二代目ネクライムの総統となって犯罪組織ネクライムをクリスタル・ナイツ・ネクライムに改めた。終盤、フューラーがコスモパワーを身につけて戻ってきた際にミレーヌの裏切りで死亡し、クリスタル・ナイツ・ネクライムは壊滅したかに思われたが、これはマグナポリス38、フューラー、クリスタル・ナイツ・ネクライムによる三竦み状態を回避するための芝居だった。ジタンダは、腹芸ができない性格からこのことを知らされていなかったため、ルードヴィッヒの墓参りまでしている。最終回、宇宙から戻ってきたフューラーとウラシマンの戦いの後、ひょっこりと復活している。
- ルードヴィッヒのキャラクターは、ルキノ・ヴィスコンティ作の映画『ルートヴィヒ(邦題『「ルートヴィヒ/神々の黄昏』)』でルートヴィヒ2世役を演じたヘルムート・バーガーがモデルとなっている[2]。
- ミレーヌ・サベリーエワ
- 声 - 北浜晴子
- 常にルードヴィッヒの側にいる妙齢の美女。都会的でスタイリッシュな容姿、セクシーな大人の女という雰囲気を漂わせ、所作や話し方も賢明で落ち着いている。実はフューラーの娘であり、記憶を消されてルードヴィッヒの監視役になっていた。
- ジタンダ・フンダ
- 声 - 田中真弓
- ルードヴィッヒの忠実な部下であり、運転手兼執事のような人物。語尾に「ダスデスドスよ!」と付けるのが口癖。基本的にはギャグ担当だが、実は格闘技の達人で、素手で鉄骨を破壊する程の腕前を持っており、リュウを一方的に叩きのめした事もある(ただし、鉄骨を殴ったりしたので戦いの後、全身が包帯でグルグル巻きになっていた)。身長はルードヴィッヒの半分ほどしかなく、リュウとよく追っかけっこをしていた。ルードヴィッヒに心酔しており、彼の死後、三代目総統を自称してネクライムを守ろうとした。
- 総統フューラー
- 声 - 丸山詠二 / 曽我部和恭(青年時代)
- 高齢の老人。ネクライムの創設者であり、最高権力者。元々は科学者。片足が義足で、肩にリュウと同じ傷がある。不老不死の研究の副産物であるサイコレーザーを発明する。「他人を自由に操れる」というサイコレーザーは危険な発明とされ、警察や犯罪組織から追われる身となった。その際に負った怪我の治療のためにリュウの血をもらっており、リュウとは血を分けた間柄。しかし、リュウはその後のサイコレーザー争奪戦に巻き込まれる形でタイムスリップしてしまい、彼はそのまま日陰の存在となった。若い頃のままで現われたリュウの力で若返ろうと、幾度もリュウの前に現れた。しかし、自身の提案通り過去に戻るかを悩むリュウの背中を押すために放った一言により、逆にリュウの無意識下に影響を与えて計画は頓挫し、ルードヴィッヒには冷凍されて宇宙に放逐されてしまう。ところが宇宙でコスモパワーに目覚め、超能力を身につけて地球に戻り、ネオトキオを脅かした。ウラシマンの力に目覚めたリュウが1983年へ戻ることを拒否したため、寿命が尽きてしまう。
- 元来はフューラーの正体は、過去に戻れたリュウの67年後の姿という設定だったが、主役像に一貫性がないと監督の真下耕一が判断して設定を変更した[1]。なお、後述の漫画版では最終回で同一人物という事が明かされている。
スティンガー部隊
ネクライムの精鋭実働部隊であり、ルードヴィッヒの忠実な下僕。登場当初は体にフィットした黒ずくめの服だったが、物語後半からは全員コンバットプロテクターを装着しており、運動能力が増幅されている。ホーク・シャークは細身で、ベアーが巨漢、キャットは紅一点と戦隊のお約束にも近いキャラ分けがなされている。元々はフューラー直属だったが、途中からルードヴィッヒに忠誠を誓うようになる。
- スティンガー・ウルフ
- 声 - 玄田哲章
- スティンガー部隊のリーダー。
- スティンガー・キャット
- 声 - 梨羽雪子
- スティンガー部隊の紅一点。
- スティンガー・ホーク
- 声 - 立原淳平・小滝進
- スティンガー部隊の諜報役。
- スティンガー・シャーク
- 声 - 二又一成
- スティンガー部隊で一番女癖が悪い。
- スティンガー・ベアー
- 声 - 島香裕
- スティンガー部隊の巨漢。
ゲスト
- ジョセフィーヌ・キャッツバーグ
- 声 - 榊原良子
- 若きルードヴィッヒの婚約者。大富豪の娘。ルードヴィッヒの心ない一言にテラスから身を投げる。ルードヴィッヒが常に所持している金の懐中時計に彫り込まれている人物。作中に登場する割れても復活する「悪魔の壷」も、元々はキャッツバーグ家への結納品としてルードヴィッヒが贈ったもの。作中でその謎が解き明かされることはなかった。
- ファントム
- 第45話と第46話に登場した女暗殺者で、マグナポリス38壊滅の切り札としてルードヴィッヒに雇われた。格闘技の達人で圧倒的なまでの強さを持ち、リュウ達を窮地に陥れた。ウラシマンではないが超能力を持っており、銃弾を頭部に受けてもバリアを張って防ぐ不死身ぶりも見せ付けた。最期はコスモパワーを身に付けたフューラーに一撃で倒される。
メカニック
- バトルプロテクター
- マグナビートルあるいはスポイラーのシートが変形して装着される機動刑事用の装甲服。着用者はプロテクターの装着と同時にマグナビートルやスポイラーの天井より射出される。色は白で、リュウ用には赤、クロード用には青のパーソナルカラーがワンポイントとして配されている(普段着ている機動刑事の制服の上にバトルプロテクターが着装されるため、アンダースーツの役目を果たす制服の色がそのままパーソナルカラーとなっている)。デザインは左右非対称で、劇中登場しているのは左半身(肩部、前腕部、脚部)に防御用シールドを装備しており、ブラスターのエネルギー弾などを跳ね返せる。物語後半からはスティンガー部隊も同様の機能を持つコンバットプロテクターを装着している。
- 玩具として商品化の予定があったが結局は発売されないことが決まったらしく、本編でも中盤以降は使用場面が少なくなっている。それでも、クリスタル・ナイツ・ネクライムとの決戦の時にはここぞというときに装着し、最終回でもリュウがクリスマススター勲章授章式の時に装着して出場している。
- 本放送時にアニメージュに掲載された特集記事によると、当初は全身を完全に覆うデザインが予定されていたが、メカデザインを担当する大河原邦男から「それではモビルスーツのようになってしまうのではないか」という意見が出て、決定稿のデザインへ発展したとの事である。
- マグナブラスター
- ネクライム追跡中にエアカーで突っ込んだ廃屋の中で、壊れたリボルバー・S&W M36を発見、レーザー銃が肌に合わないリュウが改造して作った銃。
- 放送当時、ポピーから発売された玩具はリアルな造形やギミックもありヒット商品となった。
- マグナビートル
- 未来の機械が肌に合わないリュウが、タイムスリップの際に運転していたフォルクスワーゲン・ビートルを改造した彼の愛車。いわゆる覆面パトカーとして改造されており、緊急走行時には助手席側のルーフ内に格納されている赤青の折り畳み式パトライトがボタン一つでルーフ上にせり上がる他、両サイドドアに警察のマークが浮かび上がるなどの特装も施されている。白と紺のツートンカラー。また、運転席のコンソール中央部に大型モニターが配置されマグナポリス38内の人員とのテレビ電話が可能。ライトがフェンダー上からフロントに移されたためにワーゲンオフローダーを彷彿とさせるデザインになっている。ベースがコンバーチブルなのもあってドアガラスが存在しないので冬場は寒い。運転席のシートはリュウによる改造作業中、権藤がプレゼントと称して持ち込んだもので、このシートがバトルプロテクターとなる。
- なお2050年の世界では殆どの乗用車がエアカーとなっているため、マグナビートルのような装輪車はほとんど見あたらない。
- 2002年にバンダイよりキャラウィール(ミニカー)が発売された。また放送当時は、スポイラー、アカデミア、マグナポリス38共々、プルバックゼンマイを使った低価格のプラモデルも発売されていた。
- マグナチョッパー
- 権藤が若い頃に乗っていたという年代モノのハーレーダビッドソンをベースにしたバイク。名前の通りチョッパータイプの、タイヤで走るバイクである。元となったハーレーはツーリングタイプだったが、これをチョッパーへ大胆に改造しているため、ベース車の面影はあまり留めていない。
- スポイラー
- クロードの乗るエアカータイプのポリスカー。急停車するときは後方サイドのウイングが開いて、エアブレーキの役割を果たす。非番の時には美女を助手席に誘う事も。シートがバトルプロテクターとなる。
- チェスキュー
- ソフィアの乗る小型救急用VTOL。リュウが、自分が犯人と間違えられ、警察部隊に囲まれたときメカ分署から脱出するために操縦したこともある。
- アカデミア
- ソフィアの乗る救急車タイプのエアカー。情報分析・鑑識捜査なども行える。真っ赤な塗装でミャーや権藤も乗ることがあった。
- 機動メカ分署マグナポリス38 / Marklin Division 38
- リュウたちの勤務先でもあり家でもある警察署。スタイルは6輪の巨大な要塞で、その名の通り移動能力を有している。神出鬼没のネクライムに対抗するために作られ特定の所轄区域を持たない。予算の都合で車載兵器のたぐいはない。
- 独立したシステムとなっているため、たとえネオトキオの電力が停止しても活動する事が可能。マグナポリス38には相当な機動力と戦闘力があり、ルードヴィッヒ達の活動範囲をほぼすべてカバーしており、その存在によってネクライムの活動範囲は著しく制限されていると言わしめるほどの性能を持つが、それが作中で描かれることは殆ど無かった。署内には各マシンの格納庫やメンテナンスルーム、分析室やリュウ達の部屋がある。終盤、クリスタル・ナイツ・ネクライムとの決戦の際に中破している。
スタッフ
- 製作 - 吉田健二
- 企画 - 岡正(フジテレビ)、内間稔(読売広告社)、九里一平(タツノコプロ)
- 監督 - 真下耕一
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- キャラクターデザイン - なかむらたかし、加藤茂、井口忠一
- 原案・構成 - 曽田博久
- 技術監修 - 宮本貞雄
- 音楽 - 風戸慎介
- 美術監督 - 宮前光春
- 撮影監督 - 佐藤均
- プロデューサー - 前田和也(フジテレビ)、大野実(読売広告社)、井上明(タツノコプロ)
- 制作 - タツノコプロ、フジテレビ
主題歌
- オープニングテーマ「ミッドナイト・サブマリン」
- 作詞 - 康珍化 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲・歌 - HARRY
- エンディングテーマ「ドリーム・シティ・ネオ・トキオ」
- 作詞 - 康珍化 / 作曲 - 芹澤廣明 / 編曲・歌 - HARRY
- 挿入歌
- 「Crystal Knights NECRIME」
- 作詞 - 竜の子プロ企画室 / 作曲・編曲 - 風戸慎介 / 歌 - MOJO
- 「Maybe」
- 作詞 - 竜の子プロ企画室 / 作曲 - 風戸慎介 / 編曲 - いちひさし / 歌 - MOJO
- 「Brother 〜That's all right, Brother〜」
- 「Heart Walker」
- 2曲ともに、作詞 - 康珍化 / 作曲 - 風戸慎介 / 編曲 - スワミヒロシ / 歌 - 神谷明
- 「Boogie-Woogie Cat」
- 作詞 - 竜の子プロ企画室 / 作曲・編曲 - 風戸慎介 / 歌 - かおりくみこ
- 「Battle URASHIMAN」
- 作詞 - 竜の子プロ企画室 / 作曲・編曲 - 風戸慎介 / 歌 - MOJO
- 「Fire Dancing」
- 作詞 - 竜の子プロ企画室 / 作曲・編曲 - 風戸慎介 / 歌 - かおりくみこ
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | キャラクター | 動画作監 | 背景担当 美術 |
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第1話 | 1983年 1月9日 |
突然!2050年 | 曽田博久 | 真下耕一 | 加藤茂 | 小林哲也 | 沢井裕滋 | ||
第2話 | 1月16日 | 誕生!ブリッコ刑事(デカ) | 貞光紳也 | アベ正己 | |||||
第3話 | 1月23日 | 失われた時を求めて | 真下耕一 | 澤井幸次 | 井口忠一 | ||||
第4話 | 1月30日 | 追いかけてビートル | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 石山タカ明 | 水村十司 | 渡辺正 | ||
第5話 | 2月6日 | 危険なディスコ女王(クイーン) | 寺田憲史 | 古川順康 | 河合静男 | 橋本恵子 | |||
第6話 | 2月13日 | 巨大ザメは美女好き | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | ||
第7話 | 2月20日 | 札束でひっぱたけ! | 曽田博久 | 澤井幸次 | 田辺由憲 | 小林哲也 | |||
第8話 | 2月27日 | 月の足跡は80才? | 富田祐弘 | 石山タカ明 | 水村十司 | 西城隆詞 | 渡辺正 | ||
第9話 | 3月6日 | 昨日の友は今日の敵 | 寺田憲史 | 林政行 | 加藤茂 | 橋本恵子 | |||
第10話 | 3月13日 | エベレストより高く | 富田祐弘 | 古川順康 | 井口忠一 | 小林哲也 | |||
第11話 | 3月20日 | 挑発!南の島に吹雪 | 山崎晴哉 | 石山タカ明 | 鄭雨英 | 高田明美 | 山田高廣 | ||
第12話 | 3月27日 | 空飛ぶ真っ赤な天使 | 土屋斗紀雄 | 貞光紳也 | 河合静男 | 橋本恵子 | |||
第13話 | 4月2日 | 過去にささったトゲ | 寺田憲史 | 真下耕一 | なかむらたかし | 小林哲也 | |||
第14話 | 4月9日 | ミャーにも超能力!? | 佐藤ゆき | 澤井幸次 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | ||
第15話 | 4月16日 | 撮られたリュウの心 | 寺田憲史 | 貞光紳也 | 河合静男 | 橋本恵子 | |||
第16話 | 4月23日 | 殺し屋グッドラック | 古川順康 | 加藤茂 | 小林哲也 | ||||
第17話 | 4月30日 | 愛!ロボットに愛! | 土屋斗紀雄 | 林政行 | 河合静男 | 橋本恵子 | |||
第18話 | 5月7日 | ガラスに書いた「ママ」 | 井上敏樹 | 石山タカ明 | 田辺由憲 | 小林哲也 | |||
第19話 | 5月14日 | ティファニーで人魚 | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | ||
第20話 | 5月21日 | フューラーとの遭遇 | 曽田博久 | 真下耕一 | 井口忠一 | 橋本恵子 | |||
第21話 | 5月28日 | 入れかわった性格! | 澤井幸次 | 河合静男 | 福岡元 | 小林哲也 | |||
第22話 | 6月4日 | 涙!権藤警部の決意 | 寺田憲史 | 石山タカ明 | 鄭雨英 | 高田明美 | 山田高廣 | ||
第23話 | 6月11日 | 戦利品に手を出すな! | 富田祐弘 | 古川順康 | 加藤茂 | 橋本恵子 | |||
第24話 | 6月18日 | デスゲーム一発勝負 | 高野太 | 林政行 | 田中宏之 | 河合静男 | 小林哲也 | ||
第25話 | 6月25日 | 伝説のビッグサタデー | 寺田憲史 | 貞光紳也 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | ||
第26話 | 7月2日 | ネオトキオ発地獄行き | 山崎晴哉 | なかむらたかし | 古川順康 | なかむらたかし | 橋本恵子 | ||
第27話 | 7月9日 | ベアー宇宙に死す… | 富田祐弘 曽田博久 |
石山タカ明 | 井口忠一 | 小林哲也 | 山元健生 | ||
第28話 | 7月16日 | プロレスはつらいぜ | 寺田憲史 | 澤井幸次 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | 沢井裕滋 | |
第29話 | 7月30日 | 指名手配!リュウの首 | 井上敏樹 | 高野太 | 田中宏之 | 河合静男 | 橋本恵子 | ||
第30話 | 8月6日 | 荒野の悪徳保安官 | 高野太 | 湯山邦彦 | 石山タカ明 | 田辺由憲 | 高田明美 | 小林哲也 | |
第31話 | 8月13日 | リュウより愛を込めて | 寺田憲史 | 古川順康 | 鄭雨英 | 福岡元 | 山田高廣 | 山元健生 | |
第32話 | 8月20日 | トリック 1983 | 曽田博久 | 真下耕一 | 澤井幸次 | 加藤茂 | 橋本恵子 | 多田喜久子 岡田和夫 | |
第33話 | 8月27日 | フューラーの真実 | 石山タカ明 | なかむらたかし | 小林哲也 | 沢井裕滋 | |||
第34話 | 9月3日 | 反逆のメロディー | 鈴木弘 | 真下耕一 | 井口忠一 | 橋本恵子 | 佐藤広明 | ||
第35話 | 9月10日 | フューラーの遺産 | 寺田憲史 | 澤井幸次 | 鄭雨英 | 高田明美 | 山田高廣 | 沢井裕滋 | |
第36話 | 9月17日 | ルードビッヒの罠 | 井上敏樹 | 林政行 | 河合静男 | 小林哲也 | |||
第37話 | 9月24日 | 変身!ダーティリュウ | 山崎晴哉 | 古川順康 | 加藤茂 | 橋本恵子 | 山元健生 | ||
第38話 | 10月1日 | 金庫に向って走れ! | 寺田憲史 | 真下耕一 | 澤井幸次 | 鄭雨英 | 井口忠一 | 山田高廣 | 沢井裕滋 |
第39話 | 10月8日 | ネオトキオの休日 | 井上敏樹 | 貞光紳也 | 加藤茂 | 小林哲也 | 今井利恵 | ||
第40話 | 10月15日 | フューラーの逆襲 | 林政行 | 河合静男 | 橋本恵子 | 沢井裕滋 | |||
第41話 | 10月22日 | アマゾンの七人 | 寺田憲史 | 石山タカ明 | 鄭雨英 | 井口忠一 | 山田高廣 | 多田喜久子 | |
第42話 | 10月29日 | さらば!クロード | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 川口俊夫 星川信芳 |
なかむらたかし | 小林哲也 | 今井利恵 | |
第43話 | 11月5日 | 栄光のルードビッヒ | 曽田博久 寺田憲史 |
澤井幸次 | 井口忠一 | 橋本恵子 | 多田喜久子 | ||
第44話 | 11月12日 | 幻の超能力一族 | 寺田憲史 | 古川順康 | 鄭雨英 | 井口忠一 | 山田高廣 | 山元健生 | |
第45話 | 11月19日 | 必殺!恐怖の刺客 | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 河合静男 | 小林哲也 | 沢井裕滋 | ||
第46話 | 11月26日 | ネクライムの総攻撃 | 寺田憲史 | 石山タカ明 | 加藤茂 | 橋本恵子 | 今井利恵 | ||
第47話 | 12月3日 | 帰って来たフューラー | 山崎晴哉 | 貞光紳也 | 鄭雨英 | 井口忠一 | 山田高廣 | 沢井裕滋 | |
第48話 | 12月10日 | ルードビッヒの最期 | 曽田博久 | 真下耕一 | 澤井幸次 | 河合静男 | 小林哲也 | 多田喜久子 | |
第49話 | 12月17日 | 愛と死の超能力 | 古川順康 | 井口忠一 | 橋本恵子 | 今井利恵 | |||
第50話 | 12月24日 | サヨナラ2050年 | 寺田憲史 高野太 |
真下耕一 | 石山タカ明 | 加藤茂 | - |
放送時間
開始から第12話までは日曜夜6時枠での放送だったが、第13話より『タイムボカンシリーズ』が放送されてきた土曜夜6時30分枠に移動、後番組は大人向け情報番組『サントリー スポーツ天国』となる。
これにより『ハクション大魔王』より続いた日曜6時枠のタツノコプロ製作アニメは途切れることとなるが、フジテレビ日曜夕方6時台のアニメは3年後の1986年に復活し、いくつかの変遷を経て、2014年現在は『ちびまる子ちゃん』が放送されている。
タイムボカンシリーズは土曜夜6時30分枠で放送中は番組が返上されることがほとんどなかった(1982年1月2日に『ヤットデタマン』が正月特番で休止したのみ)。本作も休止は1983年7月23日にオールスターゲームの1回のみであった。
放送局
- フジテレビ
- 北海道文化放送
- 青森放送
- 岩手放送
- 仙台放送
- 秋田テレビ
- 山形テレビ
- 福島テレビ
- 新潟総合テレビ
- 富山テレビ
- 石川テレビ
- 福井テレビ
- 山梨放送
- 長野放送
- テレビ静岡
- 東海テレビ
- 関西テレビ
- 山陰中央テレビ
- テレビ岡山
- テレビ新広島
- 山口放送
- 四国放送
- テレビ愛媛
- 高知放送
- テレビ西日本
- サガテレビ
- テレビ長崎
- テレビ熊本
- 大分放送
- テレビ宮崎
- 鹿児島テレビ
- 沖縄テレビ
関連事項
- 第13話の「過去に刺さったトゲ」に出てくる避暑地は、フランス南部のコート・ダジュールという設定である。
- 8000枚の動画を使用した第26話「ネオトキオ発地獄行き」は、リュウを誘い出すため2050年に廃止になったばかりの新幹線電車が走るという設定で、新幹線0系が登場する。実際の0系は、2008年に営業運行から引退した。
- ルードヴィッヒが持つ青いバラは1983年当時は「幻のバラ」として実在しないものであったが、2004年、サントリーとオーストラリアの植物工学企業Calgene Pacific(現 フロリジーン)社が共同で遺伝子組換技術を用いた青いバラを開発・発表した。
- アニメではミッドナイト・サブマリンの字幕は「スクリュウがまわる」となっているがレコード、CDのライナーノーツでは「スクリュー」ですべて統一されている。カラオケにおいても同様である。
コミカライズ
『週刊少年チャンピオン』にてテレビ放送に先駆けて漫画版を連載した。単行本は全4巻。作画は前半(単行本1・2巻)を明石のぼる、後半(単行本3・4巻)を乾はるかが担当。作者が違うため、同じタイトルながら全く作風が違い、ハードなストーリーで、数話1エピソードとなっていた前半に比べ、後半はオムニバスのギャグ漫画になっている。漫画版の結末ではリュウの正体はフューラー(本名・日浦明)として描かれている。
参考資料
- 『アニメック』(Vol.30、ラポート)未来警察ウラシマン特集。
- 『ジ・アニメ』(1984年12月号、近代映画社)真下耕一インタビュー。
- 『アニメージュ』(2004年4月号、徳間書店)真下耕一インタビュー。
- 『未来警察ウラシマン GRAFFTY』(朝日ソノラマ、1984年)
- 『未来警察ウラシマン倶楽部』(アニメージュ文庫、1984年)
- 『未来警察ウラシマン』(『アニメージュ』付録小冊子)
- LD BOX『未来警察ウラシマン パーフェクトコレクション』付属設定資料集
- DVD BOX1,2『未来警察ウラシマン』付属設定資料集
脚注
注釈
出典
外部リンク
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