みんなのGOLF

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テンプレート:コンピュータゲームシリーズ みんなのGOLF(みんなのゴルフ、通称:みんゴル)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売しているゴルフゲーム。第1作は口コミによるロングヒットで200万本以上(廉価版を含む)を売り上げ、手軽に楽しめるゴルフゲームの定番としてシリーズ化。続編の2、3、4はミリオンセラー、ポータブルと5(廉価版を含む)はハーフミリオンを達成している。

パソコンゲーム時代からゴルフゲームを作り続けている村守将志がキャメロット在籍時に高橋秀五らと共に1作目を製作。2作目以降は村守らはキャメロットから独立、スタッフを一新してクラップハンズを結成して開発している。2012年7月17日に、誕生15周年を迎えた。

シリーズ一覧

本編

みんなのGOLF
1997年7月17日発売(PS)、ザ・ベスト版1999年3月25日発売
通常コース6コース パットゴルフコース1コース
この作品はキャメロットでの開発で、コースデザインは村守将志、高橋秀五のほかに、宇野正明が最終コースのエキストラコースを設計していた。コース数は通常コースが6+パットゴルフ用コース。音楽担当は桜庭統。この作品のみ、プレー終了時に「GAME OVER」と表記されていた(後の作品では「お疲れ様でした。何かボタンを押してください」に置き換え)。
国内累計出荷本数は213万本[1]
みんなのGOLF 2
1999年7月29日発売(PS)・PocketStation対応
通常コース7コース ショートコース1コース
キャメロットを寿退社した村守がクラップハンズを創立し、この作品からクラップハンズの制作となる。スズキの登場もこの作品から。グリーンは全ホールとも平坦な代わりに、「芝目」の向きを読んでパッティングを行うことが特徴的だった。前作と比べ、英語表記が減っており、英語からカタカナに移行されたものが多い(例:FAIR WAY→フェアウェイ など)。この作品にはレギュラーティやバックティの概念はない。
国内累計出荷本数は149万本[1]
みんなのGOLF 3
2001年7月26日発売(PS2)
通常コース5コース ショートコース1コース
コース数は5(ショートコースを含め6)とシリーズ中最少だが、ハードの進化に伴い視聴覚面が強化された。この作品でグロリアが初登場。また音楽制作担当に大辻ゴンがこのシリーズから加わっている。みんごる段位システム、ショットポイントシステムもこの作品から登場。グリーンの傾斜制度も復活し、現行のみんなのGOLFのシステムを築いた。各キャラに声優がつき、しゃべるようになる。前作までと比べ、プレーヤーキャラの飛距離と、コースの距離のインフレが進んでいる。
国内累計出荷本数は139万本[1]
みんなのGOLF 4
2003年11月27日発売(PS2)
通常コース12コース ショートコース1コース パットゴルフコース2コース(各9H)
川奈ホテルG.C.富士桜C.C.の2コースが実名コースとしては初めて収録された。また、初代で好評だったパットゴルフを復活し(初代のものとはルールが違う)、2や3のキャラも一部復活した。前作の5コースもすべて収録し、ショートコースも含めば13コースあることになる。
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みんなのGOLF 5
2007年7月26日発売(PS3)
通常コース8コース(内ダウンロードコンテンツ2コース)
基本無料のオンラインプレイモード搭載。グラフィックが大幅にグレードアップしている。従来のパワーゲージ型のショット方法に加え、アナログ風操作の「本格ショット」を搭載。
2013年3月31日をもってオンラインサービスは終了した。
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みんなのGOLF 6
2011年12月17日発売(PS Vita)、2012年11月22日発売(PS3)
通常コース9コース(内ダウンロードコンテンツ3コース、PS3版においてはダウンロードコンテンツは1コース)
PlayStation Vita(PS Vita)本体と同時発売。「エクストラパワーショット」、「逆算型クラブ選択」など、PS Vitaの特性を最大限活用した操作方法が特徴。ショット方式はさらに3種類が追加され、全部で5種類になった。2012年に発売されるPS3版は、新モードの追加や難易度の調整が行われている。
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ポータブル

みんなのGOLF ポータブル
2004年12月12日発売(PSP)
通常コース6コース パットゴルフコース6コース(各9H)
本作品にはコカ・コーラとコラボレーションした特別版「みんなのGOLFポータブル コカ・コーラスペシャルエディション」(懸賞・非売品)が存在する。この作品はコカ・コーラのロゴ入りのPSPと共に2005年春に実施されたキャンペーンの懸賞で1300名に配られた。作品内ではゲーム中の服装やゴルフクラブ、背景の看板などがコカ・コーラやファンタに関連したものに変更されている。好評につき2005年11月にBest版、2010年12月に再Best版が発売された。
みんなのGOLF ポータブル2
2007年12月6日発売(PSP)
通常コース12コース ミニゲーム用コース9H
コース数は12とボリュームがあり、ポータブル1の6コースも収録されている。無線LAN機能(インフラストラクチャーモード)を使った通信マルチプレイが特徴の1つだったが、2011年12月にサービス終了したため利用できなくなった。

みんなのGOLF場

みんなのGOLF場シリーズ
Vol.1 2007年5月31日、Vol.2 2007年8月2日、Vol.3 2007年10月4日、Vol.4 2007年11月8日発売
実在のコースを多数収録した実用ツール。「Vol.1 千葉」、「Vol.2 茨城・北海道」、「Vol.3 栃木・群馬・埼玉・関東郊外」、「Vol.4 西日本」が発売されている。GPSレシーバーに対応しており、各ホールでのグリーンまでの残り距離と高低差、そして飛距離を正確に測定可能。自分の飛距離や球筋、クラブセットなどを登録した“マイキャラ”を作り、収録されているコースを「みんなのGOLF」シリーズのゲームシステムで回ることができるが、特殊ショットなどゲーム的要素は省かれている。

携帯電話アプリ

  • みんなのGOLF モバイル(auW55Tに体験版としてプリインストール)
  • みんなのGOLF モバイル2+
  • みんなのGOLF モバイル2 for SH(NTTドコモSH902i、SH902isにプリインストール)
  • みんなのGOLF モバイル2+ for SO(SO903iSO903iTVにプリインストール。16:9対応)
  • みんなのGOLF モバイル3(横画面、ネットワーク対戦)
  • みんなのGOLF SMART(アンドロイド、スマホ向け、横画面)NTTドコモ、スゴ得コンテンツ(2014.3.25~)

サービス終了

みんなのGOLF オンライン
2003年6月12日発売
PlayStation BB Unitによるオンラインプレイ専用ソフトだが、2005年10月31日をもってオンラインプレイサービスを終了した。

主なゲームモード

トーナメント(大会モード)

「1」~「4」までのメインモード。架空の大会に出場し、最終成績が上位ならポイントが入る。一定の値に達するごとに新コースが手に入る(4ではランクアップ試験が存在する)。「ポータブル1」以降は、チャレンジに内包される。

VS

「1」~「4」に収録。ライバルとマッチプレイで対決する。「1」~「3」では18Hのマッチプレイ。「4」以降は9Hのマッチプレイ。作品によっては特定のキャラに勝つとムービーが流れることもある。「ポータブル1」以降は、チャレンジに内包される。「2・3・4・6」では、特定の条件を満たすと、通常より手ごわい裏キャラと対決できる。このキャラは色違いやコスプレの衣装を着ていることが多い。

チャレンジ

「ポータブル1」以降のメインモードである。さまざまな大会を勝ち抜いて上位ランクを目指していく。ランクの最後にはVSキャラ(ライバル)がいる。作品ごとにルールが微妙に違う。「6」では難易度の高い条件をクリアすることで王冠が手に入り、これを集めると裏キャラとの対戦が解禁される。

ストローク

好きなコースを選択して回る。ベストスコアの更新が目標となるが、据え置き版の作品ではオフライン多人数対戦も可能。

トレーニング

好きなコースとホールを選び、気象条件などを設定し練習できる。打ち直しも可能。「1」「5」では練習場もある。

全国大会モード・オンライン

「オンライン」「3~6」に登場。インターネットに接続し、全国のプレーヤーとスコアを競うことができる。作品によってはスコアを申請する全国大会モードもある。

登場するキャラ

記号の解説
1…みんなのGOLF、2…みんなのGOLF2、3…みんなのGOLF3、ON…みんなのGOLF オンライン、4…みんなのGOLF4、P1…みんなのGOLFポータブル、5…みんなのGOLF5、P2…みんなのGOLFポータブル2、6…みんなのGOLF6
○:レギュラーキャラ ☆:有料追加キャラ ×:登場しない

なお、斜体で表記したのはゲストキャラ

操作キャラ

キャディー

  1. 1.0 1.1 1.2 GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、2013年2月28日閲覧。