朴ロ美

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朴 璐美(ぱく ろみ、テンプレート:Llang、本名同じ、1972年1月22日 - )は、日本声優女優歌手。国籍は韓国東京都江戸川区出身であるが、幼少時は地方を転々としていたという。演劇集団 円(円企画)所属。日本芸術専門学校特別講師。

代表作は『∀ガンダム』(ロラン・セアック)、『鋼の錬金術師』シリーズ(エドワード・エルリック)、『NANA』(大崎ナナ)など[1]テンプレート:VOICE Notice Hidden

経歴

和洋国府台女子中学校和洋国府台女子高等学校桐朋学園芸術短期大学演劇科卒業。韓国延世大学の韓国語学堂留学演劇集団 円(円企画)所属。第1回声優アワード主演女優賞受賞。

舞台を見に来ていた富野由悠季に声を掛けられて、テレビアニメ『ブレンパワード』にて、声優としてデビュー(これは後に制作されることとなる『∀ガンダム』で起用できるかを富野が判断するためでもあった[2])。アニメのみならず、洋画吹き替えでも活躍している。他にラジオパーソナリティーを務めたり、本業の舞台俳優としても活躍している。

東京国際アニメフェア2004」声優賞を受賞した。「第1回声優アワード」で、『NANA』の大崎ナナ役で主演女優賞を受賞した。

歌の仕事も行っており、「ボクたちにあるもの」でCDデビューした。

2012年には『あかぼし』で実写映画に初主演した。

人物・特色

父親は在日韓国人2世で、母親は韓国人である。特技は水泳ピアノ少林寺拳法韓国語

舞台でも声優でも、老若男女幅広い役を演じている。特に、『∀ガンダム』の主人公ロラン・セアックや『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック、『うえきの法則』の植木耕助のようなティーンエイジの少年役に起用される事が多い。本人は役柄が固定化されることをあまり快く思っておらず『デジモンアドベンチャー02』の一乗寺賢といったおとなしい役や、『ドラゴンドライブ』の大空レイジのような熱血キャラまで演じている。

尊敬する声優は『シャーマンキング』で共演した高山みなみ林原めぐみ。高山を父、林原を母であると公言している。声優の川上とも子は桐朋学園短大時代の同期生であり、川上が2011年6月に亡くなった際には自らのブログで彼女への思いを語り、また通夜にかけつけた[3]。声優の釘宮理恵とは『鋼の錬金術師』で共演して以来、姉妹のように仲良く、『学園アリス』や『BLEACH』、『ヘタリア』などでも共演している。友人の山口眞弓とは『ろみル? まゆみル?』という題で共同ブログを展開していた(朴が公式HPを開設した為2009年以降休止中)。

本人の名前にはJIS X 0208外の文字(「璐」の字:玉偏に「路」、JIS X 0213にはある)が使われている。自身の公式サイトでは「ぱくろみ」と書く事があり、媒体によっては「朴路美」や「朴王路美」とも書かれている場合がある。

喫煙者で、月刊「アニメディア」と『鋼の錬金術師』との連動企画「匠」にて喫煙する写真が掲載されていた。洋画の吹き替えではヒラリー・スワンククレア・デュヴァルルーシー・リューなどを持ち役としている。

侍戦隊シンケンジャー』では、敵幹部の薄皮太夫役で初めて特撮作品に出演した。また、太夫の声だけでなく、彼女の生前の姿である薄雪役としても顔出しで出演している。

エピソード

∀ガンダム』のロラン・セアックは朴自身の意思でオーディションした訳でなく、監督の富野由悠季が最初からロラン役として朴を呼んでいる。朴本人はキエル・ハイム/ディアナ・ソレル役としてオーディションにやってきた[4]が、いきなりロランの台詞も言うことになったので面食らったという。

重大な場面の前後に大怪我をしてしまうことで同業者の間では有名。 『∀ガンダム』の収録日の前日に交通事故に遭い、唇が腫れ左手首を骨折し、以前に負った右足の骨折も完治しない中、「何がなんでもいかなくちゃ」と言う意地からスタジオに入ると、スタッフ達から「何で来たんだ、帰れ」と追い返されたが、感極まり「声には全く問題ありません!」と号泣した(『PASH!』vol9にて語る)。その後同作品の監督、富野由悠季からその件に関して謝罪があったが、富野曰く「自分が作品を手がけると必ず毎回誰かに不幸が訪れるが、今回は何事もないなと思っていたらお前さんに全部不幸が降りかかってしまった」との事[5]

鋼の錬金術師』のファンイベントの際に高熱で喉がはれ上がりドクターストップがかかっても舞台に顔を出した。声を出すなと言われていたが、何度か声を出してしまい、共演者に叱られていた。

2008年左手の小指を粉砕骨折したことをラジオ『朴璐美・宮野真守のポケ声ファイト!』のオープニングで報告した。劇団の舞台の最終日に、腕の靭帯を切った事もある。ちなみにいずれの時も、山口眞弓が朴の家に泊り込んで“介護”した[6]

中学時代、「通学路の坂を登るのがキツかったから」ことが理由で登校拒否をした事がある。今より細身であったため、よく骨折をしていたという。ペットに犬を飼っている。犬種はカニンヘンダックスとチワワ。犬の魅力については「なんといってもお腹」と語っている(『BS熱中夜話』第6弾 第一夜 ワンだふるライフ編 2008年6月26日[7]より)。また、かつて愛犬がなかなかドッグフードを食べないので、食べさせようと見本に自分が食べてみた事がある。さらに、寝る時はいつも抱いて寝るという溺愛ぶりである。

いつも『ラ・マンチャの男』の「見果てぬ夢」に曲に励まされている。

自身に男性向けの萌えキャラ要素が無く、尚且つ似合わないと思っており、ラジオ『朴璐美・宮野真守のポケ声ファイト!』初期頃に宮野・スタッフ・リスナー間で「朴に萌えキャラ台詞を言わせよう」と企画され、毎週の様に言わされては拒否反応で暴れていた。胸が大きく、それにより肩が凝ることを悩みとしていて、ブラジャーをするのを嫌っている(『アニメ店長!子安・岩田のVOICEきゃらびぃ』より)。

2012年の5月27日にあった『ペルソナ4』のイベントにて、浪川大輔森久保祥太郎の陰謀により人生初のコスプレを披露している。

エドワード・エルリック

鋼の錬金術師』の主人公、エドワード・エルリックを演じる際、毎日カラオケに行ってわざと喉を潰したという。本人曰く「その方が、エドに合っていたから」と言っている。原作者である荒川弘から「エドは私の息子です。それを朴さんに託します」と言われた。また、本人もエドを「なかなか一言では言い表せないんですが、エドは養子というか養子を越えた息子のような、なんとも言えない存在です」と語っている[8]

2009年に再アニメ化された『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』では、他のキャラクターの声優たちが前作の2003年アニメから大きく入れ替わった中で、同じエドワード・エルリック役に引き続きキャスティングされた。音響監督である三間雅文に、同じく続行キャストであるアルフォンス・エルリック役の釘宮理恵と共に「(2003年アニメとは)エドとアルの成長ぶりも違うし、同じ道は辿らない。だからむしろ、今回の『FA』としっかり向き合いましょう」と演技指導をされた[9]

2009年アニメが始まった当初は、追加されたキャストたちを背負ってひっぱるような意識が強かったが、新しいキャラが増えていくにつれ「みんなに少しずつ荷物を分散していけるようになって。最後は支えてもらっていた」という[10]。最終話のアフレコの前日に、突発的に、人生で初めての一人旅に出て天河大弁財天社を訪れており、原作者の荒川弘にエドワード役としての思いのたけをメールに送り、返って来た返事に感激して号泣したという[10]。また、台本の中で、エドワードが列車に乗るシーンがあったことと関係しており「今更ながらエドもこんな気持ちで旅をしていたのかなと思いを深めました」と語っている[10]

エドワード役を通して得られたものが非常に大きいという。また、「(エドワード役は)私からいろんなものを持って行ったし、引きずり出したし、無理矢理こじあけられたし、土足でどかどかと入ってこられた。でもされたんじゃなくて、してくれたんだという気持ちにさせられた」とも語っている[10]

事業家

和韓定食屋カフェ・シーラカンスを新井薬師前駅にて開店するも、二年で閉店。2013年からは同所在地にて、声優育成私塾スタジオ カンブリアを開校。

出演作品

太字は主役・メインキャラクター

テレビアニメ

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

OVA

2002年

2003年

2004年

2006年

2007年

2009年

  • TOマリア

2011年

2012年

劇場アニメ

2001年

2002年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

Webアニメ

2006年

2009年

2014年

ゲーム

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

吹き替え

女優

洋画・海外ドラマ

海外アニメ

テレビドラマ

実写映画

実写

特撮

2009年

2010年

ラジオ

ラジオドラマ

ドラマCD

ラジオ・朗読CD

その他CD

舞台

  • 赤い鳥の居る風景
  • 花粉熱
  • 薔薇と海賊
  • 飛龍伝
  • フェードル(イストーヌ)
  • 彷徨列車(マドカ)
  • レティスとラベッジ(ミス・フレイマー)
  • 風流線(お龍)
  • 朗読劇「電車男」(電車男)
  • ワーニャ伯父さん(エレナ)
  • レインマン(スザンナ)
  • クイックドロウ(マイラ)
  • フェイドラの恋
  • オセロー
  • 喝采(ダブルキャスト)
  • 33の変奏曲(クララ・プラント)
  • Sound Theatre(新感覚・音楽朗読劇)Mermaid Blood(伽羅〜きゃら〜)

パチンコ・パチスロ

  • CR戦国双天絵巻〜華恋姫伝〜(濃姫)
  • CR武神烈伝(濃姫)
  • 極楽パロディウス(タコスケ)
  • 政宗(伊達政宗

CM

その他

ディスコグラフィ

本人名義

1st maxi single「ボクたちにあるもの」c/w「空の下 大地の上」
テレビアニメ『うえきの法則』4thエンディング主題歌
2006年1月25日 (avex mode)
1st full album「遠い記憶」
プロローグ (Instrumental)/呟き/箱女/扉の向こうへ/夜が明けたら/素直/瘡蓋/渡蝶/悲しくてやりきれない/遠い記憶/エピローグ (Instrumental)
2006年2月22日(アニプレックス
1st mini album「ぼくとキミと果てなき空」
空のかけら/ボクたちにあるもの/Garden/迷夢/心の窓/True Name[46]/ぼくとキミと果てなき空/空の下 大地の上/reprise〜bokutachiniarumono
2006年3月1日 (avex mode)
2nd maxi single「Naked Flower」c/w「don't console」
OVA『MURDER PRINCESS』エンディング主題歌
2007年2月28日 (avex mode)

※朴璐美×宮野真守

maxi single「Fight!」
オリジナルミニドラマを含む全9トラック収録
文化放送『朴璐美・宮野真守のポケ声ファイト!』テーマ曲
2007年6月13日 (vap)

※ワタナベフラワー with Project W

(朴璐美、関智一、松風雅也、鈴村健一、櫻井孝宏、宮野真守)
mini Album「That's WATANABEFLOWER SHOW Special!!」
2008年8月27日

ソロキャラクターソング

脚注

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外部リンク

テンプレート:ガンダムシリーズ主演声優
  1. Yahoo!人物名鑑によるプロフィールより 2011年2月7日閲覧
  2. 2007年9月放送の『アニメギガ』で富野がコメント
  3. ゴメンね 朴ロ美公式ブログ 2011年6月14日付
  4. ターンエーガンダム〈Vol.2〉ニュータイプ100%コレクション 角川書店より
  5. ラジオ腐りかけ!』第21回より
  6. ラジオ腐りかけ!』第5回および第42回より
  7. http://www.nhk.or.jp/nettyu/2008/inu/0626/index.html
  8. http://www.aniplex.co.jp/hagaren/special/interviews.html
  9. 書籍『TVアニメーション「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」 オフィシャルガイドブック 4』での三間のコメント。
  10. 10.0 10.1 10.2 10.3 書籍『TVアニメーション「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」 オフィシャルガイドブック 4』でのコメント。
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. テンプレート:Cite web
  24. テンプレート:Cite web
  25. 公式サイトのキャラクターを参照。2011年10月24日閲覧。
  26. 公式サイトのキャラクターを参照。2011年10月24日閲覧。
  27. 週刊ファミ通』2012年8月2・9日合併号。
  28. テンプレート:Cite web
  29. テンプレート:Cite web
  30. 電撃PlayStation』Vol.530 2012年11月8日号
  31. 週刊ファミ通』2012年7月12日号
  32. テンプレート:Cite web
  33. テンプレート:Cite web
  34. 週刊ファミ通』2012年10月4日号
  35. テンプレート:Cite web
  36. テンプレート:Cite web
  37. テンプレート:Cite journal
  38. テンプレート:Cite web
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  40. テンプレート:Cite journal
  41. テンプレート:Cite web
  42. テンプレート:Cite web
  43. テンプレート:Cite web
  44. 44.0 44.1 テンプレート:Cite web
  45. テンプレート:Cite web
  46. 作曲者の米倉千尋が自身のアルバム『Kaleidoscope』にてセルフカバーしている。