湯沢駅
湯沢駅(ゆざわえき)は、秋田県湯沢市表町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。
歴史
当駅は1905年(明治38年)7月5日に国鉄奥羽南線が院内駅から当駅まで延伸したのに伴い湯沢駅(ゆざわえき)として開業する。開業当初は福島駅からの奥羽南線の終着駅であったが、その2か月ほど後の1905年(明治38年)9月14日には当駅から横手駅までが開業し奥羽本線が全通、奥羽南線の駅から奥羽本線の駅となる。
1928年(昭和3年)8月10日には雄勝鉄道[1]が当駅から西馬音内駅まで開業し分岐駅となったが、1973年(昭和48年)4月1日に廃止となった。
年表
- 1905年(明治38年)
- 1928年(昭和3年)8月10日 - 雄勝鉄道[1]が当駅から西馬音内駅まで開業し接続駅となる。
- 1944年(昭和27年)5月1日 - 雄勝鉄道、羽後鉄道に社名変更。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 羽後交通雄勝線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 当直勤務が廃止され、早朝夜間駅員不在となる。
- 2006年(平成18年)
- 3月24日 - 「みどりの窓口」が廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」が稼働開始(「みどりの窓口」の名称とスペースは存続)。
- 11月30日 - JR直営の居酒屋「あがしこ」が閉店。
- 2009年(平成21年)
- 9月30日 - JR直営のハンバーガーショップ「パナデリアアッキー」が閉店(横手店と同時)。
- 10月頃 - 2・3番線ホーム待合室の建て替えが完了。
- 2012年(平成24年)2月22日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」に代わり指定席券売機設置。
- 2014年(平成24年)7月25日 - 指定席券売機営業終了予定。
- 2014年(平成24年)7月26日 - 「みどりの窓口」営業再開及び東西自由通路・駅舎橋上化工事に伴う仮駅舎使用開始予定[2]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。両ホームは跨線橋で連絡している。今はない4番線に羽後交通雄勝線が入っていた。列車入線時自動放送(仙石型放送)が流れる。
直営駅であるが、早朝・夜間は駅員が不在となる(社員配置時間6時10分 - 20時30分)。ただし冬季は除雪要員として終日社員が配置されている。管理駅として院内駅 - 下湯沢駅間の各駅を管理している。改札業務は6時30分 - 19時30分の間実施。指定席券売機(営業時間6時30分- 19時30分)、パック旅行・宿泊券コーナー(営業時間10時00分 - 17時30分、土日祝休業)、自動券売機(稼働時間6時30分 - 19時30分)設置。
待合室内に売店「KIOSK」(6時50分 - 17時55分)がある。また、仙台・東京方面への往復JRきっぷを購入した乗客が無料で利用できる「こまち駐車場」がある(30台分)。
のりば
1 | テンプレート:Color奥羽本線(上り) | 院内・新庄方面 |
2 | テンプレート:Color奥羽本線(下り) | 横手・大曲・秋田方面 |
3 | テンプレート:Color奥羽本線 | 当駅始発 |
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 1,077 |
2001 | 1,068 |
2002 | 1,000 |
2003 | 960 |
2004 | 855 |
2005 | 821 |
2006 | 790 |
2007 | 783 |
2008 | 761 |
2009 | 716 |
2010 | 689 |
2011 | 685 |
2012 | 693 |
2031 | 736 |
駅周辺
かつては湯沢の商業の中心地であったが、現在の駅周辺は著しく衰退している。サンロードをはじめとした商店街はシャッター通りと化し、駅前の繁栄の象徴のひとつであったジャスコは2005年2月に閉店してしまった(現在は地元資本のスーパー、ビックフレックが入居)。
現在の商業施設の中心が国道398号沿い(湯沢IC周辺)、新たにできたイオンSCなどの郊外店に代わられている中、今も国道13号沿いではいくつかの商業店舗が営業を続けている。
なお、市役所や公園などの公共施設も徒歩10 - 15分ほどのところにある。
- 秋田県道185号湯沢停車場線
- 国道13号
- 湯沢郵便局
- コナカ
- ガスト
- ドコモショップ
- 薬王堂
- ビックフレック湯沢店(テナントにツルハ、キャンドゥ等)
- ほっかほっか亭
- かっぱ寿司
- 湯沢警察署
- エフエムゆーとぴあ(コミュニティ放送局、サンロード商店街内)
- コメリ
- 湯沢市役所
- 中央公園
など
バス路線
「湯沢駅前」と「湯沢駅前角」(駅から徒歩2分)の2つの停留所があり、系統によって通過する停留所が異なる。
羽後交通(徒歩10分くらいのところに、湯沢営業所あり)
その他
かつては、寝台特急「あけぼの」や特急「つばさ」が停車するなど、奥羽本線の主要駅の1つとして賑わいをみせていた。しかし、テンプレート:要出典範囲
また、テンプレート:要出典範囲。
「もしもし券売機Kaeruくん」の導入による当駅の「みどりの窓口」廃止に際し、鈴木俊夫湯沢市長(当時)がJR東日本に対して「湯沢駅の無人化につながりかねない」とし、「みどりの窓口」を廃止しないよう要請を行った。その成果として、「みどりの窓口」名称とスペースは存続することになった。また、それに関連し、夜間駅員不在となるため、防犯上の問題を危惧した地元の住民ボランティアにより、パトロール活動が行われており、帰宅せずに駅にたむろしている中高生の指導に当たっている。
ウィークエンドパス(旧:土・日きっぷ)利用可能エリアの最北端の駅、かつ秋田県内唯一の発売駅である。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color奥羽本線
- テンプレート:Color快速(下り1本のみ運転)
- 湯沢駅 → 十文字駅
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速(下り1本のみ運転)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 のち羽後鉄道を経て羽後交通雄勝線になる。
- ↑ テンプレート:Cite web