冬のソナタ
テンプレート:Infobox 『冬のソナタ』(ふゆのソナタ、キョウルヨンガ)は、2002年に大韓民国の公共放送である、KBSで放送されたテレビドラマ(韓国ドラマ)である。韓国KBSにて2002年1月 - 3月の毎週月曜と火曜の夜に放送されていた。
監督はユン・ソクホ。同監督の前作である『オータム・イン・マイ・ハート 〜秋の童話〜』と同様に、ロケ(屋外撮影)をふんだんに使用した作品として知られる。
日本では、2003年4月から9月まで、NHKのBS2で放送したところ、反響が大きかったため、2003年12月に再放送され[1]、さらに「地上波で放送してほしい」という、視聴者の要望により、2004年4月3日から8月21日までNHK総合テレビでも放送された。また、2004年12月20日から2004年12月30日まで、NHKBS2で未公開シーンも含まれた完全版が、日本語字幕版として放送。2004年度流行語大賞の上位にノミネートされた[2]。日本における韓流ブームの確立に多大な貢献をした。
目次
概要
ヒロインの女性チョン・ユジンが、学生時代に事故で死んだ恋人とそっくりなイ・ミニョンに出会い、彼と婚約者のキム・サンヒョクとの間で心を揺り動かす、せつなくも優しいラブストーリードラマ。
音楽が美しいこと、まるで絵画のように静謐で透明感溢れる自然の中でのシーン、「初恋の人」という多くの人が心に抱きつづけている普遍的なテーマ、初めはナイーブな恋が(決して一足飛びにではなく)一歩一歩、深い人間的慈愛へと育ってゆく心理的過程が全20回に渡り丁寧に描かれていること、などが好感をもって迎えられヒットした。
- ドラマのDVDの発売元はNHKソフトウェア、販売元は日本テレビの連結子会社バップである。
- テレビドラマは全20話であるが、その続編が本『冬ソナ最終章-その後のふたり』として出版されている。また空白の3年間とその後の2人の物語を『もうひとつの冬のソナタ チュンサンとユジンのそれから』として小説化。
- 2009年秋に全26話のテレビアニメが日韓合作で制作され[3]、日本と韓国で放送された。詳細は「#テレビアニメ」の項目を参照。
- D.C.II 〜ダ・カーポII〜アニメの第5話に、「冬のアナタ」と言う映画が出る。タイトルの字も同じ、キャラクターのイメージも同じ、ポスターのイメージも「冬のソナタ」と似ている。
名称
略して冬ソナと呼ばれる。なお朝鮮語原題の『겨울연가』を直訳すると『冬の恋歌』となるが、ソナタに恋歌という意味が存在するわけではない。NHK の説明によると、「恋歌」を「love song」と訳してしまうとニュアンスが異なってしまうので、韓国国外に輸出する際に変更されたのだという。英題も『Winter Sonata』[1]である。一方、台湾などでの題名は『冬季戀歌』と、直訳になっている。
ストーリー
※視聴率はKBS 2TV放送時のみ記述する。
話数 | サブタイトル | 放送日 | 視聴率 | |
---|---|---|---|---|
NHK総合 | KBS 2TV | |||
第テンプレート:01話 | 出会い | 2004年4月3日放送 | 2002年1月14日放送 | 16.3% |
第テンプレート:02話 | はかない恋 | 2004年4月10日放送 | 2002年1月15日放送 | 16.6% |
第テンプレート:03話 | 運命の人 | 2004年4月17日放送 | 2002年1月21日放送 | 19.2% |
第テンプレート:04話 | 忘れえぬ恋 | 2004年4月24日放送 | 2002年1月22日放送 | 21.5% |
第テンプレート:05話 | 罠 | 2004年5月1日放送 | 2002年1月28日放送 | 21.2% |
第テンプレート:06話 | 忘却 | 2004年5月8日放送 | 2002年1月29日放送 | 24.1% |
第テンプレート:07話 | 冬の嵐 | 2004年5月15日放送 | 2002年2月4日放送 | 27.2% |
第テンプレート:08話 | 疑惑 | 2004年5月29日放送 | 2002年2月5日放送 | 26.3% |
第テンプレート:09話 | 揺れる心 | 2004年6月5日放送 | 2002年2月11日放送 | 17.8% |
第10話 | 決断 | 2004年6月12日放送 | 2002年2月12日放送 | 16.7% |
第11話 | 偽り | 2004年6月19日放送 | 2002年2月18日放送 | 26.4% |
第12話 | 10年前の真実 | 2004年6月26日放送 | 2002年2月19日放送 | 27.0% |
第13話 | 追憶 | 2004年7月3日放送 | 2002年2月25日放送 | 27.6% |
第14話 | 二度目の事故 | 2004年7月10日放送 | 2002年2月26日放送 | 28.8% |
第15話 | 過去への旅路 | 2004年7月17日放送 | 2002年3月4日放送 | 26.4% |
第16話 | 父の影 | 2004年7月24日放送 | 2002年3月5日放送 | 26.4% |
第17話 | 障害 | 2004年7月31日放送 | 2002年3月11日放送 | 23.3% |
第18話 | 運命のいたずら | 2004年8月7日放送 | 2002年3月12日放送 | 22.4% |
第19話 | 父と子 | 2004年8月15日放送 2004年8月16日再放送 |
2002年3月18日放送 | 23.7% |
最終話 | 冬の終わり | 2004年8月21日放送 | 2002年3月19日放送 | 24.5% |
平均視聴率23.1% |
※第8話「疑惑」は、2004年5月22日に放送予定だったが小泉総理北朝鮮訪問関連特番で1週延期された。この件でNHK に約3000件の問い合わせが殺到。これをうけNHK 側は当初のアテネ五輪期間中は当番組を放送しないという予定を変更、視聴者の意見に考慮し8月14日分(第19話「父と子」)を放送する。この第19話はアテネ五輪放送の関係で通常の土曜23:10 - ではなく、翌15日の午前2:00から放送されたため、またも多くのファンから要望がなされ、結局、翌々日の16日13:05 - に再放送された。
登場人物
- カン・ジュンサン(姜俊尙):ペ・ヨンジュン(萩原聖人)
- どこか影のある転校生で人づきあいが苦手。ユジン達と同じ放送部に所属することに。ピアノで「初めて」という曲を弾くのが上手。
- イ・ミニョン(李珉炯):ペ・ヨンジュン(萩原聖人)
- アメリカ育ちで明るく社交的。新進気鋭の建築デザイナー。
- チョン・ユジン(鄭惟珍):チェ・ジウ(田中美里)
- 放送部に所属。遅刻魔。同じく遅刻をしてきた転校生のカン・ジュンサンに惹かれる。卒業後、同僚とともに建築デザイン会社を設立。酒は全く飲めない。優しく純粋な性格。
- キム・サンヒョク(金相奕):パク・ヨンハ(猪野学)
- ユジンの幼なじみ。卒業して10年後、ラジオ局のプロデューサーとなりユジンと婚約する。ジュンサン、ミニョンにライバル心を燃やす。性格は温厚で誠実。
- オ・チェリン(吳彩琳):パク・ソルミ:(林真里花)
- ユジンらの同級生で、卒業後はブティックのオーナーとなる。ミニョンとはフランスで出会い恋人同士となる。美貌が自慢で勝気な性格。
その他
- コン・ジンスク(孔珍淑):イ・ヘウン(片岡身江)
- ユジンらの高校の同級生。ソウルでユジンのアパートに居候し、チェリンのブティックで働く。クォン・ヨングクに思いを寄せる。
- クォン・ヨングク(權勇國):リュ・スンス(小森創介)
- ユジンらの高校の同級生。明るい性格で洞察力に優れる。サンヒョクの友人で、獣医師。
- キム・ヒョクス:クォン・へヒョ(大滝寛)
- ミニョンが代表理事を務める会社の次長。
- イ・ジョンア:パク・ヒョンスク(石塚理恵)
- ユジンの勤める会社の先輩。頼れるお姉さん的な存在。
- カン・ミヒ:ソン・オクスク(小野洋子)
- チュンサンの母親。世界的ピアニスト。息子を愛するゆえの行動が悲劇を生んでしまう。
- キム・ジヌ:チョン・ドンファン(佐々木勝彦)
- サンヒョクの父親。大学教授。カン・ミヒに片想いの過去あり。
- パク・チヨン:イ・ヒョチュン(野村須磨子)
- サンヒョクの母親。ユジンを気に入らず、最後まで結婚に反対する。
- チョン・ヒョンス:ハ・ジェヨン(写真のみの出演)
- ユジンの父親。故人。チュンサンの母親であるカン・ミヒの元婚約者。
- イ・ギョンヒ:キム・ヘスク(増子倭文江)
- ユジンの母親。
- チョン・ヒジン:ハ・ジヘ(幼少時:ハン・ジヘ)
- ユジンの10歳下の妹。高校生。
- キム:チャン・ハンソン
- 土木作業員。
- ユ・ヨル:本人役(堀内賢雄)
- ラジオのDJでサンヒョクの先輩。
- パク・チョンオ:チョン・ウォンジュン
- ユジンらの担任教師。
- ハン・スンリョン:ソン・ジョンボム(桐本琢也)
- ユジンの同僚。
- 高校教務:イ・キョンウォン
- サンヒョクにチュンサンについての資料を渡す。
- アン:メン・ホリム
- 精神科医。ミヒの主治医。
音楽
- 主題歌:「最初から今まで」。作曲 O Suk Joon, ユ・ヘジュン、歌 Ryu(日本語吹替版はやしきたかじんが担当、中国語版は張信哲が担当、名前は「從開始到現在」)。
- 挿入歌:「My Memory」。作曲 Park Jeong Won、歌 Ryu(日本語版はやしきたかじん、中国語版は張信哲)。
BGMには主にピアノ曲が選ばれ、作曲家は複数でありながら統一感がある。 - イ・ジス作曲「初めて」「今でも」
- Park Jeong Won作曲「始まり」「記憶の中へ」「恋人」「あなただけが」
- ベートーベン作曲「テンペスト」(ピアノソナタ第17番)第3楽章の冒頭部
- ロベルト・シューマン作曲「子供の情景」のNo.7「トロイメライ(夢)」(劇中、高校生を演ずる主役二人が音楽室で演奏)
- 韓国オリジナル版では、「白い恋人たち」(フランシス・レイ作曲)、ミッシェル・ポルナレフの「愛のコレクション」、ABBAの「ダンシング・クイーン」を始めとする欧米のポピュラー音楽が多用されているが、日本では著作権法上使用できず、ユン・ソクホ監督自らが韓国の楽曲に差し替えた。2004年12月放映の完全版でも差し替えが行なわれている。
記録・評価
記録
- ヒット商品2位
- ペ・ヨンジュンが、2004年上半期「ヒット商品」2位[4]。
- 小説の発行部数
- 2004年7月現在、小説『冬のソナタ』の日本での発行部数は、上・下巻計で122万部[5]。
- メディア売り上げ
- ビデオ・DVD・書籍の2003年 - 2004年度の売上は90億円[6]、NHKの副次収入は6億円[6]。
- 地上波の視聴率
- 日本での地上波放映の最終回の視聴率は関東で20.6%、関西23.8%(ビデオリサーチ社発表による)と夜11時台のドラマとしては、驚異的な数字をたたき出した。
批評
小説家・文芸評論家の笠井潔によると、韓国では日本よりも自由恋愛の障壁となる父権や性的規範の拘束力が強く、韓国ドラマはそういった前近代的な社会的障壁を利用してメロドラマとしての強度を保っている場合が多いが、本作の場合はそれらの障壁をもたらす社会領域の描写が徹底的に排除されており、その代替として、事故・記憶喪失といった障壁が用意されているという。そして、社会領域の描写抜きに純愛を虚構的に捏造するという意味で、日本のマンガ・アニメオタクカルチャーにおいて1990年代後半から2000年代初頭にかけてムーブメントをおこしたセカイ系作品に通ずるものがあるとしている[7]。
備考
- ジュンサンの発音
- カン・ジュンサンの名前は「チュンサン」と表記されることもあるが、朝鮮語では発音の清濁が日本語と異なるのが原因である。朝鮮語には語頭では濁らないが語中では濁る発音があり、名前だけで呼ぶときは「チュンサン」のように語頭にあるために濁らずに発音されるが、フルネームで呼ぶ場合は「カンジュンサン」のように語中にあるために濁って発音される。ハングルではどちらの発音も同一の文字で表記されるが、カタカナで表記するときに姓の有無で清濁の表記を使い分けることを避けるため、片方に表記を統一することもあるのでどちらを使っても間違いではない。NHKエンタープライズの説明 、「キーワードで解く『冬ソナ』」の説明
- 撮影スケジュール
- 『冬のソナタ』の撮影は時間ギリギリのハードな撮影で、朝方や昼間撮影したシーンを急いで編集しその日の夜に放送する(いわゆる「撮って出し」)という傾向が多々あったという。
- ヒロインの性格
- ヒロインのユジンは古いタイプの女性で、やや優柔不断に見え、韓国の一部の若い視聴者には不評だったが、日本では、けなげで純粋であるとして中高年層に支持された。
- 北海道ロケの中止
- ユン・ソクホ監督によると、冬のソナタは、当初は北海道をロケ地とする予定であったが、時間の関係で撮影を行うことができなかったという。
- 日本語の誤訳
- 日本語吹き替えの誤訳が少なからず指摘されているが、のちに放映された完全版の字幕は一部修正にとどまり、全面改訂は果たされなかった。
- オリジナルは全26話?
- キム・サンヒョク役のパク・ヨンハが来日し、テレビ番組(TBSテレビ『うたばん』)に出演した際に『冬のソナタ』は日本版は全20話だが韓国のオリジナル版は全26話あると言っていたが、これは後日間違いである事が判明した。
- 主人公の違い
- 韓国オリジナル版のクレジットはペ・ヨンジュンがトップだが、日本版ではNHKが独自にチョン・ユジンを主人公と判断してチェ・ジウを先頭に据えた。KBSの了解を得ているとは言え、ストーリーを無視した強引な書き換えに対して、視聴者から疑問が呈されている。
- オリジナルからのカット
- 日本版は1時間枠だが、韓国では70分枠で放送されたため、多少のシーンが削られている。NHKバージョン(実質60分)より民放バージョン(実質53分)のほうがよりカットされるシーンが多い。
- 日韓共同訪問年広報大使
- 2004年7月22日、日韓共同訪問年広報大使に任命されたチェ・ジウが首相官邸を訪問。冬ソナファンを自認する小泉純一郎首相は「おー、冬のソナタ、鼻の下が長くなっちゃう」と歓迎の意を示している。
- 冬ソナの大ファン
- 安倍晋三の首相就任によりファーストレディとなった安倍昭恵は冬ソナの大ファンで、これをきっかけに朝鮮語を習い始めたと報じられている。
- 劇場公開
- 2007年7月10日から9月11日まで東京の六本木ヒルズのTOHOシネマズ六本木ヒルズで劇場公開された。完全版を毎週2話ずつ4スクリーンで上映。
- ノーカット版のDVD-BOX
- 2010年3月にソニー・ピクチャーズエンタテインメントからノーカット版のDVD-BOXが発売予定だったが、劇中の音楽の権利関係の問題で発売延期に。同年3月26日の朝日新聞朝刊に発売延期のお詫びと音楽の権利者の情報提供を求める全面広告の掲載を経て、8月20日に同じく朝日新聞朝刊にて「KBSノーカット完全版」のタイトルで11月24日に発売される全面広告が掲載された。
- CRぱちんこ冬のソナタ
- 2006年、日本のパチンコメーカー、京楽産業.より「CRぱちんこ冬のソナタ」がリリースされた。
- 2008年初頭より「CRぱちんこ冬のソナタ2」のテレビCMが放映され、実機の導入が同年4月上旬に日本全国で開始された。連荘するごとに第1話から2話、3話とダイジェスト版が観賞でき、これにより冬ソナブームが再燃している。
- フォード・エクスプローラーに関する問い合わせ
- 2004年頃、白のエクスプローラーに関する問い合わせが急増したと各フォードディーラーから報告されていた時期があった。フォード側はこの現象について、エクスプローラーが本作でイ・ミニョンの愛車として登場したことが発端ではないかと見ている。[8]
民放での放送
2007年1月からは、日本の民放テレビ局でも「冬のソナタ」が放送されている。傾向としては、ドラマ再放送枠での放送が多い。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | TBSテレビ(TBS) | 2007年1月9日 - 2月5日月から金9:55 - 10:50 | 「奥さま劇場」 |
近畿広域圏 | 朝日放送(ABC) | 1月13日 - 6月9日毎週土曜日10:25 - 11:20 | |
中京広域圏 | 中部日本放送(CBC) | 1月9日 - 平日午前 | |
北海道 | 北海道放送(HBC) | 1月6日 - 土曜日午後 | |
福岡県 | 福岡放送(FBS) | 1月8日 - 平日午前 | |
長野県 | 信越放送(SBC) | 1月26日 - 平日15:00 - 15:53 | |
富山県 | チューリップテレビ(TUT) | 1月頃 - 平日9:55 - 10:50 | |
石川県 | 北陸放送(MRO) | 1月31日 - 3月下旬水・木・金9:55 - 10:50 | |
広島県 | テレビ新広島(TSS) | 1月18日 - 平日14:05 - 15:00 | |
岡山県・香川県 | 瀬戸内海放送(KSB) | 1月31日 - 平日13:55 - 14:50 | |
山口県 | テレビ山口(tys) | 1月22日 - 平日15:00 - 15:54 | 月曜日のみ14:55 - |
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | 4月2日 - 9月1日土曜日9:30 - 10:25 | |
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | 4月7日 - 土曜日10:50 - 11:45 | |
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | 1月6日 - 土曜日午後 | |
BSデジタル | BS-i | 4月6日 - 8月17日毎週金曜日22:00 - 22:54 | 8月24日の同時刻に「冬のソナタ総集編」 |
BSデジタル | BS-i | 10月31日 - 2008年3月19日毎週水曜日22:00 - 22:54 | 再放送 2008年3月26日の同時刻に「冬のソナタ総集編」(再放送) |
関東広域圏 | テレビ東京(TX) | 2008年3月31日 -6月16日 毎週月・火曜日12:30 - 13:25 |
「ランチチャンネル」枠で放送 (4月29日・5月5日・6日は祝日と重なるため休止) 2006・2007年度に放送したTBS・BS-iから放映権移動 |
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | 2008年5月28日 - 毎週月 - 金曜 9:55 - 10:50 |
「MBSドラマの森」枠で再放送 2007年度に放送したABCから放映権移動</br>これに合わせ、2005年に製作されたらいよんチャンのCM(らいよんチャンがぺ・ヨンジュンに扮した「らいよんさま」ヴァージョン)の放送が再開している。 |
読売テレビ(ytv) | 2010年1月5日 - 2月10日 月・火・水・金 15:50 - 16:48 |
2008年に放送したMBSから放映権移動 1月11日・13日は休止 |
日本語字幕版
2008年4月からは、日本語字幕版の放送も行われる。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
岐阜県 | 岐阜放送(GBS・ぎふチャン) | 2008年4月1日 - 火曜日20:00 - 20:54 | |
石川県 | テレビ金沢(KTK) | 2008年4月2日 - 5月15日 水・木・金曜日9:55 - 10:50 | 2007年に放送したMROから放映権移動 |
高知県 | テレビ高知 | 2010年 月 日- 月 日 月から木14:00 - 14:55 |
新編集版
2012年7月からは音楽の一部をオリジナルの韓国バージョンに戻し、なおかつこれまで地上波放送ではカットされていた部分も放送される新編集版(全25話)が放送された。日本語字幕版と異なり、日本語・朝鮮語のデュアルステレオ放送となる。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京(TX) | 2012年7月3日 - 8月7日 毎週月 - 金曜 8:25 - 9:21 |
「韓流プレミア」枠で放送 |
近畿広域圏 | テレビ大阪(TVO) | 2012年8月28日 - 10月2日 毎週月 - 金曜 9:00 - 9:56 |
「アジアドラマタイム 第二部」枠で放送 |
北海道 | テレビ北海道(TVh) | 2012年11月14日 - 12月18日 毎週月 - 金曜 8:30 - 9:25 |
「朝のドラマ通り」枠で放送 |
愛知県 | テレビ愛知(TVA) | 2012年11月23日 - 12月27日 毎週月 - 金曜 8:05 - 9:00 |
「韓ドラW第1部」枠で放送 |
福岡県 | TVQ九州放送(TVQ) | 2013年1月10日 - 2月13日 毎週月 - 金曜 8:00 - 8:57 |
「朝のドラマシリーズ」枠で放送 |
千葉県 | 千葉テレビ放送(CTC) | 2013年3月3日 - 9月8日 毎週日曜 13:00 - 14:00 |
|
BSデジタル | ワールド・ハイビジョン・チャンネル (TwellV) |
2013年9月2日 - 10月4日 (予定) 毎週月 - 金曜 16:00 - 17:00 |
「韓流💛12」枠で放送 |
香川県・岡山県 | テレビせとうち(TSC) | 2013年10月2日 - 11月6日 毎週月-金曜 11:30 - 12:30 |
ドラマセレクション枠での放送 |
テレビアニメ
『アニメ 冬のソナタ』(겨울연가、Winter Sonata)は、韓国および日本で放送されたアニメ作品。全26話。日本では2009年10月17日から2010年5月1日までDATV750ch、スカパー!チャンネルHD190、スカパー!チャンネルHD800で日本語字幕版を放送。ドラマでは語られなかったオリジナルエピソードも盛り込まれ、最終話ラストの結婚式シーンでは新たに撮影された主人公ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの実写パートも挿入された。2013年3月5日から3月30日にTBSでも放送。
2010年03月11日午後3時頃、実写パートの撮影途中に記念撮影用の足場が強風でひっくり返り、見学ツアー参加客1505人のうち日本人女性28人と韓国人男性3人が怪我をする事故が起こり、うち1人が頭を打つ重傷となった[9]。
声の出演
- チュンサン / ミニョン - ペ・ヨンジュン(萩原聖人)
- ユジン - チェ・ジウ(田中美里)
- ヨングク - リュ・スンス(小松史法)
- サンヒョク - カン・ヨファン(堀江一眞)
- チェリン - イ・セナ(木下紗華)
- ジンスク - ソン・ジョンヒ(津村まこと)
- ジヌ - ペ・ハンソン
- ミヒ - ソ・ヘジョン
- ギョンヒ - ユン・ソラ
- ヒジン - イ・スヒョン
- カガメル - イ・ジャンウォン
- ゴリラ - イ・ジャンウォン
- ジヨン - チェ・ソンウ
- ジョンア - ミンジ
- スンリョン - パク・ヨンジェ
- キム次長 - キム・チャン
- アン博士 - キム・ギュシク
- ジェイン - ソヨン
- キム室長 - チョ・ギュンジュン
- DJ - パク・ヨンジェ
- クロード - イム・チェホン
- アンヌ - ソ・ヘジョン
- ルイ - ナム・ドヒョン
- 女子修道院長 - ユン・ソラ
- マルガリータ - ソン・ジョンヒ
- チャン - ホン・ソンミン
- カタリーナ - ソン・ジョンヒ
- マリアンヌ - ソン・ジョンヒ
- ヒョンス - キム・チャン
スタッフ
- 企画・制作・協力 - ユンスカラー株式会社
- ドラマ原作者・演出 - ユン・ソクホ
- 脚本 - キム・ウニ、ユン・ウンギョン
- ストーリーテラー - オ・スヨン
- アニメ「冬のソナタ」製作委員会
- エグゼクティブプロデューサー - ペ・ソンウン
- 製作総指揮 - 加藤栄芳
- プロデューサー - 北越基紀
- アシスタントプロデューサー - チョン・ジハ
- ゼネラル・プロダクション・ディレクター - 堀貴久恵
- 日本語版制作スタッフ
- 日本語字幕制作 - 西ヶ原字幕社
- 技術協力 - アルジー
- 製作協力 - ユー・ブイ・エヌ
- プロデューサー - 角猛
- キャラクター原案 - 中山大輔
- キャラクターデザイン - 中山正恵
- アニメーション制作 - REALTHING / STUDIO COMET(0話)
- 総監督 - アン・ジェフン、ハン・ヘジン(第0-5話)
- 助監督 - ペ・ギヨン、チェ・インスン
- 美術監督 - ハン・ヘジン
- キャラクターデザイン・小道具デザイン・背景デザイン・色彩設計 - Meditation with Penicil
- 音楽監督 - ユ・ヘジュン
- オープング・アニメーション制作 - REALTHING
- 監督・撮影監督 - 伊藤真由
- 絵コンテ - 中山大輔
- 作画監督 - 中山正恵
- エンディング・アニメーション制作 - テレコム・アニメーションフィルム
- 演出 - 矢野雄一郎
- 作画監督 - 末永宏一
主題歌
- オープニングテーマ曲『最初から今まで』 - RYU(ZAIN RECORDS)
- エンディングテーマ曲『いつでもただ君を』[10] - イ・セジュン
- 挿入歌『Believe you』 - Yoonji(1-12話)
- 挿入歌『ソナタ(恋歌)』 - カン・ヨファン(8-12,14-16,20話)
- 挿入歌『届かない想い』 - カン・ヨファン(13-14,17,23話)
- 挿入歌『逢いたい』 - ユ・ヘジュン(21話)
- 挿入歌『君と永遠に』 - シン・ミンチョル(From T-MAX)(24,26話)
実写シーン(第26話)
キャスト(第26話)
- チュンサン - ペ・ヨンジュン
- ユジン - チェ・ジウ
- サンヒョク - カン・ヨファン
- ヨングク - リュ・スンス
- ジンスク - ソン・ジョンヒ
スタッフ(第26話)
- 監督 - チャン
- 選出部 - パク・ミョンギュ、ノ・ギュヨブ、パク・チョルフイ、キム・ミンソン
- 制作部 - イ・ピョンジュン、チュ・チョルミン、キム・ドンヒョン、キム・デウク、ソン・ソンウォン、ユ・ジナ、パク・ソニョン、イ・ヨンソン
- 現場編集 - チョン・ハンナ
- 撮影監督 - チェ・サンホ
- 撮影 - チャ・テッキュン、キム・サンウ、アン・ヒョミン、イ・ジュフン、ムン・ソンジン
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | コンテ | (総作画監督) 作画監督 |
初回放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第0話 | エピソード・ゼロ | 吉村元希 | 福井俊介 | 三沢伸 | 一川孝久 | [11] |
第1話 | 白黒写真 | キム・ヒョンワン ホ・ソンヘ |
キム・ミンソン イ・ジョンヒョン |
チェ・インスン ヘペ・ギヨン |
イ・ブヒ チョ・ヨンレ イ・ジェハン |
2009年 10月17日 |
第2話 | 影の国 | 大畑晃一 チェ・インスン ペ・ギヨン |
イ・ブヒ チェ・ジョンギ イ・ジョンヒョン |
10月24日 | ||
第3話 | 初めて | キム・デフン | 大畑晃一 オ・ジョンホ |
イ・ジェハン ハン・ジョイン 森友宏樹 |
10月31日 | |
第4話 | 守れない約束 | バク・ピョンサン | 名村英敏 チェ・スミョン |
イ・ジウン ナ・ギチョル |
11月7日 | |
第5話 | あなたを見たのは、夢だったのかな | キム・ヒョンワン | キム・ギナム | 金崎貴臣 オ・ジョンホ |
(イ・ジウン) イ・ブヒ キム・サン イ・ソンジン イ・ジョンジョン |
11月14日 |
第6話 | あなたに逢いたくて | オ・ギュヨル ソン・ギリョン |
森友宏樹 チェ・ジョングク |
(イ・ジウン) ソン・ギリョン |
11月21日 | |
第7話 | 彼女を思いだせない男 | ソ・ソンジョン | 名村英敏 チェ・スミョン |
イ・ジウン ホ・スンギ |
11月28日 | |
第8話 | 嘘 | キム・デフン | ソン・ペギィブ オ・ジョンホ |
イ・ジウン ハン・ジョンイ |
12月5日 | |
第9話 | 失われた時間の中の僕 | キム・ヒョンワン オ・ナムギョン |
森友宏樹 | 原和裕 オ・ジョンホ |
イ・ジウン 空流辺広子 |
12月12日 |
第10話 | 失われた時間の中の僕 II | ギム・ギナム | 金﨑貴臣 オ・ジョンホ |
イ・ジウン キム・サン イ・ソンジン |
12月19日 | |
第11話 | 初恋がもう一度私を呼んだら | バク・ピョンサン | 森友宏樹 オ・ジョンホ |
イ・ジウン クォン・ウンギョン |
12月26日 | |
第12話 | 十年待ち続けた恋 | ソ・ソンジョン | 名村英敏 アン・スンヒ |
イ・ジウン リュ・セヒョン |
2010年 1月9日 | |
第13話 | からっぽの名前 | ギム・ギナム | 金崎貴臣 クォン・ヨンサン |
イ・ジウン パク・ジョンジュン イ・ジェウク |
1月16日 | |
第14話 | ポラリス | キム・デフン | 森友宏樹 アン・スンヒ |
イ・ジウン ハン・ジョンイ |
1月23日 | |
第15話 | 最後の記憶のかけら | 森友宏樹 | 清水聡 オ・ジョンホ |
イ・ジウン 空流辺広子 ホ・スンギ |
1月30日 | |
第16話 | 最後の記憶のかけら II | ホ・ジョン | シン・ミンソブ | イ・ジウン シン・ミンソブ イ・ジェウク |
2月13日 | |
第17話 | ふたりの初めての海 そして最後の海 | バク・ピョンサン | オ・ジョンホ | イ・ジウン クォン・ウンギョン |
2月20日 | |
第18話 | 冬が過ぎればすべて消える | イ・ジョンジョン | アン・スンヒ | イ・ジウン ユン・ジョンヘ ホ・ギドン |
2月27日 | |
第19話 | As Tears Go By 〜涙あふれて〜 | ソ・ソンジョン | オ・ジョンホ | イ・ジウン リュ・セヒョン |
3月6日 | |
第20話 | 不可能な家 | キム・ドンナム | チョ・ヨングァン ホ・ジョンス |
ホ・スンギ イ・ジウン |
3月13日 | |
第21話 | 新たな旅立ち | 森友宏樹 | チェ・ミンチョル | ハン・ジョンイ | 3月21日 | |
第22話 | 初恋 | ギム・ギナム | アン・スンヒ | ギム・ギナム イ・ソンジン |
3月28日 | |
第23話 | 初恋 II | バク・ピョンサン | オ・ジョンホ | クォン・ウンギョン | 4月10日 | |
第24話 | A Winter Shade of Pale 〜青い影〜 | ソ・ソンジョン | チョ・ヨングァン ホ・ジョンス |
イ・ジウン リュ・セヒョン |
4月17日 | |
第25話 | 最初から今まで | 森友宏樹 | オ・ジョンホ | イ・ジウン ホ・スンギ ハン・ジョンイ |
4月24日 | |
第26話 | Hidden Track 〜永遠の愛〜 | ソ・ソンジョン | アン・スンヒ | イ・ジウン リュ・セヒョン |
5月1日 |
漫画
コミック版もある。
1 | ISBN 4776713292 | 発売日:2004/7/8 |
2 | ISBN 4776713306 | 発売日:2004/7/8 |
3 | ISBN 4776713314 | 発売日:2004/8/20 |
4 | ISBN 4776714167 | 発売日:2004/10/20 |
5 | ISBN 4776714493 | 発売日:2004/12/20 |
6 | ISBN 4776715554 | 発売日:2005/3/1 |
7 | ISBN 4776715848 | 発売日:2005/4/28 |
8 | ISBN 4776716550 | 発売日:2005/6/30 |
脚注
関連項目
外部リンク
- 『冬のソナタ』番組公式サイト - 韓国KBSテンプレート:Kr icon
- 『冬のソナタ』ドラマロケ地 | ソウル市観光オフィシャルサイトテンプレート:Ja icon
- 冬のソナタ(Terebi.jp) - AISC社運営サイト
- 冬のソナタ(2005年4月に閉鎖された日本のNHKによる公式サイトの保存キャッシュ)
- 冬恋歌(冬のソナタ) (innolife.net)
- 冬のソナタ TVアニメ版公式サイト
- ↑ 冬ソナ「ヨン様」の初訪日に5000人がお出迎え、Chosunonline、2004年4月4日、2008年8月24日閲覧。
- ↑ 「冬ソナ」、日本の「2004 流行語大賞」トップテン入り、Innolife 、2004年12月2日、2008年8月24日閲覧。
- ↑ 冬ソナのアニメ化が決定、オリコン 、2008年3月18日、2008年8月24日閲覧。
- ↑ 日本経済新聞、2004年6月17日掲載
- ↑ 嵩高紙(かさだかし)、2005年3月1日、野村総合研究所。
- ↑ 6.0 6.1 「NHK 公共放送のゆくえ・16 「だんご3兄弟」の教訓」『朝日新聞』2008年6月23日付夕刊、朝日新聞東京本社、2頁。
- ↑ 笠井潔 『人間の消失・小説の変貌』 東京創元社、2009年、99-104頁。ISBN 978-4488015275。
- ↑ 『冬のソナタ』効果、白のエクスプローラーに大ヒットの予感(Response、2004年7月23日)
- ↑ アニメ版「冬のソナタ」実写撮影で突風でひな壇が倒れ、日本人女性観光客32人がけが財経新聞 2010年3月11日
- ↑ 1,2話は『ただ君だけを』の曲名で誤記載。
- ↑ DVD『メイキング・オブ・アニメ「冬のソナタ」 〜再び始まる物語〜』に収録。