刑事コロンボ
テンプレート:雑多な内容の箇条書き テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox television 『刑事コロンボ』(けいじコロンボ、原題:Columbo)は、アメリカで制作・放映された、ロサンゼルス市警察殺人課の警察官コロンボを主人公としたサスペンス・テレビ映画である。全69話。音声吹き替え版で日本でも放送。民放テレビでは2時間枠の放送となる。 このページでは日本語版タイトル「刑事コロンボ」と「新刑事コロンボ」について説明する。
目次
概要
1962年にウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンが制作したTVミステリー・シリーズで、1968年から1978年まで45本がNBCで放送され(日本語版タイトル「刑事コロンボ」)、その後1989年から2003年まで24本がABCで放送された(日本語版タイトル「新刑事コロンボ」)。
制作はユニヴァーサル映画。主演のピーター・フォークにとっては、初めての本格的な刑事ドラマとなった。原作・原案はリンクとレビンソン。TVでコロンボが初登場したのは、1960年に「The Chevy Mystery Show」内で放送されたエピソード「Enough Rope」でアメリカの俳優バート・フリードがコロンボを演じた。その後1962年にこのエピソードをもとに脚色したトーマス・ミッチェル主演の舞台劇『殺人処方箋』を公演し、1968年に再度TV版にアレンジした単発作品をパイロット版とした。フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマス・ミッチェルがすでに死去していたためだった。
独特のテンポで進むストーリーで、知的で社会的地位も高い犯人が完全犯罪を目論むも、一見愚鈍で無害そうなコロンボにアリバイを突き崩され、自ら破滅の道を転落する必罰的展開ながら、コロンボと犯人との駆引き、静かにそして確実に追い詰められて行く犯人の内面の葛藤・焦りといった感情描写や、コロンボのユーモラスな台詞回しなど、そのいずれもが味わいのある1話完結の人間ドラマとなっている。
作品の特徴
最初に完全犯罪を企む犯人の周到な犯行を視聴者に見せた後、一見して隙のない犯人が見落としたほんの僅かな手がかりを元にコロンボが犯行を突き止める物語となっている。ミステリー小説では倒叙物と呼ばれる形式だが、視聴者はあらかじめ犯人とその犯行を知っているので、視聴者の興味は「犯人と視聴者は一体何を見落としていたのか」「コロンボがどうやって尻尾をつかんで犯人を追い詰めるか」「犯人側の心境に重ねる緊張や焦り」などの心理的駆引きが展開されていく。犯人が結末にわかる(シーズン5「さらば提督」)、犯人は明らかにされているがトリックは結末までわからない(シーズン7「美食の報酬」)、など例外作品も放映されている。
テレビミステリーシリーズにおいて、際だって著名な俳優(いわゆる大物俳優)や個性的な俳優を犯人として配役した場合、彼らの登場時点で視聴者に真犯人がわかってしまい、「最後まで犯人が分からない」というストーリーを成り立たせることは難しい。単発のドラマであれば大物俳優を複数配役すれば可能ではあるが、シリーズものでは予算的にも困難である。しかし、倒叙物の手法を取り入れることにより、大物俳優を犯人役に、毎回起用することができることとなった。テレビドラマでは、ともすると視聴率重視のために短い時間で様々な要素が盛り込まれがちだが、本シリーズでは暴力や性的描写が(旧シリーズでは)なく、ドラマは犯人とコロンボの心理戦を中心に進められる。
犯人は医者や弁護士、作家、会社重役、スターなど地位や名声のある知識人、有名人であることが多く、犯行動機も権力欲や遺産目的によるものが多い。知能犯である彼らの犯行はいずれも緻密かつ周到で、コロンボから追及されても鮮やかにかわしていく。これら特権階級(エスタブリッシュメント)の世界をうかがわせること、そしてそれらの人々が作り上げた完全犯罪を覆していくことにこの作品の魅力があるといえよう。原案者のリンクとレビンソンは、コロンボの庶民的で凡庸なキャラクターの対比を鮮明にするため犯人を特権階級に設定したと語っている。
なお、『刑事コロンボ』シリーズ全作品69話の中で“名作”として特に人気のある作品は、「別れのワイン」、「忘れられたスター」などである。「忘れられたスター」は『刑事コロンボ』シリーズの中で唯一、コロンボが真犯人を逮捕することができなかった作品でもある。
主人公であるコロンボ
コロンボの肩書
コロンボは、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロサンゼルス市警察殺人課に所属する警察官であり、階級は「Lieutenant(ルテナント)」である。アメリカ合衆国の警察での「Lieutenant」という階級は、一般的な英和辞書では警部補と訳されるため、それに従えば「コロンボ警部補」となるが、実際の各階級の役職、役割、人員の構成比率などで較べた場合、ロサンゼルス市警察においては日本の警察での警視がもっとも近い階級となる。それに従えば、「コロンボ警視」となるのが一般的であるが、日本語版の放送やビデオの日本語訳字幕では一貫して「コロンボ警部」とされている。また、日本語版の作品のタイトルは「刑事コロンボ」である[1][2]。
また、ロサンゼルス市警察も含め一般的なアメリカ合衆国の警察においては、「captain」→「lieutenant」→「sergeant」といった階級制度が採用されている。これを日本語に訳す場合、一般的には captain を「警部」、lieutenant を「警部補」、sergeant を「巡査部長」とすることが多い。ただし、アメリカの実際の制度では captain は分署長や本部の課長などを務めることが多く、lieutenant はそれに次ぐ階級として、署長(もしくは実動部隊の長)の「副官・代行」であるとともに、場合によっては署長職を務めることもある。その下の階級の sergeant でも警察署の係や課、警察署全体の当直(ウォッチ)シフトなどを監督・指揮する役職の階級となっている。すなわち、厳密に警察組織内の役割・役職等を比較した場合、アメリカの警察の階級である captain、lieutenant、sergeant と日本の警察の階級である警部、警部補、巡査部長は対応していない。しかし、警察組織に限らず、違った言語と文化の間で概念と単語が一対一対応しているとは限らないことは珍しくない。
コロンボの名前
シリーズを通して劇中でコロンボが自分の名前(ファーストネーム)を述べたことは一度もない。また、コロンボの名前が呼ばれたことも一度もない。コロンボも名前を尋ねられた際、「私を名前で呼ぶのはカミさんだけです」と答えている。フォークはインタビューでの質問に答えて、コロンボの名前を「警部補(ルーテナント)」と述べたことがある。しかし近年、DVDの発売によって1つの解答が出た。第5話「ホリスター将軍のコレクション」と第35話「闘牛士の栄光」で、コロンボの警察バッジケースがクローズアップされる場面がある。ビデオテープ版の頃は確認が困難だったが、鮮明なDVDの映像で身分証に書かれた名前を確認でき、「Frank Columbo」と記されていた。さらに、2009年1月からNHKデジタル衛星ハイビジョンで再放映されるにあたり、番組公式サイトのトップでコロンボの身分証が大写しされてフルネームが改めて明らかになった。それによると"Lt. Frank Columbo A096824"(警部補 フランク・コロンボ、A96284号。Lt.は"lieutenant"=警部補の略称)とはっきり読むことができる。ちなみに顔写真部分はなぜか潰されている[3](第35話「闘牛士の栄光」の時点では潰されていない)。
「コロンボ」という名前だけで、多くの人は彼がイタリア系だということが分かる。「コロンボ」は航海者コロンブスのイタリア語の名(「コロンブス」はラテン語名)であり、彼の役目が「発見」にあることも理解できる。
コロンボのキャラクター
- よれよれのレインコート、安葉巻、櫛の通っていないボサボサの髪の毛と斜視による藪睨み、やや前屈した姿勢(猫背)が特徴で、一見すると冴えない風貌で庶民臭い凡庸な人物となっている。
- イタリア系でイタリア語が話せる(第34話「仮面の男」、第42話「美食の報酬」)。ただし、話せないという設定の回もある(第65話「奇妙な助っ人」)。
- 射撃は不得手で、拳銃は携帯しない。(第4話「指輪の爪あと」)半年ごとに行う射撃訓練に10年も行っておらず、本部から警告されたことがある(第32話「忘れられたスター」)。しかし、ビー玉などを目標物に当てるのは幼い頃から得意(第13話「ロンドンの傘」)。
- 幼い頃からワンパクな育ちらしく、車のマフラーにジャガイモを詰め込んだり、クラスの気になる女の子に消しゴムのカスを当てたりするなどいたずらっ子だった。
- 怖がりで解剖や手術、残酷な殺人の写真を見ることすら好まない。ただし、嘔吐したり気を失うなどといったことはまったくないほか、被害者の生死が係っている時には普段のような怖がる様子は見せない。ギロチンで首を落とされた死体がある現場でも、死体を見ないようにしながらも現場検証をこなしている(第46話「汚れた超能力」)。
- 運動は苦手で、泳げない。飛行機に非常に弱いらしく捜査のためいたしかたなく何度か航空機に搭乗した後、降りられるくらいまで精神的に落ち着くのに相当な時間を要している。しかしゴルフはプロ級で、「指輪の爪あと / Death Lends a Hand」ではホールインワンを決めた。
- 朝鮮戦争に従軍した経験があるが、前線には出ず炊事当番をしていた(第24話「白鳥の歌」)。
- 義眼であると主張している(第66話「殺意の斬れ味」)。
- いつもよれよれの背広とレインコートを着ているため、慈善団体の関係者からホームレスと間違われたことがある(第27話「逆転の構図」)。レインコートには裏地がなく、防寒着としては役立たない(コロンボ本人も寒がっている描写が何度かある)。
- 火のついていない安葉巻を携帯しているが、ライターやマッチはいつも誰かに借りている。葉巻はシガーカッターで切ったものより噛みちぎったものの方が好み(第66話「殺意の斬れ味」)。
- メモ魔で何でもメモしておくが、ボールペンや鉛筆は常にどこかに置き忘れている。また、周辺の人や犯人からペン類を借りて、そのまま忘れて持ち帰りそうになってしまうことも多い。ボイスレコーダーを使う回もある(第23話「愛情の計算」)。
- 好物はチリコンカン(チリ)とコーヒー。メニューにチリがないときでも注文するほどである(第22話「第三の終章」)。コーヒーは熱いのが好みで、ぬるくなると文句を言う。一時ブラックコーヒーを飲んでいたのはダイエットのためで、第41話「死者のメッセージ」では砂糖を3杯入れてもらっている(第69話「虚飾のオープニングナイト」では2杯)。
- ファミリーを大切にするイタリア系だけに、妻のほかにも甥や姪や従兄弟など親族の話をよくする。船旅中のコロンボが船員に妻の所在をたずね「あちらに行かれました」と返答する場面があるが、画面に登場したことはない(第29話「歌声の消えた海」)。
- 料理を手際よく作り、被害者の妻を元気づけるために「料理はまったくダメ」といいながらスクランブルエッグを調理しているものの(シーズン1「構想の死角」)、仔牛料理を犯人である料理研究家に振舞った際にはその腕前と才能を高く評価されている(シーズン7「美食の報酬」)。料理に関する知識も豊富。家ではもっぱら妻に代わって台所で料理を担当しているらしい。
- その他の趣味はリメリック(五行戯詩)、西部劇、クラシック音楽(イタリアオペラ、シュトラウスのワルツなど)、ゴルフ、ボウリング、フットボールのテレビ観戦。絵画にも精通しているようで(演ずるフォークも絵画には精通している)飾ってある絵画の価値を一目みただけで把握したこともある(本人はあくまで「不学」「無学」「勉強不足」と謙遜している)。またビリヤードを得意とする。
- 逮捕した犯人に対してワインをふるまったり(第19話「別れのワイン」、銘柄は不明。犯人は「モンテフィアスコーネ。最高のデザートワイン」と言っているが、実在の「エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ」は辛口であり、デザートワインとは言い難い)、音楽をかけてやりながら慰めの言葉をかけたりする(第24話「白鳥の歌」)など、時に犯人に対して温かい心遣いを見せることがある。逆に卑劣な犯人に対しては、普段の控えめな態度を急変させて怒りを露わにすることもある(第15話「溶ける糸」[4]、第26話「自縛の紐」など)。
- 犯行現場に寝ぼけたり、食事を抜かした状態でやってきては勝手に現場にあった高級品のキャビア(被害者の食べかけ)を食したり(第21話「意識の下の映像」)、周囲の人間にコーヒーやオレンジジュース、ちょっとした食べ物を要求することも多い。また、つい犯行現場を荒らしてしまうくせがあり、目覚ましに勝手に現場の水道を使って顔を洗ったり、凶器の鉄棒でゆで卵の殻を割ったり、ぼーっとして葉巻の灰をじゅうたんの上に落としてしまう等、軽率な行動も多いがそれが犯罪を暴く結果になる場合がほとんどである。
- 酒と高級なつまみが好きだがあちこちでご馳走になったり、現場や容疑者宅に置いてあるものを(無断で)失敬するものの自分ではめったに買わない。またあまり金を持ち歩かないので、飲食店などでお金が足らず支払いができない時には警察宛ての請求書を切ってもらうことがしばしばある。
- 口癖は"Just one more thing."(邦訳「あと1つだけ」)。その他、頻繁に妻の話を口にする。
- キャラクターのモデルはフョードル・ドストエフスキーの『罪と罰』に出てくる、見た目が冴えないが推論や心理テクニックを駆使して犯人を追い詰めていく有能なポルフィーリ・ペトローヴィチ予審判事[5]。
- 私生活におけるコロンボはドラマにおける犯人達の豪奢な生活と違い、うだつが上がらず小額の支払いにも渋る小物として描かれている。また、コロンボ個人の人間関係も安穏と暮らす市井の市民が数多く見られ、一例としてカフェーの主人に他愛の無い日常の愚痴や世間話などをするなどしている。少々記憶力に乏しいものの映画やTVを相当数見ており、知っている役者などに出会うと年甲斐も無く喜び、感激を隠さない。現場に現れるまでのコロンボは煩雑で不本意な雑務に追われていることが多く、そのために一食抜いてしまっている場合が多々ある。
- 事件が起こっても急いで現場に駆けつけることは少なく、たいていは実況見分があらかた終わってから顔を出す。しかも、自身が注目する以外の物事には大して興味を示さず、現場保存にも執着せず、火の着いた葉巻をくわえながらコロンボなりの見分ですませる。また、たびたび食事を抜いて現れ、ゆで卵持参であったり現場となった豪邸でつまみ食いをしたりすることもある。
- 署内でのコロンボは相当な信頼と名声があるのか、同じ課に勤務する新米刑事から尊敬されているほか、事故で処理されかけている事件を上司に掛け合って殺人に切り替えて再捜査したり、警察と繋がりのある社会的地位が高い人物の恫喝にも困惑はするものの飄々としている。
- ただし、市警察本部長主催のパーティで酔っぱらってプールに落ちてしまい、その姿を警察本部次長夫人(第25話「権力の墓穴」の被害者)に見られてしまうなどの失敗もしている。
- 捜査方法は、整合性のない事柄に関して容疑者や関係者に事細かにしらみ潰しに当たり、時間や場所に関係なく職務質問するという極めて古典的なもので、その場でアリバイが立証されて一応納得するようなことがあっても、事実が判明するまでは幾度も同じ捜査を繰り返す。また、聞き込みでは、相手の地位に関係なく謙った態度で妻の話などの雑談を振っておき、夫婦間(又は親族間)の意見の相違などを打ち明けて相手に意見を求めてから「形式的な捜査なので…」「報告書に書くためだけです」などと職務質問に入るパターンが恒例となっている。
- 状況証拠と証言だけでの真相解明を目指さず、守秘義務に関係無く捜査状況を容疑者本人に逐一報告することで感情の機微や証言の小さな差異をあぶり出し、それらを手がかりに矛盾点を突きつけ焦らせて心理的誤誘導するなどし、最終的には理詰めで追い込んで犯行を認めさせるという捜査方法を多々用いる。
- また、事件に関連した分野の知識を勉強し、それを応用することで専門家を驚かせたり、犯人逮捕に利用したりすることがある。
- 非常に粘り強い捜査が持ち味となっており、最長の捜査期間は9年4ヶ月だったと語っている(第62話「恋におちたコロンボ」)。
コロンボのコート
よれよれの背広とレインコートのスタイルはフォークが作り上げたものであり、レインコート・背広とも彼の私物である。乾燥しており降雨が少ないロサンゼルスではレインコートはほとんど普及しておらず、砂よけのダスターコートが一般的である。しかし、フォークは「コロンボに強烈な個性と独特なキャラクターをもたせたかった。そこで、(雨の少ない)カリフォルニアでレインコートを着せることにした」(『隔週刊 刑事コロンボDVDコレクション』デアゴスティーニ・ジャパン刊)。同じコートを7年間使用している[6]。
その他の主要人物など
- 犯人
- 刑事コロンボの犯人を参照。
- 妻
- いわゆる「(ウチの)カミさん」。画面に登場したことは無く、もっぱらコロンボによって捜査中にその存在をよく引き合いに出される。客船内で妻を見失ったコロンボにウェイターが彼女の行き先を教えたり、夫への相談無しにペットショップで「ドッグ」にフルコースのケアを電話でオーダーしたり、コロンボから電話で夕飯のメニューを相談されている(第26話「自縛の紐」)。
- 夫のコロンボが語るところによると、夜学に通って会計学を勉強している、缶詰の景品で海外旅行を当てたことがある(第29話「歌声の消えた海」)とのこと。
- 妻の発言が事件解決の重大なヒントになることも多く、夫婦仲は良いようである。
- 別番組『ミセス・コロンボ』に登場するケイト・コロンボについては、原作・原案者のリンクとレビンソンはコロンボ夫人であることを否定している。#ミセス・コロンボとの関連参照。
- 子供
- コロンボが飼い犬を犬の学校に預かってくれないかと頼むとき、「カミさんは子供たちを連れて田舎へ遊びに行っちまってるんでね」と言っているシーンがあるが(第23話「愛情の計算」)、第53話「かみさんよ、安らかに」では『私たちには子供はいないけどね(犬がいるので幸せだよ)』とのセリフがある。
- コロンボの親族
- 妻と同様にコロンボがよく引き合いに出す大勢の甥や姪などの親族。シリーズを通して見てみると、コロンボが相手に揺さぶりをかけるため事件の核心に迫るような事柄を話す際に話の中で登場することがほとんであるが、対象となる親族は一度も画面上には出てこない。
- コロンボが女優宅から自宅へ電話をかけ、女優のファンである妻に女優の声を聞かせようと試みている。このとき妻は不在であったが、代わりにジョージという義弟が電話に出ている(第14話「偶像のレクイエム」)。
- コロンボが「私の甥の写真」などと言って、複数の親族と自分が写る数枚の写真を見せている(第25話「権力の墓穴」)。サンディエゴの水族館へ勤める甥がいる(第69話「殺意のナイトクラブ」)。
- 幼少期は困窮した生活を送っていたらしく、母親が家事をできないときには父親がよく「スキャロッピーニ」という料理を作っていた(第42話「美食の報酬」。テンダーロインの薄切りを使った牛肉料理の一種、ヴィールスキャロッピーニ(Veal Scaloppini)のことと思われる。イタリアの伝統料理である)。
- 犯人を引っかけるために妻の妹の写真を借り、妻の写真だと思わせたことがある(第53話「かみさんよ、安らかに」)。
- 第60話「初夜に消えた花嫁」では甥のアンディ刑事が登場。コロンボの姉の息子で、両親は亡くなっている。
- 第22話「第三の終章」では、自動車修理工場をやっている親戚がいると言っている。
- ドッグ
- コロンボの飼い犬。実際にフォークのペットであった。犬種はバセットハウンド。名前は「ドッグ」。というより、コロンボは名前をつけようとあれこれ考えたものの、いい名前が思い浮かばなかった。
- テレビが好きだが、寝そべったままほとんど何もしない。犬の学校ではあまりに怠けていたため早々に退学となった(第23話「愛情の計算」)。元は捨て犬で池に落ちているところを拾い獣医に連れて行き治療をした。その後そのまま保護し飼うようになった(第10話「黒のエチュード」)。獣医師や犬の品評会に連れて行くなどコロンボなりに可愛がっている。
- 出演作品は第10話「黒のエチュード」のほか第16、23、30、32、36、41、43、44話である。第10話では犬の名前は決定していない。
- 新シリーズには旧作に出演したバセットハウンドの子が出演し、役を務めた[7]。
- 相棒
- コロンボは通常相棒を持たず、単独で捜査にあたる。しかし本物の刑事はパートナーと組んで捜査にあたることもあり、エピソードによってはパートナーが出てくる。第11話「悪の温室」では、警察大学(入学前は殺人課に1年在籍)を出たてのフレデリック・ウィルソン刑事(ボブ・ディシー)が出てくる。警察大学で科学捜査を学び新しい捜査技術に明るいという、丹念に事件の裏付けをたどって真相に行き着くコロンボとは対照的なキャラクターである。彼は第36話「魔術師の幻想」にも出演するが、準レギュラーと呼ぶにはほど遠い。
- また同じ殺人課に配属されており、コロンボの担当する事件のサポートをしていると思われる刑事として、第28話「祝砲の挽歌」のほか第31、34、37話に登場するジョージ・クレイマー刑事(ブルース・カービー)がいる。むしろ彼の方が準レギュラーと呼ばれるべきだろう。常識的な捜査を行うが、コロンボの突飛な推理と単独捜査に面食らうキャラクターとして描かれている。シリーズ再開後の第52話「完全犯罪の誤算」や、スペシャル版第65話「奇妙な助っ人」でもコロンボの相棒となる刑事[8]として登場し、久々に息の合ったところを見せてくれた。
- 部下(格下)・鑑識官からはその捜査能力を高く評価されているらしく、何気ない事故(に見せかけた殺人)ですらコロンボが特異的な行動を始めるとそれが単なる事故でないことを皆が予感するシーンが存在する。上司にも勝手な行動を除けば腕は買われている様子。
- コロンボはあまりお金を持ち歩かないので、コロンボが飲食店などでお金が足らず支払いができないときには相棒が代わりに払わされることが多い。
- コロンボの愛車は1959年式のプジョー・403カブリオレ(コンバーチブル)、フランス製、ボディーは青、走行距離は15万キロ超、プレートナンバーは044 APD、「4」はLの字に縦棒一本入れるイメージであり下4桁を見ると「LAPD」となる。これはコロンボの所属するロサンゼルス市警の略称(Los Angeles Police Department)と一致する。ただし新シリーズではナンバーは変わっている。[9]。バックミラーや幌(ほろ)など、不具合が多数ある。シートベルトがなくて陸運局の運転免許試験官から注意されたこともある(第27話「逆転の構図」)。塗装もところどころまだらになっており、外観だけパッと見てもディーラーが下取りを拒否するほど状態は悪い。「盗られるはずがない」とレストランのドアボーイが店の駐車場に保管してくれない。自動車解体場の殺人現場に駆けつけた時には警戒中の警官から車を捨てに来たと勘違いされ、見た目の評価は散々なものとなっている。外観も所々小さな凹みや破損が見られエンジンからは異音、軋むドアなど、シリーズ当初から「ポンコツ」であったが新シリーズになると同車種は希少車になっており売買を持ちかけられる。しかし、コロンボは「売る気は無い」と断りを入れている。
- 新シリーズ第57話「犯罪警報」で、犯人の愛車メルセデスベンツ560SECとフロント同士をぶつけている。
- ほとんどの場合に幌をつけたまま登場しているが、第7話「もう一つの鍵」、第16話「断たれた音」、第37話「さらば提督」、新シリーズ第58話「影無き殺人者」において幌を開けた姿を見せている。
日本語版
放送について
- 日本語版の放送は当初NHKがテスト用に持っていたUHFチャンネルで1972年8月27日に放送され、その後NHK総合で同年9月24日より放送された。新シリーズは日本テレビで主に洋画枠である『金曜ロードショー』で放送。
- 2003年10月12日に『NHKアーカイブス』で放送された「別れのワイン」ではオープニングとエンディングの映像はNHK総合での放送当時のものを使い、本編の映像は「金曜ロードショー」で放送された際の映像に差し替えられていた。
- NHK総合でのレギュラー放送は1981年12月26日放送の第40話「殺しの序曲」が最後となった。
2009年1月3日から毎週土曜日の20:00より衛星ハイビジョンで再放送開始。2010年6月11日に放映終了。2009年10月8日からはBS2でも再放送が開始され、2010年10月7日から2011年3月3日まで新刑事コロンボが放映を開始した。
なお映像はハイビジョン対応にリマスターされたノーカット版を使うため、NHK総合での放送当時の映像と異なる。また、この放送で初めて新シリーズ初回放送時に削られたシーンの追加吹き替えが行われた。吹替えスタッフの名前は翻訳者の名前のみ表記される。追加録音部分は声の出演者名、演出翻訳などのスタッフ名も表記されていない。そのほか、旧シリーズの最終話『策謀の結末』の吹き替えは小池版音源を紛失していたため、放送開始直後は石田版を放送する予定だったが、1987年5月1日に日本テレビ『金曜ロードショー』で放送されたものを、家庭用ビデオで録画したテープが関係者(下記の著作がある町田暁雄)からNHKへ寄せられたため2010年6月11日の放送では小池版に差し替えられ、十数年ぶりに小池版が復活した[10]。しかし、ノーラン夫人のセリフ「And make sure that Mr.Moore puts the money in the right account」の吹替えが、小池版の「ムーアさんが手落ちなくやるように見届けなさい」ではなく、石田版の「ただし、何が一番大事かは私が決めますからね」が使われている。
2011年7月3日にはNHK総合の「NHKとっておきサンデー」枠内でピーター・フォークが逝去したことを受け、彼の追悼番組として「構想の死角」がアンコール放送された(アナログ・デジタルともモノラル二重音声でデジタル放送では4:3画角情報を付加。字幕放送は本作品放送時のみ収録番組と同様タイムラグなしで表示)。また、BSプレミアムでも7月4日~6日の3日間にわたって過去の名作3本がアンコール放送された(同様にアナログ・デジタルともモノラル二重音声でデジタル放送では4:3画角情報を付加。アナログ放送は4:3コンバートで放送し、「アナログ放送終了まであと○○日!」のカウントダウン表示と問合せ先の電話番号表示は一時消去)。
2013年1月30日からは、BSプレミアムでノーカット・ハイビジョン版の放送を開始。新シリーズのうち、石田版と銀河版の吹き替えが存在する「復讐を抱いて眠れ」(7月27日放送)、「奪われた旋律」(8月17日放送)は、石田版が使用されている。
吹き替え声優
- 日本語版でのコロンボの声は、旧シリーズでは小池朝雄が担当。新シリーズでは小池が1985年に没していたため、石田太郎に代わった。ビデオ・ソフト用追加録音は銀河万丈が担当。新シリーズで第22話以降は日本初放映がWOWOWでされ、こちらも銀河が担当している。小池の地声はさほど低くはなく、コロンボというキャラクターに合わせて演じていたものである。声質が似ているということで起用された石田は当初、小池のイメージを壊さないようにと要請され苦労したとのことである。
- 現在販売されているビデオやDVDでは、ストーリー中突然コロンボを含め登場人物の声が別の声優のものになる箇所が頻繁に現れる。これは最初にNHKで放映されたとき、ところどころカットされた部分があったためである[11]。後にビデオで完全版として復刻する際、基本的には同キャストによる追加吹き替えを収録したが、コロンボ役の小池はすでに故人となっており、共演した声優の多くも物故あるいは引退していたり(「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムス役の山東昭子は、2013年現在参議院議員)、消息・連絡先が不明になるなどしたため、該当する声優が担当していた作品の欠落していた箇所は他の声優が代役を務めた。第11、26、45話は石田版が制作されておりNHK以外での再放映時にはこちらが使われることが多く、そのうちの第45話のみDVD発売当時に小池版を紛失していた(前述のとおり衛星ハイビジョンの放送で復活)ため石田版が収録されているが2011年発売のBlu-ray Discには小池版も併せて収録されたほか、石田版の第11、26話も初収録された(石田の記憶に依れば「祝砲の挽歌」の新吹替版が存在するが、お蔵入りになったとのこと[12])。なお、石田はフジテレビ系の『古畑任三郎』にもゲスト出演しており、コロンボと古畑の共演が実現している。
- 第1、10話は小池による別吹替版が存在した。1話目は日本NHKで初放映されたエピソードだが、現在からするとコロンボのセリフなどに違和感を覚える吹き替えであったので、日本テレビでの最初の放送の際(1983年4月4日)に小池版で再度新たな吹き替え版が制作された。DVDにはこの新版が収録され、最初の吹き替え版は視聴できなくなっている(Blu-ray Discには日本テレビ版と併せて現存するラスト14分のみ収録)。
第10話はより多くのCMを入れたいという米テレビ局の要望により試験的に90分版と120分版(それぞれCMを含めた時間)が制作され、NHKで放映されたものは90分版を吹き替えたものだった(犯人役:長谷川哲夫)。後に1983年8月3日、日本テレビが「完全版初登場!!」と放映したのは120分版で、再度小池で新たな吹き替え版が制作された(犯人役:阪脩)。DVDに吹き替え付きで収録されているのは120分版のみだが、90分版の作品自体はDVDのVol.5に付けられたボーナス・ディスクとBlu-ray Discに収録(なお90分版吹替音声はBlu-ray Discのみ収録、また現行ではボーナス・ディスクは付いていない)。 - 本作は独特なコロンボの台詞のニュアンスを生かした額田やえ子の翻訳(「うちのカミさんがね……」の台詞が知られる)[13]に、コロンボのキャラクターと小池の吹き替えのハマリ具合が重り、洋画が吹き替えによって作品の魅力を高めることに成功した代表的な例となった。
日本語版制作スタッフ
- 演出:左近允洋→壺井正(WOWOW版・旧シリーズソフト用追加部分は伊達康将、新シリーズ追加部分は吉田啓介)
- 吹替翻訳:飯嶋永昭→額田やえ子→鈴木導(WOWOW版・旧シリーズソフト用追加部分は岸田恵子、旧シリーズ一部作品ソフト用追加部分は野口尊子、新シリーズ追加部分は粟谷恭子)
- 字幕翻訳:岸田恵子、田村幸生
- 制作:グロービジョン(WOWOW版、旧シリーズソフト用追加部分は東北新社)
テーマ曲
- 日本で一般に「刑事コロンボのテーマ」として知られている曲は、『コロンボ』を含む4作のTVシリーズをローテーション放送していた『NBCミステリー・ムービー』のテーマ曲である(原題『Mystery Movie Theme』ヘンリー・マンシーニ作曲)[14]。NHKでの放送時にこの曲がオープニングとエンディングで流され、「刑事コロンボのテーマ」として定着した[15]。もうひとつの「コロンボのテーマ」と呼ばれる曲は、アメリカの古い歌『This Old Man』で、劇中でコロンボが頻繁に口笛を吹いたり口ずさんだりしている。「死者のメッセージ」などではピアノを弾く場面もある。
エミー賞受賞歴
- 作品賞・ミニシリーズ部門(1974年受賞)(1975年ノミネート)
- 主演男優賞・ドラマ部門:ピーター・フォーク(1972年、1976年、1990年)
- 主演男優賞・ミニシリーズ部門:ピーター・フォーク(1975年)
- 助演男優賞・ドラマ部門:パトリック・マクグーハン(1975、1990年)
- 助演女優賞・ドラマ部門:フェイ・ダナウェイ(1994年)
- 脚本賞・ドラマ部門:リチャード・レビンソン、ウィリアム・リンク(1972年)
ミセス・コロンボとの関連
テンプレート:Main 『刑事コロンボ』(旧シリーズ)終了後、NBCによって『ミセス・コロンボ』(1979年 - 1980年放送)が制作された。『ミセス・コロンボ』は『刑事コロンボ』を意識しており、ときおり挿入されるミセス・コロンボの家のカットでは、ミセス・コロンボの乗る車に加えてぼろぼろのプジョー403が写っている。しかし、『ミセス・コロンボ』は『刑事コロンボ』スタッフの反対を押し切って制作されたもので、ファンの支持も得られず、制作側(ユニバーサル)もミセス・コロンボがコロンボ夫人と同一人物であることを否定した。このため『ミセス・コロンボ』も路線変更を余儀なくされ、結局打ち切りとなった。
サブタイトル&ゲストスター&スタッフ一覧
刑事コロンボの犯人も参照のこと。
なおゲストスターは犯人を演じるのが原則であるが、特殊な回については例外もある。
旧シリーズ(アメリカで放送された年:1968年と1971年から1978年まで)
放送回 | 初回放送日 | タイトル | ゲストスターの役柄 | ゲストスター | ゲストスター声優 | 共演 (太字は被害者役) |
監督 | 脚本 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アメリカ | 日本 | NHK-BS | ||||||||
※ゲストスター声優の()内の人名は完全版における追加キャスト | ||||||||||
単発放送版(1968) | ||||||||||
1 | 1968年2月20日 | 1972年8月27日[16] | 2010年4月9日 | 殺人処方箋 Prescription:Murder |
精神科医 レイ・フレミング |
ジーン・バリー | 日本テレビ版:若山弦蔵(麦人) NHK版:瑳川哲朗 |
ニナ・フォック キャスリン・ジャスティス ウィリアム・ウィンダム |
リチャード・アーヴィング | リチャード・レヴィンソン &ウィリアム・リンク |
上記の話はシリーズ前に作られた単発作(本来は舞台劇) | ||||||||||
パイロット版(1971) | ||||||||||
2 | 1971年3月1日 | 1973年4月22日 | 2010年4月16日 | 死者の身代金 Ransom for a Dead Man |
女性弁護士 レスリー・ウィリアムス |
リー・グラント | 山東昭子(弥永和子) | ハロルド・グールド パトリシア・マティック ハーラン・ウォード |
リチャード・アーヴィング | ディーン・ハーグローブ |
第1シーズン(1971 - 1972) | ||||||||||
3 | 1971年9月15日 | 1972年11月26日 | 2009年1月3日 | 構想の死角 Murder by the Book |
ミステリー作家 ケン・フランクリン |
ジャック・キャシディ | 田口計 | マーティン・ミルナー ローズマリー・フォーサイス バーバラ・コルビー |
スティーヴン・スピルバーグ | スティーブン・ボチコ |
4 | 1971年10月6日 | 1973年1月21日 | 2009年1月10日 | 指輪の爪あと Death Lends a Hand |
探偵社社長 ブリマー |
ロバート・カルプ | 梅野泰靖 | レイ・ミランド パトリシア・クローリー |
バーナード・L・コワルスキー | レヴィンソン&リンク |
5 | 1971年10月27日 | 1972年9月24日 | 2010年2月27日 | ホリスター将軍のコレクション Dead Weight |
退役軍人 マーチン・J・ホリスター |
エディ・アルバート | 久松保夫 | スザンヌ・プレシェット ケイト・レイド ジョン・カー |
ジャック・スマイト | ジョン・T・デュガン |
6 | 1971年11月17日 | 1972年10月22日 | 2009年9月12日 | 二枚のドガの絵 Suitable for Framing |
美術評論家 ディル・キングストン |
ロス・マーティン | 西沢利明 | キム・ハンター ドン・アメチー |
ハイ・アヴァーバック | ジャクソン・ギリス |
7 | 1971年12月15日 | 1972年12月17日 | 2009年9月26日 | もう一つの鍵 Lady in Waiting |
広告代理店社長の妹 ベス・チャドウィック |
スーザン・クラーク | 小沢紗季子 | レスリー・ニールセン リチャード・アンダーソン ジェシー・ロイス・ランディス |
ノーマン・ロイド | スティーブン・ボチコ |
8 | 1972年1月9日 | 1973年3月18日 | 2009年11月7日 | 死の方程式 Short Fuse |
化学会社専務 ロジャー・スタンフォード |
ロディ・マクドウォール | 野沢那智 | アン・フランシス アイダ・ルピノ ジェームズ・グレゴリー ウィリアム・ウィンダム |
エドワード・M・エイブラムス | ジャクソン・ギリス |
9 | 1972年2月9日 | 1973年2月25日 | 2009年11月14日 | パイルD-3の壁 Blueprint for Murder |
建築家 エリオット・マーカム |
パトリック・オニール | 川辺久造 | フォレスト・タッカー ジャニス・ペイジ パメラ・オースティン |
ピーター・フォーク | スティーブン・ボチコ |
第2シーズン(1972 - 1973) | ||||||||||
10 | 1972年9月17日 | 1973年9月30日 | 2009年10月3日 | 黒のエチュード Etude in Black |
天才指揮者 アレックス・ベネディクト |
ジョン・カサヴェテス | 日本テレビ版:阪脩 NHK版:長谷川哲夫 |
マーナ・ロイ ブライス・ダナー ジェームズ・オルスン アンジャネット・カマー パット・モリタ |
ニコラス・コラサント | スティーブン・ボチコ |
11 | 1972年10月15日 | 1973年5月27日 | 2010年3月13日 | 悪の温室 The Greenhouse Jungle |
蘭栽培家 ジャービス・グッドウィン (原語ではグッドランド) |
レイ・ミランド | NHK版:臼井正明 石田版:小林修 |
ブラッドフォード・ディルマン ボブ・ディシー サンドラ・スミス |
ボリス・セイガル | ジョナサン・ラティマー |
12 | 1972年11月5日 | 1973年6月24日 | 2009年10月31日 | アリバイのダイヤル The Most Crucial Game |
フットボール・チームのゼネラルマネージャー ポール・ハンロン |
ロバート・カルプ | 梅野泰靖 | ディーン・ストックウェル ディーン・ジャガー ジェームズ・グレゴリー |
ジェレミー・ケイガン | ジョン・T・デュガン |
13 | 1972年11月26日 | 1973年7月29日 | 2010年4月23日 | ロンドンの傘 Dagger of the Mind |
舞台俳優夫婦 ニコラス・フレイム リリアン・スタンホープ |
リチャード・ベイスハート オナー・ブラックマン |
高橋昌也(稲葉実) 岸田今日子(滝沢久美子) |
ジョン・ウィリアムズ ウィルフリッド・ハイド=ホワイト バーナード・フォックス |
リチャード・クワイン | ジャクソン・ギリス |
14 | 1973年1月21日 | 1973年8月26日 | 2010年2月20日 | 偶像のレクイエム Requiem for a Falling Star |
大女優 ノーラ・チャンドラー |
アン・バクスター | 藤波京子 | メル・ファーラー ケヴィン・マッカーシー イーディス・ヘッド ピッパ・スコット |
リチャード・クワイン | ジャクソン・ギリス |
15 | 1973年2月11日 | 1973年10月28日 | 2009年10月24日 | 溶ける糸 A Stitch in Crime |
心臓外科医 バリー・メイフィールド |
レナード・ニモイ | 天田俊明 | ウィル・ギア アン・フランシス |
ハイ・アヴァーバック | シリル・ヘンドリックス |
16 | 1973年3月4日 | 1973年11月25日 | 2009年12月12日 | 断たれた音 The Most Dangerous Match |
チェスプレイヤー エメット・クレイトン |
ローレンス・ハーヴェイ | 小笠原良知(田原アルノ) | ジャック・クリューシェン ロイド・ボックナー |
エドワード・M・エイブラムス | ジャクソン・ギリス |
17 | 1973年3月25日 | 1973年12月23日 | 2010年4月30日 | 二つの顔 Double Shock |
料理研究家 デクスター・パリス 銀行家 ノーマン・パリス (一卵性双生児の兄弟) |
マーティン・ランドー | 滝田裕介 | ジャネット・ノーラン ポール・スチュワート ジュリー・ニューマー ティム・オコナー |
ロバート・バトラー | スティーブン・ボチコ ピーター・アラン・フィールズ |
第3シーズン(1973 - 1974) | ||||||||||
18 | 1973年9月23日 | 1974年9月14日 | 2009年12月19日 | 毒のある花 Lovely but Lethal |
化粧品会社社長 ビベカ・スコット |
ヴェラ・マイルズ | 伊藤幸子 | マーティン・シーン ヴィンセント・プライス シアン・バーバラ・アレン |
ヤノット・シュワルツ | ジャクソン・ギリス |
19 | 1973年10月7日 | 1974年6月29日 | 2009年10月10日 | 別れのワイン Any Old Port in a Storm |
ワイン醸造会社経営者 エイドリアン・カッシーニ |
ドナルド・プレザンス | 中村俊一(塚田正昭) | ジュリー・ハリス ゲイリー・コンウェイ ダナ・エルカー |
レオ・ペン | スタンリー・ラルフ・ロス 原案:ラリー・コーエン |
20 | 1973年11月4日 | 1974年8月17日 | 2009年1月24日 | 野望の果て Candidate for Crime |
上院議員候補 ネルソン・ヘイワード |
ジャッキー・クーパー | 中谷一郎(稲葉実) | ケン・スウォフォード ジョアン・リンヴィル テイシャ・スターリング |
ボリス・セイガル | アービング・パールバーグ アルビン・R・フリードマン ローランド・キビー ディーン・ハーグローブ 原案:ラリー・コーエン |
21 | 1973年12月16日 | 1974年8月10日 | 2009年11月28日 | 意識の下の映像 Double Exposure |
心理学者&意識研究所所長 バート・ケプル |
ロバート・カルプ | 梅野泰靖(小島敏彦) | ロバート・ミドルトン チャック・マッキャン ルイーズ・レイサム |
リチャード・クワイン | スティーブン・J・キャネル |
22 | 1974年1月18日 | 1974年12月14日 | 2010年1月16日 | 第三の終章 Publish or Perish |
出版社社長 ライリー・グリンリーフ |
ジャック・キャシディ | 田口計 | ミッキー・スピレイン ジョン・チャンドラー マリエット・ハートレー ジャック・オーブシェン |
ロバート・バトラー | ピーター・S・フィッシャー |
23 | 1974年2月10日 | 1974年8月31日 | 2010年1月9日 | 愛情の計算 Mind Over Mayhem |
シンクタンク所長 マーシャル・ケイヒル |
ホセ・フェラー | 鈴木瑞穂 | リュー・エアーズ ロバート・ウォーカー(Jr) ジェシカ・ウォルター |
アルフ・ケリン | スティーブン・ボチコ ディーン・ハーグローブ ローランド・キビー |
24 | 1974年3月3日 | 1974年9月21日 | 2009年1月31日 | 白鳥の歌 Swan Song |
カントリー歌手 トミー・ブラウン |
ジョニー・キャッシュ | 外山高士(金尾哲夫) | アイダ・ルピノ ジョン・デナー ソレル・ブーク ビル・マッキニー |
ニコラス・コラサント | デビッド・レイフェル |
25 | 1974年5月5日 | 1974年10月5日 | 2009年1月17日 | 権力の墓穴 A Friend in Deed |
警察本部次長 マーク・ハルプリン |
リチャード・カイリー | 北村和夫(筈見純) | ローズマリー・マーフィ マイケル・マクガイヤ ヴァル・アヴェリー |
ベン・ギャザラ | ピーター・S・フィッシャー |
第4シーズン(1974 - 1975) | ||||||||||
26 | 1974年9月15日 | 1975年12月27日 | 2009年2月14日 | 自縛の紐 An Exercise in Fatality |
健康クラブオーナー マイロ・ジャナス |
ロバート・コンラッド | NHK版:日下武史 石田版:堀勝之祐 |
グレッチェン・コルベルト フィリップ・ブランズ コリン・ウィルコックス パット・ハリントン |
バーナード・L・コワルスキー | ピーター・S・フィッシャー 原案:ラリー・コーエン |
27 | 1974年10月6日 | 1975年12月20日 | 2009年11月21日 | 逆転の構図 Negative Reaction |
写真家 ポール・ガレスコ |
ディック・ヴァン・ダイク | 新田昌玄(小山武宏) | ドン・ゴードン アントワネット・バウワー ラリー・ストーチ ジョイス・ヴァン・パタン ヴィト・スコッティ |
アルフ・ケリン | ピーター・S・フィッシャー |
28 | 1974年10月27日 | 1976年1月10日 | 2009年2月7日 | 祝砲の挽歌 By Dawn's Early Light |
陸軍幼年学校(士官学校)校長 ライル・C・ラムフォード |
パトリック・マクグーハン | 佐野浅夫(中庸介) | トム・シムコックス バール・ドゥベニング マデリン・ソーントン・シャーウッド |
ハーヴェイ・ハート | ハワード・バーク |
29 | 1975年2月9日 | 1976年1月3日 | 2009年1月3日 | 歌声の消えた海 Troubled Waters |
自動車販売会社社長 ヘイドン・ダンジガー |
ロバート・ヴォーン | 西沢利明 | パトリック・マクニー ジェーン・グリア ディーン・ストックウェル バーナード・フォックス |
ベン・ギャザラ | ウィリアム・ドリスキル |
30 | 1975年3月2日 | 1976年12月11日 | 2010年1月23日 | ビデオテープの証言 Playback |
電子工業社長 ハロルド・ヴァンウィック |
オスカー・ウェルナー | 山田吾一 | ジーナ・ローランズ マーサ・スコット パトリシア・パリー |
バーナード・L・コワルスキー | デビッド・P・ルイス</br>ブッカー・T・ブラッドショー |
31 | 1975年4月27日 | 1976年12月18日 | 2010年3月27日 | 5時30分の目撃者 A Deadly State of Mind |
精神科医 マーク・コリアー |
ジョージ・ハミルトン | 小林勝彦 | レスリー・アン・ウォーレン スティーブン・エリオット カレン・マックホン |
ハーヴェイ・ハート | ピーター・S・フィッシャー |
第5シーズン(1975 - 1976) | ||||||||||
32 | 1975年9月14日 | 1977年1月3日 | 2010年5月7日 | 忘れられたスター Forgotten Lady |
往年の大女優 グレース・ウィラー |
ジャネット・リー | 鳳八千代(幸田直子) | ジョン・ペイン サム・ジャッフェ モーリス・エバンス |
ハーヴェイ・ハート | ウィリアム・ドリスキル |
33 | 1975年10月12日 | 1976年12月25日 | 2010年2月6日 | ハッサン・サラーの反逆 A Case of Immunity |
外交官 ハッサン・サラー |
ヘクター・エリゾンド | 井上孝雄 | サル・ミネオ ケネス・トビー バリー・ロビンズ</br>アンドレ・ローレンス |
テッド・ポスト | ルー・シャウ |
34 | 1975年11月2日 | 1977年9月24日 | 2010年5月14日 | 仮面の男 Identity Crisis |
国際謀報員&経営コンサルタント ネルソン・ブレナー |
パトリック・マクグーハン | 佐野浅夫(中庸介) | レスリー・ニールセン デヴィット・ホワイト オーティス・ヤング |
パトリック・マクグーハン | ウィリアム・ドリスキル |
35 | 1976年2月1日 | 1977年10月1日 | 2010年1月30日 | 闘牛士の栄光 A Matter of Honor |
元闘牛士 ルイス・モントーヤ |
リカルド・モンタルバン | 庄司永建(稲葉実) | ペドロ・アルメンダリスJr A・マルティネス ロバート・カリカート |
テッド・ポスト | ブラッド・ラドニッツ |
36 | 1976年2月29日 | 1977年12月31日 | 2010年5月21日 | 魔術師の幻想 Now You See Him |
マジシャン サンティーニ (ステファン・ミューラー) |
ジャック・キャシディ | 田口計 | ロバート・ロッジア ネヘミア・パーソフ ボブ・ディシー |
ハーヴェイ・ハート | マイケル・スローン |
37 | 1976年3月2日 | 1977年10月8日 | 2010年5月28日 | さらば提督 Last Salute to the Commodore |
造船会社社長 チャーリー・クレイ |
ロバート・ヴォーン | 西沢利明 | ダイアン・ベイカー フレッド・ドレイパー ウィルフリッド・ハイド=ホワイト ジョン・デナー デニス・デューガン |
パトリック・マクグーハン | ジャクソン・ギリス |
第6シーズン(1976 - 1977) | ||||||||||
38 | 1976年10月10日 | 1977年12月17日 | 2010年4月2日 | ルーサン警部の犯罪 Fade in to Murder |
刑事ドラマのTVスター ウォード・ファウラー |
ウィリアム・シャトナー | 山城新伍 | ローラ・オルブライト バート・レムゼン |
バーナード・L・コワルスキー | ルー・シャウ ピーター・S・フェイブルマン |
39 | 1976年11月28日 | 1977年12月24日 | 2010年2月13日 | 黄金のバックル Old Fashioned Murder |
美術館館長 ルース・リットン |
ジョイス・ヴァン・パタン | 加藤道子 | セレステ・ホルム ティム・オコナー |
ロバート・ダグラス | ピーター・S・フェイブルマン |
40 | 1977年3月21日 | 1978年5月20日 | 2009年9月19日 | 殺しの序曲 The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case |
会計事務所経営者 オリバー・ブラント |
セオドア・ビケル | 田中明夫 | サマンサ・エッガー ソレル・ブーク ケネス・マース |
サム・ワナメイカー | ロバート・マルコム・ヤング |
第7シーズン(1977 - 1978) | ||||||||||
41 | 1977年11月21日 | 1978年4月8日 | 2010年3月6日 | 死者のメッセージ Try and Catch Me |
女流ミステリー作家 アビゲイル・ミッチェル |
ルース・ゴードン | 南美江 | マリエット・ハートレー G・D・スプラドリン チャールズ・フランク |
ジェームズ・フローリー | ジーン・トンプソン &ポール・タッカホー |
42 | 1978年1月30日 | 1978年5月27日 | 2009年12月5日 | 美食の報酬 Murder Under Glass |
料理評論家 ポール・ジェラード |
ルイ・ジュールダン | 金内吉男(森田順平) | シーラ・ダニーズ マイケル・V・ガッゾ マコ リチャード・ダイサート |
ジョナサン・デミ | ロバート・バン</br>・スコヤック |
43 | 1978年2月28日 | 1979年1月2日 | 2010年6月4日 | 秒読みの殺人 Make Me a Perfect Murder |
TVプロデューサー ケイ・フリーストン |
トリッシュ・ヴァン・ディヴァー | 寺田路恵 | パトリック・オニール ローレンス・ラッキンビル ジェームズ・マクイーチン |
ジェームズ・フローリー | ロバート・ブリーズ |
44 | 1978年4月15日 | 1979年1月4日 | 2010年3月20日 | 攻撃命令 How to Dial a Murder |
心理学者 エリック・メイスン |
ニコール・ウィリアムソン | 平田昭彦(佐々木勝彦) | パトリシア・オニール キム・キャトラル ジョエル・ファビアニ |
ジェームズ・フローリー | トム・ラザラス |
45 | 1978年5月13日 | 1979年1月3日 | 2010年6月11日 | 策謀の結末 The Conspirators |
詩人&IRA活動家 ジョー・デヴリン |
クライヴ・レヴィル | 日本テレビ版:家弓家正 NHK版:納谷悟朗 |
ジャネット・ノーラン アルバート・ポールセン L・Q・ジョーンズ |
レオ・ペン | ハワード・バーク |
新シリーズ(アメリカで放送された年:1989年から2003年まで)
放送回 | 初回放送日 | タイトル | ゲストスターの役柄 | ゲストスター | ゲストスター声優 | 共演 (太字は被害者役) |
監督 | 脚本 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アメリカ | 日本 | NHK-BS | |||||||||
第8シーズン(1989) | |||||||||||
46 | 1989年2月6日 | 1993年5月7日 | 2009年2月21日 | 汚れた超能力 Columbo Goes to the Guillotine |
超能力者 エリオット・ブレイク |
アンソニー・アンドリュース | 野沢那智 | アンソニー・ザーブ カレン・オースティン |
レオ・ペン | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
47 | 1989年2月27日 | 1993年6月4日 | 2009年2月28日 | 狂ったシナリオ Murder, Smoke and Shadows |
映画監督 アレックス・ブレディ |
フィッシャー・スティーヴンス | 池田秀一 | スティーヴン・ヒル ジェフ・ペリー ナン・マーティン モリー・ヘイガン |
ジェームズ・フローリー | リチャード・アラン・シモンズ | |
48 | 1989年4月3日 | 1993年7月2日 | 2009年3月7日 | 幻の娼婦 Sex and the Married Detective |
セックスカウンセラー ジョーン・アレンビー |
リンゼイ・クローズ | 鈴木弘子 | ステファン・マクト | ジェームズ・フローリー | ジェラルド・リー・ルドウィッツ | |
49 | 1989年5月1日 | 1993年9月17日 | 2009年3月14日 | 迷子の兵隊 Grand deceptions |
元軍人&財団幹部 フランク・ブレイリー |
ロバート・フォックスワース | 羽佐間道夫 | スティーブン・エリオット | サム・ワナメイカー | シイ・サルコッツ | |
第9シーズン(1989 - 1990) | |||||||||||
50 | 1989年11月25日 | 1994年11月4日 | 2009年4月25日 | 殺意のキャンバス Murder, a Self-Portrait |
天才画家 マックス・バーシーニ |
パトリック・ボーショー | 森山周一郎 | フィオヌラ・フラナガン シーラ・ダニーズ |
ジム・フローリー | ロバート・シャーマン | |
51 | 1990年1月20日 | 1994年6月17日 | 2009年4月4日 | だまされたコロンボ Columbo Cries Wolf |
写真家&男性誌出版社共同経営者 ショーン・ブライトリー |
イアン・ブキャナン | 中尾隆聖 | ディードル・ホール 声:翠準子 |
ダリル・デューク | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
52 | 1990年2月10日 | 1995年3月17日 | 2009年5月2日 | 完全犯罪の誤算 Agenda for Murder |
弁護士 オスカー・フィンチ |
パトリック・マクグーハン | 久米明 | ルイス・ゾリック アーサー・ヒル |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ブルーム | |
53 | 1990年3月31日 | 1995年4月14日 | 2009年5月9日 | かみさんよ、安らかに Rest in Peace, Mrs. Columbo |
不動産仲介業者 ヴィヴィアン・ドミートリー |
ヘレン・シェイヴァー | 弥永和子 | イアン・マクシェーン | ヴィンセント・マケヴィティ | ピーター・S・フィッシャー | |
54 | 1990年4月28日 | 1994年12月2日 | 2009年4月18日 | 華麗なる罠[17] Uneasy Lies the Crown |
歯科医 ウェズリー・コーマン |
ジェームズ・リード | 菅生隆之 | ボール・バーク マーシャル・R・ティーグ |
アラン・J・レヴィ[18] | スティーブン・ボチコ | |
55 | 1990年5月14日 | 1994年10月14日 | 2009年4月11日 | マリブビーチ殺人事件 Murder in Malib |
俳優 ウェイン・ジェニングス |
アンドリュー・スティーヴンス | 大塚芳忠 | ブレンダ・バッカロ ジャネット・マーゴリン |
ウォルター・E・グローマン | ジャクソン・ギリス | |
第10シーズン / スペシャル番組(1990 - 2003)[19] | |||||||||||
56 | 1990年12月9日 | 1994年5月6日 | 2009年3月21日 | 殺人講義 Columbo Goes to College |
大学法学部学生 ジャスティン・ロウ 同 クーパー・レッドマン |
スティーヴン・キャフリー ゲイリー・ハーシュバーガー |
大塚明夫 山寺宏一 |
ロバート・カルプ ジェームズ・ストリウス |
E・W・スワックハマー | ジェフリー・ブルーム | |
57 | 1991年2月20日 | 1995年10月20日 | 2009年5月30日 | 犯罪警報 Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health |
TV司会者 ウェード・アンダース |
ジョージ・ハミルトン | 小林勝彦 | ピーター・ハスケル ベニー・ジェンソン |
ダリル・デューク | ソニア・ウルフ パトリシア・フォード エイプリル・レイネル | |
58 | 1991年4月29日 | 1995年5月12日 | 2009年5月16日 | 影なき殺人者 Columbo and the Murder of a Rock Star |
刑事弁護士 ヒュー・クライトン |
ダブニー・コールマン | 小林清志 | シーラ・ダニーズ リトル・リチャード |
アラン・J・レヴィ | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
59 | 1991年12月15日 | 1993年5月7日 | 2009年5月23日 | 大当たりの死 Death Hits the Jackpot |
宝石商 レオン・ラマー |
リップ・トーン | 阪脩 | ゲイリー・クローガー ベッツィ・パーマー |
ヴィンセント・マケヴィティ | ジェフリー・ブルーム | |
60 | 1992年3月15日 | 1997年4月4日 | 2009年6月6日 | 初夜に消えた花嫁 No Time to Die |
ファッション・モデル メリッサ |
ジョアンナ・ゴーイング (特殊な回であるため、犯人役ではない) |
佐々木優子 | トーマス・S・キャラブロ 声:大塚芳忠 ジュリエット・ミルズ ドナルド・モファット |
アラン・J・レヴィ | ロバート・バン・スコヤック | |
61 | 1992年11月22日 | 1997年10月3日 | 2009年6月13日 | 死者のギャンブル A Bird in the Hand... |
ギャンブラー ハロルド・マッケイン |
グレッグ・エビガン | 大塚明夫 | タイン・デイリー 声:弥永和子 スティーブ・フォレスト |
ヴィンセント・マケヴィティ | ジャクソン・ギリス | |
62 | 1993年10月31日 | 1999年5月7日 | 2009年6月20日 | 恋におちたコロンボ It's All In The Game |
富豪 ローレン・ステイトン |
フェイ・ダナウェイ | 高畑淳子 | クローディア・クリスチャン アルマンド・プッチ |
ヴィンセント・マケヴィティ | ピーター・フォーク | |
63 | 1994年1月10日 | 1998年10月16日 | 2009年6月27日 | 4時02分の銃声 Butterfly In Shades Of Grey |
ラジオパーソナリティ &政治アナリスト フィールディング・チェイス |
ウィリアム・シャトナー | 矢島正明 | モリー・ヘイガン ジャック・ローファー |
デニス・デューガン | ピーター・S・フィッシャー | |
64 | 1994年5月2日 | 1999年11月12日 | 2009年7月11日 | 死を呼ぶジグソー Undercover |
保険会社調査員 アーヴィング・クラッチ |
エド・ベグリー・Jr (特殊な回であるため、倒叙推理方式ではない) |
納谷六朗 | タイン・デイリー バート・ヤング シーラ・ダニーズ ハリソン・ペイジ |
ヴィンセント・マクヴィティ | ゲーリー・デイ 原作:エド・マクベイン | |
65 | 1995年5月8日 | 2000年3月31日 | 2009年7月18日 | 奇妙な助っ人 Strange Bedfellows |
牧場主 グラハム・マクヴェイ |
ジョージ・ウェント | 樋浦勉 | ロッド・スタイガー | ヴィンセント・マケヴィティ | ローレンス・ヴァイル | |
66 | 1997年5月15日 | 2001年4月13日 | 2009年7月25日 | 殺意の斬れ味 A Trace of Murder |
警察鑑識官 パトリック・キンズレー その愛人&実業家の妻 キャサリン・カルバート |
デヴィッド・ラッシュ シーラ・ダニーズ |
船越英一郎 藤田淑子 |
バリー・コービン レイ・バーク |
ヴィンセント・マケヴィティ | チャールス・キッズ | |
67 | 1998年10月8日 | 1999年9月23日 | 2009年8月8日 | 復讐を抱いて眠れ Ashes to Ashes |
葬儀社々長 エリック・プリンス |
パトリック・マクグーハン | 日本テレビ版:有川博 WOWOW版:山野史人 |
サリー・ケラーマン ルー・マクラナハン エディ・マクラーグ |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ハッチャー | |
68 | 2000年5月12日 | 2001年7月8日 | 2009年8月15日 | 奪われた旋律 Murder With Too Many Notes |
映画音楽作曲家 フィンドレー・クロフォード |
ビリー・コノリー | 日本テレビ版:佐々木勝彦 WOWOW版:堀勝之祐 |
チャールズ・シオッフィ チャド・ウィレット |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ケーヴァ パトリック・マクグーハン | |
69 | 2003年1月30日 | 2004年2月7日 | 2009年9月5日 | 殺意のナイトクラブ (日本テレビ版・Blu-ray Disc版の題名) 虚飾のオープニング・ナイト (WOWOW版の題名) Columbo Likes the Nightlife[20] |
ライブプロモーター ジャスティン・プライス その恋人&被害者の元妻 ヴァネッサ・ファロー |
マシュー・リス ジェニファー・スカイ |
WOWOW版: 佐久田修 斉藤恵理 Blu-ray Disc版: 香川照之 甲斐田裕子 |
ダグラス・ロバーツ | ジェフリー・ライナー | マイケル・アレイモ |
音楽
本編のBGMを担当した作曲家を記述。( )は担当エピソード番号(第14話はクレジットなし)。
- デイヴ・グルーシン (1)
- ビリー・ゴールデンバーグ (2,3,6,7,15,22,25) ※第7話でエミー賞にノミネート
- ギル・メレ (4,5,8,9)
- ディック・デ・ベネディクティス (10,12,13,16-21,23-26,29,39,61-68)
- オリヴァー・ネルソン (11)
- ベルナルド・セガール (27,28,30,31,33-38)
- ジェフ・アレギザンダー (32)
- ボブ・プリンス (40)
- パトリック・ウィリアムズ (41,43-45,47,48,50,55,60) ※第41話と第47話でエミー賞にノミネート
- ジョナサン・チューニック (42)
- ジョン・カカヴァス (46,49,57)
- デニス・ドレイス (51)
- デヴィッド・マイケル・フランク (52)
- リチャード・マーコウィッツ (53)
- ジェームズ・ディ・ パスカル (54,56)
- スティーヴ・ドーフ (58,59)
- ケン・ジョーダン (69)
- ジム・レイサム (69)
リリース
VHS・LD
旧シリーズは1990年代にCICビクター・ビデオ(現・パラマウント・ジャパン)からはVHSが、パイオニアLDC(現・ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)からはLDが発売された。日本語吹き替えに関しては、放送時にカットされたシーンは、LDでは原語・字幕で対応したが、VHSでは新たに追加吹き替えを収録した。後に発売されたDVD・Blu-rayでもこのVHSの追加吹き替えが収録されている。
DVD
商品名 | 収録話 | 発売日 | ||
---|---|---|---|---|
リージョン1(R1) (アメリカ合衆国など) |
リージョン2(R2) (西ヨーロッパなど) |
リージョン4(R4) (中央アメリカなど) | ||
The Complete First Season | 第1~9話 | 2004年9月7日 | 2004年9月13日 | 2004年12月3日 |
The Complete Second Season | 第10~17話 | 2005年3月8日 | 2005年7月18日 | 2005年7月13日 |
The Complete Third Season | 第18~25話 | 2005年8月9日 | 2005年11月14日 | 2006年7月20日 |
The Complete Fourth Season | 第26~31話 | 2006年3月14日 | 2006年9月18日 | 2006年9月19日 |
The Complete Fifth Season | 第32~37話 | 2006年6月27日 | 2007年2月12日 | 2007年 |
The Complete Sixth & Seventh Seasons | 第38~45話 | 2006年11月21日 | 2007年4月30日 | 2007年5月2日 |
The Complete Eighth Season (R2) | 第46~49話 | なし | 2008年3月31日 | なし |
The Complete Ninth Season (R2/R4) | 第50~55話 | なし | 2009年3月30日 | 2009年5月6日 |
The Tenth Season – Volume 1 (R2/R4) The Tenth Season – Volume 2 (R2/R4) |
第56~63話 第64~69話 |
なし | 2009年6月15日 2009年7月27日 |
2009年7月28日 2009年11月10日 |
The Mystery Movie Collection 1989(R1/R4) | 第46~50話 | 2007年4月24日 | なし | 2008年6月4日 |
The Mystery Movie Collection 1990 | 第51~56話 | 2009年2月3日 | なし | なし |
The Mystery Movie Collection 1991–1993 | 第57~62話 | 2011年2月8日 | なし | なし |
The Mystery Movie Collection 1994–2003 | 第63~69話 | 2012年1月10日 | なし | なし |
Columbo: The Complete Series | 第1~69話 | 2012年10月16日 | 2009年10月19日 | 未発売 |
発売元はユニバーサル・スタジオ・ホーム・エンターテイメント。 |
Blu-ray
日本では、2011年6月23日に死去したコロンボ役のピーター・フォークに追悼の意を込め、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンから2011年12月2日に全69話を収録したBlu-ray BOXが発売されることが決定した[21]。
映像は2009年に衛星ハイビジョンで放送されたHDリマスター版を使用し、存在する日本語吹替を全て収録している(『殺人処方箋』NHK版はラスト14分のみ)。また、衛星ハイビジョンでの放送に伴い収録された、新シリーズの欠落シーン追加吹き替えも収録されている。デイヴ・グルーシン、ビリー・ゴールデンバーグ、ギル・メレ、オリヴァー・ネルソン、パトリック・ウィリアムズなどがBGMを担当した回の内10作品にBGMや効果音のみを聞ける「音楽&SEトラック」が収録されている。その他に解説や追加吹き替えキャストを含めた吹き替えキャスト名などが掲載された「刑事コロンボ完全版ブックレット」が付属している。初回生産分には『殺人処方箋』NHK版日本語吹替収録に使われた台本の縮小復刻版が付属していた。
Blu-ray BOX発売に伴い、石田太郎版の吹き替えが存在していなかった第69話の新規収録が行われ、犯人役を俳優の香川照之が担当した[22]。
小説版
小説版については放映された番組から独自に書き起こしたもの、脚本から小説化したものなど形態は多々存在する。そのためストーリーやトリックなどに相違点がある場合がある。著者ウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンとして訳者名が記載されていてもそれは訳者(を名乗る者)による日本独自のノベライゼーションであり、元になった英語の小説というものは存在しない。リンクとレビンソンはプロデューサーとして名を出しているに過ぎない。
- 竹書房文庫
二見書房より新書版で発行されたものの復刻版。新書版は「愛情の計算」を除く旧シリーズ44話に加えオリジナル小説が出版されていた。
- 刑事コロンボ 殺人処方箋/Prescriotipn:Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:石上三登志 2006年11月30日発行 ISBN 9784812425244
- 刑事コロンボ 死者の身代金/Ransom For A Dead Man 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:三谷茉沙夫 2007年1月26日発行 ISBN 9784812425251
- 刑事コロンボ 構想の死角/Murder By The Book 著者:スティーヴン・ボチコ 訳者:石上三登志 2007年3月30日発行 ISBN 9784812425558
- 刑事コロンボ 指輪の爪あと/Death Lends A Hand 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:喜多村寿信 2007年5月25日発行 ISBN 9784812425565
- 二見書房文庫
- カリブ海殺人事件(旧題「謀殺のカルテ」映像版「華麗なる罠」)/Uneasy Lies The Crown 著者:スティーブン・ボチコ 訳者:野村光由 1988年6月25日発行 ISBN 9784576920221
- 没シナリオとして小説版が出版された後、新シリーズで映像化された。
- 忘れられた女/Forgotten Lady 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年7月30日発行 ISBN 9784576880723
- 自縛の紐/An Exercise In Fatality 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1988年8月25日発行 ISBN 9784576880914
- 死者のメッセージ/Try And Catch Me 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年10月25日発行 ISBN 9784576881119
- さらば提督/Last Salute To The Commodore 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年12月25日発行 ISBN 9784576881447
- 仮面の男/Identity Crisis 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:三谷茉沙夫 1989年1月25日発行 ISBN 9784576881614
- 権力の墓穴/A Frined In Deed 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1989年3月30日発行 ISBN 9784576890340
- 第三の終章/Publish Or Perish 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1989年7月25日発行 ISBN 9784576890883
- 懐かしき殺意/Old Fashoned Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1990年1月25日発行 ISBN 9784576891859
- 悪の温室/The Greenhouse Jungle 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1990年7月25日発行 ISBN 9784576900704
- 二つの顔/Double Shock 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1990年10月25日発行 ISBN 9784576901060
- 秒読みの殺人/Make Me A Perfect Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1991年1月25日発行 ISBN 9784576901565
- 殺しのマジック/Columbo Goes To The Guillotine 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大久保寛 1991年4月23日発行 ISBN 9784576910574
- 死の記念日/Grand Deceptions 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:白石朗 1991年8月26日発行 ISBN 9784576910802
- 狂ったシナリオ/Murder, Smoke And Shadows 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:河原畑寧 1991年10月23日発行 ISBN 9784576911304
- 消える女/Columbo Cries Wolf 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大崎航治 1992年3月24日発行 ISBN 9784576920221
- 影のアトリエ/Murder, A Self Portrait 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1992年6月29日発行 ISBN 9784576920986
- 5時30分の目撃者/A Deadly State Of Mind 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1992年11月25日発行 ISBN 9784576921501
- 夜の仮装/Sex And The Married Detective 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1993年3月30日発行 ISBN 9784576930459
- 策謀の結末 & 美食の報酬/The Conspirators & Murder Under Glass 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:河原畑寧 1993年12月25日発行 ISBN 9784576931654
- ロンドンの傘/Dagger Of The Mind 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1994年5月25日発行 ISBN 9784576940632
- 死のポートレート/Negative Raction 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1994年10月25日発行 ISBN 9784576941387
- 殺しの序曲/The Bye-Bye Sky High I.Q. Murder Case 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:円谷夏樹 2000年3月31日発行 ISBN 9784576005461
- 大当たりの死/Death Hits The Jackpot 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:朝松健 1994年2月14日発行 ISBN 9784576940274
- 殺人ゲーム/Columbo Goes To College 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小林恵・奥裕 1994年11月24日発行 ISBN 9784576941844
- 危険な声/Butterfly In Shades Of Grey 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:松尾未来 1995年3月24日発行 ISBN 9784576950525
- 最期の一服/Smokescreen 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1995年10月25日発行 ISBN 9784812425251
- 死者のギャンブル/A Bird In The Hand... 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1996年3月25日発行 ISBN 9784812425251
- 幻のダービー馬/Strange Bedfellows 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1996年10月25日発行 ISBN 9784576961439
- 奇妙な棺/It's All In The Game 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1997年4月2日発行 ISBN 9784576970370
- 探偵の条件/Columbo And The Muder Of A Rock Star 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1997年6月26日発行 ISBN 9784576970783
- 二つめの死体/A Trace Of Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1997年12月10日発行 ISBN 9784576971902
- 死の引受人/Ashes To Ashes 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大倉崇裕 2000年9月27日発行 ISBN 9784576006635
小説のみの作品
全て二見書房文庫。「殺人依頼」のみハードカバー。
- オリジナル小説邦訳版
- 13秒の罠/THE DEAN'S DEATH 著者:アルフレッド・ローレンス 訳者:三谷茉沙夫 1988年4月25日発行 ISBN 9784576880266
- 血文字の罠/THE HELTER SKELTER MURDERS 著者:W・リンク/R・レビンソン/ウイリアム・ハリントン 訳者:谷崎晃一 1999年12月9日発行 ISBN 9784576992075
- 人形の密室(1975年発行の「死のクリスマス」改題・改訳版)/ORIGINAL "COLUMBO" 著者:アルフレッド・ローレンス 訳者:小鷹信光 2001年2月28日発行 ISBN 9784576007595
- 硝子の塔/THW SECRET BLUEPRINT 著者:スタンリー・アレン 訳者:大妻裕一 2001年7月23日発行 ISBN 9784576010625
- 没シナリオ・シノプシスの小説化作品
- 歌う死体/THE LAST OF THE REDCOATS 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1995年3月24日発行 ISBN 9784576950525
- サーカス殺人事件/ROAR OF THE CROWD 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 2003年3月24日発行 ISBN 9784576022284
- オリジナル小説
- 殺人依頼/COLUMBO Match Play For Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 小鷹信光 1999年6月2日発行 ISBN 9784576991092
脚注
- ↑ http://www.lapdonline.org/join_the_team/content_basic_view/9127#Police%20Lieutenant
- ↑ http://www.lapdonline.org/assets/pdf/Org_Chart_021312.pdf
- ↑ http://blog-imgs-31.fc2.com/d/o/n/donboolacoo/ishot-1_20110702163641.jpg
- ↑ このエピソードでは、コロンボが犯人に対して怒鳴るシーンがあるが、これは日本語吹き替え版のみの演出である。ピーター自身は、同シーンでのセリフを「低音かつ抑え目のトーン」でしゃべっている。
- ↑ 『私が愛した"刑事コロンボ"』NHK衛星第2テレビジョン脚本家ウィリアム・リンクインタビューより
- ↑ 第4シーズン 第27話「逆転の構図」より。ある親切な婦人に「コートを変えるべき」と突っ込まれ、ほぼ新品のコートに交換させられるところだった。
- ↑ なお、最初に出演していた犬は、シリーズ途中で亡くなった為、途中からは初代に似た犬を起用している。
- ↑ 第52話では役名が無かったが、第65話ではブリンドル刑事という役名で登場した。
- ↑ 最初のシリーズで使用されていた車は、1978年の放送終了後にオハイオ州在住のオーナーに売却されていた。1988年のシリーズ再開時に、売却先のオーナーに買い戻しを提案したが受け入れられなかった為、撮影時にはそのオーナーから借用していた。また最初のシリーズでは、スタンドイン用の車両が数台準備されていた。
- ↑ 小池朝雄吹き替え版 失われた最終話発見 - 読売新聞 2010年5月28日
- ↑ ただし当初放映で存在していた部分であるのにもかかわらず、現行版では別の声優に替わっている部分も観察される。「祝砲の挽歌」の「コロンボが夜中、巡査に電話をかけるシーン」は、小池による吹き替えが存在した部分だが、民放での放送の際にカットされ、ソフト化された際には銀河による追加吹き替えとなった(巡査の吹き替えは国坂伸だが、このシーンは小野健一が担当した。この情報は、「AXNミステリー 刑事コロンボ徹底解説」のサイトで確認できる。このほか、「黒のエチュード(120分版)」、「秒読みの殺人」でも、小池による吹き替えが行われた場面があったにもかかわらず、銀河による追加吹き替えに差し替えられたシーンが存在する。原版の痛みに起因するとも考えられるが、真の理由は不明。
- ↑ 『別冊宝島 刑事コロンボ完全事件ファイル』
- ↑ テンプレート:Cite book動物文学者のテンプレート:要出典範囲が日ごろ口にしていた「カミさん」に着想を得たものという。
- ↑ 現在『コロンボ』のテーマとしてCDなどに収録されているものはカバーバージョン。
- ↑ なお、他のシリーズが映画枠で放送される際、NBCで放送された当時のフィルムを使用したためにこのテーマが少しだけ流れる場合もあった。
- ↑ UHFチャンネルにて。NHK総合では1972年12月31日に放送。
- ↑ 「華麗なる罠」の小説版タイトルは「カリブ海殺人事件」
- ↑ 「華麗なる罠」「影なき殺人者」「初夜に消えた花嫁」には監督として「アラン・J・レヴィ」がクレジットされているが、実はこれは、実際の監督が実名を出したくない場合にダミーとして使われる架空の存在である。上記3作の実際の監督が誰であったかは不明。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ この作品は、以下の通り日本では3つのヴァージョンが公開されており、邦題もふたつ存在する。
「殺意のナイトクラブ」日本テレビ放送版:2006年12月31日放送、日本語吹替なしで、字幕スーパーで日本語に対応。
「虚飾のオープニング・ナイト」WOWOW版:2004年3月21日放送、コロンボの吹替は銀河万丈。NHKでの再放送でも、この吹き替え版が使用されている。
「殺意のナイトクラブ」Blu-ray Disc版:2011年12月2日にジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンから Blu-ray BOX「刑事コロンボ 完全版」が発売されるにともなって製作された新版。コロンボの吹替を石田太郎、犯人ジャスティンとヴァネッサの吹替を香川照之と甲斐田裕子が担当した。これは、従来この作品のみが石田太郎の声のものが存在していなかったための措置であった。 - ↑ 【ピーター・フォーク追悼】さらばコロンボ!ブルーレイで永遠に!
- ↑ テンプレート:Cite web
参考文献
- 『刑事コロンボの秘密』 マーク・ダヴィッドジアク/岩井田雅行・あずまゆか訳、風雅書房 1995年
- 『刑事コロンボ レインコートの中のすべて』 角川書店、1999年:上記の改訂版 ISBN 404790001X
- 『別冊宝島 刑事コロンボ完全捜査記録』 町田暁雄監修、宝島社、2006年 ISBN 4796639276
- 『刑事コロンボ完全捜査記録』 宝島社文庫、2008年:上記の改訂版 ISBN 4796653813
- 『刑事コロンボDVDコレクション』 デアゴスティーニ・ジャパン、2007年10月~2009年6月
- 旧シリーズ1作をDVD1枚に収録し、解説本1冊をセットにしたシリーズ、全45巻構成。
関連項目
- ミステリー
- 古畑任三郎
- プジョー(劇中でコロンボがプジョー・403に乗っている)
- 小池朝雄
- 石田太郎
- 竹村岩男(内田康夫の小説の登場人物。「信濃のコロンボ」と呼ばれている)
- 加賀恭一郎シリーズ(加賀恭一郎は東野圭吾の小説の登場人物。「和製コロンボ」〈コミック内〉と呼ばれている)
- 福家警部補(大倉崇裕の小説の登場人物。)
- 刑事・野呂盆六
- 刑事コロンボの犯人
- ちびまる子ちゃん(作中で「別れのワイン」を最後まで見られなかったまる子が、丸尾君に結末を教えてもらう場面がある)
- 刑事ヨロシク(第9話サブタイトル「刑事コロンダ」は本作をもじっている)
- カックラキン大放送(「刑事ゴロンボ」-野口五郎が刑事役をつとめた)
- スネークマンショー(「刑事コロンダ」というコントがある)
- ミセス・コロンボ