木曜スペシャル
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『木曜スペシャル』(もくようスペシャル)は、日本テレビ系列で1973年4月5日から1994年3月31日にかけて木曜日に放送された単発特別番組枠である。 本項ではBS日テレで2014年4月3日から放送を開始した同名番組についても触れる。
概説
1973年4月、読売ジャイアンツ戦ナイター中継の対応枠として誕生。当時は20:00 - 20:55(JST)の放送だった。同年10月より19:30 - 20:54に拡大(1975年9月までは19:30 - 20:55)。1974年にはユリ・ゲラーの特番を放送。スプーン曲げなどで視聴者を驚かせ、社会現象となった。1977年10月、日本テレビ開局25周年記念番組として『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』を放送。日本テレビの看板番組となり、以後1992年(第16回)まで毎年続いた(2009年2月26日放送モクスペによると、木曜スペシャル歴代視聴率ベスト20の半数を占めていた)。
歴代視聴率トップは、ガッツ石松のWBC世界ライト級タイトルマッチプロボクシング中継である(2009年2月26日放送モクスペより、歴代1位 - 3位と上位独占であった)。
また、よみうりテレビ制作の『鳥人間コンテスト選手権大会』や『全日本有線放送大賞』(後の『ベストヒット歌謡祭』)が放送されていた番組としてもおなじみだった。
1985年10月には19:00 - 20:54に拡大したが、1988年4月には『追跡』の開始に伴い、19:30 - 20:54に再び縮小された。ただし『アメリカ横断ウルトラクイズ』や番組改編期(3月中旬〜4月上旬・9月中旬〜10月上旬)と年末年始(12月中旬~1月上旬)で一部『追跡』を休止して19時から放送した場合もあった。特に1989年の『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』最終週は大激戦の模様を放送するため急遽19時からの放送となった。
- 1993年4月に番組タイトルロゴを一新。次回予告の後に近々放送予定のラインナップを紹介する「木スペNEWS」が設けられた。
- 1994年3月31日放送の『今夜復活・紅白歌のベストテン』を最後に土曜夜のバラエティ番組との枠交換で終了。特別番組枠は土曜日(『スーパースペシャル』)に移った。なお、放送ライブラリーで全放送回のうち19本視聴できる。
- 2007年4月12日より『モクスペ』(19:00 - 20:54)が放送開始し、13年ぶりに木曜日の「スペシャル枠」が復活した。しかし、2009年春から平日夜7時枠のバラエティ番組『サプライズ』が放送開始する関係で、当番組は3月で終了。金曜日に放送されていた『ぐるぐるナインティナイン』が木曜夜8時枠に移動した。
- 2014年4月3日に、日本テレビ系では20年ぶりとなる『木曜スペシャル』のタイトルがBS日テレで復活。ナビゲーターに福澤朗を起用し、歴史、ミステリー物やスポーツ、映画等を放送する。
ネット局
- 地上波時代
対象対象地域 | 放送局 | 放送当時の系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 1975年3月から1991年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
岩手県 | テレビ岩手 | 1980年3月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
宮城県 | ミヤギテレビ | 1975年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
秋田県 | 秋田放送 | ||
山形県 | 山形放送 | 1980年4月から1993年3月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
福島県 | 福島中央テレビ | 1981年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1981年3月まで 一部作品を時差ネット[1] |
テレビ新潟 | 日本テレビ系列 | 1981年4月開局から[2] | |
富山県 | 北日本放送 | ||
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | 一部作品を週末に時差ネット |
石川テレビ | フジテレビ系列 | ||
テレビ金沢 | 日本テレビ系列 | 1990年4月開局から | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1989年3月まで日本テレビ系列単独局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | |
長野県 | テレビ信州 | 1991年3月までテレビ朝日系列とクロスネット 1980年10月開局から[3] | |
静岡県 | 静岡放送 | TBS系列 | 一部作品を時差ネット |
静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 日本テレビ系列 |
1978年7月開局から1979年6月まで[4] | |
静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | 1979年7月開局から | |
中京広域圏 | 中京テレビ | ||
近畿広域圏 | よみうりテレビ | 一部番組の制作局 | |
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 1989年までテレビ朝日系列とクロスネット | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | 1975年9月まで[4][5] |
広島テレビ | 日本テレビ系列 | 1975年10月から | |
山口県 | 山口放送 | 1993年9月までテレビ朝日系列とクロスネット | |
徳島県 | 四国放送 | ||
香川県・岡山県 | 西日本放送 | 1979年3月まで放送対象地域は香川県のみ | |
愛媛県 | 南海放送 | 1984年10月から[6] | |
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | ||
長崎県 | 長崎国際テレビ | 日本テレビ系列 | 1991年4月開局から |
熊本県 | くまもと県民テレビ | 1982年4月開局から | |
大分県 | テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
1985年10月から1993年9月まで[7] |
鹿児島県 | 南日本放送 | TBS系列 | 1980年代前半に一部作品を時差ネット[8] |
鹿児島テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
一部作品を時差ネット[9] | |
沖縄県 | 琉球放送 | TBS系列 | 1984年4月から1986年9月まで[4][10][11] |
沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 一部作品を時差ネット[12] |
- キー局の日本テレビや一部系列局では土曜日のお昼(関東では正午に放送していた『やじうま寄席』→『お笑いスター誕生!!』→『サスペンス傑作劇場』の後の時間帯)に再放送枠として『ビッグサタデー』を設けていたが、多くの番組は『木曜スペシャル』の再放送だった。
放送された主な番組
- 王座決定!!スターものまね選手権(記念すべき第1回放送)
- 元祖どっきりカメラ
- 引田天功脱出シリーズ
- 輝け!五郎・マペット ゲバゲバ90分!(1976年4月29日。日本の歌手:野口五郎と、テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国の操り人形「マペット」による「ゲバゲバ」特別版)
- 謎の怪奇人間オリバー!(1976年7月22日)
- 日本歌謡大賞(1977年、1981年、1985年、1990年)
- アメリカ横断ウルトラクイズ(1977年 - 1992年[13])
- 力道山からピンク・レディーまで テレビ25年総集編(1978年10月5日。開局25周年記念番組。なお翌1979年1月1日にも別枠で再編集版を放送)
- プロボクシング中継
- 世界珍人・奇人グランプリ → 世界ビックリ大賞(タイトル変更)
- 日本テレビ音楽祭
- これが決定版・爆笑!プロ野球珍プレー好プレー(毎年7月と年末に放送)
- 矢追純一UFOシリーズ
- トムとジェリー大行進(1980年 - 1981年)
- マジックのタネ教えます(1982年11月25日。『トリックハンター』の原点)
- 人工衛星クイズ(1984年3月22日、3月29日)
- 日本アカデミー賞授賞式(毎年3月)
- シャボン玉ホリデー(1986年3月6日、ハナ肇とクレージーキャッツ結成30周年記念および『シャボン玉ホリデー』開始25周年記念番組。現存する映像と、かつての台本を元にした再現コントで構成)
- Mr.マリック超魔術シリーズ第1弾 - 第8弾(1989年 - 1992年)
- 欽ちゃんの爆笑仮装コンテスト!全日本仮装大賞
- カメラが捉えた!決定的瞬間
- 鳥人間コンテスト選手権大会(読売テレビ制作・現在は単発特番枠で放送)
- 全日本人文字コンテスト
- 全日本有線放送大賞(読売テレビ制作、毎年12月)
- NTVハプニング大賞
- タモリのいたずら大全集
- 泣いた笑った! ご対面あの人に会いたい
- 今夜復活・紅白歌のベストテン(最終回。19:30 - 21:24で放送)
他
脚注
- ↑ 『NST土曜スペシャル』内で放送
- ↑ 正確には1981年3月25日のサービス放送開始から
- ↑ 1987年10月から1991年3月まで『ニュースシャトル』→『600ステーション』(テレビ朝日)放送のため『土曜スペシャル』(土曜昼に放送)として時差ネット
- ↑ 4.0 4.1 4.2 同時ネットで放送
- ↑ この当時のプロ野球中継(主に対巨人戦)のネット受けも行われていた。
- ↑ 1984年9月までTBS系列の番組を同時ネット、ただし定期ネット開始以前に一部作品を時差ネットしていた
- ↑ 1993年10月以降は『クイズ!年の差なんて』→『ビートたけしのつくり方』(フジテレビ)を放送
- ↑ 『MBC金曜スペシャル』(金曜深夜)として『ウルトラクイズ』(初期)などを放送
- ↑ プロボクシング世界戦など『11PM』(日本テレビ)を差し替えて当日に放送、『ウルトラクイズ』も南日本放送から移行した。
- ↑ 1985年10月に2時間枠に拡大された後は『JNNニュースコープ』を放送していた関係で19:30からしか放送できないため、『歌のワイド90分!』(日本テレビ)などに差し替えて放送。そのため番組名とスポンサーのみのネットでCMは差し替え。『ザ・ベストテン豪華版』の放送日や戦後40年特番を放送した1985年8月15日は、主に別の日に時差ネット。
- ↑ 本来TBS系列で木曜夜8時に放送されていた『世界まるごとHOWマッチ』(毎日放送制作)は土曜夕方5時に時差ネット(スポンサードネット)。
- ↑ 特に『ウルトラクイズ』(1か月遅れ。第8回と9回を除く)
- ↑ 1998年11月に放送された「日本テレビ開局45周年記念版」は、22日(日)と23日(月・祝日)に放送された。
関連項目
- 日本テレビ放送網(NTV)
- 日本テレビ制作局制作番組の分野別一覧
- 金曜スーパープライム
- モクスペ
- THEスペシャル!
- スーパースペシャル
- 土曜トップスペシャル
- ビッグサタデー
- 追跡 (テレビ番組) - 木曜に関しては農協の共済(現JA共済)をはじめとする複数社提供だが、『木曜スペシャル』のスポンサーも兼務していた。
- 讀賣テレビ放送(YTV)
- よみうりテレビ番組一覧
- 単発特別番組枠
- テレビ番組
- ヒルナンデス! - 木曜のコーナーとして「木曜スペシャル∞」があり、タイトルロゴも1993年からのを流用。
外部リンク
- BS日テレ「木曜スペシャル」 - 2014年度版の番組ページ。