新庄駅
テンプレート:Distinguish テンプレート:駅情報 テンプレート:Vertical images list 新庄駅(しんじょうえき)は、山形県新庄市多門町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
乗り入れ路線
乗り入れている路線は、線路名称上は、当駅の所属線である[1]奥羽本線に、当駅を起点とする陸羽西線、当駅を終点とする陸羽東線を加えた3路線である。
当駅は奥羽本線上を走るミニ新幹線である山形新幹線の終着駅となっている。新幹線の始終着駅としては現在のところ全国で唯一、非都道府県庁所在地に位置している[2]。新幹線車両が走行できるようにするため、奥羽本線の福島駅 - 当駅間は新幹線と同じ軌間1,435mmの標準軌に改軌されている。このため、1,067mmの狭軌のままとなっている奥羽本線秋田駅方面、および他路線との直通運転は不可能となっている。標準軌化された奥羽本線山形駅方面には、在来線としての愛称として「山形線」が設定されている。
歴史
- 1903年(明治36年)6月11日 - 国有鉄道奥羽南線(現在の奥羽本線)舟形 - 新庄間開通時に開業。一般駅。
- 1913年(大正2年)12月7日 - 酒田線(現在の陸羽西線)が古口駅まで開通。
- 1915年(大正4年)11月1日 - 新庄線(現在の陸羽東線)が瀬見駅まで開通。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 車扱貨物・荷物の取り扱いを廃止(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)12月4日 - 山形新幹線山形 - 新庄間運行開始開業。現在の駅舎も完成。
- 2003年(平成15年)6月11日 - 開業100周年。6月14日に記念イベントを開催。
駅構造
前述のとおり、山形方面と秋田方面は軌間が異なるため、同一車両での直通はできない(奥羽本線秋田方面・陸羽西線と陸羽東線は5番線を介して狭軌レールがつながっているため直通可)。そのため当駅の構造は、1、2番線(山形方面)と3、4番線(秋田、酒田方面)が頭端式ホームで向き合う変則的なものになっている。5番線は山形寄り(右の構内写真左手奥)にある。またこの構造に由来して、階段を使わずに各乗り場間の行き来が可能であり、バリアフリーとなっている。なお秋田駅や山形駅のような新幹線乗換改札口はない(このため、モバイルSuicaで当駅改札を入場した乗客以外は新幹線乗車後に検札がある)。2008年3月、有人改札口と在来線ホームとの境目にモバイルSuica専用の自動改札機が設置された(通常のSuicaには対応していない)。
駅東口駅前広場を除く構内東側の一帯は新庄運転区である。新庄運転区には蒸気機関車の転車台が使用可能な状態で残されており、陸羽東線にてSLの臨時運行が行われる年もある。また駅構内の南側が山形線、北側が奥羽本線、陸羽東線、陸羽西線車両の車庫になっており、そのうち北側にはレンガ造りの車庫がある。
かつては貨物も取り扱っており、駅西口北側に1面2線の貨物ホームや貨車仕分け線が広がっていた。そこでは有蓋車など奥羽本線を行き来する貨物列車が停車する風景がよく見られた。後述する「ゆめりあ」の一部やその後背地に広がる駐車場、鉄道弘済会の施設、広大な空き地などが貨物施設の遺構である。
直営駅。みどりの窓口(営業時間 5:30 - 20:30)、びゅうプラザ(営業時間 平日10:00 - 18:00、土曜10:00 - 17:00)、指定席券売機(営業時間 5:30 - 23:00)がある。駅レンタカー設置。管理駅として、奥羽本線の舟形駅 - 及位駅間、陸羽東線の堺田駅 - 南新庄駅間、陸羽西線の升形駅 - 南野駅間の各駅を管理している。
当駅は最上地方各市町村の共同出資の交流拠点ともなっており、「ゆめりあ」という愛称がある。"夢"と"エリア"を組み合わせた造語である。駅構内には、観光案内所、物産館、自然博物館、イベントスペース、貸しホール、喫茶店、ピザショップ、食堂、銀行ATMなどがある。また東口に向かう連絡通路は、ギャラリースペースとなっている。
自動体外式除細動器 (AED) が設置されている。
のりば
標準軌 | ||
1・2 | テンプレート:Color山形新幹線 | 山形・米沢・福島・宇都宮・大宮・東京方面 |
テンプレート:Color山形線 | 大石田・村山・天童・山形方面 | |
狭軌 | ||
3 | テンプレート:Color陸羽西線(奥の細道最上川ライン) | 古口・狩川・余目・酒田方面 |
テンプレート:Color奥羽本線 | 湯沢・横手・大曲・秋田方面 | |
4 | テンプレート:Color奥羽本線 | 湯沢・横手・大曲・秋田方面 |
5 | テンプレート:Color陸羽東線(奥の細道ゆけむりライン) | 鳴子温泉・古川・小牛田方面 |
テンプレート:Color陸羽西線(奥の細道最上川ライン) | 古口・狩川・余目・酒田方面 |
- Shinjō Station Yard2.jpg
待機する山形新幹線と奥羽本線の列車
- Shinjō Station Yard.jpg
構内
- JR Shinjo sta 004.jpg
改札
駅弁
- みちのく弁当の旅
- 山形特選牛めし
- やまがた味めぐり
- 紅花の里
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は1,605人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 2,373 |
2001 | 2,345 |
2002 | 2,290 |
2003 | 2,213 |
2004 | 2,044 |
2005 | 1,960 |
2006 | 1,881 |
2007 | 1,810 |
2008 | 1,752 |
2009 | 1,679 |
2010 | 1,593 |
2011 | 1,508 |
2012 | 1,582 |
2013 | 1,605 |
駅周辺
テンプレート:Vertical images list 西口が中心部に出る玄関口である。西口には山交バスのバス停および、「最上川舟下り」とJR東日本のリゾート施設「シェーネスハイム金山」の送迎バスの発着場がある。また西口ロータリーにはカラクリ時計が設置されている。西口の駐車場は時間貸有料である。
一方東口は国道13号に面している。東口にはパークアンドライドを図り1,000台の無料駐車場が用意されている。当駅は最上地方の全域から利用される他、時には雄勝峠を車で越えた秋田県湯沢・雄勝地区方面からの利用もあり、この駐車場はそれらの利用客に活用されている。東口には観光バスの乗場もあり、繁忙期のびゅうバスの運行、バスツアー、競輪場外車券売場「サテライト朝日」への送迎バスの運行等に利用されていた。また東口駅前は公園として整備され、「最上中央公園(かむてん広場)」と呼ばれている。
- 新庄市役所
- 新庄郵便局
- 新庄駅前郵便局
- 山形県立新庄病院
- 最上総合支庁
- 新庄合同庁舎
- 最上広域市町村圏事務組合消防本部
- 最上中央公園(愛称:かむてん公園)
- 東山運動公園
- 国道13号(尾花沢新庄道路)
- 国道47号(新庄南バイパス)
- 山形県立新庄北高等学校
- 山形県立新庄南高等学校
- 山形県立新庄神室産業高等学校
- 私立新庄東高等学校
- 山形県立新庄養護学校
- 新庄警察署駅前交番
バス路線
その他
- 「未来的なデザインの駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
- 3、4番線の北側にホーム跡が残っている。陸羽西線は、それを避けるように通る。2度ポイントを渡る。(1970年代に走っていた仙台発(新庄・余目経由)羽後本荘行『急行もがみ』は、仙台発(鳴子・湯沢・秋田経由)青森行『千秋1号』と併結運転され新庄で分割されていたが、新庄駅ではまずホームに進入し切り放し後、もがみ号は陸羽西線用のホームに移動してから出発していた。)
- 東口には「山形新幹線大曲延伸を実現させよう」という貼り紙がある。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山形新幹線
- 大石田駅 - 新庄駅
- テンプレート:Color山形線(奥羽本線山形方面)
- 舟形駅 - 新庄駅
- テンプレート:Color奥羽本線(秋田方面)
- 新庄駅 - 泉田駅
- テンプレート:Color陸羽西線
- テンプレート:Color快速「最上川」
- テンプレート:Color普通
- 新庄駅 - 升形駅
- テンプレート:Color陸羽東線
- 南新庄駅 - 新庄駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 新潟交通キ100形貨車 - 国鉄時代当駅の常備だった車両が新潟交通に譲渡されたもの。
外部リンク
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テンプレート:東北の駅百選