狛江市
狛江市(こまえし)は、東京都の市のひとつで、多摩北部に区分される。
目次
地理
概要
多摩川中流左岸に位置する。市域の北端は国分寺崖線および野川、南端は多摩川にほぼ一致する。このため北から南方向に緩やかに傾斜しているが、概ね平地といえる。標高は20〜30mの間にある。市域は「枝豆」の形をしており、市役所を中心とした半径約2kmの円内に収まる。
東は世田谷区、北・西は調布市、南は神奈川県川崎市(多摩区)に接し、これら3つの面積の大きな自治体に取り囲まれた形になっている。多摩川の川崎側の河川敷も一部市域に含まれる。
河川
- 多摩川 - 本市の象徴ともいえる川。市内では逆S字型に優美なカーブを描いている。両岸は堤防が完備されている。
- 野川 - 現在は国分寺崖線沿いに流れているが、以前は市北部を縦断した後、世田谷通りに沿って流れていた。1960年代に、水害対策で旧・入間川とともに現在のルートに改修された。旧流路の縦断部分は野川緑地公園となった。
- 根川(ねがわ) - 多摩川住宅の外周を流れ、多摩川に合流している。
- 六郷用水 - 現在の多摩川住宅南東部付近で多摩川の水を取り入れ、大田区まで延びた用水。現在の六郷さくら通り、いちょう通り、世田谷通り、次太夫堀公園というルートで流れた。いちょう通り以南は旧・野川を利用した。1960年代に埋め立てられ、上部は道路、下部は下水道幹線に用いている。世田谷通り「一の橋」から「二の橋」にかけての南側歩道の広い緑樹帯は用水の名残である。
市勢
- 人口:76,796人
- 男:37,640人
- 女:39,156人
- 世帯数:38,277世帯
(狛江市役所発表による2011年4月1日現在)
面積
面積は6.39km²(639ha)。
東京都の市では最も小さく、全国では長らく蕨市、鳩ヶ谷市に次いで3番目に小さい市であったが、2011年10月に鳩ヶ谷市が川口市と合併したことにより、全国で2番目に小さい市となった。
人口
- 推移
- 郊外の農村であった1930年代までは3・4千人程度であったが、太平洋戦争が始まると9千人程度に増えた。高度成長期の1960~1970年代には急激な増加を見せ、一気に都市化が進んだ。この時期に市立小中学校が続々と開校した。
- 人口の推移
- 1万 - 1949年
- 2万 - 1960年
- 3万 - 1964年
- 4万 - 1967年
- 5万 - 1969年
- 6万 - 1972年
- 7万 - 1984年
※その人口を突破した年を表す
昼夜間人口
2005年に夜間人口(居住者)は78,314人であるが、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は57,386人で昼は夜の0.733倍の人口になる。通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者25,926人、市外から市内へ入る通勤者は8,260人と通勤者では市外へ出る通勤者のほうが多く、また学生でも市外から市内へ入る通学生は921人で市内から市外に出る通学生4,183人と学生でも昼は市外へ流出する。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行160,161ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)この 昼間人口/夜間人口比率0.733は東京23区および東京都市部25市計48区市のなかでもっとも低い数字である。狛江市が東京都下の区市のなかでもオフィスや工場・学校が少なく住宅地の多いもっとも極端な住宅都市であることが推察される。
人口密度
人口密度は都内の市区町村の中では17〜19位(時期により変動がある)、都内の市では武蔵野市に次ぐ2位となる。全国の市町村で3位である。東京特別区は13,653人/km²である。
- 人口密度の順位
- データは2005年10月のもの。
- 人口密度の項にも順位が掲載されている。
歴史
狛江古墳群
狛江古墳群と総称される古墳群が存在する。昭和26年より同古墳群中最大級の亀塚古墳の発掘調査が開始された[1]。亀塚古墳は帆立貝形前方後円墳、後円部径約31メートル、高さ約6メートル、前方部幅約14メートル、前方部長さ約9メートル、前方部の高さ約1.5メートル、括れ部の幅約8.2メートル、前方部の先開きの扇形の造出のような壇がある。亀塚古墳からは、「神人歌舞画像鏡」という中国製の鏡と、龍やキリンの図像が彫刻された金銅製毛彫金具などの副葬品が出土した。調査を指導した国学院大学の大場磐雄は、こうした出土品から、5世紀の高句麗系古墳とした[1]。しかしこの学説はその後の調査により誤りであったことが明らかとなった。 1987年から1988年までの間に旧第一小学校跡地(弁財天池道跡)の発掘調査によって、柄鏡形敷石住居跡などの竪穴式住居跡のほか、想定よりも古い弥生時代3世紀末の方形周溝墓と3基の古墳が検出された[1]。一般に5世紀末以前に東国のこの地に異人が来たことは考えられず、まして古墳群を造営する可能性は皆無である。狛江古墳群の更なる研究により、豪族とそれを支える社会の存在が弥生時代以前からあったことが証明された[1]。
関東の古墳時代中期(5世紀頃)の標式遺跡和泉遺跡の所在地としても知られる。
年表
- 1889年 - 町村制の施行により、駒井村、和泉村、猪方村、岩戸村、小足立村、覚東村が合併して狛江村となる。
- 1893年 - 神奈川県より東京府に編入される。
- 1912年 - 府県境が多摩川で引き直される。当村の、多摩川を挟んで対岸にあった飛び地が神奈川県橘樹郡稲田村に編入される(現川崎市多摩区和泉)[2]。逆に、同村大字宿河原の飛び地を当村に編入。
- 1926年 - 小田急小田原線が開通。
- 1952年11月10日 - 町制施行。狛江町となる。
- 1970年10月1日 - 市制施行。狛江市となる。
- 1974年9月1日 - 豪雨による多摩川上流域ダム放水のため、堤防決壊。
- 1989年7月 - 喜多見駅〜和泉多摩川駅間の複々線立体交差の工事着工。
- 1996年6月 - 石井三雄市長がバカラ賭博で巨額の負債を抱え、市長を辞職。
- 1996年7月 - 共産党員の矢野裕が市長に初当選。
- 1997年6月 - 小田急線の狛江市内の立体交差化の工事終了。
- 2009年10月 - 平和市長会議に加盟。
市のシンボル
- 市章
- 狛江の「こ」をかたどったもの。中央部は多摩川の流れを表している。市制施行と同時に制定された。
- 市の花
- ツツジ - 市内の公園や街路に植えられている。
- 市の木
- イチョウ - 東京都のシンボルマークにも採用されている。市内では三中や狛江高校などで見られる。狛江高校の文化祭は「公孫樹祭(こうそんじゅさい)」と称するが「公孫樹」とはイチョウのことである。
自治体交流
- 1987年7月25日に「ふるさと友好都市」となる。市民まつりでは川口町のブースが設けられる。1988年には災害援助協定を締結。2004年10月に発生した新潟県中越地震では本市から援助が行われた。
- 東京都八丈町 - 商工会女性部が交流。同じく市民まつりに参加する。
- 山梨県北都留郡小菅村 - 多摩川の源流にあり、いかだレースを期に交流が始まる。
- 福島県南会津郡田島町(現・南会津町) - 商工会が交流。市民まつりに参加する。
市政
市長
歴代市長
- 2012年 高橋都彦
- 2008年 矢野裕
- 2004年 矢野裕
- 2000年 矢野裕
- 1996年 矢野裕
- 1992年 石井三雄
- 1988年 石井三雄
- 1984年 石井三雄
- 1980年 吉岡金四郎
- 1976年 吉岡金四郎
- 1972年 吉岡金四郎
- 年は選挙のあった年。
市議会
- 定数は22人、現員21人。
- 直近の一般選挙は2011年4月24日、補欠選挙[被選出数1]は2012年6月24日に行われた(任期満了日:2015年4月30日)。
- 会派(2013年12月11日現在)
主な政治家
- 石井三雄(いしい さんゆう)
- 石井家は狛江村長・町長などの政治家や経済人を輩出するなど、この地区での旧家・有力者である。市議を1971年から4期16年務めた後、1984年、吉岡金四郎の後を引き継ぎ、市長となった。3期連続当選を果たし、小田急線立体化、再開発事業などを推進した。しかし、1996年6月、3期目の任期満了間際に辞表提出後失踪した。バカラ賭博による借金トラブルからであった。時折誤解されるが公費使い込みではなく全て私費である。その後、この件とは別の贈収賄容疑で逮捕された。1998年に二審で懲役2年・追徴金400万円の判決が下り、服役した。
- 河西信美(かさい のぶみ)
- 1944年生まれ。市川房枝の公設秘書などを経て、社会党の市議となる。社会党分裂後には民主党に属した。4期目の2001年に都議選に出馬し当選した。2004年の市長選に推され、石原慎太郎をはじめ自民党、民主党、公明党の国会議員や都議の精力的な応援も受けるが、矢野に敗れた。ホームページ(市長選後に閉鎖)には漫画家・石坂啓による似顔絵が掲載されていた。
国政・都政
- 国政 : 衆議院選挙では東京都第22区に属する。
- 都政 : 調布市とともに北多摩3区に属する。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。
- 2013年6月
- 栗山欽行(自民)
- 尾崎大介(民主)
- 2009年7月
- 尾崎大介(民主)
- 遠藤衛(自民)
- 2005年6月
- 遠藤衛(自民)
- 尾崎大介(民主)
- 2001年6月
- 遠藤衛(自民)
- 河西信美(民主) - 2004年6月に狛江市長選挙に立候補のため辞職した。
- 2013年6月
- 遠藤、尾崎ともに調布市を拠点とする。
地域
旧狛江村は、和泉、覚東、小足立、岩戸、猪方、駒井の6村合併にて成立、各町名はその村名を引き継いでいた。昭和50年代に住居表示の実施で、現在の町名になった。
中央部・西部(和泉地区)
和泉地区は市内最大の地区で、住居表示を機に5つの町となった。
- 和泉本町(いずみほんちょう)
- 市中央部。旧和泉地区の狛江通り以北の地域。市役所、狛江郵便局、狛江消防署、慈恵第三病院がある。
- 中和泉(なかいずみ)
- 六郷さくら通り以北と狛江通り以南の間の地域。小田急バス営業所がある。
- 元和泉(もといずみ)
- 市西部、多摩川沿い。六郷さくら通り以南、小田急線、世田谷通り以北の間の地域。狛江駅北口、西河原公園、都立狛江高校がある。
- 東和泉(ひがしいずみ)
- 旧和泉地区の小田急線、世田谷通り以南の地域。狛江駅南口、和泉多摩川駅がある。商店が多い。
- 西和泉(にしいずみ)
- 市西部。多摩川住宅の狛江市部分に一致する。市内最小の町。
北部
- 西野川(にしのがわ)、東野川(ひがしのがわ)
- 市北部、野川沿い。元々、覚東(がくとう)、小足立(こあだち)地区であったが、両地区とも東西の2地域に別れ、それが交互に位置する(覚東-小足立-覚東-小足立という配置)という複雑な地区であったため、住居表示を機に「野川」に改めた。松原通りを境に東西に分かれている。
東部
南部
- 猪方(いのがた)
- 市南部、多摩川沿い。住居表示実施前後で町名が変わらなかった。「狛江」と合わせると住所には「けものへん」がふたつ並ぶことになる。
- 駒井町(こまいまち)
- 市南東部、多摩川沿い。以前は駒井だったが「狛江」と間違えやすいので、住居表示実施時に「町」が付いた。三丁目の多摩川沿いの地区は元「宿河原(しゅくがわら)」地区で、対岸の宿河原に属していた歴史を持つ。
字名・旧地名
住居表示上の町名ではないが古くからある地名を記す。現在でも商店、施設、交差点、バス停などに名を残すものがある。
- 駄倉(だぐら) - 主にいちょう通りの南側の地域。駄倉保育園がある。
- 松原(まつばら) - 狛江通りと松原通りの交差点付近。バス停・交差点の名前として残っている。
- 御台橋(ごだいばし) - 松原通りと旧野川の交差点付近。野川の橋の名が由来。バス停の名前として残っている。
- 田中橋(たなかばし) - 松原通りと六郷さくら通りの交差点付近。六郷用水の橋の名が由来。
- 一の橋、二の橋(いちのはし、にのはし) - 世田谷通りの岩戸付近。六郷用水の橋の名が由来。西が一の橋、東が二の橋。バス停の名前として残っている。
- 銀行町(ぎんこうまち) - 狛江三叉路付近。近年まで狛江通り沿いに「銀行町児童遊園」があったが道路拡張で消滅した。この地域は「狛江銀座」の名でも呼ばれる。
- 千町耕地(せんちょうこうち) - 多摩川住宅の敷地は以前は耕作地であり、この名で呼ばれた。
- 半なわ(はんなわ) - 猪方の西側。
主な集合住宅
- 多摩川住宅 - 都住宅供給公社が建設。調布市染地と狛江市西和泉にまたがる。
- 都営狛江アパート - 1967年完成。
- 都営東野川二丁目アパート
- 神代団地 - 住都公団が建設。調布市西つつじヶ丘と狛江市西野川にまたがる。
- グランノア和泉多摩川 - 猪方4丁目の大型低層マンション。2005年、三菱化成(現三菱化学)団地跡地に建設。
- 狛江ハイタウン - 市の北東端、野川の南側。1973年に完成。
- 狛江セントラルハイツ - 市役所北側。
- パークハイム狛江 - 小田急線多摩川鉄橋の南側。
- 豊栄狛江マンション - 1973年完成。
- 狛江コーポラス
- パークシティ成城 - 野川の北側。敷地は当市と世田谷区成城にまたがっている。住居表示は「棟の出入口が世田谷区にある」ことを理由に全戸が世田谷区となった。
- フォルスコート狛江
産業
主な事業所
- 京セラクリスタルデバイス
- アップル
- 財団法人電力中央研究所(CRIEPI) - 日本の発電技術の開発を担うシンクタンク兼研究機関。
- 東京電線工業 - 電子機器関連の配線材料を製造している。敷地の一部はユニディ狛江店になっている。
過去にあった事業所
- 土屋酒造 - 岩戸南にあった造り酒屋。1990年代後半に長女が後を継ぎ、『夏子の酒』を彷彿とさせるなどと言われた。2004年夏に廃業となり、敷地が更地となり、マンション建設が行われた。
- 新宿高野狛江工場 - フルーツパーラーで知られる高野の工場が岩戸北のいちょう通り沿いあった。200x年に閉鎖された。
- デュプロ - 市役所の北に本社・工場があり、印刷関連機器を開発、製造していた。200x年に相模原に移転した。跡地はマンションになっている。
- 国際電気 - 跡地は都営狛江団地になっている。
- シグマ - 過去に岩戸南に所在。2005年9月に事業拡大のため神奈川県川崎市麻生区栗木に移転
- 東京航空計器
交通
鉄道
道路
- 世田谷通り
- 都道3号。市内中心部を東西に走る。西側は、1990年代後半の小田急線高架化、和泉多摩川駅前再開発、多摩川水道橋の架け替えなどにより、全面的にリニューアルされている。
- 狛江通り
- 都道11号の一部。世田谷通りの「狛江三叉路」から旧甲州街道までを結ぶ。途中、小田急バスの狛江営業所があり、多くの路線が走る。同営業所脇には市内唯一の歩道橋がある。
- 松原通り
- 一中通り・公園通り
- 狛江通りの北側に平行に走る。松原通りより南が一中通り、北が公園通り。沿道に電力中央研究所、一中、市民グランド、狛江消防署、狛江郵便局、ユニディ、市民体育館などの諸施設がある。近年、路線バスも通るようになった。
- 六郷さくら通り
- 狛江駅北口から西に進み多摩川に至る道路。元々は「六郷用水」が通っており、それを埋め立ててできた。長らく「福祉会館通り」と呼ばれていたが、福祉会館が「あいとぴあセンター」にリニューアルしたため改称した。
- いちょう通り
- 狛江駅北口から東に進み、世田谷通りの新一の橋交差点に至る道路。六郷さくら通りの延長上にあり、同じく六郷用水を埋め立ててできた。狛江通りのバイパス的な存在。
- 品川道(しながわみち)
- 水道道路
- 猪駒通り
- 市南部を横断する道路。昔、多摩川の堤防はこの位置にあった。バス(狛11系統)が走る。商店が多い。
- 計画中の道路
- 外環道 - この付近では国分寺崖線と野川の間の地下を通る計画となっており、本市の場合、東野川地区がわずかにこれにかかる。
バス
小田急バスと京王バスが乗り入れている。また、2008年11月24日より、小田急バスへの委託により、コミュニティバス「こまバス」の運行を開始している(小田急バス狛江営業所#狛江市コミュニティバス「こまバス」を参照)。
タクシー
市内は長らくイースタンモータースの事業エリアであったが、規制緩和後、事業縮小をはかるイースタンモータースが狛江地区及び大田区蒲田にあった営業所をグリーンキャブに売却、それ以後は主にグリーンキャブの事業エリアとなっている。 なお、イースタンモータースが請け負っていたANA関連やフジテレビ朝迎えの仕事も、乗務員とともにグリーンキャブが「協力」する形で引き継いだ。
公共事業
上水道
給水は市町村の事業であるが、多摩地域の多くの自治体は上水を供給する東京都水道局から事務委託されていた。本市もそれに倣っていたが2007年(平成19年)4月1日に事務委託を廃止して都営一元化された。市独自の水源は地下水で、現在も西野川に4ヶ所と和泉本町に2ヶ所の取水井戸を持っている。それ以外の水は東村山浄水場から来ており、その水源の割合は「多摩川:利根川=3:7」となっている。 多摩川の分は羽村取水堰から取水しているものである。これらの割合は「井戸 : 都 = 1 : 9」で、和泉本町の浄水場で両者は混合され給水される。
市内には多摩川水道橋や水道道路などがあるが、これらは川崎市多摩区にある長沢浄水場と田園調布エリアを結ぶ「長沢系」のもので、本市への給水には直接関与しない。しかし前述した都の「東村山系」の事故時には、この長沢系も使えるようになっている。また世田谷区喜多見の砧浄水場(敷地の一部は本市にかかる)は世田谷区南西部の給水を担っており、こちらも本市には関わらない。
下水道
1969年から整備が進められ、1979年に市内全域が完備された。下水道完備の自治体としては全国で4番目である。下水処理は大田区の東京都下水道局森ヶ崎水再生センターで行っている。
ゴミ処理
多摩地域の他市と多摩川衛生組合を構成している。焼却場などの処理施設は稲城市大丸の多摩川沿いにある。組合は長らく狛江市、稲城市、多摩市の3市で構成されていたが、1990年代に多摩市が脱退、府中市と国立市が加入し、現在は4市で構成されている。
最終処分場には日の出町の「二ツ塚廃棄物広域処分場」を利用している。処分場の設置者は「三多摩地域廃棄物広域処分組合」(略称「処分組合」)で、多摩地域の多くの市が属している。
収集業務は民間企業に委託している。
多摩地域の多くの市でゴミ収集の有料化が実施されているが(2004年10月時点で26市中12市)、本市でも2005年10月1日より実施されている。
消防
消防署
消防は市町村の事務であるが、本市は多摩地域の多くの自治体と同様に東京消防庁へ業務を委託している。119番通報は立川市にある方面本部につながる。多摩川対岸の狛江市市域での水難事故などでは川崎市消防局が出動する場合がある。
- 狛江消防署(東京消防庁第8方面)
- 南部地域には小田急線踏切による遅延を防ぐために猪方出張所が設けられた。
消防団
平成23年4月1日に分団の合併があり、現在第一、第二、第三、第五、第八、野川の6個分団となっている。 各分団に1台のポンプ車が配備され、それぞれにAEDを搭載している。
郵便
以前は調布郵便局の管内で郵便番号は182であったが、1979年(昭和54年)に狛江郵便局ができ、郵便番号201となった。当時は、配達は狛江局、収集は調布局が行っていた。
東京都内の郵便番号は100番台が一般的だが、狛江局など多摩地域で新設された郵便局には、201 - 208番が付与されている。
各エリアの郵便番号 : 201以降の4桁の番号を記す。
- 0001 - 西野川
- 0002 - 東野川
- 0003 - 和泉本町
- 0004 - 岩戸北
- 0005 - 岩戸南
- 0011 - 西和泉
- 0012 - 中和泉
- 0013 - 元和泉
- 0014 - 東和泉
- 0015 - 猪方
- 0016 - 駒井町
電話
電話普及期に世田谷区内の砧電話局から架線されたという経緯がある(現在は狛江局収容)ため、市外局番は市域のほとんどが03である。03は「23区の市外局番である」との“常識”が浸透しているため、本市は特異であるとの印象を与えるが、調布市や三鷹市の区部に接する地区(収容局が世田谷管内の場合)でもみられる。なお、大阪市の市外局番06は兵庫県尼崎市全域にも跨る。
本市と調布市にまたがる多摩川住宅(西和泉)と神代団地(西野川)では、調布局の042が使われている。
なお110番通報した場合、西和泉と西野川の一部を除き、桜田門の警視庁本部庁舎に繋がる。
警察
多摩地域では2市に1つの警察署という事例が多く見られる。当市も調布警察署が調布市と当市を管轄している。庁舎は管轄地域の中心である調布市国領町の甲州街道沿いにある。しかし、市の中心に拠点がほしいという要望から「大型交番」が設けられたことがある。
交番
- 狛江交番 - 狛江駅前。元々市役所脇にあったが、道路拡張工事で道路向いに移転。その後、狛江通りの小田急線南側に大型交番として移転。更に、駅前交番の要望が高く、再度移転させることになった。旧大型交番は商工会議所の施設として使われている。
- 和泉多摩川交番 - 駅前高架下に独立した建物を持つ。
- 岩戸交番 - 世田谷通り沿い。
- 小覚交番 - 小覚(こがく)とは小足立と覚東から一字ずつ取ったもの。
- 中和泉交番
- 猪方交番
学校
現在、市立小学校は6校、市立中学校は4校ある。少子化のため、中学校2校の統廃合が予定されている。名称は狛江第○という番号形式だったが、統廃合後の新名称はオリジナルなものとなっている。2004年度より中学校の2学期制が実施され、小学校についても検討されている。なお2014年度より中学校は3学期制に戻ることとなった。
小学校
- 狛江市立狛江第一小学校(1872年9月 - ) : 学区は市内中央部。私塾を併合して泉龍寺境内に開校。以後何度か校舎を移転した後、1987年に現在の地に。
- 狛江市立狛江第三小学校(1957年10月 - ) : 学区は概ね世田谷通りと水道道路の間の地区。
- 狛江市立狛江第五小学校(1968年4月 - ) : 学区は市内北東部。
- 狛江市立狛江第六小学校(1971年4月 - ) : 学区は概ね水道道路以南の地区。
- 狛江市立和泉小学校(2001年4月 - ) : 学区は市内南西部。四小と八小を統合してできた。敷地は元八小跡地で校舎は2002年に完成。ミニプラネタリウムを持つ。
- 狛江市立緑野小学校(2005年4月 - ) : 学区は市内北西部。二小と七小を統合してできた。敷地は元二小跡地で校舎は2006年に完成。
統廃合された小学校
- 狛江市立狛江第二小学校(1949年4月 - 2005年3月) : 学区は市内西部。七小と統合され緑野小になった。
- 狛江市立狛江第四小学校(1966年9月 - 2001年3月) : 八小と統合し和泉小へ引き継いだ。多摩川住宅内の跡地を三中の移転先にする構想がある。
- 狛江市立狛江第七小学校(1973年4月 - 2005年3月) : 学区は市内北西部。二小と統合され緑野小になった。
- 狛江市立狛江第八小学校(1975年4月 - 2001年3月) : 四小と統合し和泉小へ引き継いだ。1970年代から80年代中頃にかけては子供向けテレビドラマ「あばれはっちゃく」シリーズの収録にも使われた。
中学校
- 狛江市立狛江第一中学校(1947年4月 - ) : 学区は市内中央部。四中との統合構想がある。
- 狛江市立狛江第二中学校(1967年4月 - ) : 主に三小と六小の出身者が入学する。過去には小田急線以南すべてが学区、すなわち一小出身者も3分の1は二中に進んでいた時期があった。体育館は上から見て正方形で、舞台やコートはその対角線上に配置されるなど、他の学校ではあまり見られない形態を持つ。
- 狛江市立狛江第三中学校(1973年4月 - ) : 主に和泉小の出身者が入学する。学区は市内西部。小田急線沿いにある。元は日本水道水道株式会社(東京都水道局に吸収)の狛江浄水場で、現在も一部の施設が残っている。敷地内のイチョウから得られるギンナンを販売し寄付する「ギンナン募金」行われている。旧四小の敷地に移転させ、跡地を図書館などにする構想がある。
- 狛江市立狛江第四中学校(1980年4月 - ) : 学区は市内北部。再統合の構想がある。2004年秋、合唱コンクールの全国大会へ出場した。
高等学校
- 東京都立狛江高等学校(1973年9月 - ) : 和泉多摩川駅から近い。2002年夏、全国高等学校野球選手権西東京大会でベスト8に進出した。
大学
- 東京慈恵会医科大学 : 調布市にまたがる敷地に医学部国領キャンパス、附属病院がある。
社会教育
図書館
- 中央図書館 : 1977年11月に開館。開館時から最新式のバーコード管理。
劇場・ホール
- エコルマホール
- 狛江駅北口「エコルマ」内にある。1995年に開館。市の外郭団体が運営する。芸能人やクラシックのコンサート、映画上映、市民の文化活動、小中学校の校外学習などに使われる。
体育施設
- 市立
- 市民総合体育館・市民プール - 市西部にある。
- 市民グラウンド - 一中の隣地にある。
- 市民テニスコート・市民ふれあい広場 - 狛江高校の北にある。
- 多摩川緑地公園グラウンド - 多摩川河川敷の野球用グラウンド。
- 西和泉体育施設 - 閉校した四小の校庭と体育館を転用している。
諸施設
国の施設
都の施設
- 東京都大気汚染測定室 - 伊豆美神社そばにある。
その他
- 送電線 - 市を北西から南東に貫いている送電線はJR東日本のもので、新潟県小千谷市の発電所から横浜市鶴見区の変電所を結んでいる。総延長は約300kmに及ぶ。なお、小千谷市は友好都市である川口町に隣接している。
神社・寺
神社
前述の通り、旧・狛江村は6村が合併してできた。各村には鎮守として1ヶ所ずつ神社があり、現在もこれを受け継いでいる。秋に例大祭を行っている。
- 伊豆美神社(いずみじんじゃ) - 和泉
- 小足立八幡神社 - 小足立
- 子ノ権現三島神社(ねのごんげんみしまじんじゃ) - 覚東
- 岩戸八幡神社 - 岩戸
- 白幡菅原神社 - 猪方
- 日枝神社 - 駒井
- 宿河原地区は多摩川対岸の神社の氏子であったが、狛江側に移ってからは日枝神社の氏子となった。
寺
- 泉竜寺(せんりゅうじ) - 狛江駅の駅前にある。
- 玉泉寺(ぎょくせんじ) - 和泉多摩川駅の駅前にある。墓地を持つ。
- 慶岸寺(けいがんじ) - 市区境の狛江側にある。幼稚園を持つ。
- 慶元寺(けいげんじ) - 市区境の喜多見側にある。幼稚園を持つ。江戸の名の由来である江戸氏の氏寺として、鎌倉時代に江戸城内に建立され、室町時代にこの地に移転した。
イベント
- 多摩川いかだレース - 自作のいかだを用い、多摩川の五本松から河川敷グラウンド付近までのタイムを競う。1991年から毎年7月中旬に催されている。
- 狛江市花火大会 - 1922年頃に始まったといわれ、毎年7月下旬〜8月上旬に催されていたが、市の財政難により、2004年を最後に中断された。2010年、市制施行40周年記念事業「音楽と花火の祭典」として6年ぶりに再開される[3]。
- 市民まつり - 1977年から、毎年11月中旬に催されている。市役所前広場、一小、市民グラウンドなどが会場に使われる。パレードや露店が出たり、歌手やヒーローのショーなどが行われる。
- ほおずき市 -
- 狛江わんぱく駅伝 狛江青年会議所主催で行われていた青少年育成事業。25回の歴史を持つ。現在は実行委員会組織にて運営。第25回大会より狛江市民まつりと同時開催となる。
街おこし活動
- 多摩川戦隊コマレンジャー
- 元々狛江関連の個人サイト上で創作されたものが、街おこしグループの目にとまり、2003年に実体化されることになった。市内のイベントなどに登場する。各地の「ご当地ヒーロー」と提携している。いわゆる「戦隊シリーズ」の設定に準じているが、頭部は映画『地球防衛軍』に登場する宇宙人「ミステリアン」に、胸の部分は『キカイダー』シリーズに登場する「ハカイダー」に類似した形状を持つ。
- 絵手紙発祥の地 - 狛江
- 2005年に狛江郵便局が実施した「絵手紙発祥の地-狛江・絵手紙発祥23周年記念キャンペーン」では、全国から募集した約1600枚の絵手紙が商工会の手を経て市内約1000ヶ所の店舗・事務所に配布された。この動きを受け、2007年には狛江市がこれを市の事業と位置づけ、市民による「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会が設立された。同委員会は、2008年3月、狛江駅前に「絵手紙発祥の地-狛江」と書かれた巨大な懸垂幕と横断幕、そして街灯フラッグを設置するなど活動。同年8月23日には、狛江市内各地域から選出された10組の親子をむいから民家園に集め、「第1回親子絵手紙サミット」を開催。これを記念して園内に丸型ポストモニュメントの設置も行った。同年10月には絵手紙創始者である「小池邦夫講演会」を開催。これと同時に、同委員会が製作した絵手紙マップや絵手紙はがき「小池邦夫童謡絵手紙」がお目見えした。また、市内の店舗等の協力により、26か所に「絵手紙・街角ギャラリー」を展開。これまでに集まった100名以上の絵手紙サポーターが季節ごとに絵手紙作品を提供する。さらに、同年11月に運行開始された狛江市コミュニティーバス「こまバス」には、側面に大きな「絵手紙発祥の地-狛江」のステッカーが貼られ、車内には絵手紙が展示されるなど、「絵手紙美術館」として市内を巡回している。
- 狛江のまち 魅力百選 - 狛江の良いところを市民で共有し、町おこしを進めるもの
- 狛江の多摩川の堤から - 万葉東歌・防人歌をしのぶ
- 五本松と多摩川
- 和泉多摩川川床
- 野川
- 前原公園
- 西河原自然公園周辺
- 緑地保全地区一帯
- 美しい林(西野川二丁目)
- 残ったおじいちゃんの榎
- Nさんの竹林
- 根川さくら通り
- 六郷用水取水口跡と玉翠園跡石垣
- 古墳のある風景
- むいから民家園
- 石井家長屋門
- 泉龍寺
- いちょう通りミニ公園
- 安心・安全、きれいなまちづくり
- 銀杏募金
- 狛江古代カップ多摩川いかだレース実行委員会
- 狛江水辺の楽校
- まちを元気にする会
- 狛江の地域ねこ
- メモリーロード
- 昔の思い出(多摩川の流れともに)
- 伊豆美神社を尋ねて
- 絵手紙は心を伝える日本の美(絵手紙を愛する各会)
- ニュートンのりんごの木、メンデルのぶどう棚
- 御来光を見る
- MERRYCHRISTMAS(狛江一中から狛江教会のクリスマスイルミネーション)
- いこいのカフェ(泉の森会館)
- 万葉歌碑
- 万葉をしのぶ乙女像『たまがわ』
- 二色の秋(野川遊歩道)
- 「歩きたいまち・狛江」-まちづくりに関する継続的な調査活動-
- 狛江駅前のみち
- 市内産農産物の直売所
- 開発道路もこんなだといいな和泉本町二丁目デザイナーズハウス
- 多摩川土堤の桜
- 駄倉塚古墳
狛江が発祥の活動
- 絵手紙 - はがきに水彩で絵を描き、一筆沿える形式の手紙。日本絵手紙協会の代表者が狛江市在住。狛江では、最初の絵手紙の教室が開かれ、その会は現在も存続している。狛江郵便局では、協賛するイベントを行っている。
- ゴム銃 - 割り箸を組み立てた銃でゴムを飛ばす遊びの発展形。日本ゴム銃射撃協会の代表者が狛江市在住で、地元の公民館や二中、三小ほかでイベントを行っている。
出身人物
※プライバシー保護のため公表、公言しているものに限る。居住者は現在も居住しているとは限らない。
- 紺野美沙子 - 女優。
- 小野武彦 - 俳優。
- 春野寿美礼 - 宝塚歌劇団花組元男役トップスター。中学は狛江三中出身。
- 大久保剛 - 音速ラインベース。
- 野田朱美 - 元サッカー日本女子代表。狛江二小-狛江一中卒。
- 小川和幸 - 北海道放送アナウンサー。
- 上野聡行 - 熊本県民テレビアナウンサー。
- 石原千秋 - 夏目漱石の研究者。
- 荒木貞夫 - 元陸軍大将で第二次大戦後にA級戦犯になった。狛江駅北口と泉竜寺の間の雑木林が住居の跡地。
- 香川愛生 - 将棋の女流棋士。
ゆかりの人物
- 原節子 - 女優。居住歴あり。
- 竹林進 - 映画監督。居住。監督したドラマ作品では本市内の多摩川での撮影も多かった。
- 斉藤暁 - 俳優。居住。狛江市民吹奏楽団でトランペットを吹く。
- 梅津栄 - 俳優。居住。
- 岸浩太郎 - 俳優。歌手。居住。狛江市友好都市福島県南会津町を含む会津親善大使。
- 仲村秀生 - 声優。居住。市民向けカルチャー教室で朗読講座を持つ。
- 溝口肇 - 作曲家。
- 池田光夫 - 音楽家。バンドネオン奏者。故人。
- 田原健一 - Mr.Childrenギター。
- 中川敬輔 - Mr.Childrenベース。
- 鈴木英哉 - Mr.Childrenドラム。主人公となった「雨のち晴れ」という曲では、「1DK 狛江のアパートには 二羽のインコを飼う」という歌詞が登場する。
- 品川祐 - お笑い芸人。在住歴あり狛江三中時代は春野寿美礼と同期。「広報こまえ」平成21年新年号に矢野市長との対談が掲載された。
- 近藤春菜 - お笑い芸人。居住。
- 小林正寛 - 俳優。居住。
- 宇治野賢治 - 映画監督。居住。
- 三塚幸彦 - 尺八演奏家。遠TONE音。居住。
- 高山善廣 - プロレスラー。以前居住していたと「坂口道場」開場時に自身公式ウェブにて発言。
- ドン荒川 - プロレスラー。居住
- 中田浩二 - プロサッカー選手。鹿島アントラーズ所属。2002年・2006年FIFAワールドカップ日本代表。帝京高校在学時は狛江に居住し通学。当時テレビ密着自宅取材あり。
- 冨永こよみ - バレーボール女子日本代表選手、パイオニアレッドウイングス所属。「狛江セブン」出身。
- 笠井信輔 - フジテレビアナウンサー。母校の狛江高校で講演を行っている。
- 小林美紀 - 秋田放送アナウンサー。
- 宮尾登美子 - 居住歴あり。中央図書館に宮尾コーナーがある。
- 菊地秀行 - 居住歴あり。
- 青山光二 - 居住。2003年、90歳で川端康成文学賞を受賞し話題になった。
- 荒木経惟 - 1977〜1982年に居住。自身の作品に狛江付近の情景が描かれたもの多数。
- 高野玲子 - 居住。猫の銅版画。
- 菅原昭英 - 東京大学史料編纂所名誉教授、駒沢女子大学元学長。泉竜寺住職で禅宗研究者。
- 本山一城 - 漫画家。居住。
- 安田亘宏 - 観光学者。居住。
狛江を舞台にした作品
- 『岸辺のアルバム』 - 1974年の多摩川水害が物語の根底にある。
- 『3年B組金八先生』 - 金八先生は、足立区に赴任する前は世田谷の中学に勤務しており、狛江に住んでいた。1作目の第1話では狛江駅ホームでロケが行われている。第2話での引っ越しの際には「駅から徒歩15〜20分の場所に住んでいる」旨のセリフがある。ちなみに、市内在住俳優の小野、斉藤、梅津らは父兄役などで出演歴がある。
- 『太陽にほえろ!』 - 小田急線・多摩川鉄橋下付近の河川敷は第81・92・223・406・454・463話ほか度々ロケで使用されたほか、野崎刑事(長さん)は"多摩川沿いの団地"に居住の設定であった。
- 『野々村病院物語II』 - 1982年11月2日から1983年5月3日までの全26回、TBS系列で放送されていたテレビドラマ。時々、和泉多摩川辺りを自転車で走る柏原よしえが映るが、ほとんどはセットでの撮影のため、当市でのロケはあまりない。オープニングで映る映像は当市から川崎市を撮影した物である
- 『ツルモク独身寮』 - 窪之内英策の漫画。劇中、喜多見から向ヶ丘遊園にかけての風景が登場する。
- 『レディ・ジョーカー』 - 高村薫の小説。和泉自動車教習所付近が現金受け渡し現場として指示された。
- 『おれはキャプテン』 - コージィ城倉作。『週刊少年マガジン』2003年9月24日号(41号)から連載開始。狛江市立狛駒中学校の野球部を舞台にした作品。冒頭、当市の紹介から始まるが、その後、市関連の描写はほとんどない。
- 『西狛江中学3年B組』 - 2004年1月2日フジテレビ系で放送された『新春ドラマ 愚痴2』で、5本のオムニバスドラマの内の1本。
- 『虹のかなた』 - 主人公小川ちひろ(尾崎千瑛)の通う小学校は実在しない狛江市立狛江東小学校(ただし実際のロケ地は、八王子市内?)。その通学路は、狛江市内の多摩川の河川敷付近である。居候先の叔父の経営するうどん店「けむりや」は、東和泉6-15-1(6丁目は架空の住居表示)に立地する。叔父の娘奈緒子(水黒遥日)がコマレンジャーと撮影している場面や『コマレンジャースナック』を食べている場面も登場。
- 『闇金ウシジマくん』 - 真鍋昌平の漫画。劇中に登場する多重債務者が都営狛江アパートに居住。
- 『ソラニン』 - 浅野いにおの漫画。劇中に和泉多摩川付近が描かれている。世田谷通と津久井道を結ぶ多摩川水道橋は舞台の象徴として何度も登場する。
- 『ドロップ』 – 品川庄司の品川ヒロシが監督・脚本をした狛江を舞台にした映画。しかし、映画内では狛江は使われていない。
- 『蓮丈那智フィールドファイル』 - 北森鴻の推理小説。主人公の助教授が勤める東敬大学があるのが狛江市。
- 『相棒』 - 「通報者」という回では狛江が舞台になっており、いずれも架空の「狛江市立北野川中学校」「狛江警察署」が登場する。
- 『獣医さん、事件ですよ』 - 2014年7月クールに読売テレビ制作・日本テレビ系列で放送された連続ドラマ。主人公が経営する動物病院が狛江市に所在。
ナンバープレート
狛江市は、多摩ナンバー(多摩自動車検査登録事務所)を割り当てられている。
- 多摩ナンバー割り当て地域
- 立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、国立市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、西東京市[1]。
脚注
注釈
参照
参考文献
外部リンク
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