あしたのジョー
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『あしたのジョー』 は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画による日本の漫画作品。
講談社の『週刊少年マガジン』に、1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は1967年(昭和42年)12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載された。
目次
概要
ボクシングをテーマにした日本マンガ史に残る傑作マンガである。週刊少年マガジン連載中から社会的反響は大きく、ジョーのライバルである力石徹が死んだ時には東由多加によって実際に葬儀が行われ、よど号ハイジャック事件では、ハイジャック犯が「われわれは明日のジョーである」(原文ママ)と声明を残している。また辰吉丈一郎をはじめ現実のボクシング界にも大きな影響を与えた。これら社会的反響の大きさから、「戦後最大のヒットマンガ」の1つに数えられ、劇画路線にシフトした昭和40年代の週刊少年マガジンを巨人の星とともに支えた。本作以降のボクシングマンガは、すべて本作の影響下にあると言える。
タイトルは原作者が井上靖の「あした来る人」を読んでいて、そこからひらめいたものである。
累計発行部数は2000万部[1]。
あらすじ
東京・山谷のドヤ街に、ふらりと一人の少年が現われた。矢吹丈(ジョー)と名乗るその少年に一方的にたたきのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、ジョーと地元暴力団・鬼姫会の連中との乱闘から天性のボクシングセンスを見いだし、一流のボクサーに仕立て上げようと口説き始める。しかしジョーは、自分に向けられる段平の情熱を利用し、小遣いをもらってはドヤ街の子供たちを引き連れて乱行を繰り広げた揚げ句犯罪にも手を染め、警察に逮捕されて鑑別所へと送られてしまった。
そんなジョー宛てに段平から「あしたのために」の書き出しで始まるはがきが届いた。その内容は、左ジャブの打ち方から始まるボクシング技術の講義であった。時間と体力を持て余していたジョーは、そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになり、やがて自分のパンチの切れが今までと比べ物にならないほど向上してゆくのを実感する。
鑑別所から西と共に野菊島の東光特等少年院へ移されたジョーは、豚小屋掃除の際に、西の提案で豚たちを暴れさせ脱走を試みた。しかし、ライバル・力石徹にそのジャマをされてコテンパンに叩きのめされた。その後、小馬鹿にしていた青山とのボクシング対戦で防御法を身に着けたものの、宿命の対決が実現されないまま力石は先に院を出た。遅れてジョーはなんとかライセンスを取り、強引な手腕でウルフ金串との対戦を実現させて、階級の差をも乗り越えて力石との対戦をも実現させた。減量による力石の変わり様は見られたものではなく、しかしそれでもジョーは敗れてしまった。そして、その対戦直後、力石は死んでしまった。
ボクシングに対する苦悩の末、強敵カーロスとのスパーリングで顔面を打てないという後遺症を乗り越えて、本格的にボクシングの道へと足を踏み入れることとなったジョーは、金竜飛やハリマオとの対戦を経て遂に、世界チャンピオンの座を賭け最強のボクサー・ホセとの闘いに挑んだ。しかし、パンチドランカーに冒されていたジョーは、善戦むなしく判定負けを喫し敗れ去る。ジョーは試合後グローブを葉子に渡した。灰のように真っ白に燃え尽きたジョー。しかし、その顔には満足げな微笑みがあった。
登場人物
テレビアニメ
あしたのジョー
1970年(昭和45年)4月1日 - 1971年(昭和46年)9月29日、毎週水曜19時 - 19時30分、フジテレビ系放映(全79話)。
放映中にちばてつやが病気で連載を休載したこと、また遅筆であったこともあり、ストーリーが原作に追いついてしまった。そのため矢吹丈VSカーロス・リベラ戦で終了している。原作の魅力に加え、初めて監督格となった出﨑統の先鋭的な演出によりその名を高めた。また、矢吹丈と丹下段平の声を(元来アニメ声優ではない)あおい輝彦と藤岡重慶が担当し、そのハマリ具合の絶妙さから、続編や劇場版において他の人物の声の配役が大幅に変更される中でも、この両名だけは常に不動とされた。なお、続編『2』ほどではないにせよ、本作にも原作にないオリジナルキャラクターやオリジナルストーリーが随所に挿入されている。原作最後の対戦者である「ホセ・メンドーサ」は第77話で名前が登場する。
スタッフ(第1作)
- チーフ・ディレクター - 出﨑統
- プロデューサー - 富岡厚司、池内辰夫、渡辺忠美、別所孝治(フジテレビ)
- 制作担当 - おおだ靖夫
- 設定 - 丸山正雄
- 作画 - 中村一夫、佐々門信芳、川尻善昭ほか
- 美術監督 - 明石貞一
- 美術 - 渡辺毅
- 背景 - 椋尾篁
- タイトル特殊効果 - 橋爪朋二
- 撮影監督 - 熊谷幌史
- 編集 - 松浦典良
- 現像 - 東洋現像所→東京現像所、育映社
- 音楽 - 八木正生(A・R・A)
- 効果 - 石田サウンドプロ(石田秀憲、太田正一)
- 製作 - 虫プロダクション、フジテレビジョン
主題歌(第1作)
- 「力石徹のテーマ」は挿入歌としても使用されたが、放送当時は発売されず、後年に発売されたサウンドトラックLPで初商品化となった[4]。歌詞中に現在では差別用語になる言葉が含まれているため、ヒデ夕樹のベストCDに収録される際はライナーノーツに注意書きが付された。
各話リスト(第1作)
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 作画監督 | 絵コンテ | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1970年 4月1日 |
あれが野獣の眼だ! | 雪室俊一 | 杉野昭夫 | (不明) | 出崎統 | 14.0% |
第2話 | 4月8日 | 四角いジャングルに生きろ | 山崎忠昭 | 金山明博 | 西牧秀雄 | 16.0% | |
第3話 | 4月15日 | けものよ牙をむけ! | 杉野昭夫 | 奥田誠治 | 17.3% | ||
第4話 | 4月22日 | 熱きこぶしに涙をながせ! | 雪室俊一 | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 14.3% | |
第5話 | 4月29日 | あしたのために! -その1- | 金山明博 | 波多正美 | 17.7% | ||
第6話 | 5月6日 | 燃えろ! 左ジャブ! | 山崎忠昭 | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 16.3% | |
第7話 | 5月13日 | 狼を裁くな! | 雪室俊一 | 杉野昭夫 | 西牧秀雄 | 15.2% | |
第8話 | 5月20日 | 東光特等少年院 | 山崎忠昭 | 金山明博 | 石黒昇 | 18.7% | |
第9話 | 5月27日 | 奴の名は力石徹! | 雪室俊一 | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 14.2% | |
第10話 | 6月3日 | 赤い夕陽に吠えろ! | 山崎忠昭 | 金山明博 | 石黒昇 | 19.4% | |
第11話 | 6月10日 | 地獄の底で燃えろ! | 雪室俊一 | 杉野昭夫 | 西牧秀雄 | 17.7% | |
第12話 | 6月17日 | 燃える太陽に叫べ | 金山明博 | 18.2% | |||
第13話 | 6月24日 | 宿命のリングに立て | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 18.3% | ||
第14話 | 7月1日 | KOゴングはまだか! | 山崎忠昭 | 杉野昭夫 | 波多正美 | 19.4% | |
第15話 | 7月8日 | 白いマットの子守唄 | 雪室俊一 | 金山明博 | 吉川惣司 | 18.0% | |
第16話 | 7月15日 | 裏切りの落日 | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 16.3% | ||
第17話 | 7月22日 | 嵐のなかに一人 | 山崎忠昭 | 杉野昭夫 | 西牧秀雄 | 17.0% | |
第18話 | 7月29日 | 悲しきリングロープ | 荒木伸吾 | 平田敏夫 | 17.4% | ||
第19話 | 8月5日 | 恐怖のレバーブロー | 雪室俊一 | 金山明博 | 石黒昇 | 16.8% | |
第20話 | 8月12日 | 傷だらけの勝利 | 西牧秀雄 | 19.5% | |||
第21話 | 8月19日 | 栄光ある小さな勝負 | 荒木伸吾 | 平田敏夫 | 18.1% | ||
第22話 | 8月26日 | まぼろしの力石徹 | 杉野昭夫 | 崎枕 | 20.0% | ||
第23話 | 9月2日 | あばよ少年院 | 山崎忠昭 | 荒木伸吾 | 富野喜幸 | 20.8% | |
第24話 | 9月9日 | 帰えってきたドヤ街 | 雪室俊一 | 金山明博 | 石黒昇 | 22.6% | |
第25話 | 9月16日 | 野良犬の掟 | 富野喜幸 | 23.4% | |||
第26話 | 9月23日 | 絶望のライセンス | 荒木伸吾 | 平田敏夫 | 28.7% | ||
第27話 | 9月30日 | 明日に架ける橋 | 山崎忠昭 | 金山明博 | 吉川惣司 | 21.1% | |
第28話 | 10月7日 | 栄光への賭け | 雪室俊一 | 石山英児 | 20.6% | ||
第29話 | 10月14日 | 明日への挑戦 | 山崎忠昭 | 杉野昭夫 | 富野喜幸 | 29.2% | |
第30話 | 10月21日 | 試練のプロテスト | 雪室俊一 | 荒木伸吾 | 斎藤博 | 20.5% | |
第31話 | 10月28日 | 翔たけプロボクサー | 金山明博 | 波多正美 | 22.5% | ||
第32話 | 11月4日 | 輝くリングへの道 | 山崎忠昭 | 西牧秀雄 | 18.0% | ||
第33話 | 11月11日 | 初勝利バンザイ | 杉野昭夫 | 富野喜幸 | 21.2% | ||
第34話 | 11月18日 | ボクサー志願 | 雪室俊一 | 荒木伸吾 | 石黒昇 | 22.7% | |
第35話 | 11月25日 | ガンバレ! 西 | 山崎忠昭 | 金山明博 | 富野喜幸 | 15.9% | |
第36話 | 12月2日 | 牙をむくウルフ金串 | (不明) | 杉野昭夫 | 崎枕 | 17.7% | |
第37話 | 12月9日 | 怒りの大特訓 | 20.0% | ||||
第38話 | 12月16日 | 史上最大の六回戦 | 20.5% | ||||
第39話 | 12月23日 | 勝利のトリプルクロス | 吉川惣司 | 22.7% | |||
第40話 | 12月30日 | 白銀に誓う | 山崎忠昭 | 荒木伸吾 | 平田敏夫 | 19.8% | |
第41話 | 1971年 1月6日 |
力石徹の挑戦 | 伊東恒久 | 金山明博 | 富野喜幸 | 22.9% | |
第42話 | 1月13日 | 男の世界 | 宮田雪 | 杉野昭夫 | 崎枕 | 20.2% | |
第43話 | 1月20日 | 残酷な減量 | 伊東恒久 | 金山明博 | 19.3% | ||
第44話 | 1月27日 | 苦闘! 力石徹 | 小林幸 | 吉川惣司 | 23.2% | ||
第45話 | 2月3日 | 打倒! 力石へのスェイバック | 松岡清治 | 北島教夫 | 20.3% | ||
第46話 | 2月10日 | 死を賭けた男 | 宮田雪 | 崎枕 | 18.5% | ||
第47話 | 2月17日 | 嵐の前のふたり | 田村多津夫 | 荒木伸吾 | 富野喜幸 | 19.2% | |
第48話 | 2月24日 | 宿命の対決 | 伊東恒久 | 杉野昭夫 | 22.0% | ||
第49話 | 3月3日 | 果しなき死闘 | 小林幸 | 石黒昇 | 棚橋一徳 | 22.9% | |
第50話 | 3月10日 | 闘いの終り | 荒木伸吾 | (不明) | 吉川惣司 | 19.9% | |
第51話 | 3月17日 | 燃えつきた命 | 宮田雪 | 杉野昭夫 | 崎枕 | 26.4% | |
第52話 | 3月24日 | さらば力石徹 | 田村多津夫 | 石黒昇 | 19.8% | ||
第53話 | 3月31日 | 憎いあんちくしょう | 小林幸 | 崎枕 | 16.0% | ||
第54話 | 4月7日 | 悲しみの十点鐘 | 伊東恒久 | 富野喜幸 | 16.1% | ||
第55話 | 4月14日 | さすらいのバラード | 宮田雪 | 石黒昇 | 棚橋一徳 | 15.6% | |
第56話 | 4月21日 | よみがえる狼 | 松岡清治 | 荒木伸吾 | 富野喜幸 | 15.9% | |
第57話 | 4月28日 | 傷ついた野獣 | 金山明博 | 吉川惣司 | 16.0% | ||
第58話 | 5月5日 | 勝利のボディブロー | 山崎晴哉 | 杉野昭夫 | 崎枕 | 11.8% | |
第59話 | 5月12日 | しのびよる黒い影 | 田村多津夫 | 金山明博 | 本田元男 | 10.6% | |
第60話 | 5月19日 | 激闘のスパーリング | 小林幸 | 石黒昇 | 13.6% | ||
第61話 | 5月26日 | 投げられたタオル | 伊東恒久 | 杉野昭夫 | 北野英明 | 12.7% | |
第62話 | 6月2日 | 生きていた力石徹 | 宮田雪 | 荒木伸吾 | 瀬山義文 | 12.5% | |
第63話 | 6月9日 | 最後の挑戦 | 田村多津夫 | 杉野昭夫 | 富野喜幸 | 11.8% | |
第64話 | 6月16日 | カーロス登場 | 松岡清治 | 本田元男 | 16.3% | ||
第65話 | 6月23日 | リングある限り | 宮田雪 | 崎枕 | 13.1% | ||
第66話 | 6月30日 | 明日への旅立ち | 田村多津夫 | 荒木伸吾 | 吉川惣司 | 13.5% | |
第67話 | 7月7日 | 小さな冒険旅行 | 松岡清治 | 杉野昭夫 | 斎藤博 | 13.1% | |
第68話 | 7月14日 | 仕組まれた八百長 | 山崎晴哉 | 富野喜幸 | 11.9% | ||
第69話 | 7月21日 | 牧場の子守唄 | 崎枕 | 12.4% | |||
第70話 | 7月28日 | 気になるあいつ | 小林幸 | 11.8% | |||
第71話 | 8月4日 | 無冠の帝王カーロス | 荒木伸吾 | 富野喜幸 | 11.8% | ||
第72話 | 8月11日 | 帰えれ、輝くリングへ | 杉野昭夫 | 12.2% | |||
第73話 | 8月18日 | よみがえるクロスカウンター | 山崎晴哉 | 金山明博 | 本田元男 | 13.4% | |
第74話 | 8月25日 | 今日からの出発 | 松岡清治 | 杉野昭夫 | 波多正美 | 16.7% | |
第75話 | 9月1日 | リングの魔術師カーロス | 伊東恒久 | 林政行 | 16.5% | ||
第76話 | 9月8日 | 燃える挑戦状 | 山崎晴哉 | 荒木伸吾 | 崎枕 | 16.8% | |
第77話 | 9月15日 | 男の闘い | 松岡清治 | 杉野昭夫 | 本田元男 | 15.9% | |
第78話 | 9月22日 | 死闘!!カーロス対矢吹丈 | 小林幸 | 崎枕 | 15.5% | ||
第79話 | 9月29日 | 燃えろ 遠く輝ける明日よ!! | 20.6% |
最高視聴率(第1作)
- 本放送時:29.2%(1970年10月14日放送 第29話「明日への挑戦」)
- 再放送時:31.6%(1980年3月13日放送 第13話「宿命のリングに立て」)※日本テレビ、18時-18時30分放映
(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
あしたのジョー2
1980年(昭和55年)10月13日〜1981年(昭和56年)8月31日、毎週月曜日19時〜19時30分、日本テレビ系放映(全47話)。日本テレビ系アニメとして初めて全話ステレオ放送された作品である。
前作の続編だが、下記の再編集劇場版の続きという位置付けのためストーリーは力石との対戦後から始まり、カーロス戦までは事実上のリメイクとなっている。ただし原作やアニメ前作にあった矢吹丈がドサ回りのボクサーになり、そこからはい上がるストーリーは省略されている。また原作にないオリジナルストーリーがふんだんに盛り込まれ、オリジナルキャラクター(須賀清など)も多数登場させている。原作が完結して何年もたってから整理しての制作なので、矛盾点もクリアされており、登場人物の心理表現も丁寧に描かれている。特に終盤のテレビ関東による世界バンタム級1位のレオン・スマイリーとのマッチメイクや、WBA王者カロルド・ゴメスとWBC王者ホセによる王座統一戦のくだりなどは、よりリアルにプロボクシングの世界を描きたいという意図[5]からの追加で、オリジナルの部分からは主に監督である出﨑統が「あしたのジョー」という作品世界をどう解釈しているか、がうかがえる。ほとんどの話数で絵コンテを担当しているさきまくらは出崎統の別名義である。なおサブタイトルには第4話と第33話を除く残りすべてに「…」が挿入されている。
白木葉子役の声優は一般公募された。1,380人の応募者の中から、梶原一騎や出崎統を含む8人の審査員による公開オーディションの結果、田中エミと森脇恵が同点となり、田中が白木葉子役に、森脇が林紀子役に選ばれた[6]。
スタッフ(2)
- 原作 - 高森朝雄、ちばてつや
- 企画 - 吉川斌(日本テレビ)、川野泰彦
- 音楽 - 荒木一郎
- 作画監督 - 杉野昭夫
- 美術監督 - 男鹿和雄
- 撮影監督 - 高橋宏固
- 録音監督 - 加藤敏
- 選曲 - 鈴木清司
- 監修 - 梶原一騎、ちばてつや
- 文芸担当 - 飯岡順一
- 制作担当 - 青野史郎
- 演出 - 出﨑統
- プロデューサー - 高橋靖二(日本テレビ)、加藤俊三
- ディレクター - 竹内啓雄、大賀俊二、西久保瑞穂
- 仕上 - シャフト、グループジョイ、スタジオロビン
- 背景 - 小林プロダクション
- 撮影 - 高橋プロダクション
- 編集 - 鶴渕允寿、高橋和子
- タイトル - 高具秀雄
- 特殊効果 - 橋爪朋二
- 色指定 - 伊藤純子
- デスク - 岩瀬安輝
- 制作進行 - 横溝隆久、福田尚紀、尾崎穏通、斉藤昭一郎、柳内一彦、家野喜世史
- テクニカルアドバイザー - 高山将孝
- 録音 - 東北新社
- 現像 - 東映化学
- 協力 - あんなぷる
- 制作 - 東京ムービー新社(現・トムス・エンタテインメント)
主題歌(2)
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
- 「果てしなき闇の彼方に」(第1話 - 第25話)
- 作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - 後藤次利 / 歌 - おぼたけし
- 「果てしなき闇の彼方に」(第26話 - )
- 作詞・作曲 - 荒木一郎 / 編曲 - チト河内 / 歌 - 荒木一郎
各話リスト(2)
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ |
---|---|---|---|---|
1 | 1980年 10月13日 |
そして、帰ってきた… | 篠崎好 | さきまくら |
2 | 10月20日 | 男一匹花一輪…リングに賭けた | ||
3 | 10月27日 | 地獄からの使者…矢吹丈 | 山崎晴哉 | |
4 | 11月3日 | その時、十点鐘は鳴った | ||
5 | 11月10日 | 幻の…あのテンプルを撃て! | 篠崎好 | |
6 | 11月17日 | 吠えろ…かませ犬 | ||
7 | 11月24日 | さまよえる…野獣のように | 山崎晴哉 | |
8 | 12月1日 | あいつが…燃える男カーロス | ||
9 | 12月8日 | そして…野獣は甦った | 篠崎好 | |
10 | 12月15日 | クリスマスイブ…その贈り物は | ||
11 | 12月22日 | 死闘の始まり…カーロスVSジョー | 山崎晴哉 | |
12 | 12月29日 | 吹雪の夜…その果しなき戦い | ||
13 | 1981年 1月5日 |
丹下ジムは…不滅です | 篠崎好 | |
14 | 1月12日 | どこにある…ジョーの青春 | ||
15 | 1月19日 | 誰のために…必殺ラッシュ | 高屋敷英夫 | |
16 | 1月26日 | 遠い照準か…世界への道 | 篠崎好 | |
17 | 2月2日 | 姿を見せた…大いなる標的 | ||
18 | 2月9日 | あのナックルが…烙印のメッセージ | 大和屋竺 | |
19 | 2月16日 | 戦うコンピューター…金竜飛 | ||
20 | 2月23日 | 俺のバンタム…減量への挑戦 | 高屋敷英夫 | |
21 | 3月2日 | 力石の…唄が聞こえる | ||
22 | 3月9日 | そして…計量の朝 | 篠崎好 | |
23 | 3月16日 | 燃える野獣と…氷 | ||
24 | 3月23日 | ゴングが鳴った…悪魔のリング | 大和屋竺 | |
25 | 3月30日 | 第6ラウンド…奇跡が起った | ||
26 | 4月6日 | チャンピオン…そして、敗者の栄光 | 善福次郎[7] | |
27 | 4月13日 | ボクシング…その鎮魂歌 | ||
28 | 4月20日 | ホセがいる…ハワイへ | 篠崎好 | |
29 | 4月27日 | 初防衛なるか…矢吹丈 | ||
30 | 5月4日 | 偉大なるチャンピオン…ホセ | 高屋敷英夫 | |
31 | 5月11日 | Vサイン…その意味するものは | ||
32 | 5月18日 | さらば…古き愛しきものたち | 篠崎好 | |
33 | 5月25日 | アメリカから来た13人目のキング!? | ||
34 | 6月1日 | カードと共に散った…あいつ | ||
35 | 6月8日 | チャンピオンは…ひとり | 高屋敷英夫 | |
36 | 6月15日 | 葉子…新たなる企て | 竹内啓雄 | |
37 | 6月22日 | 野性児その名は…ハリマオ | 篠崎好 | さきまくら |
38 | 6月29日 | 意外な訪問者…ゴロマキ権藤 | ||
39 | 7月6日 | ジャングルに…野獣が二匹 | さきまくら | |
40 | 7月13日 | 燃えろジョー…標的が近い | 高屋敷英夫 | |
41 | 7月20日 | ホセ来日…闘いの日はせまった! | 竹内啓雄 | |
42 | 7月27日 | 衝撃…葉子の予感 | さきまくら | |
43 | 8月3日 | ジョー・段平…二人の日々 | 篠崎好 | |
44 | 8月10日 | 葉子…その愛 | ||
45 | 8月17日 | ホセ対ジョー…闘いのゴングが鳴った | 高屋敷英夫 | |
46 | 8月24日 | 凄絶…果てしなき死闘 | ||
47 | 8月31日 | 青春はいま…燃えつきた |
最高視聴率(2)
- 16.3%(1980年10月13日放送 第1話「そして、帰ってきた…」)
(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
劇場版アニメ
あしたのジョー(1980年)
スタッフ(1980年)
- 総指揮 - 梶原一騎
- 監修 - ちばてつや
- 製作 - 川野泰彦
- チーフ・ディレクター - 出崎統
- 音楽 - 鈴木邦彦
- 監督 - 福田陽一郎
- 製作 - 三協映画、富士映画、ヘラルドエンタープライズ
- 配給 - 日本ヘラルド
主題歌(1980年)
あしたのジョー2(1981年)
- 1981年(昭和56年)7月18日公開
- 前作映画の続編で、前半はテレビシリーズ『あしたのジョー2』の再編集。終盤は放映中だったテレビシリーズに先行して制作・公開され、のちにテレビシリーズに流用されている。また、声優も一部変更されている。
スタッフ(1981年)
- 製作総指揮 - 梶原一騎
- 監修 - ちばてつや
- 製作 - 川野泰彦
- 音楽監督 - 荒木一郎
- 作画監督 - 杉野昭夫
- 脚本・監督 - 出崎統
- 製作 - 三協映画、ヘラルドエンタープライズ、富士映画、ちば企画
- 製作協力 - 東京ムービー新社
- 配給 - 日本ヘラルド
主題歌(1981年)
- 「あしたのジョー2のテーマ〜明日への叫び〜」
- 作詞・作曲・歌 - ジョー山中
- 「青春の終章(ピリオド)〜JOE…FOREVER〜」(挿入歌)
- 作詞・作曲・歌 - ジョー山中
実写映画
1970年映画版
『あしたのジョー』(ビデオリリース時:『あしたのジョー 実写版』)。1970年7月22日公開
製作配給(1970年)
新国劇映画・ダイニチ映配 (日活)
出演(1970年)
- 矢吹丈 - 石橋正次
- 力石徹 - 亀石征一郎
- 白木葉子 - 高樹蓉子
- 丹下段平 - 辰巳柳太郎
- 西寛一(マンモス西) - 山本正明
- ウルフ金串 - スピーディ早瀬
- サチ - 溜呂木寿々江
- 若山 - 中山昭二
- 大鷹 - 武藤英司
- 青山正 - 小松政夫
- 白木幹之介 - 見明凡太朗
スタッフ(1970年)
- 監督 - 長谷部安春
- 製作 - 望月利雄、守田康司
- 脚本 - 馬場当
- 企画 - 高木豊、桧明哉
- 撮影 - 上田宗男
- 音楽 - 渡辺岳夫
- 美術 - 佐谷晃能
- 編集 - 鈴木晄
- 録音 - 片桐登司美
- スクリプター - 浮石晴
- 照明 - 森年男
主題歌(1970年)
- 「あしたの俺は」
- 唄 - 石橋正次
2011年映画版
テンプレート:Infobox Film 2011年2月11日より東宝系で公開の実写映画。昭和40年代を舞台に原作の少年院での丈と力石との出会いから宿命の対決までが描かれる。出演はアイドルグループ『NEWS』(当時)の山下智久。山下は役作りのため、プロボクサー並みのトレーニングを行い、約10キロの減量と体脂肪率を10%近く落とすなど、過酷なスケジュールの基で撮影に臨んだ。力石役の伊勢谷友介も実生活での減量を実施、水を求めるシーンでは数日前からほとんどど飲まず食わずで撮影に臨んでいる。
2011年2月5日以降にTBS系列で映画公開記念特別番組『ジョーのあしたはどっちだ!?映画公開記念徹底解剖スペシャル』が放送。また、公開に先立ち、各地域を代表するアスリートが「応援団支部長」に就任し、特別番組やイベントにも登場した。就任したアスリートは、ボクシング界より井岡一翔(公開当日にWBC世界ミニマム級王座獲得)、長谷川穂積(大阪:当時WBC世界フェザー級王者)、黒木優子(福岡:後のWBC女子世界ミニフライ級王者)、ボクシング以外から福島千里(札幌:陸上短距離選手)、楢崎正剛(名古屋:プロサッカー選手)の計5名。
キャッチコピーは「日本中が熱狂した、魂の傑作漫画完全映画化」。『この時代の若者に,ジョーはいるか?』
全国277スクリーンで公開され、2011年2月12,13日土日2日間で興収は1億9,449万4,250円、動員は15万6,877人(初日からの3日間では興収は3億232万1,700円、動員は24万3,955人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[9]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第2位と幅広い世代に高評価されている。3月には台湾でも公開され、各国での配給が決定されている。
2011年8月19日発売のDVD『あしたのジョー プレミアム・エディション』が初週1万1,000本売り上げ、8月29日付オリコン週間DVDランキングで首位となった。またBlu-rayも初週7,000本を売り上げBlu-rayランキング総合2位となっている[10]。
出演(2011年)
- 矢吹丈 - 山下智久
- 力石徹 - 伊勢谷友介
- 白木葉子 - 香里奈
- 丹下段平 - 香川照之
- 西 寛一(マンモス西) - 勝矢
- ウルフ金串 - 虎牙光揮
- サチ - 畠山彩奈
- 食堂の親父 - モロ師岡
- 食堂の女将 - 西田尚美
- 安藤洋司 - 杉本哲太
- 花村マリ - 倍賞美津子
- 白木幹之介 - 津川雅彦
- 出演その他
- 加藤浩次、中村靖日、平賀雅臣、阿部亮平、高橋努、中野裕斗、小柳心、蓮ハルク、飯田覚士、浜田剛史、正名僕蔵、滝藤賢一、原金太郎、杜澤たいぶん、松澤仁晶、樋口浩二、おぐらとしひろ、河田直也、塩見啓一、櫻井浩二、チャーリー太田 ほか
スタッフ(2011年)
- 監督 - 曽利文彦
- エグゼクティブプロデューサー - 濱名一哉
- アソシエイトプロデューサー - 大原真人、渡辺敬介、葭原弓子
- 企画・プロデュース - 伊與田英徳
- 原作 - 高森朝雄、ちばてつや
- 脚本 - 篠崎絵里子
- 撮影 - 橋本桂二
- 美術 - 佐々木尚
- 音楽 - 高橋哲也 、北里玲二
- VFX - 松野忠雄
- サウンドデザイン - 笠松広司
- 照明 - 石田健司
- 製作担当 - 坪内一、竹岡実
- 録音 - 中村淳
- 編集 - 洲﨑千恵子
- 助監督 - 副島宏司
- ボクシング監修&指導 - 梅津正彦
- 特殊メイク - 松井祐一
- スタントコーディネイト - 辻井啓伺、出口正義、舟山弘一
- 監修協力 - 高森篤子、真樹日佐夫
- 協力 - 日本ボクシングコミッション、東日本ボクシング協会 ほか
- 製作協力プロダクション - セディックドゥ
- 制作プロダクション - OXYBOT
- 製作 - 「あしたのジョー」製作委員会(TBSテレビ、ジェイ・ストーム、東宝、電通、講談社、毎日放送、中部日本放送、OXYBOT、RKB毎日放送、TBSラジオ&コミュニケーションズ、北海道放送)
- 配給 - 東宝
主題歌(2011年)
- 「Show Me Love (Not A Dream)」
- 歌 - 宇多田ヒカル(EMIミュージック・ジャパン)
- 「あしたのジョー」[11](挿入歌)
原作との違い
- 葉子はドヤ街の出身で、過去の経験からドヤ街に対して憎しみを抱いている。
- 力石が少年院に収監された経緯が異なる。
- 西はヤクザの子分のチンピラとして登場し、ジョーとは少年院に送られる前に一度出会っており、ジョーとは対立することはなく少年院にいる頃から協力的である。
- ウルフ金串がアジア拳ジム所属ではなく、白木ジム所属となっている。そのため、対戦する経緯が原作と異なっている。
- 原作ではジョーは詐欺をして少年院に入る決め手となったが、実写では喧嘩に加えて過去の犯罪も加算されて入ることになった。
- 西もプロテストに合格した設定だが、試合をするシーンはなく、ジョーのトレーナーやセコンドに最初から専念している。
- 葉子は子供時代の経験からドヤ街を潰そうと画策している。
- 原作ではジョーを応援しているのは八百屋の夫婦と娘だったが、実写では食堂の夫婦に変更し、娘は出てこない。
- 力石が階級を落とすのは原作では二階級だが、実写では一階級である。
- ドヤ街の子供たちとの出会いや親しくなった経緯が異なる。
- ジョーの性格は原作では口を開けば暴言や女性軽視な発言が多かったが、実写では暴言も極力少なくなっており、女性軽視発言もしないなど、原作と比べると口数が少なめである。
- 映画での最後の対戦相手は力石になっている。
など
ソフト化
2011年8月19日発売。発売元はTBSテレビ / 講談社、販売元は東宝。
- あしたのジョー スタンダード・エディション(1枚組、ブルーレイとDVDでリリース)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(山下智久×伊勢谷友介×香川照之×プロデューサー:伊與田英徳)
- 映像特典
- あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組、ブルーレイとDVDでリリース)
- ディスク1:本編ディスク(スタンダード・エディションと同様)
- ディスク2:特典DVD
- メイキング
- 山下・伊勢谷・香川による映画公開記念座談会
- イベント集
- トップアスリートVS「あしたのジョー」
- インタビュー集
- 原作者インタビュー
- クランクアップ集
- エンドタイトルバック・ノークレジット
- 「あしたのジョー」VFXの世界
- 初回限定特典
- オリジナルポストカード(5枚組)
- 「あしたのジョー」特製ミニサンドバッグ風ボクシンググローブ
- 特製アウターケース付き
テンプレート:オリコン週間DVD総合チャート第1位 2011年
舞台
- 1971年6月3日〜26日、東横ホール上演
出演(舞台)
- 矢吹丈 - 石橋正次
- 丹下段平 - 郡司良
- 力石徹 - 亀石征一郎
ラジオ
ラジオ劇画傑作シリーズ あしたのジョー
声
- 矢吹丈 - 安原義人
- 力石徹 - 清水紘治
- 丹下段平 - 斉藤晴彦
“矢吹丈 対 力石徹”完全実況中継
- 『あしたのジョー40周年記念番組 “矢吹丈 対 力石徹”完全実況中継』
2010年1月17日19:00 - 20:00 TBSラジオ
矢吹丈vs力石徹戦を、第1ラウンドから最終第8ラウンド2分47秒まで実際のボクシングの試合のように架空中継するプログラム。マンガやアニメには描かれていない時間帯も含め再構成しており、監修はちばてつやと梶原一騎の妻である高森篤子が務めている[12]。
ビデオゲーム
- あしたのジョー(1989年 タイトー/WAVE AC作品)
- あしたのジョー伝説(1991年 SNK/WAVE ネオジオ作品)
- あしたのジョー(1992年 ケイ・アミューズメントリース SFC作品)
- ボクシングマニア あしたのジョー(2001年 コナミ AC作品)
- ジ・アニメ スーパーリミックス あしたのジョー2(2002年 カプコン PS2作品)
- あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ!〜(2003年 コナミ PS2作品)
- あしたのジョー 〜まっ赤に燃え上がれ〜(2003年 コナミ GBA作品)
モバイルゲーム
- あしたのジョー 拳闘伝説(2002年 ナツメ 講談社)
- あしたのジョー White Ashes(2002年 ナツメ 講談社)
- あしたのジョー~あしたのために~(2011年 ニジボックス Mobage)
PCゲーム
- PCソフト
- あしたのジョー(1983年CSK/フィルコム PC-8801以降作品)
- あしたのジョー闘打 〜タイピング泪橋〜(2000年 SSI tristar Windows作品)
- ブラウザゲーム
- あしたのジョー~あしたのために~(2012年 ニジボックス Yahoo!モバゲー)
- あしたのジョー~あしたのために~(2013年 ニジボックス mixi)
パチンコ
- CRあしたのジョー(奥村) - 2001年11月導入
- CRびっくりぱちんこあしたのジョー(京楽) - 2010年2月導入
- CRびっくりぱちんこあしたのジョー MAX EDITION(京楽) - 2010年6月導入
- CRAびっくりぱちんこあしたのジョー Light Version(京楽) - 2010年11月導入
オンラインゲームサイト・モバイルサイトでの利用も可能。
パチスロ
- パチスロ あしたのジョー(Sammy)
CM・イメージキャラクター
- 三菱電機(1980年)
- 日本生命保険 ライフセイバープラン(1994年)
- 日清食品 ジェットラ王焼きそば(2002年)[13]
- 田辺製薬 アスパラ(2005年)
- サッポロ飲料 梅クエン酸2000(2007年)
- 東洋水産 マルちゃんクロスカウンター焼そば 醤油トンコツ味(2010年2月8日発売)
- キリンビバレッジ キリンMetsコーラ(2012年4月24日)[14]
- ダイハツ工業 タントカスタム(2013年)[15]
- ブラザー工業 インクジェットプリンタ「PRIVIO」(2013年)「あしたの常(ジョー)識」編 (10月~)「あしたの年賀ジョー」編(11月~)ちなみに、丹下役は山崎弘也。[16]
エピソード
漫画
- 本作において、梶原一騎は「高森朝雄」名義で原作を手がけている。これは梶原一騎の名前を用いると『巨人の星』のような熱血スポ根もの作品であるという先入観を持たれかねない、と危惧したためであることと、当時連載中であった『巨人の星』と同一誌に掲載するにあたり、同一原作者による作品を併載している事実を隠すためであったという。このため、高森朝雄=梶原一騎という事実は、連載開始後もしばらく公表されなかった。ちなみに高森朝雄というペンネームは、梶原の本名・高森朝樹に由来しており、本作品以前にも使用されたことがある。
- 当時の梶原は、原作の改変を激しく嫌うことで有名だった。しかし、ちばてつやは本作の作画を引き受けるにあたり、「時と場合に応じて、こちらの方で原作に手を加えさせてくれ」と注文をつけた。担当編集者が恐る恐る梶原にその旨を伝えたところ、「手塚治虫とちばてつやは別格だ、いいでしょう」と快諾した。だが連載1回目、ちばはいきなり「話の導入部がわかりづらい」と梶原の用意した原稿を丸々ボツにし、自ら新たに第1話のストーリーを作り上げた。「好きに手を加えてくれ」と言った梶原もさすがにこれには激怒し、連載を止めるとまで言い出した。ちばは「新鮮な素晴らしい材料を揃えてもらうのが原作、その原作を料理して美味しく食べやすく味付けをするのが僕の仕事」というスタンスを持っており、ちばはそうした作法を梶原と話し合うことで梶原はこれを納得することとなった[17]。
- 梶原は後年「あしたのジョーはちばてつやの作品であり、社会現象も彼のおかげだ」とさいとう・たかをに語っているが、ちばは「ジョーはね、私の物でなければ原作者の物でもありません。もうジョーは読んで下さった読者のみなさまの物ですから」と西原理恵子の著書『西原理恵子の人生画力対決』にて語っており、近年流行っている漫画のリメイクなども「オファーはあるが自分の一存では決められない」という。
- ボクシング観戦好きで、自身も1年間ほどジムに通った経験のあった作家・三島由紀夫は、雑誌「週刊少年マガジン」に連載されていた『あしたのジョー』を愛読していたという。夏のある日の深夜、講談社のマガジン編集部に三島が突然現れ、今日発売されたばかりのマガジンを売ってもらいたいと頼みに来たという。理由を聞くと、三島は毎週マガジンを買うのを楽しみにしていたが、その日に限って映画の撮影(『黒蜥蜴』)で、帰りが夜中になり買うところもなくなったため、編集部で売ってもらおうとやって来たという。三島は、「『あしたのジョー』を読むために、毎週水曜日に買っている」と答えた。財布を出した三島に対して、編集部ではお金のやりとりができないから、1冊どうぞと差し出すと嬉しそうに持ち帰ったという。当時は24時間営業のコンビニなどはなかったため、夜になって書店が閉店してしまうと、もう雑誌を買うことができなかった。三島は『あしたのジョー』が読みたくて翌日まで待てなかった[18]
力石の死
力石徹の減量と死のエピソードは、ちばと梶原の設定確認の行き違いによって生まれたものである。ジョーと力石の初対面シーン、渡された原稿の一文を自分なりに解釈したちばは、力石の身長をジョーより頭一つ分高く描いてしまった。発行された誌面を見てそれを知った梶原は、この身長差では二人が同じ階級で戦えないということに気付き、後に話の辻褄を合わせるため「これで死ななきゃ嘘だ」とまで思わせるほどに人間の限界を超える過度の減量を力石に強いねばならなかった。
力石をどうするかで、梶原は力石を殺したいがちばは生かしておきたいということになり、口論になった。ここで梶原が「力石は、絶対殺す!」と発言。口論の場となった新宿のバーのバーテンダーが梶原の発言を聞いて、警察に通報した。最終的には編集がちばを説得、力石は試合後に死ぬという方向に決まった[19]。もっともちばは斎藤貴男の後年のインタビューに対しては「力石には、もう死相が出ていた」と話し、ここで殺さなければ「その後の力石に何をやらせても、それは堕落にしかなりはしないとも考えた」という[20]。
『週刊少年マガジン』の1970年第9号(2月22日号)にて力石が試合後に死亡したのを受け、1970年3月24日には寺山修司の呼びかけで、文京区の講談社講堂にて力石の葬儀が行われた[21]。現在は実在しない漫画キャラクターの葬儀として語られることが多いが、葬儀自体はアニメ版の主題歌を歌っていた尾藤イサオがライブ形式で歌いだすなど、力石戦で人気が最高潮に達していたことをきっかけとした、ファンイベント的な要素が強かったようである。当時のこの作品に対する注目度がいかに高かったかを示すエピソードになっている。また、2002年5月9日には雑誌『ジョー&飛雄馬』の創刊イベントとして、講談社講堂で力石の33回忌献花式が行われた[22]。
『トリビアの泉』で「力石徹は作者のつじつま合わせで死んだ」というトリビアが紹介され、ちばがコメントをしている。ちばは、VTRの最後で力石をつじつま合わせで死なせたことに対して、『彼(力石)には申し訳なく思っている』とコメントしている。
ラスト
ちばの後年の回想によると、梶原から伝えられたラストの内容は「ホセ・メンドーサに判定で敗れたジョーに、段平が『お前は試合では負けたが、ケンカには勝ったんだ』と労いの言葉をかける。ラストシーン、白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」というものだった[23]。これに対してちばは「ここまでやってきて、『ケンカに勝った』はないじゃないか」と考えて、電話で「ラスト、変えますよ」と梶原に伝え、梶原も「ああ、任せるよ」とこれを承諾した[23]。その結果出来上がったのが「真っ白に燃え尽きた」ラストシーンであった。幻のラストシーンともいえる「白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」は民放バラエティ番組においてちばの直筆色紙で紹介されている。梶原が書いた原稿をちばに渡す前に見ていたという真樹日佐夫も最終回について、ちばとほぼ同様のことを述べているが、ラストシーンがパンチドランカーとなったカーロス・リベラと共に療養所のような所で笑顔で戯れている姿で終わっていたと書いている[24]。
上述の経緯でちば自身がラストシーンを作ることが決まり、アシスタントとともに締めくくりをどうすべきか考え、20通りのアイデアが出るもどれもちばの納得のできる内容ではなく、締め切り時間が刻々と迫る中、悩んでいたところ、本編を最初から読み返していた当時の担当編集者が、ジョーが紀子に「ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどまっ赤に燃えあがるんだ。そしてあとにはまっ白な灰だけが残る。燃えかすなんか残りやしない。まっ白な灰だけだ」と語るシーンを発見し、「これこそあしたのジョーのテーマではないか!」とちばに差し出した[25]。ちばはこの意見に同意し、これを基にラストシーンを描き上げた。その後、5日間は何もできず、「ご飯もおかゆしか食べられなくて、家族も心配していた」と週刊誌の取材に述べている。
連載終了後しばらく、ちばはジョーの絵が全く描けなくなったという。また後年「今でもたまにジョーや力石のイラストを描くが、あの頃の迫力には全く及ばない」とも語っている。現在でも特に、ラストシーンについて、「ラストシーンの再現は無理。あの時のテンションには戻れない」と行列のできる法律相談所の「100人の絵で作るカンボジア学校健設プロジェクト」でジョーの絵を依頼された際に述べている。
ジョーが燃え尽きるラストに関して、ちばてつやは、「子供向けには「今日のリングに負けても、また明日も勝利を目指して戦い続けるジョー」」「大人向けには「文字通り真っ白な灰になるまで、燃え尽きるまで戦った男・ジョー」」という双方の生き方を読者それぞれが感じたまま受け止めてくれればいい、と語っている。しかしながら続けて「自分の中ではこの終わりは(ジョーが死んだか否か)確実に決まっている」と発言している。更に近年では、『タイトルに「あした」と付くくらいだからジョーは死んではおらず、明日も太陽に向かって白木葉子と共に歩き出していると思う』というジョー死亡説を否定するような発言もしている[26]。また2011年に熊本県湯前町の湯前まんが美術館での「あしたのジョー」原画展に合わせて、町農村環境改善センターで行なわれたトークショーにおいて、「丈は死んでいない」との発言をしている[27]。漫画評論家の夏目房之介も、「ジョーの身体が次のページ方向を向いており、リングの線も同じように途切れずに向かっていることから明日があることを意味している」と解説した[28]。医学的な観点から論じると、疲労で死亡した場合、微笑むなどの顔の筋肉の運動や椅子に座った姿勢を保つようなことは不可能であるため、疲れて休んでいるだけに過ぎないと結論付けられるが、ちばがそういった医学考証の裏付けをもって作画したかどうかは不明[29]。梶原の実弟である真樹日佐夫も、「死んだとは描いてない、白い灰はあくまで比喩」と語っている[30]。
アニメ
- TVアニメ版のオープニングテーマの「ルルル〜ルルルル〜」の部分は尾藤イサオのアドリブから生まれたものである。長年、レコーディング中に歌詞を忘れてしまったため、それをごまかすためにとっさに口ずさんだところ、それを聞いた寺山修司が気に入り、採用されたといわれていたが、2013年に出版されたムック本「あしたのジョー大解剖」のインタビューでは尾藤自身がその説を否定、リハーサルの最中、歌詞を読みながら歌っていたところ、プロデューサーと作曲者の八木正生の会話に気を取られ歌詞を見落としたため、とっさにアドリブをいれたところ八木がそれを気に入り、採用となったと証言している。
- TVアニメ版『あしたのジョー』の予告編は、本編と別のスタッフにより独自に制作されていたため、本編の内容と異なる部分が多い。例として、第22話のサブタイトルは、予告編では「さらば少年院」であったが、本編では「まぼろしの力石徹」となっていた。また、第51話放送後の次回予告「さらば力石徹」は、本来第52話にあたるところを、第42話と誤植されていた。死に番号を付けられたこの52話は、偶然にも力石の死に関するエピソードの回である。
- TVアニメ版『あしたのジョー』『あしたのジョー2』は、韓国でも放映された。その際、ジョーを初めとする日本人の登場人物は皆韓国人という設定になり、原作で韓国人だった金竜飛や玄曹達はベトナム人に、金竜飛の朝鮮戦争に関するエピソードはベトナム戦争下のものに変えられていた。またちばてつやが韓国の漫画フォーラムに出向いた際に入手した漫画海賊版における金竜飛は日本人という設定だったとのこと。
- TVアニメ版『あしたのジョー2』で力石戦のトラウマにより矢吹がリング上で嘔吐するシーンは光るゲロとして話題になり、後に(チーフ・ディレクター出﨑自身のセルフパロディも含め)いろいろなアニメ作品でパロディ化された。
- 1994年、日本生命保険がテレビコマーシャルに『あしたのジョー』を起用した。これは余命6か月と判断された時点で被保険者が死亡保険金を受け取れる商品が対象で、ジョー・段平・力石のバージョンがあった[31]。ジョーのバージョンでは「タオルは投げるな、最後まで完全燃焼したい」というメッセージが添えられ、日本生命によるとこのコマーシャルは「業界筋の高い評価を得、広告としても上々の成果を上げた」という[31]。しかし、嫌悪感や反発を示した者もあり、当時毎日新聞1994年6月24日夕刊文化欄に掲載された匿名コラムでは「安定を求めず破滅を恐れなかったジョーには自分たちの人生にはない潔さがあった。その名作に敬意も払わず、イメージと知名度だけを利用するようなCMにはあざとい商魂がにおうというと言い過ぎだろうか(要約)」という意見が記された[31]。他のCMでは、日清食品のジェットラ王やサッポロ飲料の梅クエン酸2000のCM、1980年には三菱電機のカラーテレビのCMにも具志堅用高と対決という形で登場している。(このCMの制作は、実際に試合に近い形のスパーリングを撮影し、その映像にジョーのアニメを被せる形が採られていたが、具志堅の対戦相手を務めたのは、当時よくスパーリングパートナーを務めていた渡嘉敷勝男である)
- 細川俊之が力石の声を演じたのは劇場版のみだが、ネームバリューとインパクトのある声から「力石=細川」の印象は根強い。2001年に放映されたサントリーBOSSのCMは、駅のベンチで「あしたのジョー」の漫画を読んでいるサラリーマン(演:津田寛治)の両脇に座った細川とあおい輝彦が力石とジョーの台詞を勝手にアフレコしだすというものだった。
- セリフは放送禁止用語が多く、ジョーが力石の死によって、一時的に相手のテンプル(頭の側面)を打てなくなった際、段平が「やつ(矢吹丈)はかたわだ」と言ったセリフが、現在自粛されている。漫画版では「ボクサーとして欠陥品だ」に差し替えられ、アニメ「あしたのジョー2」の東京MXテレビでの再放送では当該カットが削除されていた。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の細かすぎて伝わらないモノマネ選手権でガンリキ佐橋大輔が「現在では有り得ない表現のため、ピー音を入れている段平のセリフ」のモノマネを披露。その後の石橋貴明がその発言を発するが、ピー声で処理されている。佐橋はこれが縁でキリンビバレッジ『メッツコーラ』のCMに丹下段平の声として出演している。
- TVアニメ版の全79話のDVDは、2009年12月にコロムビアミュージックエンタテインメントから発売された。
その他
- タイトルの最終候補は「左のジョー」と「一発屋ジョー」であった 。
- 元プロボクシング世界王者・辰吉丈一郎の名前は、元ボクサーの父が、矢吹丈にちなんで命名したものである。奇しくも辰吉もまたジョーと同じくバンタム級を代表する一選手であった。
- タイトーの発売したアーケードゲーム『あしたのジョー』、SNKの発売したネオジオ用ゲーム『あしたのジョー伝説』は、ともにWAVE社の開発した作品である。両方ともホセ・メンドーサを倒すとエンディングを迎えるが、タイトー版は白木葉子との結婚式、SNK版は夕陽をバックにしたジョーのランニングシーンという、原作とは異なる結末となっている。
- 「トリビアの泉」2006年9月27日放送分(最終回)では、矢吹丈がレギュラー最後の影ナレも務めた。
- 2008年は『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』が創刊50周年、『あしたのジョー』が連載40周年を迎え、カレンダーやタオル、G-SHOCKなど記念モデルが続々登場している。
- 『笑っていいとも!』(2009年1月21日O.A.)のテレホンショッキングのコーナーでゲストの女優・木村多江が、最近『あしたのジョー』に嵌まっていることを告白し、矢吹丈のようなおシャレ(トレンチコートにハンチング帽)をして街に出かける事があることを披露している。また最終回にも感動した事を披露している。
- PC用のブラウザゲーム『あしたのジョー〜あしたのために〜』と同じくPC用のブラウザゲーム『はじめの一歩 THE FIGHTING』がコラボキャンペ-ンを行い(2013年11月18日 - 12月5日)、双方の登場人物がイベントボスとして登場した。
- 2014年7月20日 - 同年9月21日、練馬区立美術館において『あしたのジョー、の時代展』開催[1]。ちばの作品が美術館で展示されるのは初めてだという。展示は100点以上の原画をもとに構成し、当時のレコードやアニメなど関連資料を絡めて、ジョーが生きた時代背景を考察する趣きになっている。また、寺山修司、土方巽、秋山祐徳太子など本作品とゆかりのある芸術家らの軌跡とジョーの世界観の広がりを紹介している。
評論、研究本
- 『巨人の星』に関する評論では『あしたのジョー』が比較として出されることが多く、『巨人の星』の文庫版のあとがきでも、『あしたのジョー』に触れた評論が多い。文庫にあとがきを寄せた1人は、これを『少年マガジン』連載中にリアルタイムでこの2作を読んだ世代の「悪い癖」と見なしており、あとで原作者が同一人物だと知ったショックによるものだと評論している。
- 豊福きこうが『水原勇気0勝3敗11S』(1992年、情報センター出版局 ISBN 479580673X)で矢吹丈の対戦試合、勝敗数、パンチ数などを分析。路上での殴りあいも含めた矢吹の全対戦リストも掲載。矢吹丈が長期戦や判定になると勝てないことをデータから分析。また、『タイガーマスク』の伊達直人との比較論、矢吹丈が鑑別所の心理テストで答えた「両親=植木等、無責任」、「植木等に憧れる」という矢吹丈のことばと、それでも「両親を責める気持は希薄」である点に着目。さらに、映画の植木等が本当は悪い意味での無責任でないことなどから、そこから考察する矢吹丈の「力石死後の戦い」の意味についての論説もある。
- 「あしたのジョー」心理学概論—“矢吹丈”その心の病 (サーフライダー21著、中公文庫 ISBN 4122022037)。気鋭の若手心理学者、精神科医、弁護士、教育学者らが知の技法を縦横に適用、「真っ白に燃え尽きた」ボクサー・矢吹丈の人間的内面に迫る。
- 柳田理科雄が『空想科学読本』シリーズで「矢吹丈の長い前髪」やホセ・メンドーサの「一瞬の白髪」を検証。『漫画読本』シリーズでクロスカウンターの「2倍、4倍…」の理論を検証し、また、ハリマオの空中でスピンする技を科学的に解説している。
- 上記『水原…』と同様、河崎実も『「巨人の星」の謎』(1993年、JICC出版局=現・宝島社 ISBN 4796606785)で矢吹丈の「俺は植木等のファンでね」の台詞を引用し、『巨人の星』と『あしたのジョー』の根底に植木等の行動力、敢闘精神があったと分析。また、アニメの『巨人の星』にも「泪橋」が登場することを紹介。「マンモス西と紀子の結婚」などから梶原作品における、ある法則を導き出している。
あしたのジョーに関連した楽曲
- 「あしたのジョー」が題名および歌詞に出てくる楽曲
- 「あしたのジョー」主題歌をサンプリングしている楽曲
- その他
脚注
関連項目
- 梶原一騎
- ちばてつや
- 週刊少年マガジン
- あおい輝彦
- 寺山修司
- 尾藤イサオ
- 石橋正次
- 出崎統
- リング禍
- 山谷 (東京都)
- 泪橋
- ドヤ
- 久里浜少年院
- 日本コロムビア - 主題歌・サントラ盤の発売元で、サントラ曲や大半の楽曲を音源保有。
外部リンク
- テンプレート:Official
- あしたのジョー番組詳細 (カートゥーンネットワーク)
- あしたのジョー特設サイトテンプレート:Smaller
- テンプレート:Jmdb title(実写版)
- テンプレート:Jmdb title(アニメ映画版)
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Jmdb title
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
- テンプレート:Movielink
※以下はリンク切れ。
テンプレート:前後番組 テンプレート:前後番組 テンプレート:日本テレビ月曜7時台のアニメ テンプレート:Asbox
- ↑ 『週刊現代』2009年3月14日号、p.74。
- ↑ 再放送時のEDは、放送地域によっては「ジョーの子守唄」に統一されている。
- ↑ ED映像では「ヒデタ木」としてクレジットされていたが、音盤によっては「ヒデ夕樹」名義になっている。
- ↑ 「力石徹のテーマ」のテレビ使用音源には、ヒデタ木による叫びが入っていたが、1978年にキングレコードより発売されたサウンドトラックLP(SKD(H)2002)に収録されたステレオ版フルサイズは叫びなしヴァージョンだった。翌年には同LPからのシングルカットという形で3曲入りシングル(TV(H)-56)も発売されたが、叫びは入っていなかった。その後発売されたCD(「あしたのジョー ソングファイル」「梶原一騎の世界」など)には、ステレオ版フルサイズの叫び入りヴァージョンが収録されている(両ヴァージョンやテレビサイズが併録されているサウンドトラックCDもある)。
- ↑ 前述の「ドサ回り」ストーリー削除も、この観点による。仮にプロボクサーがそのような興行に出場した場合、ライセンスは剥奪され、復帰はほぼ不可能
- ↑ 『アニメージュ』1980年10月号、徳間書店、p.44.
- ↑ 「善福次郎」は実在の脚本家ではなく、脚本家が書いたシナリオがさきまくら(出崎統)の絵コンテの段階で大幅に変化してしまったため、「善福次郎」という架空の名前を出すようになった。[2]
- ↑ TV版から演じている丈と段平のキャストの本業は俳優
- ↑ 『太平洋の奇跡』が首位を飾り『あしたのジョー』も女性・若者層を中心にヒット!東宝の作品がベスト3にシネマトゥディ 2011年2月16日
- ↑ 山下智久 : 実写版「あしたのジョー」DVDが総合首位 AKB「マジすか学園2」続く オリコン毎日新聞 2011年8月24日
- ↑ ノンボーカルバージョン
- ↑ 時を超えて名勝負再び。TBSラジオ「丈vs力石」を架空中継 2010年1月15日 コミックナタリー
- ↑ 2002年10月31日 <リニューアル新発売のご案内> - 日清食品ニュースリリース
- ↑ キリンビバレッジ『キリンメッツコーラ』公式サイト
- ↑ タントカスタムテレビCM「あしたのピラー」篇 - ダイハツ工業ウェブサイト
- ↑ [http://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/index.htm- ブラザー工業ウェブサイト
- ↑ 斎藤貴男『梶原一騎伝』新潮文庫、2001年、p202。この結果、本作は梶原原作の作品では異例ともいえる「漫画家が原作を相当程度手を加える事を許された唯一の作品」となったと斎藤は記している。
- ↑ 大野茂『サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年』(光文社新書、2009年)
- ↑ 日本のヒーローは世界を制す
- ↑ 『梶原一騎伝』p205
- ↑ 泉麻人の東京版博物館 力石徹の葬儀、2005年11月6日、朝日新聞社。
- ↑ 力石の33回忌に300人 ちばてつやさんら献花、河北新報社、2002年5月9日。
- ↑ 23.0 23.1 『梶原一騎伝』p215。ちばによると、内容は正確には記憶しておらず、原稿だったのかそれ以前に梶原から聞いたものだったかははっきりしないという。
- ↑ デイリースポーツ 2010年10月20日
- ↑ 『梶原一騎伝』p216。なお、この紀子とジョーの会話シーンは、ちばが創造したキャラクターである紀子に一度ジョーとデートさせてやりたいという理由で、梶原の原作とは独自に作ったものだった(同書p209)。
- ↑ 2007年、大阪芸術大学特別講義での本人による解説より
- ↑ 。くまにちコム 漫画家ちばてつやさん「ジョー」を語る 湯前町より。2011年8月14日閲覧。
- ↑ 『BSマンガ夜話 あしたのジョー』より
- ↑ ちば自身の証言によると、描いた当時は、生きてるのか死んでいるのか、全く考えていなかった。後年、ちばはテレビで、監察医の上野正彦がラストの絵を見て「こういう微笑みや、肘で身体を支える姿勢は、死んでいたらできないから、この人は生きている」と断言するのを聞き、「ああ、そうだったのか。やっぱり生きているのか」と安心したという。月刊『新潮45』2013年10月号、ちばてつや「あしたのジョーは生きている」(インタビュー)、聞き手・里中高志、p.149-p.150
- ↑ デイリースポーツ 10月21日(木)12時57分配信
- ↑ 31.0 31.1 31.2 『梶原一騎伝』P11 - 13。このほか、黒澤明の映画『生きる』を使ったCMも別に存在した。