東日本旅客鉄道仙台支社
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Pathnav 東日本旅客鉄道仙台支社(ひがしにほんりょかくてつどう・せんだいししゃ)は、宮城県仙台市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の地域支社。東北地方のうち、旧国鉄仙台鉄道管理局の流れを汲んでいる。組織改編に伴い東北地域本社から仙台支社へ改編された。
目次
支社所在地
- 六道の辻の一角に建っている。そのほか、福島と山形に支店がある。
沿革
- 1950年(昭和25年)8月1日 - 地方組織改正で仙台鉄道管理局発足。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道 東北地域本社となる。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)4月26日 - 石巻線に万石浦駅を新設。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 東北新幹線にくりこま高原駅を新設。
- 1991年(平成3年)3月16日 - 仙山線に葛岡駅を新設。奥羽本線の糠ノ目駅を高畠駅に改称。
- 1992年(平成4年)7月1日 - 山形新幹線が山形駅まで開業。奥羽本線の福島駅 - 山形駅間普通列車系統に「山形線」の愛称を使用開始。これに合わせて奥羽本線の上ノ山駅をかみのやま温泉駅、北上ノ山駅を茂吉記念館前駅に、それぞれ改称。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 陸羽東線に有備館駅を新設。
- 1997年(平成9年)3月22日 - 陸羽東線の上岩出山駅を西大崎駅、西岩出山駅を上野目駅、川渡駅を川渡温泉駅、東鳴子駅を鳴子御殿湯駅、鳴子駅を鳴子温泉駅、中山平駅を中山平温泉駅に、それぞれ改称。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 東日本旅客鉄道 仙台支社に改組。
- 1999年(平成11年)12月4日 - 山形新幹線が新庄駅まで延伸。「山形線」系統も同駅までとなる。これに合わせて奥羽本線の蟹沢駅をさくらんぼ東根駅として移設し、楯岡駅は村山駅に改称。また、陸羽東線の羽前赤倉駅を赤倉温泉駅、羽前向町駅を最上駅、瀬見駅を瀬見温泉駅に、それぞれ改称。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 仙石線 あおば通駅 - 仙台駅間延伸開業。
- 2001年(平成13年)
- 2004年(平成16年)3月13日 - 仙石線に小鶴新田駅を新設。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 仙台空港鉄道仙台空港線開業、仙台空港アクセス線として東北本線との相互直通運転開始。東北本線に太子堂駅、仙山線に東北福祉大前駅を新設。
管轄路線
宮城県(気仙沼地域を除く)、山形県(庄内地方と米坂線の一部を除く)、福島県(浜通りと水郡線の磐城守山駅以南、磐越西線の山都駅以西を除く)の南東北3県を管轄する。
- 路線
※支社境界はいずれも閉塞区間上にあるため、境界線の内側の停車場(駅・信号場など)を記載している。なお、●印が付いた路線は他線接続駅しか管轄区間内に入っていない路線である。
路線名 | 区間 | 備考 |
---|---|---|
東北新幹線 | 新白河駅 - くりこま高原駅 | 全区間に渡り秋田新幹線列車も走行 新白河駅 - 福島駅間は山形新幹線列車も走行 |
東北本線 | 白坂駅[1] - 石越駅[2] 岩切駅 - 利府駅(利府支線) 長町駅 - 東仙台駅(宮城野貨物線) |
宮城野貨物線は定期旅客列車の運行なし |
常磐線[3] | 坂元駅[4] - 浜吉田駅 - 岩沼駅 | |
磐越東線 | 赤井駅[5] - 郡山駅 | |
磐越西線 | 郡山駅 - 喜多方駅[6] | |
只見線[7] | 只見駅[8] - 会津川口駅 - 会津若松駅 | |
奥羽本線 | 福島駅 - 新庄駅 - 及位駅[9] | このうち福島駅 - 新庄駅間は「山形線」として案内される 山形線区間は山形新幹線列車も走行 |
米坂線 | 米沢駅 - 今泉駅[10] | |
左沢線 | 北山形駅 - 左沢駅(全線) | |
仙石線[11] | あおば通駅 - 高城町駅 - 陸前小野駅 - 石巻駅(全線) | |
仙山線 | 仙台駅 - 羽前千歳駅(全線) | |
石巻線[12] | 小牛田駅 - 浦宿駅 - 女川駅(全線) | |
気仙沼線[13] | 前谷地駅 - 柳津駅 - 陸前小泉駅[14] | 柳津駅 - 陸前小泉駅間、BRT区間 |
陸羽東線 | 小牛田駅 - 新庄駅(全線) | |
陸羽西線 | 新庄駅 - 南野駅[15] | |
●水郡線 | (阿武隈川東側)[16] - 安積永盛駅 |
なお、国鉄時代の管轄は次のとおり。
車両基地
- 新幹線総合車両センター(仙セシ)
- 郡山総合車両センター(仙コリ・「郡」) - 旧郡山工場
- 郡山派出所 - 旧磐越東線営業所郡山車両派出
- 会津若松派出所 - 旧会津若松運輸区検修部門
- 仙台車両センター(仙セン) - 旧仙台電車区
- 宮城野派出所 - 旧宮城野電車区検修部門
- 山形車両センター(仙カタ) - 旧山形電車区
- 小牛田運輸区(仙ココ)
- 新庄運転区(仙シウ)
管理駅・地区駅
仙台支社管内では数駅ごとに管理駅・単独駅を設け駅長を配置する管理駅制を取っている。またその管理駅を各地区ごとに統括する地区駅を設けている。下記の他にも駅長配置がある駅もあるが、被管理駅への在勤であり管理駅の配下にある(管理駅の助役待遇)。
仙台・古川地区の一部駅では、路線に関係なく管理駅と同一市町村に所在する駅を管理範囲としている。そのため必ずしも同一路線上にある駅が管理駅とは限らない。
★印の駅は管理助役配置駅、☆印の駅は助役配置駅。
仙台地区
- 仙台駅(東北線仙台、仙石線あおば通)☆
- 大河原駅(単独駅)
- 船岡駅(東北線船岡・槻木)
- 岩沼駅(東北線岩沼、常磐線坂元~逢隈)★☆
- 名取駅(東北線館腰~南仙台)★☆
- 長町駅(東北線太子堂・長町)☆
- 岩切駅(東北線東仙台・岩切、利府支線新利府・利府)★☆
- 北仙台駅(仙山線東照宮~東北福祉大前)☆
- 愛子駅(仙山線国見~奥新川)★
- 陸前原ノ町駅(仙石線榴ヶ岡~福田町)★☆
- 多賀城駅(仙石線陸前高砂~下馬、東北線陸前山王・国府多賀城)★☆
- 本塩釜駅(仙石線西塩釜~陸前浜田、東北線塩釜)★☆
- 松島海岸駅(仙石線松島海岸~陸前富山、東北線松島~品井沼)★
- 白石蔵王駅(東北線越河~北白川、東北新幹線白石蔵王)★☆
古川地区
- 古川駅(陸羽東線 塚目~池月)★☆
- 鳴子温泉駅(陸羽東線川渡温泉~中山平温泉)
- 小牛田駅(東北線鹿島台~石越、陸羽東線北浦・陸前谷地、石巻線上涌谷~曽波神、気仙沼線和渕・のの岳)★☆
- くりこま高原駅 ☆
- 矢本駅(仙石線陸前大塚~陸前赤井)
- 石巻駅(石巻線陸前稲井~女川、気仙沼線陸前豊里~陸前小泉、仙石線蛇田・陸前山下)★☆
福島地区
郡山地区
会津若松地区
山形地区
- 山形駅(奥羽線蔵王~漆山、仙山線面白山高原~楯山)★☆
- 米沢駅(奥羽線板谷~高畠、米坂線南米沢~今泉)★☆
- 赤湯駅(奥羽線赤湯・中川)☆
- かみのやま温泉駅(奥羽線羽前中山~茂吉記念館前)☆
- 天童駅(奥羽線高擶~乱川)☆
- さくらんぼ東根駅(奥羽線神町~東根)☆
- 村山駅(奥羽線村山・袖崎)☆
- 大石田駅(奥羽線大石田~芦沢)☆
- 新庄駅(奥羽線舟形~及位、陸羽東線堺田~南新庄、陸羽西線升形~南野)★☆
- 寒河江駅(左沢線全線)★☆
びゅうプラザ・びゅう旅センター
びゅうプラザは元々所長配下のもとに社員が配置されていたが、現在は駅長配下のもとに所長(助役待遇)・社員が配置されている。びゅう旅センターは従前より駅長配下のもとに社員が配置され、国内旅行商品のみを取り扱う。仙台団体旅行センターのみ、駅とは別組織となっている。
- びゅうプラザ郡山
- びゅうプラザ福島
- びゅうプラザ岩沼(国内旅行のみ取扱)
- びゅうプラザ仙台
- びゅうプラザ仙台 あおば通店(国内旅行のみ取扱、JR券カウンター統合駅)
- 仙台団体旅行センター
- びゅうプラザ 仙台グリーンパル
- びゅうプラザ古川
- びゅうプラザ会津若松
- びゅうプラザ米沢
- びゅうプラザ山形
- びゅうプラザ天童(国内旅行のみ取扱)
- びゅうプラザ新庄
- びゅうプラザ多賀城(国内旅行のみ取扱)
- びゅうプラザ本塩釜
- びゅうプラザ石巻(JR券カウンター統合駅)
- 新白河駅びゅう旅センター
- 須賀川駅びゅう旅センター
- 白石蔵王駅びゅう旅センター
- 小牛田駅びゅう旅センター
- くりこま高原駅びゅう旅センター
- 赤湯駅びゅう旅センター
- さくらんぼ東根駅びゅう旅センター
- 村山駅びゅう旅センター
廃止箇所
- びゅうプラザ仙台合同庁舎店
- びゅうプラザ 仙台東口
- 二本松駅びゅう旅センター
- 三春駅びゅう旅センター
営業所
乗務員区所
運転士
運転士・車掌
設備関係区所
保線技術センター
- 仙台新幹線保線技術センター
- 郡山新幹線保線技術センター
- 仙台保線技術センター
- 郡山保線技術センター
- 福島保線技術センター
- 会津若松保線技術センター
- 山形保線技術センター
- 新庄保線技術センター
- 小牛田保線技術センター
その他区所
- 仙台建築技術センター
- 仙台機械技術センター
- 仙台土木技術センター
- 郡山土木技術センター
- 仙台電力技術センター
- 郡山電力技術センター
- 仙台信号通信技術センター
- 郡山信号通信技術センター
車両塗装
自動改札化
仙台都市圏
JR仙台支社は2002年12月8日、仙台駅で自動改札機の運用を開始した。JR東日本管内の在来線としては首都圏に次いで2箇所目。仙台支社ではまず2003年8月までに東北本線・白石 - 小牛田間、岩切 - 利府間、常磐線・岩沼 - 山下間、仙山線・仙台 - 愛子間、仙石線・あおば通 - 石巻間の42駅を対象に、自動改札機計154通路を設置。更に自動改札機を設置しない委託駅・無人駅など24駅にはIC専用の簡易改札機を設置し、2003年10月26日にSuicaによるサービスを開始した。
運用開始日(仙台都市圏)
その他
仙台都市圏の自動改札化に引き続いて、2004年4月1日に福島駅に自動改札機を導入、運用を開始した。その後2005年3月25日には山形駅、4月1日には郡山駅にも相次いで導入、運用を開始している。 なお、2009年3月14日にSuicaのサービスが東北本線矢吹駅 - 白石駅間、常磐線原ノ町駅 - 山下駅間、磐越東線郡山駅 - 船引駅間に拡大された。
運用開始日
- 4月1日 - 福島駅(東口・西口のみ)
- 1月30日 - 郡山駅(北口)
- 3月頃 - 福島駅(エスパル改札口)
- 4月1日 - 会津若松駅
仙台輸送指令
管理線区
- 東北本線
- 黒磯駅 - 石越駅間
- 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅間
- 只見線
- ※タブレット閉塞式のためCTC制御ではない。
- 仙山線
- 仙台駅 - 羽前千歳駅間
- 奥羽本線
- 福島駅 - 院内駅間
- ※院内駅構内は秋田輸送指令の管轄。
下記CTCセンターは駅所管(宮城野CTCのみ宮城野運輸区所管)であるが仙台輸送指令の傘下にあり、通常時は各センターにて運行管理を行うが、異常時などの場合は仙台輸送指令が指揮する。
- 郡山CTC(磐東指令)
- 磐越東線
- 郡山駅 - いわき駅間 ※いわき駅構内除く
- 小牛田CTC(小牛田指令)
- 会津若松CTC(若松指令)
- 磐越西線
- 郡山駅 - 喜多方駅間
- 只見線
- 会津若松駅 - 西若松駅間
- 宮城野CTC(仙石指令)
- 仙石線
- あおば通駅 - 石巻駅間
- 新庄CTC(陸西指令)
- 陸羽西線
- 新庄駅 - 余目駅間 ※余目駅構内除く(同駅は新潟輸送指令管轄)
- 今泉CTC(今泉指令)
- 米坂線
- 米沢駅 - 今泉駅間
- 寒河江CTC(左沢指令)
- 左沢線
- 北山形駅 - 左沢駅間
管理下としない運転取扱駅
当所ではなく駅側で管理している駅。
- 郡山駅
- 郡山駅構内
- 小牛田駅
- 小牛田駅構内
- 石巻駅
- 石巻駅構内
- 会津若松駅
- 会津若松駅構内
- 山形駅
- 山形駅構内
- 新庄駅
- 新庄駅構内
関連会社
- 東北総合サービス
- 仙台ターミナルビル
- ジェイアールテクノサービス仙台
- 仙台支社管内における駅・車内の清掃事業
外部リンク
その他
- JR東日本支社のうち、仙台支社の支社長は取締役である。
- 支社ビル内には日本貨物鉄道(JR貨物)東北支社とジェイアールバス東北本社も入居する。
脚注
関連項目
テンプレート:JR東日本支社 テンプレート:東日本旅客鉄道仙台支社
- ↑ 豊原駅との間にある黒川橋梁の福島方入口付近に大宮支社との境界がある。
- ↑ 油島駅との間の、宮城県と岩手県の県境北側の最初の踏切の付近(東京起点425.0km地点)が盛岡支社との境界となっている。
- ↑ このうち坂元駅 - 浜吉田駅間(さらに水戸支社管内の相馬駅まで)は東日本大震災の影響で長期不通となっている。
- ↑ 東日本大震災で当該区間が壊滅する以前は、新地駅との間の宮城県と福島県の県境付近(日暮里起点317.4km地点)を水戸支社との境界としていた。
- ↑ いわき駅との間の常磐線並走区間の手前(いわき起点1.0km地点)を水戸支社との境界としている。
- ↑ 山都駅との間の濁川橋梁西側の最初の踏切から、若干山都寄り(会津若松起点18.3km地点)に新潟支社との境界がある。
- ↑ このうち只見駅 - 会津川口駅間は平成23年7月新潟・福島豪雨の影響で長期不通となっている。
- ↑ 大白川駅との間の六十里越トンネル内(会津若松起点95.7km地点)に新潟支社との境界がある。
- ↑ 院内駅との間の院内トンネルの新庄方の出入口付近に秋田支社との境界がある。
- ↑ 萩生駅との間の第二黒沢踏切から若干萩生寄り(米沢起点26.0km地点)に新潟支社との境界がある。
- ↑ このうち高城町駅 - 陸前小野駅間は東日本大震災の影響により長期不通となっている。
- ↑ このうち浦宿駅 - 女川駅間は東日本大震災の影響により長期不通となっている。
- ↑ このうち柳津駅 - 陸前小泉駅間は東日本大震災の影響により長期不通となっており、バス・ラピッド・トランジット(BRT)形式で仮復旧がなされた状態である。
- ↑ 東日本大震災で当該区間が壊滅する以前は、本吉駅の前谷地方の最初のトンネル出入口付近(前谷地起点51.0km地点)に盛岡支社との境界があった。
- ↑ 余目駅との間の県道358号線の交差から若干南野寄りに新潟支社との境界がある。
- ↑ 磐城守山駅との間に跨ぐ阿武隈川の橋梁の東側(水戸起点135.0km地点)に水戸支社との境界がある。