欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』(きんちゃんあんどかとりしんごのぜんにほんかそうたいしょう、英字表記:ALL JAPAN KASOH GRAND-PRIX[1])は、日本テレビ系列で年2回、1月2014年2月)と5月に放送(以前は年3回、9月または10月にも放送)されている視聴者参加型番組である。2014年2月11日の放送で、91回目を数える。

概要

番組内容

毎回全国の視聴者がアイディアを練り、東京TOKYO DOME CITY HALL(元JCBホール)、東京ビッグサイト千葉幕張メッセ(以前は水道橋の後楽園ホールで行われた)を舞台に、練習を重ねて作り上げた「仮装作品」で優勝を目指して競い合う番組。募集は電話・はがき・インターネットにより受け付ける(初期には『ズームイン!!朝!』で募集をしていた)。全国各地で予選を行い、その中から約30 - 50組ほどが本選に出場する。 近年では約35組に限られている。

番組の歴史

人気お笑いコンビ・コント55号萩本欽一が司会をするこの番組は、1975年から3年連続で大晦日に放送された『コント55号の紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!なんてことするの!?』の流れを汲んで企画された。初放送は1979年12月31日の21:00 - 23:30で、このときのタイトルは『欽ちゃんの紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!第1回全日本仮装大賞〜なんかやら仮そう!〜』であった。新宿コマ劇場を舞台に全国の予選を勝ち抜いた78組が出場した。

当初は仮装行列的な作品が中心だったが、回を重ねるごとにその内容が進化。1988年1月2日に放送された第23回大会からは、初のハワイ予選を皮切りにロサンゼルス香港台湾などでも、放送と地区予選が行われるほどの国際的番組に成長していった。

放送開始から2001年までの23年間は、萩本の単独司会だったが、2002年1月1日に放送された第65回からは、SMAP香取慎吾が萩本と共に司会を務めることとなった。これ以降、香取は萩本のアシスタント的役割を中心にし、進行兼アシスタント的存在となっている。

なお萩本は1985年3月に当時のレギュラー番組を全て降板し休養に入っているが、唯一本番組だけは例外として、休養期間中(回数で言うと第15回・第16回)も司会を務めた。萩本が後に語ったところによれば、萩本は休養宣言時に本番組からも降板するつもりだったところ、番組立ち上げ時のディレクターである齋藤太朗から「欽ちゃんの番組は欽ちゃんがやめると言えば終わりだけど、これは素人の番組だ。俺が一生懸命作って、素人ががんばったんだよ。欽ちゃんはその司会をしているんで、勝手にやめるっていえないんじゃないの」と説得され、降板を思い留まったという[2]

番組名は何回か変更されている。第64回までは『欽ちゃんの爆笑仮装コンテスト 第○回全日本仮装大賞』だったが、香取が司会に着任した第65回と第70回 - 第76回までは『欽ちゃん&香取慎吾の新!仮装大賞』に変更された。また、第66回 - 第69回、そして第77回からは『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』となり現在に至る。

第1回から第4回までは、基本的に年末年始・春の年2回放送であった。しかしながら、応募者の増加と第4回の20.8%という高視聴率により、第5回から基本的に正月(元日の生放送)・春・秋(番組改編期となる9月下旬頃)の年3回放送となった。しかし、第70回を最後に秋大会が廃止となり、現在は1月上旬(収録は年末~正月三が日、放送は成人の日前後)と春(収録は昭和の日前後、放送はこどもの日前後)の年2回放送に戻っている。第91回は例年通りの正月大会としては収録・放送されず、2月(収録は2月2日、放送は建国記念の日)に順延となった。

過去には『スーパースペシャル』、『木曜スペシャル』などの枠で放送されていた。また、1982年以降(第5回)の正月放送分は18:30 - 20:54の2時間半枠(※第23回を除く)、香取加入後の3年間は18:00 - 20:54の3時間枠で放送されていたことがある。その後は正月大会を1月第1週または第2週に、春大会を5月第1週に放送している。現在での放送時間枠は正月大会・春大会共に19:00 - 20:54の2時間枠となっている。

受賞

香取加入後のトピックス(2002年 - )

  • 英国のポップス・アーティストペット・ショップ・ボーイズ2003年に発表した『Flamboyant』のプロモーション・ビデオにおいて、この番組の映像が随所にフィーチャーされている。
  • 2005年の『24時間テレビ』にて、「史上最大の生・仮装大賞」と題し、24時間テレビのメイン会場である日本武道館にて、記憶に残る歴代の優勝者や出場者が集結し、再び名作を披露した。さらに、岩手にある養護学校の生徒達も、武道館で仮装を披露した。詳細は「欽ちゃんの仮装大賞の作品一覧」を参照。
  • フランスでは2006年、日本テレビの指導と協力を受け、現地オリジナルバージョンの『仮装大賞』が制作された。
  • 第81 - 85回は、審査方法に若干のリニューアルが行われた。(詳細は#審査の項参照)
  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の関連で番組編成が大幅変更となり、3月17日19:00-20:54の枠で当初予定の番組[3]を変更し、急遽『欽ちゃん香取慎吾の元気が出る仮装大賞!汗と涙と感動の71作品大連発スペシャル!!』と題して放送した。
  • 第86回より、審査員が10人体制に戻った。一時取り止められていた審査員の仮装も同じく久々に復活した。
  • 第89回からは番組初の試みとして、視聴者生投票を実施している(詳細は#審査#表彰の項参照)。さらに上位3作品以外の各賞の賞金が10万円に減少した。

司会者

ナレーター

番組の流れ

本選までの道のり

  1. 申し込み
    郵送かFAXで申込書を「日本テレビ・仮装大賞本部」へ送る。
  2. 書類審査
    本部スタッフが、申込書を見て予選日の早い地区から順番に電話。合格した場合は電話にてお知らせ。
  3. 道具製作
    書類審査に合格した場合はその作品に必要な道具を製作(制作費は自己負担)。
  4. 地区予選
    決められた各予選会場へ行き、作品を発表する。現在の予選は札幌仙台新潟東京福井長野静岡名古屋大阪広島高松福岡で開催されている(交通費は自己負担)。
  5. 本選会場
    番組に出場し、公開審査

本選の基本的な構成

  1. オープニング、審査員紹介
  2. 作品発表・審査
  3. 合格者紹介(第1-34回は早口で紹介、第35・81・87回は省略、第36-80回・第82-86回・第88回以降はVTRで紹介)
  4. 各賞表彰式
  5. エンディング、優勝作品紹介(第72-78回と第80回以降)

審査

審査方法の変遷

第1回 第2-80回 第81-83回 第84-85回 第86回-
審査員の人数 15人 10人 5人 10人
1人あたりの持ち点 1点 2点 4点 2点
合格点 8点以上 15点以上 12点以上 15点以上
満点 15点 20点
  • 第1回の審査方法は、15人の審査員が、15点満点から持ち点1点を減らしていく減点方式で、出場者の演技終了時に8点以上なら合格であった。
  • 第2 - 80回と第86回以降は、10名の審査員が、1人あたり2点の持ち点で計20点を投票する加点方式。演技が終了した時点から審査が始まる。点数が15点以上になった時点で合格となり、ファンファーレが鳴る。逆に15点に届かないまま加点が途切れた状態が3 - 5秒(近年では10秒)程度続くと不合格となり、鐘の音が鳴り響く。
  • 第81 - 85回の審査員は5人で、1人あたりの持ち点は4点だった。
  • 合格点も第81 - 83回は20点満点中12点以上に引き下げられたが、第84回から再び15点以上に戻された。
  • 第89回からは番組初の試みとして、視聴者生投票を実施している。テレビのデータ放送携帯電話スマートフォンからリアルタイムで作品を会場の審査員同様に持ち点2点で審査することができる。

審査に関する備考

  • 萩本が1人で司会をしていた第64回までは、表彰式で各賞の発表や審査の統括、講評を行う審査員長を設置していた。
  • 不合格の鐘が鳴ったあとも出場者が退場するまでは加点が可能なため、演技終了後に司会者のフォローなどにより、審査員のおまけで加点され合格となることがある 。

表彰

  • 出場者は、本選大会で合格した時点で『入賞』扱いとなり、メダルが授与される。このメダルも回を追うごとに、徐々にデザインが変化している。
  • 最終審査で、合格者の中からアイデア賞などの各賞や第3位・準優勝・優勝を選定し、表彰を行う。合格者のみ表彰式に参加することができる。各賞の発表は第1-48回と第55-64回は審査員長が行っていたが、第65回からは香取慎吾が担当している。

現在の賞と賞金

第91回現在

  • 優勝:100万円
  • 準優勝:50万円
  • 第3位:30万円
  • それ以外の部門賞は以下の通り。それぞれ10万円。
    • 技術賞
    • 努力賞
    • ファンタジー賞
    • 演技賞
    • ユーモア賞
    • アイデア賞
    • 視聴者賞

部門賞、第3位、準優勝を受賞すると盾が、優勝するとトロフィーが授与される。また上位3賞には賞金パネルも授与される。

第89回より視聴者生投票を実施。最多得票数を獲得した組に視聴者賞が授与される。

過去の賞と賞金

  • 賞金体制の変遷 (単位は円)
第1回 第2-49回 第50回 第51-52回 第53-55回 第56-67回 第68-69回 第70-80回 第81回 第82-88回 第89回-
優勝 100万 200万 100万 200万 100万
準優勝 50万 100万 50万 100万 50万
第3位 20万 50万 20万 30万 50万 30万 省略 30万
部門賞 下記参照 10万 20万 10万 20万 25万 20万 10万
  • 第1回の部門賞に限っては、オートバイやカラーテレビなどの賞品形式だった。
  • アイデア賞とユーモア賞は第1回から、ファンタジー賞は第3回から、演技賞は第4回から、技術賞は第18回から登場。
  • 第1・2回と第4-80回に存在していた努力賞が第90回から復活した。
  • 第1・2回は技能賞、第3回はハッスル賞も設けられていたが、現在は廃止されている。
  • 第1・2回は、観客も仮装するのが条件だったため、「観客大賞」という賞も設けられていた。賞品は、第1回がハワイ旅行、第2回がグアム旅行。
  • 節目の回などに記念賞や特別賞が設けられることがある。不合格者から選ばれることもある。
    • 第20回、第30回:10万円
    • 第40回:30万円
    • 第50回記念賞は6組が受賞した。
    • 20年特別賞(第53回)、第55回:20万円
    • 第60回記念賞は萩本により不合格者から選ばれた。
    • 第61回は不合格者、第62回は合格者の中で、萩本から高い評価を得た作品に「欽ちゃん賞」という特別賞が贈られた。(第62回は放送されていない)
    • 第76回でも不合格者が1組だけだったことから、特別賞が贈られた。
  • 第81回のみ、第3位の表彰が省略された。
  • 第81回までは、準優勝と第3位にも盾ではなくトロフィーが授与されていた。
  • その他、正月放映分では、欽ちゃんが初期は合格者、後に不合格者に、主に小学生などの低年齢層に「お年玉」を出していたことがある。

仮装作品

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関連番組

  • 欽ちゃんの仮装大賞おもしろ裏話!嗚呼、仮装大賞(1983年4月23日)
  • 欽ちゃんの爆笑仮装大賞スペシャル・第20回記念!!オールスターが素人に挑戦!傑作仮装大会(1987年4月2日)
  • 仮装大賞10周年記念!欽ちゃんの仮装大賞裏表全部見せます(1988年11月19日)
  • 欽ちゃんの仮装大賞裏表全部見せますPart.2(1992年2月20日)
  • 欽ちゃんの仮装大賞裏表全部見せますPart.3(1995年3月11日)
  • 欽ちゃんの仮装大賞裏表全部見せますPart.4(1996年2月24日)
  • 欽ちゃんの仮装大賞まるごと50回分全部見せます(1997年2月22日)
  • 欽ちゃんの仮装大賞!どうしてこんなに・爆笑一生懸命物語(1999年2月6日)
  • 欽ちゃん香取慎吾の元気が出る仮装大賞!汗と涙と感動の71作品大連発スペシャル!!(2011年3月17日)
  • 徳光和夫のトクセンお宝映像!「欽ちゃんが見つめた"全日本仮装大賞"33年間」(BS日テレ、2012年4月11日)

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関連商品

  • 「新!仮装大賞パネル」(タカラトミー)
得点パネルを模したミニチュアモデル。

脚注・出典

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞

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  1. 結果発表時の「優勝」テロップ下などに表記される。
  2. 「ディレクターにズームイン!!」(齋藤太朗著、日本テレビ、2000年 ISBN 4820397370)p.270
  3. 当初予定の『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…旅猿スペシャル in ハワイ』は、放送日時を4月13日の21:00-22:48に変更して放送された。